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Ammo→Re!!のようです
119
:
名も無きAAのようです
:2013/08/20(火) 21:48:08 ID:S.muFcjM0
空気の抜けるような音と共に、列車の扉が開く。
まとまって降りてきた二十名弱の男女は、皆、似たような恰好をしていた。
日焼けした肌、海水で色が抜けた茶色の髪。
金属がぶつかり合う音のするボストンバックに、マリンシューズ。
海底に沈んだニクラメンに向かい、金品や貴重品を引き上げるトレジャーハンターだ。
身に付けた装飾品、もしくは服には彼らがトレジャーハンターギルド(※注釈:企業よりも規模の小さな集団)に所属することを示す、独自のロゴが描かれていた。
錨とサメをあしらったロゴは、彼らがトレジャーハンターの中でも世界第三位の規模を持つギルド、“マリナーズ”に所属していることを意味している。
それに続いて、マリナーズと同じ格好をした十人ほどの男達が降りてきた。
案の定、服にはギルドのロゴがあった。
それまで寝ていたのか、続々と人が列車から降りてくる。
フリーランスのトレジャーハンターやギルド、彼らを狙った売春婦の一団までいた。
先に乗車していたヒートとブーンが、デレシアの方を不思議そうに見る。
ニクラメンに向かった人間達に対する興味を失い、デレシアも乗車した。
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撮影・演出・音響・衣装・演技指導・編集【ID:KrI9Lnn70】
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ひんやりとした列車内は、驚くほど空いていた。
三人が乗り込んだのは三号車だったが、誰も座っていない。
一駅先のポートエレンまでは、十分弱の列車旅となる。
短い間だが、楽しませてもらうとしよう。
テ・ジヴェの座席は全て、机を挟んだ対面型の四人席。
一車両に十四セットあり、合計で五十六人が乗ることが出来る。
それが今は、三人の貸切状態だ。
これで、周囲を気にすることなく電車旅が出来る。
入り口に最も近い席を選び、ブーンを窓際に座らせ、ヒートが通路側に座った。
ブーンと向かい合う形で座り、デレシアは途中まで降ろされていた窓を全開にした。
若干くぐもった車内の匂いと空気は、ブーンの鼻には厳しい物がある。
直ぐに涼風が車内の空気と入れ替わり始めた。
一瞬だけ車両が揺れると、テ・ジヴェはゆっくりと発車した。
(*∪´ω`)「すずしい……です」
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