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( ^ω^)は旅行にいくようです

1名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:24:31 ID:ltZ.mK420
祭り作品では無いけど、投下させてもらいます。

2名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:28:25 ID:ltZ.mK420
俳優。AAに生まれた者なら誰もが一度、夢に見る職業。
ブーン系に出演し、色んなAAに憧れられて……。
子供の時からの夢だった。僕は絶対、俳優になるんだ……。

『只今、一件の伝言をお預かりしております。新しい伝言、一件目、今日の……』

J( 'ー`)し『ブーン、久しぶり……カーチャンだよ。俳優さんの練習、頑張ってますか?』

J( 'ー`)し『カーチャンはいつもブーンの事、応援しているからね。体調に気を付けて頑張るんだよ……』

『只今の伝言を保存する場合は、数字の、一、を。削除する場合は、数字の、九、を……』

ソファーに座り、留守番電話の録音を聞く。
そういえば、カーチャンの声を聞いたの、久しぶりだったな……。携帯電話の、一のボタンを押し、酒を呷る。
高校を卒業してすぐに一人暮らしをして、六年経った。アルバイトで生計を立て、休みの日は全て、レッスンに費やした。でも……。

( ^ω^)「カーチャン。ブーンはまだ俳優になれてないんだお……」

もう何回オーディションを受けたか覚えていない。どれだけ必死に演技をしても、届かないのだ。
会場で選ばれて喜んでるAAを見ると、心が痛かった。合格者の中には僕と同じ、ブーン一族のAAも沢山いた。
演技力で負けているつもりは無いが、彼らは僕と比べると遥かに、腕が長いのだ。
腕を広げた時の迫力が全然違う。僕も、あんな腕に生まれたかった。

( ;ω; )「なんでブーンは腕が短いんだお? なんで……」

泣きじゃくるブーン。しばらくして泣き疲れたのか、そのまま眠ってしまった。

3名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:30:03 ID:8B67gMbw0
シリアスかな?
支援

4名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:31:26 ID:ltZ.mK420
朝の日差しを浴びて、目が覚めた。頭が痛い……昨日は呑み過ぎたな。
今日と明日は休みなので、暫くしたら、演技の練習をしよう。

( ^ω^)「喉がカラカラだお……いつもの奴、飲むかお」

まず、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り、一気に飲む。次に缶コーヒーを取り、ゆっくりと飲む。
アルコールの臭いと、頭痛が和らいでいく。アルバイト先の先輩だった、モララーさんからの教えだ。
飲むのはコーヒーだけでいいのだが、二日酔いの時にいきなり飲める物では無い。だから、先に水を飲んで少し楽になる必要があるのだ。

( ^ω^)「ちょっとは落ち着いたお」

吐き気などは完全に消えた。モララーさんに感謝しないとな……。
モララーさんは今、俳優として活躍している。オーディションに合格したと聞いた時は本当に驚いた。
同じ夢を持ち、同じ職場で働いていた人が夢を叶えた事は、自分の事の様に嬉しかった。

( ^ω^)「僕もモララーさんみたいに……お?」

携帯電話の着信音が鳴り響く。画面を見て、慌てて電話に出る。

( ・∀・)『おう、起きてたか』

( ^ω^)『モララーさん! 久しぶりですお! どうしたんですかお?』

( ・∀・)『お前、今日はなんか予定あるのか?』

( ^ω^)『今日はこれから演技の練習をしようと……』

( ・∀・)『相変わらず熱心だな。ブーン、今から俺ん家に来れるか?』

(*^ω^)『すぐに行きますお!』

5名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:34:06 ID:ltZ.mK420
ブーンは身支度をして、モララーの家に向かう。
歩いて十分程で着く距離なのだが、両手を広げて走って行ったので五分程で着いてしまった。

( ^ω^)「モララーさーん、ブーンだお!」

扉が開いて、モララーさんが出てきた。靴が二足……他に誰か来ているのだろうか?

(;・∀・)「お前、随分早かったな……てか、昨日呑んだか? 顔が少しむくんでるぞ」

(;^ω^)「最近、酒ばっかり呑んでますお」

( ・∀・)「ストレス溜まってんじゃねーの? まあいい、とりあえず上がれよ」

モララーさんに促され、中に入る。
部屋に入ると、見た事の無い人がいた。やはり、お客さんが来ていたみたいだ。

( ´∀`)「はじめまして。君がブーン君モナね?」

( ^ω^)「ですお。貴方は……」

( ´∀`)「モナーです。モララーとは昔からの友人モナ。今日はブーン君も一緒に?」

(;^ω^)「お? 何処かに、出かけるんですかお?」

モララーさんに演技の指導をしてもらうつもりだったけど……話が掴めないので、聞いてみよう。

6名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:36:30 ID:ltZ.mK420
( ・∀・)「ハハハ、ちゃんと説明しないで悪かったな。休みが入ったから旅行にでも行こうと思って……ブーン、お前もこい」

