[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
黒魔術師の月渡しのようです
1
:
名も無きAAのようです
:2013/02/11(月) 21:28:38 ID:ES/0.rIw0
*『( ^ω^)ブーン系突発イベント場のようです』にて開催中のミニラノベ祭参加作品です
*時間がなかったという言い訳をさせてください
では投下します
100
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:07:15 ID:heEYpCTA0
(;´_ゝ`)そ「よんひゃくさんじゅうななさい!?」
( ^ω^)「天上族は寿命が長いからおねー」
(;´_ゝ`)「で、でも437歳って!
見えないし!」
( ^ω^)「ちっちゃいけど、あの三人の中では一番年上なんだお?」
(;´_ゝ`)そ
ツンの説明を聞き終えたビロードは少ししゅんとしていた。
( ><)、「僕たちにできることは少なそうなんです……」
( <●><●>)「元からできることなんて少ないでしょう」
( ><)そ
(*‘ω‘ *)「さっさと終わらせて部屋でオレンジ食べるっぽ」
( ><)そ
(;><)「……と、とりあえず、やれることをやるんです」
三人は燃え盛る炎に向かって一列に並ぶと、揃って歌を歌い始めた。
( <●><●>)( ><)(*‘ω‘ *) 〜♪
聖歌であるような、そうではないような、
美しく綺麗な旋律が響き渡る。
101
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:08:09 ID:heEYpCTA0
やわらかい曲調で、歌詞は聞いたことのない言葉で出来ていた。
その場にいる誰もが、“音楽隊”の方を向き、その歌声に耳を傾ける。
三人の歌声がひとつになる。
すると、どんどん炎が小さくなっていった。
(*´_ゝ`)「すごい……」
火がすうっと消えると、三人は歌うのをやめた。
ビロードがツンに向き直る。
( ><)「僕たちにできるのはこれぐらいなんです」
ξ゚⊿゚)ξ「いえ!
うちの新人の不始末を、すみませんでした……」
(*><)「えっ、第B隊、新人ちゃん入ったんですか?」キャイキャイ
ξ*゚⊿゚)ξ「入ったんですよー」キャイキャイ
(*^ω^)(かわいいなー)
lw´‐ _‐ノv「本題に戻れよ君たち」
シュールが珍しくツッコミを入れてから、門の外を指さす。
lw´‐ _‐ノv「とりあえず火は消えたけど、蔦は無傷みたいよ」
蔦は少し煤けて黒くなっているが、焦げていたり傷ついていたりということはない。
102
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:09:02 ID:heEYpCTA0
( ^ω^)「ほんとだおね……。ただの蔦じゃないのかお」
lw´‐ _‐ノv「あんな魔法は聞いたことないしなぁ」
シュールはううむと首をひねる。
ξ゚⊿゚)ξ「困ったわね……。ミルナもいないし……。
隊長集めて会議でも開こうかしら」
( ^ω^)「それがいいかもだお」
とりあえず一同その案に賛成し、いったん中に戻ることになった。
しかしアニジャは動かず、蔦を眺めている。
( ´_ゝ`)「……」
(´<_` )「どうした、アニジャ?
