したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

Ammo→Re!!のようです

131名も無きAAのようです:2013/08/20(火) 22:03:38 ID:S.muFcjM0
「お楽しみのところ申し訳ないが」

会話に割って入ってきたのは、それまで様子を窺っていたあの警官だった。
机の上に厭味ったらしくバッジを投げて置いてきたので、デレシアはそれを丁寧に払い落とした。

「この……!!」

ζ(゚、゚*ζ「申し訳ないのなら、後にしなさい」

バッジを拾い上げ、警官はそれをデレシア達に向けながら言った。

「今朝、このホテルのすぐ近くで水死体が発見された。
それについて何か情報を知っていたら、教えていただきたい」

デレシアが警官の顔も見ずに出したのは、テ・ジヴェの乗車券だった。
打刻された時間は、彼女達がこの街に来てまだ半日となってないことを示している。

「そんなものはどうでもいい。
知っているのか、知らないのか、それを教えてもらいたい」

ζ(゚、゚*ζ「知らないわ」

「やれやれ」

その時、新たな人物がデレシア達の席に近づいてきていた。
ショートカットにした白髪、鳶色の瞳をした、ゆったりとしたベージュ色の服を着る身長六フィートほどの初老の女性――の変装をした男性だ。
声や仕草、果ては雰囲気までもかなり巧みに誤魔化しているが、体重のかけかたと匂いで分かる。

「まったく、見てられないね、君の捜査は」

「なんだ、お前は……って、男?!」

変装した男性はまずかつらを取り、次いで顎の下に手を入れ、マスクを取った。
禿頭の男の顔には深い皺と傷が幾つも刻まれ、垂れ下がった眉の下にある老犬のように静かな目が、一瞬だけデレシア達に向けられた。

(´・ω・`)「情報収集はもっと丁寧に、そして誠意をもってやらんといけないな、坊主」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  Y ノ  ノ⌒ヽ          '';;;;;;;;;;;_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
  .|  、     l     ,     '';;;;;;;;;`Tー- ,,,_;;;;;;;;;)
   ',  ',   i'´     /      '';;;;;;;;;;;;> リ´;;;;;lく
   ヽ  `ヽ )     l        '';;;;;;;‐''´;;;;;i;;;;;;;;;;',
      \        ',       ,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;', ',
      ー,          )     ,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;__;;;;;;;;;;;;',l

               ‥…━━ August 4th AM10:07 ━━…‥

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板