(;^ω^)「え? でも、ブーンは演技の練習を……」

( ・∀・)「お前、仕事と演技の練習ばっかでストレス貯まんねーの?たまにはゆっくりして……」

( ・∀・)「心に余裕を持て。俳優になりたいんだろ……?」

モララーさんの言葉が胸に響く。

( ・∀・)「俳優ってのは心を表現して、人のそれをも揺さぶる仕事だ」

( ・∀・)「確かに練習も大事だ。だが、一番大事なのは心。それを大事にしねーと……分かるな?」

モララーさんの言う通りだ。今の自分は、心に余裕が無い。
仕事をして、演技の練習をして、ストレスは全て酒で解消……このままじゃ駄目だ。
何より、モララーさんは夢を叶えたのだ。そのアドバイスが間違っている訳が無い。

( ^ω^)「ブーンも行きますお! 場所は何処ですかお?」

( ・∀・)「エーエー地方の、モナー板。俺の故郷だ」

( ^ω^)「いろんなAAがいる所ですおね? 楽しみですお! 早速、荷物を取ってきますお!」

( ・∀・)「おう。車で迎えに行くから、荷物まとめたら家の前で待っとけよ」

( ^ω^)「分かりましたお!」

モララーさんにお礼をいい、荷物をまとめに自分の家に向かう。楽しい旅行になりそうだ。

7名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:38:21 ID:ltZ.mK420
鞄を持ち、家から出ると外国の高級車が、目の前に止まっていた。
運転席のモララーさんが親指で後ろを指しているので、トランクに荷物を詰め込み、後部座席に乗り込む。

(*^ω^)「凄い車ですお!!」

( ・∀・)「4chから輸入したんだ。三ヶ月前に出演した作品が纏められたから、その金で、な」

(*^ω^)「モララーは虐殺が好きなようです。おね? ブーンも見ましたお!」

纏められる作品に出演するには、相当な演技力が必要だ。
モララーさんはデビューしてまだ、一年しか経っていないのだが、世間の評価は非常に高い。
情け容赦の無い悪を演じさせたら、右に出る者無し、とまで言われているのだ。

( ´∀`)「僕も見たモナよ。救いの無い話だけど、最高に面白かったモナ」

( ^ω^)「好きにしていいから、命だけは助けて下さい……」

( * ´∀`)「渡辺さんが服を脱いで命乞いをするシーン、モナね! あそこが一番興奮したモナ!」

(*^ω^)「ブーンもですお! モナーさんとは気が合いそうですお!」

(;・∀・)(皆、そこが好きなんだよなぁ……渡辺さんが居なかったらこの車、買えなかったかもな……)

車を走らせる事、二時間。辺りの景色はザツダン2地方では見られない、自然が広がっていた。

( ^ω^)「凄い……こんな景色、初めて見ましたお!」

美しい……。都会で生まれ育ったから、こんな景色は見た事が無い。
特に凄いのが山だ。あんなに綺麗な山がこの世に有るなんて……。

8名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:41:07 ID:ltZ.mK420
( ^ω^)「モナーさん、あの山に行った事はありますかお?」

( ´∀`)「子供の時はよく、あの山でモララーと遊んでいたモナよ。鬼ごっこに隠れんぼ。レースなんかも出来るモナよ」

( ^ω^)「レース? 駆けっこの事ですかお?」

( ´∀`)「いや、走るのは僕達じゃないモナよ。気になるなら着いた後、行ってみるモナ?」

( ^ω^)「是非、行きたいですお!」

( ・∀・)「屍山に行くのか? なら、俺の実家で飯食ってからにしようぜ」

( ^ω^)「ありがとうございます、お……?」

屍山? あんなに綺麗な山なのに、随分と物騒な名前だな……。
まあ、ブラクラ山や、蓮コラ山という物まであるくらいだ。
山とは、そういう名前が付くのが当たり前なのだろう。

( ・∀・)「そろそろ俺の実家に着くけど、モナーはどうする?」

( ´∀`)「ここで降りるモナ。荷物を取ってからモララーの家に行くモナ」

あの山に行くのも久しぶりだ……今日は、何を持って行こうか。考えただけで、興奮する。

9名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:44:12 ID:ltZ.mK420
一軒家の庭に、車を止める。モララーさんの実家に着いたようだ。

( ^ω^)「運転、お疲れ様ですお! でっかい家ですお!」

( ・∀・)「田舎だから、土地が安くてな……どこの家も、こんなもんだぞ」

モララーさんの実家に入る。長い廊下を渡り、居間に入ると、モララーさんにそっくりな女性が居た。

( ・∀・)「母さん、ただいま」

川 ・∀・)「お帰りなさい、早かったわね。そちらの方は?」

( ^ω^)「ブーンですお! ザツダン2地方に住んでて、モララーさんには、いつもお世話になっていますお!」

川 ・∀・)「そうでしたか……モララーの母です。よろしくお願い致しますね」

( ^ω^)「よろしくお願いしますお!」

( ・∀・)「母さん、料理したいんだけど、食材ある?」

川 ・∀・)「あるけど、せっかく家に帰って来たんだから、私が作るわ。あなたが使ってた部屋で待っててなさい」

( ・∀・)「ありがとう。ブーン、俺の使ってた部屋に行くか」

( ^ω^)「分かりましたお!お母さん、ありがとうございますお!」

居間を出て階段を上がり、モララーさんが使ってた部屋に入る。
机やテレビはそのまま置いてあったが、部屋自体はとても綺麗だ。

10名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:46:44 ID:r1PDXLK.O
ブーン一族とは口がωなのかな

