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('A`)お化け・物の怪・都市伝説向け就職案内所のようです
1
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:41:42 ID:/FL0Fr..0
怪奇!!!驚き!!!山椒の木!!!!
現代に潜む有象無象のお化け!!!物の怪!!!!都市伝説!!!!
もっぱら人に迷惑をかけることそれ自体が存在意義である彼らだが、近代化する社会の中でその角は丸みを帯びてゆく!!!!
社会!!!適応!!!!
そう!!!彼らに必要なのは!!!!職!!!!!
その傾向を読み取る!!!日本の裏の顔!!!『地下政府』!!!!
そして発足!!!【閻魔省】!!そしてその下!!!!彼らの為の『特殊職業案内所』!!!!!
しかし相手が相手!!!危険!!!!故に!!それに就業するために必要なのは超難関!!!!国家資格!!!!!
無理難題に等しいその試験を乗り越えた、若きエースが今!!!立ち上がる!!!!
('A`)お化け・物の怪・都市伝説向け就職案内所のようです
・第1話〜口裂け女〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――
2
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:42:49 ID:/FL0Fr..0
黄昏時!!!!
―VIP公園―
( ><)ワイワイ
( <●><●>)キャッキャ
o川*゚□゚)o「ふふふ……!」
o川*゚□゚)o「ねぇねぇ君たち」
(*><)「わあ!!すごいかわいこちゃんなんです!!!」
( <●><●>)「そのマスク……風邪をひいているんですか?秋風は身に沁みますからね。お体を大事に……ところでこれからお茶、ご一緒しませんか?」
o川;゚□゚)o(ひぃぃ出鼻をくじかれた!!ていうか最近のちびっこはやたらおマセさんだなぁ……)
3
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:44:45 ID:/FL0Fr..0
o川;゚□゚)o「えっとね、えっとね、お姉さん美人かな?」
( <●><●>)「バリバリにタイプです。それよりどうですか?私の家に冷たいミルクが冷やしてありますが……」
(*><)「おっぱいに顔をうずめたいんです」
( <●><●>)「ミルメークもありますよ…フフ…ぜひスウィートな一時を…」
(*><)「ちょっと胸を触らせてもらえませんか?本当に、ちょっとだけ…ネ?」
4
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:45:34 ID:/FL0Fr..0
o川;゚□゚)o
o川;゚□゚)o「こっ」
( ><)「?」( <●><●>)
o川;゚∀゚)oミ□「これでもぉ!!!?」バッ
( ;><)「……きっ……」( <●><●>;)
「きゃああああああああああああああああああ!!!!!」
「よっしゃ!」
――――――――…………
5
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:46:23 ID:/FL0Fr..0
昼下がり!!!!
―南VIP通り―
ミセ*゚ー゚)リ「フンフフ〜」テクテク
(.:;:;:;::)ヒタ…ヒタ…
ミセ*゚ー゚)リ「やっぱりこの辺は人が多いなぁ……あっちに家借りて失敗だったかな」
(.:;:;:;::)ヒタ…ヒタ…
ミセ*゚ー゚)リ「こっちだったら空き巣とか変質者の心配もあんまりな……」
(;'A`)「んっすっすすすすすすいみませええええぇぇlん!そこのおっおおおおじょおssさあぁん!!」バッ
ミセ;゚ー゚)リ「きゃあ!!」
(((;゜A゜)))「すっすすすこっっししししsおおおお話をううううかうかうかうかかかがいたいんんですgggggっが!!!!」ガクガクガクガク
ミセ;゚ー゚)リ「誰か!!誰か助けて!!!」
6
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:47:18 ID:/FL0Fr..0
ザワザワ……
::(;'A`)::「わっわわわわたたたしはったたっただだdっだはなはなしをっをおおおおおお」
ミセ;゚ー゚)リ「変質者!!変質者です!!!」
オイオイ アレヤバインジャ コワーイ
キモイ
::(;'A`)::「あああああ怪しいものではごごごごござらぬ!!!」
ミセ;゚ー゚)リ「警察だ!!おーい!!助けてください!!!」
::(;'A`)::「ちちちち違いmmmmmますううう私は仕事ででででででd」
7
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:47:59 ID:/FL0Fr..0
(,,;゚Д゚)「何だ何だ?」
ミセ;゚ー゚)リ「こっちですこっち!!!」
(;'A`)「だだだだから私は……ってあっ」
(,,゚Д゚)「あっ」
(;'∀`)「何だギコか……助かった……」
(,,;゚Д゚)「ドクオさん……また、っすか……」
ミセ;゚ー゚)リ「え?え?」
ザワザワ
(,,;゚Д゚)「あー……この人はちょっとアレだけど、『一応』犯罪者とかではないんですよ……」
(;'A`)「し、失礼な!!どこからどう見ても職務中の公務員じゃん!!」
ミセ;゚ー゚)リ「嘘だぁ……」
8
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:48:46 ID:/FL0Fr..0
(,,;゚Д゚)「聞き込みとか必要な職業で、たまに、っていうかかなりの頻度でこういう勘違いされちゃうんですけど……」
ミセ;゚ー゚)リ「えー……」
(,,;゚Д゚)「とまぁそういうわけなんで、すいませんね」
ミセ;゚ー゚)リ「はぁ、わかりました」
(,,;゚Д゚)「はいはい、野次馬もどっかいったどっかいった!!」
チェー ナンダー
――――――――…………
9
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:49:54 ID:/FL0Fr..0
(;'A`)「すまんなギコ、毎度毎度……」
(,,;゚Д゚)「いえいえ……しかしドクオさんの女性苦手も相変わらずっすね」
('A`)「嫌いではないんだけどどうしてもこう……心の奥底で怯えてるというか……」
(,,゚Д゚)「……『俺ら』みたいなの相手は平気なのに、何でなんですかね」
('A`)「あー、そりゃあ、あれだよあれ。別に俺はお前らのこと怖がってないしな」
(,,*゚Д゚)「ははは、『狼男』より一般女性を怖がる奴なんてそうそういませんよ」
('A`)「いやぁ最近の女の子は怖いぞ?すれ違うだけで笑われるからな」
(,,;゚Д゚)(それは多分ドクオさんの挙動が……)
10
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:50:34 ID:/FL0Fr..0
('A`)「しかし話聞こうとするだけであそこまで避けられるとはな……死にたくなる……」
(,,゚Д゚)「―――『口裂け女』、でしょ」ヒソヒソ
('A`)「なんだ、やっぱりこの辺なのか」ヒソヒソ
(,,゚Д゚)「ええ、もっぱら小学生の間で噂ですよ。まだ実害はないですが」ヒソヒソ
('A`)「……出きれば詳しく話を聞きたい。場所を変えよう」ヒソヒソ
(,,;゚Д゚)「えー……俺一応パトロール中なんですけど」
('A`)「アンパンマンだってもうちょい融通きくぞ。それにお前の上司には俺から話しておくから」
(,,゚Д゚)「まぁ構いませんけどね……」
('A`)「じゃあせっかくだしそこの喫茶店行くか」
(,,*゚Д゚)「おっ、いいっすね」
('A`)「なんだ、お前も行ったことあるのか?」
(,,*゚Д゚)「実は最近通い詰めてるんですよ!」
11
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:51:45 ID:/FL0Fr..0
―喫茶店―
(*゚ー゚)「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
(,,*゚Д゚)「ふ、ふたりで」
(*゚ー゚)「かしこまりました!お煙草は吸われますか?」
(,,*゚Д゚)「あ、禁煙席で」
(,,*゚Д゚)(今日もかわいいなあ)
('A`)「よっ」
(*゚ー゚)「あっ!ドクオさん!」
(,,;゚Д゚)「!?」
(*゚ー゚)「お久しぶりですっ!」
('A`)「おう。ちゃんと働けてるようでよかったよ」
(*゚ー゚)「えへへ、毎日忙しいけど充実してます!」
(,,゚Д゚)「どっどどどうして」
(*゚ー゚)「あ、お連れの方にも悪いですし、席案内しますね」
('A`)「ほいほい」
(,,゚Д゚)「あばば」
12
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:52:28 ID:/FL0Fr..0
(,,;゚Д゚)「何でですか!!!」ダン
(;'A`)「うおぉ、どうした」
(,,;゚Д゚)「ドクオさんは女性恐怖症じゃなかったんですか!?何でですか!!!」
('A`)「あー……しぃのことか?」
(,,;゚Д゚)「名前まで知ってるってどういうことですか!!何でですか!!!おい!!!」
(;'A`)「おおおお落ち着け落ち着け……ちょっと待ってて」
13
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:52:52 ID:4n8p5Q2A0
支援
14
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:53:24 ID:/FL0Fr..0
( 'A`) 「えーっと…」
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/___/ カタカタ
(,,゚Д゚)「?何でパソコン?」
('A`)「あ、大丈夫だ」
(,,;゚Д゚)「な、何を」
('A`)「ここだけの話だぞ!!」ヒソヒソ
(,,;゚Д゚)「ま、まさか恋仲……!?」ヒソヒソ
(;'A`)「ちげぇよ……まぁお前はしぃに惚れちゃってるみたいだし、『口裂け女』の情報料として、特別だぞ」ヒソヒソ
(,,;゚Д゚)「ほほほほほ惚れ!!!!?」
(;'A`)「静かにしろ!……しぃはな、いわゆる『猫娘』ってやつなんだよ」ヒソヒソ
(,,;゚Д゚)「ま、まさか俺と同類の……?」ヒソヒソ
('A`)「そうそう、物の怪の類だ」ヒソヒソ
15
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:54:10 ID:/FL0Fr..0
(,,*゚Д゚)「そ、そうだったんですか……ってことは、ここで働いてるのはドクオさんの紹介で?」ヒソヒソ
('A`)「そうだな。でも、しぃの場合俺たちは最低限のケアだけして、後はあいつが自力で仕事探したわけだけど」ヒソヒソ
(,,*゚Д゚)「そうだったのか……しぃちゃん……ふへへ」
('A`)「言っとくけどこの情報、本当なら数百、数千万する超高度機密なんだからな。他言無用だぞ」ヒソヒソ
(,,;゚Д゚)「えええぇぇぇ」
(;'A`)「声がでかい!!……えっとな、お前らみたいな奴の情報は、こっちで、機密度別にE〜Sまでランク付けされてあるんだよ」ヒソヒソ
('A`)「Bランク以下の情報なら、俺たち『案内所』の人間が必要に応じて交渉なんかに使ってもいいレベルだ。ちなみにお前はD、しぃはBだな」ヒソヒソ
(,,;゚Д゚)「俺低いっすね……で、Aランク以上の情報は?」ヒソヒソ
('A`)「それは言えない……まぁ今俺が言った情報だけでも相当なもんだぞ。バレたら俺やばいから本当に秘密だぞ!!本当!!!」ヒソヒソ
16
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:55:28 ID:/FL0Fr..0
(,,゚Д゚)「でもなんで俺なんかにそんな重要な情報を……?」ヒソヒソ
('A`)「……俺はお前の義理堅さを買ってるし、仮にお前に裏切られても悔いはない。信用してるからだよ」
(,,゚Д゚)「……」
('∀`)「それに俺が知ってるギコは、口を滑らせて好きな女を危険にさらすような奴じゃないしな」
(,,゚Д゚)「ドクオさん……」
('、`*川「ご注文はお決まりになりましたか?」
((((;゜A゜)))))「こっ、こおおぅおおひっ、ひゃろっぷ!!!ひゃろっぷっぷppっぷ!!!!」ガタガタ
('、`;川「ひ、ひぃぃぃ!!」
(,,゚Д゚)(ドクオさん……)
17
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:55:49 ID:u4vU3koA0
面白そう
支援
18
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:56:09 ID:/FL0Fr..0
('A`)「コーヒーを頼んだつもりがシロップが出てきた……」
(,,゚Д゚)(あれはまぁ……仕方がないだろ……)
('A`)「しぃがオーダーとってくれればよかったのになー……」ズズズ
('A`)「甘っ」ブハッ
(,,;゚Д゚)「……そういやまだ聞いてませんでしたけど」
('A`)「ん?」
(,,゚Д゚)「ドクオさんとしぃちゃんの関係は分かったんですけど、そもそもドクオさんはしいちゃん大丈夫なんですか?」
(,,゚Д゚)「普通の女性でもあんなになっちゃうのに、天使のようなしぃちゃん相手によく仕事できたというかなんというか」
('A`)「お前も大分重症だな……まぁ俺は『一般女性』以外の女性だったら大丈夫だからな」
19
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:57:56 ID:/FL0Fr..0
(,,;゚Д゚)「女優とかならOKってことすか?高望みが過ぎますよ……」
(;'A`)「そういうことじゃないわ!!『お前ら』みたいなのなら大丈夫なの!!」
(,,゚Д゚)「?でも見た目的にはあんまり変わりが無いというか……」
('A`)「そうだな……でも何でか、苦手意識無くなるんだよなあ」
(,,゚Д゚)「じゃあ町行く女性を皆化け物と思えば」
('A`)「お前そんなこと言ってたら全国の女性にぶん殴られるぞ……それも多分駄目だと思う」
(,,゚Д゚)「どうしてっすか?」
('A`)「確証がないからな。多分心の中でびびっちゃう。しぃ…ってか女性相手に仕事するときは、ちゃんと相手が『一般女性』じゃないことを確認してからにするし」
(,,゚Д゚)「……今回の口裂け女もですか?」ヒソヒソ
('A`)「そうそう。だからそれも加味して情報集めてる」ヒソヒソ
20
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:58:55 ID:/FL0Fr..0
(,,゚Д゚)「結構ガチだと思いますよ」ヒソヒソ
('A`)「というと?」ヒソヒソ
(,,゚Д゚)「ボルト顔負けの速さで走る姿が多数目撃されてるみたいです」ヒソヒソ
('A`)「口裂け女は100m6秒台で走るらしいしな……そりゃ確かにただの人間じゃない、ヤツの可能性も高いな」ヒソヒソ
(,,゚Д゚)「それに例のテンプレ問答の被害者の子供も結構いるみたいですし」ヒソヒソ
('A`)「あぁ、自分の容姿について尋ねて、最後にマスク外して裂けた口を見せつける、ってやつ?」ヒソヒソ
(,,゚Д゚)「そうそう。おまけに目撃情報の時間帯、場所、容姿、服装特徴もほぼ一致。ただちょっと気になる点がですね」ヒソヒソ
('A`)「何だ?」ヒソヒソ
21
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:00:18 ID:/FL0Fr..0
(,,゚Д゚)「なんかやたら逃げ腰らしいんですよ……実際、さっきも言ったようにまだ傷害事件には一切発展していないですし」ヒソヒソ
('A`)「?でも走る姿を目撃されてるってことは、追いかけられた子供とかいるんじゃないの?」ヒソヒソ
(,,゚Д゚)「えっと……それは口裂け女が逃げる時の目撃談でして」ヒソヒソ
(;'A`)「あー、新人さんか」ヒソヒソ
('、`*川(何かあの人たちめっちゃヒソヒソしてる…)
(,,゚Д゚)「マスクとって子供たちビビらせた後、追いかけずに、満足げにその場から逃走するらしいんですよ」ヒソヒソ
(;'A`)「自分が都市伝説だっていう自覚がまだあんまりないんだろうな……オリジナリティを求めちゃう新人多いんだよ」ヒソヒソ
22
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:01:34 ID:/FL0Fr..0
(,,゚Д゚)「後、夜中にベンチに座って弁当片手に『あたしもうだめかも』とか呟いてたりする姿も目撃されてます」ヒソヒソ
('A`)「都市伝説に向いてないのかもな……早めの転職が望ましいな」ヒソヒソ
(,,;゚Д゚)「転職、って……都市伝説って仕事なんですか?俺は物の怪の類だからわかんないですけど」ヒソヒソ
('A`)「いやまあ、業界用語みたいなもんだよ。普通の職持たせるってこと」ヒソヒソ
(,,゚Д゚)「あぁ、なるほど」ヒソヒソ
('A`)「よし、というわけで今日はお前には俺の仕事に付き合ってもらうぞ」
(,,;゚Д゚)「げぇ!まさか手伝えと」
('A`)「お前の上司には今日1日お前を好きに使っていいと許可もらったからな!」
(,,;‐Д゚)「まぁ書類いじりよりはましか……」
('A`)「じゃ、細かいとこ聞いていこうか」
(,,゚Д゚)「あ、はいはい」
23
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:02:27 ID:/FL0Fr..0
('A`)「出没する場所、時間帯は?」
(,,゚Д゚)「場所は一番多いのがVIP公園、次点で北VIP通りの路地裏、時間帯は午後5時半〜6時ですね」
('A`)「ふむふむ……どっちも人目に付きにくいな。公園って北通りよりもっと北だよな」
□Ф)メモメモ
(,,゚Д゚)「そうっすね。で、背丈は大体1hydeくらい、全身白い服で統一してるみたいです」
('A`)「ほうほう……赤じゃなくて白のタイプか。どんな服?」
□Ф)メモメモ
(,,゚Д゚)「ワンピースにつばの広い帽子ですね」
(;'A`)「ベレー帽じゃないのか……八尺様と被ってんじゃん……それともわざと意識してんのかなぁ」
□Ф)メモメモ
24
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:03:48 ID:/FL0Fr..0
(,,゚Д゚)「それにテンプレ通り大きなマスクつけてますね……あと昨日被害にあった子供によると(*><)「はちきれんばかりの果実が胸に実ってるんです!」らしいです」
(;'A`)「最近の子供の視点はそんな風になってんのか……」
□Ф)メモメモ
(,,;゚Д゚)「マセてますよね……」
('A`)「ベンチに座ってる姿が目撃されたのは?」
(,,゚Д゚)「VIP公園で、午後9時くらいですかね」
('A`)「なるほど……どこの弁当だったかは分かる?」
□Ф)メモメモ
(,,゚Д゚)「ええ……『内藤弁当』の容器だったらしいです」
('A`)「あの変な容器ね……この辺の内藤弁当っていうと北通りの辺りか」
□Ф)メモメモ
(,,゚Д゚)「そうっすね……情報は大体こんなかんじですかね」
25
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:04:42 ID:/FL0Fr..0
('A`)「そんだけ情報あるのに、昨日も被害者出てるところ見るとろくに対策してないみたいだな」
(,,゚Д゚)「あくまで表向けには『不審者』ってことで処理してますからね……一部上層部以外は都市伝説の存在すら架空のものと思ってますし」
('A`)「VIP公園で遊ぶ子供たちを早めに帰す、とかは?」
(,,゚Д゚)「一応そういう動きもあったんですけど、まぁ子供たちはマセてますし、『お化けこわくないぜ!』みたいな態度で、言うことあんまり聞かないですね」
('A`)「そりゃめんどくさいな」
(,,゚Д゚)「実際俺も自分が『こう』じゃなかったら口裂け女なんて信じられませんよ……それで、パトロールもあんまり厳重じゃなくなって」
('A`)「で?『上』の奴らは?」
(,,*゚Д゚)「『プロ』を派遣するから大丈夫だ、って言ってましたよ、ドクオさん?」ニヤッ
(;'A`)「はぁ……はいはい頑張りますよ」
(,,゚Д゚)「頼みますよ……っと、もう4時になりますよ」
26
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:05:24 ID:/FL0Fr..0
('A`)「じゃあそろそろ動くか」
(,,゚Д゚)「どうするんですか?どうせまともに話は聞いてくれませんよ……あの俊足で逃げられちゃいます」
('A`)「あの時間帯は帰宅ラッシュで車やバイクで追うのも難しいしな……けど、あんまり関係ないさ」
(,,゚Д゚)「?それはどういう」
('A`)「詳しいことは後で話す。取りあえず方針を決めよう」
(,,゚Д゚)「やっぱり張り込みですかねえ」
('A`)「そうだな……ターゲットが子供である以上俺らに話しかけてくるってことはまずないだろうし」
(,,゚Д゚)「どうします?VIP公園と北VIP通りで分かれますか?」
27
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:06:11 ID:/FL0Fr..0
('A`)「一緒にいるメリットあんまりないし、そうするか。じゃあ俺が件数多いVIP公園で」
(,,゚Д゚)「俺は北通り、ってことで」
('A`)「見かけたら手を出さず、すぐに俺に連絡してくれ」
(,,゚Д゚)「了解です」
('A`)「よし……あ、会計は頼んだ」
(,,;゚Д゚)「さ、誘っておいて……」
28
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:06:54 ID:/FL0Fr..0
(;'A`)「金は出すよ……ただ今レジに居るのさっきの子→('、`*川だから行きづらいんだよ……」
(,,;゚Д゚)「あぁ、なるほど……」
(,,;゚Д゚)(やっぱドクオさん一人にするのはまずいんじゃ……)
('A`)「あとギコは先に出て目的地に行っといてくれ」
(,,゚Д゚)「ドクオさんはどうするんですか?」
('A`)「ちょっと電話と調べものがあってな」
(,,゚Д゚)「分かりました。そっちも手早にお願いしますよ」
('A`)b「おっけ」
―――――――――――――――――――――――――――――………………………
29
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:07:45 ID:/FL0Fr..0
黄昏時!!!
―北VIP通り―
(,,゚Д゚)(この辺は近くに大手ショッピングモールができたせいで南ほど賑やかじゃないな……むしろ寂れてる)
(,,゚Д゚)(だからこそ、か……子供も今のところ……ん?)
o川*゚□゚)o「フンフフーンフフ」テクテク
(,,;゚Д゚)(あれは……服こそ茶色だが白い帽子にでかいマスクをしている……怪しいな)
o川*゚□゚)o「そろそろかなぁ」ヌギッ
(,,;゚Д゚)(茶コートの下に白いワンピース……!!こりゃアタリか……!?)
o川*゚□゚)o「よっし!!今日も頑張るぞ!!!」
(,,;゚Д゚)(頑張られても困るんだがなぁ……っと、ドクオさんに連絡連絡)トゥルルルルル
30
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:08:55 ID:/FL0Fr..0
『もひゅもひゅ』
(,,;゚Д゚)「あ、ドクオさん!?てか何食べてるんですか!!」
『ゴクン……いや、ほら、張り込みと言えばあんパンと牛乳が相場だって前に漫画で……』
(,,;゚Д゚)「呑気に咀嚼してる場合じゃないですよ!!いました!!口裂け女です!!」
『そっちだったか……まぁいい、とりあえず、口裂け女が行動起こしたら話しかけてみてくれ』
(,,;゚Д゚)「でも逃げられるんじゃ」
『どうせ都市伝説相手に尾行は無理だ。いっそ追っかけろ』
(,,;゚Д゚)「はぁ?」
31
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:09:38 ID:/FL0Fr..0
『お前なら大丈夫さ』
(,,;゚Д゚)「月も出ていないのに、100m6秒に追いつけるかどうか……」
『追いつけなくてもいい。ただ、全力で頼む』
(,,;゚Д゚)「まぁやってみますけど……」
『じゃな、頼んだぞ』プツッ
(,,゚Д゚)「え?ドクオさん!?」
ツーツーツー
(,,;-Д-)「はぁ……」
32
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:11:28 ID:/FL0Fr..0
o川*゚□゚)o「……子供こないなぁ」
o川*゚□゚)o「今日はもう帰ろう」テクテク
(,,;゚Д゚)(やべ、いつの間にあんな遠くに……もう帰ろうとしてるみたいだし、話しかけないと)
(,,゚Д゚)ノシ「すみませーん!!そこの白い服のお嬢さーん!!」タッタッタ
o川*゚□゚)o「え?」クルッ
三o川;゚□゚)o「ひゃあ!!!警察だー!!!」ダダダダダ
(,,;゚Д゚)「は、速い!!!」ダダダダダ
33
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:12:14 ID:/FL0Fr..0
三(,,;゚Д゚)「待ってください!!!お話を聞くだけですから!!!!」ダダダダダ
三三o川;゚□゚)o「ひえええええ」ダダダダダ
三(,,;゚Д゚)(くっ……やっぱ月が出てないと狼の力もロクに使えない!!見失わないようにするのが精いっぱいだ!!)ダダダダ
三三o川;゚□゚)o(あの人ヤバいって!!あの足の速さ人間じゃないでしょ!!!)ダダダダダ
三三三(,,;゚Д゚)「っ……おおおお!!!!」ダダダダ
三三三三三o川;゚□゚)o(捕まったら絶対殺されちゃう!!それ即ち死!!!ひゃああああ!!!)ダダダダダ
三三(,,;゚Д゚)(だめだこりゃ!!!どんどん離されてく!!!)ダダダダ
三三三三三o川;゚□゚)oピュー
(,,;-Д゚)「ゲホッ、ゲホ……糞、逃げられた……」ゼェゼェ
(,,;'Д`)「あの速さであの持久力は反則だろ……てか100m6秒どころじゃないぞあれ」ゼェゼェ
34
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:14:20 ID:uwXdTycE0
イイヨイイヨー
35
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:15:46 ID:/FL0Fr..0
(,,;゚Д゚)「はぁ、ドクオさんに連絡しないと……」トゥルルルルルル
『ギコか。どうだった?』
(,,゚Д゚)「逃げられちゃいました。速いのなんのって」
『そっか……わかった。今日のところはもう帰っていいぞ』
(,,゚Д゚)「今日のところ、は……?」
『明日も付き合ってもらうからな』
(,,;゚Д゚)「げぇぇ、また鬼ごっこっすか」
36
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:16:32 ID:/FL0Fr..0
『いや、もう走らなくてもいいよ』
(,,゚Д゚)「?自転車とか車でも使うんですか?」
『いや、そうじゃないさ』
(,,;゚Д゚)「でもそうでもしないと追いつけませんよ……正直100m6秒ならなんとかなると思ってたけど、それどころじゃない速さでした」
『……逃げれない場所で会えばいいさ』
(,,゚Д゚)「?どこっすか?」
『口裂け女の家』
――――――――――…………
37
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:17:12 ID:/FL0Fr..0
翌日!!!
(,,゚Д゚)「こんな昼間に会えますかね?口裂け女」テクテク
('A`)「多分な」テクテク
(,,;゚Д゚)「多分て……」テクテク
('A`)「まぁ今日駄目だったらまた張り込みすればいいさ」テクテク
(,,;-Д-)「はぁ……」テクテク
<('A`)/「ポジティブポジティブ!!!」テクテク
(,,゚Д゚)「そういや何で口裂け女の家分かったんですか?目撃情報もろくにないし、本名分からないから役所でも調べよう無いのに……」テクテク
('A`)「……多分口裂け女は、一人暮らしだ」テクテク
(,;,゚Д゚)「は?」
38
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:17:58 ID:/FL0Fr..0
('A`)「昨日お前が喫茶店出た後、北通りの内藤弁当の店長に電話で聞いたんだよ。白い帽子かぶってたり、いつもマスク付けてる客来たことあるか、って」テクテク
('A`)「そしたら週に3、4回はあそこで『1人分』の弁当買っていくんだとよ」テクテク
('A`)「同棲者がいたらそれじゃ足りないだろ。そんなに頻度が高いのも、自分以外にご飯作ってくれる人がいないってことだ」テクテク
(,,゚Д゚)「でもルームシェアとかで、ご飯は別にしてたら?」テクテク
(;'A`)「あのな、口裂け女は『都市伝説』なんだぞ。見ず知らずの人間と暮らせるわけないだろ」テクテク
('A`)「だから一緒に暮らしてるとしたら、家族なんかの親しい人間に限られてくる」テクテク
('A`)「でも、料理を作れる人間がいるなら弁当をそんなに高頻度に買う必要はないし、料理作れる人がいないなら弁当は一人前じゃ足りない」テクテク
('A`)「食事を完全に別にとるくらいの家族内の不仲の可能性も考えたが、それも無いだろうしな」テクテク
39
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:19:17 ID:/FL0Fr..0
(,,゚Д゚)「何でですか?」テクテク
('A`)「調べてみてこの辺じゃ片親に若い女って家族構成の世帯がなかったからだよ」
(,,;゚Д゚)「片親だから不仲になるって、それは偏見じゃ……」
(;'A`)「俺の経験上、都市伝説系の子供が親と暮らしておいて、家族仲が悪くなるケースは片親場合が多いってだけの話なの!」
(,,゚Д゚)「でも俺なんかは両親早くに事故で死んで、おばあちゃん1人に結構かわいがられて育てられましたけど」
('A`)「だから親しいのは除外だって……まぁ片親ってか若い女と大人老人が同棲してるパターンだな。さっきも言ったけどよほど近しい人じゃないと同棲なんてしないし」
('A`)「親が入院なんかしてたらと思ってそういうのも調べてみたけど大丈夫そうだったし…まぁ8割くらいは心配ない」
(,,゚Д゚)「まぁそこまでいうなら」
40
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:19:59 ID:/FL0Fr..0
('A`)「ところで……口裂け女の目撃例はほとんど公園か北通りだったんだろ?」テクテク
(,,゚Д゚)「え?あ、はい、そうっすね」テクテク
('A`)「口裂け女の話が出回ってるのに、でかいマスクした怪しい人間の目撃情報がそれだけっておかしくないか?」テクテク
(,,゚Д゚)「というと」テクテク
('A`)「口裂け女は移動中にあんまし目撃されないよう、家の近くで行動してたんだよ」テクテク
(,,゚Д゚)「というと」テクテク
(;'A`)「お前さっきから生返事ばっかだな」テクテク
(,,;゚Д゚)「聞き下手なんですよ……ほっといてください……」テクテク
(;'A`)「めんごめんご……最初は車での移動も考えたんだが、何分あの辺……公園周りも北通り周辺も駐車場が少ない」テクテク
41
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:21:06 ID:/FL0Fr..0
('A`)「で、いつも同じような時間帯、特に夕方前なんかに止めてる車のナンバー、こっちも内藤弁当みたいに各駐車場の管理人に電話して教えてもらったんだよ」テクテク
('A`)「車で移動してるんだったら夕方の渋滞も考えて早めに出るだろうし、どのくらい移動時間かかるか覚えたら、止めるのは毎回似たような時間になると思ってな」テクテク
(,,゚Д゚)(多分ゴリ押しだったんだろうな……)テクテク
('A`)「ナンバー照会してみても全滅だった。家族構成まで見たけど目ぼしいもんはなかった」テクテク
('A`)「で、公園の近くに住んでるとふんだ」テクテク
(,,゚Д゚)「通りの方じゃなくて?」テクテク
('A`)「夜に弁当持った姿は公園で目撃されてるんだろ?」テクテク
(,,゚Д゚)「はい、まぁ」テクテク
('A`)「そっちに住んでんなら、都市伝説としての活動の時間帯終わってるのに、北通りで弁当買った後わざわざ公園に行く理由がないからな」テクテク
42
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:22:11 ID:/FL0Fr..0
('A`)「公園は帰り道に寄ったんだと思う。言ってた言葉からして色々疲れてたみたいだしな」
('A`)「だから奴の家は北通りより公園の近く、尚且つ公園から離れすぎてない場所にあると思ってさ」テクテク
(,,゚Д゚)「でも人目につかないようにしたいなら、わざわざ北通りまで行かなくても」テクテク
('A`)「目撃場所はある程度ばらけさせておきたかったんだろ。まぁこの辺じゃ、口裂け女の活動場所として、2つの場所は中々いい線いってるよ」テクテク
⊂('A`)⊃「で、以上を踏まえて奴の家の候補はこの辺の住宅地に絞られたわけだ」ザッ
(,,;゚Д゚)「しらみつぶしっすか……」
('A`)「いや、そうでもないさ。ある程度絞ってある」
('A`)「まず若い女性がいない家は論外。女性が両親と暮らしてるようなのも除外」
43
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:22:54 ID:/FL0Fr..0
(,,゚Д゚)「どうしてですか?」
('A`)「さっきの話に戻すと、両親と暮らしてりゃ自分だけ高頻度で弁当買う必要は無いと考えられる」
('A`)「で、この辺家があんまりないおかげで家は17件に絞れた。さらに、同棲者が兄弟姉妹以外の家も除いて14件」
(,,゚Д゚)「で、そっからは?」
('A`)「昨日観察してたんだよ。お前が追いかけっこしてる間、飯時に電気がついてるか、中に人はいるか」
(,,;‐Д゚)「俺は体のいい時間稼ぎですか」
('A`)「兄弟姉妹で暮らしてる家は2つあったんだけど、両方人数揃ってるみたいだった」
(,,;゚Д゚)(観察する姿は完全に不審者だったんだろうなぁ
44
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:23:39 ID:/FL0Fr..0
('A`)「で、人気もなく、電気もついていなかった、3つの家に絞れた」
(,,;゚Д゚)「で、聞き込みの為に俺が必要、と……」
('A`)「だって若い女とか無理だもん……口裂け女だったら大丈夫だけど確率1/3だし……」
(,,;゚Д゚)「ですよねー……じゃ、早速いきましょうか」
('A`)「俺近くで待機してるから口裂け女だったら呼んでね」
(,,;‐Д‐)「わかりました……」
―――――――――――――――――――――…………………………
45
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:25:46 ID:/FL0Fr..0
1軒目
(,,゚Д゚)「このアパートっすか」
電│A`))..;:;「そう。目の前の部屋」
柱│⊂)):;ガタガタガタガタ
┣⊂(,,;゚Д゚)「そこまで怯えなくても……」ピンポーン
「はーい」トタトタトタ
ミセ*゚ー゚)リ「どなたで……」ガチャ
(,,゚Д゚)「あっ」
ミセ*゚ー゚)リ「あっ」
46
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:26:44 ID:/FL0Fr..0
(,,;゚Д゚)(あー……)
ミセ;゚ー゚)リ「昨日の警察さん……?」
(゚Д゚;,,)(や、やばい、ドクオさんは……)チラッ
電│A゜)
柱│⊂)
(,,;゚Д゚)(おそらくショックで呼吸をしていない……適当なこと言って早くこの場から離れないと)
(,,;゚Д゚)「あー、最近この辺で不審人物が出るみたいですからね、気を付けてください」
ミセ;゚ー゚)リ「え?それってもしかして昨日の……」
47
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:28:59 ID:/FL0Fr..0
(,,;゚Д゚)「というわけで失礼します!」
ミセ;゚ー゚)リ「え?ちょ、ちょっと」
三(,,;゚Д゚)ピュー
ミセ;゚ー゚)リ「え?え?」
ホライキマスヨ!
コシガヌケタ……
ナニヤッテルンデスカ モウヒッパッテキマスヨ ズルズルズルズル……
イタイイタイヒザガムケル
ミセ*゚ー゚)リ「何が何だか」
――――――――――――――――――――――――――――――…………………
48
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:34:03 ID:/FL0Fr..0
2軒目
(,,゚Д゚)「この一軒家ですか」
(うA∩)「うん……」
┠⊂(,,;゚Д゚)「泣かないでくださいよ……たまたまですって、たまたま」ピンポーン
『はい』
電│A`)彡
柱│⊂)彡 サッ
(,,;゚Д゚)(インターホンの声にそんなにビビらなくても……)
(,,;゚Д゚)「あ、えっと、警察の者ですが、少しお伺いしたいことがあって」
『警察……?』
(,,;゚Д゚)「あ、いえ、この辺に最近不審者が出ていてですね、参考にと」
『ちょっとまってて下さい』
49
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:35:15 ID:/FL0Fr..0
ガチャ
ドア┃、゚トソン「参考に、とは?」
(,,゚Д゚)(口を出してる……シロか。しかしチェーンロックかけたままとは、最近の若い子にしちゃ警戒心が強くて感心感心)
(゚Д゚;,,)(ドクオさんは……)チラッ
電│A`)));:;
柱│⊂))).:ガタガタガタガタ
(゚Д゚;,,)(よし、あそこからだと声だけで姿は見えないし何とか大丈夫そうだ)
ドア┃、゚トソン「あの……?」
(,,;゚Д゚)「え?ああすいません。最近この辺で大きなマスクをした女性を見かけませんでしたか?」
ドア┃、゚トソン「……私はそういった類は信じておりませんので」
ドア┃彡バタン!
(,,゚Д゚)「あらら」
50
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:37:05 ID:/FL0Fr..0
電│A`)「……終わった?」
柱│⊂)
(,,゚Д゚)「ええ。シロでしたよ」
電│三(*'A`)「そっか」スッ
(,,゚Д゚)「しかしあの対応……一応口裂け女の話は結構広まってるみたいですね」
('A`)「……そりゃ都市伝説だしな」
(,,゚Д゚)「……次で三軒目…ラスト一軒ですけど…大丈夫ですかね」
('A`)「何が?」
(,,゚Д゚)「これで外れだったらまた一からやり直しじゃないですか」
('A`)「たぶん大丈夫さ」
(,,゚Д゚)「どうしてっすか?」
('A`)「――――『三』のつく場所が大好きなんだ。口裂け女は」
――――――――――――――――――――――――――――………………
51
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:38:04 ID:/FL0Fr..0
3軒目
(,,゚Д゚)「ここっすね」
電│A`)「そうだ」
柱│⊂)
(,,゚Д゚)「ベランダに昨日着てたコートが干してある……間違いないみたいです」
三('A`)「よっしゃ」ヒョコッ
(,,゚Д゚)「一応ドクオさんは俺の後ろにいてくださいね」
(;'A`)「お、お前……俺を何だと……」
(,,;゚Д゚)「万が一間違えてた場合も考えてですね」
52
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:38:49 ID:/FL0Fr..0
('A`)「あ、うん、そうだね……」
('-`)、シュン
(,,゚Д゚)(扱いづれえええ)
(,,゚Д゚)「じゃあチャイム鳴らしますよ」
(,,゚Д゚)A`)「わかった」
53
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:40:06 ID:/FL0Fr..0
o川*゚□゚)o「はぁ……もうこの生活にも疲れたよ……」
o川*゚□゚)o「お父さんもお母さんもお姉ちゃん達も元気にしてるかな……」
o川;-□-)o「意地張って一人暮らしなんて始めなけりゃよかったな」
o川*゚□゚)o「……どうせあたしには未来なんてないんだし」
ピンポーン
o川*゚□゚)o「?誰だろ」
「すみませーん!」
o川;゚□゚)o「こ、この声は確か……」
「開けてくださーい」
o川;゚□゚)o「昨日の警察だ……!何でここが……」
o川;゚□゚)o「居留守だ居留守、そうしよう」
54
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:41:20 ID:/FL0Fr..0
(,,゚Д゚)「出てきませんねぇ」
('A`)「仕方ないドアぶっ壊すぞ」
(,,;゚Д゚)「いやいや何言いだすんですか……無理でしょ……」
('A`)「お前の腕力ならいけるって」
(,,;゚Д゚)「物理的な問題というよりは社会的というか法的というか」
('A`)「そっちなら大丈夫だ。俺が何とかする」
(,,;゚Д゚)「まぁ、ドクオさんなら何とかできるかもしれないですけど……」
('A`)「じゃあ問題ないな!ようしいけ!ギコ!」
(,,゚Д゚)「来るんじゃなかった……」
55
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:44:16 ID:FTDxxydk0
面白い。支援
56
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:44:23 ID:/FL0Fr..0
o川*゚□゚)o「……そろそろ帰ったかな?」
ドスン!ドスン!
o川*゚□゚)o「?何の音だろ」
イケッギコ!ソコダ!
ウオオオ ドス!ドゴン!!
o川;゚□゚)o「玄関から?」トテトテ
ソイヤ!ソイヤ!ソレ!ソレ!
ウオオオオオツメガイタイ
ガンバレ!マケルナ!
o川;゚□゚)o「……まさか」
57
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:45:20 ID:/FL0Fr..0
(,,;゚Д゚)「どおおおりゃああああ!!!!」バキャム!!!!
o川;゚□゚)o「ひえええええええええええ!!?」
(,,;゚Д゚)「あ、どうも……」
o川;゚□゚)o「え?あ、どうも……」
三('A`)「はいこんにちは!」バッ
o川;゚□゚)o「あ、はい、こんにちは」
(,,;゚Д゚)(ドクオさん元気だな……いけるか?)