戻るぞ」
( ´_ゝ`)「んー、なんか……」
アニジャはふらりと蔦に近寄った。
(´<_`;)「おい、アニジャ?」
アニジャは煤けた蔦に触れる。
( ´_ゝ`)「……なんか、黒魔術っぽい感じがする」
(´<_` )「黒魔術……?」
103
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:10:49 ID:heEYpCTA0
(´<_` )「だが、こんな術は聞いたことないぞ」
( ´_ゝ`)「うーん……」
アニジャは唸ると、黙ってしまった。
蔦に両手で触れると、額をつけるようにして目を閉じる。
( -_ゝ-)「んー……」
(´<_` )「アニジャ?」
( -_ゝ-)「ちょっと静かにしてて……」
_,
(´<_` )「……」
オトジャは眉を顰めたものの、口をつぐんだ。
( -_ゝ-)「……」
アニジャは黙って俯いている。
オトジャはしばらく耐えたが、やがて痺れを切らした。
(´<_` )「おいアニ……」
そのとき、アニジャの身体がわずかに光りだした。
(´<_`;)「……!?」
゚・.。.:*・( -_ゝ-)・*: .。.・゚
104
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:12:28 ID:heEYpCTA0
本人は気づいていないのか、変わらずに蔦に額を寄せたままだ。
光はどんどん強くなっていくように見える。
呼応するように、身に着けたアクセサリーが輝きだす。
力を抑えようとしているのだ。
*・゜゚・*:.。..。.:*・'( -_ゝ-)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
全身がキラキラと輝く光に包まれる。
(´<_`;)「……アニジャ!」
オトジャが肩を掴むと、アニジャははっと顔をあげた。
( ´_ゝ`)「……なに?」
アニジャは子どものように首を傾げる。
自分では気づいていないようだが、動きが緩慢になっている。
しかも、少し眠そうだ。
体力を消耗したのだろう。
(´<_`;)「……なんでもない」
そう言いながら、オトジャはそっと息を吐いた。
早く新しい【ミュート】を作らなければと思いながら。
(´<_`;)「……それより、なにかわかったのか?」
( ´_ゝ`)「……え?」
(´<_` )「その蔦だよ」
ああ、とアニジャはゆっくり蔦を眺めた。
105
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:13:20 ID:heEYpCTA0
( ´_ゝ`)「なんか、いろいろ組み合わせたみたいになってるみたいなんだよなぁー」
(´<_` )「組み合わせた?」
アニジャは頷く。
( ´_ゝ`)「一個一個は、どれもわりに、すごいやつなんだけど。
たぶん、これやったやつ、へたくそなんだ」
(´<_` )「へたくそって?」
( ´_ゝ`)「んー、なんか、めちゃくちゃなんだ。
だから、ちょっと分かりにくい。
けど、これ、黒魔術だ」
(´<_` )「黒魔術……」
(´<_` )(ってことは……)
黒魔術は、発動場所から離れるとあまり高い効果を得られない。
目の前の相手を殺すことができる術でも、対象との距離が遠くなればなるほど効果は薄くなる。
こんな巨大な蔦を保ち続けられるのだから、遠くではないのだろう。
(´<_` )(……近くに術者がいる?)
周囲を見回そうとしたとき、
川 ゜々゚)「ねーねーオトジャ」
(´<_` )そ ビクッ
106
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:14:10 ID:heEYpCTA0
後ろからいきなり声をかけたのはクルウだった。
(´<_`;)「お、お前、いつの間に……」
川 ゜々゚)「あんね、食堂にいたら、ナベちゃんが呼びに来たですよお」
(´<_`;)「ほんとにみんな呼んだんだな……」
川* ゜々゚)「クルウちゃんは面白いことがだいすきだから、見に来たのー!
そしたらね、あんね、へんなのが生えてて、みんなはいなくて、
あと、なんか光ってた!」
(´<_`;)「光ってたのは忘れろ」
クルウは首を傾げたが、うんと頷いた。
「吾輩もいるのである!」
どこからか聞き覚えのある声が聞こえた。
が、姿は見えない。
(´<_` )「? ロマネスク?」
(;ΦωΦ)「ぐ、ぐ。
ここである」
見ると、猫の姿のロマネスクがクルウの腕の中で締められている。
川* ゜々゚)「えらいでしょ!
すぐ来ないで、ブショにもどってロマ連れて来たです!」
107
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:16:12 ID:heEYpCTA0
クルウが胸を張り、さらにロマネスクを締める。
(;ΦωΦ)「ぐ、は、離すので、ある」
川 ゜々゚)「ところで、なんか大変なんでしょ?なにが?」
クルウはロマネスクを無視して尋ねた。
( ´_ゝ`)「この蔦だよー」
アニジャがオトジャの後ろから声をあげる。
(´<_` )「静かにしてなさい」
( ´_ゝ`)「はーい」
川 ゜々゚)「ツター?」
クルウは蔦に意識を向けているようだ。
忘れろと言ったから本当に忘れたのかもしれない。
(´<_` )「黒魔術らしい。
たぶん近くに術者がいる」
川 ゜々゚)「へー!
