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( ゚∀゚ )ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
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なんとなく僕がそう思っていたのは、ひどく憤慨したように時たま昔の愚痴を吐く母の瞳に、
自分を放っぽり出した事への恨みが根ざした様子など、幼心にはみじんも感じ取る事が出来なかったからだ。
最期は、祖父と祖母の二人共が重い病に倒れた。
血のりを口元に固まらせ、ショッキングなほどにやつれてしまった祖母に、病院側は孫の面会を拒んだそうだ。
その時の僕が、メガネを曇らせて母が泣いている意味も理解できないような年頃だったからであろう。
今にしてみれば、その時のお医者先生が恨めしくも思う。
そういえば、少し小金が入った時には母は必ずあれを買ってきていた。
ろくに線香もあげない祖母と祖父の仏壇に、狭苦しく仏具の隙間に詰め込むようにして、それを置くのだ。
「すあま」というお菓子だ。
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