(;'A`)「えっと、その、僕はですね」
(,,;゚Д゚)(いや、だめだ!あまり歯切れがよくない……)
58
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:46:20 ID:/FL0Fr..0
(;'A`)「あの、就職案内所なんですけども」
o川;゚□゚)o「は、はあ」
(,,;゚Д゚)(マスク付けたままだと見た目は一般女性だからな……)
(;'A`)「えぇっと、取りあえずそのマスクを外しt」
o川;゚□゚)o「嫌」
(;'A`)「……」
o川;゚□゚)o「案内所だか何だか知らないけど、あたしの正体知ってるんでしょ?」
(;'A`)「まぁそうですね」
o川*゚□゚)o「……だったら知ってるんだよね。この下がどうなってるか」
('A`)「……そうですね」
o川*゚□゚)o「どうせ笑うんだ。馬鹿にするんだ。悪口言うんだ」
(;'A`)「そ、そんなことは」
59
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:47:02 ID:/FL0Fr..0
o川#゚∀゚)oミ□「いいよ!見せればいいんでしょ!!?」バッ
('A`)「……」
('∀`)(よかった……)
(,,;゚Д゚)(あ、バカ!安心して口元が緩んでる!!!)
o川*゚∀゚)o□「……やっぱり、あたしを笑いに来たんだね」
(;'A`)「いやいや違います!……安心しちゃって」
o川*゚□゚)ミ「意味わかんない……もういいでしょ」バッ
('A`)「……あなたが口裂け女で間違いないですね?」
o川*゚□゚)o「そうだよ……で、どうするの?警察もいるってことは、あたしを捕まえに来たの?」
60
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:48:18 ID:/FL0Fr..0
('A`)「いいや、君を助けにやってきたんだ」
o川*゚□゚)o「ナンパか何か?だったらお断りなんだけど……」
(;'A`)「ししし失敬な!!ちゃんと仕事で来てるの!」
o川*゚□゚)o「……就職案内所?って言ってたっけ」
('A`)「そうそう」
o川*゚□゚)o「無理だよ。あたしに就職なんて」
('A`)「……そうかな」
o川*゚□゚)o「そうだよ。この口のせいで人と対面する仕事はダメ」
o川*゚□゚)o「食品加工工場で働いてた時期もあったけど、なんかおばちゃん達のいじめにあっちゃってさ」
o川*゚□゚)o「小学生のころからずっと人との接触避けてきたから上手くコミュニケーションもとれないし」
61
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:49:59 ID:/FL0Fr..0
o川*゚□゚)o「両親にも負担かけたくないのに、変な意地張っちゃって、内職とかで何とか食繋いでるんだ」
o川*゚□゚)o「あたしはこの口が大嫌い。なのにあたしは口裂け女としての生活を続けてる」
o川*゚□゚)o「おかしいでしょ?でもどうにもならないんだ」
o川*;□゚)o「…あたしはさ、きっと生まれた時から口裂け女なんだね」
('A`)「そうだな」
(,,;゚Д゚)「ちょ」
('A`)「だけど俺なら……あー、俺たちなら、君を救うことができる。その口だって治せる」
o川*;□;)o「無理だよ……病院だって何回も行ったよ?」
o川*;□;)o「でもいつも失敗失敗……そんなに難しい手術じゃないはずなのにね」
o川*;□;)o「きっと『そう』なってるんだ。そういう仕組み、口裂け女としての運命なんだよね」
62
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:50:46 ID:/FL0Fr..0
('A`)「大丈夫だ」
o川*;□;)o「無理だよ」
('A`)「おいギコ」ボソッ
(,,;゚Д゚)「え!?……あ、えっと、大丈夫ですって!成功しますよ!」
(;'A`)「そうじゃなくて」ボソボソ
(,,;゚Д゚)「あぁ、そういう……えっと、ほら、俺を見てくださいよ!」ヌギッ
o川*;□;)o「!?…!!?!」
(;'A`)「いや脱がなくてもいいだろ!ただのセクハラじゃねぇか!」
(,,;゚Д゚)「いやほら胸毛とか……」
(;'A`)「今昼だぞ!?お前のその胸毛はただの濃い胸毛だよ!!」
63
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:53:09 ID:/FL0Fr..0
(,,;゚Д゚)「でも普通より硬いし……」
(;'A`)「だからそれはただの濃くて硬い胸毛なんだよ!!狼男だってことを示す材料にはならないの!!」
o川*;□;)o「お、狼男!?」
(;'A`)「あー説明の順番狂っちゃったな」
('A`)「こいつ、ギコはな、狼男だ。2割くらいな」
o川*う□;)o「に、2割?」
(,,゚Д゚)「…もともとは俺は、完全に狼男だった。満月の日には変身するし、狂暴にもなる」
(,,゚Д゚)「俺は割と小さいころから狼男だって自覚があったから、両親のもとを離れてずっと田舎のばあちゃん家に預けられてたんだ」
(,,゚Д゚)「満月の時に限らず月がちょっと出るだけでも症状が出る時があったから、毎晩ちょっと離れた山まで行かなくちゃならなかった」
(,,゚Д゚)「ほんとに辛かったよ。俺だけならまだしも、ばあちゃんまで村の人になんやかんや噂を立てられる」
o川*゚□゚)o「……」
64
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:53:57 ID:/FL0Fr..0
(,,゚Д゚)「そこに、この人が現れたんだ」
σ('∀`)「おれ!おれおれ!」
(,,゚Д゚)「……あの日、月が出るのがいつもより早くてさ、十分遠くまで行けなかった」
(,,゚Д゚)「このままじゃ村まで出ちゃう、ってところでこの人が来たんだ」
(,,゚Д゚)「……驚いたよ。気付いたら俺は元に戻ってた。月はまだ出てるのに」
o川*゚□゚)o「……それって」
(,,゚Д゚)「あぁ、この人は『薬』だ。俺たちにとってのな」
('∀`)
65
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:55:21 ID:FMbbHZ6g0
面白いなぁ
66
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:55:37 ID:/FL0Fr..0
('∀`)
(,,゚Д゚)「したり顔しなくてもいいですよ。なんかあんまりいい気分しません」
(;'A`)「……なんかギコ君昨日あたりからやけに俺に冷たくない?」
o川*゚□゚)o「……でも、そんなの、簡単には信じられないよ」
o川*゚□゚)o「二人であたしを騙したりしてるかもしれないじゃん」
('A`)ノ゚「……しょうがないな」スッ
o川;゚□゚)o「ひゃあ!べべべべべべべべっこう飴!!!!!」
('A`)「欲しい?」
o川*゚□゚*)o「うん!!!!!!!!!!!!」
('A`)「じゃあ……」
o川*゚□゚)o\('A`)ポン
('A`)「これでもぉ!?」
o川*゚□゚)o「あ、あれ……?」
67
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:56:40 ID:/FL0Fr..0
('A`)「欲しい?べっこう飴」
o川*゚□゚)o「別にそこまでは……」
('A`)「つまり?」
o川;゚□゚)o「……あたしの口裂け女としての『きまりごと』がなくなった…?」
('A`)「まぁそういうこったな」
(,,゚Д゚)「あんたが手術失敗してんのも、おそらく口裂け女としての『呪縛』だ…だから、この人ならなんとかできる」
('A`)「まぁ正確には、傷については俺一人じゃ完全には中和し切れないんだけどね」
68
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:58:35 ID:/FL0Fr..0
(,,゚Д゚)「とにかく、あんたは大丈夫だ。あんたが思ってる以上にな」
o川;゚□゚)o「で、でもそれだといつもこの人が近くにいないとだめなんじゃ」
('A`)「そこで、『あいつ』の出番なんだよ」
(,,゚Д゚)「『あのひと』ですね」
o川*゚□゚)o「……誰?」
(,,゚Д゚)「「フランケンシュタイン」」('A` )
――――――――――――――――――……………
69
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 23:58:44 ID:rk0PzxLY0
弱気なキューちゃんはキュート
70
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 00:00:33 ID:BVVJldfA0
\ | /
_┌┬┬┬┐_
――┴┴┴┴┴―、
// \
__[//_(゚Д゚,,)('A`)o(゚□゚*川o \__
lロ|=☆= |ロロ゚|■■|■■∪警視庁■■|| =3 プップー
| ∈口∋ ̄_l__l⌒l____|___l⌒l___|| =3
 ̄ ̄`ー' ̄ `ー' `ー' `ー'
o川;゚□゚)o「なんでパトカーなの!?これ目立っちゃうじゃん!!!」
('A`)「だって君が」
o川*'A`)o『外歩いてたら人目に付く!こわいんだよぉ!』
('A`)「っていうからギコが車をわざわざ用意してくれたのに…」
o川;゚□゚)o「し、仕方ないじゃん!最近口裂け女の噂やたら流れてるみたいだし……」
(,,゚Д゚)「流石にまだ自分の車買うほど金持ってないですしね……ドクオさんは金あるはずなのに買わないし」
('A`)「確かに、な」
(,,゚Д゚)「ドクオさんにはケチな自覚あったんですか」
(;'A`)「そそそそっちじゃないわ!……いや、なんでもない」
71
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 00:01:41 ID:BVVJldfA0
(,,゚Д゚)「いやドクオさんはケチですよ。自覚してください」
(;'A`)「ほんと君そんな辛辣だったっけ……」
o川*゚□゚)o(何か勢いでついてきちゃったけど失敗したかなこれ……)
o川*゚□゚)o「……そういやフランケンシュタインさんってどんな人なの?」
('A`)
(,,゚Д゚)
o川*゚□゚)o「……?」
('A`)「……」
o川*゚□゚)o「ん?どうしたん?」
72
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 00:02:42 ID:BVVJldfA0
('A`)「いや、大丈夫だ。うん、なんとかなる。多分」
(,,゚Д゚)「そっすね。大丈夫。多分」
('A`)「いや、まぁまぁ、大丈夫かな?」
(,,゚Д゚)「うーん、大丈夫か?」
('A`)「大丈夫じゃないかもしれんね」
(,,゚Д゚)「そっすね。多分大丈夫じゃないっすね」
('A`)「なんとかならないかもしれんね」
(,,゚Д゚)「多分なんとかなりませんね」
o川*゚□゚)o「ねぇ、ちょっと帰りたいんだけど」
('A`)「いやぁもう着いちゃったよ」バタン
o川*゚□゚)o「終わった……もう絶望しかない……」
73
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 00:04:08 ID:BVVJldfA0
('A`)「ほら早く降りて」
o川*゚□゚)o「ここが地獄か……」バタン
(,,゚Д゚)「じゃあ俺はもう帰るんで、あとはまぁ頑張ってください」
('A`)「おう、またなんかあったらよろしくな」
o川*゚□゚)o「お父さん……お母さん……いままでありがとう……」
(,,゚Д゚)「できれば俺にあんまし話もってこないでくださいね……上のプレッシャーとかありますし」
('A`)「え?あ、うん……」
o川*゚□゚)o「お姉ちゃん達、いつもヨーグルト全部食べちゃってごめんね……」
(,,゚Д゚)「では」バタン
('A`)「あ、バイバイ……」
プップー
74
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 00:04:49 ID:BVVJldfA0
('A`)「……なんだい!ギコの奴!!自分はマッチョだからって偉そうに!」
o川*゚□゚)o「おじいちゃん……おばあちゃん……お年玉を貯金せずに全部べっこうアメにつぎ込んでごめんね……」
('A`)「くそっ!これが世の中だよ!ほっそいナナフシは生きることを許されないのか!!!!」
o川*゚□゚)o「ふふ……今日で終わっちゃうのか……」
('A`)「所詮強いDNAしか選ばれないってことか……」
o川*゚□゚)o「みんな……いままでありがとう……」
('A`)「くそおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
o川*;□;)o「うあああぁぁ……」
75
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 00:05:49 ID:BVVJldfA0
(´・ω・`)「さっきから君たちは入り口で何やってんだよ。部屋まで声聞こえてるぞ」
o川;゚□゚)o「っぎゃぁ!人だぁ!」
(;'A`)「うおお!?いきなり大きな声出すなよ!」
ザワ… ナニアレ…
ワカイオンナノコニオトコフタリ…… ヤバーイ
ハンザイノカホリ
(´・ω・`)「いや君も十分でっかい声出してたでしょ」
(;'A`)「ええーい!うるさい!ちゃっちゃと中入るぞ!」
,,,,,,,,,,(;'A`)ノノo川*゚□゚)o( ´・ω・`)グイグイ
76
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 00:12:37 ID:D1iQAsFcO
面白いではないか
77
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 00:13:26 ID:BVVJldfA0
大体一話はこれで三分の二くらいです!!!
思ったより投下に時間がかかっちゃったので明日か明後日に続きやります!!!
では!!!
78
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 00:15:44 ID:k1uhtpSQ0
乙!
こう言うの可愛くて好き
79
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 00:23:26 ID:sL0N8.cA0
こいつぁ面白そうだ!超期待
!!!が多いのだけ気になった いや別にいいんだけど
80
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 00:23:43 ID:yvxXC0KQ0
おつ
これは期待
81
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:25:00 ID:E0FHXwpk0
―事務所―
o川*゚□゚)o「なんか建物はAPOPTOXIN4869を飲まされた高校生探偵の居候する事務所っぽいのに部屋はわりかし綺麗なんだね」
('A`)「え?あ、うん……」
(´・ω・`)「ったく、ただでさえウチはご近所さんからの評判悪いんだから、無駄に注目を集めるようなことはやめてくれよ」
o川;゚□゚)o「ご、ごめんなさい……」
( 'A`)? o川;゚□゚))o,,,,,,ササッ (・ω・` )
サササッo川;゚□(;'A`) (・ω・` )
(´・ω・`)「……流石にちょっと傷つくよ……」
o川;゚□゚)o「……ごめんなさい……」
82
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:26:44 ID:E0FHXwpk0
(;'A`)「人見知りが激しいのはまぁ仕方ないけど、そんなんだと今から何もできないぞ」
o川;゚□゚)o「こ、この人は誰なの?」
('A`)「さっきも言ったろ。フランケンシュタインだよ」
o川*゚□゚)o「……え?」
(´・ω・`)「ん?何だ仕事?」
o川*゚□゚)o「この人?」
('A`)「うん」
(´・ω・`)
o川*゚□゚)o「いやいやいやいやいや?」
83
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:27:42 ID:E0FHXwpk0
o川*゚□゚)o「え?だってフランケンシュタインって」
,,,,,,,,,,,,
| .+++.|
| ・∀・|
(⊃y ⊃
ノ ゝ
フランケーン
o川*゚□゚)o「こんなんじゃなかったっけ」
(´・ω・`)「それは僕が作った大輔だね」
o川;゚□゚)o「だ、大輔!?」
('A`)「フランケンシュタインってのは怪物じゃなくて人造人間作った科学者の名前なんだよ」
(´・ω・`)「大輔作ったはいいけどさぁ、あいつ言うこと聞かないわ恋人欲しいわうるさいから仮死状態にしてやったわ」
o川;゚□゚)o「じゃあ人間ってこと?でもそれだと、とっくに寿命迎えてるんじゃ……」
84
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:28:35 ID:E0FHXwpk0
('A`)「死体から生命を作り出すフランケンシュタインだぞ?狂ってやがんだよ、こいつ」
('A`)「自分の身体改造して寿命伸ばしやがったんだ」
o川;゚□゚)o「そ、それって不老不死……」
(´・ω・`)「いいや、ちがうね。僕が生きていられるのは『フランケンシュタイン』がこの世界中でポピュラーなおかげさ」
(´・ω・`)「天才マッドサイエンティスト、死体から人造人間を生み出すことに成功した人間、その概念を体現するという存在としてね。自身の改造はあくまできっかけだ」
('A`)「普通、都市伝説やお化けの類はその噂や元ネタに忠実になるもんなんだが、こいつはちょいと例外だ」
('A`)「強すぎる知名度が些細な差異をもみ消してんだよ。『フランケンシュタイン』って概念は、こいつが今生きてようが死んでようが大した問題にしないんだ」
(´・ω・`)「現に君みたいに小説『フランケンシュタイン』をあまり知らないのに、大輔の容姿イメージがすぐわいてくる人がいるみたいにね」
85
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:29:57 ID:E0FHXwpk0
o川;゚□゚)o「ふ、ふ〜ん……」
('A`)「よくわかってないみたいだな……まぁ簡潔に言えば有名すぎるからちょっとくらい違ってても気にならないってことだよ」
(´・ω・`)「だから人々から忘れられたら僕も死ぬ。だから不老不死じゃない……ってかドクオ。僕のことそんなにペラペラ喋るってことは」
('A`)「ああ。今回の客だ。口裂け女」
(´゜ω゜`)「うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
o川;゚□゚)o「ひっ」ビクッ
(´゜ω゜`)「ひああああああああああああああ!!!!!おぺだあああああああああああああああああああはははははひひひひひひひひひひ!!!!!!」
(´゜ω゜`)「ひひひひひひひひひひひひひひひひ口裂け女!!!!!!!!!!!!!!!!!!ひひひひひひひひひひひひひひひ!!!!!!!!!!」
o川*;□;)o「ぁ……ぅぁ……」
86
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:30:59 ID:E0FHXwpk0
(;'A`)「おいおい落ち着けフランケンシュtt!いてっ!噛んだ!!」
(´゜ω゜`)「じっくりたっぷりきっちりゆっくりねっとりしっかりやらなくちゃあああああああひひひひひひひひひふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!!!!!!!!」
o川*;□;)o「もうやだよぅ……おかぁさぁん……」
(;'A`)「落ち着けって!オペできなくなるぞ!!」
(´・ω・`)「それは困る」
(;'A`)「そういう風に切り替えできるんなら最初からやれよ!なんで恐怖を煽るようなことしちゃうの!あほか!」
(´・ω・`)「あー天才科学者の僕にアホとか言うとかまじありえないんですけどーあーあ」
('A`)「閻魔省に突き出すぞ」
(´・ω・`)「あっ、それはマジ無理、勘弁してホント」
87
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:33:54 ID:E0FHXwpk0
o川*;□;)o「うぅう……」
(;'A`)「あー、確かにこいつ頭おかしいけど、手術だけは失敗しないから。うん」
o川*;□;)o「もうそういう問題じゃないよ……」
(´・ω・`)「いいやからやらせてよ」
(;'A`)「その言い方やめろよ……」
(´゜ω゜`)「ああああああっ!!!つべこべ言わずいいからやらせろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
o川*;□;)o「うえええええええん!!!!」
(;'A`)「だああああ、もう収集つかないじゃん!!黙れクソ眉毛!」
88
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:35:16 ID:E0FHXwpk0
o川*;□;)o「ひっく……ひっく……」
(;'A`)「し、しじゅ……しゅじゅちゅちゅうはあいつはこうならないから大丈夫だよ……」
o川*;□;)o「もうどんな言葉も心の慰めになりゃしないよ……あの人がメスもってる姿見るだけで気絶する自信あるよ……」
(;'A`)「あぁ、しゅず、し、手術って言っても医学的なもんじゃないから大丈夫だ。ぶっちゃけ触るだけ」
o川*;□;)o「お、お触り!?こ、こわい……」
(;'A`)「もう何言ってもマイナスイメージだな……」
(´・ω・`)「ただのお触り呼ばわりとは、心外だね。触ることにより現象の解析を行い対象の生命力の流れを用いた再構成と時空間の操作を行……」
o川*;□;)o「わけわかんないよぉ……」
(´゜ω゜`)「あああああああああああああああっ!!!!!!じれったいんだよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!やらせろ!!!!」
o川*;□;)o「ひいぃ!」
(;'A`)「あぁあ!!もう!!!!」
89
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:36:01 ID:E0FHXwpk0
o川*;□;)o⊂('A`;)ギュッ
o川*;□;)o「……!」
(;'A`)「俺もいるから!お願いだから安心して!話が終わらない!」
(´・ω・`)「うっわー、相手が普通の女の子じゃないからって、ここぞとばかりに日ごろのムラムラを晴らすようにいやらしく手を握るなんて……」
(;'A`)「ちちちち違うわ!そもそも誰のせいだと!!!!」
o川*う□;)o「……何か落ち着く」
(;'A`)「へ?」
o川*゚□゚)o「……ありがと、もう大丈夫」
(;'A`)「え?あ、は、はい……」
90
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:38:20 ID:E0FHXwpk0
(´・ω・`)「うっわー、絶対勘違いしちゃってるよこいつ。きんもー」
(;'A`)「うるせぇ!……で、どうする?しゅ……す……手術するか?」
o川*゚□゚)o「……うん」
(´゜ω゜`)「んんんんんんんんんんんんんんグレイトフルゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!」
(;'A`)「だから静かにしとっけって!!……で、本当にいいのか?」
o川*゚□゚)o「……あたし変わりたい。ずっとそう思ってきた。もう口裂け女はいやだって。ここで逃げてちゃ一生このままなんだし、やらなきゃね」
(´゜ω゜`)「ああああああああああああぁああナイス!!!!ナイス判断んんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!」
(;'A`)「……本当に大丈夫か?」
o川;゚□゚)o「ま、まぁ怖いっちゃ怖いけど……信じていいんだよね?」
91
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:41:28 ID:E0FHXwpk0
(´゜ω゜`)「トゥラストッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!トゥラストォミイイイイイイイイイイイイイイィィィィィィィィィィィイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!」
(;'A`)「う、うん……と、トラスト、ミー……」
o川;゚□゚)o「わ、わかった……で、どうすればいいの?しゅず……しず……手術室とかいくの?」
('A`)「いや、そこのソファーにでも座っててくれ」
o川*゚□゚)o「おっけ」ポスッ
(´・ω・`)「じゃあはじめようか」ポスッ
o川;゚□゚)o「ひぃ!」
(´・ω・`)「まだ正面に座っただけじゃないか……」
o川;゚□゚)o「だ、大丈夫だよ!もう覚悟は決めたから!」
92
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:44:25 ID:E0FHXwpk0
(´゜ω゜`)「キヒッ!!!!!キヒヒヒヒヒヒヒヒヒィ!!!!!!!!!!はじまるよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
o川;゚□゚)o「……手」
(;'A`)「え?」
o川*゚□゚)o「ちゃんと、握っててね」
(;'A`)「え?あ、うん」
o川*゚□゚)o⊂('A`;)ギュッ
o川*‐□‐)o「ふぅ……」
(´・ω・`)(……ドクオの中和、ちゃんと効いてるようだね)
o川*゚□゚)o「えっと、それじゃぁ……お願いします」
('A`)「あぁ、マスクは付けたままでもいいよ。触るだけだから」
o川*゚□゚)o「う、うん」
93
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:48:00 ID:E0FHXwpk0
(´・ω・`)つ「じゃぁ、始めるよ」スッ
o川*‐□‐)o「はい……」ギュ
(;'A`)「ぎゃあ!!痛い!!!!痛い!!!力弱めて!!!!」
o川;゚□゚)o「あっ、ごめん」
(´・ω・`)「ただ単に脚力だけじゃなく全体的に身体能力も高いんだなぁ。面白いなあ」
(;'A`)「面白くないわ!むっちゃ痛い……」
o川;゚□゚)o「力加減難しいんだよね……そういうのもなくなるの?」
(;'A`)「あれ、なんか腫れてる……まさか折れてないよね、これ……」
(´・ω・`)「うーん、口裂け女の象徴である傷がなくなったらそういうのも弱まるかもしれないね」
o川*゚□゚)o「……そっか」
(´・ω・`)「まぁやってみないことにはわかんないなぁ。もう触っていいかい?」
o川;゚□゚)o「うん」
94
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:48:24 ID:5ZtdJEpQO
しゅじゅちゅしちゅっ支援
95
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:48:43 ID:E0FHXwpk0
(´・ω・`)つ「ではでは」ピトッ
o川;゚□゚)o「ひゃあ!冷たい!!」
('A`)「こいつ冷え症だしなぁ」
(´‐ω‐`)つ「別にいいだろ……ふむ……なるほどね」
o川;゚□゚)o「ど、どうですか」
(´‐ω‐`)つ,,「なかなか強い呪縛だな……ドクオの中和と僕の能力でもギリギリってとこか……」サワサワ
(;'A`)「えー、まじかよ……大丈夫だって大見得切ったのが恥ずかしくなってきた……」
96
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:51:31 ID:E0FHXwpk0
o川;゚□゚)o「……」
(´‐ω‐`)つ,,「まぁ幸いだったのは、傷が口裂け女としてはそこまで深くはなかったことかな」ペタペタ
o川*゚□゚)o「あ、あたし以外にも口裂け女の治療したことあるの?」
(´‐ω‐`)つ,,「いや……傷から分析したんだ……ある意味ここは口裂け女の象徴みたいなもんだから、色んな情報が詰まってる」ウリウリ
o川*゚□゚)o「あ、あたしのプライバシーが露わに……」
(´‐ω‐`)つ,,「そういうのはあんまりわかんないから大丈夫だよ……」チョイチョイ
o川*゚□゚)o「よかった……」
(´・ω・`)「よし、大体解析終わったからそろそろ始めるよ」
o川;゚□゚)o「りょ、了解」ギュゥググ
(゜A゜)「んぎゃぁ!」メキャァ
o川;゚□゚)o「あっ、ごめん……」
97
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:52:29 ID:E0FHXwpk0
(゜A゜)「なんやこれ……指がおかしな方向にまがっちょる……」
(´・ω・`)「後で治してやるからドクオも静かにしといてよ……集中できないじゃん」
(;'A`)「えぇぇ、指折れた俺にそんなに冷たい言葉を投げかけるの……」
(´・ω・`)「悪いけど今こっちはそんなに余裕ないんでね……じゃ、口裂け女さん、口の力抜いて」
o川;゚□゚)o「は、はい」
o川*´□`)oフニャア
(´・ω・`)「何も顔全体の力抜かなくても……まぁいい、取りかかりますかね」
( ´・ω・`)つ,,「それそれ」クニクニ
o川*゚□゚)o「冷たっ」
(´・ω・`)「しゃべっちゃだめだよ」
o川;゚□゚)o「す、すいません」
98
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:53:24 ID:E0FHXwpk0
(´‐ω‐`)つ,,「まぁ別にそんなには気にならないけど、傷が動くとやりづらいから静かにしといてね」サワサワ
o川*゚□゚)o「はーい……」
(´‐ω‐`)つ,,サワサワ
o川*゚□゚)o「……」
(´‐ω‐`)つ,,サワサワ
::o川*゚□゚)o::「……くっ……ふ……」
99
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:54:48 ID:E0FHXwpk0
(´‐ω‐`)つ,,サワサワ
::o川*;□;)o::「……ひっ……ひ……くふっ……ふふふふふふふふ」
(#´・ω・`)「ちょっといいかげんにしてもらえるかな……」
::o川*;□;)o::「だってくすぐっ……くふふふふふ」
(#´・ω・`)「あぁあぁもう!こうなったらちょっと眠っててもらうよ!」
o川*;□;)o「へ?」
(´・ω・`)
⊂彡 バシーン
・;’.、o(゚;川川o 「へぶらっ」
100
:
名も無きAAのようです
:2013/01/10(木) 23:55:44 ID:E0FHXwpk0
o川* □ )o「うぅ……」キュゥゥ
(´-ω-`)「やっと静かになった……」
(;'A`)「大丈夫なのか?」
(´‐ω‐`)つ,,「問題ないよ……どうせあと三分程で終わる」サワリサワリ
(;'A`)「……そっち終わったら俺の手の方もよろしくな」
(´‐ω‐`)つ,,「了解……」サワリサワリ
―――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
101
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:07:31 ID:k7OanjQ60
日暮れ時!!!!!!!!!
カァーカァー
o川*-□-)o「んん……」
o川*゚□゚)o「はっ!」ガバッ
o川*゚□゚)o「あれ?何であたしソファで寝て……」
(´・ω・`)「おはよう、やっと起きたか。もう夕方になっちゃったよ」
o川*゚□゚)o「ん?確かあなたは……」
102
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:08:17 ID:k7OanjQ60
o川*゚□゚)o「あれ?何であたしソファで寝て……」
(´・ω・`)「おはよう、やっと起きたか。もう夕方になっちゃったよ」
o川*゚□゚)o「ん?確かあなたは……」
(´・ω・`)「ったく、施術自体はすぐ終わったのに全然目覚まさないんだから」
o川;゚□゚)o「あー!ビンタされたんだった!あたし!頭痛いもん!!」
(´・ω・`)「あーはいはいスミマセンゴザマシター。で、何か気付いたことない?」
o川*゚□゚)o「……え?」
(´・ω・`)「傷、治ったよ」
o川*゚□゚)o「……ほ」
(´・ω・`)「ん?」
o川*゚□゚)o「……ほんとに?」
103
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:09:19 ID:k7OanjQ60
(´・ω・`)「鏡はここにある。マスクとって確認してみな」ヨイショ
つ○⊂
o川*゚□゚)o「う、うぁ、ぅ」
(´・ω・`)「無理せず、ゆっくりでいい」
つ○⊂
o川*゚ー゚)o「そいやああぁぁあぁぁああ!!!」パシンン
□⊂彡
(´・ω・`)「うわぁ一思いにいきやがった」
つ○⊂
o川*゚ー゚)o「うおおおぉ!治ってる!治ってるじゃん!!!」
(´・ω・`)「あれ?なんか思ってた反応と違う……」
つ○⊂
104
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:11:16 ID:k7OanjQ60
o川*゚ー゚)o「ひ、ひゃっほい!あたしめっちゃかわいいじゃん!!やったあ!!!!」
(´・ω・`)「もっと 『な、なくなってる……よかった……よかった……!』ヘナヘナ ってなるかと思ってたのに……」
o川*゚ー゚)o「いやぁ、これも偏にみなさんのおかげですよ!……ってあれ?えっと、ドクオさん?は?」
(´・ω・`)「あぁ、あいつならおしっこいってるよ、たぶんすぐに戻ってく……」
('A`)「ふぅ、出た出た。手の方もしっかり治っt」ガチャッ
o川*>ー<)o「いぇーい!!!!キャッホ―――――イ!!!!」
(;'A`)「うおぉぉおおおぉぉ!!?」
105
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:11:59 ID:k7OanjQ60
o川*゚ー゚)o「無事!!治りました!!!うへへ!!!」
o川*゚ー´)o⌒☆ウインクバチューン
('A`)「なんか思ってたのと違う……」
(´・ω・`)「な」
o川*゚ー゚)o「いやぁ、本当になんとお礼を言ったらいいか!!キューちゃんのキュートな姿を取り戻してもらって!!!」
o川*゚ー´)o⌒☆ウインクバチューン
('A`)「え、どうすんのこれ」
(´・ω・`)「な」
106
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:15:23 ID:k7OanjQ60
o川*゚ー゚)o「いやはや、あたしも本当になんというか、生まれ変わった気分ですよ!ぐふふ!!」
('A`)「あ、そうだった俺の仕事忘れてた」
(´・ω・`)「頑張って」
o川*゚ー゚)o「ふふふ、笑顔が自然!これって素敵!!!」
('A`)「えっと、素直 弓十(すなお きゅうと)さん」
o川*゚ー゚)o「あれ?なんであたしの名前知ってるの!?もしかして、ファンか何か!?」
o川*>ー<)oキャー
('A`)
(´・ω・`)「負けないで」
107
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:16:56 ID:k7OanjQ60
('A`)「えっと、うちの本来の仕事は就職案内なんですよ。なのでそちらのほうのお話をしたいんですが、本日は遅いので、また明日ということで」
(´・ω・`)「よし、よく言い切った」
o川*゚ー゚)o「あ、そうでしたね!!いやあ本当にありがとうございました!!」
('A`)「あ、いやだからまだ終わりじゃないんですよ、また明日こちらの事務所の方でお話を」
o川*゚ー゚)o「あっ、そうなんですか?ホント何から何までありがとうございます」
('A`)「あ、いえいえ。ではまた明日」
o川*゚ー゚)o「はーい!!!」
o川*゚ー゚)o「あっ、では、本日は失礼します!!」
o川*゚ー´)o⌒☆ウインクバチューン
('A`)「あ、はい」
108
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:17:23 ID:LJ8PePzQ0
ショボンの負けないでに茶のしずくを感じる
109
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:20:39 ID:k7OanjQ60
ガチャッ バタン
トトトトトトト……
(´・ω・`)「ふぅ、帰ったか」
('A`)「あぁ、なんかこう、エネルギーを持って行かれる……ん?」
……トトトトトト ト ト ト
o川;゚ー゚)oバターン
⊂彡
('A`)
(´・ω・`)
o川;゚ー゚)o「……無理」
110
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:21:39 ID:k7OanjQ60
('A`)「え?」
o川;゚ー゚)o「人前」
('A`)「は?」
o川;゚ー゚)o「だから!怖いの!!」
(;'A`)「何が!?」
o川;゚ー゚)o「人が!!!!」
―――――――――――――――――――――――――――………………
111
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:22:50 ID:k7OanjQ60
(´・ω・`)「まぁお茶でも飲んで」コトリ
o川;゚ー゚)o「あ、どうも」
(;'A`)「……で、人が怖いってのは?」
o川*゚ー゚)o「んー、なんていうか、まだあたしに口裂け女が残ってるような気がして、いきなりまた裂けるかもしれないって考えちゃって……」
(;'A`)「んー、まぁすぐに今までの自分をなくしちゃう、ってのは難しいしなぁ……」
o川*゚ー゚)o「そもそもあたしずっと人とロクに会話してなかったし……外歩けてたのすら口裂け女の呪縛のせいだったし……」
(´・ω・`)「呪縛とけた瞬間にコミュ障とは皮肉なもんだね」
112
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:23:41 ID:k7OanjQ60
o川*゚ー゚)o「はぁ……どうしよう……やっぱ就職とか無理なのかなぁ……」
(;'A`)「就職だけならともかく、人見知り直さなきゃならないのはきっついなぁ……自身の口裂け女への恐怖のせいで余計ハードル上がってるし」
o川;゚ー゚)o「あ、でもドクオちゃん来てくれたら大丈夫!多分!」
('A`)「……俺一応君より年上だからね……「ちゃん」て……「ちゃん」て……」
(´・ω・`)「うーん、ただ君が安心できるようになるまで、ドクオを君の傍に置いていけるほど、うちの事務所は余裕ないんだよなぁ」
o川;゚ー゚)o「うぅ……」
113
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:25:38 ID:k7OanjQ60
('A`)「だよなぁ、今週末も閻魔省の本部で会議とかあるしなぁ」ズズズ
('A`)「あ、コーヒーおかわり持ってきて」
(´・ω・`)「は?パシリとかふざけんなよぶちころすぞ。僕は天才フランケンsy」
('A`)「お前家事当番だろ、今日」
(´・ω・`)「はぁ?コーヒーとかは含まれないと思うんですけどー」
('A`)「……なぁ、先月の携帯料金、いくらしたと思う?」
(´・ω・`)「さ、さぁ、いきなりなんのことことととととと」
(#'A`)「お前がアホみたいに糞みたいなネットゲームに狂ったように課金しまくるから馬鹿みたいに金かかってんだよおおおおおおおおお!!!!!!!」
114
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:26:26 ID:k7OanjQ60
(´・ω・`)「いいいいいいや、それはほら、あっあああああれだよ、しらなかったんだ、おかねかかるって」
(´・ω・`)「だってがちゃがちゃいっぱいまわしたいでしょ?まわしたくなるでしょ?どくおもきっとそうなるよ、うん、しょうがないよ、しょうがない」
(´^ω^`)「しょうがない」
o川*゚ー゚)o「うわ、だめだ、この人」
('A`)「退会しといたから」
(´^ω^`)「え?」
('A`)「そのゲーム退会したから。カードは全部売って通信費に充てたから。あと、お前もう向こう半年携帯所持禁止な」
(´^ω^`)
(´゜ω゜`)「っはああああああああああああああああああああああああ!!!!!???」
115
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:27:36 ID:k7OanjQ60
('A`)「お前これで何回目だよこういうの。なぁ。携帯代は全部俺の分の金から出してるんだぞ」
(´゜ω゜`)「あ……あ……あぁ……」
('A`)「ちゃんとお前には生活費別にして給料もやってるだろ?それも相当額。なんでおまえそういうのも一日で使い切っちゃうんだよ」
('A`)「俺はお前が糞ゲーに金を突っ込むのは別に口出ししないよ。それがお前の金ならな」
('A`)「お前が携帯欲しいって言ったから買ってやったのに、こんなことになるなんて思わなかったよ、がっかりだ」
(´゜ω゜`)「お……こほぁ………」
('A`)「たのむから、手伝いくらいは真面目にやってくれよ。家事は二人でやるってのは決まり事だろ?なぁ」
(´゜ω゜`)「……は……ぃ……」
('A`)「じゃぁコーヒーもってきて」
(´゜ω゜`)「わか……った……」フラフラ
116
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:30:21 ID:k7OanjQ60
ガチャ バタン
o川*゚ー゚)o「ん?二人はここにすんでるの?」
('A`)「ん?あぁ、この建物は事務所のあるここ二階以外も、三階はうちの物だからな」
('A`)「つっても三階の方には風呂以外あんまいかないなあ。寝るのも事務所が多いし」
o川*゚ー゚)o「フランコン……フランケンシュタインさんと一緒に寝てるの?」
('A`)「あいつは寝ないよ。ずっと書斎で本読んだりゲームしたりネットサーフィンとかしてる」
o川*゚ー゚)o「なんか寝ないってゾンビっぽいね」
('A`)「ほんとにな。生活スタイルもろもろ含めてな」
117
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:32:14 ID:k7OanjQ60
――――――――――――――――――――――………………………………
(#´・ω・`)「くそっ、ドクオの奴、覚えてろよ!!!」ゴポゴポ
(#´・ω・`)「しょうがないじゃないか!トップレアの確率80000分の1なんだからいっぱいまわしたくなっちゃうんだもん!!!」ゴポポ
(´・ω・`)「あ、沸いた」
(´・ω・`)(しかしお尋ね者である僕をかばっててもらってるのも事実……大きく出ることはできない……)チョロチョロ
(´・ω・`)「よし、注げた」
(#´・ω・`)(しかしこのままじゃこの事務所内での僕のカーストは最下位だ……二人しかいないけど)
118
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:33:10 ID:k7OanjQ60
(´・ω・`)「砂糖は三つだっけ……あいつ糖尿になるぞ」
(#´・ω・`)(どうすればこの状況を打開できるか………)
(´・ω・`)「はっ!!!」
(´・ω・`)(逆転の!発想!!!)
(´・ω・`)(上に!行けないなら!!)
(´・ω・`)(下を!!!作ればいい!!!!)
(´^ω^`)
――――――――――――――――――――――………………………………………………
119
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:34:08 ID:k7OanjQ60
('A`)「マスクしててもダメなの?」
o川*´へ`)o「うーん、ちょっとはマシになるかなぁ……」
ガチャッ
(´^ω^`)
('A`)「おっ、かえってきたか」
(´^ω^`)「コーヒー、どうぞ」カチャリ
('A`)「ありがと」
120
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:34:15 ID:VCjA4/cYO
面白い支援
121
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:35:06 ID:k7OanjQ60
(´^ω^`)「ところで口裂け女さん……いや、素直さん。いい就職先の提案があるんですが」
o川;゚ー゚)o「ほ、ほんとに!?」
(;'A`)「え?お前そっちの筋のコネ何かあったっけ?」
(´^ω^`)「いや、うちの事務所の秘書をやっていただこうと思いまして」
o川*゚ー゚)o「!」
(;'A`)「はぁああ!?」
(´^ω^`)「ドクオも最近物凄く忙しくなってきてるし、やっぱり手伝いは多い方がいいんじゃないかと思ってね」
(;'A`)「いや、そうだけどだけどさ」
122
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:36:19 ID:k7OanjQ60
o川*゚ー゚)o「やりたい!」
(;'A`)「ちょt」
(´^ω^`)「うん、いい返事だ」
o川*゚ー゚)o「でへへ」
(;'A`)「ええい、静かにしろ!いいか?特殊職業案内所の秘書官にはちゃんと試験があるんだぞ!それもかなり難しい!」
(;'A`)「それに元都市伝説はおそらく面接ではじかれる!退魔局のスパイ対策で向こう側からの介入は徹底して排除するんだよ!」
(´^ω^`)「試験は問題ないさ。この超天才の僕がティーチングするからね」
(´^ω^`)「それに元都市伝説といっても彼女が口裂け女だったことはまだ本部に伝えてない。いくらでもごまかせる」
(´^ω^`)「それにさっきのオペで口裂け女の情報は十分把握した。探知部の奴らに気付かれない仕掛けだって作れるさ」
123
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:37:00 ID:k7OanjQ60
(;'A`)「って言ってもなぁ」
o川*゚ー゚)o「ここで働かせてください!」
(;'A`)「う、うーむ」
o川*゚ー゚)o「ここで働きたいんです!!!」
(´^ω^`)「ドクオ!!!」
(;'A`)「……1ヶ月だ」
o川*゚ー゚)o「え?」
(;'A`)「1ヶ月後にちょうど試験がある!それに合格したらここで雇うことにするよ」
o川*゚ー゚)o「ほんと!?やったぁ!」
('A`)(まぁ1ヶ月じゃ無理だろうし、それまでにどっか就職先探すとするか)
124
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:39:10 ID:k7OanjQ60
(´^ω^`)「ふふ、じゃあそれまでここの三階の部屋を貸してあげよう。勉強も僕が教えやすくなるしね!」
(;'A`)「何でだよ!」
(´^ω^`)「口裂け女の件の解決を本部に伝えないってことは他の閻魔省職員の調査も入るかもしれないだろ?」
(´^ω^`)「ただでさえS級指名手配されてるのに、余計僕が見つかりやすくなっちゃうよ」
('A`)「それはただの噂だったってことで報告書でっちあげて……」
(´^ω^`)「あぁもうグダグダとうるさいな、はい決定!決定したから!!!」
(;'A`)「だ、だから」
o川*>ー<)o「よっしゃ!!お勉強頑張っちゃうもんね!!!ふふふふふ」
(´^ω^`)「ようし頑張れ頑張れふふふふふ」
125
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:40:04 ID:k7OanjQ60
(;'A`)「だk」
o川*゚ー゚)o「そうと決まれば引っ越しの準備しなきゃね!!あんまり荷物無いからすぐ終わるよ!」
('A`)「もう好きにして……」
o川*゚ー゚)o「ぐふふふ!ありがと!どっくん!」
('A`)「え?何?どっくんて」
o川*゚ー゚)o「え?だって同じ職場になるんだからあだ名決めて距離を縮めなくちゃね」
('A`)「え?どっくん?俺?」
126
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:40:49 ID:k7OanjQ60
o川*゚ー゚)o「うん!名前ドクオだし、さっき手繋いでたときどっくんどっくんしてたから」
('A`)
(´;ω;`)「ぎゃはははははは!!初心童貞!!初心童貞!!!!!」
o川*゚ー゚)o「で、そっちはショボンね!」
(´・ω・`)「え?」
127
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:41:29 ID:k7OanjQ60
o川*゚ー゚)o「眉毛しょんぼりしてるし、シュタインってしょぼんっぽいしね!」
(´・ω・`)
o川*>ー<)o「ようし、何か俄然やる気でてきたぞおおおぃ!!!」
o川*゚ー゚)o「お祝いとかあるのかな!?あ、そうだ出前取ろうよ出前!!」
o川*゚ー゚)o「いっぺんとってみたかったんだよね!!出前!!ぬふ!ふふふふ!」
('A`)
(´・ω・`)
128
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:43:10 ID:k7OanjQ60
o川*゚ー゚)o「きゅーちゃんを加えた新事務所に乾杯!とかやるのかな!?あ、あたしまだお酒飲めないけど!!」
o川*>ー<)oイェーイ
o川*゚ー´)o⌒☆ウインクバチューン
('A`)
(´・ω・`)
新メンバーを加えて(予定)大きく変わるドクオ就職案内所!!!
そもそも変わる前の描写が一切ないがどうなのか!!?こうなのだ!!!!
次回はおそらく1ヶ月以内に!!
129
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:46:08 ID:k7OanjQ60
・第1話〜口裂け女o川*゚ー゚)o〜
おわり
130
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:46:24 ID:XUkeIIacO
乙!!!
キューちゃんが適度にうっとうしいです!!!
131
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 00:55:06 ID:/HuSLAl.0
キューちゃんうざかわいい!
132
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 01:10:00 ID:ddhFBKpg0
いい勢いを感じる!!こういうの好きだ!!
133
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 01:14:08 ID:CRLsGGrs0
乙
面白い!
134
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 01:32:06 ID:M5fQpP1IO
続きが楽しみー
135
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 01:50:40 ID:zRuF5m5Y0
乙!面白かった
キュートのギャップがいいなwww
136
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 11:24:34 ID:1SPQB2SkO
助け屋ギコの人?
137
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 16:12:58 ID:qllhcFEg0
会話がいちいちかわいくて面白いな
続き期待乙
138
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 17:19:35 ID:X2O57jrIO
面白い〜次も待ってます!乙
139
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 18:29:46 ID:yGniIOScO
いいよいいよー
乙
140
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 19:53:29 ID:xosGrmqA0
おもろい!おつ
141
:
名も無きAAのようです
:2013/01/11(金) 20:54:23 ID:a/MAjMXo0
こういうの好きだ!
乙
142
:
名も無きAAのようです
:2013/01/12(土) 14:25:48 ID:gn5rG/Eo0
やばいおもしろいぞ
続き期待!
143
:
名も無きAAのようです
:2013/01/13(日) 01:26:01 ID:As5KDkjM0
掛け合いが面白くて楽しいね
144
:
名も無きAAのようです
:2013/01/13(日) 09:25:36 ID:mcxfcQNE0
乙!
おもしろい!
145
:
名も無きAAのようです
:2013/01/13(日) 11:55:30 ID:RvkjXbxk0
期待!
146
:
名も無きAAのようです
:2013/01/13(日) 19:32:34 ID:F.l4/07Q0
カーストの上作っちゃってどうするんですかショボンさん
147
:
名も無きAAのようです
:2013/01/14(月) 14:28:34 ID:z3idyQf60
おもしろ!乙!