11名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:49:34 ID:ulBgMoLY0
( ・∀・)「母さん、部屋をそのままにしてくれてたんだな」

( ^ω^)「優しいお母さんですお!」

( ・∀・)「優しいけど、怒ると怖いぞー。悪さした時は、よくボコボコにされてな……」

(;^ω^)「まじですかお? 想像できませんお……」

( ・∀・)「挽肉にされそうになった事もあったな……」

(;^ω^)「挽肉ってw死んじゃいますおw」

その後もモララーさんの昔話を聞いたが、どれも面白かった。
ここはいい所だ。
旅行に来たばっかりだけどもう、心が癒えていく様な感じがする。

川  ∀ )

今日は息子も帰ってきたし、都会からお友達も連れてきてくれたから、いい物を食べさせてあげなきゃね。
息子が帰って来た時の為に、鮮度を落とさない様に保存していた肉を使いましょう。
あの子はこれが大好きだったけど、ブーン君のお口に合うかしら?大丈夫、きっと美味しいって言ってくれるはずよ。

川  ∀ )「鉈は何処に……?」

そうだ……この前使って、裏庭に置きっぱなしだったんだわ。
息子が帰って来る時は、モナー君も来るはずだから、少し多めに作らなきゃ。
三人共、待っててね。最高のご馳走を作ってあげるから。

12名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:53:28 ID:IXuoSLVs0
( ^ω^)「なんか、いい匂いがしてきましたお!」

( ・∀・)「おお、この匂いは俺の好きだった肉料理だ!」

(*^ω^)「肉料理!? 楽しみですお!」

( ´∀`)「二人共、お待たせモナー」

モナーが料理を持って部屋に入ってきた。いつの間に来てたんだ?

( ・∀・)「あれ? 来てたんなら上がってくりゃ良かったのに」

( ´∀`)「居間に居ると思って入ったらお母さんが料理してたんで、手伝ってたモナ。
いやー、食材が思った以上に暴れたから、疲れたモナよ……」

( ・∀・)「なんだよ、言えば手伝ったのに」

(;^ω^)(食材が暴れた?なんの事だお?)

生きていた食材を、シメてから料理したのだろうか?モララーさんが怖いと言っていたが、少し納得した。

( ・∀・)「まあいいや、食おうぜ」

( ´∀`)「いただきますモナ」

( ^ω^)「いただきますお!」

13名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:55:52 ID:IXuoSLVs0
皿の上には40cm程の肉が切り開かれ、中には小さい肉が入ってる。
外側は固くて味も不味いとの事なので、中の肉を食べると柔らかく、肉汁も大量に出て最高に美味しい。
三人で、あっという間に平らげてしまった。

( ^ω^)「美味しかったですお! なんて言う料理なんですかお?」

( ・∀・)「ベビ焼きだ。この辺でしか食えないぞ」

( ^ω^)「ビップでは工場で大量生産された●ばっかり食べてるから、感動しましたお!」

( ・∀・)「●か。栄養は考えてあるし、安価なんだけど味が殆ど無いからな、あれ」

( ´∀`)「美味しかったモナ。さて、少し休んだら屍山にいくモナよ」

( ・∀・)「そうだな。所で、何を取りに行ってたんだ?」

( ´∀`)「見てみるモナか?」

モナーがカバンの中身を広げる。鉈にガスバーナー、巨大な注射器に謎の薬品。
どれも懐かしいが、この薬品はなんだったっけか?
まあ、行けば思い出すだろう。ん? モナーの奴、肝心な物を忘れてるようだな。

( ・∀・)「おい。ロープが入ってないぞ」

(;´∀`)「あちゃー、うっかりしてたモナ。久しぶりとはいえ、あんなに大事な物を……」

( ・∀・)「家にあるだろ。ちょっと探してくる」

(;^ω^)(…………)

そう言うと、モララーさんは部屋を出ていった。
なんだこの荷物は? こんな物を持って、何をするつもりなんだ?

14名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 00:58:45 ID:IXuoSLVs0
(;^ω^)(なんか、とんでもない事になってる気がするお……)

モナーさんに聞いてみようとしたが、何かを考えては、笑いを押し殺してるので聞くのをやめた。
二人はここで、どんな生き方をしていたのだろう?

( ・∀・)「お待たせ。あったぞ」

( ´∀`)「十本か……これだけあれば、ひとまず安心モナね」

どうしよう。だが、行きたいと言ったのは僕だ。今更断る訳にもいかない。
それに……、二人がこれを使って何をするのか、少しだけ興味が有る。見てみたい。
二人でこんなに準備をしてくれているんだ。きっと、楽しい事に違いない。

( ^ω^)「他に必要な物はありますかお?」

( ´∀`)「うーん……。とりあえず、必要な物は揃ってるモナ。けど、ブーン君の持ってきた荷物も一応、見てみたいモナ」

モナーさんに言われ、自分の持ってきた荷物を出す。
服に下着。夜になったら一杯やろうかと持ってきた、グラスと蒸留酒のボトル。
これくらいだ。恐らく、役に立つ物は無いだろう。

( ´∀`)「ん? そのお酒……度数はどれくらいモナ?」

( ^ω^)「確か、80度くらいはありましたお」

モナーさんとモララーさんは何かを想像して、笑っている。向こうで一杯やるつもりなのだろうか?