じゃあクルウも探してあげるね!」
クルウとオトジャは左右を見渡した。
みんな中に戻ってしまったようで、誰もいない。
さっきたくさん集まっていたひとのなかにも、黒魔術師はいないようだった。
装飾品を見ればすぐに分かる。
108
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:17:30 ID:heEYpCTA0
(´<_` )「……ん?」
すると、おかしな影を見つけた。
人間だ。
壁に半ば隠れるようにして、オトジャたちを見ている。
|;^^)コソーリ
(´<_` )(なんか見たことあるような……)
(´<_` )(……ああ、さっきぶつかった人だ)
長身をなんとか縮めようとでもするように背を丸めている。
首にはぼろぼろのスカーフ、裾の長いローブ。
首には小さなネックレス、耳には小さなピアス。
(´<_` )(そしてさっき俺を見て逃げた)
(´<_` )「……あいつか」
オトジャは男を鋭く睨んだ。
(´<_` )「クルウ、クルウ」
川 ゜々゚)「なにですか?」
|;^^)コソーリ
(´<_` )「あいつだ。捕まえろ」
109
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:18:11 ID:heEYpCTA0
川*゜々゚)「おっ!あれね!」
|;^^)そ
|^)゛ ソーッ
(´<_` )「ああ、逃げる」
川*゜々゚)「逃がさないんですよお!」
川*>々<)「ん〜っ……」
川*゜々゚)「ふんっ!」
爪川*゜々゚)爪 ババーン!
クルウが力をいれると、クルウの背中から赤い翼が生えた。
川*゜々゚)「ご飯のあとのクルウちゃんは無敵です!
血がたっぷりだから翼だって生えちゃう!」エッヘン
ロマネスクを抱いたまま、クルウはばさりと翼を羽ばたかせ、ふわりと浮きあがる。
川*゜々゚)「うふふ捕まえてごらんー!」
クルウは若干間違ったセリフを言ってから男を追いかけ始めた。
バッサバッサ 三爪川*゜々゚)爪 三(;^^)ヒー!
ギュン三爪川*゜々゚)爪三(;^^)そ
一気に男に肉薄すると、
110
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:19:11 ID:heEYpCTA0
川*゜々゚)「ロマ!いっくよー!」
(;ΦωΦ)「ま、まかせ、ゲフッ、ゲッホゲホ」
川*゜々゚)「そー……」
川*゜々゚)「れっ!!」
クルウはロマネスクを放り投げた。
(;ΦωΦ)「ゲホッ、へ、“変化の術”!」
途端、ロマネスクが煙に包まれ、晴れた時には、
猫ではなく、巨大な怪物になっていた。
キシャー( ΦWΦ)つ(;^^)そ
そのまま大きな前足で男を掴みあげる。
川*゜々゚)「カクホー!」
(´<_` )(役に立つ時もあるんだな、ロマネスク……)
ロマネスクは男を掴みあげたままクルウのもとへ戻ると、乱雑に男を落とした。
男はベシャリと地面に落ち、そのままノびた。
(´<_` )「よしクルウ、ツン隊長たち呼んできて」
川 ゜々゚) ゞ「あい!」
***
111
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:20:06 ID:heEYpCTA0
ξ;゚⊿゚)ξ「……なんかよく分かんないけど、この人が犯人なのね?」
(´<_` )「ええ、おそらく」
クルウに呼ばれて駆けつけたツンたちは、男をしげしげと見た。
先ほどまでは気絶していたが、すぐに復活し、今は座り込んでむすりとしている。
(;^^)グヌヌ
( ´_ゝ`)「なんで、こんなことしたんだ?」
アニジャが依然眠そうに男に尋ねる。
しかし男は答えない。
ξ゚⊿゚)ξ「……あれ?この人見たことある」
男を見下ろしていたツンがそう声をあげた。
( ´_ゝ`)「?
隊員じゃないの?」
ξ゚⊿゚)ξ「違うと思うわ。
新人さんが入ったら一度お目通りがあるんだけど、その時に見たんじゃないもの……。
入ったばかりの人なのかもしれないけど……」
うーんと首をひねり考えたツンは、あ、と声をあげた。
ξ゚⊿゚)ξ「たしか、試験で見たんだわ、この人!」
112
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:21:21 ID:heEYpCTA0
(;^^)「……」
( ´_ゝ`)「試験で?」
ξ゚⊿゚)ξ「そう。えーっと……、ヤマザキ、とかいうひと。
何回も試験を受けてる人で……。
で、何回も落ちてる人だわ」
:(;^^):プルプル
アニジャは男――ヤマザキを振り向いた。
( ´_ゝ`)「そうなの?」
:(;^^):「……」
(´<_` )「オイどうなんだ」
:(;^^):「……」
:(;^^):「……そ、そうですよ!