148
:
名も無きAAのようです
:2013/01/19(土) 06:43:47 ID:HXY6C2F60
続きWktk
149
:
名も無きAAのようです
:2013/01/19(土) 19:28:24 ID:.5KHchuI0
あと三週間か…
150
:
名も無きAAのようです
:2013/01/21(月) 01:25:39 ID:6R.pBE/w0
1話おまけ
(´・ω・`)「お祝いなんだから焼肉とかでもいいんじゃない?ちっと高めの」
o川*゚ー゚)o「焼肉!!行ってみたい!!」
('A`)「でもここのメンバーって」
('A`)←女性恐怖症(重症)
o川*゚ー゚)o←コミュ障(特に沢山人がいる場所)
(´・ω・`)←指名手配(S級)
('A`)「どうすんのこれ……」
151
:
名も無きAAのようです
:2013/01/21(月) 01:26:38 ID:6R.pBE/w0
(´・ω・`)「ドクオが近くにいるなら素直さんは大丈夫なんじゃないの」
o川*゚ー゚)o「あたしのことはキューちゃんってよんでね!もしくはキュート!!いいあだ名でしょ!?」
('A`)「えっと、素直さんは」
o川*゚ー゚)o「キューちゃん!キュート!!!」
(;'A`)「……えっと、キュートは大丈夫なの?」
o川*゚ー゚)o「うーん、まだちょっと怖いかなぁ」
('A`)「難しいか……そもそもショボンが捕まる心配が全くない店って、いつも行ってる定食屋とかラーメン屋とかの数件、あとはしぃの店くらいしかないからなぁ」
(´・ω・`)「ショボンと呼ぶなフランケンシュタイン様と呼べ」
152
:
名も無きAAのようです
:2013/01/21(月) 01:27:30 ID:6R.pBE/w0
('A`)「ぶっちゃけ長いしショボンの方が呼びやすい」
o川*゚ー゚)o「ショボンいいじゃん!ショボンショボン!ショ・ボ・ン!」
(´・ω・`)「こんな屈辱は初めてだよ……」
(´・ω・`)ショボーン
o川*゚ー゚)o「ほら!ショボーンってした!!」
(´・ω・`)「ハッ!しまった」
o川*゚ー゚)o「てかなんで指名手配されてるの?」
('A`)「こいつは大量のお化け物の怪都市伝説についての情報を持ってるからな。中には地下政府が隠蔽しておきたいものもあるんだよ」
153
:
名も無きAAのようです
:2013/01/21(月) 01:28:11 ID:6R.pBE/w0
(´・ω・`)「天才だからしょうがないんだよ。あーつれーわーてんさいつれーわー。凄いだろ」
o川*゚ー゚)o「で、どっくんの女性恐怖症ってなんなの?」
(´・ω・`)「スルーかよ」
(´・ω・`)ショボーン
('A`)「あぁ、それね……一般女性が怖いのよ。お化けとかなら大丈夫なんだけど」
o川*゚ー゚)o「ん?あたしはどうなるの?」
('A`)「『元』も大丈夫かな。あと普通の人でも悪霊に憑りつかれてたりしたら大丈夫」
o川;゚ー゚)o「あ、悪霊とフランクに接せられるのに何で普通の女の人が……」
('A`)「なんでなんだろうなぁ」
154
:
名も無きAAのようです
:2013/01/21(月) 01:29:02 ID:6R.pBE/w0
o川*゚ー゚)o「んー、じゃぁやっぱり今日の焼肉はやっぱ無理っぽいのかな」
('A`)「最初出前でいいとか言ってたじゃん」
o川*゚ー゚)o「そうだね!それがいいね!」
(´・ω・`)「ピザとか?僕お寿司あんまり好きじゃないし」
('A`)「ピザってあんまり出前って感じしないよな。やっぱ和物だろ」
(´・ω・`)「あ、それなんかわかる。サザエさんでも店屋物とかいってるし天丼とかウナギのイメージあるな。あとラーメン」
o川*゚ー゚)o「ところでさ、出前の受け取りとかお金の支払いは誰がするの?」
('A`)
(´・ω・`)
o川*゚ー゚)o
('A`)「……インターホンで確認して男だったら俺がやろう」
(´・ω・`)「僕がフルフェイスヘルメットでやるよ」
('A`)「あ、そうだな。それでいこう」
o川*゚ー゚)o(この職場大丈夫かなぁ)
155
:
名も無きAAのようです
:2013/01/21(月) 01:30:07 ID:6R.pBE/w0
以上です!!!!短い!!!?短いです!!!!!!!!!!
2話は今週末投下します!!!!!!!!!!
よろしくね!!!!!!
ウインク!!!!!!
156
:
名も無きAAのようです
:2013/01/21(月) 01:32:34 ID:SdvX6PGQO
乙
157
:
名も無きAAのようです
:2013/01/21(月) 01:32:46 ID:E9PR0flk0
期待してるよ!!!!
158
:
名も無きAAのようです
:2013/01/21(月) 01:36:40 ID:t788jsPMO
おまけも皆かわいい!!
159
:
名も無きAAのようです
:2013/01/21(月) 13:27:43 ID:KeSFXJmYO
面白い支援
160
:
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:2013/01/21(月) 14:24:09 ID:edKJXeAw0
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161
:
名も無きAAのようです
:2013/01/22(火) 05:07:07 ID:CkoaYGt60
これは期待の新作
162
:
名も無きAAのようです
:2013/01/22(火) 14:56:06 ID:2F/.5b/Q0
期待
163
:
名も無きAAのようです
:2013/01/23(水) 03:41:56 ID:eJ5gRL/E0
期待できるなこの作品は
164
:
名も無きAAのようです
:2013/01/23(水) 12:44:29 ID:zIzEbT0k0
みんなの期待で
>>1
がぺしゃんこに
165
:
名も無きAAのようです
:2013/01/23(水) 14:52:56 ID:G/bf1goo0
1話でこの面白さは期待せざるをえない
166
:
名も無きAAのようです
:2013/01/23(水) 15:11:38 ID:KA7e/OXkO
面白い
167
:
名も無きAAのようです
:2013/01/23(水) 19:40:23 ID:8zJmAe3A0
面白かった、逃亡だけはしないでくれると嬉しい
168
:
名も無きAAのようです
:2013/01/25(金) 18:12:19 ID:fTfxq.QY0
今日来るかな
169
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 00:23:35 ID:vRpuVEiEO
週末といえば土曜日だろ〜
期待して待ってる
170
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:22:48 ID:mMoHg7eA0
支援や乙や期待ありがとうございます!!!
感謝!!!!感激!!!!雨あられ!!!!!
o川*゚ー゚)oのoが手だったり髪飾りだったりするけど気にしないでください!!
お願いします!!!!
お願い!!!!!!!!!!!!!
171
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:23:35 ID:mMoHg7eA0
ぺちゃり ぺちゃり
ぬちゃり
「くふ、ふふ、ふ、ふ」
ぬちゃ ぺちゃ
ちゅろり にゅぷ くちゃり
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………………………
172
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:24:25 ID:mMoHg7eA0
o川*うー゚)o「おっはよー」ガチャッ
(´・ω・`)「ああ、おはよう」
o川*゚ー゚)o「あれ?事務所にもどっくんいないの?」
(´・ω・`)「朝早くに出かけてったよ。何か色々やることあるみたいで」
o川*゚ー゚)o「やっぱ社会人って大変なんだねー」
(´・ω・`)「あ?それは今ここで優雅にミルクココア飲んでる僕への当てつけか?あ?」
o川*゚ー゚)o「ミルクココア……ハッ!!」
o川*゚ー゚)o「朝ごはん!ねぇ朝ごはんは!?」
(´・ω・`)「昨日ここに初めて来たとは思えない図々しさっぷりだな」
173
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:25:09 ID:mMoHg7eA0
o川*゚ー゚)o「だって空くものは空くし!お腹!!」
(´・ω・`)「あー、一応サンドウィッチが冷蔵庫にあったはず」
o川*゚ー゚)o「へっへー!じゃあいただきましょうかね!冷蔵庫は三階だっけ?」
(´・ω・`)「あぁ、台所にあったろ。あれだよ」
o川*゚ー゚)o「ラジャッ!じゃあいってきます!!」
(´・ω・`)「あぁちょっと待って」
o川*゚ー゚)o「何?ま、まさか愛の誘惑……?」
174
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:25:51 ID:mMoHg7eA0
o川*^ー゚)o「だめだぞっ!そんなんじゃあたしのハートは射止められないんだからっ!」
(´・ω・`)
o川*゚ー゚)o「ショボンはちょっと恋愛対象外っていうかなんていうか……ゴメンネ」
(´・ω・`)イラッ
o川*゚ー゚)o「で!?果たしてショボンの口から放たれる言葉とは!?」
(´・ω・`)「……今日の予定を伝えておこうと思ってね。君の家から荷物とか持ってこなくちゃだし」
o川*゚ー゚)o「あー、そういえばそうだったね」
175
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:26:31 ID:mMoHg7eA0
(´・ω・`)「大体10時ごろドクオが車で帰ってくるから、それに乗って君んちまで行ってよ」
o川*゚ー゚)o「え?車持ってないんじゃないの?」
(´・ω・`)「レンタカーだよ。知り合い、ってかドクオの昔の客に、今車貸しやってる奴いるから」
o川*゚ー゚)o「客……ってあたしみたいな?」
(´・ω・`)「そうそう。箒神(ははきがみ)ってやつでさ。自分を活かす仕事がやりたい!ってどうにもうるさい奴だったなぁ」
o川*゚ー゚)o「ははきがみ?」
(´・ω・`)「箒に宿る神様だよ。かなり金持ちの家の箒に憑いてたみたいだけど、蔵に閉じこもってるのが我慢できなくなって飛び出してきたらしい」
(´・ω・`)「最近じゃ家の中の掃除は掃除機なんかが主流になっちゃたしね。たまの庭掃除だけに担ぎ出されるのがどうも気に食わなかったとか言ってたな」
176
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:27:14 ID:mMoHg7eA0
o川*゚ー゚)o「でもよくここ見つけられたね。あたしなんて存在すら知らなかったのに」
(´・ω・`)「街のど真ん中で『俺は箒だ!!仕事させろ!!』って箒振り回しながら叫んでたのを警察に保護されたんだよ」
o川*゚ー゚)o「そ、それは何と言うか、うん」
(´・ω・`)「当然だけど身分も証明できない。普通ならいたずらか精神異常者として扱われるんだろうけど、話を聞いたドクオがどうにも気になったらしくてね」
o川*゚ー゚)o「ほうほう」
(´・ω・`)「で、面会させてもらったら案の定箒神ってことで、警察から引き渡してもらったわけさ」
o川*゚ー゚)o「でも身元不明だといろいろややこしいんじゃない?」
177
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:28:18 ID:mMoHg7eA0
(´・ω・`)「そんなんドクオには関係ないよ。特殊就職案内所は相当の権力もってるからね」
(´・ω・`)「もちろん下っ端警察はそもそも『閻魔省』なんて知らないけど、上に紹介状でもなんでも書いてもらえることはできる」
o川*゚ー゚)o「ほぁー」
(´・ω・`)「で、こっちに連れ帰って、就職について色々話し合ったんだよ。一週間くらいかかったかな?あいつの場合は」
o川*゚ー゚)o「で、何でレンタカー?」
(´・ω・`)「清掃業者の仕事も最初は考えたんだけど、どうにも上手くいきそうになくてね」
o川*゚ー゚)o「どうして?」
(´・ω・`)「我が強すぎたんだよ。あんなんじゃ余計なことまでやって客と衝突しかねない」
178
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:29:09 ID:mMoHg7eA0
o川*゚ー゚)o「で、レンタカー?」
(´・ω・`)「そう。掃除をする対象が自分の管理物ならいくらこだわっても誰も文句言わないしね」
(´・ω・`)「根が大真面目な奴だったからね。手続やらなんやも自分でちゃんとこなしてたよ。資金は妖怪向け特別基金の方に申請して」
o川*゚ー゚)o「ふ、ふ〜ん。ま、まあ、あたしもそのくらい頑張ればできるかもしれないよ」
(´・ω・`)「はいはい……」
o川*゚ー゚)o「しかし箒で車を掃除って相性悪いよね」
(´・ω・`)「まぁね……車内の掃除だけしか箒使えてないらしいし……でも『箒神』が箒を車の掃除に使うことには大きな意味があるんだよ」
o川*゚ー゚)o「どゆこと?」
179
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:29:53 ID:mMoHg7eA0
(´・ω・`)「箒はもともとそれ自体神聖なものとして扱われてるんだよ。安産祈願や宗教行事に使われたりもする。時には信仰さえされる」
(´・ω・`)「『払う』ってのが厄とかの『祓う』とかかってたりしてね。清めにはもってこいなんだ」
o川*゚ー゚)o「だじゃれ!」
(´・ω・`)「そうだね。でも言葉の力ってのはなかなか馬鹿にはできないもんだよ。その実例が目の前にいるだろ」
o川*゚ー゚)o「ショボン?」
(´・ω・`)「そう。『フランケンシュタイン』って言葉は本来の意味以上に言葉としての力を持っている……って昨日も言ったか」
(´・ω・`)「ちょっと話がそれたけど、とにかく、車なんて危ないものを『祓う』ことには非常に大きな意味があるんだよ」
o川*゚ー゚)o「事故とか減るのはうれしいね!」
180
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:30:48 ID:mMoHg7eA0
(´・ω・`)「そうだね。あいつも箒の出番が少ないのに文句言ってたけど、最終的には『自分の力を活かせる!』って納得したよ」
o川*゚ー゚)o「へぇ〜」
(´・ω・`)「ちゃんと覚えた?」
o川*゚ー゚)o「ん?」
(´・ω・`)「試験まで一ヶ月しかないからね。こういう些細なことでもしっかり覚えておくこと!」
o川;゚ー゚)o「そ、そうだった」
(´・ω・`)「午後からはミッチリ勉強してもらうからね……」
181
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:31:29 ID:mMoHg7eA0
o川*゚ー゚)o「がんばるよ!!」
(´・ω・`)「うん」
(´・ω・`)(頑張ってもらわなきゃ困るんだよ……ここでキュートが秘書にさえなれば)
('A`)『ちょっとこれFAXしといて』
(´・ω・`)『了解』
(´^ω^`)『おいキュート、これFAXしとけ』
o川*゚ー゚)o『ブぅラジャー!!』
(´^ω^`)『さーてレベル上げに勤しみますか!』カタカタ
(´・ω・`)(こんなこともできちゃうんだからな……)
182
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:32:56 ID:mMoHg7eA0
(´・ω・`)(そう……きっと秘書よりも専属研究医である僕の方が、ここでの立場は上になる!)
(´・ω・`)「っく……ふふふふふ……」
(´゜ω゜`)「ッギャハハハハハハハハハハハハハ!アハアハアハイヤあああああぁあぁあああぁぁ!!!ヒュー!」
o川;゚ー゚)o「ひっ」
(´・ω・`)「おっといけない。そろそろいかないとギルメンにどやされる」
o川;゚ー゚)o(どんな麺だろ……)
183
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:34:29 ID:mMoHg7eA0
(´・ω・`)「じゃあまたあとでね」
ガチャ バタン
o川*゚ー゚)o「はぁ……勉強かあ……頑張らなきゃな」
o川*゚ー゚)o「あ!サンドウィッチ!朝ごはん!」
トトト
ガチャバタン
―――――――――――――――――――――――――……………………………………
184
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:38:20 ID:mMoHg7eA0
妖怪!!!!!!
それは日本に古来より潜みし!!人間の!!あるいは隣人!!!!あるいは脅威!!!!!
我々はそれを無視などできるだろうか!!!!否!!!!!
彼らを避けては通れない!!!!何故なら!!すぐそこにいるのだから!!!!既に!!!!
だから!!!!大切なのは!!付き合い方!!!!!
美人であれば丁重に!!!そうでないならそれなりに!!!!
ケースバイケース!!!必要なのは!!相手を知ること!!!!!
そして!!!それを知り尽くした者は!!!今日もせっせと働くのである!!!!!
彼らと上手く付き合うために!!!!
彼らを上手く付き合わせるために!!!!!
('A`)お化け物の怪都市伝説向け就職案内所のようです
・第2話〜垢なめ〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
185
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:40:15 ID:mMoHg7eA0
朝!!!!
―交番―
(,,゚Д゚)「さてと、今日も頑張りますかね」
('A`)「ギコいるー?」ひょこっ
(,,;゚Д゚)「のわっ!?」ガタタン
('A`)「そんな驚かなくても……俺の心は必要以上に繊細なんだぞ……」
(,,;゚Д゚)「いやいや、あまりに予想外でしたもんで。人物も時間帯も」
('A`)「人物とか言うなよ……」
186
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:41:43 ID:mMoHg7eA0
(,,゚Д゚)「てか表の車で来たんですか?ついに買ったんですかね」
('A`)「いや、レンタカーだよ」
(,,゚Д゚)「まぁそんなことだろうとは思いましたよ。ドクオさんケチだし」
('A`)「ほっとけ……ちょっと昨日の件で話ししたいんだけど時間大丈夫?」
(,,゚Д゚)「あぁ、今ならちょうど他の警官外行ってるし、話ならここでも大丈夫ですよ」
('A`)「えっと、交番内はちょっとまずいから、こっちに出てきてほしいんだけど」
(,,゚Д゚)「?別に大丈夫ですけど」テクテク
187
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:43:04 ID:mMoHg7eA0
(,,゚Д゚)「で?話って何ですか?」
('A`)「口裂け女の件だけど、あれなかったことにしてほしいんだわ」
(,,゚Д゚)「どういうことっすか?」
('A`)「ちょっと事情があってな。あいつ、上に報告しちゃうと就職が難しくなる職業に就きたいみたいで」
(,,゚Д゚)「まぁ、まだ報告書書いてないんで大丈夫ですけど……」
(,,゚Д゚)「てか施術したんですか?車降りたときは、何か結構怖がってる感じでしたけど」
('A`)「あぁ、もう傷もなくなったよ。でもまだ人が怖いみたいで、ウチで秘書やりたいとか言い出してなぁ」
(,,゚Д゚)「それが事情っすか、なるほど」
188
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:44:27 ID:mMoHg7eA0
('A`)「で、上への報告だけど、口裂け女は人間が変化したんじゃない、完全に都市伝説だったってことにしといて」
(,,゚Д゚)「あぁ、それなら戸籍云々は関係ないですもんね」
('A`)「で、あまりに攻撃性向が強すぎたため、やむなく消滅させたってことで……あ、経費は何かポマードとか適当に書いといて」
(,,;゚Д゚)「適当って……閻魔省職員なんてプロフェッショナルばっかでしょ?ばれちゃいますって」
('A`)「いや、実際のところ、都市伝説に関しては話が広がりすぎてわけわかんなくなってるからな。『絶対』ってのはないんだよ」
(,,゚Д゚)「確かに、あの娘も一般的に知られる口裂け女とはだいぶ違いましたもんね」
('A`)「そ。だから適当書いてもよっぽどじゃなけりゃ何も言われないって」
189
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:45:07 ID:mMoHg7eA0
(,,゚Д゚)「そうっすか……それにしても」
('A`)「ん?」
(,,;゚Д゚)「女の子を自分の秘書にする為に朝からここに来るなんて……なんか凄く気持ち悪いですね……」
(;'A`)「そういう言い方やめて!こっちも何度も断ったよ!?本当なんだから!!」
(,,;゚Д゚)「あんな気弱な女の子が自分から秘書とか言い出さないでしょ……やっぱ『ここしか雇ってくれるようなところないよ?』とか言って無理やり……」
('A`)「気弱……?あー、そうか。お前は知らないのか」
(,,゚Д゚)「なんですかその含みのある言い方……まさか『ベッドの上では積極的だったぜ』なんて下衆なことを言い出すんじゃ……」
(;'A`)「お前の中の俺のキャラって定まってないよな……」
190
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:47:08 ID:mMoHg7eA0
(,,゚Д゚)「普通の女の子に手出しできないからって、ここぞとばかりに……最低ですよ」
(;'A`)「ショボンと一緒のこと言うなよ!ってか会えば分かるって!あいつに!」
(,,゚Д゚)「そうしたいところですけど、そろそろ同僚が帰ってくるんで、この話は切り上げってことで」
(;'A`)「俺をクズなままで話終わらせないでよ!ねぇ!」
(´・_ゝ・`)「おーい、ギコ。何で外に出てるの?ちゃんとお茶入れといたか?」テクテク
(,,゚Д゚)「あ、盛岡さん、おかえりなさい」
('A`)「あ、ども」
(´・_ゝ・`)「ん?そちらはお客さん?」
(,,;゚Д゚)「あー、学生時代の先輩です」
191
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:48:40 ID:mMoHg7eA0
('A`)「そうなんです」
(´・_ゝ・`)「……ホントに?」
(,,;゚Д゚)「ほ、ほんとですって!ね、ねぇ!ドクオ先輩!」
(;'A`)「そ、そうですよぉ〜!ボク先輩!後輩のあこがれるサーブレシーブを目指してました!」
(´・_ゝ・`)「でも結構歳離れてるような……」
(;'A`)「し、失礼な!これでもワタクシ20代前半です!」
(;´・_ゝ・`)「えぇ〜……そりゃ失礼しました」
('A`)「やめて……なんか謝られると余計悲しくなる……」
192
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:50:23 ID:mMoHg7eA0
(´・_ゝ・`)「えっと、じゃあ俺中入っとくから」
(,,゚Д゚)「は、はい」
(´・_ゝ・`)「あ、あとギコの先輩さん」
('A`)「あ、はい」
(´・_ゝ・`)「すいません……本当に……そう見えてしまったもので……」
('A`)
(´・_ゝ・`)「じゃ、立ち話もほどほどにしとけよ」ガチャバタン
193
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:52:39 ID:mMoHg7eA0
(,,;゚Д゚)(あぶねー!!いらん疑いかけられたらここで動きづらくなるからなぁ……)
('A`)「なぁ、ギコ、俺っていくつに見える?」
(,,゚Д゚)「え?1つでしょ?ドクオさんみたいなのが何人もいたらたいへ……」
(#'A`)「これでもぉおおおおおおおおお!!!??」ムギュウウ
(,,;゚Д゚)「ぎゃあぁぁ意味わからん!!顔を密着させないでください!!!」
(#'A`)「うるせぇえ!!俺を見ろ!!!」ギュギュギュギュ
(,,;゚Д゚)「だから何なんですか!!!ちょっとやめてくださいよ!!!」
194
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:55:31 ID:mMoHg7eA0
ミロ!!サァ!!!
ヤメテクダサイ!!!オイ!!!
オラァァァ!!! イイカゲンニシロ!!!
(´・_ゝ・`)「あー、そうだギコ、言い忘れてたんだけど……」ガチャッ
(,,;゚Д゚('A`#)ムギュウウウウウ
(´・_ゝ・`)「……やっぱりか」
(,,;゚Д゚('A`;)「ハッ!」
(,,;゚Д゚)三('A`;)バッ
(´・_ゝ・`)「貴方は先輩なんかじゃなかった……」
(;'A`)
(,,;゚Д゚)
(´・_ゝ・`)「彼氏、だったんですね」
('A`)
(,,゚Д゚)
195
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:58:08 ID:mMoHg7eA0
(´・_ゝ・`)「す、すいません、お邪魔してしまって……」
(;'A`)「いやいや違います!!違うんです!!」
(´・_ゝ・`)「あ、私はおせんべい食べなくちゃならんので……失礼します……」
(,,;゚Д゚)「ま、待ってください!!!」
ガシィ(,,;゚Д゚)つ(;´・_ゝ・`)⊂('A`;)ガシィ
(;´・_ゝ・`)「は、放してください!!わたしにはそっちのケは無いのです!!」
196
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 13:59:45 ID:mMoHg7eA0
(,,;゚Д゚)「だから違うんです!!誤解なんです!!」
(´・_ゝ・`)「そうだな……誤解してたよ……お前のことを……」
(,,;゚Д゚)「ちげええええええええ!!!」
(;'A`)「取りあえず話を聞いてください!!話だけでも!!」
(;´・_ゝ・`)「わ、私をそっちの道に引きずり込もうとしても無駄ですよ……!」
(,,;゚Д゚)「だからぁ!!!」
ギャイギャイ
―――――――――――――――――――――――――――……………………………………
197
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:01:20 ID:mMoHg7eA0
(,,゚Д゚)「なんとか言いくるめたけど……あの様子だとまだ疑われてますよ……」
('A`)「なんか交番の中に引っ込んでいった理由も『これ以上君たちといたらそっちの道に引きずり込まれるから』みたいな感じだったしな……」
(,,゚Д゚)「どうしてくれるんですか……ただでさえココ勤務人数三人しかいないから、結構彼と二人きりになっちゃうんですよ……」
('A`)「ごめん……ほんと……」
(,,゚Д゚)「これじゃ本来の仕事もできないですよ……」
('A`)「うん……ごめんね……」
198
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:02:56 ID:mMoHg7eA0
('A`)「あっ、そうだ」
(,,゚Д゚)「なんすか……もう……今はドクオさんの声を一秒たりとも聞きたくないのに……」
('A`)「お前が彼女連れて歩いてるところをあの人に見せればいいんだよ」
(,,;゚Д゚)「はぁ?んなこと言ったって……」
('A`)「そういやぁーしぃはぁー彼氏いないらしいなぁーこの前言ってたなぁー」
(,,;゚Д゚)「!!!!!!!」
('A`)「でもぉー最近結構客から誘われてぇー困るとか言ってたなぁー」
(,,;゚Д゚)「くっ……!!!」
('A`)「ギコは奥手だからなー……先越されちゃうかもなぁ……」
(,,;゚Д゚)「うぅ……」
199
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:04:03 ID:mMoHg7eA0
('A`)「あっ!そんなギコに朗報だ」
(,,゚Д゚)「!!!」
('A`)「しぃは映画好きらしい……あれ?ギコと趣味一緒じゃん」
(,,゚Д゚)「!!!!!!!」
('A`)「まぁだからどうかということはないんだけどねー」
(,,゚Д゚)「映画……趣味……」ブツブツ
200
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:05:28 ID:mMoHg7eA0
('A`)「じゃあ俺はこの辺で!」シュタッ
(,,゚Д゚)「ナンパ……許さん……」ブツブツ
('A`)(よし……なんとか意識そらすことができたな……)
('A`)「じゃ、帰りますか」バタン
ブロロロロロ……
(,,゚Д゚)「彼女……連絡先……」ブツブツ
――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
201
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:07:17 ID:mMoHg7eA0
o川*゚ー゚)o「そろそろどっくん帰ってくるね!!」
(´・ω・`)「そうだね」カタカタ
o川*゚ー゚)o「車どこに停めるのかな」
(´・ω・`)「駐車場は裏にあるよ。もう降りときな」カタカタ
o川*゚ー゚)o「うん!!……ところでショボンはギル麺は食べなくていいの?ずっとゲームしてるけど」
(´・ω・`)「ギルメンは食べ物じゃねェよ……魂の友なんだよ……」
o川*゚ー゚)o「うわぁ、喋り方に心がこもってる……」
202
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:08:44 ID:mMoHg7eA0
(´・ω・`)「分かったらとっとと行け!僕は忙しいの!」タッタカタカ
o川*゚ー゚)o「はーい!」
o川*゚ー゚)o「あ!そうだ!!」
(´・ω・`)「?なに?」カッタカタ
o川*゚ー゚)o「お湯沸しといたから、いつでもギル麺つくれるよ!えへへ!キューちゃんやっさしー!!」
(´・ω・`)「いや、だからギルメンは魂の友で……」
o川*゚ー゚)o「よっぽど大好きなんだね!じゃ!行ってくるね!」ガチャ
(´・ω・`)「話聞けよ……」
203
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:09:14 ID:3QAgCtls0
ショボン今度はネトゲかw
支援
204
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:10:18 ID:mMoHg7eA0
ピ――――ッ
(;´・ω・`)「おい!お湯湧かすって火点けっぱなしじゃねぇか!!!」
§空蝉§>どうした?マッドサイエンティスト?反応がないぞ
(;´・ω・`)「やっべー!レアモンスター出現してんじゃん!!!」カタカタ
†腐乱剣†>ちょっとまtれ!おおねあがい!
三(;´・ω・`)「くっそおおおおお!!!急いで火を!!!!消す!!!」ダダダダダ
⊂(´・ω・` )カチャッ
(´・ω・`;)三「早く戻らないと!!!!!」ダダダダダ
205
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:14:00 ID:mMoHg7eA0
(;´・ω・`)「ど、どうなった!?」カタカタッタン
§空蝉§>おい……間に合わなかったぞ……
刹那GENJI>せっかく3日張り付いたのに……
(;´゜ω゜`)「ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`;)「んおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「ぎゃおおおおおおおおおおおおええええええええええええええええぇえええぇえええええぇぇぇぇぇぇえええええええええ!!!!」
(´゜ω゜`)「あ……あの小娘……許すまじ……許すまじ……」
―――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
206
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:14:58 ID:mMoHg7eA0
o川*゚ー゚)o「ドア開けてみようかな……でも怖いし……」
o川*゚ー゚)o「いやでもちょっとなら……」
o川*゚ー゚)o「でもでも、もし開けて目の前の通行人と目が合ったら……」
o川;゚ー゚)o「むりむりむりむり!!!」
o川*゚ー゚)o「で、でも少しのぞくだけなら……」
('A`)「ただいまー」ガチャッ
o川;゚ー゚)o「っひゃあああああああああああ!!!!!」
(;'A`)「おおおおおおおお!!?」
o川;゚ー゚)o「び、びっくりした……」
('A`)「顔見ただけで悲鳴を上げられるの今日だけで二回目だよ……」
207
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:17:16 ID:mMoHg7eA0
('A`)「心パッキンしちゃう……」
o川;゚ー゚)o「ご、ごめん」
('A`)「まぁいいけど……いやよくないわ」
(#'A`)「よくないわ!!」
o川*゚ー゚)o「そんなことより今からあたしんち行くんでしょ?はやくしよ!」
('A`)「流された……これがショボンの気持ちか……」
o川;゚ー゚)o「あ!!!!そういえば!!!」
(;'A`)「うおお!?なんだよ!?」
208
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:20:43 ID:mMoHg7eA0
o川;゚ー゚)o「ドア!!壊れたままじゃん!!!」
('A`)「え?」
o川;゚ー゚)o「ほら!!昨日あたしの家のドア!!」
(;'A`)「あっ」
o川;゚ー゚)o「修理はして」
(;'A`)「ない」
o川;゚ー゚)o「よね……」
(;'A`)「と、とにかく急ごう!!うん!!」
o川;゚ー゚)o「そうだね……」
――――――――――――――――――――――――――――………………………
209
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:21:23 ID:mMoHg7eA0
―車内―
o川*゚ー゚)o「泥棒とか入ってたらいやだなぁ」
('A`)「何か盗られたら困るものとかある?キャッシュカードとかあるなら差し止めしとかないと」
o川*゚ー゚)o「パンツとか?」
(;'A`)「っぱぱぱぱぱンtttttつtっつツー!!!??」
o川*゚ー゚)o「あれー?どっくんドキドキしちゃってる?もう!えっち!」
(;'A`)「違うわ!!不意打ちだったからびっくりしたの!!!」
210
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:22:12 ID:mMoHg7eA0
(;'A`)「あー、でも確かに女の子の家だとそういう目的の侵入もあるのか……」
o川*゚ー゚)o「んー、でもあたしストーカーとかいなかったよ?そもそも人に見られないようにしてたし」
('A`)「衝動的にやっちゃう奴結構いるからなあ。下着泥棒そんなんばっかだろ」
o川*゚ー゚)o「じゃぁキューちゃんかわいいから、やっぱり一人暮らしは危険なんだね!」
o川*^ー^)o「やっぱり事務所に住み込みかな!!ぐふふ!!」
('A`)「気が早いぞ。まずは受験合格!!」
o川*´へ`)o「そうだった……」
211
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:23:18 ID:mMoHg7eA0
('A`)(しかしちょっと可哀想になってきたな……1ヶ月なんて絶対無理だしせめて半年後にしてやれば……)
(;‐A‐)(いやいや冷静になれ!!もしこいつがウチで働くことになったら……)
('A`)『これFAXしといて』
o川*゚ー゚)o『おっけー!!!イェーイ!!!』
(´・ω・`)『いちいち大きな声出すなよ……集中できないだろ……』
o川*゚ー゚)o『えー!?ん?ショボン何のゲームやってるの?』ヒョコッ
(´・ω・`)『あっ、ちょっと、画面見えない』チュドーン
(´゜ω゜`)『ぎゃわわわあああぁぁぁ!!!!しんだああああああぁぁぁぁ!!!!!』
o川*^ー^)o『わー!ショボン弱ーい!!!』
(´゜ω゜`)『キエエエエェェェェエエエエエェエエエエ!!!!!!』
(;'A`)『うるさいわ!はよFAX!!』
212
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:23:58 ID:mMoHg7eA0
o川*^∩^)o『もぅ、どっくん、せかさないでよ!短気な男はモテないゾ?』プププ
(;'A`)『余計なお世話だっつの!!!』
o川*^ー^)o『そんなモテないどっくんに優しいからって、キューちゃんに惚れると火傷しちゃうゾ?』
o川*゚ー´)o⌒☆ウインクバチューン
(゜A゜)『キエエエエエエエエエエェェェェェエエエエエェェェェエエエエエエ!!!!!!』
o川*゚ー゚)o『まったく、そもそも何も言われなくたって、FAXくらいちゃんとできるもん!!』ガー
o川*゚ー゚)o『あれ?なんかめっちゃ赤く光ってる……』ビガガガガガg
o川*゚ー゚)o『あっ、なんかエラー出てる!!どっくん!!ねぇどっくん!!!』ガガガッガガガギギギ
('A`)『もう嫌』
('A`)(今から不安でしょうがない……)
213
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:24:41 ID:mMoHg7eA0
('A`)(やっぱこいつには悪いけど、どっか他のところに就職してもらおう)
o川*゚ー゚)o「そういや秘書のお給料ってどうなの?いっぱい?」
('A`)(やっぱり就職する気満々だ……心が痛い……)
('A`)「うーん、仕事柄、危険もかなり伴うし結構羽振りはいいと思うけど……」
o川*゚ー゚)o「きけん?なんで?」
214
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:25:49 ID:mMoHg7eA0
('A`)「そりゃ案内所の奴と一緒に現場に行ったりもするからな。呪われたりなんかしょっちゅうだぞ」
o川*゚ー゚)o「のろい……」
('A`)「先月は鎌鼬に腕やられかけたやついたなぁ」
o川*゚ー゚)o「いたち……」
o川*゚ー゚)o「……しっぽをたってっろぉ〜」
o川*^ー^)o「ほっほっほぉ〜ほっほっほぉ〜!!」
o川*゚ー゚)oチラッ
('A`)「な、なんだよ」
215
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:26:31 ID:mMoHg7eA0
o川*゚ー゚)oチラッチラッ
('A`)「……あほうどりがぁついてぇゆくぅ〜」
o川*゚ー゚)o「(ah)」('A`)
o川*゚ー゚)o「しまがみえるよガァ〜ンバ!!」
('A`)「しまがみえるよガァ〜ンバ!!」
o川*゚ー゚)o「ガンバっ!!」
('A`)「ガンバっ!!」
o川*゚ー゚)o「ガンバとなかまたち!!!!」('A`)
o川*^ー^)o「フゥゥゥウゥゥゥウウウ!!!!!!!!」('∀`)
――――――――――――――――――――――――――――………………………………………
216
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:27:30 ID:mMoHg7eA0
ペロッ……ペロッ……
「う、うま、い……」
ペロペロペロンチャアペペロ
「う、ん……うん……」
ペロッペロッペロヌチョォォォ
「そ、そうだ、ブ、ラ、ジャーをとって、こ、よう」
チュッパチュッパ
「今日はウルトラフィーバーだ!!!!!」
ニュップニュップチュルルルル
――――――――――――――――――――――――――――………………………………………
217
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:28:20 ID:mMoHg7eA0
o川*゚ー゚)o「とうちゃく!!」バタン
('A`)(結局ずっと歌ってしまった……)バタン
o川;゚ー゚)o「うっわー、やっぱおもいっきし壊れてるね……」
(;'A`)「どうしよう……泥棒と鉢合わせしたら俺勝てないよ……」
o川*゚ー゚)o「ブラジャーとか盗られたりしてないかな……」
(;'A`)「ブッブブブbブラジャー!!??」
218
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:29:02 ID:mMoHg7eA0
o川*^ー^)o「わー、どっくんおもしろーい!」
(;'A`)「うううるさい!!!無駄に心拍数を上げさせるな!!!」
o川*゚ー゚)o「どっくんがえっちなのがいけないんだよー!」
(;'A`)「う、うるさいわ!!とっ、とと、とっ、と、とにかく入ってみよう」
o川*゚ー゚)o「はーい」
―――――――――――――――――――――――――………………………
219
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:29:47 ID:mMoHg7eA0
「なん、か、騒が、しい、な……」
「!?や、やばい!!帰って、きて、る!!」
「く、糞、隠れない、と」
「い、いや、もしも、の、とき、は……」
「……迎え撃つ」
―――――――――――――――――――――――――………………………
220
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:30:57 ID:mMoHg7eA0
少しつかれたので昼はここまでにしときます!!!!!!
残り半分くらいです!!!!!!!
夜にまた来ます!!!!!!!!!!リターン!!!!!!!!!
221
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 14:31:45 ID:3QAgCtls0
面白い!!!!!
夜まで待ってます!!!!ウェイト!!!!!!!!!!
222
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 15:02:11 ID:ZpUvya0M0
楽しみにしてますぞ
223
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 18:14:10 ID:R.5MjomU0
まってますぞ
224
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 18:43:02 ID:J/UZqbXQ0
スゲー面白いな
225
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:04:53 ID:r37LN1Hs0
o川*゚ー゚)o「よっと」トテトテト
('A`)「お、おじゃましまーす……」
o川*゚ー゚)o「どっくんたら緊張しちゃって!!」
(;'A`)「いちいち煽らないでもらえるかな……」
o川*゚ー゚)o「でへへ」
('A`)「とりあえず最初に貴重品盗られてないか確認するか」
o川*゚ー゚)o「あたしの部屋だね!」
226
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:05:34 ID:r37LN1Hs0
ガサゴソ
o川*゚ー゚)o「あったー!貴重品袋!」
('A`)「おお」
o川*゚ー゚)o「保険証もハンコも入ってる!よかったぁ……」
('A`)「じゃぁ持ってくものとか整理して……」
o川;゚ー゚)o「あー!!」
(;'A`)「なになになにどうした!?」
227
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:06:33 ID:r37LN1Hs0
o川;゚ー゚)o「ブラジャー1つとパンツ2枚なくなってる」
(;'A`)「あらら……」
o川*゚ー゚)o「まぁいっか!どっくんに責任とって買ってきてもらお!!」
(;'A`)「何でだよ!!あ、いや俺が悪いのか……」
o川*゚ー゚)o「キューちゃんに着せたい下着を選べばいいよ!この幸せ者め!!」
::(;'A`)::「いいっいいいいいいいかっらららっらははっははっはやく荷物まとmっめろおおお!!」
o川*^ー^)o「はーい」
228
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:07:17 ID:r37LN1Hs0
o川*゚ー゚)o「こんなもんかな……」
('A`)「マスクいっぱい持ってんな……」
o川*゚ー゚)o「まだしばらくマスクのお世話になりそうだしね!備えあればうんたら!!」
('A`)「じゃぁもう行くか?」
o川*゚ー゚)o「あ、まって!シャンプーとかとってこなくちゃ!!」
('A`)「あー、確かにウチのは女の子が使うにはあんまよくなさそうだしなぁ」
229
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:08:04 ID:r37LN1Hs0
o川*゚ー゚)o「だからどっくんもショボンも、歳の割にはあんまり髪の毛がにぎわってないの?」
('A`)「やめろ」
o川;゚ー゚)o「め、目がマジだ……」
('A`)「にぎわってないってお前……お前……」
o川;゚ー゚)o「さぁ、お風呂にとりに行こう!うん!」
('A`)「にぎわってないって……」
230
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:09:10 ID:r37LN1Hs0
――――――――――――――――――――――――――…………………………
「や、ばい、な、近付い、て、きた……」
「腹、を、くくら、ない、と……」
「……覚悟、は、できて、る、か?」
「俺は、でき、て、る」
「……あ、今、の、かっこ、よか、った」
「……!!!!くる……!!」
――――――――――――――――――――――――――……………………………
231
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:10:07 ID:r37LN1Hs0
('A`)「結構きれいだし、中々いいとこだな」
o川*゚ー゚)o「うん!ここだよお風呂」ガララッ
三 (^ν^∩)
三 (つ 丿 「ウオアオアオアオアオアアアァァァァァアアアァ!!!!!!!!!!」バッ
三 ( ヽノ
三 し(_)
(;'A`)「ぬおおおおぉぉぉ!!?」
o川;゚ー゚)o「ひっ!?」
(#^ν^)「ウオァア!!!オアァァアアアアアアアアア!!!!!!!」
(;'A`)「頭に当然のように女性もののパンツをかぶり、胸にはブラジャー、そして下半身に、息子を隠しきれてない、これまた女性もののパンツ……」
('A`)「……間違いない!こいつ……変態だ!!!」
232
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:12:18 ID:r37LN1Hs0
o川*;Д;)o「みっ、みちゃだめぇぇぇええええ!!!」
川*;Д;)
(;つA⊂) バッ
ノヽノヽ
くく
(;つA⊂)「目隠ししないで!!なにもみえない!!!そして頭痛い!!!締めすぎ!!!!」
川*;Д;)「あれあたしの下着いいぃいいいいいい!!!!」
(#^ν^)「オアオアオアオアオアオア!!!!」
(つA⊂)「あいつが着てるのはキュートの下着……!?だとすれば盗まれた下着の枚数と一致する……」
(つA⊂)「そうか!!下着を盗んだのはあいつか!!!」
川*;Д;)「冷静に分析しないでよぉ……」
233
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:13:00 ID:r37LN1Hs0
(#^ν^)「オアアアアァァアアア!!!!」
( ^ν,^)ペロペロペロペロニュルンニュルン
(#^ν^)「アアアエオイェアアアアアアアアアア!!!!!」
川*;Д;)「な、なんか風呂おけめちゃくちゃなめてる……」
(つA⊂)「風呂おけをなめてる……?」
( ^ν,^)ペロチュペロチュペロチュ
(つA⊂)「もしかしてお前……垢なめか?」
( ^ν,^)ピタッ
234
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:14:14 ID:r37LN1Hs0
(;^ν^)‐ν‐),,コクコク
川*;Д;)「めっちゃうなずいてる……」
(;つA⊂)「状況説明ありがたいんだけど、そろそろ目隠しやめてもらっていい?」
川*;Д;)「むりだよぉ……」
(;^ν^)「お、おれ、は」
川*;Д;)「な、なんかしゃべってるよ!ねぇ!」
(;つA⊂)「いや、声は聞こえてるから」
(;^ν^)「あか、なめ、だ」
( ^ν,^)ペロペロペロンヌ
235
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:15:20 ID:r37LN1Hs0
川*;Д;)「あ、あかなめだって!どっくん!ねぇ!」
(;つA⊂)「わかってるから!!目隠し!!外して!!」
( ^ν^)「……お前、たち、は、俺の、こと、を、変態、だと、思ってる、かも、しれない、な」
( ^ν,^)ペロンペロンンチャアァペロ
川*;Д;)「そりゃそうだよ!!!」
( ^ν^)「だが、それ、は、勘違、い、だ」
236
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:16:29 ID:r37LN1Hs0
川*;Д;)「どういうこと!?」
( ^ν^)「あかなめ、は、なめること、が、それ自体、存在、意義」
( ^ν^)「だから、俺が、なめる、のは、仕方の、ない、こと、なんだ」
(つA⊂)「じゃあそのブラジャーとパンツは?」
( ^ν^)
川*;Д;)「……?」
( ^ν^)「……仕方の、ない、こと、なんだ」
(つA⊂)「やっぱりただの変態じゃねーか」
237
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:18:10 ID:r37LN1Hs0
川*;Д;)「もう色々とどうでもいいからとにかくそれ全部脱いでよぉ……」
( ^ν^)「出会って、すぐ、脱げ、とか、おま、え、変態、か」
川*;Д;)「ウオアアアアアアアアアアアアア!!!!」
(;つA⊂)「ぎゃぁ!!耳元で叫ぶな!!!」
( ^ν^)「で、男の、方」
( ^ν,^)ペッチャペチャペチャ
(;つA⊂)「え?俺?何?」
238
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:18:51 ID:r37LN1Hs0
( ^ν^)「何故、俺、が、垢なめ、だ、と、わか、った?」
( ^ν,^)ニュロンニュロンヌ
(つA⊂)「職業柄です」
( ^ν^)「……職、業?」
(つA⊂)「そう。お前らみたいな奴に、職業紹介する仕事」
( ^ν^)「何、だと……」
239
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:19:32 ID:r37LN1Hs0
(つA⊂)「お前なんかにゃ、今すぐにでも就職してもらわないとな」
( ^ν^)「え、無理」
(;つA⊂)「はぁ?」
( ^ν^)「働く、とか、だるい、し」
( ^ν,^)ニュプンニュプンペロペロペ
( ^ν^)「働、か、なくて、も、垢、なめれば、生きて、いける、し」
( ^ν^)「働、く、とか、結局、バカの、やる、こと、だし」
( ^ν,^)ペッペロンペペロヌ
240
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:20:27 ID:r37LN1Hs0
( ^ν^)「だから、お前、余計な、こと、すんな」
(;つA⊂)「お前なぁ……」
川*;Д;)「働け!!!!!!!!!!!!!」
(;つA⊂)「ぎゃぁ!耳が!!!」
( ^ν^)「な、なんだ、お前」
川*;Д;)「働け!!!!!この変態!!!!下着ドロ!!!!」
( ;^ν^)「し、下着ドロ、じゃ、なくて、垢なm」
川*;Д;)「うるさい!!!!下着ドロ!!!!変態!!!あとちょっと臭い!!!!!!」
( ;^ν^)「く、臭い、だと……」
241
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:20:59 ID:8YBOw7po0
ニュッくんかよww
支援
242
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:21:10 ID:r37LN1Hs0
(つA⊂)「まぁ垢ばっかなめてたらそうなるだろうなぁ……」
( ;^ν^)「……え?……え?お、おれ、臭い、の?」
川*;Д;)「無理!!臭い!!!しんどすぎ!!!!!」
( ; ν )「が、ガー、ン……」
(;つA⊂)(ショックを受けている……今がチャンス!!)