15名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 01:03:07 ID:IXuoSLVs0
( ´∀`)「それも持っていくモナ。きっと、役に立つモナよ」

( ^ω^)「じゃあ、あと二つグラスが必要ですおね」

( ´∀`)「いや、グラスは必要無いモナ。こんなもんで、出発するモナ」

( ・∀・)「そうだな。蒸留酒で思い出したから、後は灯油だけ持って行くか」

( ^ω^)「わかりましたお……」

グラスは要らないが、酒は持っていくのか。ラッパ飲み出来る様な物では無いが……
考えてもしょうがない……行こう、屍山に。

( ・∀・)「行ってくるよ、母さん」

川 ・∀・)「暗くなる前には、帰って来てね」

(;・∀・)「いや、もう大人なんだからさ……まあ、あまり遅くならないようにするよ」

母さんに見送ってもらい、家を出る。
ブーンの奴、最初は驚いてたが、興味が湧いてきて、必要な物まで聞いてきた。
想像通りだ。この旅行は、お前にとって、忘れられない思い出になるだろう。

16名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 01:05:54 ID:IXuoSLVs0
( ・∀・)「懐かしいな。よくこの道を歩いて山まで登ったもんだ」

( ´∀`)「この辺に毎日いた、物売りのおっちゃん、いなくなってるモナ」

( ・∀・)「もういい年だろ。腰、曲がっちゃってんじゃねーの?」

( ^ω^)「路上で物売りですかお? それって……」

( ・∀・)「ビップ板では、ローカルルールで禁止されているよな?モナー板ではOKなんだよ、路上販売」

( ^ω^)「初めて知りましたお……」

板を跨げばルールはガラリと変わる。ここには、ここのルールが有るのだろう。
暫く歩くと路上で物売りをしているおじさんがいた。
モナーさんとモララーさんは、そのおじさんをみて驚いている。

(´曲` )「おお、チビ助ども! こりゃ懐かしいな!」

(;´∀`)「おっちゃん、まだ現役だったモナ!?」

(;・∀・)「全然老けてない……。おっちゃん、妖怪なんじゃねーか?」

(´曲` )「何を言うか、ワシは立派なAA……!?」

( ^ω^)「どうかしましたかお?」

物売りのおじさんは僕の顔をみて驚いている。僕が、見た事のないAAだからだろうか?

17名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 01:09:34 ID:IXuoSLVs0
(´曲`;)「あ、すまんすまん……昔この辺でふらっしゅ? とかいう奴の撮影をやった事があってな……」

(´曲`;)「わしも、眼鏡屋の役で特別に出してもらったんだがの。その時にいたAAと、そっくりだったもんで……」

( ^ω^)「あ! 八頭身さんにサングラスを売ってたおじさんだお!僕は、あのflashに出てたブーンでは無いんですお」

(´曲` )「そうか……驚かせてすまんかったのう」

僕の顔を見て、知り合いと勘違いしたのか。
しかし、こんなとこに有名人がいるとは……。
モナー板は、俳優の名産地なのかも知れない。

( ・∀・)「じゃあ、俺らはこれから屍山に行くから。おっちゃん、またな」

( ´∀`)「今日は準備万端だから、明日会ったら何か買うモナ」

( ^ω^)「また今度会ったら、ブーンも何か買ってくお!」

(´曲` )「屍山か……気を付けていくんじゃぞ!」

おじさんと別れ、屍山を目指す。後、十分程で着くようだ。

(´曲` )(さっきの子は間違い無く、ブーンだったのう……)

殆どが、ザツダン2のビップに生息している希少種だ。
その道のAAに売り飛ばせば、50000000モリタポは下らん。
チビ助ども……あの子をどうするつもりじゃ?

18名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 01:12:09 ID:IXuoSLVs0
モララーさんに案内してもらい、遂に屍山の麓にたどり着いた。
見上げると、ひたすら広がる草原が美しく揺れている。
中腹の方まで行くと、公園や川も有るそうだ。

( ^ω^)「綺麗な山だお……」

( ・∀・)「んじゃ、さっそく登るか」

( ´∀`)「早く……したいモナ」

モララーさんが先頭を行き、道案内を務める。
僕はその後ろに立ち、モララーさんについて行く。

( ^ω^)「今日はどの辺まで登るんですかお?」

( ・∀・)「とりあえず、中腹に有るマターリ公園まで行くぞ」

( ´∀`)「マターリ公園か……楽しみモナ」

この登山がブーンの運命を変えるとは、夢にも思っていないだろう。
麓にあった看板を読んでいれば、彼はこの様な……

【外部リンク。この先、アブノーマルネタ専門モナー板。ローカルルールが変わりますので、注意して下さい。】

19名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 01:15:11 ID:vizZ4Uac0
おい、不穏
しえん

20 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/06(月) 01:17:59 ID:P4DQ9H2I0
第一話の投下は終わりです。IDがコロコロ変わってたんで一応、酉を付けときます。


>>10
この世界では同じAAが、沢山います。
物売りのおじさんもブーンを見た事はありますが、今回の主人公であるブーンとは面識がありません。

21名も無きAAのようです:2013/05/06(月) 09:02:43 ID:16HzhTHoO

虐wktk

22 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:13:16 ID:0uP6pgJs0
第二話を投下します。今回からグロテスクな表現が有ります。

23 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:17:08 ID:0uP6pgJs0
痛い……痛い! お願いです、助けて下さい!

