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Ammo→Re!!のようです

220名も無きAAのようです:2013/10/27(日) 20:56:53 ID:bxfQ0Rt.0
それは、若い女の声だった。
スリーピースの最も外側、市街地から最も離れたピク支部には多くの資材が保管されている。
自家発電装置は勿論、仮設住宅を設置するための機材もある。
ブランケット支部に資材が届けば、街の主要部以外にも救援に駆けつけることが出来る。

ピク支部の司令官の早急な対応には驚きを隠せない。
しかし、機材の置場があるかどうかは兵站庫の管理をしている人間に聞くしかない。
更に、本隊に連絡を取って今機材を必要としている地域を把握しなければならなかった。
場所によっては、直接現場に届けた方が速い場合があるからだ。

</'゚l'゚)「ありがたいが、とにかくハイビームを止めてくれ!!
    今確認するから、待っててくれ!!」

(<:: ゚ー゚::>)「これは失礼しました!!」

女が運転席に向けて手で指示を出すと、強烈な閃光を放っていたライトが消え、残光が瞼の奥に映る。
何度か瞬きをして、焼き付いた光を消し去る。
声が聞き取りづらいのか、女は二人に近づく。
グレーのレインコートの胸元には、所属を示すIDカードがぶら下がっている。

名は、アレックス・バーバーリ。
階級は二等兵だった。
ジェイソンはインカムに向かって確認の連絡を取ろうとするが、砂嵐だらけで無線が機能していない。
嵐の影響で無線がいかれたのか。

</'゚l'゚)「駄目だ、通じない」

</`゚l`゚)「……こっちもだ」

二機同時に壊れることなど有り得るのだろうか。
防水仕様で、海水に三時間浸しても壊れない物なのだ。
同時に壊れることは考えにくかった。
となれば、原因として在り得るのは電波障害か。

(<:: ゚ー゚::>)「どうしますか?!」

指示を待たずに独断、出来るだけ救援が被らないように指示するしかない。
ジェイソンは頭の中の地図を使い、救援が必要とされている場所を考えた。

</'゚l'゚)「では、ジョック通りの噴水前で本部を設置してくれ!!」

全ての基地から最も離れた場所にあるジョック通りなら、指示にミスは起らないはずだ。

(<:: ゚ー゚::>)「いえ、こちらに置くべきです!!」

</'゚l'゚)「何故だ?!」

(<:: ゚ー゚::>)「ジョック通りにはもう二台向かっております!!」


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