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( ^ω^)百物語のようです2014( ω )
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内藤が後で聞いた話によると、あの山では平坦な道が続くと異界へ招かれる、
という都市伝説があるらしい。
そんなことを知ってるのはごく一部の人間だけだが、
内藤は晴れて都市伝説を体験したごく一部になったわけだ。
とにかく、内藤は急ぎ病院に向かうと、鬱田は帰らぬ人となっていた。
鬱田の両親はおいおいと泣き、内藤には申し訳ない旨を伝えるが、
逆に内藤は鬱田の両親に感謝を述べる。
( ^ω^)「鬱田がいなければ、僕もここにはいませんでしたお」
内藤は思った。
鬱田はバイクをよくイジるのが趣味だったことを。
そして、後からではあるが鬱田の家に訪れた際に、
車庫に見えたバイクで確信した。
あのすれ違った大型バイクは、間違いなく鬱田のものだったことを。
そして内藤は、バイクとのすれ違いざまに、
こちらに向けて手を上げていたのを見逃さなかった。
顔はフルフェイスのヘルメットで覆われて見えなかったが、
あれは間違いなく鬱田であると、内藤は思い、涙をこぼした。
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