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Ammo→Re!!のようです
39
:
名も無きAAのようです
:2013/05/26(日) 20:18:36 ID:cwrc78lw0
狂人かどうかは不明だが、人殺しに加担したのは間違いなさそうだ。
ドレスに付着した返り血は赤黒く、すでに酸化が進んでいる。
背負った棺桶の大きさはBクラス。
棺桶の力に頼らずとも人を殺せる人間であることが、この視覚情報から推測できる。
対して、子供を容赦なく蹴っている男が背負うのは、Cクラス。
その男に関しては、完全に顔が隠れているために人相が分からない。
筋骨隆々とした姿で、その足は丸太のように太い。
あの太さなら、大人でも蹴り殺せる。
しかし分からないこともある。
子供がここにいる理由。
そして、子供をあそこまで徹底して痛めつける理由。
男だけが攻撃し、それを見ている女のつまらなそうな表情の、その理由。
蹴り上げるような一撃を食らった子供が、その衝撃で一瞬だけ顔を上げた。
(∪;ω;)
(;=゚д゚)「な?」
(;,,゚Д゚)「に?」
それは、黒髪垂れ目の耳付きの少年だった。
そして、少年は蹲っていたのではないことも分かった。
彼の胸の下には、一人の少女がいたのだ。
彼は己の身を楯にして、一人の少女を守っていたのだ。
涙で顔を汚し、口の端から血を流し、それでも、その瞳には輝きが残されていた。
意地の輝き。
決意の輝き。
命の輝き。
少年は、あれだけの暴行を受けていながら、何故、折れない。
何故、挫けない。
何故、諦めない。
何故、逃げない。
皆目見当もつかない。
しかしそれが事実。
それが現実なのだ。
(∪;ω;)「ミセリ、こんなの……こんなの……
こんなの……ぜんぜんいたくないから!!」
.
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