悪いんですか!」
(´<_` )「悪いな」
:(;^^):そ
( ´_ゝ`)「こら、オトジャ。
チャレンジ精神は、大事だぞー?
無理だってわかってても頑張るのは、いいことだよー!」
(;゚^^)「……」
113
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:22:27 ID:heEYpCTA0
ヤマザキがすこし涙目になるが、アニジャは気づかない。
(´<_` )「そんなチャレンジ精神豊富なやつが、こんなことをするか?」
( ´_ゝ`)「それは、本人に聞いてみよう」
視線がヤマザキに集まる。
( ^^)「……」
ヤマザキは俯くと、ぽつりとつぶやいた。
( ^^)「……何回受けても落ちるから、いやになったんです」
( ^^)「誰にも僕の実力が分からないんだと思って……。
ギルドの奴らが悪いんだと思ったら、頭にきまして、
荒らしてやろうと……」
(´<_` )「実力あるのか、こいつ?」
ξ゚⊿゚)ξ「皆無ね。
なんにもできないのに何回も受けにくるって有名だったわ」
ツンがばっさり切り捨てる。
:(;^^):
( ´_ゝ`)「?
でも、外の蔦、この人のだろ?」
114
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:23:50 ID:heEYpCTA0
( ^^)「そ、そうですよ!
あれは僕がやったんですから!」
(´<_` )「めちゃくちゃな黒魔術な」
(;^^)「……」
( ´_ゝ`)「いやいや、たしかにめちゃくちゃだけどさ。
言ったろ?一個一個はわりと、すごいやつなんだってー」
(*´_ゝ`)「俺、このひと、頑張ればちゃんと、いい黒魔術師になれると思う!」
アニジャは眠たげながらも表情を輝かせた。
(;^^)「え、えっ?」
(*´_ゝ`)「見たところ、あんまりアンプ、持ってないみたいだし、
能力がうまいこと、ひきだされてないんだろー、たぶん!」
(;^^)「えっえっ?」
アニジャは、自分の胸元に下がる石の飾りをひとつとった。
(*´_ゝ`)「これ、【アンプ】なんだけど、“月のカケラ”っていう石で出来てるんだ。
使いやすいし、能力をひきだしやすくなるんだよー」
だから、とアニジャは言って、ヤマザキにそれを差し出す。
115
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:24:57 ID:heEYpCTA0
(*´_ゝ`)「これ、お前に、貸してやるよー」
( ^^)「……いいん、ですか?」
(*´_ゝ`)「いいよ。
あ、渡しとくだけだからな、高いから」
(*´_ゝ`)「お前がすごい黒魔術師になれたら、かえしてくれよ。
な」
( ^^)「……」
ヤマザキは、そっと両手を差し出した。
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_920.jpg
( ^^)「……ありがとう、ございます……」
月のカケラが手のひらに乗せられる。
アニジャはなんとなく満足そうな顔で頷いた。
(*´_ゝ`)「うんうん。よしよし」
それから欠伸をする。
( づ_ゝ`)。゜「うーん。ちょう眠い……」
_,
(´<_` )(この様子だと明日には覚えてないかもなぁ……)
116
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:26:37 ID:heEYpCTA0
lw´‐ _‐ノv「イイハナシダナー。
ところであれはどうするの?」
シュールが門の外を指さした。
いまだ青々とした巨大な蔦がうねっている。
( ´_ゝ`)「あー、あれ、消してくれる?」
(;^^)「……それが」
ヤマザキは申し訳なさそうに言う。
(;^^)「実は、やったはいいけど、あんまりに大きくなったから怖くなりまして。
すぐ消そうとしてみたんですけど、できなくて……」
( ´_ゝ`)「あちゃー」
ξ;゚⊿゚)ξ「……だれかミルナ呼び戻して。
今すぐ!」
ツンの叫びにより直ちにミルナが呼び戻された。
( ゚д゚ )「消せたぞ」
ξ;゚⊿゚)ξそ「はやッ」
117
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:27:17 ID:heEYpCTA0
***
―翌日 第B隊部署―
ξ゚⊿゚)ξ「しっかし。
あんがいあっさり終わってよかったわね」
( ^ω^)「だおねー。
大ごとにならなくてよかったお」
ツンとブーンは紅茶を飲みつつ雑談に興じていた。
ξ゚⊿゚)ξ「そういえば、アニジャは?