(;つA⊂)「キュート!!今のうちにそいつ取り押さえろ!!」コソコソ
243
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:21:52 ID:r37LN1Hs0
川*;Д;)「無理だよ!!両手使ってるもん!!」
(;つA⊂)「大丈夫!!後ろ向いとくから!!」コソコソ
川*;Д;)「うぅ……」
(;つA⊂)「頼む!!」
川*;Д;)「……絶対!!絶っっっっ対こっち向いちゃだめだからね!!!!」
(;つA⊂)「わかったからはやく!!!」
244
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:22:35 ID:r37LN1Hs0
川*;Д;)「いくよ……せーのっ」
⊂川*;Д;)つバッ
ミ(;'A`)彡
三o川*;Д;)o「どりゃああああぁぁあ!!!!」
( ;^ν^)「!?」
三o川*;Д;) 「せいやっ!!!!!」
バシーン ⊂彡#))ν ),.:・;’
「ぶひいいいいいいぃぃぃいいいぃいい!!!!」
( ;ν;)「おぎゃああぁぁああああん!!」ゴッ
( ν )ガクッ
245
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:23:46 ID:r37LN1Hs0
(;'A`)「よし気絶した!!今だ捕獲!!手錠は……あった!!」
( ') (ν;)
( )Vノ ) ガシャーン
| | | |
('A`)「よし!捕獲せいこ……」
三o川*;Д;) 「そいやっ!!!!!」
バシーン ⊂彡#))3 ),.:・;’
「おおおおぉぉおおおおおおおん!!!!!!!!」
::(#)A`)::「……なんで……こんな……ひどい……」
( A )ガクッ
o川*;Д;)o「見るなって言ったじゃん!!ばかぁ!!!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………………
246
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:25:32 ID:r37LN1Hs0
―車内―
o川*`へ´)o=3「まったく!!どっくんはまったく!!!」
(#)A`)「うん……ごめん……でも仕方なかったんだ……」
(#)ν^)「そうだ……女、の、パンツ、穿きた、く、なる、のも、仕方、ない、んだ……」
o川#゚Д゚)o「ちょっと黙ってて!!!」
(;#)ν^)「は、はい……」
o川#゚ー゚)o「で?今どこに向かってるの?警察?」
(#)A`)「いや、1回事務所に連れて行くよ」
o川#゚Д゚)o「なんでやねん!!」
247
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:26:06 ID:Q8KFiYyQ0
しえん
248
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:26:22 ID:r37LN1Hs0
(;#)A`)「い、一応色々事情とかも聞いときたいしな」
(#)ν^)「は?俺、働か、ない、ぞ」
o川#゚Д゚)o「ほらこんなこと言ってるよ!!逮捕しかないよ!!」
(#)A`)「刑務所じゃこいつを更生させることはできないよ。また世に出て風呂をなめだすだけだ」
o川;゚ー゚)o「ぐぅ……」
(#)ν^)「だから、働か、ない、って」
(#)A`)「一生臭いままでいいのか?」
(;#)ν^)「ぐっ……そ、それ、は……」
249
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:27:54 ID:r37LN1Hs0
(#)A`)「まぁこっちで色々手伝いはしてやるから。取りあえずやってみろって」
(#)ν^)「ぐぬ、ぬ……」
(#)A`)「それともお前は、自分が今のままでいいと思ってるのか?」
(#)ν^)「それ、は……」
(#)A`)「ほら、着いたぞ。とにかく話は中で、だ」バタン
o川*゚ー゚)o「変態も早く降りてよ。時間もったいないじゃん」バタン
(#)ν^)「今、俺の服、布1枚、なんだ、ぞ。急いだ、ら、脱げ、ちゃう」
250
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:29:26 ID:r37LN1Hs0
o川#゚ー゚)o「自業自得ですー!!人の家に裸で忍び込んだくせに!!!」
(#)ν^)「しつこ、い、奴、だ……」バタン
(;#)A`)「もういいから中入るぞ……」ガチャ
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドド (´゜ω゜`)っ ドドドドド
ドドドドド (つ / 「どんごらあああぁぁああああああ!!!!こむすめがああああああああああ!!!!」ドドドド
ドド((⌒;;:;:| (⌒);:;:;:;:⌒);:;ドド
ド(:;::(⌒ し⌒ ;:;))⌒):;:;:;:ド
(;#)A`)「な、なんだァ〜〜ッ!?」
(´゜ω゜`)「おいコラてめぇ!!!キュート!!!!」
o川*゚ー゚)o「え?何?何?」
251
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:30:57 ID:r37LN1Hs0
(´゜ω゜`)「てめぇのなぁ!!!てめぇのせいでなぁああああああああ!!!!!!」
(´゜ω゜`)「んおおおおおおぉおぉおおおおおおお!!!!!」
(#)A`)「もう意味が分からない」
(#)ν^)「……お前、の、仲間、うるさい、奴、しか、いない、のか」
o川*゚ぺ)o「あたしは別にうるさくないよ!そっちが変態なのが悪いんだよ!!」
(´゜ω゜`)「こっちに関心を向けろよおおおおおおおおおぉぉおおおおぉぉおおおおぉおお!!!!!」
252
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:32:33 ID:r37LN1Hs0
(´゜ω゜`)「あ?聞いてんのかぁぁぁあああああぁああぁぁあああああ!!!???」
(#)A`)「で?何があったんだよ」
(´・ω・`)「レアモンスター取り逃がした」
(#)A`)「仕事は?」
(´・ω・`)「途中でした」
(#)A`)「ぶん殴るぞ」
(´・ω・`)「ごめんなさい」
(#)A`)「取りあえずちゃっちゃと事務所行くぞ」
(´・ω・`)「はい」
o川*゚ー゚)o(飼いならされてる……)
253
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:35:37 ID:r37LN1Hs0
―事務所―
(´・ω・`)「で?その垢なめに職を与えたいってわけ?」
(#)A`)「あぁ。でもその前にこのほっぺ治してほしいんだけど」
(´・ω・`)「うわっ、派手にやったな。不細工な顔が一層不細工に」
(;#)A`)「うるさいわ!」
(´・ω・`)「まぁお金もらってるし治してあげますけどー」ペタリ
('A`)「ふぅ」シュウウゥ
(;#)ν^)「……!?」
254
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:38:18 ID:r37LN1Hs0
o川*゚ー゚)o「治った!」
(´・ω・`)「この僕にかかれば人間程度の治療なんざちょろいちょろい」
(;#)ν^)「な、何、だ、今、の」
('A`)(あっやばっ)
(´・ω・`)「ん?こいつ客なの?」
('A`)「いや、今回はお前の出番はないよ」
(´・ω・`)「じゃぁ隠しとかなきゃね」ヒソヒソ
('A`)「そうだな」ヒソヒソ
(#)ν^)「?」
255
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:40:41 ID:r37LN1Hs0
('A`)「えっとな、こいつは傷薬塗るのが凄く上手いんだ」
(;#)ν^)「はぁ?そん、な、ことで、すぐ、治る、とか、あり、え、ない、だろ」
('A`)「お前は世間を知らな過ぎるんだ。今の科学は進歩してるんだぞ?」
(#)ν^)「世間、か……なる、ほ、ど」
(´・ω・`)(うわっ今ので信じたのかよ)
('A`)(なんで今ので信じるんだよ)
('A`)「……とにかくこいつの傷も治してやってくれ」
(´・ω・`)「わかったよ」
256
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:41:29 ID:pFzzWJvU0
追いついた
キャラが立ちすぎで面白いな
とりあえず支援
257
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:43:06 ID:r37LN1Hs0
(;#)ν^)「お、お願、い、しま、す」ドキドキ
(´・ω・`)「うわっ臭っ」
(#)ν^)
o川*゚ー゚)o「いつの間にか鼻が慣れてて忘れてたけどやっぱちょっと臭いするね」
(#)ν^)
(;'∀`)「し、食生活変えればきっと治るよ!ファイト!!」
(#)ν;)「は、はい……」
――――――――――――――――――――――――――…………………………………………
258
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:45:33 ID:r37LN1Hs0
(´・ω・`)「で?垢なめだっけ?」
( ^ν^)「は、はい」
(´・ω・`)「んー、就職と相性悪そうだけど、こいつにアテなんてあるのか?」
('A`)「ん、まぁな」
o川*゚ー゚)o「だって変態だよ?女の子と働かせるわけにはいかないよ!!」
( ;^ν^)「う、るせ、え」
('A`)「あ、ちょっとまって」
259
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:46:14 ID:pFzzWJvU0
支援
260
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:47:47 ID:r37LN1Hs0
( ^ν^)\('A`)ポン
( ^ν^)「?」
('A`)「女の子のパンツ欲しい?」
( ^ν^)「穿きたい」
('A`)「……変態なのは、垢なめの特性が歪んだ所為なのかなぁ、とも思ったが」
('A`)「ただの真正だった」
o川*゚ー゚)o「ねぇ、やっぱり警察に行こう?」
('A`)「いや、さっきも言ったけど警察じゃこいつを更生させられないよ」
261
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:50:33 ID:r37LN1Hs0
('A`)(それに今はまだ風呂おけなんかをなめるだけに留まってるけど……いつ人間をなめだすかわからない)
('A`)(人間をなめるようになったらもう赤信号だ。垢なめが人をなめれば死人が出る。その傾向が見えれば、早い段階で退魔局の奴らに殺されちまう)
('A`)「……あぁそうだ、一応聞いとくけど、お前元人間だったりする?」
( ^ν^)「しない」
('A`)「ま、垢なめだとそうなるか」
o川*゚ー゚)o「でもそれだと就職難しいんじゃない?身元とか偽装するの?」
('A`)「その必要はないよ」
o川*゚ー゚)o「なんで?」
('A`)「ま、行けばわかる」
( ^ν^)「……?」
262
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:53:11 ID:r37LN1Hs0
('A`)「じゃ、俺は今からこいつと2人出かけるから」
o川*゚ー゚)o「あたしもいく!!」
(´・ω・`)「ダメだよ。キュートは午後から勉強することになってるだろ?」
o川;゚ー゚)o「うひゃぁ!そうだった……」
('A`)「というわけで、行くぞ、垢なめ」
(;^ν^)「お、あ、は、はい」
――――――――――――――――――――――――……………………………………………………
263
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:54:09 ID:r37LN1Hs0
o川*゚ー゚)o「いっちゃった……」
(´・ω・`)「ほら、時間がもったいない。ちゃっちゃと勉強始めるぞ」
o川;゚ー゚)o「え!?まだ昼前だよ!」
(´・ω・`)「やれるときにやっとかないと。僕が手伝うとはいえ、試験は難関なんだからね」
o川*゚ー゚)o「そ、そうだよね……」
(´・ω・`)(ほんとは今日の午前はレアモンスター待ちしとくつもりだったが、パーになっちゃったしな……)
(´・ω・`)「じゃ、3階上がるぞ。ここの机は一応あいつの仕事用だから汚すわけにもいかないしな」
o川*゚ー゚)o「はーい!」
264
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:55:43 ID:r37LN1Hs0
o川*゚ー゚)o「ここ?台所じゃん」
(´・ω・`)「あぁ。どうせこのテーブルあんまり使ってないし。大きくて使いやすいし。椅子の高さもちょうどいいしね」
o川*゚ー゚)o「で、最初は何すればいいの?」
(´・ω・`)「暗記。ひたすら暗記」
o川*゚ー゚)o「うげぇ」
(´・ω・`)「ここに今回の試験で出そうな範囲絞った資料用意しといたから、2週間で暗記な」ドサッ
o川;゚ー゚)o「こ、こんなに!?電話帳よりいっぱいじゃん!!」
265
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:56:29 ID:r37LN1Hs0
(´・ω・`)「これでもかなり減らした方だからな。これやらなきゃ先には進めないよ。さあ暗記暗記!!」
o川;゚ー゚)o「うひょぇ……」
(´・ω・`)「分かんないことがあれば聞いてくれていいよ。僕ここでゲームしとくから」
o川*゚ー゚)o「勉強してる人間の前でゲームとは……」
(´・ω・`)「いいからはいはい始め!!」
o川;゚ー゚)o「うぅ……」
(´^ω^`)「よぉし、一狩りいくぞぉ!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
266
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:57:47 ID:r37LN1Hs0
('A`)「じゃ、車乗って」バタン
( ^ν^)「は、はい」バタン
('A`)「動きにくそうだな……そのスーツ、サイズあってなかったか?」ブロロ……
( ^ν^)「あ、いや、女性用下着、以外、の服、とか、着る、の、初めて、なんで」
(;'A`)「お、おぉ……」
( ^ν^)「でも、いいん、ですか?この、スーツ、もらっ、ちゃっ、て」
('A`)「そういうのも含めて俺の仕事だからな。気にしないでいいよ」
267
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:58:48 ID:r37LN1Hs0
( ^ν^)「……服、着るの、も、いいもん、です、ね」
(;'A`)「いやそれが普通なんだからね!?しみじみ言われても!」
(;^ν^)「すいま、せん……お、おれ、普通、が、どんな、もの、か、わからなく、て」
('A`)「そっか……そりゃそうだよな……」
('A`)(いや……そうでもないな……)
( ^ν^)「働け、ば、普通、も、わかり、ますか、ね」
(;'A`)「あー、どうかなぁ……今向かってるとこも結構変わってるところだからなぁ」
(;^ν^)「えぇ……」
(;'A`)「で、でも!今よりは普通になる!!うん!!」
268
:
名も無きAAのようです
:2013/01/26(土) 23:59:30 ID:r37LN1Hs0
( ^ν^)「……も、もしも、もしも、です、よ?」
('A`)「ん?」
( ^ν^)「俺、が、就職、したら、ブラジャー、とか、つけ、られなく、なりま、すか?」
(;'A`)「いや、それは知らんけど……趣味としてなら、人の迷惑にならないようにすれば大丈夫なんじゃない?自分で用意したりするなりして」
( ^ν^)「でも、ランジェリー、コーナー、行く、の、恥ずかし、い……」
(;'A`)「お前の羞恥心の線引きが分からないよ!!」
( ^ν^)「ど、どうし、よう……」
269
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:00:33 ID:suXdg7WM0
('A`)「あ、でも今は店に行かなくてもインターネットで買えるよ」
( ^ν^)「インター、ネット……噂、には、きいて、います」
( ^ν^)「これが、進歩……確か、に、世界は、俺の、知ら、ない、こと、で、一杯、です、ね」
( ^ν^)「俺の、よう、な、妖怪にも、手軽に、ブラジャー、が、買え、る、時代、が、来る、なんて……」
(;'A`)「そのために発展したわけじゃないんだけどね……っと、着いたぞ」
( ^ν^)「あれ?近、かった、です、ね」
('A`)「あぁ、俺は帰りは歩きだし」
( ^ν^)「?」
('A`)「ま、とにかく降りて降りて」バタン
( ^ν^)「は、い」バタン
――――――――――――――――――――――――――…………………………………………
270
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:01:30 ID:suXdg7WM0
―鈴木レンタカー社内事務所―
('A`)「鈴木いるー?」
( ;^ν^)「か、勝手に、入っ、て、大丈夫、なんですか?」
(;'A`)「お前が言うなよ……あ、きたきた」
彡 l v lミ「オス!!!!ドクオの兄貴!!!!ご無沙汰してます!!!」
('A`)「おう。車帰しに来たぞ」
彡*l v lミ「兄貴の頼みならいつでも車出しますぜ!!!商売なんかじゃなく!!!俺の意思で!!!!!金なんか要らねェ!!!!!」
271
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:02:20 ID:suXdg7WM0
(;'A`)「いやいや、それだとお前に仕事やった意味なくなっちゃうからなぁ……ちゃんと稼いで独立してもらわないと」
彡 l v lミ「いやはや、兄貴の義理堅さには頭が上がらねェぜ!!!!」
彡*l v lミ「ぐわっはっはっはっはっはっはっはァ!!!!!!」
( ;^ν^)(なんで、この人、の、周りには、やたら、うるさいの、しか、いないん、だろう……)
彡 l v lミ「ん?兄貴の後ろにいるのは誰だい?見ねェ顔だな……」
( ;^ν^)「!」
272
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:03:36 ID:suXdg7WM0
('A`)「あぁ、お前この前、人手が足りないとか言ってただろ」
彡 l v lミ「はい!!最近ではお客さんも増えてうれしい限りなんですが、何故かアルバイトの奴らが長続きしなくて……」
( ;^ν^)(噂に、聞い、た、ブラック、企業、って、やつ、か……)
('A`)「で、こいつ、ここで働かせて欲しいんだけど」
( ;^ν^)「!?」
彡 l v lミ「ん?兄貴の紹介ってことは……」
('A`)「あぁ。こいつは元妖怪。垢なめだ」
( ^ν^)「ちょ」
彡 l v lミ「!!!!!」
273
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:04:24 ID:suXdg7WM0
彡 l v lミ「そう、だったのか……」
( ;^ν^)「あ、あの」
彡 ; v ;ミブワッ
( ;^ν^)「!?」
彡 ; v ;ミ「わかる!!わかるぞ!!!君の辛さ、苦労……!!!!」
彡 ; v ;ミ「俺も、物の怪の類なんだ。『箒神』っていう」
274
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:05:39 ID:suXdg7WM0
( ;^ν^)「えっと、その」
彡 ; v ;ミ「いい!!何も言うな!!!!……何も……!!!」
( ;^ν^)「あの」
彡 ; v ;ミ「世間からわかってもらえない……自分が異端だと薄々感じつつも運命から身を遠ざけることができない……わかる!!!うんうん!!!」
( ;^ν^)「おr」
彡 ; v ;ミ「兄貴!!!こいつは俺が責任を持って一人前にして見せます!!!!絶対に!!!!!」
('A`)「よし、頼んだぞ」
( ;^ν^)「え、えぇ〜っ……」
275
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:06:22 ID:suXdg7WM0
('A`)「じゃ、俺は帰るから」
彡 l v lミ「あ!!兄貴、お帰りなら送っていきますぜ!!!」
('A`)「いや、今お前が店抜けたらどうしようもないだろ……」
彡 l v lミ「そういやそうですね!!!!!!」
('A`)「じゃあ、そいつ頼んだぞ」
彡 l v lミ「はい!!!!!」
( ;^ν^)「待っ」
('A`)「頑張れよ!!」バタン
( ^ν^)「あ、あぁ……行っ、てしま、った……」
276
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:07:48 ID:suXdg7WM0
彡 l v lミ「今回は兄貴を送れなかった……でもこれからはお前が手伝ってくれるんだよな、垢なめ!!!!」
( ^ν^)「もう、俺の、意思、など、関係、ないのか……」
彡 l v lミ「垢なめってあれだろ?なめるの上手いんだろ?」
( ;^ν^)「え?ま、まぁ、それなり、に、自信、は、ありま、す」
彡 l v lミ「じゃあ、タイヤとかなめてきれいにしちゃってよ」
( ;^ν^)「!?」
彡 l v lミ「洗剤は用意してるから、それに舌をひたしてどべーっと」
( ;^ν^)「!!!??」
277
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:08:29 ID:suXdg7WM0
彡 l v lミ「俺も掃除頑張るから、最強タッグ目指そうぜ!!!!!!」
( ;^ν^)「えぇ……」
彡 l v lミ「お前もやっぱ自分の特性活かせる仕事がよかったろ?ココの職場、お前の力をいかんなく振るえると思うぞ!!!」
( ;^ν^)「いや、俺、は、別、に……」
彡 l v lミ「じゃ!今から早速やってみるか!!!大丈夫!!!俺が手取り足取り教えるから!!!!!」
( ;^ν^)「え、えっと」
278
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:08:47 ID:GDtYdjcU0
なるほど、垢なめをそう使うか
279
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:09:30 ID:suXdg7WM0
彡 l v lミ「行くぜ!!!!若者よ!!!!」タッタッタ……
( ;^ν^)「あ、ちょ」
( ;^ν^)(……社会、って、俺が、思ってた、のと、大分、違う、みたいだ)
( ;^ν^)(でも、これを、乗り、越えれ、ば……俺、は……)
( ;^ν^)
( ;^ν^)「……今、行きます!!!!!!」
「ああ!!!こい!!!!!!!!!!」
( ;^ν^)(声、でけぇ……)ダッ
タッタッタ……
――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
280
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:10:11 ID:suXdg7WM0
('A`)「ただいまー……って、誰も居ないな……」
('A`)「三階に行ってるのかな……まぁちょうどいいか、静かになって」
('A`)「週末の会議の資料作りでもするか」
('A`)「しかし臭いだいぶこもってるな……垢なめめ……」
('A`)「……まぁあいつにはあのくらいきつい方が合ってるだろ」
('A`)「……多分」
(´・ω・`)「充電器充電器、っと……」ガチャ
('A`)「充電器?」
(´・ω・`)「あっ」
(´・ω・`)(やばい……)
281
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:12:37 ID:suXdg7WM0
(´・ω・`)「い、いやぁ、帰ってきてたんだね、はっはっは」
('A`)「ん?あぁ、さっきね」
(´・ω・`)「ははは」
('A`)「ところで充電器って何だ?お前まさかまたゲームやってんのか?」
(;´・ω・`;)「ギックー!!!いやあははあは違うよ?違うよ?」
('A`)「いま思いっきりギックー!!!って言ったのは何なんだよ」
(;´・ω・`)「いやぁ、はは、き、効くぅ〜!!って言ったんだよ!!効くぅ〜って!!!」
282
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:13:53 ID:suXdg7WM0
('A`)「何が?」
(;´・ω・`)「ひょえー!!あ!湿布が!!肩に張ってある湿布が!!あ〜癒されるぅ〜!!!」
o川*゚ー゚)o「ショボーン、ゲームの充電器見つかった?ちょっとわかんないとこあるんだけど」ガチャ
('A`)「ゲーム?」
(´゜ω゜`)「おおおおおおおおぉぉぉぉおおおおん!!!!!あー今何言った!!?聞こえなーい!!!!!」
o川*゚ー゚)o「あ!どっくんおかえり!ん?変態は?」
('A`)「ちょっとな。預けてきた」
283
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:15:32 ID:suXdg7WM0
o川*゚ー゚)o「そっか!まともになるといいね!!」
('A`)「そうだな」
(´・ω・`)「そうだね、ははは」
('A`)「で、ゲームって?」
(;´・ω・`)「やだぁ掘り返さないでよ!話題いい感じでそれてたのに!」
o川*゚ー゚)o「11時から16時までは息抜きなんだって!」
(;´゜ω゜`)「おい!!!!!!!!!」
284
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:16:20 ID:suXdg7WM0
('A`)「おい」
(´・ω・`)「はい」
(´・ω・`)「すいませんでした」
o川*゚ー゚)o「なんか情けないね……」
('A`)「ほんとにな……こいつに振り回される俺も情けないよ……」
(´・ω・`)「面目ない」
('A`)「もうどうすればいいの」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
285
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:17:21 ID:suXdg7WM0
困惑のドクオ!!!!怠惰のショボン!!!!苦労のキュート!!!!
頑張れ!!!!そうだ!!!!大事なのは!!!!!気持ち!!!!!!
1話2話は!!時間が繋がってるけど!!!次から日にち飛ばしていきます!!!!飛べ!!!!!!
次回はできれば2月中に!!!!!!!
・第2話〜垢なめ( ^ν^)〜
おわり
286
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:19:32 ID:k1BwY1bU0
おつ
287
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:20:13 ID:IUDdUTK20
乙
次も楽しみにしてますぜ
288
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:20:19 ID:AM2JBYOI0
乙
289
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:27:36 ID:THE6rBI60
これはおもしろい
支援
290
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:44:27 ID:GaKlpxT.0
おつ!!
291
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 00:57:30 ID:GDtYdjcU0
ほんとうにいい感じでキャラが立ってるな。乙
292
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 08:37:33 ID:EhPW1QoY0
ニュッ君頑張って欲しいな
293
:
名も無きAAのようです
:2013/01/27(日) 13:02:19 ID:gZEl5sns0
乙
ガンバの大冒険の歌を歌うきゅーちゃんはほっほっほぉ~かわいい
294
:
名も無きAAのようです
:2013/01/28(月) 04:10:30 ID:v0dGXhDEO
いやあ、おっぱいスレばっかりだったころからのキューちゃん好きとしては嬉しい限りだ……
295
:
名も無きAAのようです
:2013/01/28(月) 14:00:25 ID:/FkHbMdk0
素晴らしいなこれ
キャラの掛け合いが楽しいわ
296
:
名も無きAAのようです
:2013/01/28(月) 19:06:52 ID:uShJzhWQ0
乙!
おもしろかったぜ
297
:
名も無きAAのようです
:2013/01/28(月) 22:44:16 ID:1Qsxwl9Q0
キューちゃんが芸人から女優にランクアップする日も近いな…
298
:
名も無きAAのようです
:2013/01/28(月) 23:15:08 ID:XynBc8es0
キューちゃんの汚れ仕事率はツン大先輩並みだからな
このキューちゃんにはヒロインを目指してほしいな…
299
:
名も無きAAのようです
:2013/01/30(水) 17:58:53 ID:GM2IUGGY0
乙
ニュッ君みて小学生の頃パックから吹き出した牛乳浴びて女子に臭い臭い言われたの思い出した
300
:
名も無きAAのようです
:2013/01/30(水) 21:49:36 ID:IuecMe4Q0
>>299
なんというか、ドンマイ
301
:
名も無きAAのようです
:2013/02/15(金) 05:44:27 ID:XLqEHw3c0
個性があって、良い!!
決めた!!!最後まで追う!!これ!!!!
302
:
名も無きAAのようです
:2013/02/15(金) 16:03:39 ID:qxd1cG4g0
2月中って2月の中盤ってことだよねきっと!!!!!!
そろそろくる!!!はず!!!!
303
:
名も無きAAのようです
:2013/02/16(土) 16:45:10 ID:CiwN9yvg0
>>302
来年も2月はあるんだぞ
304
:
名も無きAAのようです
:2013/02/16(土) 16:48:00 ID:RdMtehrI0
____________
ヾミ || || || || || || || ,l,,l,,l 川〃彡|
V~~''-山┴''''""~ ヾニニ彡| 投下する・・・・・・!
/ 二ー―''二 ヾニニ┤ 投下するが・・・
<'-.,  ̄ ̄ _,,,..-‐、 〉ニニ| 今回 まだ その時と場所の
/"''-ニ,‐l l`__ニ-‐'''""` /ニ二| 指定まではしていない
| ===、! `=====、 l =lべ=|
. | `ー゚‐'/ `ー‐゚―' l.=lへ|~| そのことを
|`ー‐/ `ー―― H<,〉|=| どうか諸君らも
| / 、 l|__ノー| 思い出していただきたい
. | /`ー ~ ′ \ .|ヾ.ニ|ヽ
|l 下王l王l王l王lヲ| | ヾ_,| \ つまり・・・・
. | ≡ | `l \__ 私がその気になれば
!、 _,,..-'′ /l | ~''' 最新話の投下は
‐''" ̄| `iー-..,,,_,,,,,....-‐'''" / | | 10年後 20年後ということも
-―| |\ / | | 可能だろう・・・・・・・・・・ということ・・・・!
| | \ / | |
これ思い出した
305
:
名も無きAAのようです
:2013/02/19(火) 18:52:44 ID:t3X.wDyQ0
よし、どちらか選べ
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_837.png
※擬人化注意
※そんなじろじろ見ないほうがいいと思う注意
306
:
名も無きAAのようです
:2013/02/19(火) 18:54:02 ID:t3X.wDyQ0
ごめん
>>305
はo川*;□;)oとo川*゚ー´)o
307
:
名も無きAAのようです
:2013/02/19(火) 19:12:54 ID:jga18k/Y0
,, _
/ ` 、
/ (_ノL_) ヽ
/ ´・ ・` l 弱気なキューちゃんは死んだんだ
(l し l) いくら呼んでも帰っては来ないんだ
. l __ l もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ
> 、 _ ィ
/  ̄ ヽ
/ | iヽ
|\| |/|
| ||/\/\/\/| |
僕は今のキューちゃんが好きです!
308
:
名も無きAAのようです
:2013/02/19(火) 19:51:32 ID:AkOzCcFs0
私の双子の兄の学校では漢字テストのことをチャーリーと読んでいます
そして僕は弱気なキューちゃんも好きです
309
:
名も無きAAのようです
:2013/02/19(火) 23:45:32 ID:MWAZQnh20
>>305
どっちも殴ってみたい!不思議!!
310
:
名も無きAAのようです
:2013/02/27(水) 00:53:21 ID:rxx23gqIO
さあ二月も終盤
今こそキューちゃんがあかなめに舐められる番外編を!!!!!
311
:
名も無きAAのようです
:2013/02/28(木) 23:45:38 ID:DVyXq4CYO
あと15分以内に来るのか
楽しみだなぁ
312
:
名も無きAAのようです
:2013/03/01(金) 23:48:55 ID:uVVI4IvI0
謝罪!!ソーリー!!!ヒゲソーリー!!!!
もう三月だというのにまだ半分!!!しか!!できてないです!!!!!
申し訳ない!!!!でも終わらない!!!!どうしようもない!!!!
取りあえず前半部分(全体の1/4〜1/3くらい)と!二話おまけだけ投下させてください!!!!
313
:
名も無きAAのようです
:2013/03/01(金) 23:52:21 ID:uVVI4IvI0
おまけ
深夜!!!!
(´・ω・`)「で、垢なめはどこに就職したの?」モグモグ
('A`)「ほら、あの箒神のとこ」モグモグ
(´・ω・`)「あぁ、あいつのとこか……ちょうどよかったんじゃない?水洗い担当欲しがってたみたいだし」ゴクゴク
('A`)「舌はアホみたいに丈夫だしなぁ。まぁボディはあんまりなめて欲しくないけど」モグモグ
(´・ω・`)「タイヤなめか……まぁあいつなら大丈夫だろ。変態だし」グビグビ
314
:
名も無きAAのようです
:2013/03/01(金) 23:53:35 ID:uVVI4IvI0
o川*うー゚)o「もう寝るね〜」ガチャ
('A`)「はいはいおやすみ」モグモグ
o川*゚ー゚)o「あ!お菓子食べてる!!ずるい!!!」
(´・ω・`)「酒飲んでんだよ。これはおつまみ。ほら未成年のガキはとっとと寝る!で明日はちゃんと6時に起きて勉強!!」
o川;‐Д‐)o「はぁ……」
('A`)「そうだぞ。夜に食べると太っちゃうんだぞ」モグモグ
o川*゚ー゚)o「そう言う割には、どっくん酒盛りって言うより、もう普通の食事位の勢いで食べてるじゃん!」
('A`)「俺は太りたいの!それに酒ほとんど飲めないし!!」モグモグ
315
:
名も無きAAのようです
:2013/03/01(金) 23:54:35 ID:uVVI4IvI0
o川*゚ー゚)o「何で太りたいの?」
('A`)「……」モグモグ
(´;ω;`)「こいつこの前三輪車に弾き飛ばされてやがってやんの!!!ぎゃははははははははは!!!!」
(;'A`)「あっ!てめー黙れこの!!!!」
o川*^∩^)o「三輪車……弾き飛ばされるどっくん……」プークスクス
(;'A`)「ちっくしょー!ショボンだってこの前うんこもらしたくせに!!」
(;´・ω・`)「あっ!てめーそれは言うなよこの!!!」
o川*^m^)o「ショボン……おもらし……」プークスクス
(#´゜ω゜`)「ぐぎぎ……言わせておけば……」
316
:
名も無きAAのようです
:2013/03/01(金) 23:55:47 ID:uVVI4IvI0
(;'∀`)「もう200歳近いしなー!そろそろオムツいるんじゃないかなー!」
(#´゜ω゜`)「あ゛ぁ゛!!?てめぇそんなこと言うのは小学生に勝てるようになってからにしろよ!!!!」
(;'A`)「かっかかかかっかてますぅー!さ、さすがに小学生には多分10回に1回は勝てますー!!低学年なら五分五分ですー!!」
(;´^ω^`)「はーいはいでたよ強がり!!!腕立て伏せ5回できるようになってから戯言は言え!!!」
(#'A`)「5回くらいならできるわ!!」
(#´・ω・`)「いーやできないね!!」
317
:
名も無きAAのようです
:2013/03/01(金) 23:57:58 ID:uVVI4IvI0
(#'A`)「できる!!!」
(#´・ω・`)「できない!!!」
(#'A`)「できるできるできる!!!」
(#´・ω・`)「できないできないでknいてっ舌噛んだ」ブシャァ
(#'A`)「できるー!できるー!」
(;´・ω・`)「ちょっとまてよ!舌噛んだって言ってるだろ!畳み掛けるな!」
ギャイノギャイノ
ギャァギャァ
ギャァ!!!イヤァ!!!
o川*゚〜゚)o「……」モグモグ
o川*^ー^)o「チーかまおいしー!!」ゴックン
318
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 00:00:00 ID:6H3L7dq60
二話おまけは終わりです!!
短い!?短いんです!!!
次から三話前半部分投下します!!!!!
でも書ききった後に矛盾見つけちゃったら一から再投下するかもしれません!!!!
よろしく!!!お願いします!!!!!
319
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 00:04:55 ID:lCxnAPag0
がんばれ!!!
320
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 00:35:14 ID:hw4xDs.w0
乙!!!!!
321
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 00:37:29 ID:0l9ltcVc0
わたしまつわ!!!!!!!
322
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 00:44:35 ID:fmv3Qu0cO
次からって、次のレスからって意味じゃなかったんだ
(´・ω・`)「ショボーンだよ」
323
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 03:45:23 ID:d2GK4rNM0
適度に早く来なかったら三輪車ぶつけんぞ待ってる
324
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 07:19:48 ID:KGne.0dQO
乙乙待ってる
325
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:03:53 ID:7.Rx2ev20
o川*゚ー゚)o「よっしゃ今日の目標達成!!」
(´・ω・`)「お疲れ様。いいペースで勉強進んでるね」
o川*゚ー゚)o「うん!……あ!そういえば今日金曜じゃん!ここにきて初めての週末!!!」
(´・ω・`)「あぁ、そういえばそうか」
o川*゚ー゚)o「なんかパーッとやらないの?パーッと!」
(´・ω・`)「いや、今日は……」
326
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:05:48 ID:7.Rx2ev20
('A`)「お、いたいた。そろそろ出るから」ガチャッ
(´・ω・`)「あぁ、はいはい」
o川*゚ー゚)o「ん?出るって?どっかいくの?あたしも行く!!!」
(;'A`)「いやいや仕事だから」
o川*゚ー゚)o「え?もうじき夜なのに?」
('A`)「ちょっと明日本部の方で会議があってな。朝にやるから今日には出とかないと間に合わないんだよ」
327
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:07:15 ID:7.Rx2ev20
(´・ω・`)「こいつ電車乗ったら、下手すれば挙動不審で痴漢騒ぎになりかねないしな」
('A`)「そうそう。渋滞も考えて、今日には向こうに着くようにして、ホテルで泊まってそのまま明日出勤だ」
o川*゚ー゚)o「大変なんだね……」
('A`)「もう慣れたし大変って程でもないけどなぁ。でも確かに電車乗れないのは面倒だなぁ。奇声上げて捕まるし」
o川*゚ー゚)o「どんだけ女の人苦手なの……」
(´・ω・`)「こいつの場合は、もはやある種の呪いみたいになってるからなぁ……」
('A`)「もういいだろ……あ、ヤバい時間ない!じゃぁ戸締りしっかりして寝ろよ!!」バタン
328
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:08:19 ID:7.Rx2ev20
トトトトト……
o川*゚ー゚)o「いっちゃった……」
(´・ω・`)「しょうがない、今日はお寿司でもとるか」
o川*゚ー゚)o「あ!どっくんがね、『俺がいない間にショボンが勝手なことしないように見張ってろ』っていってたよ!」
o川*゚ー゚)o「だからお寿司食べていいかどっくんに聞かなきゃ!」
(´・ω・`)「いいよめんどくさい。あいつもどうせ向こうでうまいもん食うだろうしな」
329
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:09:20 ID:7.Rx2ev20
o川*゚ー゚)o「え〜、でも家主どっくんでしょ……あ!そうだ!」
(´・ω・`)「?」
o川*゚ー゚)o「ショボンがおごってよ!お金がっぽりもらってるんでしょ!ぬふふ!」
(´・ω・`)「いやそれは困るよ。いやいやいやいやいや」
o川*゚ー゚)o「ショボンのお金使えばどっくんに確認とらなくてもいいしね!」
(´・ω・`)「だめだって。それにドクオのほうが金持ちだし、そっちの金使った方が全体的に見てダメージ少ないだろ!」
o川*゚ー゚)o「あ、でも家のお金どこにあるか分かるの?」
(´・ω・`)「あー、そういやわからないわ。買い物とかはあいつが全部やってるし、僕の財布しか今手元にないなぁ」
330
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:12:23 ID:7.Rx2ev20
o川*゚ー゚)o「じゃあやっぱりショボンのおごりだね!」
(´・ω・`)「えぇ〜……先週全額使い切っちゃったから今すっからかんなんだよね……」
o川;゚ー゚)o「え!?じゃぁ晩御飯どうするの!?」
(´・ω・`)「カップラーメンがあったような……」
o川;´△`)o「か、カップラーメン……」
(´・ω・`)「仕方ないだろ……金ないんだから……」
トゥルルルルルル
o川*゚ー゚)o「あれ?事務所の方から電話鳴ってない?」
331
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:17:02 ID:7.Rx2ev20
(´・ω・`)「ほっとけほっとけ。どうせドクオへの電話なんだし」
o川*゚ー゚)o「でもどっくん会議行くとか言ってたし、もしかしたら、大切な電話かも」
o川*゚ー゚)o「あたし、見てくるね!」ガチャ
(´・ω・`)「あ、ちょっとまて!」ガチャ
332
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:17:41 ID:rE65ggNo0
しえんぬ
333
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:19:22 ID:7.Rx2ev20
o川*゚ー゚)o「えーと電話は……あそこだ!」
(´・ω・`)「ちょっと待て、出るな」
o川*゚ー゚)o「え?なんで?」
(´・ω・`)「電話の相手が、もしドクオのことを知っている人物だったら、キュートが電話に出たらどう思う?」
o川*゚ー゚)o「?」
(´・ω・`)「女が苦手なはずのドクオの事務所に女がいる……当然怪しまれるだろう」
o川*゚ー゚)o「……あ!」
334
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:20:09 ID:7.Rx2ev20
(´・ω・`)「そして、「今電話を受けているのは『普通の女』じゃない」、って考えるはずだ」
o川*゚ー゚)o「だとすると『そういうの』をかくまってるとして、えっと確か……」
(´・ω・`)「閻魔省職員規律第18条に違反することになる」
o川*゚ー゚)o「そうそう!それそれ!」
(´・ω・`)「それだけじゃない。本格的な調査が入れば君の秘書就職だって不可能になるだろう」
o川;゚ー゚)o「やばば」
335
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:20:54 ID:7.Rx2ev20
(´・ω・`)「だから電話は出ないに越したことはない」
o川*゚ー゚)o「そっか……ん?」
(´・ω・`)「?どうした?」
o川*゚ー゚)o「電話の相手『ドクオ』って表示されてるよ?」
(´・ω・`)「え?マジ?」
FROM:ドクオ
(´・ω・`)「あ、マジだ」
o川*゚ー゚)o「これなら大丈夫じゃない?」
336
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:23:15 ID:7.Rx2ev20
(´・ω・`)「あー、でも一応僕が出るよ。声もちょっと変えて」
o川*゚ー゚)o(わぉ!ショボンにはそんな能力まで……)
(´・ω・`)「んー、ゴホンゴホン」
(´・ω・`)「もしもし(裏声)」ガチャ
o川*゚ー゚)o「ズコー」
『え?誰?』
(´・ω・`)「なんだ、本物のドクオか。僕だよ」
『あぁ、一瞬誰かと思ったよ……そうそう、言い忘れてたけどさ』
(´・ω・`)「何?」
337
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:23:55 ID:7.Rx2ev20
『事務所の机の上に10000円置いといたから、今日明日はごはんとかそれで何とかしてよ』
(´・ω・`)「な……に……」
o川*゚ー゚)o「!!!!」
『あ、でも明日帰ってこれないかもしれないから、その時のためにちょっとはとっておけよ』
(´・ω・`)「おぉ……」
『あ、信号変わるからもう切るな』ブツッ
338
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:25:32 ID:7.Rx2ev20
ツーツーツ
(´・ω・`)「……」
o川*゚ー゚)o「ショボン……」
(´・ω・`)「あぁ、僕らの上司は……」
o川*゚ー゚)o「神様だった……」
ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
―――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………………
339
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:26:53 ID:7.Rx2ev20
闇!!!!!
表の世界では!!決して!!!知られることのない!!!!世界に散在する暗黒!!深淵!!!その他もろもろ!!
それらを扱う『地下政府』の直下機関!!!!!それこそ閻魔省である!!!
その下には3つの専門機関!!!まず!!主に消滅!!殺害を目的とする!!『退魔局』!!!!
次に!!!居場所や情報を察知!!入手!!!もしくは解析等!!研究分野でも力を持つ!!!『探知部』!!!!!
そして!!!最近新設された!!!社会復帰させることで調和を!!平和を図る!!!!『特殊職業案内所』!!!!!
これら三本柱を運用する『零議会』!!!そしてその上位会議である『十王』!!!!!
人の届かぬ領域に!!!!近付くための!!!対抗するための!!!集団!!!そう!!!!!
彼らに!!!!!幸あれ!!!!!!