「何で、お前みたいな糞虫を助けなきゃいけないんだモナ?」

そんな。ただ生きているだけなのに、どうして……。

「うるせー、糞虫! 次は、目を潰してやるからな!」

悪魔が指を僕の目に近づけてくる。痛い!痛い!痛い!……痛いよ。目が……僕の目があぁぁぁぁぁ!

「目玉、頂きモナーw」

「おら、今日の晩飯だぞ! 有り難く頂けよ!」

口の中に、何かを突っ込まれる。暖かくて、ドロドロして、生臭い。

「自分の目玉の味は、いかがモナ?」

「うわ……、飲み込んだよ、こいつ。何でも食うって聞いたけど、マジだったんだなw」

誰か、助けて……死にたくないよ。

(,,;メД゚)「ウワァァァァ!」

(,,;メД゚)「ハァ、ハァ…………夢、か……」

子供の時の夢を見た。悪魔がやってきて、家族も友達もみんな殺された、あの時の記憶だ。
悪魔は最後に俺を殺そうとしたが、隙を見て腕に噛み付き、必死に逃げた。

24 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:20:14 ID:0uP6pgJs0
生まれ育った山を捨てて逃げようとしたが、山の周りは悪魔共の巣窟だった。
麓には、見張りの連中もいた。逃げ場は、無かった。
その後は、山で怯えながら暮らしていたが、転機が訪れた。

快楽目的で虐殺を繰り返すAAが、段々と減っていったのだ。悪魔の住みか、モナー板の過疎。
モナー板の若いAAは刺激を求め、都会に流れていった。
今でも快楽目当ての虐殺を行なう者はいるが、その数は非常に少ない。山に、平和が訪れた。

(,,メД゚)「さて、今日も頑張りますか」

俺は今、この山でAA達の面倒を見ている。
みんなの役割を決めて食料を取ったり、家などを建てている。
食料もだいぶ集まってきたので今日は、マターリ公園でバーベキューをする予定だ。
美味しい野菜を沢山食べて、踊りを教えてあげて……みんなの喜ぶ顔が、目に浮かんできた。

( ^ω^)「二人共、大丈夫ですかお?」

三人で屍山を登り始めて一時間。
ブーンは山を登ったのは初めてだが、その歩みは軽い。
対して、モナーとモララーは少し息を切らしている。

25 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:22:57 ID:0uP6pgJs0
(;´∀`)「久しぶりに登ると、疲れるモナね……」

(;・∀・)「だな……ブーン。悪いけど、先に行っててくんねーか?
このまま歩いて行けば、マターリ公園だ。すぐに後を追うからよ」

( ^ω^)「分かりましたお!」

ブーンは一人、マターリ公園に向かって駆け出していく。単純な奴だ。

( ´∀`)「ハイエナを炙り出すモナ? モナ達が近くにいたら、警戒されるモナからね」

( ・∀・)「ああ、そうだ。おっちゃんに、ブーンと一緒にいるのを見られたからな。
色んな奴に言いふらしてる可能性が有る。ブーンを狙う奴が来たら、殺るぞ」

( ´∀`)「おっちゃんに、屍山に行くって言った時はびっくりしたけど……。
ハイエナを一箇所に集めて、皆殺しにするためモナね」

( ・∀・)「ここは、AAを殺しても罪に問われないからな。
ハイエナを皆殺しにして、ブーンを山頂に追い込む。そこで、取り引きをする予定だ」

( ´∀`)「チンケな過疎板の最果て……。一番安全な場所モナね」

( ・∀・)「他の奴に見られたくないからな。よし、ブーンを見失わない程度に後を追うぞ」

26 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:25:21 ID:0uP6pgJs0
モララーさんの言った通りに進んでいくと、広い公園が見えてきた。
看板には、マターリ公園と記されている。
どうやら無事、目的地にたどり着けたみたいだ。

( ^ω^)「綺麗な公園だお!」

両手を広げて公園を駆け回る。芝生は良く手入れされていて、とても走りやすい。
暫く走ると、声が聞こえてきた。他にも、AAが居るのだろうか?

/■ヽ
(,,・∀・)「オトートよ! ワッチョイするワチョ!」

/□ヽ
(,,・Д・)「オニーニワッチョイ! オニーニワッチョイ!」

/■ヽ
(,,>∀<)「とっても上手ワチョ!」

(;^ω^)(何だお、こいつら?)