昨日、あのあとすぐ寝ちゃったわよね。
もう帰ったのかしら?」
( ^ω^)「おー。
それが……」
(*´_ゝ`)「ツン!」
ガチャリとドアを開けてアニジャが入ってきた。
後ろには、長身の男を従えていた。
( ^^)ペコリ
ξ゚⊿゚)ξ「あら?あなた……」
( ^^)「ワタル=ヤマザキです。
昨日はお騒がせしました」
118
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:28:03 ID:heEYpCTA0
_,
ξ゚⊿゚)ξ「ほんとよ、もう」
ツンがため息をつくと、ヤマザキはすみませんと頭を下げた。
ξ゚⊿゚)ξ「でも、なんで二人でいるの?」
( ^^)「アニジャ様が、直々に僕に黒魔術を教えて下さることになったんです」
( ´_ゝ`)「そういうことー」
ξ゚⊿゚)ξ「そうだったの」
( ´_ゝ`)「うん。
なんかぜんっぜん覚えてないんだけど、そんな約束したらしくってさー」
ξ゚⊿゚)ξ「へえ……」
ξ゚⊿゚)ξ(……してたかしら?)
( ^^)「アニジャ様のような方に教えていただけるなんて、すごく光栄です」
( ^^)ニコヤカ
ξ;゚⊿゚)ξ(……なんか怪しいような)
(*´_ゝ`)「あっ、それでさ、ツン!」
ツンの思考をさえぎるように、アニジャは明るい声を出した。
(*´_ゝ`)「オトジャが昨日、俺が寝てる間に【アンプ】探しにいってくれたんだけど、
いいのが見つからなかったらしくてさー。
しばらくこっちでいいの探すから、ここにいるんだってさ」
119
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:28:59 ID:heEYpCTA0
ξ゚⊿゚)ξ「そうなの」
アニジャは大きく頷く。
(*´_ゝ`)「そんでさ!
ミルナに頼んだらさ、一時入隊するか?って話になってさ!
俺、第B隊に入ることになったんだ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「えっ?」
( ^^)「僕もお世話になりますです。
よろしくお願いしますね^^」
ξ;゚⊿゚)ξ「えっえっ?」
从*゚∀从「たいちょー!!」バーン
そこへ勢いよくドアを開けて入ってきたのはハインだ。
从*゚∀从「昨日の反省を生かして、直して来たんだ!
名付けて、火炎放射器・改!!」
ハインの手には、昨日黒こげになった火炎放射器に似たようなものが握られている。
从*゚∀从「いまから実演してみせるから、ちょっと見ててくれよ!」ソワソワ
ξ;゚⊿゚)ξ「……」
120
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:30:33 ID:heEYpCTA0
ξ;‐⊿‐)ξフーッ
ツンは深いため息をついた。
ξ゚⊿゚)ξ「有休とるわ」
(;^ω^)そ
おわり
121
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:37:55 ID:heEYpCTA0
総合でお題をいただきました
総合
>>272
虹の足元
>>327
首飾り
>>328
星
>>274
喋る猫
>>270
天女の羽衣
>>271
火炎
>>276
騎兵隊
>>273
音楽隊
>>329
月のカケラ
(使用順)
また、タカラの苗字案も頂きました
ありがとうございました
支援くださった方もありがとうございます!
今回の挿し絵はすべて
>>1
が描いたものです
一話目のようにイラストが欲しいなーと思って描いてみました
山崎は完全にとある作品をリスペクトしてます ごめんなさい
122
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:50:06 ID:zTlnrWRA0
本気にして良かったぜ!!
とりあえず今から読んでくるぜ!
123
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 00:57:14 ID:uUAA1wLw0
乙!
イラスト自作か! すっごいなぁ。
124
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 22:56:06 ID:b2S8cDfM0
ID違いますが
>>1
です
乙ありがとうございました!
できれば、続きも書いていきたいと思いまして、
またお題を募集したいと思うのですが、
ミニラノベ祭発の話だというのもあり、
二話を書いててイラストがないと書きにくいなぁと思ったのもあり、
ミニラノベ祭のような形式で、お題イラストを募集できないかなと、
思っているのですが、どうでしょうか……
125
:
名も無きAAのようです
:2013/04/11(木) 21:46:15 ID:5zMLrqG60
お題募集とな!wktkwktk!