('A`)お化け・物の怪・都市伝説向け就職案内所のようです
・第3話〜天狗〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………………
340
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:27:30 ID:u1pBLUBw0
キター
341
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:27:49 ID:7.Rx2ev20
―ホテル―
(;'A`)「あー疲れた……やっぱ車の運転はこたえるな……」ドサッ
('A`)「しかし一万円はちょっと多すぎたな……三千円くらいでもだいじょうぶだったかな……」
(;'A`)「いかんいかん、こんなんだからギコのやつにケチケチ言われるん……」
トゥルルルルr
('A`)「ん?誰からだろ」ピッ
('A`)「もしもし」
342
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:28:52 ID:7.Rx2ev20
『おい!ドクオ!!』
('A`)「なんだエクストか……」
『なんだとはなんだ!!!おい、それより今もうこっちにいるんだろ?』
('A`)「まあね」
『今から飲み行かね!?もう暇で暇でしょうがないんだよ』
(;'A`)「お前、明日朝からだってわかってんのか?」
『どうせ定期会議なんて退魔局のやつらがはしゃいで終わりだよ!!あー!!!想像するだけでイライラしてきた!!!』
('A`)「まぁ案内所は新参者だからなぁ」
343
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:29:35 ID:7.Rx2ev20
『くっそ!!!やっぱ飲まなきゃやってられねぇよ!!!うぎー!!!!』
('A`)「はいはい。俺はとにかく行かないからな。疲れてるし」
『くそー虚弱野郎め!!!もういい!!今日は寝る!!!』
('A`)「そうしろそうしろ。明日遅れるなよ」
『わかった!!!お休み!!!』
('A`)「おやすみ」
プツッ
344
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:30:56 ID:7.Rx2ev20
('A`)「あー、俺ももう寝るか……」
('A`)「あ、いけね。カーテン閉めとかないと」
('A`)「……?」
('A`)(この感じ……妖怪か?……見られてる、か)
('A`)「……一応、用心しておくか」
シャッ
―――――――――――――――――――――――――……………………………
345
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:31:57 ID:GxTZehyM0
きた!
支援!
346
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:32:14 ID:7.Rx2ev20
―ビルの上―
「うひゃあ!いる!!こんなにたくさん人が!!!」
「おいおいはしゃぎ過ぎだぞ兄者。せっかくのチャンスなんだからもっとじっくり楽しまなくては」
「ふっひ!そうだな!そうだな!!」
「取りあえず今からどうする?」
「俺ラブホテル覗いてみたい!!都会にはいっぱいあるらしいぞ!」
「ま、まさか『ホテルサンシャイン』みたいなのがたくさんあるのか……!?」
347
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:33:09 ID:7.Rx2ev20
「そうだぞ。しかも都会のラブホテルはベッドが回るらしい」
「な……なんだと……!?」
「あとカラオケとかもあるらしい」
「ほ、ホテルなのに!?」
「俺らの住んでた山とは違うんだよ」
「兄者は物知りだな……」
「ん?目の前にちょうどホテルが見えるぞ!」
「本当だ!」
「ここからギリギリ見えるぞ……むむむ」
「頑張れ兄者!」
348
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:34:33 ID:7.Rx2ev20
「……」
「?どうした兄者?」
「何かいかにも幸薄そうなガリガリの男しか見えない……」
「何だと……はずれか……」
「あ、カーテン閉められた」
「残念だったな」
「いや別に残念じゃないけどな……まぁいい、ラブホテルじゃなかったんだろう」
「どういうことだ兄者?ホテルとはラブホテル以外にも種類があるのか?」
「そうだ。普通に家族で泊まったり一人で泊まったりするホテルがあるらしい」
349
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:36:07 ID:7.Rx2ev20
「なんと。しかし今のぞいて見えたのは男だけだったとしても、もしかしたらそいつの相手である女がたまたま見えなかっただけで、
いまのぞいたとこがラブホテルの可能性もあるんじゃないか?」
「いやないな。あの顔でモテることはありえないだろう。生気なかったし。よって恋人もいないしラブホテルに行く必要もない!」
「そうか。ならあり得ないな。流石だな、兄者」
「ふははは!!よし、じゃぁ気を取り直して、早速ラブホテル探しにいくぞ!!」
「おう!!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………………………
350
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:37:13 ID:7.Rx2ev20
翌朝!!!!
「ククク……奴などちょうどよいか……」
「タイミングが大事なのだ……ククク……」
「!近付いてきた……ククク」
('A`)(ちょっと早く出過ぎたか……どっかでカフェオレでも飲んどこうかなぁ)
('A`)(……しかしここの信号は長いなぁ。首都なのにこの辺りは交通整備あんまできてないのな)
<_プー゚)フ「お?ドクオじゃん!!」
(;'A`)「うおっ、エクストか……」
351
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:37:41 ID:gFFr/khEO
ひどい言われようだな
352
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:39:50 ID:7.Rx2ev20
「!仲間と合流したか……ククク……予想通り……」
<_プー゚)フ「いちいち驚くな!びびりか!!」
('A`)「時間の潰し方考えてる時にいきなり背後から話しかけられたらびっくりするだろ……」
<_プー゚)フ「鍛錬が足りんのだ!!」
('A`)「いつでも話しかけられていいようにしろってこと?」
<_プー゚)フ「違う!常に周囲を警戒しなければならないのだ!!俺たちの職業柄!!」
('A`)「まぁそうだけどさ……」
353
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:40:42 ID:7.Rx2ev20
<_プー゚)フ「もし今目の前に人面犬が現れたら!?うわんと言われたら!?てけてけが横切ったら!?」
<_プー゚)フ「一瞬!!それが命取りになるんだ!」
('A`)「はいはい……あれ?あそこにいるのジョルジュじゃないか?」
<_プー゚)フ「ん?あ、本当だ!!おーい!!ジョルジュ!」
_
( ゚∀゚)「ん?」クルッ
_
( ゚∀゚)「おう、お前らか。なんだ、向こうに着く前に合流しちゃったな」モミモミ
('A`)「お前まだおっぱいボール握るのやめてなかったのか……」
<_プー゚)フ「なんか変色してるぞ……」
354
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:42:45 ID:NpMk8yPo0
きてたかwktk
355
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:43:33 ID:7.Rx2ev20
「三人目……ククク……」
_
( ゚∀゚)「これ凄い貴重品なんだぞ?おっぱいの感触を俺好みに非常に忠実に再現してるのはこのメーカーのしかないんだ」モミモミ
_
( ゚∀゚)「それに変色してるおかげで遠目から見たらおっぱいだとばれず、握力トレーニングしてるようにも見えるだろ?」
('A`)「そのひび割れ具合と色の黒ずみ具合が、前エクストが嫌がらせで送ってきたおばあちゃんのヌード画像を想起させるな……」
_
( ゚∀゚)「まじでやめろ……何かそう見えてきた……」モミ……
<_プー゚)フ「ジョルジュも流石におばあちゃんおっぱいは範囲外か」
('A`)「『全てのおっぱいを愛する』、とか言ってたのにな……所詮その程度か」
356
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:44:20 ID:7.Rx2ev20
_
(; ゚∀゚)「なんで俺が責められる流れになってるんだよ……」
<_プー゚)フ「好き好き好き好き好きっ好き 愛してる って言っておきながらえり好みしてるからだろ」
_
( ゚∀゚)「わかい オッパイ
でかい オッパイ
そんなの ひとの かって」モミモミ
<_プー゚)フ「いいとこどりじゃねぇか」
「そろそろ……いくか」
('A`)「あ、信号やっと変わった」
<_プー゚)フ「うわ、滅茶苦茶長かったな」
_
( ゚∀゚)「都会ってイメージの割に実際はあんま便利じゃないよな!ふん!」モミモミ
357
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:46:00 ID:7.Rx2ev20
<_プー゚)フ「あーでたでた田舎者のひがみ!シティボーイの僕にも嫉妬しちゃってますね?ふふ」
('A`)「うぜぇ」
_
( ゚∀゚)「うぜぇ」モミモミ
<_プー゚)フ「あっ!しまったドクオもノンシティボーイだった!」
_
( ゚∀゚)「そしてチェリーボーイだな」モミモミ
<_プー゚)フ「そしてケチボーイでもある」
('A`)「おいこの流れおかしいだろ。完全に俺とジョルジュでエクストやっつける感じだったのに」
<_プー゚)フ「人徳の差かなぁ」
358
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:48:08 ID:7.Rx2ev20
_
( ゚∀゚)「それにこの中じゃお前が一番年下だろ?」
('A`)「でも俺の方が案内所の資格取ったのは一番早かったし、先輩といえば俺だろ!」
<_プー゚)フ「あーでたでたドクオの男限定に対する強気!!」
('A`)「そ、そんなことないって。全然そんなことないよ?」
('A`)「ほら、俺この前ちゃんと女店員にオーダーとってもらえたじゃん」
_
( ゚∀゚)「もう60越えたおばあちゃんだったけどな」
359
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:49:01 ID:7.Rx2ev20
(;'A`)「ば、ばかやろぉ〜!女の子はいくつになっても乙女なの!」
<_プー゚)フ「そんなオバちゃん向け雑誌の記事見出しみたいなこと言われてもなぁ……」
_
( ゚∀゚)「つまりドクオの中ではおばあちゃんのほうが若い幽霊より魅力的ってことだな」
(;'A`)「いやいや、ちが」
「ククク……『幽霊』か……!」
_
( ゚∀゚)<_プー゚)フ「!!!」('A` )
「やはり貴君らも『そちら側』の人間だったわけだ」
('A`)「……誰だ、お前」
「ククク……そう気構えるな」
360
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:53:19 ID:7.Rx2ev20
ii i ミ〟
lli i ミ;
∧(●ω▼)∧ 「私も君たちと同じ閻魔省の……『お仲間』だ……」ザッ
l⌒ . ̄|
\| | |
| |∪
| i‐i |
(__)(_)
('A`)(太い……)
<_プー゚)フ(何だこの服装……上半身裸革ジャンだと……)
_
( ゚∀゚)(眼帯にサングラスにモヒカンってなんだこれ……)
( ●ω▼)「なんだ……ビビってンのか……?ククク……」
<_プー゚)フ「というよりは驚いてるよ……寒くないのかその恰好……」
( ●ω▼)「ふん……私からすれば貴君らの方が理解できないな……」
('A`)「何がだよ……」
361
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:53:43 ID:NpMk8yPo0
世紀末じゃねーか
362
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:55:24 ID:7.Rx2ev20
( ●ω▼)「閻魔省職員とあろうものがそんな普通の格好など……」
_
( ゚∀゚)「?私服は知らんが会議は基本皆スーツだぞ……」
( ●ω▼)「えっ」
<_プー゚)フ「その肩のトゲトゲも危険物扱いで多分入場審査に引っかかるぞ……」
( ●ω▼)「だ、だって部長が……」
<_プー゚)フ「あぁ、部長ってことは探知部か……」
363
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:56:07 ID:7.Rx2ev20
_
( ゚∀゚)「高岡さんにそういう服装で来るのが普通なんだ!とか言われたんだろ?」
<_プー゚)フ「あの人そういうとこで遊ぶからなぁ。まぁドンマイ」
( ●ω▼)「いや、部長がラフな格好でいいって言ったから私服で来ちゃったんだお……」
('A`)「それ私服なの!?俺の世界観を悠々と踏み越えてきやがったぞこいつ」
( ●ω▼)「イメージは『混乱の時代に生きる強き男』だお」
<_プー゚)フ「どっちかっていうと完全に雑魚キャラ側なんだよなあ……」
( ●ω▼)「しかし皆スーツってことは、この格好だと入れないのかお?」
364
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:57:18 ID:7.Rx2ev20
('A`)「うーん、普通のシャツとかならまだしもこれはどうなんだろう……行ってみないとわからないけど入場検査ではじかれる可能性も0じゃないな……」
( ●ω▼)「えぇ〜っ……」
(;'A`)「あ、やばい、なんかあんまり時間ないぞ!」
<_プー゚)フ「うわ、ほんとだ。立ち話に時間使いすぎちゃったな」
_
( ゚∀゚)「とっとといかないと間に合わないな」
(;●ω▼)「あ、あの……僕は……」
('A`)「ん?」
(;●ω▼)「この恰好、どうすればいいんだお……」
<_;プー゚)フ(『お』ってなんなんだ……)
365
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:58:13 ID:7.Rx2ev20
(;'A`)「取りあえず肩のトゲトゲ外してサングラスもとってみたら?」
(;●ω^)「こうかお?」
つ┌▼-▼ スチャッ
_
(;゚∀゚)「もう眼帯もとっちゃえよ……」
( ;^ω^)「そうするお……」
つ〜●〜 スッ
<_プー゚)フ「でもその服どうするの……着替えてる余裕ないぞ」
( ;^ω^)「トゲトゲは一応とったけどどうしよう……」
つ∧∧
(;'A`)「ま、まぁ替えの服ももしかしたらあるかもしれないし、行くだけ行ってみよう」
366
:
名も無きAAのようです
:2013/03/02(土) 23:59:57 ID:7.Rx2ev20
<_プー゚)フ「それよりはやくいかないと本当に時間ないぞ!」
_
(;゚∀゚)「ええい、走っていくぞ!」タッタッタ
( ;^ω^)「あ、待ってお!!」タッタッタ
――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
367
:
名も無きAAのようです
:2013/03/03(日) 00:00:57 ID:33qNnNVM0
「結局全然ラブホテル覗けなかったな……」
「まぁ窓開けて、なんてのはあんまりないだろうからなぁ」
「まぁいい、せっかく山を抜け出してきたんだから、思いっきりエンジョイしてやる!!」
「おお兄者、燃え上がっているな」
「ふふふ、お前も思わず全裸になってしまいそうになるほどやる気に満ち満ちているじゃないか!!」
「おっと、昨日のことをあまり言ってくれるな、兄者。照れるじゃないか」
「やる気があるのはいいことだ」
「そうだな」
「じゃぁ早速始めますか!」
「あぁ!」
「「いたずらを!!」」
――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
368
:
名も無きAAのようです
:2013/03/03(日) 00:03:09 ID:33qNnNVM0
ひとまずこれで終わりです!!
できるだけ残り早く書くように頑張ります!!!!!
でも思った以上に長くなりそうでびっくりです!!!!!!うおあ!!!!!!!!
ではまた会う日まで!!!!!!!アゲイン!!!!!
369
:
名も無きAAのようです
:2013/03/03(日) 00:03:11 ID:sYsVUkhEO
登場は派手だったけど、( ^ω^)←こいつか!
370
:
名も無きAAのようです
:2013/03/03(日) 00:08:50 ID:mttyWp8M0
おつおつ
天狗兄弟楽しみだな
371
:
名も無きAAのようです
:2013/03/03(日) 00:17:33 ID:sf2hxqEwO
ブーンの私服センスヤバイなwww
乙でした。
372
:
名も無きAAのようです
:2013/03/03(日) 00:22:43 ID:4eIQXfeMO
乙!
次回が楽しみでしゃーないぜ!
373
:
名も無きAAのようです
:2013/03/03(日) 00:37:07 ID:tSeFQNpo0
乙ー
弟者全裸になってたのか……ww
374
:
名も無きAAのようです
:2013/03/03(日) 01:20:23 ID:CxUWiR3oO
乙!
375
:
名も無きAAのようです
:2013/03/05(火) 22:30:42 ID:d4CkBy.g0
流石兄弟にブーンまで!!
うっひょおおおおおおおおおお!!!!!!!
376
:
名も無きAAのようです
:2013/03/11(月) 14:54:55 ID:jgJNpFbY0
内藤弁当は関係なかったのか…
続きが気になるわ
377
:
名も無きAAのようです
:2013/03/16(土) 12:32:34 ID:6yROapTk0
語尾突っ込まれた!!?
378
:
名も無きAAのようです
:2013/03/16(土) 16:24:39 ID:axut/0cQ0
この流石兄弟好きだwwwww
まさかのブーンのセンスwwww
続き期待してるぜ!
379
:
名も無きAAのようです
:2013/03/23(土) 02:25:17 ID:idXATQNw0
まだなんですか!今なら総合がキューちゃんなんやで!!!
380
:
名も無きAAのようです
:2013/03/25(月) 21:50:34 ID:YvIjdtj20
まってるよー
381
:
名も無きAAのようです
:2013/04/03(水) 22:59:10 ID:lveq1k120
すいませんなかなか書き!!!!!終わりません!!!!!!
二話の1.5倍くらいの長さになりそうなのでとりあえずポッキー食べ終わったらできたとこまで投下します!!!!!!!!
382
:
名も無きAAのようです
:2013/04/03(水) 23:06:36 ID:lveq1k120
すいませんちょっと無理そうです!!!!!
明日にします!!!!!!!!!!!
383
:
名も無きAAのようです
:2013/04/03(水) 23:08:46 ID:zD/iMZAQO
早くポッキー食べ終わるんだ
384
:
名も無きAAのようです
:2013/04/03(水) 23:13:37 ID:CSNJYgNo0
どんだけ長いポッキーなんだ・・・
385
:
名も無きAAのようです
:2013/04/03(水) 23:23:06 ID:o6pFUzrY0
俺のポッキーだからな
386
:
名も無きAAのようです
:2013/04/03(水) 23:26:51 ID:1ME6SjEM0
俺のポッキー♂
387
:
名も無きAAのようです
:2013/04/03(水) 23:42:54 ID:5r0POVY20
明日まで20分切ったな
388
:
名も無きAAのようです
:2013/04/03(水) 23:43:31 ID:IPMYX.QY0
>>1
なら俺の隣で寝ているよ
389
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 02:17:09 ID:zM6YcLTM0
wktk
390
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 21:40:35 ID:NUoEYQAAO
はよ
391
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:11:26 ID:2rr64Cow0
_
(;゚∀゚)「しかしなんでお前は俺たちに話しかけてきたんだ?」ダダダ
⊂( ;^ω^)⊃「実は会議初めてで、場所とかちょっと不安だったから……」ダダダ
<_;プー゚)フ「聞いた相手によっちゃ不審者扱いされるぞ……」ダダダ
(;'A`)「しかし高岡さんもそういうとこ適当だからなぁ」ダダダ
<_;プー゚)フ「まぁあの人なら納得だけどな」ダダダ
( ;´ω`)「高岡さんが白衣だったから、ラフって何でもいいのか!って勘違いしちゃったんだお……」ダダダ
392
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:12:17 ID:2rr64Cow0
_
( ゚∀゚)「ま、ウチのとこもあんまし人の部署のこと言えないけどな……」ダダダ
( ^ω^)「?皆さんはどこの人なんだお?」ダダダ
(;'A`)「案内所だよ。就職案内所」ダダダ
( ;^ω^)「あぁ、あのちゃんぽん集団と噂の……」ダダダ
<_プー゚)フ「ちゃんぽん?」ダダダ
( ^ω^)「特に脈絡のない人材をごちゃまぜにしてるから「ちゃんぽん」、だ、って聞いたお」ダダダ
_
( ゚∀゚)「ちゃんぽんに失礼だろそれ……」ダダダ
<_;プー゚)フ「お前憤るとこそこじゃないだろ……」ダダダ
393
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:13:01 ID:2rr64Cow0
(;'A`)「まぁ、ちゃんぽんかどうかはともかく、案内所は悪く言われてもしょうがないところあるしな……新興部署だし……」ダダダ
_
( ゚∀゚)「まだ実質的な案内所職員は5人しかいないしなぁ……それと上司が1人、か」ダダダ
( ;^ω^)「5人……えらく少ないおね……」ダダダ
<_プー゚)フ「モナーさんの力が無きゃとっくに潰されてるだろうな……よし、ついた」ダダダ
('A`)「お!まだ門空いてる!セーフ!」
( ;^ω^)「門、って……まさかこの廃病院でやるのかお?」
('A`)「まぁ、ちょっと違うけど、大体そんな感じだ」
( ^ω^)「えぇ〜っ……もっと普通の市庁とかそんな感じの綺麗な建物だと思ってたのに……」
394
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:14:17 ID:2rr64Cow0
瓜゚∀゚)「ウィーヒック!ししししし、酒もうないんか!ししし!」フラフラ
( ^ω^)「なんか酔っ払いまでふらついてるお……」
('A`)「いや、この人は……なぁ、じいさん」
瓜゚∀゚)「ひーっく!何だお前ら!!しし!地獄にきたんか!」
( ;^ω^)「なんだこいつ……」
('A`)「あぁ、灼熱地獄にしてもらおうかな」
瓜゚∀゚)「……!」ピク
395
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:15:02 ID:2rr64Cow0
( ;^ω^)「え?何?」
瓜゚∀゚)「……焼き方は?」
('A`)b「弱火でじっくり」
瓜゚∀゚)「入れ」
('A`)「どうも」
( ;^ω^)「何が何だか……」
396
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:15:06 ID:XlE3G3gQ0
しえ
397
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:16:09 ID:2rr64Cow0
('A`)「お、あったあった」ガサガサ
( ^ω^)「?こっちは裏庭じゃないかお?建物はあっちだお」
('A`)「いや、ここが入口だ」
( ;^ω^)「い、井戸!?」
<_プー゚)フ「じゃ、俺から行くぜ」ピョイ
( ;^ω^)「と、飛び込んだ!?」
_
( ゚∀゚)「じゃぁ俺も」ピョイ
( ;^ω^)「ちょ
398
:
>>397訂正です!!!
:2013/04/04(木) 22:17:17 ID:2rr64Cow0
('A`)「お、あったあった」ガサガサ
( ^ω^)「?こっちは裏庭じゃないかお?建物はあっちだお」
('A`)「いや、ここが入口だ」
( ;^ω^)「い、井戸!?」
<_プー゚)フ「じゃ、俺から行くぜ」ピョイ
( ;^ω^)「と、飛び込んだ!?」
_
( ゚∀゚)「じゃぁ俺も」ピョイ
( ;^ω^)「ちょ」
399
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:18:21 ID:2rr64Cow0
( ;^ω^)「な、何なんだお、一体……自殺オフか何かかお?」
(;'A`)「お前、本当に何にも聞いてないのな……」
( ;^ω^)「送られてきた案内にはここの住所しか書いてなかったお……」
('A`)「ここは入り口だよ。俺たちの本部、通称『地獄』へのな」
( ^ω^)「閻魔省、だけに地獄、かお」
('A`)「何のひねりも無いよなぁ」
( ;^ω^)「確かに……」
400
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:19:13 ID:2rr64Cow0
('A`)「まぁいいいや、とにかくちゃっちゃか入っちゃおう」
( ;^ω^)「飛び込んで大丈夫なのかお?その、僕体重重いし、着地時に膝が……」
('A`)「これ落ちるわけじゃなくて、ワープするみたいなもんだからな。体重関係ないよ」
( ^ω^)「おお!なんかよくわからないけどそれなら安心だお!」
('A`)「ああそうだな。なんかよくわからないけど。じゃあお先にどうぞ」
( ^ω^)「お!遠慮なく……」ピョン
「ぎゃああぁあああ!」バッシャアア
(;'A`)「!?」
「冷てええぇえええぇええええええ」パシャァアァン
401
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:20:17 ID:2rr64Cow0
(;'A`)「え?」
「ちょ……これ普通の井戸じゃないかお!!!ひぇええ!!!」バシャバシャ
(;'A`)「もしかして……」スッ
つ[]
('A`)「あ、入場時間過ぎてる……」
「えぇ〜っ……」バチャバチャ
402
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:21:17 ID:2rr64Cow0
('A`)「ここ、時間過ぎるとただの井戸になっちゃうんだよね」
「えっ、じゃぁ僕たちは……」バチャン
('A`)「もう今日は入れない……」
「えぇ〜っ……」パシャ…
('A`)「……ロープ、持ってくるね……」
「うん……」チャプチャプ
――――――――――――――――――――――――――――………………………………
403
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:22:02 ID:2rr64Cow0
<_プー゚)フ「こないなあいつら……」
_
( ゚∀゚)「もう時間過ぎちゃったよ……」
<_;プー゚)フ「しょうがない、俺らだけで行くか」
_
( ゚∀゚)「そうだな……今日はもうこっちに来れないだろうしなぁ」
<_プー゚)フ「会議まであと何分くらい?」
_
( ゚∀゚)「十分ちょいだ。ギリギリだったな」
404
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:23:45 ID:2rr64Cow0
<_プー゚)フ「そんじゃさっさと……」
「おやおや そこで たむろしてるのは 案内所の方々じゃ ありませんか」
<_プー゚)フ「……誰だ」
| ^o^ |「わたし ですよ わたし」
_
( ゚∀゚)「ちっ、なんだ、退魔局の下っ端か」
| ^o^ |「下っ端とは 失礼な。 あなた方より ずっと 世間の役に 立ってますよ この 税金泥棒共め」
<_プー゚)フ「ふん!なぁにが役に立ってます、だ!つい最近だって一般市民を囮に使うなんて馬鹿な真似したくせによぉ!」
| ^o^ |「そ、それは 国益を 優先したので あって……」
<#プー゚)フ「じゃぁ!そのためになら怪我人でようがいいって言うのか!!おい!!!」
「要は簡単な確率の問題だ」カツ…カツ…
<_プー゚)フ「……!」
405
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:24:30 ID:2rr64Cow0
( ・∀・)「命の足し算や引き算を忌み嫌う者に限って、二兎を追おうとする。いや、時には何もしさえしない。君らのことだよ、案内所」
<_プー゚)フ「モララー、退魔局長……」
( ・∀・)「おい、ゆうたろう。何こんなところで油売ってる。とっとといけ!」
| ^o^ |「す、すみません」
タッタッタ……
_
( ゚∀゚)「……局長こそ、こんなところで私たちに構っている暇などないのでは?」
( ・∀・)「はは、言ってくれるね、眉毛君。その通り、私には君らに構う暇などない」
406
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:25:59 ID:2rr64Cow0
<#プー゚)フ「じゃぁ!なんで会議開始直前にこんなところにいるんですか!!」
_
(;゚∀゚)「おい、ちょっと落ち着k……」
「あまり僕の部下をいじめないでほしいモナ」カッ…カッ…
_
<_プー゚)フ「!!」(゚∀゚ )
( ・∀・)「……おやおや、ボスのお出ましですか」
( ´∀`)「モナモナ。ボスだなんてかっこいいもんじゃないモナよ」カッ……
<_プー゚)フ「所長……」
407
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:26:39 ID:2rr64Cow0
( ・∀・)「『十王』の現最高権力者とあろうものが、会議直前にこんなところでなにをしているんですかね」
( ´∀`)「わかってるくせに。同じだモナ。君と、ね」
( ・∀・)「……」
<_プー゚)フ(何してたんだろうな)ヒソヒソ
_
( ゚∀゚)(さぁ、俺ら一般職員には縁もないようなことだろ)ヒソヒソ
从 ゚∀从「あー!お前らまだこんなとこいたのかよ!!」
( ;・∀・)「げっ」
<_;プー゚)フ「た、高岡探知部長!?」
_
(;゚∀゚)(地獄の権力者三人が会議直前にふらふらしてるってどうなのよ……)
408
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:27:36 ID:2rr64Cow0
从 ゚∀从「ったく、お前らはいい加減会議直前にうんこ行くのやめろよなー!!!」
( ;・∀・)「あ、ちょっと!」
( ´∀`)「面目ないモナ」
<_プー゚)フ「あぁ……同じってそういう……」
_
( ゚∀゚)「いつもトイレで顔合わせてたのね……」
( ;・∀・)「あぁ〜!!やばいもうすぐ会議始まっちゃうなぁ!!急いで行こうっと!!!」ダダダ
409
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:28:21 ID:2rr64Cow0
( ´∀`)「どうしたんだろうモナね、彼急に慌てて」
_
(;゚∀゚)(そりゃあんだけキメキメで登場したのに、直前までウンコしてたってのがばれたらなぁ……)
从 ゚∀从「いやお前も少しは慌てろよ!!もう始まるぞ!!」
( ´∀`)「う〜ん、それがちょっと困ってて……あ、そうだ君たち」
<_プー゚)フ「あ、はい何ですか?」
( ´∀`)「どっくん見てない?ちょっと話しときたいことあるんだけど」
_
( ゚∀゚)「それがかくかくしかじかで」
( ´∀`)「えっ」
410
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:29:28 ID:2rr64Cow0
<_プー゚)フ「あと一緒にいた探知部の太った新人君も多分来れないかと……」
从;゚∀从「太った新人……ブーンか!!何やってんだあいつは……」
( ´∀`)「ちょっと連絡してくるモナ」
从;゚∀从「は?いやもうそんな時間ないぞ!?」
( ´∀`)「……その、おそらく今どっくんと一緒にいるであろう彼、実力はどんなものモナ?」
从 ゚∀从「……仕事としての経験は無いに等しいが、能力だけ見れば、ありゃ化け物だ」
( ´∀`)「というと?」
411
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:30:12 ID:2rr64Cow0
从 ゚∀从「探知範囲がばかげてる。その気になればあいつ1人で半径5キロ圏内の異常を感知できるんじゃないか?」
_
(;゚∀゚)「ごっ……ってあいつが!?」
<_;プー゚)フ「人は見かけによらないな……」
( ´∀`)「よくそんな人材もってこれたモナね」
从 ゚∀从「最近、ウチもちょいちょいそっち方向に力入れ始めたからな。しかしあいつはウルトラハイパーな収穫だったよ」
( ´∀`)「ふーむ、じゃあまぁ死ぬことはないモナね」ボソッ
<_プー゚)フ「えっ」
412
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:33:09 ID:2rr64Cow0
( ´∀`)「いやいやなんでもないモナ、はっはっは」
_
( ゚∀゚)「いやいやいや、今死ぬっt」
( ´∀`)「さぁ行こう!もうほんとに始まっちゃう!遅れたらまた案内所の威厳なくなちゃうモナよ!!!」
从 ゚∀从「んなもんもうとっくに底ついてるだろ」
( ´∀`)「いいから!急ぐモナ!」ダダダ
从 ゚∀从「ったく……」ダダダ
<_プー゚)フ「……ドクオ、大丈夫かな」
_
( ゚∀゚)「もう彼のことはあきらめよう……」
<_プー゚)フ「所長の大丈夫が大丈夫だったためしはないしな……」
413
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:34:30 ID:2rr64Cow0
_
( ゚∀゚)「まぁ今回はあのブーンとかいうのも一緒だし、少しは希望が持てるか……」
<_プー゚)フ「でもグラサン眼帯世紀末だぞ……」
_
( ゚∀゚)「うん……」
<_プー゚)フ「……」
_
( ゚∀゚)「……」
<_プー゚)フ「……取りあえず会議行くか」
_
( ゚∀゚)「うん……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………………
414
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:36:55 ID:2rr64Cow0
―喫茶店―
カランコローン
ハソ ゚−゚リ「いっらっしゃいま……せ……」
ii i ミ〟
lli i ミ;
( ^ω^) 「あ、どうも」
l⌒ . ̄|
\| | |
| |∪
| i‐i |
(__)(_)
ハソ;゚−゚リ「きっ、きゃぁぁああ!!!」
( ;^ω^)「!?」
ハソ;゚−゚リ「強盗!!強盗よ!!!」
415
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:37:49 ID:2rr64Cow0
( ;^ω^)「い、いや違いm」
(;゜A゜)「ごっごごごごごごうとううううううう!!!??????」
( ;^ω^)「なんであんたは急にテンパってるんだお!!」
(;'A`)「お、女の人の大声とか怖いじゃん……流石にちびっちゃうよ……」
( ;^ω^)「ダメだこいつ!!まるでダメ!!!」
ハソ;゚−゚リ「ひゃ、ひゃくとおばん通報を……」ピププッペ
( ;^ω^)「あ、やばいこの人ガチだ!」
(;'A`)「ず、ずらかるぜぇ〜!」
タタタッタッタタ………
416
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:38:36 ID:2rr64Cow0
―公園―
( ^ω^)「世間じゃ華やぐ土曜日に缶コーヒーを片手に男二人で公園のベンチに並んで座ることになろうとは……」
('A`)「言うな……何も……」
( ^ω^)「そもそもあのおっさん→瓜゚∀゚)が融通効かせてくれれば……あのひとが井戸から地獄への道管理してるんだおね?」
('A`)「小野のじいさんだろ?まぁあの人も仕事だからしゃあないって」
( ^ω^)「まぁそれはそれとして……さっきの何なんだお……大声怖いって意味わからんお……」
('A`)「俺、人間女性恐怖症なんだよ……もう視線が合うだけでも汗腺がフィーバーしちゃうんだよ……」
( ;^ω^)「えっ、それはもしかしてゲイってことかお?」
417
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:40:25 ID:2rr64Cow0
(;'A`)「違うわ!!女性のお化けとかなら大丈夫だから!!」
( ;^ω^)「なんかめちゃくちゃ職業病だおねそれ……」
('A`)「女性恐怖症を抱えたまま、この先どうやって生きていこうか時々すごく不安になる」
( ;^ω^)「確かに声だけであそこまでなっちゃうレベルだと、生活に支障きたしそうだおね」
('A`)「もうきたしてるよ……警察には十数回連行されたよ……」
( ;^ω^)「かける言葉もないお……」
418
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:41:10 ID:2rr64Cow0
('A`)「まぁそれはいいや。とりあえずこれからどうする?ずっとベンチに座ってても、お前の格好と俺のオーラが相まって不審者扱いされるぞ?」
( ^ω^)「服買おうにも、ドア開けた瞬間に警備員に応援を呼ばれちゃったし……」
('A`)「恰好だけ見たら、お前大概デンジャラスだからな……」
( ^ω^)「そうこう話してるうちに、僕たちの目の届く範囲からは子供たちが一人残らず逃げ去ってしまったおね……」
('A`)「お、じゃあ警察の見回りが来るまではここでゆっくりできるな」
( ^ω^)「その前向きさ……まぶしいほどだお……」
419
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:42:05 ID:2rr64Cow0
('A`)「でへへ、褒めるな褒めるな……」
ビュオワッ
( ^ω^)「いやぁんエッチな風!!!ジャケットの下の乳首が露わに!!!!」
('A`)「黒っ」
( ^ω^)「ちゃっかりチェックしてんじゃねぇお!!!やっぱりゲイじゃんかお!!」
('A`)「いやお前が大声あげるからそっち見たら、視界にねじ込まれたんだよ!その存在感爆発の乳首が!!!」
( ^ω^)「自分で言っておきながら乳首のこと言われるのちょっと恥ずかしいお……」
420
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:42:48 ID:2rr64Cow0
('A`)「まぁ誰だって自分に何かしらのコンプレックスを抱えてるもんだよ」
( ^ω^)「綺麗にまとめようとしやがって……ってか風ちょっと強くないかお?濡れ濡れで寒いお」
('A`)「そういや今日やたら埃舞ってるなぁ……って、お前のジャケットの中から今なんか飛んでったぞ」
( ;^ω^)「あ!いかんお!」ダダダ
( ^ω^)つ□パシッ
( ^ω^)「ナイスキャッチ!自分自身!!」
('A`)「それ何だ?」
421
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:44:09 ID:2rr64Cow0
( ^ω^)「あぁ、これは今日の探知部での会議で使う予定だった資料だお」
('A`)「さっき井戸に入った割にはあんまし濡れてないのな」
( ^ω^)「……部長が『地獄の奴らは傘なんか使わない!!だろ!?』とか言ってたから、傘を持ってこないようにしたんだお」
('A`)「高岡さん……」
( ^ω^)「でも、一応雨とか降るといけないから、ちゃんとビニール袋に入れていたんだお」
('A`)「どれどれ……うわっ、なんか生暖かい!!」
( ^ω^)「そりゃ革ジャンの内側にしまってたせいで、常に地肌とぴっちりくっついてたもんだから」
('A`)「じ、若干指が滑るのは脂かこれ……」
( ^ω^)「あんま言わないでくれお……言いようのない羞恥心に襲われるお……」
422
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:45:04 ID:2rr64Cow0
('A`)「見てみていい?」
( ^ω^)「どうせ極秘情報とかってわけでもないし、別に構わないお」
('A`)「ふむふむ、『巨大反応の調査とその結果』?」
( ^ω^)「あぁ、それ、うちの近くで探知やってみたとき、馬鹿でかい反応があったんで、調べてみたんだお」
('A`)「反応の大小なんてわかるのか?」
( ^ω^)「なんか僕の探知能力、普通のとちょっと違うみたいなんだお」
423
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:46:01 ID:2rr64Cow0
('A`)「探知部のことはあんまわかんないからそっちの能力のことはさっぱりなんだよなぁ」
( ^ω^)「うーん、まぁそう言ってもうちのやつらの能力も十人十色らしいし、『こういうのだ』ってのは無いんだお」
('A`)「で、お前の能力は位置特定とその反応の大きさの感知、って感じか?」
( ^ω^)「まぁそんなもんだお」
('A`)「巨大反応っていうとどのくらい?」
( ^ω^)「その報告書の奴はヤバかったお。なんか周りが軽くゆがんちゃうレベルで」
('A`)「うわ、そりゃめんどいな」
424
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:47:36 ID:2rr64Cow0
( ^ω^)「ていうか調査してた場所、まぁ僕の家の周りなんだけど、やたら反応いっぱいあるんだお」
('A`)「ふうん……」ペラッ
( ^ω^)「でもそのデカい反応の奴は全然動かなかったんだお」
('A`)「ふむふむ……」ペラッ
('A`)「ん?何でウチの事務所の住所書いてあるの?ていうか何で知ってんの?」
( ^ω^)「えっ」
425
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:48:56 ID:2rr64Cow0
('A`)「ほら、これ」
( ^ω^)「……そこ、巨大反応のあったとこだお」
('A`)「巨大反応……」
______
('A`)。o○( (´・ω・`) )モワワーン
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
('A`)「あっ」
( ^ω^)「ま、まさか事務所でデカい妖怪の拘束でも……いや建物が呪われてるのか……」
(;'A`)「あ〜……え、えっと、このことは報告しないでくれるとありがたいんだけど」
( ;^ω^)「いやいや、こんなでっかいの放置してたら、街一個くらい簡単に潰されちゃうお!!」
(;'A`)「じ、実はこれはウチのお婆ちゃんの仏壇の放つオーラなんだよ。お婆ちゃん人を驚かすの大好きだったから」
( ;^ω^)「驚かすとかいう次元じゃねぇお!そもそも1人分の幽霊じゃありえない大きさだったし!!!」
426
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:49:30 ID:NUoEYQAAO
内藤弁当のフラグ回収か
427
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:49:49 ID:2rr64Cow0
(;'A`)「と、とにかく無害だから!!ほら、だって全然動いてないんだろ?」
( ;^ω^)「ていうか『その場所』の反応、それだけじゃないお……最近もなんかかなりでっかいのが来たと思ったら急に消えたし……」
(;'A`)「そ、それはいつ頃?」
( ;^ω^)「確か週の頭だったお。で、その次の日もなんか別のが来てたお。そっちはそこまで大きくなかったけど……」
(;'A`)(キュートと垢なめか……)
428
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:50:43 ID:2rr64Cow0
( ;^ω^)「どういうことなんだお?」
(;'A`)(ごまかすか?いや、無駄だ!下手打てば本格的に探知部の調査のメスが入る!)
(;'A`)(……そういやこいつ、少し『臭う』な……それも都市伝説独特の臭いだ……)
(;'A`)(まさかこいつにも『隠してること』があるんじゃないか?)
(;'A`)(……仕方ない……話すだけ話してみるか……)
(;'A`)「じ、実はな、そいつウチの職員なんだよ」
( ;^ω^)「はぁ!?」
(;'A`)「て、手伝ってもらってるの!!色々!!!」
( ;^ω^)「そんな馬鹿な話が……」
429
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:51:26 ID:2rr64Cow0
(;'A`)「そうでもないって!!ほら、俺就職案内所じゃん!」
(;'A`)「だから職としてウチでの手伝いをしてもらってるの!主に家事!」
( ;^ω^)「で、でもそれって違法じゃ……」
(;'A`)「そ、そんなことないよぉ〜!使えるものは使う!これって大事なエコ!」
( ;^ω^)「それにしたって……いやしかし……」
( ;^ω^)「うーん……」
(;'A`)「……」
430
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:52:28 ID:2rr64Cow0
( ^ω^)「……ここの住所が事務所、って言ってたおね」
(;'A`)「え?……あぁ、うん」
( ^ω^)「ってことは、この一帯の地区はあんたの受け持ち、ってことかお」
('A`)(……来た!あたりだ!)
('A`)「そういうことになるな。ちなみに案内所の管轄下には退魔局はあんまし干渉してこない。実質俺一人の受け持ちだな」
( ^ω^)「……実は僕にもちょっとした事情があるんだお」
('A`)「ビンゴオオオオオオオオオオオォオオオ!!!!」
( ;^ω^)「!?」
('A`)「あ、いや、何でもない何でもない。続けて続けて」
431
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:53:38 ID:2rr64Cow0
( ;^ω^)「……それで、僕、今度あんたの地区も含んだエリアの担当になったんだお」
('A`)「……目を瞑ろう、互いのために、ってことでいいのか?」
( ^ω^)「……ま、そういうことだお」
('A`)「……教えてほしいことが三つある」
( ^ω^)「何だお?」
432
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:54:18 ID:2rr64Cow0
('A`)「まずあんたの『事情』とやらだ。それが分かってないと何かあった時、普通の都市伝説なのか、あんた関連なのか分かんなくなるからな」
( ^ω^)「……」ピク
('A`)「二つ目。あんたの担当の範囲だ。こっちにゃ『巨大反応』以外にもちょいちょい事情があってな。どれだけ説明しなくちゃならんのか知りたい」
('A`)「三つ目。あんたの名前だ。俺はいつまであんたあんたお前お前言わなくちゃならないんだよ。自己紹介位しろよ」
( ^ω^)「……こっちからも聞きたいことが3つ。いいかお?」
('A`)「……ん。どうぞ」
433
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:55:57 ID:2rr64Cow0
( ^ω^)「まずそっちの『本当の』事情だお。あれだけの反応のやつが『家事』とかあり得ないお。常識的に!」
( ^ω^)「二つ目。あんたの能力だお。何も話してないのにこっちの事情が『都市伝説』絡みって分かったってことは探知系の能力なのかお?」
( ^ω^)「三つ目。あんたの名前だお。わたわたしてて、すっかり聞くタイミング逃してたお」
('A`)「……お前の能力って、普通の人も探れるのか?」
( ^ω^)「いや、難しいお。閻魔省職員みたいにそっち系の人間だったらいけるけど」
('A`)「十分だ。今、俺らの近くに閻魔省関係のやつがいるかどうか探ってみてくれ」
434
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:57:50 ID:2rr64Cow0
( ^ω^)「ここで話すのかお?」
('A`)「会議で大半の職員が一か所に集まってる今がチャンスだろ?」
( ^ω^)「……わかったお」ガサゴソ
┌──┐
∩] ^ω^)スチャッ
('A`)「ヘッドホン……?いやそれよりお前、今それどっから出した!?」
┌──┐
{@] ^ω^)「肩パッドの隙間だお……大丈夫だお。少なくとも今、半径1キロには怪しい反応はないお」
('A`)「結構広範囲探れるのな。何でそのデカいヘッドホンが肩パッドの隙間に入るのかは置いといて」
435
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 22:59:01 ID:2rr64Cow0
( ^ω^)「本気出せばもっと行けるお」スチャッ
つ{@] ̄{]
('A`)「すげぇな……」
( ^ω^)「でへへ、それほどでも」
('A`)「……よし、じゃぁ俺から話そうか」
('A`)「まず本当の事情……家にいるのはふらんけんちゅ……フランケンシュタインだ」
( ;^ω^)「フラ……はぁあぁぁぁああ!!?」
('A`)「手伝ってもらってることは、家事のほかは……たまに妖怪とか都市伝説の手術してもらってることくらいかな」
( ;^ω^)「家事やらせてんの!?フランケンシュタインに!?」
436
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:01:08 ID:2rr64Cow0
('A`)「あと今、元口裂け女がウチで勉強しててさぁ」
( ;^ω^)「意味わかんねぇお!衝撃の告白を畳み掛けてきやがって!反応追いつかねぇお!」
('A`)「次に俺の能力だけど、探知ってよりはそっち方向にちょっとカンが利く、ってのと、触れることで『やつら』の『特徴を無くす』、って感じかな」
( ;^ω^)「特徴を……無くす?」
('A`)「ただ物質的なのは無くせないけどな。口裂け女の傷しかり」
( ;^ω^)「う、う〜ん、まだよく分からんお……」
('A`)「で、三つ目だけど」
( ;^ω^)「わからないまま流された……」
437
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:01:51 ID:2rr64Cow0
⊂('A`)「俺の名前は鬱ノ宮 読男(うつのみや どくお)だ。よろしくな」スッ
( ^ω^)「……僕の事情だけど、家に1つ人形があるんだお。それがちょっと変わってて、できればあんまし人に知られたくないんだお」
( ^ω^)「二つ目。僕の受け持ちは市内だけだお。って言っても実際周りの市町村は担当いないし、実質県内はほぼ僕の管轄だと思ってもらっていいお」
( ^ω^)つ「三つ目。僕の名前は内藤 雷蔵(ないとう らいぞう)だお。ブーン、って呼んでくれお。よろしくお」スッ
( ^ω^)つ⊂('A`)ガシッ
438
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:04:55 ID:2rr64Cow0
('A`)「……やばいな」
( ^ω^)「ああ……」
('A`)「今の俺たち最高にCOOLだぞ……」
( ^ω^)「ハードボイルドゥ、ってやつかお……」
('A`)「大人の色気むんむんじゃん」
( ^ω^)「今日の爽やかな風に乗って、僕たちのこの色香がみんなに届くといいおね」
('A`)「そうだな。この風……に……」
('A`)「……」
( ^ω^)「?どうかしたかお?」
439
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:05:52 ID:2rr64Cow0
('A`)「……おい、ちょっともう一回探知やってみてくれないか?」
( ^ω^)「何でまたそんな急に……」
('A`)「いいからいいから。範囲はさっきよりちょい広めで頼む」
( ^ω^)「いいけどこれ結構疲れるんだお……」
┌──┐
∩] ^ω^)スチャッ
┌──┐
{@];^ω^)「な、なんだおこれ!?」
('A`)「どうした!?」
440
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:12:56 ID:2rr64Cow0
┌──┐
{@];^ω^)「かなりデカい反応が二つ……こっちに来るお!!ものすごい速さで!!!」
(;'A`)「……こっちもビンゴかよ畜生!!」
┌──┐
{@];^ω^)「!!!来る!!!!」
ギュォォォォォォオオオオオオオオオオ!!!!!!!