初めてみるAAだ。体高と体長は、それぞれ40cm程しかない。
どうやら、踊りの練習をしているようだ。
オトートと呼ばれた方は、手足が無いが、器用に跳ねて踊っている。

/■ヽ
(,,・∀・)「おじちゃん、誰ワチョ?」

こちらに気付いて声を掛けてきた。まだ、おじさんと呼ばれる年では無いのだが……。
向こうからすれば、僕は巨大だからだろう。笑顔で挨拶する事にした。

( ^ω^)「僕はブーンだお!」

27 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:27:52 ID:0uP6pgJs0
両手を挙げて走る。二人共、喜んでいる様だ。
腕の短い僕が、こんなに喜ばれるのは、初めてだ。

/■ヽ
(,,>∀<)「凄いワチョ!」

( ^ω^)「ブーン!」

/□ヽ
(,,*>Д<)「ワチョ!」

二人は踊り始めたので、僕も一緒に踊る。
ワッチョイ、ワッチョイと掛け声を出しながら踊った。
満足するまで踊ったので、三人で休む事にした。

( ^ω^)「いい踊りだったお!」

/■ヽ
(,,・∀・)「ブーンおじちゃん、上手だったワチョ!」

( ^ω^)「君も上手な踊りだったお! 名前はなんていうんだお?」

/■ヽ
(,,・∀・)「僕はオニーニワチョイ。具が明太子だからメンタイって呼ばれてるワチョ」

( ^ω^)「もう一人の子は弟かお?」

/■ヽ
(,,・∀・)「そうワチョ。オトートメンタイワチョ」

具というのがイマイチ理解できないが……。
この子達はオニーニ族で、メンタイのオニータンと、オトートと呼ばれているらしい。

28 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:29:54 ID:0uP6pgJs0
( ^ω^)「今日は二人で遊びに来たのかお?」

/■ヽ
(,,・∀・)「今日は、ギコおじちゃんと一緒に来たワチョ。今、お野菜を焼いてるワチョ」

( ^ω^)「野菜だけかお?」

/■ヽ
(,,・∀・)「そうワチョ。お肉を食べるのは虐殺厨だけって、ギコおじちゃんが言ってたワチョ」

虐殺厨? まあ、いい言葉では無いのだろう。さっき、肉料理を食べたのは喋らない方がよさそうだ。

( ^ω^)「それにしても、モララーさん達、遅いお……」

/■ヽ
(,,・∀・)「お友達ワチョ?」

( ^ω^)「そうだお。もう、着くはずなんだけど……」

/■ヽ
(,,・∀・)「お野菜まだ焼けてないと思うから、メンタイ達も一緒に待つワチョ」

/□ヽ
(,,・Д・)「ワチョ! ワチョ!」

( ^ω^)「ありがとうだお!」

メンタイ兄弟と一緒に、モララーさん達を待つ事にした。

29 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:32:13 ID:0uP6pgJs0
( ・∀・)「うーん、怪しい人影は無いな……」

( ´∀`)「そうモナね。ひとまず、ブーンと合流するモナ?」

( ・∀・)「そうだな……ん? おい、見てみろ!」

( ´∀`)「あれは……糞ニギリモナ!」

( ・∀・)「しかも二匹……ブーンと一緒に踊ってるな……行くぞ!」

ブーン、俺達の本性を見せてやる。怯えろ……必死に逃げてみろ。
そうすれば取引は、より素晴らしい物になる。

(,,メД゚)「おーい、焼けたぞ!」

Λ,,Λ
(,,・∀・)「美味しそうデチ!」

Λ,,Λ
ミ,,・Д・ミ「メンタイたん、焼けたデチよ!」

あれ? メンタイ兄弟がいないデチ……。何処に行ったデチ?ギコおじちゃんに教えるデチ。

(,,メД゚)「メンタイ兄弟が居ない? ちょっと探しに行って来るから、待っててな」

Λ,,Λ
ミ,,・Д・ミ「分かったデチ」

メンタイ兄弟は何処に行ったんだ? まぁ、近くで踊りの練習でもしているのだろう。

30 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:34:58 ID:0uP6pgJs0
( ・∀・)「おーい! ブーン!」

( ^ω^)「モララーさん、モナーさん! 待ってましたお!」

( ´∀`)「いやー、遅れてすまんモナ」

別れた時は辛そうな顔をしていたが、今の二人は元気そうな表情だ。
モナーさんはカバンを置いて、中身を探り始める。ここで遊ぶのだろう。

/■ヽ
(,,・∀・)「ブーンおじちゃんのお友達ワチョ?」

( ^ω^)「そうだお!」

/■ヽ
(,,>∀<)「友達ワッチョイ! 友達ワッチョイ!」

メンタイ兄弟が再び踊り出した。これが彼らの挨拶なのだろう。

/□ヽ
(,,>Д<)「ワッチョイ! ワッチョイ!」

( ^ω^)「喜んでるお! ……え?」

モナーさんが注射器を使って、謎の薬品を吸い出している。
先端を見ると針は付いていない。元々穴が開いてる所に、使う物なのだろう。
薬品を入れた後、モナーさんはオトートメンタイの首根っこを掴んだ。

/□ヽ
(,,・Д・)「ワチョ?」

31 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:37:25 ID:0uP6pgJs0
(;^ω^)「ちょ、モナーさん、何してるんですかお!?」

( ´∀`)「何って……ブーンが気になっていた、レースモナよ」

モナーさんがオトートの尻に注射器を刺して、薬品を流し込む。

/□ヽ
(,,;>Д<)「ワヂョ! ワヂョ!」

/■ヽ
(,,;Д;)「何でこんな事するの!? オトートを虐めないで!」

( ・∀・)「黙れ糞ニギリ。次はテメーの番だ」

モララーさんはいつの間にか注射器を手にしていて、ニータンにも薬品を流し込む。

(;^ω^)「モララーさんまで……虐めちゃ駄目ですお!」

モララーさんは無視をして、ニータンを地面に置く。
モナーさんがその横に、オトートを置いた。

( ´∀`)「思い出したモナ?」

( ・∀・)「ああ! スカトロレース……懐かしいな!」

/■ヽ
(,,;Д;)「イチャイ! ポンポンイチャイ!」

/□ヽ
(,,;>Д<)「ワヂョ!」

32 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:40:21 ID:0uP6pgJs0
( *・∀・)「そろそろ来るぞ……!」