126
:
名も無きAAのようです
:2013/04/12(金) 23:58:26 ID:jMdQkrNg0
ごめん質問、イラスト募集ってことでFA?
単なるお題募集のが集まりやすそうだけど
127
:
1
:2013/04/13(土) 19:02:36 ID:EqpJX7Nk0
>>126
そうですね……やっぱり普通にお題募集にしようと思います
というわけで、お題を募集します
ある程度集まったら締め切ります
128
:
名も無きAAのようです
:2013/04/13(土) 23:47:40 ID:7tqmEdHo0
質問回答ありがとう!1のような絵心が欲しい…
じゃあ、お題「酸性雨」 こういう概念があるのかわからんけど
129
:
名も無きAAのようです
:2013/04/14(日) 11:39:19 ID:0YNBNstYO
「〜っぽいお題」っていう縛りはねーのん?
ないんなら【寿命】
130
:
1
:2013/04/15(月) 07:53:21 ID:lFQiXhPQ0
>>129
この作品内で消化できそうなお題であれば、他にはとくに縛りはないです
AAや台詞でも大丈夫です
131
:
名も無きAAのようです
:2013/04/15(月) 17:26:51 ID:kA/7qV8M0
お題 黒魔術
132
:
名も無きAAのようです
:2013/04/15(月) 17:28:07 ID:kA/7qV8M0
【お題】 家族
133
:
名も無きAAのようです
:2013/04/15(月) 21:45:23 ID:fkLyzHGkO
お題:(´<_`#)「馬鹿兄者!!」
134
:
名も無きAAのようです
:2013/04/15(月) 23:52:10 ID:EgKaSULgO
お題:魔女の家系
135
:
名も無きAAのようです
:2013/04/16(火) 11:21:13 ID:2tS/VbxYO
次話wktk
お題 無音の竪琴
136
:
名も無きAAのようです
:2013/04/16(火) 16:30:54 ID:BDg9iYCE0
呪われた家系
137
:
名も無きAAのようです
:2013/04/16(火) 20:35:47 ID:cMVMyRXc0
「突然変異」
こういう厳つい単語が好きな年頃ですまない…
138
:
名も無きAAのようです
:2013/04/16(火) 20:41:18 ID:BDg9iYCE0
お題 アマテラスの導き
139
:
1
:2013/04/16(火) 21:02:30 ID:B5VgpfQs0
ここらで締め切ります!
ありがとうございました
140
:
名も無きAAのようです
:2013/04/16(火) 21:07:22 ID:cMVMyRXc0
おおギリギリだった 楽しみにしてるぜ!
141
:
名も無きAAのようです
:2013/04/22(月) 18:32:09 ID:JZoTeZAU0
待機ぃ(0・∀・)
142
:
名も無きAAのようです
:2013/05/09(木) 22:38:17 ID:KV4cr0YMO
待機ー
143
:
名も無きAAのようです
:2013/05/20(月) 12:07:29 ID:lPkdcRdU0
一気に読んだよ!面白かったー!
続き待ってるぞ!
144
:
名も無きAAのようです
:2013/05/20(月) 12:08:15 ID:lPkdcRdU0
面白かったー!
待機!
145
:
名も無きAAのようです
:2013/08/13(火) 22:03:09 ID:xZICUYhAO
チラッ
146
:
名も無きAAのようです
:2013/11/13(水) 20:22:11 ID:gkEbQ/b60
チラチラッ
147
:
1
:2013/11/13(水) 22:06:31 ID:ZSQEqlG.0
わあすみませんだいぶ今更ですが
いま人生の岐路に立たされていて死にそうなのでもうしばらくお待ちください……
お題もらった以上必ず消化します!ので!何卒!
148
:
名も無きAAのようです
:2013/11/14(木) 00:27:46 ID:WfRS5EJk0
生存報告ありがたい
ブーン系民は待つ事はプロだからな。落ち着いて余裕ができたらでいいんだ
待ってるぞ
149
:
名も無きAAのようです
:2013/11/14(木) 02:50:34 ID:xJT50RK.0
百年待つつもりだったんだからいくらでも待つぜ
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板