⊂( ´_ゝ`)⊃ ⊂(´<_` )⊃
☆ ノ 丿 ☆ ノ 丿
ヽ .ノ (⌒) 彡 ヽ .ノ (⌒) 彡
と_丿=.⌒ と_丿=.⌒
シュタッ!!!!! シュタァ!!!!!!!
┌──┐
{@];^ω^)「な、なな……」
441
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:13:50 ID:2rr64Cow0
( ´_ゝ`)「ふーむ、何やら同族のかほりを感じたから来てみれば、何だ、やっぱり勘違いだったか」
(´<_` )「まったく、兄者はせっかちさんだな。思いつきで行動するのはいいがTPOを考えてだな」
( ´_ゝ`)「今日は別に思いつきで行動してもいい日だろう。フリーだぞフリー。今日はこの街が俺らのおもちゃだ」
(´<_` )「違いない。せっかく山から下りてきたんだ。俺も都会を楽しみたいさ」
( ´_ゝ`)「JAST DO ITだJAST DO IT。考えてばっかりじゃ得るものなんてほんのちょっぴりだぞ」
(´<_` )「ハイカラなキャッチだな兄者。だがおそらくスペルを勘違いしているぞ」
( ´_ゝ`)「弟者よ。今会話をしているのは俺とお前たった二人。スペルなんてものより思いが伝わること、これが大事じゃないか?」
(´<_` )「その通りだな。流石は流石の兄者」
( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHAHA!!!」(´<_` )
442
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:13:51 ID:BOJRVQzQ0
流石兄弟きたか
443
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:14:48 ID:BOJRVQzQ0
え?
>>1
ってメリ者の人?
444
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:16:20 ID:2rr64Cow0
┌──┐
{@];^ω^)「何なんだお、こいつら……」
(;'A`)「見りゃわかんだろ。修験者の服装に、赤みがかった顔、一本歯の下駄」
┌──┐
{@];^ω^)「天狗……」
(;'A`)「しかもあの長っ鼻……大天狗の方だ」
( ´_ゝ`)「おう、そうだ。俺たちゃ泣く子も黙る天狗兄弟……」
バァ――――――――――――――ン!!!!!!
_人人 人人人人人人人人_
( ´_ゝ`) > 流石ブラザーズだ!!!< (´<_` )
 ̄Y^Y^Y^YY^Y^Y^YY^Y^Y^Y ̄
445
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:17:28 ID:2rr64Cow0
┌──┐
{@] ^ω^)「こっちの話聞いてたのかお……」
( ´_ゝ`)「天狗なめんなよ!聞いてないふりをしておきながらその実さりげなく聞いておくことにかけては天下一品!」
(´<_` )「それが俺たち!!」
バァ――――――――――――――ン!!!!!!
_人人 人人人人人人人人_
( ´_ゝ`) > 流石ブラザーズだ!!!< (´<_` )
 ̄Y^Y^Y^YY^Y^Y^YY^Y^Y^Y ̄
446
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:18:18 ID:2rr64Cow0
('A`)「しかし何で天狗がこんなところに……」
( ´_ゝ`)「そりゃあ俺たちだって羽を伸ばしたいことだってあるさ。天狗だもの」
(´<_` )「お、兄者うまいな」
( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHA!!!」(´<_` )
┌──┐
{@] ^ω^)(なんか天狗って思ってたよりアホっぽいお……)
(´<_` )「しかしちゃんと姿を隠してたはずなのに見つかるとは、ついてないな」
( ´_ゝ`)「そうだな……ん?ガリガリの方何持ってんの?」パシッ
447
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:19:10 ID:2rr64Cow0
(;'A`)「うおっ!」
┌──┐
{@];^ω^)(い、一瞬でドクオの手から資料を奪ったお……速い……)
( ´_ゝ`)「なになに……」ペラッ
(;'A`)「あ、返せそれ!」
( ´_ゝ`)「えーやだー」
(´<_` )「返せと言われれば返したくなくなる!!それが俺たち」
バァ――――――――――――――ン!!!!!!
_人人 人人人人人人人人_
( ´_ゝ`) > 流石ブラザーズだ!!!< (´<_` )
 ̄Y^Y^Y^YY^Y^Y^YY^Y^Y^Y ̄
448
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:20:28 ID:2rr64Cow0
( ´_ゝ`)「というわけであばよ!!」バサッ
(´<_` )「帰ってママの足にキスでもしてな!!」バササッ
(;'A`)「あっ!!くそ!!逃げるな!!!」
( ´_ゝ`)「ばいなら〜」(´<_` )
シュンッ!!!
┌──┐
{@];^ω^)「も、もう見えなく……」
(;'A`)「おい雷蔵!!」
┌──┐
{@];^ω^)「ブーンって呼んでね!!」
(;'A`)「だぁ!!めんどくせぇ!!ブーン!!お前の能力で奴らを」
┌──┐
{@] ^ω^)「大丈夫。もうやってるお。ただ……」
(;'A`)「ただ!?」
449
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:21:51 ID:2rr64Cow0
┌──┐
{@];^ω^)「移動速度が速すぎるお……このままじゃ、じきに僕の探知範囲から出ちゃうお!!」
(;'A`)「……」
┌──┐
{@];^ω^)「どうするかお?車か何かで追いかけるかお!?」
(;'A`)「いや、駄目だ。奴らは自由に動き回れる。闇雲に追っかけたって捕まらないだろうな」
┌──┐
{@];^ω^)「じゃ、どうするんだお!」
(;'A`)「……お前のMAX探知範囲、どのくらいなんだ?」
┌──┐
{@];^ω^)「半径4、5キロ、ってとこだお」
(;'A`)「ギリギリ、かな」
┌──┐
{@] ^ω^)「?何がだお?」
450
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:23:16 ID:2rr64Cow0
('A`)「奴ら、『この街が俺らのおもちゃ』って言ってたろ?」
┌──┐
{@] ^ω^)「だから市内から出ないってことかお?でもそれでも広すぎるお……」
('A`)「ここは確かに栄えてるけど、東京なんかに比べりゃその範囲も狭い。ビル群なんて精々半径2,3キロ圏内に集中してる」
('A`)「奴ら、都会ってものに期待してたみたいだしな。で、この街の『都会』っぽい部分は、おそらく半径5,6キロ圏内ってとこだろ」
┌──┐
{@] ^ω^)「つまり、今奴らが僕の探知不可能な場所に行ったとしても、街の中心で全力で探知をすれば、なんとか見つかる……?」
('A`)「確率そう高いわけじゃないがな……しかし、もし奴らを逃して、あの資料が誰かの手に渡り、それを閻魔省が回収したら……」
┌──┐
{@];^ω^)「……僕は情報管理不届きで減給、最悪、素行調査で家入られてアウト……」
(;'A`)「……俺はS級指名手配かくまってたのがばれて、最悪、本物の地獄行き……」
┌──┐
{@] ^ω^)「……やばいお」
('A`)「ああ……」
451
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:24:01 ID:2rr64Cow0
┌──┐
{@] ^ω^)「今の僕たち最高にデンジャラスだお……」
('A`)「絶体絶命ィ、ってやつだな……」
┌──┐
{@] ^ω^)「ていうかこれ二人でどうにかしなきゃならんのかお……」
('A`)「そうだな……さっき俺と一緒にいた奴らなら、上手いこと言って手伝わせることもできるんだろうけど……」
┌──┐
{@] ^ω^)「まぁ夕方まで出てこないだろうおね……」
('A`)「二人だと流石にきついか……」
┌──┐
{@] ^ω^)「かといって手伝ってくれそうな人なんて……」
('A`)「こっち側の人間で、尚且つ事情を詳しく聞いてこない、もしくは同じような境遇の奴なんてそうそういないぞ……」
┌──┐
{@] ^ω^)「どうしたもんだこれ……ってあれ」
('A`)「どうした?」
452
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:24:59 ID:2rr64Cow0
┌──┐
{@];^ω^)「天狗の反応でっかくて気づかなかったけど、近付いてくる反応がもう一つ、別にあったお!!」
(;'A`)「おいおいおいまじかよ!!今どの辺に……」
┌──┐
{@];^ω^)「もう目の前に……」
(;'A`)「なっ!」バッ
(,,゚Д゚)「こら!!そんな恰好でそんなとこに座ってたら子供たちが遊べないだろうが!!みんな入り口で怯えてるぞ……って」
(;'A`)「ギコ!?」
(,,;゚Д゚)「ドクオさん!?」
┌──┐
{@];^ω^)「え!?知り合い!?」
453
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:26:02 ID:2rr64Cow0
(;'A`)「何でこんなところに……」
(,,;゚Д゚)「いやいやこっちの台詞ですよ……ていうか何であんたはいっつも苦情の対象に……」
(;'A`)「いや今回は俺というよりこっちだろ!」
(,,゚Д゚)「え?」
ii i ミ〟
┌li i ミ┐
{@] ^ω^) 「あ、どうも」スクッ
l⌒ . ̄|
\| | |
| |∪
| i‐i |
(__)(_)
(,,゚Д゚)「うわっ、なんだその恰好……遠目で見てた時に想像してたのよりずっとひどいな……」
┌──┐
{@] ^ω^)「そんなストレートに言わなくても……」
454
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:26:52 ID:2rr64Cow0
(,,゚Д゚)「ドクオさんと一緒にいるってことは、あんたもやっぱり都市伝説とか妖怪とかそういうのか?」
┌──┐
{@;^ω^)「失礼な!人間だお……ってえ?ドクオの仕事知ってんのかお?」
(,,;゚Д゚)「あ、いけね!口滑っちまった!!」
(;'A`)「日ごろあれだけ人前でそういうこと言うなって言ってるだろ……まぁ今回は別に大丈夫だけど」
(,,゚Д゚)「ってことは仕事仲間か何かですか?」
('A`)「まぁそんなとこだな」
455
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:28:30 ID:2rr64Cow0
┌──┐
{@];^ω^)「え、えっと……」
('A`)「あぁ、こいつはギコ。俺の元客で今は警察官やってるよ」
(,,゚Д゚)「あ、ども。ギコっす」
┌──┐
{@] ^ω^)「あ、ども。内藤です。ブーンと呼んでほしいです」
(,,゚Д゚)「ぶ、ブーン?」
┌──┐
{@];^ω^)「く、詳しくは置いといて、今はここで駄弁ってる場合じゃないお!!」
(,,゚Д゚)「?なんかあったんすか」
456
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:29:31 ID:2rr64Cow0
('A`)「いやー色々あってなぁ……人手が足りなくて困って……」
(,,゚Д゚)
('A`)
('A`)「あっ」
(,,゚Д゚)「?なんすか」
('A`)「「こっち側の人間で、尚且つ事情を詳しく聞いてこない、もしくは同じような境遇の奴……」
('∀`)「いるじゃん!!」
(,,;゚Д゚)(この流れは……まずい!!またいらんことに巻き込まれる!!)
457
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:30:18 ID:2rr64Cow0
(,,;゚Д゚)「あ、あの〜、今日はちょっと……」
('A`)「ギコ、お前俺が死んだら困るだろ?」
(,,゚Д゚)「え……いや特に困ったりすることってないと思いますけど……」
('A`)「えっ……」
(,,゚Д゚)「じゃ、俺はちょっとやらなくちゃいけないことがあるんで……」
('A`)
(,,゚Д゚)「俺はこれでおいとまを……」
458
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:31:20 ID:2rr64Cow0
('A`)
┌──┐
{@];^ω^)「ま、待ってくれお!!結構ガチでヤバいんだお!!」
(,,;゚Д゚)「う〜ん、実は結構こっちも大変な状況でして」
┌──┐
{@];^ω^)「?どういう……」
(,,゚Д゚)「ホントは今日休暇を過ごすためにこっち来たんですが、一時間くらい前から、街中で突発的な強風による被害がすごい出てて」
┌──┐
{@] ^ω^)「強風……」
(,,゚Д゚)「で、木が倒れたり看板落ちたり屋根落ちたり、交通整理やらで警察の方も人手が足りないみたいで」
┌──┐
{@] ^ω^)「で、君も動員されるのかお?ん?君はこの辺の地区の人なのかお?」
(,,゚Д゚)「いやいや違いますよ。こっちの方の知り合いの警官が夕方からの用事に間に合わないみたいなんで、俺が代役として出てくれって急に言われて」
459
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:32:02 ID:2rr64Cow0
('A`)「夕方からってことは今暇だよな!?な!?」
(,,;゚Д゚)「い、いやぁ、忙しんですよ!!ほら、服選んだりブレスケアとかもしないといけないから!」
('A`)「じゃあこっちの目的とお前の目的、一致してるな」
(,,゚Д゚)「え?」
('A`)「その強風、天狗の仕業だ」
(,,;゚Д゚)「て、天狗!?」
('A`)「さっきからちょいちょい違和感あったんだよな……服は風にあおられてるのに俺の肌は風を感じていない。おそらく消えてるんだ。俺の肌に触れた瞬間」
(,,゚Д゚)「……ってことはその風は『そっち』に関係のある風、ってことっすか」
460
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:32:56 ID:2rr64Cow0
┌──┐
{@] ^ω^)「だからさっき僕に探知してみろ、なんて言ったんだおね」
('A`)「そうそう。で、その天狗が、俺たちのヤバい情報の書かれた資料を持って行っちゃったんだよ」
(,,゚Д゚)「ヤバい資料?それって『そっち』関連の……」
('A`)「あぁ。下手すりゃ『あいつ』のことがばれて俺は死ぬ」
(,,゚Д゚)「あぁ、なるほど……」
('A`)「天狗を捕まえることができれば、街の混乱も収まってお前は代役やらずに済む。俺の命も助かる。どうだ、乗らない手はないだろ」
(,,;゚Д゚)「う、う〜ん、でもなぁ……」
('A`)「おまえ……俺の命がかかってるんだぞ……う〜んってなめてんのか!うんこ中か!便秘か!!」
461
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:33:39 ID:2rr64Cow0
(,,;゚Д゚)「いやぁ、正直天狗ってかなりヤバいじゃないですか……なんかどうしようもないっていうか……」
('A`)「……もし俺が死んで、今の地区に閻魔省から別の奴が来たら、どうなると思う?」
(,,゚Д゚)「?それはどういう」
('A`)「おそらく一番数の多い退魔局の奴らが引っ張ってこられる。だが奴らは『そっち』側には決して寛容だとは言えない。むしろ敵意むんむんだ」
(,,;゚Д゚)「うわぁ、そりゃ……」
('A`)「ただでさえ、案内所のいた地区だから『そっち』の奴らが多い。お前みたいにまともに働いてる奴もぼちぼちいる」
(,,゚Д゚)「し、しぃさん……」
462
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:34:30 ID:2rr64Cow0
('A`)「そうだな。しぃもだな。でも、そいつらの平穏さえ、ぶち壊しかねないぞ。俺が死んだら。俺が死んだら」
(,,゚Д゚)「しぃさん……しぃさんの平穏は……俺が……」
(,,゚Д゚)ノ「俺が守るッ!!!!」バッ
┌──┐
{@];^ω^)「うおっ、いきなりこぶしを振り上げないでお……」
('A`)「よし、じゃあ協力してくれるな!?」
(,,゚Д゚)「うっす!!!!!」
('A`)「というわけで応援1人確保だな」
463
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:35:12 ID:2rr64Cow0
┌──┐
{@];^ω^)「その人で大丈夫なのかお?ていうかそもそも……」
('A`)「そう。お前も能力で気付いてると思うが、こいつは普通の人間じゃない。『元』狼男だ」
┌──┐
{@];^ω^)「も、元!?狼男!?」
(,,゚Д゚)「あ、はい、自分元狼男やらせていただいてます……」
┌──┐
{@];^ω^)「もうこの十数分で僕の常識が何回転したことか……」
('A`)「というわけで本来の能力までとはいかないまでも、身体能力はかなり高い。少なくとも並みのオリンピック選手よりずっとな」
┌──┐
{@] ^ω^)「おお、そりゃ助かるお!!」
464
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:37:35 ID:2rr64Cow0
('A`)「まぁでも、遮二無二追っかけても捕まるもんでもないし、それが役にたつかどうかわからんがな」
(,,゚Д゚)「えぇ〜っ……上げて落とされた……普通逆でしょ……」
('A`)「とにかく時間がもったいない。ただでさえ人手全然足りてないのに相手は天狗ときてる。いかに『作戦』を立てるかが大切だ。今から考えるぞ!!」
┌──┐
{@];^ω^)「おー……」
(,,゚Д゚)「しぃさんは俺が守る!!!」
┌──┐
{@];^ω^)(し、C3?……ビタミンかお?この人なんかよくわからないお……)
('A`)「コラ!内と……ブーン!ぼけっとしてないでちゃんとお前も考えろよ!」
┌──┐
{@];^ω^)「はいはいお……はぁ……」
トリアエズバショカエマショウ
オレノホテルニイコウ
ゲ、ゲイノホンショウガ…
ゲイチャウワ!!!
ヤッパドクオサンハゲイ…
ダカラチガウッテ!!!
ヤンノヤンノ
―――――――――――――――――――――――――――――………………………………………
465
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:40:22 ID:2rr64Cow0
今回はここまでです!!!これで3話の三分の二くらいです!!!!
遅い!!!!すいません!!!!!!
できれば来週中には三話完結させたい!!!!!!!!
あ!!!!あと!!!!取りあえずわかりづらいとことか質問あったら答えられる範囲で答えます!!!!不定期で!!!!!
466
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:41:58 ID:wlqYzL3E0
乙
続き楽しみです
467
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:49:22 ID:y.yWypew0
お久しぶりですね、待っていましたよ
468
:
名も無きAAのようです
:2013/04/04(木) 23:50:47 ID:sS7tAlC.0
乙
流石兄弟うるさすぎワロタ
469
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 02:16:05 ID:iRujXw8k0
乙
来週が楽しみだ
470
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 03:16:03 ID:bpPEIfkMO
たしかに1.5倍だった
471
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 08:19:15 ID:7rubE44s0
おつです
来週楽しみにしてます
472
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 08:33:29 ID:EGdfkMUg0
乙
テンポ良くて好き
473
:
名も無きAAのようです
:2013/04/05(金) 08:47:25 ID:LpJyg/DY0
おつ
流石ブラザーズwww
474
:
名も無きAAのようです
:2013/04/08(月) 07:18:12 ID:XidQZ/e20
キャラが立っていていいな
475
:
名も無きAAのようです
:2013/04/08(月) 17:49:18 ID:3kyA2W860
最近流石兄弟がやかましいキャラの作品が多い気がする
>>443
の言ってるメリ者のやつとか
うざくないハイテンションさが面白い
476
:
名も無きAAのようです
:2013/04/08(月) 17:52:04 ID:3kyA2W860
最近流石兄弟がやかましいキャラの作品が多い気がする
>>443
の言ってるメリ者のやつとか
うざくないハイテンションさが面白い
477
:
名も無きAAのようです
:2013/05/04(土) 23:06:25 ID:fpSQ6Y3w0
うむ
478
:
名も無きAAのようです
:2013/05/05(日) 02:35:33 ID:PSqZ6qaY0
続きはよ
479
:
名も無きAAのようです
:2013/05/06(月) 10:10:51 ID:wAJFOtMs0
まだかいのう
480
:
名も無きAAのようです
:2013/05/10(金) 02:48:02 ID:OekixoY.0
来週どころか来月になってしまったよ……
481
:
名も無きAAのようです
:2013/05/15(水) 23:15:23 ID:xVBHHyBEO
忘れてね?
482
:
名も無きAAのようです
:2013/05/18(土) 01:40:01 ID:VfID59/EO
最近の現行では1番好きだからノンビリ待つさね
483
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 10:42:02 ID:AF4Th1hw0
今日の夜10時ぐらいから投下するしちょっと待ってね!!!!!!!
484
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 11:20:02 ID:GGxYJR/M0
>>483
マジですか!!!やったぁ!!!!
けどその時間俺寝てるわ!!!!くそぉ!!!!!
485
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 11:57:59 ID:pssKShA.0
やったー!!
486
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 12:11:57 ID:uf15sEjU0
キタ―――(゚∀゚)――――!!!!
487
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 12:26:05 ID:Qpc0ueT.0
全裸待機
488
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 13:36:21 ID:TYfh5TaE0
うーそついたら世紀末ファッションで町歩かせるー
489
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 23:02:17 ID:K.mQQkcIO
そこには楽しそうにモヒカン・レザーシャツ・トゲ肩パッドで町を練り歩く
>>1
の姿が!
490
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 23:13:58 ID:.Y5D4Z3IO
おいもう23時すぎたぞ、まだか!
491
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 23:29:29 ID:u7Wm1BAQ0
ヒント:ぐらい
492
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 23:31:17 ID:4BGdQYuo0
最悪の事態を考えて釣りだと無理矢理思い込んでた俺大勝利
493
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 23:35:51 ID:RHLn4WIE0
釣りか……
せめて生存ほうこくほしいな……
494
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 23:36:58 ID:MQh3TsOE0
いやいや、寝てたとか用事とかかもしれん
俺はまだ諦めんぞ
495
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 23:37:38 ID:/ABxSZEg0
これすごい面白いんだけどな……
496
:
名も無きAAのようです
:2013/05/22(水) 23:40:22 ID:MQh3TsOE0
sage忘れてた、ごめん
497
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 00:00:38 ID:oolq0AB.0
別にsage強制じゃないぞ
おれは外すのが面倒だからほっといてるだけだし
498
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 01:21:20 ID:xaBpNzLcO
一人ドライブしてる間に来てると思ったがダメだったか
499
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 07:13:53 ID:geKsBp5.0
釣りだよなぁ
500
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 17:22:08 ID:Ql5gGm9Q0
最近忙しくてほうちちしててすいませんでした!!!!!
>>483
は自分じゃないですけどちょっと書き溜めてる分あるんで今日の9時頃に投下します!!!!
次から一話あたり短くするんだ!!!キャラ出し過ぎるとろくなことないね!!!!!
501
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 17:23:45 ID:dnySM45Q0
やった待ってる!!
502
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 17:39:53 ID:0qgNghsY0
信じないぞ(震え声)
503
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 17:44:05 ID:9qdOKv8U0
どうしても期待しちゃうんだよな
本物であることを祈る
504
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 20:58:54 ID:axtf0.1A0
ほんとにちょっとだけですけど投下します!!!!!!!
505
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:00:07 ID:axtf0.1A0
昼休み!!!!
ガヤガヤ
ワイワイ
<_プー゚)フ「くぅ〜、やっと一息つけるぞ!!」
_
( ゚∀゚)「思ってたより進行もスムーズだし、こりゃ結構早めに終わるかもな」モミモミ
<_プー゚)フ「ドクオも心配だしなぁ」
_
( ゚∀゚)「ここ携帯使えないんだよなぁ……電話置いてはいるけど会話内容全部録音されるし、ちょっと使いづらいな」モミモミ
<_プー゚)フ「まぁ、待つしかないだろ。それより今は昼ごはんだ!!昼ごはん!!」
(゚、゚トソン「失礼。あなたたち、就職案内所の方々ですよね」
<_プー゚)フ「……ん?そうだけど、あんた、誰?」
(゚、゚トソン「私のことなんてどうだっていいじゃないですか。それより、局長があなた達に話があるようですよ」
506
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:00:54 ID:axtf0.1A0
<_プー゚)フ「俺たち?」
(゚、゚トソン「はい。案内所の丸顔げろまず大福野郎と」
<_プー゚)フ
(゚、゚トソン「おっぱいもみもみ糞眉毛を連れてこい、とのことです」
_
( ゚∀゚)
(゚、゚トソン「では、私はこれからグッドなランチをいただいてくるので、まぁあとはよろしくお願いします」スタスタ
<_プー゚)フ「……」
_
( ゚∀゚)「……」
<_プー゚)フ「お前、おっぱいもみもみ糞眉毛だってよ……」
_
( ゚∀゚)「お前、丸顔げろまず大福野郎だってよ……」
<_プー゚)フ「……局長って今どこにいるの?」
_
( ゚∀゚)「その辺にはいないみたいだし、普通に局長室じゃね?」
<_プー゚)フ「行くか……」
_
( ゚∀゚)「あぁ……」
507
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:01:42 ID:axtf0.1A0
―局長室―
( ・∀・)「ぐぬぬ……だめだ空かない、指が痛い」
( ・∀・)「しかしそろそろ来るかな……トソンちゃん、ちゃんと呼んできてくれたかな……あの子ちょっとアホだから不安だな……」
コンコン
「失礼しまーす」ガチャ
( ・∀・)(おっ!この声は彼らか!ちゃんと呼んできてくれ……)
<#プー゚)フ「てめぇこらあぁぁああ!!!!いくら上司だからって言っていいことと悪いことがあるだろ!!!!」
( ;・∀・)「ひえっ」
508
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:02:36 ID:axtf0.1A0
( ;・∀・)「ひえっ」
_
(#゚∀゚)「おっぱいもみもみ眉毛まではいいよ!!おっぱいもみもみ眉毛までは!!糞って何だよ糞って!!眉毛がうんこみたいだとでも言いたいのか!!」
( ;・∀・)「えっ、何?何?ねぇ、ちょっと落ち着いて」
<#プー゚)フ「は?あんたがあの女の子に俺たちのことそうやって説明したんだろ?」
( ;・∀・)「いやいや、僕は写真見せただけだから!!ホントだよ!?」
_
( ゚∀゚)「え?」
( ・∀・)「あの子ちょっとおかしな子だからなぁ……写真見せたときブツブツ言ってたけど、あの時あだ名考えてたのかな……」
<_プー゚)フ「それってあの女の子から俺らへの純粋な悪口じゃん……」
509
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:03:27 ID:axtf0.1A0
( ・∀・)「ほんとあの子ちょっとどこか抜けてて……ほら、このサケフレークの蓋も」
_
( ゚∀゚)「?」
( ・∀・)「容器とかみ合ってないのに無理やり蓋回したせいで空かなくなっちゃって……」
<_プー゚)フ「うわっ、蓋が変形してる……」
( ・∀・)「最近スカウトしたはいいけど、あの子、『そっち系』の能力以外はほんとてんでダメダメで……」
( ・∀・)「僕の弁当も間違えて食べちゃったみたいで……ご飯は残ってたからサケフレークで食べようとしたらこんなんなっちゃったし……」
_
(;゚∀゚)「まぁ、俺らの勘違いだってことは分かりましたよ。なんかすいませんでした……」
( ・∀・)「いいんだ……あの子はもうあんなんだから最近苦労しっぱなしだよ……」
510
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:05:08 ID:axtf0.1A0
<_;プー゚)フ「で、俺らをここに呼んだのは何でですか?」
( ;・∀・)「あ〜、えっと、その〜」
_
( ゚∀゚)「なんですか?」モミモミ
( ・∀・)「……君たち、どら焼きは好きかい?」
<_プー゚)フ「あ、はいまぁ」
_
( ゚∀゚)「そうですね」モミモミ
( ・∀・)「机の上に置いてあるどら焼き、食べていいよ」
<_プー゚)フ「?それはどういう……」
511
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:06:59 ID:oPo0pnx6O
本物だったか
512
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:07:53 ID:axtf0.1A0
( ・∀・)「……僕は人の上に立つ役職であるがゆえに、それ相応の威厳を保たなくちゃならないんだ」
<_プー゚)フ「あー……」
_
( ゚∀゚)「それは……」
( ・∀・)(うんこのこと黙ってて、ってことだよ)
<_プー゚)フ(うんこのこと黙ってて、ってことだな)
_
( ゚∀゚)(うんこのこと黙ってて、ってことだな)
( ・∀・)「いやあほんとにこのどら焼き美味しいんだって。たべてごらんよ!」
<_;プー゚)フ「いや、別にそんなことしなくたって、喋りませんよ」
( ・∀・)「ホントにおいしんだよ!あんこがきめ細やかで……って、え?」
513
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:08:33 ID:axtf0.1A0
_
( ゚∀゚)「俺たちがばらしたって何のメリットにもなりませんしね」モミモミ
( ・∀・)「あ、そう、そっか。うん、そっか!!!」
( ・∀・)「いやぁ、はは、それならいいんだ!じゃ、君たち、帰っていいよ!!」
<_プー゚)フ「あー、代わりと言っては何ですけど、ちょっとしたお願いが」
( ・∀・)「ん?何?」
<_プー゚)フ「今日の会議、できるだけ早く終わるようにしてほしいんですけど」
( ・∀・)「あぁ、わかったよ。そのくらいならどうとでもできるさ。このさぼりんぼめ!!」
<_プー゚)フ「じゃ、お願いしますよ、俺らご飯食べてくるんで」
( ・∀・)「わかった。時間を取らせてすまなかったね」
_
( ゚∀゚)「じゃ、失礼します」
ガチャ
( ・∀・)「ふぅ、助かった……」
514
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:09:50 ID:axtf0.1A0
_
( ゚∀゚)「しかし局長もなんていうか……」
<_プー゚)フ「うん、俺も、もっとしっかりた人かと思ってたのに……」
_
( ゚∀゚)「地獄の権力者は何でどいつもこいつもどっか抜けてるんだろうな……」モミモミ
<_プー゚)フ「まぁとにかくご飯だご飯!」
_
( ゚∀゚)「弁当配給の列も大分空いてきたころだろうしな」モミモミ
<_プー゚)フ「はやくいこうぜ!!お腹と背中がくっついちまう!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………………………
515
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:11:17 ID:axtf0.1A0
上空!!!!!
(´<_` )「しかし兄者、さっき奪ったやつ、何が書いてあるんだ?」
( ´_ゝ`)「あぁ、あのガリガリからぱくったやつ?ちょっとまってて」ゴソゴソ
( ´_ゝ`)「ほいほいこれね……えーっと……」
つ□
ビュオ!!!!
( ´_ゝ`)「いやん!!エッチな風!!!」
(´<_`; )σ「あ、兄者、手で乳首を隠すのはいいが、紙、飛ばされてったぞ……」
( ;´_ゝ`)「うわっ、やべっ!!!!」
(´<_`; )「はやく取りに行かないと!!」
516
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:12:53 ID:axtf0.1A0
( ´_ゝ`)「でも今取りに行ったら俺のほんのり桜色の乳頭が露わに……」
(´<_` )「いや兄者よ、一応乳首は服で隠れてるじゃないか」
( ´_ゝ`)「あ、そうだったな。流石は流石の弟者」
(´<_` )「ははははは。それより紙が見当たらないが……あっ」
( ´_ゝ`)「ん?どうした?」
(´<_`; )「も、燃えている……」
( ;´_ゝ`)「うわっ、本当だ……何で空中で……」
(´<_` )「分からない……けど紙が燃えてる真下の、あそこの廃病院、なんか嫌な感じがするな……」
517
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:13:51 ID:axtf0.1A0
( ´_ゝ`)「ん?なんであそこが廃病院だってわかるんだ?」
(´<_` )「兄者よ。ツタが這ってて、なんか赤い十字架みたいなのがあって、ゾンビが出てきそうな雰囲気。これだけでも廃病院だと判断する材料として十分だろう」
( ´_ゝ`)「おお、さすが弟者、直観の鋭さがちょっと高級な傘の先端並みだな」
(´<_` )「しかしどうしたものか……さっきの奴らが知ったら絶対怒るぞ……」
( ´_ゝ`)「まぁもう会うこともないだろうし、黙っとけばいいんじゃないか」
(´<_` )「その通りだな兄者。流石は流石の兄者」
( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHAHAHA!!!」(´<_` )
518
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:14:47 ID:axtf0.1A0
瓜゚∀゚)(……ししし、何かが結界にぶつかって燃えたみたいだのぉ……この感じは紙?か……?)
瓜゚∀゚)(しかし今日はなんだか空気が重いのぉ……大きな力が近づいてきてるかの?)
瓜゚∀゚)(このままだと夜頃に……しししししし!!!)
瓜゚∀゚)「しししししししし、何が起こるか……その時が楽しみじゃ」フラフラ
――――――――――――――――――――――――――…………………………
519
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:17:05 ID:axtf0.1A0
おやつ時!!!!!
―ビルの屋上、さらにその上空―
______
|\ \
| \ (゚Д゚;) \ <おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
| \⊂ ⊃ . \
| \ \ \ . \
| \∪∪ \
|.......,,,,,----~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/
/
/
/
(中略)
/
/
. /
ii i ミ〟 /
┌li i ミ┐ .. ./
{@] ^ω^) / <いい風だ
l⌒ .つ'
\つ |
| |
| i‐i |
(__)(_,)
(,,;゚Д゚)「思ってたよりたけえええええええええええええええええ」
『怖くない!高いと思うから高く感じるんだ!!Amazonで売ってそうな家電を家電量販店で見かけたときの気持ちと同じ!!』
(,,;゚Д゚)「意味わかんない!!いやこれ危ないでしょ!!!ホント死ぬって!!!」
『まぁ……ギコならそう簡単には死なない……はず』
(,,;゚Д゚)「絶対根拠ないだろ!!!くっそおおおおお!!!」
520
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:19:05 ID:axtf0.1A0
『いやほんとたのむよギコ……その凧の組み立てに予想以上に時間とられちゃったせいでもうあんまり余裕ないし……』
(,,;゚Д゚)「だからってもう!!……もう!!もう!!!!」
『それにきっとギコならきっとうまくやれる!!自分を信じて!!』
(,,;゚Д゚)「どの口が……!!ブーンさんもなんか言ってやってください!!」
『お前が信じるお前を信じるんだお!!!』
(,,;゚Д゚)「あぁもうこっちはこっちで面倒くさい!!!」
『やれるやれるやれる!!!できるできるできる!!!!』
(,,;‐Д‐)「何でこんなことに……」
521
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:20:22 ID:axtf0.1A0
数時間前!!!!
―ドクオの宿泊先のホテル―
(,,゚Д゚)「しかし、そもそもどうやってそいつらを見つけるんですか?もしかしたら、もうとっくにどっかに飛んで行っちゃったかも……」
('A`)「それなら心配ない。こいつの能力で追跡できる」
{@] ^ω^)「探知なら任せてくれお!!」
(,,゚Д゚)「おお、そういう能力の人だったんですか!てっきり攻撃系の能力かと……」
{@] ^ω^)「人を見た目で判断するのはよくないお。外見が生む誤解、その辛さは君も分かっているはずだお」
(,,゚Д゚)「なんかこの人に言われても納得できない……」
('A`)「はいはい、納得するしないはどうでもいいから、今はどうやって捕まえるかを考えなくちゃ」
522
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:22:11 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「できるだけ早く終わるようなやつがいいお。僕は午後5時にはいっつも仕事終わるようにしてるし」
(,,゚Д゚)「なんだだその超優良職……ドクオさんもそんな感じですか?」
('A`)「いや、俺は日によって違うかなぁ。忙しいときは連続徹夜もざらだけど、そうじゃないときはまぁそれなりって感じだな」
(,,゚Д゚)「あぁ、それで女の子の秘書が欲しい、と」
(;'A`)「だから別に俺は……」
{@] ^ω^)「ドクオって女の人怖いとか言っておきながら結局ムッツリさんだったんだおね……」
(;'A`)「あぁもう違うって!!!いいからどうやって捕まえるのか考えるぞって!!!何回話題ここに戻ってくるんだよ!!!」
(,,゚Д゚)「そんなこと言われても……あ、そうだ、天狗って弱点とかないんですか?」
{@] ^ω^)「あぁ、それなら確か、サバが苦手、ってのはよく聞くおね」
523
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:23:35 ID:axtf0.1A0
(,,゚Д゚)「じゃぁサバぶつければ倒せるんじゃないんですか?」
('A`)「うーん、どうだろ。苦手ってのは弱点とはまた違うって言うか、個体差があるっていうか」
(,,゚Д゚)「?それはどういう」
('A`)「例えば、まだ中でゴキブリの羽音が聞こえるホイホイを顔に押し付けられたら物凄く嫌だけど別に死ぬこたないだろ?そんな感じだ」
(,,゚Д゚)「うわぁ……それは確かに物凄く嫌だ……」
('A`)「中には気絶する人もいれば、逆にちょっと騒ぐだけの人もいる。もしかしたら逆上させちゃうことだってあるかもしれない。天狗もそんなもんだよ」
{@] ^ω^)「武器として使うには不確定要素が大きすぎる、かお」
('A`)「でもこの面子だと、それくらいしか天狗とまともに渡り合えるような要素ないしなぁ……サバもありか」
524
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:25:25 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「ただ問題は、どうやって奴らと接触するか、だおね」
('A`)「そうなんだよなぁ……」
{@] ^ω^)「あいつら、さっき僕たちのとこに来たとき『同族のかほり』とか言ってたのって、もしかしてドクオのことなのかお?」
('A`)「いや俺が天狗ってわけじゃないんだけど……まぁいろいろあってそういうことになるな」
{@] ^ω^)「じゃあドクオが近づいたらばれちゃうおね」
('A`)「そうだよなぁ。あいつらに探知されたってことだしなぁ」
(,,゚Д゚)「じゃあ俺とブーンさんしか直接対峙できないんですね」
{@] ^ω^)「ただでさえ人手少ないのに……もうまともに追いかけっこなんてしてられないお」
('A`)「現実的なのは奴らをおびき寄せてどうにかする、ってかんじかな。不意打ちも期待できるし」
(,,゚Д゚)「てかもう不意打ちくらいしかまともな対抗策ないですよね……」
525
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:26:23 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「でもどうやっておびき寄せるんだお?奴らのことなんてほとんど何もわからないのに……」
('A`)「あ、さっきの言葉からしてこっちには遊びに来てるみたいだったな」
(,,゚Д゚)「じゃあ何か物珍しいものでもあれば寄ってくるんじゃないですかね」
('A`)「この辺になんか目立つなり奇抜だったりする風の建物あるっけ」
(,,゚Д゚)「SSKタワーっていうちょっと微妙なタワーがありますよ」
('A`)「どんなん?」
(,,゚Д゚)「昼間は周りのビルが高いせいもあって全然目立たないんですけど、夜中は全体がライトアップされてそれなりに目立つみたいです」
('A`)「うーん、夜中待ってる余裕はないんだよなぁ。会議終わった閻魔省の奴らにアレ拾われたりでもしたらアウトだし」
526
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:27:25 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「……だったらこっちで目立つようなことすればいいんだお」
(,,゚Д゚)「……目立つようなこと?」
('A`)「バルーン、花火、そんなとこか?だけどバルーンじゃその辺にいっぱいあるしちょい微妙、花火じゃピンポイントで誘い出すのは難しいなぁ」
{@] ^ω^)「むむむ」
(,,゚Д゚)「バルーンが厳しいなら凧とかでも無理そうっすね」
('A`)「凧……」
{@] ^ω^)「流石にちょっと小さすぎるおね……」
('A`)「いや、いけるかもしれない」
( ^ω^)「……え?」
('A`)「やつらの好奇心、そして探知能力を逆手に取れば……」
527
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:28:15 ID:axtf0.1A0
______
|\ \
| \ (゚Д゚;) \ <それでこうなるのはちょっと無理があるだろ!!!!!!!
| \⊂ ⊃ . \
| \ \ \ . \
| \∪∪ \
|.......,,,,,----~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/
/
/
/
(中略)
/
/
. /
ii i ミ〟 /
┌li i ミ┐ .. ./
{@] ^ω^) / <確かな風の躍動を感じる
l⌒ .つ'
\つ |
| |
| i‐i |
(__)(_,)
528
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:29:01 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「え?何かいったかお?ちゃんとマイクに向かって話してもらわないとよく聞こえないお」
(,,;゚Д゚)「無理があるって言ったんですよ!!!!無!!!!理!!!!!」
『奴らはおそらく『そっち側』の気配に反応する。さっきは俺の方の反応が強くてお前のは打ち消されてたみたいだけど』
『つまりこのメンバーの中じゃ、気配バレしてる俺を除いて、唯一釣れる可能性のあるギコ、お前がやるしかないんだよ!!』
『そしてお前の気配に加えて、この外見のインパクト……気配で釣ってユーモアで心をキャッチ!!!』
『実に合理的!!!!!』
{@] ^ω^)「そして近づいてきたところを」
( ))
⌒ )).. ┌‐─┐__
≡三({@]^ω^)_..() ===============
⌒)) ( ニつノ ヾ 「ずどおおおおおおおおおん!!!!!」
) (_ ⌒|
し-(__)
※イメージ!!!!!