/■ヽ
(,,;Д;)「イチャイ! イチャ……」

/■ヽ
(,,;゚Д゚)「ワヂョオオオォォォォォ!」

/□ヽ
(,,;゚Д゚)「ワヂョ!ワヂョオオオ!」

(;^ω^)「ひっ!」

( * ´∀`)「行けー、オトート号!」

オニータンとオトートが、尻から糞と体液をまき散らしながら、もの凄いスピードで地を走って行く。

(;^ω^)「こんな事して……頭を打ったら死んじゃいますお!」

( ・∀・)「は? あんな奴らの命を心配してるのか、オメーは?」

( ´∀`)「本当モナ。結果が出たら、次はブーンの番モナよ」

(;^ω^)「うう……」

怖い。逆らったら、何をされるか分からない。
でも、オニータンとオトートに酷い事をするなんて、僕には……出来ない。

33名も無きAAのようです:2013/05/07(火) 21:46:04 ID:HzZwq/5g0
(;^ω^)「ブーンは……、その……」

(# ´∀`)「は? 出来ないって言うモナか?」

( ・∀・)「モナー、落ち着け。糞ニギリ共が止まったから、結果を見に行くぞ」

( ´∀`)「……分かったモナ」

モナーさんはこちらを睨んでいたが、モララーさんとメンタイ兄弟の所へ向かった。

(;^ω^)(怖いお……でも、あの二人を敵に回したら、殺されちゃうかも知れないお……)

怖い……。あの二人は悪魔だ。何で、こんな事に。
こんな山に来たいなんて……、言わなければよかった。

( ・∀・)「ブーンの奴、かなり怯えているな……いい感じだ。 鉈はどうした?」

( ´∀`)「ブーンのカバンに入れといたモナよ」

( ・∀・)「ここまでは、計画通りだな……」

出来るだけ怯えさせて、山頂に追い詰める。今回のビジネスのキモだ。
ハイエナが怖いので、ブーンにも護身用の武器を持たせる。他の者に襲われてブーンが死んだりしたら、全てが台無しになる。

( ´∀`)「計画だと、山頂まで追い詰めるのが大事モナけど……。
逃げられた場合、麓に逃げる可能性もあるんじゃないかモナ?」

( ・∀・)「糞ニギリを一匹、ブーンの目の前で殺すぞ。一匹はわざと生かしておく」

( ´∀`)「ここに住んでるAAは、麓に見張りが居るのを知ってるモナ。
糞ニギリに案内させて、山頂に追い詰めるモナね。いい作戦モナ」

( ・∀・)「だろ? さて、結果発表の時間だ」

34 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:48:34 ID:HzZwq/5g0
(,,メД゚)「おーい! メンターイ! ったく、何処に行ったんだ?」

参ったな……この公園は広いから、探すのが大変だ。
ん? なんだあのAAは……? 見た事も無い奴だが……。話を聞いてみるか。

(,,メД゚)「失礼ですが、どちら様ですか?」

虐殺厨の可能性もあるので、少し遠くから声を掛けた。一応、警戒した方がいいだろう。

(;^ω^)「お? 僕はブーンですお。あなたは?」

(,,メД゚)「俺はギコだ。この辺に、小さな子が」

(;^ω^)「ギコ!? ギコおじちゃんですかお!?」

この人が、メンタイ兄弟の保護者なのだろう。早く、知らせなきゃ、大変な事になる!

(,,#メД゚)「お前におじちゃんと言われる覚えは無いぞゴラァ!」

(;^ω^)「ごめんなさいお、ギコさん……って、こんな事を話してる場合じゃないお!」

(;^ω^)「オニーニの、メンタイ兄弟が虐められてて……。ブーンには止められないから、助けて欲しいんだお!」

(,,;メД゚)「何! すぐに案内してくれ!」

(;^ω^)「こっちだお!」

ギコさんと一緒に、メンタイ兄弟の所へ急ぐ。頼む、死なないでくれ!

35 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:51:56 ID:HzZwq/5g0
( ・∀・)「2013年、第一回スカトロレース大会の優勝者は!」

( ´∀`)「モララー選手の、オニータン号モナー!」

/■ヽ
(,,;Д;)「オチリ、イタイワチョ……」

( ´∀`)「オトート号は全然使えなかったモナね。向こうでお仕置きモナ」

/□ヽ
(,,゚Д゚)「ワヂョ……ワヂョ…………」

( ・∀・)「ん? ブーンの奴、誰か連れてこっちに来てるぞ」

( ´∀`)「あれは……ギコモナね。片目が潰れてるモナ」

( ・∀・)「どっかで見た事あんな……」

いつかの、殺し損ねか? 腐るほどやったんで、いちいち覚えてはいないが。

( ´∀`)「向こうから来るなんて、ナイスモナ。処刑の準備を始めるモナ」

カバンを下ろし、灯油とガスバーナーを取り出す。
燃やすのは、あいつらが来てからだ。それまではたっぷり可愛がってやる。

/■ヽ
(,,;Д;)「オナガイ! オトートは許して! 僕を変わりにお仕置きしてワチョイ!」

( ´∀`)「駄目わちょーいw こいつのせいで、モナーは負けたんだわちょーいw」

36 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:56:29 ID:E/dl3t9o0
( ´∀`)「オトートはまだ手足が無いから、まずは……目潰しモナ!」