{@] ^ω^)「と、ギコが隠し持っているバラエティ定番、網の発射されるバズーカでとらえるという寸法よ!!!!!!」
529
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:30:47 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「クレーム対策もばっちり!!!でもホテルの冷蔵庫すごく臭くなっちゃったお!!あの無駄に高い瓶オレンジジュースとか!!」
『そこら辺はちゃんと金で話しつけてあるから問題ないぜ!!!!』
{@] ^ω^)ヒューッ
(,,;゚Д゚)「くそ!!こっちはこんな目にあってるのに楽しそうに話しやがって!!!」
『でも凧作るときギコが一番楽しそうにしてたじゃん』
(;*゚Д゚)「そ、それは……」
{@] ^ω^)「工作ってわくわくするお!!「竹ひご」とかワード聞いただけでも血沸き肉踊るお!!!」
『いくつになっても少年の心は持っていたいもんな』
(,,;゚Д゚)「と、とにかくこっちは大変なんです!!風が顔面直撃するせいで目が乾きそうだっての!!!」
{@] ^ω^)「……それもあとちょっとの辛抱だお」
『……ってことは』
{@] ^ω^)「……来たお!!!」
530
:
>>529修正
:2013/05/23(木) 21:31:54 ID:axtf0.1A0
『しかも網にはさばいたサバの内蔵エキスをたっぷり染み込ませてあるぜ!!!』
{@] ^ω^)「Coooool!!!しかしドクオが意外と魚さばくの上手くてびっくりだったお!!」
『さばけるだけで料理は下手くそなんだけどな。もちろんさばいた魚はホテルの冷蔵庫で保管してるから無駄になったりはしないんだぜ!!!』
{@] ^ω^)「クレーム対策もばっちり!!!でもホテルの冷蔵庫すごく臭くなっちゃったお!!あの無駄に高い瓶オレンジジュースとか!!」
『そこら辺はちゃんと金で話しつけてあるから問題ないぜ!!!!』
{@] ^ω^)ヒューッ
(,,;゚Д゚)「くそ!!こっちはこんな目にあってるのに楽しそうに話しやがって!!!」
『でも凧作るときギコが一番楽しそうにしてたじゃん』
(;*゚Д゚)「そ、それは……」
{@] ^ω^)「工作ってわくわくするお!!「竹ひご」とかワード聞いただけでも血沸き肉踊るお!!!」
『いくつになっても少年の心は持っていたいもんな』
(,,;゚Д゚)「と、とにかくこっちは大変なんです!!風が顔面直撃するせいで目が乾きそうだっての!!!」
{@] ^ω^)「……それもあとちょっとの辛抱だお」
『……ってことは』
{@] ^ω^)「……来たお!!!」
531
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:32:53 ID:axtf0.1A0
( ´_ゝ`)「おいおい、またなんか妙な気配がすると思ってきてみれば……何だねあれは」
(´<_` )「凧……だな。しかしあれに括り付けられているのは何だ?」
( ´_ゝ`)「もうちょっと近づいてみるか」
(´<_` )「いや、なんかあっちむっちゃ臭いぞ」
( ´_ゝ`)「ほ、ほんとだ臭い!!!アッヘエエェエエエエエ!!!!」
(´<_` )「こりゃ向こうには行けないな」
( ´_ゝ`)「でもせっかくあんなに珍しいものがあるんだ。もったいないじゃないか」
(´<_` )「そうだな……あ、それなら」
532
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:34:00 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「……こっから100mくらいのところで動かなくなったお」
(,,゚Д゚)「多少改造してるとはいえ、せめて10m圏内に入ってくれないとバズーカ撃てないですよ」
{@] ^ω^)「うむむ……んん!!?」
『どうした!?』
{@];^ω^)「急激に反応が大きくなったお!!」
『あ!!!やっべ!!!』
(,,;゚Д゚)「ど、どうしたんですか」
『あいつらまさかやつでの』
{@];^ω^)「ギコに向かって天狗じゃない何かが急接近してるお!!!」
『それは奴らがおこした風だ!!!ギコ!!!避けろ!!!!』
ビュオオオオオオオオ!!
(,,;゚Д゚)「いやいやむrうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
{@];^ω^)「直撃したぁ!!!!!!」
プッチン
{@] ^ω^)「ん?今何か音が……」
533
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:34:42 ID:axtf0.1A0
lヌ
ヽ` ._
` .
・
ぁ
ぁ
. ぁ
ぁ
. あ
あ
あ
.
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, '
/
/
/
/
ii i ミ /
┌li i ミ┐ /
( {@) /
に .)r‐、 '′
│ r-イ
| | ノ
| | |
(_(__)
534
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:35:46 ID:axtf0.1A0
.
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| | ノ
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(_(__)
535
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:36:52 ID:axtf0.1A0
.
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ii i ミ /
┌li i ミ┐ /
{@] ^ω^) /
に .)r‐、 '′
│ r-イ
| | ノ
| | |
(_(__)
536
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:38:19 ID:axtf0.1A0
( ´_ゝ`)「おお、気持ちのいい飛びっぷりだな」
(´<_` )「まったくだ。流石は天狗の羽団扇」
( ´_ゝ`)「凧だけにぶっとびまーす!!ってな!!」
(´<_` )「兄者よ、何もうまいことを言えていないように思うのは俺の気のせいか?」
( ´_ゝ`)「弟者よ、そこは気にするところじゃぁない。俺たちは今のエキサイティングを感じることに全力を尽くすべきなんだ」
(´<_` )「おお、流石は流石の兄者だな」
( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!」(´<_` )
537
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:38:21 ID:LtmOROAc0
ギ・・・ギコォォォォォォ!!!!!
538
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:39:12 ID:axtf0.1A0
『ど、どうなった!?』
{@] ^ω^)「ギコが飛んでったお……」
『ああ……』
{@] ^ω^)「あ、でも飛んでった先は海だからもしかしたら死んでないかも……」
『まぁあいつなら大丈夫だろ……取りあえず飛ばされた方に行ってみるか……』
{@] ^ω^)「もう結構時間やばいおね……」
『うん……取りあえず船かなんか借りなきゃな』
{@] ^ω^)「そうだおね……」
539
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:42:40 ID:axtf0.1A0
ここまでです!!!短くてごめんね!!!!
釣りはできればあんまりやらないでね!!!でも一週間後って言ったくせに放置した自分が何より悪質なつりだよね!!!!!
今度からまとめて投下ってよりはちょこちょこ投下にしようと思います!!!!
ではまた!!!!
540
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:43:26 ID:eFQbx3gY0
乙!!!!!!!!
541
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:46:43 ID:TtthnuSo0
乙
ギコは大丈夫か?
542
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:52:11 ID:wenPMYM2O
うおおおお来てたああああああ
543
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:56:46 ID:9qdOKv8U0
本物おつおつ!!!
ギコさん大丈夫なのこれ
544
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 22:15:25 ID:ep1tDm.s0
乙
545
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 22:25:25 ID:T7l2H03U0
乙乙ん
546
:
名も無きAAのようです
:2013/05/24(金) 02:35:50 ID:DpeKWm/Q0
きてた!ほんものかよ!!!!
やっぱ面白いな乙
547
:
名も無きAAのようです
:2013/05/24(金) 09:23:54 ID:PXdRhGfM0
遅いぞこのやろー乙!
偽物の宣言だったからトゲ肩パットだけにしてやろう…
548
:
名も無きAAのようです
:2013/05/24(金) 11:24:02 ID:KAquZplsO
偽物が来ると本物が来るという方程式が成り立っている…?
549
:
名も無きAAのようです
:2013/05/24(金) 11:49:53 ID:Y2mT.jF.0
あんまりよくはない流れだがなあ。
おつ
550
:
名も無きAAのようです
:2013/05/24(金) 13:02:18 ID:3aQu8C3w0
うおっ、きてたのか!
乙!
551
:
名も無きAAのようです
:2013/06/14(金) 16:49:43 ID:pr5BL5160
つづきまだー
552
:
名も無きAAのようです
:2013/06/27(木) 22:52:23 ID:22R8esQ20
毎日お前を待つ日々だよ…
553
:
名も無きAAのようです
:2013/07/10(水) 16:11:39 ID:o91ugMmQ0
そろそろかな?(迫真)
554
:
名も無きAAのようです
:2013/07/12(金) 02:16:07 ID:pxLrn2IA0
ちょこちょこ投下してくれるって言ったじゃない (`;ω;´)
555
:
名も無きAAのようです
:2013/07/28(日) 23:19:56 ID:gp53iCbsO
今みつけて一気に読んだ
クソ面白いなあ、続きすごく読みたい
という訳で期待あげ
556
:
名も無きAAのようです
:2013/08/08(木) 00:51:43 ID:lr3xMX3k0
待ってる
557
:
名も無きAAのようです
:2013/08/11(日) 02:47:17 ID:Jp1PKhhs0
いつまでパンツぬいでりゃいーんだ
558
:
名も無きAAのようです
:2013/08/15(木) 02:30:45 ID:X.QGY/yo0
待ってる
559
:
名も無きAAのようです
:2013/08/22(木) 16:36:42 ID:jgF5/hRY0
待ってます
560
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 16:17:05 ID:cn6VTK8Q0
3話のかきため終わりました!!!!!!!!
ただ投下できる時間がなかなかとれないのでもう少しお待ち!!!!!!ください!!!!!!!!!!!!
申し訳!!!!!!!!!ない!!!!!!!!!!ナッシング!!!!!!!!!
おそらく投下は午前中になります!!!!!!!!!モーニン!!!!!!
561
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 16:19:23 ID:kV9J3beg0
投下楽しみに待ってやす!!!!!!!グッドラック!!!!!!!!
562
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 16:59:55 ID:JzB1oZAEO
信じないぞ!!!!!こいつは偽物だ!!!!!!!!
563
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 19:29:21 ID:2y5196S.0
今さら疑うものか!私は
>>560
を信じる!
564
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 21:10:50 ID:z1rJ090U0
明日になればわかる
565
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 21:15:20 ID:R9x.PIDM0
待ってる!!!!!からな!!!!!!
566
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 08:02:39 ID:uG01BNrk0
待ってるぞ
いいな?
待ってるぞ
567
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 09:08:19 ID:NjSedTuI0
いやっほほほほほほほほほおおおおおおお
568
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 12:29:52 ID:AugXBkSU0
午前…中……
569
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 12:53:10 ID:ebgdNBG60
いつの午前中かは言っていない
つまりその気になれば来年の午前中だってありうる、ということ……
570
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 13:09:36 ID:PjSo4plkO
釣りでも何でも構わない!
いくらでも待ってやるさ!!
571
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 14:58:31 ID:YxSstSXk0
昼になってしまいました!!!!!
572
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:00:40 ID:YxSstSXk0
カラスが鳴き始めるころ!!!!!
('A`)「遺書、書いとこうかな……」
{@] ^ω^)「時期に閻魔省の奴らも地獄から戻ってくるお……いよいよやばいお……」
(,,>Д<)ブエーックショイ!!
('A`)「やっぱりギコは丈夫だな……」
{@] ^ω^)「よっ、狼男……」
(,,;゚Д゚)(本当に命がかかっているだけに怒るに怒れない……)
('A`)「いっそとっとと国外逃亡を……」
{@];^ω^)「あ!それ僕も連れてってお!!」
('A`)「お前の格好じゃ空港じゃ即連行だぞ」
{@] ^ω^)「もうマジで終わった感じあるお……」
('A`)「短い人生だった……」
「諦めるのはまだはやいぞドクオ!!!」
{@] ^ω^)「だ、誰だお!?」
573
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:01:34 ID:YxSstSXk0
('A`)「この声は……」
バァ―――――――――――ン!!
_
( ゚∀゚) r‐‐、
_,;ト - イ、 <_プー゚)フ
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) _人人 人人_
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| > 俺たちだ!<
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' |  ̄Y^Y^Y^Y ̄
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i
| / `X´ ヽ / 入 |
※イメージ
('A`)「エクストにジョルジュ!!お前らどうして……いやどうしたエクストお前その首……どっち向いてるんだ……」
<_;プー゚)フ「イメージだっつってんだろ!!!」
{@] ^ω^)「あ、朝の人たち!!」
(,,;゚Д゚)「?」
_
( ゚∀゚)「所長がお前らがヤバいかも、って言ってたからな。何とか早く抜け出してきたってわけよ」
<_プー゚)フ「で?その様子だとマジで困ってるんじゃないのか?」
('A`)「あぁ……実は……」
574
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:02:16 ID:YxSstSXk0
!!!説明中!!!
<_プー゚)フ「なるほど……そんなことが……しかし重要書類をなくしちまうとは情けねぇなぁ」
{@] ^ω^)(ちゃんと『そっち』の事情のことは隠しておくんだおね)ヒソヒソ
('A`)(あぁ。こいつらを信用してないわけじゃないがリスクは減らしておきたいしな。命に関わるし)ヒソヒソ
_
( ゚∀゚)「いやちょっとおかしいだろ」
(;'A`)「ギクゥ!!えぇ!!?何がぁ?」
{@];^ω^)「充実度99パーセントの説明なのに?」
_
(;゚∀゚)「いや、ほら凧のくだりとか……」
('A`)「え?何が?」
{@] ^ω^)「成功確率テンナインのナイスプランなのに?」
_
(;゚∀゚)「天狗がバラエティバズーカごときに後れを取るわけないだろ!!あほか!!!」
{@] ^ω^)「た、確かに……」
('A`)「気が動転してたからしょうがないな……朝喫茶店で女性店員と会ったダメージが尾をひいてたし……」
{@] ^ω^)「それひきずってたのかお……」
(,,゚Д゚)「え〜っ、じゃあ俺の墜落はろくに考えもせずに作戦実行したその結果だったんですか……とんだ墜落損ですよ……」
(;'A`)「と、とにかく!はやくあいつらつかまえないと!!」
(,,゚Д゚)「ドクオさん、話題そらす時に『とにかく』使うの好きですよね……」
(;'A`)「んもぅ、今そんなとこ突っ込まないで!!」
_
( ゚∀゚)「他の職員が出てくるまで時間もあんまりないしな……今から1時間が勝負、ってとこだな」
575
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:03:26 ID:YxSstSXk0
<_;プー゚)フ「しかし天狗が相手か……あいつら、はっやいからなぁ……」
('A`)「……いや、いい作戦がある!!」
(,,゚Д゚)「正直もうドクオさんの作戦に付き合いたくないんですけど……」
(;'A`)「つ、次のは大丈夫だって!!ギコは現場には来てもらわなくていいから!!」
(,,゚Д゚)「?それじゃどうやって……」
('A`)「力を借りるのさ!!みんなのな!!」
――――――――――――――――――――――――――――――……………………………………………
576
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:04:06 ID:YxSstSXk0
30分後!!!!!!
( ´_ゝ`)「ふぃ〜っ、観光もあらかた済ませたしそろそろ帰るか」
(´<_` )「そうだな、母者が帰ってくる前に戻らないと命がない」
( ´_ゝ`)「母者の外出なんてちょっと久しぶりだったしな。ちょいとはしゃぎすぎちゃったな」
(´<_` )「まぁな、オンとオフの切り替えができる、そんなメリハリ天狗を目指しているからな」
( ´_ゝ`)「天狗にだって些細な毎日に一つまみのスパイスは必要だものな」
(´<_` )「そうだな……ん?それにしてもなんか臭くないか?」
( ´_ゝ`)「うわ!これサバの臭いだよ!!!昼間といい人間どもサバ好き過ぎ!!夕飯時だからってもう!!!もう!!!」
(´<_` )「こっちから臭いするな……仕方ない、迂回していこう」
( ´_ゝ`)「いや、そっちからもにおいする……より遠回りになるけどあっちから行くか……」
(´<_` )「そうだな……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
577
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:06:47 ID:YxSstSXk0
(´<_` )「おい、ちょいとまてまて兄者」
( ´_ゝ`)「ん?どうした流石の弟者」
m9(´<_` )「ほら、あれ」
( ´_ゝ`)「わ!!めっちゃ光ってる!!!なにあれ昼間あんなの無かったじゃん!!!」
(´<_` )「さっき見た地図からするに……おそらくSSKタワーってやつだな。夜になると光るんだろう。タワーのお約束だ」
( *´_ゝ`)「この猛暑だと節電必至なのに……けしからん!!見に行くぞ!!!」
(´<_` )「言葉に反してウキウキホイホイだな兄者」
( *´_ゝ`)「好奇心は誰にも縛られるべきではないのである!!!!」ビューン!!!
(´<_` )「あ!兄者一人だけ抜け駆けはずるいぞ!!!」ビューン!!!
――――――――――――――――――――――……………………………
578
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:07:42 ID:YxSstSXk0
―地上から230メートル、SSKタワー―
( *´_ゝ`)「おお、これがタワーか!光ってる光ってる!!!すわっちゃーお!!!ひゃあああああああ!!!!!!!!」
(´<_` )「結構高いな……よいしょっと」
( ´_ゝ`)「うーむ、座り心地悪いなあ。まぁこのへんはただの鉄組みだからしかたないのか」
(´<_` )「修行のときの正座に比べたらどうってことはないがな」
( ´_ゝ`)「鉄なんて所詮硬いだけだしな。近くに母者がいないだけでもう大違いだよ」
(´<_` )「うーん、しかしこれ、鉄にしてはなんかごわごわしてないか?」
( ´_ゝ`)「あ、確かになんだろこれ。最新テクノロジー?」
(´<_` )「んー、でもなんかいっつも触ってるような感触だぞ?」
「そりゃそうだ。そいつは俺の『毛』だからな」
( ´_ゝ`)「へぇ、これ毛だったのか」
(´<_` )「流石の兄者も知らなかっt・・・・って」
( ´_ゝ`)「え?」(´<_` )
シュルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!!!!
( ;´_ゝ`)「な……!!!」
579
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:08:37 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)「……ッ!!!!」バッ
ギュルルルルルルルル!!!
__
く 。 |||⌒ヽ <うおおおおおおおおおおおおん!!!!
| Λ.||| / ̄)_
く ゜ |||( _).__)
 ̄ ̄ビチィ!!
(´<_`; )「あ、兄者ァ!!!!くそ!!何だこの兄者を縛る縄のようなものは!天狗の力でちぎれぬなど……!」
「だから言っただろ?『毛』だよ」
(´<_` ;)「!!誰だっ!!!!」
「自己紹介が遅れて済まなかったな……」シュルシュル……
=┃_________
=┃ (゚∀゚ ) 「俺はジョルジュ。ジョルジュ長岡だ……!」
┃ > ⌒ヽ
┃ / へ / /i
┃ (/二二_ノ/
┃ ┣¨ 〉 / ・/!!!!!
┃ / y i
┃ / ,/ /
┃ ( </ /
┃ \ ( , 〈
┃ ` | |
┃ / | |
┃ ゝ-| 〈
┃ / __)
┃ (_ノ
┃
┃
580
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:09:32 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)「タワーの中から……そして眉から伸びる黒い縄……まさかお前……」
_
( ゚∀゚)「へへ。気付いたか?タワーのテッペンから半分くらいまでは表面を俺の『毛』で覆ってるんだよ」
(´<_` ;)「そして自身もそれで包み、あたかもタワーの一部であるように、姿を隠していたというわけか……」
_
( ゚∀゚)「ご名答」
(´<_` ;)(こいつ、浮いている……のではなく、毛でタワーを掴んでいるのか!なんという強靭な毛!!!)
(´<_` ;)「しかし聞いたことなんてないぞ!!!そんな無茶苦茶な毛など!!!!」
_
( ゚∀゚)「厳密には毛、じゃねぇな。『こいつ』は俺の相棒だ」
(´<_` ;)「『こいつ』……?『相棒』……?」
_
( ゚∀゚)「『麻桶(あさおけ)の毛』……」
(´<_` ;)「は?」
_
( ゚∀゚)「阿波の妖怪だよ。加茂村の彌都比売(やつひめ)神社、その神体の麻桶に入ってる毛だ。ま、今は俺と一体化してるがな」
581
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:10:12 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)「いやだから毛だろ!!ただの!!!」
ギュウウウウウ!!!
( ゜_ゝ゜)「ギエエエエエエエエ!!!!」
(´<_` ;)「あ、兄者!!!」
_
( ゚∀゚)「あーあ、怒ってるじゃねえか。こいつ結構怖い妖怪なんだぞ?人だって襲う」
(´<_` ;)「く、くそっ!!!!兄者!!!」
_
( ゚∀゚)「そしてこいつにはもう一つ、素敵な名前がある偉大なる人物から与えられている」
( ゜_ゝ゜)「くそ……くそぉ……」ギチギチ
_
( ゚∀゚)「いくぜ……『麻桶毛(まゆげ)』っ!!!!!!!」ビュォ!!!
┃
┃ _人人_
三 ( ;゜_ゝ゜) <おおおお!? ┃ > ビル <
三 ミ三三三彡 ┃  ̄Y^Y^Y ̄
_____________________三__ミ三三三彡 ┃
( ゚∀゚) 三 ミ三三三彡 ┃
/_ ̄つ⊃ <オラっ!!! 三 ノノ ノノ ┃
/ /,>" > 三 ∪ ∪ ┃
(_ノ (__) ┃
┃:;
\ひぎぃ!!!!/┃:;::;;_人人人人_
三 ( ;×_ゝ(┃:;:;> ごっつんこ<
三 ミ三三三┃:;:; ̄Y^Y^YY^Y^ ̄
________________________________三___ミ三三三┃:;
( ゚∀゚) 三 ミ三三三┃:;:;:;ビタアアアアン!!!!!
/_ ̄つ⊃ 三 ノノ ノノ┃:;
/ /,>" > 三 ∪ ∪ ┃:;
(_ノ (__)
582
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:11:24 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)「兄者ァ!!!」
_
( ゚∀゚)「あとは人目につかないよう屋上に移動して……と」ヒュン
( ×_ゝ×)「ばたんきゅ〜」
(´<_` ;)「く、くそっ!!!取りあえず上空に逃げていったん体勢を立て直さないと……!!」バサバサッ
_
( ゚∀゚)「逃がすか!!」シュビビッ!
(´<_` ;)「っと!!危ない!!!」
_
( ゚∀゚)「あーくそ、だいぶ上までいきやがったな……」
(´<_` ;)「この辺までくれば……」
「大丈夫ってか?ちょっと気ぃ抜きすぎなんじゃないの?」
(´<_` ;)「な……!?」
583
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:12:22 ID:YxSstSXk0
<_プー゚)フ 「いや、いずれにせよ、もうすでにお前の退路は断たれているのだ!!!」
( (
モクモク ) ノノ
(( ,,,;)
) ノ
( _ ⌒) モクモク
( (
) ノ
)ノ
(´<_` ;)「煙に顔が……!?しかも喋って……?……!?」
<_プー゚)フ「煙とは失礼な!!これはれっきとした、俺自身の姿だ!!」
(´<_` ;)「だぁ!もうさっきからわけがわからん!!なんなんだよ!!!たかが煙だろ!??吹き飛ばしてやる!!!」ブンッ!
ビュオオオォォォオオ!!!
<_プー゚)フ「お、天狗の羽団扇か!だが……」
(´<_` ;)「……!!馬鹿な!!微動だにしないだと!!」
<_プー゚)フ「人の話は最後まで聞くもんだ。お前が今目にしているもの、それは俺が視覚化した『姿』に過ぎない。実体じゃぁないんだよ」
(´<_` ;)「は?」
584
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:15:30 ID:YxSstSXk0
<_プー゚)フ「二流霊能力者だとな、身体から抜け出たそれに強い光当てたり刺激与えると肉体が苦しむんだとよ。ったく軟弱だぜ!!」
(´<_` ;)「いやだから」
<_プー゚)フ「俺は違う!!身体から抜け出すのではなく俺自身がそれに変わることができる!!!肉体はそこにはない!!つまり死角なし!!!」
(´<_` ;)「だから!!お前は何の話をしているんだ!!!」
<_プー゚)フ「言ってなかったか?」
(´<_` ;)「全く!!」
<_プー゚)フ「へっ、じゃあ冥土の土産に教えといてやる!!!……いくぜっ!!『エクトプラズム』!!!」
ズモモモモモモモ……
(´<_` ;)「こ、これは……!!?」
585
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:16:24 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)(煙が俺の周りを囲んでる……!!閉じ込めようってのか!?)
(´<_` ;)「だがこの煙はただの『姿』で実体はないんだろ!?だったら簡単に抜け出して……」
<_プー゚)フ「おっと、言い忘れてたけどよ」
(´<_` ;)「なんだよ!!」
<_プー゚)フ「エクトプラズムは、物質化『も』できるんだよなぁ」
(´<_` ;)「なっ……!!」
ズモモモモ……
(´<_` ;)(くそ!!もうこんなに近く!!上下前後左右、球形で囲まれているようだ……!こんな狭い空間じゃ羽団扇を使えば俺がバラバラになっちまう!!)
ズモモモモモモ……
(゜<_゜ ;)「ぐおっ!!もう無r……」
ズモモモモモモ……
<_プー゚)フ「捕獲完了っと。じゃ、下に降りて……」ズモモ
<_プー゚)フ「ジョルジュ!!捕まえたぞ!!お前のまゆげで縛っておいてくれ!!」
_
( ゚∀゚)「あいよ!」シュビビビビ
(゜<_゜ )「んぐむぅ!!」ギュッ
586
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:17:12 ID:YxSstSXk0
_
( ゚∀゚)「へっ、お仲間同士大人しく縛られてな」
( ´_ゝ`)「お仲間?そんなやすっぽいもんじゃないぜ」
(´<_` )「繋がる絆と燃え上がる意思!そう!俺達こそ」
バァ――――――――――――――ン!!!!!!
_人人 人人人人人人人人_
( ´_ゝ`) > 流石ブラザーズだ!!!< (´<_` )
 ̄Y^Y^Y^YY^Y^Y^YY^Y^Y^Y ̄
<_プー゚)フ「はいはい」
_
( ゚∀゚)「お、ケムリマンから元に戻ってる」
<_プー゚)フ「さすがにあれだけやったら疲れるからな」
( #´_ゝ`)「ちぃくしょぉ!!!天狗なのに人間に捕まるとか屈辱的なんですけどぉ!!!」
(´<_` )(……兄者、羽団扇、持ってるか?)ヒソヒソ
( ´_ゝ`)(え?持ってるけどどうしたの?腕縛られてるから使えないけど……)ヒソヒソ
(´<_` )(どこにある?)ヒソヒソ
( ´_ゝ`)(後ろの左ポケットに)ヒソヒソ
(´<_` )(把握した)ヒソヒソ
587
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:17:58 ID:YxSstSXk0
<_プー゚)フ「しかしこいつらどうするよ」
_
( ゚∀゚)「とりあえずドクオがくるまで……」
<ヤ、ヤンッ!!クスグッタイ!!
_
(;゚∀゚)「何だ何だ!!?」
<_プー゚)フ「あ!あいつら!!」
バァ――――――――――――――ン!!!!!!
(´<,` )
_ノ_ (//_ゝ//)
〉 \
/ ノ ̄
 ̄´
_
(;゚∀゚)「口で団扇を……!!」
(´<,` )「ふふふ、油断したな人間たち!!」
(//_ゝ//)「弟者よ……人前で兄のお尻を口でまさぐるなんて……そんな子に育ってしまうなんて……」
(´<,` ;)「ええい兄者は静かにしていてくれ!!今はこっちが優位でクールにキメなきゃならんのだ!!」
<_プー゚)フ「チッ」ジリッ
(´<,` )「おっと、少しでも変な動きをしてみろ!この建物ごとお前らを吹き飛ばしてやる!!」
_
(;゚∀゚)(クッ……俺らだけならまだなんとかなるが……この建物の中にはおそらくまだ人がいる……!!)
<_;プー゚)フ「ぐぬうぅ……」
588
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:18:45 ID:YxSstSXk0
(´<,` )「ふふふ……ぶっ飛ばされたくなかったら大人しくこちらの指示に従うことだな!!」
<_;プー゚)フ「……あっ」
(´<,` )「取りあえず身体を縛ってるこいつをほどけ!!」
_
( ゚∀゚)「……遅かったじゃねーか」
(´<,` )「そうだよ遅いんだよ早くしろ!!!」
<_プー゚)フ「悪いがその頼みはきけないな」
(´<,`#)「……そうか、それならこっちにもやり方ってもんがある」
(´<,`#)「この建物ぶっ壊す!お前らも吹き飛ぶ!!!!それで解決だ!!!!」
( ;´_ゝ`)「おい弟者!!そんな威力であおいだら俺もぶっ壊れちゃうって!!!おーい!!!」
(´<,`#)「ふんっ!!!」ブンッ!!
( ;゜_ゝ゜)「ぎゃああぁあああ!!!死んだ!死んだ!!死……あれ?」
(´<,` ;)「何……で……?何も起こらない!!?」
_
( ゚∀゚)「肩……」
( ;´_ゝ`)「何?」
_
( ゚∀゚)「肩におかれてる手にも気づかないようじゃまだまだだな……『そいつ』がお前らに触れてる限りな、お前らは『天狗』ではなくなるのさ」
(´<_` ;)「なっ!!」バッ
(;'A`)「くそ、やっと、捕まえたぞぉおぉお……」ゼェゼェ
589
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:19:28 ID:YxSstSXk0
( ;´_ゝ`)「お前は……昼間の!!」
<_プー゚)フ「まぁ捕まえたのは俺達なんだがな。ってか遅いぞお前。案の定バテバテだし」
(;'A`)「念のために建物内の人に出てってもらってたから時間食って……その分急いで階段駆け上がってきたんだよ!!!」
(´<_` ;)「くそ、お前ら仲間だったのか……しかし、何故だ!?だとしたら何故待ち伏せなどできた!?」
( ;´_ゝ`)「そ、それに、昼間感じたお前のにおいも全然感じなかったぞ!!」
('A`)「……そう、臭いだ。お前らが探知に『臭い』を使ってるってこと……それは昼間のファーストコンタクトの時点である程度見当はついていた」
('A`)「『同族のかほり』、確かにそう言った。そしてもう一つの確証……お前らが凧におびき寄せられたときだ」
(´<_` ;)「あ、あれもお前らの仕業だったのか!!」
<_プー゚)フ(あの糞作戦か……)
('A`)「お前らの性格なら、珍しいものには何でもかんでも突っ込んできそうなもんだが、あの時は違った。団扇を使った……まるで警戒するように」
('A`)「何を嫌がっていたのか?そりゃ1つしかない。臭いだ。バズーカに仕込んだ網にたっぷり染み込んだサバの臭い。お前らはそれを感じた」
( ;´_ゝ`)「くっ……」
('A`)「離れたところから網に染み込んだサバの存在を認識できるのは、視覚でも、聴覚でも、触覚でも、味覚でもない。嗅覚だけだ」
('A`)「妖怪にありがちな『第六感』的なものかとも思ったが、それも違うとその時分かったよ」
(´<_` ;)「な、何故だ!!」
590
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:20:16 ID:YxSstSXk0
('A`)「ファーストコンタクトのとき、お前らは俺の仲間のその時の探知範囲……半径1、2キロの外から俺を探知した」
('A`)「だけどギコ……あー、凧のときは、サバ網があるにも関わらず、それにまるで気付かず、近くにおびき寄せられた。視認できる距離でやっとサバに気付いたんだ」
('A`)「そしてその時……覚えてないか?あのときお前らはギコと『対面』した……『風が顔面直撃する』って言ってた、ギコと対面したんだ」
('A`)「つまりギコがいたのはお前らから見て風下、臭いなら届きにくいはず……探知に使っているのが主に『臭い』だとすれば、その二回の探知能力の差に納得がいく」
( ;´_ゝ`)「で、でもそれだけでなんでここにくるって……!」
('A`)「後は簡単だ。風向きを計算して、各ポイントでサバを焼く。その臭いを避けるようにお前らは移動するだろうから、それを使ってお前らをここまでおびき出す」
('A`)「それにその臭いは、俺の臭いを掻き消してくれる……嫌なものの臭いってのは、他のものより鼻につくもんだからな」
('A`)「そしてここで待機。好奇心旺盛なお前らなら、周りより目立つここ、sskタワーに、きっと来てくれると思ってたよ」
(´<_` ;)「ち、畜生……!」
591
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:20:58 ID:YxSstSXk0
―河原―
(,,゚Д゚)「おお、いい具合に焼けてきたな……!」パタパタ
(,,゚Д゚)「確かこの4つ目のポイントが最後だったよな……はぁ、最初からこういうのだったらよかったのに」ジュウゥ
(,,゚Д゚)「よし、それじゃあいただきます」
―ビルの屋上―
{@] ^ω^)「ふいぃ、やっと全部のポイントで焼き終わったお」
{@] ^ω^)「それじゃいただ……」
{@] ゜ω゜)「――――――――――――!!!」
トンッ
{@] ω )ガクッ
「……悪いね、少し眠っててもらうよ」
―廃病院入り口付近―
瓜゚∀゚)「しししししし!!サバの差し入れたぁ気が利くこって!!!」
瓜゚∀゚)「しかし……ついにきちまったなぁ……しししし!!」
瓜゚∀゚)「まぁ精々上手くやるこったな!!!!ししししししし!!!!」
592
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:22:11 ID:YxSstSXk0
( ´_ゝ`)「で、何であんたらは俺たちを捕まえようとしたんだ?」
('A`)「お前ら人から奪っておいて……昼のアレだよ!!俺からぱくった資料!!!」
(´<_` ;)「あ、あれな……あ〜、あれかぁ〜」
( ´_ゝ`)「あ、あれなら燃えちゃったぞ」
('A`)「え?」
(゜<_゜;)「ば、バカ兄者!!!そんなこと言ったらころされるぞ!!!!」
( ;´_ゝ`)「え?あ!!!大事なもの燃やしちゃってごめんなさい!!!おねがい!!!!命だけは!!!!!」
('A`)「燃えた……つまり見られることはない……」
('A`)「てことは、この一連の作戦は……ただの取り越し御苦労……」
('A`)「は……ははは……はははははははは……」
( A )ガックリ
<_;プー゚)フ「まぁ、終わりよければすべてよし、ってことで……」
( ´_ゝ`)「なんだ、怒ってないの?じゃあはやく解放し――――」
「終わってないし、よくもないし、怒ってないわけがないよ」
<_;プー゚)フ「!!!?誰だ!?」
_
(;゚∀゚)(な……んだこの威圧感……肌が裂けそうだ!!今まで気配を潜めていたというのか!?これだけ強大な力を!?)
( ゜_ゝ゜)「ひぃ、こ、この、声、は」
(゜<_゜ )「んままままままままままままままままままさか」
593
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:24:59 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんたら、よくも抜け出して好き勝手やってくれたね」
(゜<_゜ )「はっはははははははははははははははははははははははははははは」
( ゜_ゝ゜)「じゃじゃじゃじゃじゃじじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃ」
_
(;゚∀゚)(母者……こいつらの母親、つまり増援か!!?)
<_;プー゚)フ(くっ……新手の天狗……しかし……力がこいつらとは段違いだ!!!!)
( ゜_ゝ゜)「あわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ」
(゜<_゜ )「おろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろ」
_
(;゚∀゚)(おいおい冗談じゃねぇ!!こんなの聞いてないぞ!!!)
<_;プー゚)フ(だがこれだけの力ならブーンが気付くはず……何故連絡が来ない!?
594
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:29:41 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「しかし人間にこうもまんまとやられちまうとはねぇ」ギロッ
<_;プー゚)フ「ッ!!」
_
(;゚∀゚)(絶望的!!!逃げることすらできるかどうか……!)
( ゜_ゝ゜)「あ、あの、はは、は、じ、じゃ……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ふん、あんたらはあとでたっっっっっっっっっぷり絞ってやるから覚悟しときな」
(゜<_゜ )「ヒィィィィィイイイイイイイ!!!!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「それより今は……」キッ
_
(;゚∀゚)(視線がこっちに流れてきただけなのに……汗が全身から噴き出る!)
@@@
@#_、_@
( ノ`)「こっちに用がある」ザッザッ
<_;プー゚)フ(へ、へへ……まじでヤバいんじゃないのかこれ……死ぬんじゃね?)
595
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:33:14 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)ザッザッ……
_
(;゚∀゚)
@@@
@#_、_@
( ノ`)ザッ……
<_;プー゚)フ
@@@
@#_、_@
( ノ`)「……ドクオ、久しぶりじゃないか」
(;'∀`)「へ、へへ……いやぁお久しぶりです」
_
( ゚∀゚)<_プー゚)フ「……は?」( ´_ゝ`)(´<_` )
596
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:34:07 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「しっかしあんたは相変わらずほっそいねぇ!!ちゃんとご飯は食べてるのかい?」
(;'∀`)「いやぁ、忙しい時期なんかは毎日三食というわけには」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「だめじゃないかちゃんと食べなきゃ!!!身体壊したら元も子もないよ!!!わかってんのかい!!?」
(;'∀`)「わ、わかってますって」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「どうせインスタントやら出前やらで済ませてるんだろう!?まったく!!栄養もちゃんと考えてるの!!?」
(;'∀`)「そ、そこまでは手が回らないというか……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ったく、早くいい嫁さんもらいなさいよ……いつまでも女の子が怖いなんて言ってないで……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)ガミガミガミガミ ('A`;)
597
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:35:00 ID:YxSstSXk0
_
(;゚∀゚)「どうなってんだあれ……」
( ;´_ゝ`)「さぁ……」
<_;プー゚)フ「顔見知り……ってかもう里帰りした息子に接する母ちゃんみたいになってるな……」
(´<_` )「……そういや、俺たちが他の天狗のとこで修行してる間、人間が1人、3年ほどウチに修行に来てたって言ってたな」
<_プー゚)フ「もしかしたらそれがドクオ……」
( ´_ゝ`)「あー、それであいつから同族っぽいかほりがしてたのか」
_
(;゚∀゚)「あいつ……天狗のとこで修行なんてしてたのか……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)ガミガミガミガミ ('A`;)
598
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:36:49 ID:YxSstSXk0
30分後!!!!!!!
@@@
@#_、_@
( ノ`)ガミガミガミガミ ('A`ゝ)ゲッソリ
<_;プー゚)フ「おいそろそろ会議終わっちまうぞ」
_
(;゚∀゚)「こんなデカい力、探知部の奴らが見逃すわけがないしな……」
( ;´_ゝ`)「かといって母者を止めるなんて……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)ガミガミガミガミ
(´<_` ;)「無理だよなぁ……」
<_;プー゚)フ「俺らはいいけどドクオとお前らは下手したら連れて行かれちまうぞ……」
_
(;゚∀゚)「天狗のとこにお世話になってたやつが閻魔省にいるなんて、上が放っておくわけがないしな……」
( ;´_ゝ`)「えぇ……兄者スーパーピンチなんですけど」
(´<_` ;)「母者に見つかった以上ここから逃げるわけにもいかないしな……勝手に移動したら更に怒られるし……」
<_;プー゚)フ「うーむ」
「モナモナ、心配には及ばないモナよ」
_
(;゚∀゚)「……その声は」
599
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:37:36 ID:YxSstSXk0
( ´∀`)「探知部に退魔局、彼らは今頃お酒飲んでフラフラしてるモナよ。一応ハインちゃんにもモララー君にも釘さしといたから、大丈夫モナ」
<_;プー゚)フ「所長!なんでここに!」
( ´∀`)「何でって……ちょっと用があって」
_
(;゚∀゚)「用?」
( ´∀`)「そうそう……おーい!!母者さん!!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ガミガm……おや、モナーじゃないか。あんた、ドクオにあたしが今日来るって伝えてなかっただろう。伝言頼んどいたのに!」
( ´∀`)「いやぁ色々あって連絡できなかったモナよ。そのお詫びにはい、これ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「まんじゅう一箱たぁしけてるねぇ……まぁドクオには結果会えたからいいものの」
(ヾA`)「え?俺に会いに来てたんですか?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そうそう。はいこれ」ポイ
(ヾA`)「これは……」キャッチ
600
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:38:27 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんたがウチに忘れてった充電器とパンツだよ。この前タンス整理してたらひょいっと出てきて」
(ヾA`)「えぇ〜……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「捨てようと思ったどそれはちょっとあんまりだし、かといって、とっておくのもなんだか渡すの忘れそうで歯がゆいし、で届けに来たんだよ」
(ヾA`)「あー、どうもすいません……」
_
(;゚∀゚)「パンツと充電器を届けるためだけに……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「じゃ、用も済んだことだしあたしは帰るよ。このバカ息子共と一緒にね」
( ゜_ゝ゜)「へ、へへぇええええっ!!!!」
(゜<_゜ )「帰るます!!帰るます!!!帰るでます!!!」
(ヾA`)「なんかすいませんね……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「いや気にしなくてもいいよ。ほかにも用事はあったし、これはついでだ」
( ´∀`)「……」
601
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:39:18 ID:YxSstSXk0
(ヾA`)「用事?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「……近頃、やたらハイペースだと思わないかい?」
( ´∀`)「『そっち』の存在の出現、モナね?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そう。あたしたち天狗も、あまり新参者にはしゃがれたっていい気持ちはしないからね」
(ヾA`)「まさか、実力行使で根こそぎ殲滅、ってわけでもないでしょう?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「当たり前だよ。取りあえずは各地の天狗を集めて集会だ。これからどうしていくのか、をね」
( ´∀`)「で、結果はどうだったモナ?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「出席率自体あまり良くなかったよ。自分のシマは自分らでやるから口出しするな、なんて強情ジジイどもは多いからね」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ただ集会内では、しばらく様子見、って声が多かったからそれに従うことにしたよ。事が小さいうちはあんたら人間でもなんとかできるからね」
(ヾA`)「俺たちゃ雑用ですか……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「別にあたし等のために働けっつってるんじゃないんだよ。むしろその逆さ」
(ヾA`)「逆……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「事が大きくなれば、あんたらじゃ手に負えなくなる。あたしらも干渉せざるを得ない。だからお互い」
( ´∀`)「邪魔だけはしないように、ってことモナね?」
602
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:40:18 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ふん。察しが良くて助かるよ。ただ、協力するってワケじゃあないからね。あくまで目的が一緒、それだけだ。こっちに不利益なことが出るようだったら……」
(;ヾA`)「……だったら?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「遠慮なくぶっ潰すよ」
_
(;゚∀゚)<_;プー゚)フ ゴクリ……
@@@
@#_、_@
( ノ`)「……まぁというわけで今日はもう帰るよ。ほら!!!あんたたちとっとと飛ぶ!!!!」バサバサッ
( ゜_ゝ゜)「ひゃい!!!!御意!!!!」バサッ
(゜<_゜ )「仰せのまにまにままに!!!!!」バサッ
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あー、それとドクオ!!!!」
(;ヾA`)「なんですかー!?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「人間の女の子がダメだからって妖怪やら何やらに手当たり次第アタックなんてことはするんじゃないよ!!!みっともない!!!」
(;ヾA`)「しませんよ!!!!!!」
(´<_` )「あれはモテないからって二次元の天狗にはまっちまった俺達へのあてつけなのかなぁ……兄者よ……」
( ´_ゝ`)「母者、パソコンの中の女の子たちのこと『妖怪:巨大眼』って呼んでたしなぁ……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あと食事はしっかり栄養のバランスを考える!!野菜ジュースで済まさない!!!!」
(;ヾA`)「大丈夫ですって!!!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「身体壊すんじゃないよ!!!じゃ、行くよあんたたち!!!」ギュオッ!!
( ;´_ゝ`)「は、ひょえい!!!!」ビュン!!
(´<_`; )「は、ひ、ふぁい!!!!」ビュン!!