/□ヽ
(,,*Д゚)「ワヂョォォォォ!!!」

( ・∀・)「もう片方は俺が潰すからな!」

/□ヽ
(,,*Д*)「ヂョォォォォォォォォ!!!」

( *・∀・)「うーん、気持ちいいね!」

いつやってもクセになる感触だ。キモゴミや、糞虫の目玉に指を思い切り、突く。
ニュルっと入った次の瞬間には、馬鹿みたいにでかい悲鳴で叫ぶ。
ザツダン2でチヤホヤされる暮らしも悪く無かったが、虐殺をしているこの時に比べたら、糞みたいな生き方だったな。

/■ヽ
(,,;゚Д゚)「オトートの……オメメが……」

ギコおじちゃん……ブーンおじちゃん……助けて。オトート、殺されちゃう……。

(;^ω^)「二人共、やめてくださいお!」

(,,#メД゚)「メンタイ兄弟を虐めるな、ゴラァ!」

/■ヽ
(,,;Д;)「ギコおじちゃん! ブーンおじちゃん! オトートのオメメが……」

37 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 21:59:18 ID:E/dl3t9o0
(;^ω^)「え……目が、どうしたんだお?」

/■ヽ
(,,;Д;)「オトートのオメメ、二つとも……」

(;^ω^)「まさか!?」

モナーさんが背中を向けたまま、オトートをこちらに投げた。

/□ヽ
(,,:;Д*)「ヂョ………ヂョ……」

(;゚ω゚)「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

目が、両方とも無い。右目からは夥しい量の血が流れている。
だが、命までは奪われていない。早く、助けなければ。

(;゚ω゚)「しっかりするんだお! 早く手当を……お? なんだお、この臭い……!?」

オトートを持ち上げようとした瞬間、地面が燃えた。
炎は物凄いスピードで、オトートに迫る。
突然の出来事に、思わず後ろに引いてしまった。

/□ヽ
(,,:;Д*)「ヂョォォォォォォ!!!」

(;゚ω゚)「あ……あぁ……」

オトートが、燃えている。先程まで虫の息だったが、火が付いた途端、激しくのたうちまわる。
オトートの動きが止まった。叫び声は消え、肉の焼ける音しか聞こえない。

38 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 22:07:04 ID:47z8Iywo0
オトートが目の前で殺された。この虐殺厨は、絶対に許さない。
仲間のために、俺が、ここでこの二人を……殺さなければ。

(,,#メД゚)「貴様ら……生きて帰れると思うなよ!」

(   )「許さない? 俺達をどうするつもりだモナ?」

(,,;メД゚)(え? そんな……、この声は……!)

背中を向けているので顔は見えないが、この二人は……。

(   )「碌な物を食べてない糞ニギリのオニータンに、肉を食わしてやろうと思ってな……親切だろ?」

(,,;メД゚)(嘘だ……この二人は、とっくの昔にモナー板から……!)

( ・∀)

( ´∀)

悪魔が、邪悪な笑みを浮かべながら、振り返った。

(,,;メД゚)「う……」

( ・∀・)「よう、糞虫。昔、何処かで会ったか?」

( ´∀`)「目が片方無いモナね。どうしたモナ?」

(,,;メД゚)「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

こいつらが、モナー板に帰って来るなんて!
駄目だ。逃げなければ、俺らは……殺されてしまう。

39 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 22:09:45 ID:47z8Iywo0
第二話の投下は終わりです。
三日に一回くらいのペースで投下する予定ですので、よろしくお願いします。

40名も無きAAのようです:2013/05/07(火) 22:11:47 ID:mTtuDvlc0
お、おつ…ぐろい…

41名も無きAAのようです:2013/05/07(火) 22:15:30 ID:5f1nSYYU0
だが続きが気になる
おつ

42 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/07(火) 23:44:58 ID:wvcUrMLo0
>>38
早速、修正ミスが……
誤(   )「許さない? 俺達をどうするつもりだモナ?」

正(   )「怖いモナね。 俺達をどうするつもりだモナ?」

43 ◆/EVOrTiA8s:2013/05/12(日) 19:11:32 ID:.7wi3Qkk0
投下の間隔は三日に一度くらいにしようと思っていたのですが……。
地の文をより書き込んだり、誤字を無くしたり、キャラクターの個性をもっと表現したり等……。
その方が、作品をもっと面白くできると思ったので、ある程度の書き貯めをしてから投下しようかと思います。

44名も無きAAのようです:2013/05/12(日) 22:47:20 ID:DQMOkSOkO

グロ耐性ないけど続きが気になってしょうがない

45しずえ:2013/05/13(月) 18:08:24 ID:zwwPktJw0
とても次の展開が気になって面白い作品です。頑張ってください。

46名も無きAAのようです:2013/05/15(水) 19:58:59 ID:ClEdKT960
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