603
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:41:10 ID:YxSstSXk0
( ´∀`)「行ったモナね」
<_;プー゚)フ「っふー……」
_
(;゚∀-)「はぁ……生きた心地がしなかった……」
(;ヾA`)「まぁ初見はビビるよな……」
<_;プー゚)フ「いやお前にもビックリだよ!何で天狗のところに!」
( ´∀`)「それは僕が行くように言ったからモナ」
_
(;゚∀゚)「所長が!?」
( ´∀`)「まぁその話は置いといて……君らはまだすべきことがあるはずモナよ」
(ヾA`)「……あ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
604
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:41:51 ID:YxSstSXk0
( ^ω^)「はっ!!」パチ
('A`)「お、目が覚めたか」
( ^ω^)「ここは……」
('A`)「俺の借りてたホテルだよ」
( ^ω^)「あ……ほんとだ生臭い……」
('A`)「まぁ無事でよか」
( ;^ω^)「ま、待ってくれお!!もう一回起きるところからやり直させてくれお!!」
('A`)「え?いや、なん」
( -ω-)スゥ…
('A`)「勝手に始めやがった」
( ^ω^)パチ
( ^ω^)「知らない天井だ……」
('A`)
( ^ω^)
('A`)「気は済んだか」
( ^ω^)「はい」
605
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:42:33 ID:YxSstSXk0
('A`)「そんなことする元気がありゃあ大丈夫みたいだな」
( ^ω^)「そっちこそ、こんなとこにいるってことは作戦は成功したんだおね?」
('A`)「あぁ。奴ら、俺らに捕まる前に、どっかであの資料燃やしちまったらしい」
( ^ω^)「えぇ……じゃあ僕らは骨折り損ってことかお……」
('A`)「ま、終わりよければ、だ」
( ;^ω^)「いや僕得体のしれない何かにやられてたんだけど……」
('A`)「あぁ。あいつらが帰ってたの見届けた後、所長に促されてお前のポイントに行ってみてビックリしたよ。お前が白目向いて倒れてんだもん。あとサバはもう炭になってた」
( ^ω^)「サバもったいなっ」
('A`)「おまえがやられたのは多分母者……あー、天狗のボスみたいなもんだ。お前が探知のときに出す『波』を怪しんだんだろうな」
( ^ω^)「とんでもない反応のデカさだったお……それに、僕の最大探知範囲の外から一瞬で僕のとこまで来てたお。どんだけ速いんだお……」
('A`)「母者さんはちょっと規格外だからな……サバもきかないよ。敵に回ったらやばい。まじでやばい」
( ^ω^)「ん……?てことは現時点では敵対してるわけじゃないのかお?」
('A`)「あぁ。様子見だとさ。とりあえず邪魔だけはしてくれるな、だとよ」
( ^ω^)「ううむ……あ、そうだ。他のみんなはどうしたのかお?」
('A`)「ん?あぁもうみんな帰ったよ。ギコはちょっと大変だったけど……」
( ^ω^)「大変って?」
606
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:43:15 ID:YxSstSXk0
===========================================
('A`)『おーいギコ、もう終わったぞ』
(,,゚Д゚)『お、やっと来ましたか。結構時間かかりましたね』
('A`)『あぁ……説教が長引いたからな……』
(,,゚Д゚)『?なぜ遠い目を……』
('A`)『何にせよもう大丈夫だ。帰っていいぞ』
(,,゚Д゚)『ふー、やっとですね……長い一日だった……』
('A`)『ん?そういやなんでギコは今日この街に来てたんだっけ?』
(,,゚Д゚)『そりゃぁ代理出席をたのまれ……て……』
トゥルルルルルルル
(,,゚Д゚)『……』
('A`)『……』
(,,゚Д゚)『……はい、もしもし』ピッ
『おい……俺は夕方までには会場に着くようにって言ったよな……?』
(,,゚Д゚)『……うん……ごめん……うん……うん……ほんと……うん……ごめん……』
('A`)(Sorry)
===========================================
607
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:44:54 ID:YxSstSXk0
('A`)「てな具合だな」
( ^ω^)「ひでぇ」
('A`)「まぁ埋め合わせはしてやる予定だから……」
( ^ω^)「まぁ僕も同罪みたいなもんだし、今度会ったらご飯でもおごってやらなきゃいかんおね」
('A`)「ん、そうだな」
( ^ω^)「じゃ、僕たちも帰るお……ってあれ?」
('A`)「どうした?」
( ^ω^)「僕の肩のトゲトゲその他衣装は?」
('A`)「あぁ、あれならジョルジュがお前をここまで運ぶとき邪魔だからってどっかに捨ててたぞ」
( ^ω^)「おい」
('A`)「まぁこれを機にお前も少しは目立たない、ってことの大切さを認識するんだな……そのモヒカン革ジャンだけでも十分目立つけど……」
( ^ω^)「おい……俺は現代覇者なんだぜ……?社会に馴染むことなんかこれっぽっちも望んじゃないのさ……」
('A`)「ぶっちゃけこの時間に駅の周りであんな恰好してると怖いあんちゃんたちに絡まれるぞ」
( ^ω^)「このままでいいです」
('A`)「自分を捨てるのにためらいなかったな……」
608
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:45:46 ID:YxSstSXk0
( ^ω^)「ん?そういえばドクオは車で来たのかお?」
('A`)「あぁ、そうだな。お前は?」
( ^ω^)「電車だお」
(;'A`)「うーん……今の格好でも駅に行くのはちょっとなぁ……八時まわってるけど人はまだまだ多いし」
( ;^ω^)「朝はちゃんと人が少ない時間帯狙ってきたんだけど……こんな長引くとは思ってなかったから帰りはあんまり考えてなかったお……」
('A`)「じゃあ俺が乗っけてってやるよ。おまえの家うちの近所なんだろ?」
( ^ω^)「お、いいのかお?」
('A`)「近くってことはどうせ大した距離じゃないしな。向こうに着くころには交通量も少なくなってるだろうしそんなに負担にはならないよ」
( ^ω^)「恩に切るお。今度何か御馳走するお」
('A`)「じゃ、もう行くか」
( ^ω^)「お」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
609
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:46:35 ID:YxSstSXk0
('A`)「そろそろ着くかな」
( ^ω^)「おっ、この道まっすぐだお」
('A`)「あー、そうだ。途中晩ごはん買っていきたいんだけどいいか?」
( ^ω^)「かまわないお」
('A`)「じゃあまっすぐ行って……」
( ^ω^)「おっ」
('A`)「左折して」
( ^ω^)「おっ」
('A`)「次の信号を右に行って」
( ^ω^)「おっ」
('A`)「よし、着いた」
( ^ω^)「……お?」
('A`)「ん?」
610
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:47:17 ID:YxSstSXk0
( ^ω^)「僕、うちの住所教えたっけかお……?」
('A`)「は……?だってここ……」
。。。。。。。。
│内藤弁当│
゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜
( ^ω^)「ここ……僕の家だお……」
('A`)「内藤弁当……内藤雷蔵……あぁ……」
( ^ω^)「僕もちょいちょい手伝ってるんだけど……今までドクオは見たことなかったおね」
('A`)「まぁ俺は夜にはあんまり来ないしな……ん?」
('A`)(そういやキュートはここで弁当買ってたんだよな?)
( ^ω^)「どうかしたかお?」
('A`)「あぁいや、ここに『そっち』の奴らが買いに来ることはなかったのか?」
( ^ω^)「んー、記憶にないお。僕が手伝うのは探知部の仕事が終わった五時以降だし……」
('A`)(つまりその時間に探知はできないてことか……それで五時以降に弁当買ってたキュートには気付かなかったのか)
( ^ω^)「ま、とにかく今日のところは僕のおごりだお。好きな弁当持ってくといいお」
('A`)「おお、まじか!じゃあ……」
――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
611
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:48:11 ID:YxSstSXk0
('A`)(……一応三人分貰ってきたけど、あいつらどうせ晩御飯食べ終わってるだろうし、明日の朝にでも食べるか……)カツカツ
(;-A-)(しかし本当に予想外に時間食っちゃったな……もうすぐ11時だぞ……夕方にはこっち着く予定だったのに……)カツカツ
('A`)(あいつらは……まぁちょっと多めにお金おいといたし大丈夫だろ。あーでも一応遅れるって連絡しといたほうがよかったか)カチャ
('A`)「ただいまー」ギィ
(´゜ω゜`)「どくおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」ダダダダダダダダ
o川;゚Д゚)o「どっくうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううん!!!!」ダダダダダダダダ
(;゜A゜)「ぎ……ぎゃぁあ!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「何か……何か食べるものを……」ズリ…ズリ…
o川;゚Д゚)o「食べ物……食べ物ぉ……」ズリ…
(;'A`)「べ、弁当ならあるぞ」ガサッ
(´゜ω゜`)「ギャオヲォァア!!!!キシェァアアアアアアア!!!!!」バッ
o川;゚Д゚)o「キェエエエエエエエエエエ!!!!!!」バッ
(;'A`)「俺の分の弁当まで……あぁ……もういいや……」
バクバクモシャモシャモシャバクバク
―――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
612
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:48:59 ID:YxSstSXk0
(;'A`)「で、何であんなことになってたんだ?金は渡しといただろ」
(´・ω・`)「そ、それは……のっぴきならない事情が……もうホントのっぴきならなくて……のっぴきならない中ののっぴきならないで……」
o川*゚ー゚)o「えっとねー、確かどっくんの電話の後すぐに宅急便が来たと思ったら」
(´・ω・`)「おいやめろ」
o川*゚ー゚)o「『ダイビキ』っていう妖怪だったんだって!!ショボンが言ってた!!でね、一万円持ってかれちゃったの」
(´・ω・`)「おいおい盛るなよ正確には9840円だろ」
('A`)「おい」
(´・ω・`)「はい」
('A`)
(´・ω・`)「はい」
――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………………
613
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:51:12 ID:YxSstSXk0
妖怪ダイビキ!!!!!!しかし奴は!!!!!四天王最弱に過ぎない!!!!!!!!
上に構えるのは!!!!!妖怪コウザヒキオトシ!!!!お化けクレカ!!!!!そして都市伝説リボバライ!!!!!!!!!!
天狗と家計!!!!!!!両方の問題を!!!!!守るのだドクオ!!!!!!そう!!!!!!!君が!!!!!!!!!!!
次回は近いうちに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今回の半分以下の長さの!!!!!!予定!!!!!!です!!!!!!!!!!!!!!!
614
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:58:34 ID:y.Z8ce1gO
面白かった!乙乙
615
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 16:00:07 ID:wyqVzIcs0
乙!!!!!です!!!!!!!
616
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 16:06:19 ID:JDxlZWe.0
乙です!!!!!!
617
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 17:46:18 ID:AugXBkSU0
待ってる!!!!!
618
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 20:08:32 ID:7MUo2fsI0
今回も面白かった!!!!!
乙!!!!!
619
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 23:13:46 ID:jMwFbDZIO
乙!!!!!疑ってごめんね!!!!!!!
620
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 23:34:11 ID:oyDu7Jrw0
乙だ!!!!!!!!!!!!!!
621
:
名も無きAAのようです
:2013/08/26(月) 04:19:33 ID:bKaQ6lEk0
乙!!!!
622
:
名も無きAAのようです
:2013/08/26(月) 04:25:00 ID:G05xJlL60
妖怪ダイビキww
623
:
名も無きAAのようです
:2013/08/26(月) 21:42:04 ID:YWvQDc3o0
他にもレンタイホショウとか…
624
:
名も無きAAのようです
:2013/08/28(水) 16:14:29 ID:c.RD2yKc0
やっぱり最高に面白い
ストーリーもだけど、物語がまだ進んでない段階でこんなに面白いのは魅力あるキャラを書いてるからだよなー
とにかくおつおつ
次も期待
625
:
名も無きAAのようです
:2013/08/30(金) 01:27:19 ID:neUDnsws0
母者みたいなジョーカーキャラ好き
626
:
名も無きAAのようです
:2013/08/31(土) 00:11:06 ID:QGUK15KY0
ミセリは合格するのかな
627
:
名も無きAAのようです
:2013/08/31(土) 00:44:13 ID:TSx/KVSI0
もうショボンどうしようもねえな
628
:
名も無きAAのようです
:2013/09/01(日) 23:14:35 ID:1rcNtf8I0
>>626
キュートじゃね?
629
:
名も無きAAのようです
:2013/09/11(水) 22:35:32 ID:0a.vcEMw0
|д゚)チラッ
630
:
名も無きAAのようです
:2013/09/15(日) 08:20:48 ID:B6rMJXKU0
>>626
どうせバカのイメージが先行したんだろw
631
:
名も無きAAのようです
:2013/10/05(土) 00:21:55 ID:E5mLvlkU0
まだかなー
632
:
名も無きAAのようです
:2013/11/02(土) 00:44:20 ID:uIldTHPM0
期待
633
:
名も無きAAのようです
:2013/11/30(土) 00:56:17 ID:ibqn1gJI0
2ヶ月経っちゃったか・・・
面白いんだけどな・・・
それでも期待
634
:
名も無きAAのようです
:2013/12/31(火) 21:57:52 ID:T5MxHnusO
年内には来なかったか……
635
:
名も無きAAのようです
:2014/01/31(金) 21:17:40 ID:bPv7JOds0
もう今年も1ヶ月たったよ
636
:
名も無きAAのようです
:2014/02/21(金) 23:26:09 ID:qeoCMzjU0
帰ってこいよー!
637
:
名も無きAAのようです
:2014/02/22(土) 05:29:41 ID:KZ6Fw3mMO
待ってるよ
638
:
名も無きAAのようです
:2014/04/18(金) 10:44:07 ID:7L5Mrh0Q0
待ってるよ
639
:
名も無きAAのようです
:2014/04/18(金) 20:44:06 ID:WG7XgJI.0
俺も待ってるよ
640
:
名も無きAAのようです
:2014/05/16(金) 00:26:16 ID:83wL7B8Q0
お、俺だって待ってるんだからな!
んー、なんかマタンキかモララーってイメージのセリフ
641
:
名も無きAAのようです
:2014/10/07(火) 06:10:19 ID:lINYNBSk0
まってます
642
:
名も無きAAのようです
:2014/10/07(火) 09:15:59 ID:C6hr5kb.0
久しぶりに読み返したけどやっぱ面白かった
続き待ってるよ
643
:
名も無きAAのようです
:2014/10/08(水) 01:36:56 ID:YlYtl0oQ0
面白かった
次が楽しみだな
644
:
名も無きAAのようです
:2014/10/08(水) 10:06:12 ID:yOGgeT6g0
読んでビックリ最後からすでに一年
好きなのになー
645
:
名も無きAAのようです
:2014/10/08(水) 23:12:31 ID:r2zBVOZU0
えっもう一年!?
戻ってきてほしいなあ
646
:
名も無きAAのようです
:2015/02/11(水) 21:52:01 ID:eTH8GQGo0
期待のあげ
647
:
名も無きAAのようです
:2015/02/12(木) 14:42:38 ID:t7rEr0Es0
読み直してきた
戻ってきてほしいな
四天王にやられたのかな
648
:
名も無きAAのようです
:2015/03/01(日) 22:22:33 ID:VhD1WEek0
テンポよくて読みやすいし面白い!
期待して待ってる!
649
:
名も無きAAのようです
:2015/03/02(月) 06:50:15 ID:N1bMRVoA0
再開したかと思ったじゃねーかよ
無駄上げすんな
650
:
名も無きAAのようです
:2015/03/08(日) 11:20:45 ID:ScBwJ7pc0
お待たせしててほんとすいません…
やっと気持ちに余裕が出来たので、本日8時頃から投下したいと思います。
お待ちくださった皆様、放置して本当にごめんなさい!
651
:
名も無きAAのようです
:2015/03/08(日) 12:32:17 ID:9d42GF9kO
ヒャッハー! 投下だァー!
652
:
名も無きAAのようです
:2015/03/08(日) 12:41:04 ID:77mvVozg0
待ってたぞー!!!
653
:
名も無きAAのようです
:2015/03/08(日) 18:40:56 ID:dlUcTeP60
やったぜ!
酒だぁ!酒持って来い!!
654
:
名も無きAAのようです
:2015/03/08(日) 21:09:48 ID:dlUcTeP60
(´・ω・`)
655
:
名も無きAAのようです
:2015/03/08(日) 21:41:01 ID:BiIieoH20
ちょっと遅刻してるだけさ、HAHAHA
656
:
名も無きAAのようです
:2015/03/23(月) 00:00:43 ID:72JlpGw60
なぁにこのくらい誤差でしか無いまだ慌てる時間じゃない
657
:
名も無きAAのようです
:2015/05/24(日) 10:07:42 ID:yHd/1/960
わたしまーつーわ
658
:
名も無きAAのようです
:2015/08/30(日) 22:48:10 ID:nc870Kr.0
そろそろ8時かな?
659
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:02:30 ID:ucPh22mc0
おまけ!!!!
(*´・ω・`)「んぁあああ美味い…美味い…」モグモグ
o川*゚〜゚)o「いい感じの味付けじゃ…弁当特有の…少し濃い目なのが…空のお腹にズドンと響く……!!」
('A`)「マジでショボンはマジでお前いい加減にしろよ」
(´・ω・`)「いやまぁこうして美味しいお弁当が食べられるんだからセーフだよセーフ」
('A`)「アウトだよ」
(´・ω・`)「空腹は最高のスパイスって言うじゃない?僕はそのための演出をしただけさ……」
('A`)「お前の部屋のLANコンセントアロンアルファで埋めるぞ」
(´・ω・`)「すいませんでしたもう二度としません二度とですこの言葉は絶対です誓います」
660
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:03:49 ID:ucPh22mc0
('A`)「ほんといい加減にしろよもう……もうさぁ……」
o川*゚ー゚)o「うーん!やっぱり内藤弁当は美味しいね!」
('A`)「あー、そういやキュートは前から内藤弁当でよく買ってたのか」
o川*゚ー゚)o「そうそう!私がよく行く時間帯は太った男の人がニヤニヤしながらいつもレジ打ってたなぁ」
('A`)(( ^ω^)だ……)
o川*゚ー゚)o「どっくんもよく行ってたの?」
('A`)「ん?あぁ、あそこ昼時はいっつも店主のおじさんがレジやってるから女の人と顔合わせないで済むしよく使うよ」
o川*゚ー゚)o「動機が大概アレだね……」
('A`)「大概アレとか言われると……へこむから……やめて……」
('A`)「言葉のチョイス……」
661
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:05:06 ID:ucPh22mc0
o川*゚ー゚)o「ん?でもいつもは大概アレな動機で内藤弁当に行くのに今日は何でこんな夜中に行ったの?」
('A`)「いや、知り合いがさ、おごってくれるって言うから……」
('A`)「あとね、大概アレとか言うのはね、ちょっとよくないんじゃないかなぁって」
('A`)「よくないよほんとそういうの」
o川*゚ー゚)o「へぇ〜!太っ腹な同僚さんなんだね!!」
('A`)(……一応あいつが閻魔省職員ってのは黙っといた方がいいかな……)
('A`)(こいつが試験に落ちたらただの一都市伝説としての職を持たせるわけだし、変に情報与えるわけにもいかないか……)
o川*゚ー゚)o「そっか…考えてみればどっくんは大概アレな動機のせいで普段行く店も限られるのか……」
('A`)「だからさぁ……ね……あのね……」
662
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:06:02 ID:ucPh22mc0
(´・ω・`)「そうそう。ドクオはほんとアレだからアレ過ぎてもう日常生活もろくに送れないんだよなぁ〜ははは」
('A`)「糞便乗ショボ眉お前ほんとふざけんなよぶっとばすぞ」
(´・ω・`)「お?アレなドクオが怒ってる〜こわい〜アレレレレアレ〜」
(´>ω<`)キャッ
o川*゚ー゚)o「ショボン気持ち悪っ」
(´>ω<`)
(´・ω・`)「えっいやちょっ……ちょっと待って待って」
(´・ω・`)「いつものキュートならそこ乗ってくるとこでしょちょっと」
o川*゚ー゚)o「いや、なんかそういう気分じゃないんで……」
663
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:06:44 ID:ucPh22mc0
(´・ω・`)「こいつ……普段あれだけ調子のってるくせに……ん?」
(´・ω・`)「そういえばドクオは?」
o川*゚ー゚)o「え…ショボンがキャッって言った辺りでアロンアルファ持ってショボンの部屋に向かってたけど……」
(´・ω・`)「おいおい」
(´・ω・`)
o川*゚ー゚)o
(´・ω・`)
(´・ω・`)「おいおい」
――――――――――――――――――――――――…………………………………
664
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:08:13 ID:ucPh22mc0
以上です!!!お久しぶりです!!!!!逃亡!!!しないよ!!!!!!
ほんと時間空け過ぎて!!!すいません!!!!!!
次の!!!話も!!!!今月中には絶対投下します!!!!
短い話ですけど!!!よろしくお願いします!!!
重ね重ね!!!長い間放置してすいません!!!!!!!
久しぶり過ぎて!!!話を忘れてる方もたくさんいると思うので!!!!!
読み返したりしていただくと!!!嬉しいです!!!!グラッド!!!!
初めて読む人も!!!!いてくれたら嬉しいです!!!グラッド!!!!!
というわけで!!!!これからもよろしくお願いします!!!!!!!!
アディオス!!!!!
665
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:59:12 ID:411wF3NY0
待ってた。でもまだ待ってる。頑張ってください♪
666
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 06:27:30 ID:m/xU/7EE0
おう待ってぞ
667
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 10:31:47 ID:iYYOHk7A0
おっ8時になったかおつ
668
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 10:31:52 ID:4.e0QjNY0
やったぜ!!!!!!
669
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 12:39:29 ID:WvXEaDLAO
マジかよ!!!!!!
670
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 14:33:19 ID:uoixmjxc0
本当に本当に嬉しい
待ってるぞ
671
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 19:19:40 ID:rGJ2143k0
http://ssks.jp/url/?id=348
672
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 20:31:27 ID:mJZ2EKms0
おかえり!!!!!!!!
673
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 20:36:55 ID:YZ/lsgRM0
20:00かおかえり!!!!
674
:
名も無きAAのようです
:2016/01/19(火) 19:58:37 ID:XICIxI86O
おかえり!!おかえり!!!
嬉しすぎて1から読み返してきたよ!復習はバッチリだよ!さあ来い!
675
:
名も無きAAのようです
:2016/01/19(火) 21:15:58 ID:6O2MPTCk0
釣りかと思ったのにまじか!!!!!!!!!!
676
:
名も無きAAのようです
:2016/01/19(火) 22:43:01 ID:AiukpJdE0
待ってた!!
677
:
名も無きAAのようです
:2016/01/19(火) 23:16:40 ID:n7cHl19Y0
http://ssks.jp/url/?id=348
678
:
名も無きAAのようです
:2016/01/20(水) 02:32:18 ID:tH8XZZU60
まじかよ!マッハで読み直してくる!乙乙!
679
:
名も無きAAのようです
:2016/01/20(水) 10:47:54 ID:YwWROy1w0
まーた無駄上げしてるやついるかと思ったら帰ってきただと!?
680
:
名も無きAAのようです
:2016/01/20(水) 16:39:29 ID:vsjVHMCE0
おかえり!!!
読み返してきたわ
681
:
名も無きAAのようです
:2016/01/31(日) 08:05:54 ID:F/8/jUfg0
今気づいた
乙乙
682
:
名も無きAAのようです
:2016/01/31(日) 14:24:36 ID:B3tiLes60
今日来るんだな待ってるぜ
683
:
名も無きAAのようです
:2016/01/31(日) 19:57:48 ID:Uyjk3WRg0
こういう街と妖怪モノ好きだわー
684
:
名も無きAAのようです
:2016/02/01(月) 01:31:56 ID:wsVLtMlQ0
すいません!!どうしても時間が取れませんでした!!
ただもう書きあがってるので!!あとは投下するだけです!!!!
ただ今週は月!!火!!が!忙しいので!!!
来るとしたら水!!木!!金のいずれかに!!!
ただ!!!まとまった時間が取れないかもしれないので!!
昼と夜で2回に分けて!!投下すると思います!!!!!!
延期延期で申し訳ない!!!!
685
:
名も無きAAのようです
:2016/02/01(月) 01:44:36 ID:IBTJBS/s0
がんば
作者の!の数だけアフリカの子供たちが救われるらしい
686
:
名も無きAAのようです
:2016/02/01(月) 07:56:00 ID:Ccj3FvIE0
なぁに2年も待ったんだ一週間や一ヶ月程度余裕よ
687
:
名も無きAAのようです
:2016/02/01(月) 11:09:13 ID:gqNhkwgQ0
投下が楽しみだ
688
:
名も無きAAのようです
:2016/02/01(月) 12:19:17 ID:aiZu6p560
http://ssks.jp/url/?id=348
689
:
名も無きAAのようです
:2016/02/03(水) 19:11:10 ID:vOXEzl/E0
>>686
すげぇ皮肉www
690
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:36:37 ID:uSXkQ3eM0
就職案内所秘書官認定試験まで
残り12日!!!
o川*´Д`)o「ふあぁ……最近ろくに寝てないような気がするよ……」
(´・ω・`)「一日8時間は寝てるくせにどの口が……」
('A`)「で、ちゃんと進んでるのか?」
o川*´Д`)o「ご覧のとおり朝食中にもやっとかないと消化しきれないよ……」
('A`)「いやいやずっとテレビしか見てねーじゃねーか」
o川*゚ー゚)o「さっきやったことを頭の中で反芻してるの!全くこれだからもてない男は……」
('A`)「もてないのは今関係ないだろ……やめろよ唐突に心をチョップしてくるの……」
691
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:37:19 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「まぁ実際結構厳しいペースなんだよね。このままじゃ」
o川;゚ー゚)o「えっ!?そうなの!!?」
(´・ω・`)「だって君しょっちゅう居眠りしてるし……」
o川;゚ー゚)o「せ、成長期!成長期だから!!!」
('A`)「そういや昨日も俺より早く寝てたよな……まだ10時頃だったのに」
o川*゚ー゚)o「睡眠不足は乙女のお肌に禁物なんだよ?これだからもてない男は……」
('A`)「やめろよ……それ言われたらもう何も言えなくなっちゃうじゃんかよ……」
('A`)「やめろよ……やめろよ……」
(´・ω・`)(めんどくせぇなぁこいつ)
692
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:38:06 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「うーむ、なんにせよキューちゃん大奮闘しなきゃならないってことだよね!!」
(´・ω・`)「そうそう。頼むよホント……僕の将来の自由時間かかってんだから……」
o川*゚ー゚)o「え?」
(;´^ω^`)「えっ!!?あっ!!いやぁ何でもない!!何でもない!!一切まったく何にもない!!!!!」
o川*゚ー゚)o「ふーん、まぁいいや。早く食べ終わっちゃおうっと」パクンチョ
('A`)「やめろよ……やめろよ……」
(;´・ω・`)(あっぶねー!!ドクオがうわごとモードで助かった!!!九死に一生をGETだ!!!!)
('A`)「やめろよ……やめろよ……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………………………………
693
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:39:21 ID:uSXkQ3eM0
死!!!!!!!!!!!!!!
誰しもが味わう平等な未来!!!!!公平!!!!!!人生の終着点!!!!!!!!!!!
しかし!!!!!!それは!時にあまりに耐えがたく!!!!!受け入れがたく!!!!!!!!理解しがたい!!!!!!!
怨念がおんねん!!!!そう!!!!それがまさしくそうなのだ!!!!!!
しかしそこは!!!生けるものにとってアンタッチャブルな領域!!!!!!!
想いを巡らせ!!!!!巡り巡らせ!!!!!!!されど届かず!!!!!!!!
恋!!!!!それはまさしく恋そのもの!!!!!!!!
だから何だというのか!!!!!何でもないのだ!!!!!!!!!!!!
('A`)お化け物の怪都市伝説向け就職案内所のようです
・第4話〜地縛霊〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
694
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:40:57 ID:uSXkQ3eM0
お昼時!!!!
o川*゚ー゚)o「ふぃ〜、一段落だよ」
(´・ω・`)「お疲れ。お昼にしようか」
o川*゚ー゚)o「ショボンはバイオやってたの?珍しいね」
(;´・ω・`)「ばっ…この僕がゲームなんぞに現を抜かすわけないだろ!!僕は天才マッドサイエンティストのフランケンシュタイン様だぞ!!ヒヒッ(裏声)!!!」
o川*゚ー゚)o「でもさっきからショボンの部屋からバェァイオヘァゼァードゥ…って聞こえてたよ」
(;´・ω・`)「う、うっげぇ〜!!ヘッドホンのプラグ抜けてたのかよ!!!!」
695
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:44:03 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「で、お昼ご飯どうする?どっくん帰り夕方になるらしいけど……」
(;´・ω・`)「ハッ!そうだ!」
(´・ω・`)「昼ごはんはカップ麺だよ。ちょっと高級なのとやっすいの、2つあるんだけど……そうだ!どっちがいいかキュートに選ばせてあげよう!!」
o川*゚ー゚)o「えっ、本当!?」
(´・ω・`)「うん。ただ……さっき僕がゲームしてたことをドクオに黙っててくれたら……ね」
o川*゚ー゚)o「わかった!!」
(´・ω・`)(ちょろいな……やはり僕の負担軽減にはもってこいの素材……なんとしても合格してもらわねば)
o川*゚ー゚)o「じゃあお湯沸してくるね!!」
(´・ω・`)「うん」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………
696
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:44:45 ID:uSXkQ3eM0
〜映画館〜
('A`)「おばちゃん、今やってるやつ、大人二枚ちょうだい」
リハ´∀`ノゝ「おや二枚とは珍しいね、彼女でもできたのかい?」
(;'A`)「ちゃっちゃちゃちゃちゃちゃっちゃちゃちゃちゃうわ!!コイツ!コイツのぶん!」
(,,゚Д゚)「あ、ども…」
リハ´∀`ノゝ「ど、どくおちゃんまさか…」
(;'A`)「いやいや違うから!!女に相手にされないから男に手を出したとかじゃないから!!こいつは…そう後輩!!後輩なんだな〜!コリャ!!」
697
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:48:33 ID:uSXkQ3eM0
リハ´∀`ノゝ「あら、そうなの?あたしはてっきり友達連れてきたのかと」
(;'A`)「んンンそうですよねぇええええ!!それが自然な発想!!!そりゃそうだ!!!つって!!!!!」
(,,゚Д゚)「俺が言うのもなんですけど、そんだけ必死な姿見せられるとかえって勘違いされちゃうと思うんですけど……」
(;'A`)「やめろや!!」
リハ´∀`ノゝ「ほほ、仲がよさそうで何よりだねぇ」
(;'A`)つ「えぇいもういくぞギコ!はいおばちゃん、これお代!」
リハ´∀`ノゝ「まいどありがとね」
――――――――――――――――――――――……………
698
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:50:27 ID:uSXkQ3eM0
<僕は君を愛していた…なのに!
<嘘つき!フレッドなんてもう知らない!
('A`)「……悪いな急に呼び出して」
(,,゚Д゚)「人目につかないところで話したい事があるとは聞きましたけど…何で映画館?」
('A`)「ま、見ての通りだ」
(,,゚Д゚)「あー…俺たち以外客いないですね……」
('A`)「週末なんかはちょいちょい入るらしいけどな。平日はこんな感じで閑古鳥が鳴いてるよ」
699
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:51:24 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「でも別にここじゃなくても人通りの少ないとこならどこでもよかったんじゃないんですか?」
(;'A`)「いやいや、自分で言うのもアレだけど、警察官であるお前が怪しい人物と人通りの少ない場所でコソコソ話してるところが見つかったらまずいだろ」
(,,゚Д゚)「の割にはけっこう俺ら外で話してません?あと喫茶店とかでもちょいちょい」
('A`)「いやぁ、今回は内容がトップシークレッツだからちょっとな」
(,,゚Д゚)「えぇ……めんどくさ……」
(;'A`)「いいじゃん仕事抜け出してくつろげるんだから!」
(,,゚Д゚)「横の人がドクオさんじゃなけりゃ文句ないんですけどね……」
700
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:52:37 ID:uSXkQ3eM0
(;'A`)「ちょっとぉギコ君辛辣〜!ひどいよぉ!前はもっと優しかったのにどうしちゃったのぉ〜!!」
(,,゚Д゚)「凧」
('A`)
(,,゚Д゚)「墜落」
('A`)「ごめん」
<一生君だけを見ていたいんだ…
(,,゚Д゚)「しかし何で一昔前の恋愛映画なんか……」
('A`)「個人経営だからなここ。平日は客入らないし、このスクリーンはおばちゃんが趣味で映画選んでんだよ。思い出の映画だったり趣味全開だったり」
701
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:54:14 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「おばちゃん…さっきの人とは知り合いなんですか?てか女性なのに大丈夫なんですか?」
(,,゚Д゚)「あ……もしかして『そっち』の方ですか?」
('A`)「いや普通のおばちゃんだよ。まぁそれなりに顔合わせてるし俺も慣れたんだろうな。時間つぶしたいときなんかよく来てたんだよ」
(,,゚Д゚)「確かにここ雰囲気いいですもんね……懐かしいにおいがするというか…好きだなぁこういうの」
('A`)「でも近々閉めちゃうらしいんだよなぁ」
(,,゚Д゚)「えっそりゃ何でまた」
('A`)「おばちゃんが腰悪くしてるらしくてな。窓口のとこで一日中座りっぱなしだし」
(,,゚Д゚)「手伝ってくれる人……家族とかはいないんですかね」
('A`)「娘がいるんだけど今は結婚して別の町で暮らしてるって。で、旦那さんはだいぶ前に亡くなったらしい」
(,,゚Д゚)「あーそりゃまた」
('A`)「まぁここも半分道楽で続けてるようなもんだって言ってたからなしょうがないよ」
702
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:55:44 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「はぁ……なんか残念ですね」
('A`)「ま、よくある話だろ……さて、世間話はこれくらいにして本題に移ろうか」
(,,゚Д゚)「お、やっとですか」
('A`)「ん、この前の天狗に関する報告書なんだがな。お前にも色々口裏合わせたりして欲しいこととかあってな」
(,,゚Д゚)「凧」
('A`)「ごめん」
('A`)「えっと、まずは時系列を追って……」
(,,゚Д゚)「凧」
('A`)「ごめん」
703
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:57:21 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「とりあえず俺が天狗と接触したのはこの公園で」
(,,゚Д゚)「凧」
('A`)「ごめん」
('A`)「で、このときは内藤が一緒にいたんだけど」
(,,゚Д゚)「凧」
('A`)「ごめん」
<愛してるよジーナ……
<フレッド……
(,,゚Д゚)「凧」
('A`)「ごめん」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
704
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:58:42 ID:uSXkQ3eM0
〜事務所〜
o川*゚ー゚)o「ふいぃ、一段落一段落……」
( ∵)ゴエェ
「オラ!!いけ!!オラ!!」カチャカチャ
o川*゚ー゚)o(隣の部屋から声が聞こえる……ってことはショボンずっとゲームしてるなぁ……)
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「それにしても静かだなぁこの辺。他に聞こえる音といえば時計の音と変なうめき声だけ……」
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「ん?うめき声……?」
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「なんじゃこりゃぁ……」
705
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:00:34 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「オラッ!!当たれや!!オラッ!!いいぞ!!いいスコア出てる!!よしよしよし!!」カチャカチャ
<しょぼ〜ん!!
(´・ω・`)「ん?隣の部屋…キュートか?悪いが今それどころじゃ…」カチャカチャ
o川;゚ー゚)o「ショボンってば!!!」ガチャンコ
(´゜ω゜`)「ゥワァオ!!!」ビクッ
o川;゚ー゚)o「ねぇねぇねぇちょっときて!!!」
(´・ω・`)「あ」
_____________
/|:: ┌──────┐ ::|
/. |:: | | ::|
|.... |:: | YOU DEAD| ::| <デロ-ン
|.... |:: | | ::|
|.... |:: └──────┘ ::|
\_| ┌────┐ .|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
706
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:01:21 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「んんんんん!?!???」
(´・ω・`)「いやいやいやいや」
(´・ω・`)「えええええええええええええええええええええええええええええええ」
o川;゚ー゚)o「ねぇねぇ大変だよ!ショボン!!」
(´゜ω゜`)「あぁぁああぁ!!?!じゃかましいんじゃ小娘コラてめぇ毎度毎度邪魔しやがってどついたろかワレ!!オォン!!?」
o川;゚ー゚)o「そんなことよりはやくきて!!」
( ´ °ω°`)「『そ ん な こ と』!!?!?!」
( ´ °ω°`)「いいか??えぇ!?!?ゲームってのは一瞬一瞬の魂の輝きを繋ぐ作業であって!?!?それを!?!?てめぇは!!!?!」
o川;゚ー゚)o「幽霊!!幽霊が出たの!!!」
707
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:03:23 ID:uSXkQ3eM0
( ´ °ω°`)「俺の『魂』がよ…鳴りやまねェんだよ…ってん?幽霊??」
o川;゚ー゚)o「そうそう、なんかゴエェって!!」
(´・ω・`)「ゴエェ、幽霊……あぁ、あいつか……」
o川;゚ー゚)o「ショボン知ってるの!?」
(´・ω・`)「ん、まぁね……でも一応見てみようかな。そっちの部屋だっけ」
o川*゚ー゚)o「ウス!!」
708
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:04:07 ID:MzuNNbuU0
http://urx.red/rNMm
709
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:04:28 ID:uSXkQ3eM0
( ∵)ゴエェ
(´・ω・`)「あーやっぱりこいつか」
o川*゚ー゚)o「お知り合いだったんだね!!」
(´・ω・`)「お知り合いって程では……顔を合わせた程度の関係で……」
o川*゚ー゚)o「この幽霊、結構ここに来るの?」
(´・ω・`)「こいつは地縛霊みたいなもんだからなぁ、『来る』ってよりは『居る』、って感じだね」
o川*゚ー゚)o「なんと!!地 縛 霊 !!」
o川*>▽<)oタハーッ
(´・ω・`)(うっぜぇ…)
710
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:05:09 ID:uSXkQ3eM0
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「地縛霊ってことはさ、ここで死んだとかそういうやつなの?」
(´・ω・`)「まぁそうなるのかな」
o川*゚ー゚)o「だったらここで起きた殺人事件とか事故とか調べたらこの…人…?の身元が分かったりするんじゃないの?」
(´・ω・`)「いやまぁ無理でしょ」
o川*゚ー゚)o「えー!何で!」
(´・ω・`)「ここ、所謂いわくつき物件ってやつでさ。ウチの敷地含めてここの周辺で死んだ人が多すぎて特定のしようがないんだよ」
o川*゚ー゚)o「いやいやいやいや……え……何ここそんなにヤバい場所だったの……え……」
711
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:05:51 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「なんでも遡ること室町時代、ここ一帯の地主の気が触れて、農民を自分の家に集めて火を放ち百数十人を焼き殺したことがあるらしくて」
o川*゚ー゚)o「うえぇ……この近くにそんな場所が」
(´・ω・`)「ここ」
o川*゚ー゚)o「?」
(´・ω・`)「この建物が建ってる土地な、その跡地」
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「今までお世話になりました。私は実家に帰ることにします」
712
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:06:42 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「まぁまぁ待て待て」
o川;゚Д゚)o「待てないよ!!一刻も早くここを出ないとわが身に何が起こるか分かったもんじゃないよ!!!」
(´・ω・`)「いや、今はもうそれに関しては問題ないはずだよ」
o川;゚ー゚)o「そ、そうなの?」
(´・ω・`)「確かに、その事件の祟りかは知らないけど、それからの数百年間、この近辺ではやたらめっちゃか人が死ぬことが多かったらしいんだけど」
o川;゚ー゚)o「駄目じゃん!!!!」
(´・ω・`)「まぁでもその辺の祟りなり霊なりは、ここに事務所を構えてからあらかたドクオが片付けたからね」
o川*゚ー゚)o「そ、そうなんだ……でもよくそんな場所選んだね……」
(´・ω・`)「あいつもめちゃくちゃ金に余裕があるってわけではないからね。このくらいの事務所使うには普通の場所なら資金繰りが厳しくなってくるし」
713
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:08:07 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「ここなら、いわくつきだし安くで事務所構えられて、周りの人も住みやすくなってwin-winってやつさ」
o川*゚ー゚)o「んなぁるほどぉ!!」
o川*゚ー゚)o「……ん?でもあの地縛霊さんは……?」
( ∵)ゴエェ
(´・ω・`)「こいつ、ドクオがいない時に限って出てくるんだよなぁ」
o川*゚ー゚)o「どっくんに見つかるとやられちゃうって分かってそうしてるのかな」
(´・ω・`)「どうだろ。でも狙ってやるのは難しそうだけどなぁ」
o川*゚ー゚)o「そうなの?」
714
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:08:47 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「幽霊ってのは大抵自分の意思とは関係なく出現に『条件』が付されてるもんだからね」
o川*゚ー゚)o「どゆこと?」
(´・ω・`)「例えば特定の時間帯だけ出現したりだとか、ある天気の場合にのみ出現するとか、あるいはその組み合わせとか」
o川*゚ー゚)o「なんか前のあたしみたいだね!」
(´・ω・`)「そうだね。そしてその条件が満たされた時、霊は自分の意思と関係なく出現する」
(´・ω・`)「地縛霊はその条件に加えて場所が特定されてるって感じかな」
o川*゚ー゚)o「なるほど」
(´・ω・`)「ま、例外はもちろんいるけどね。意志が強すぎる奴なんかは自分の力で出てきたりできちゃう」
o川*゚ー゚)o「ほぇ〜」
715
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:09:29 ID:uSXkQ3eM0
( ∵)
(´・ω・`)「で、だ。コイツに何らかの出現条件があったとすれば、ドクオとのエンカウントを全回避するのはとても難しくなる」
o川*゚ー゚)o「そっか、例えば『時間帯』が出現条件にあったら、一回でもその時間にどっくんが家にいたらアウトだもんね」
(´・ω・`)「そ。まぁもし僕らがここに引っ越して来た後に定着した地縛霊なら、『ドクオの不在』自体が出現条件になる可能性は0ではないけど……」
(´・ω・`)「でもコイツはそれ以前からここにいたっぽいし」
o川*゚ー゚)o「それが何か関係あるの?」
(´・ω・`)「僕らが来る前に死んでるのに、ドクオが近くにいないことが出現条件になるってのはおかしいだろ?普通、条件は幽霊の性質に依存するからね」
o川*゚ー゚)o「性質?」
(´・ω・`)「まぁ単純に雨の日に死んだら雨の日っていうのが出てくる条件になったり、生前猫が好きだったら猫を抱えた人が近くにいるのが条件だったりとか」
(´・ω・`)「要はその人自身の特徴・人格や死に関する要件みたいなものさ」
716
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:10:37 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「なるほど〜!だから生前とか、死んだときとかに関わりがなかったはずのどっくんが出現条件に含まれるのはおかしい、と!」
(´・ω・`)「そうそう」
o川*゚ー゚)o「う〜んじゃあやっぱり偶然なのかぁ」
(´・ω・`)「んーでも幽霊になってからそれまで関わりのなかったような人物に憑りついたりするケースもあるしなぁ」
(´・ω・`)「例えば、家で死んでそのまま成仏できなかった霊が、自分の家族を目の前で殺されてそいつに憑りついて殺した、みたいな話もあるしね」
o川;゚ー゚)o「なんか凄まじいね……」
(´・ω・`)「そうだね。こういう風に死後に何らかの変化がある場合もあるっちゃあるけど…」
(´・ω・`)「ただやっぱりそれも強い思念があったからで、一度も出会ったことがないドクオにこいつがそういう特別な念を抱くかというと……」
o川*゚ー゚)o「微妙だよね…」
717
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:11:21 ID:JE/22mCg0
支援
718
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:12:52 ID:uSXkQ3eM0
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「そういえばどっくんはこの幽霊のこと知ってるの?」
(´・ω・`)「あぁ、知ってるよ。最初のうちはこいつが出現してからドクオを電話で呼び寄せようとしてたんだけど、そんな時に限って毎回連絡つかなくて」
o川*゚ー゚)o「それもこの幽霊のせいなの?」
(´・ω・`)「んー、どうだろ」
o川*゚ー゚)o「ショボンにもわかんないことはあるんだね」
719
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:13:38 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「幽霊に関しちゃケース毎に対応が全然違ってくるからなぁ。分析しようにも僕じゃ触れないし」
o川*゚ー゚)o「あたしの口の時みたいに?」
(´・ω・`)「そうそう。で、一応幽霊を触れる手袋も作ってはみたんだけど」
つ∋∋ ギャン!!
o川*゚ー゚)o「ほわぁ!すごい!!」
(´・ω・`)「でも手袋付けたままだと直接素手で触れないから意味なくて」
o川*゚ー゚)o「アホ」
(´・ω・`)「ドクオには必要ないし今ではキッチンで鍋つかみとして使ってるよ」
o川*゚ー゚)o「宝の持ち腐れどころの騒ぎじゃないよ……鍋つかみて……」
(´・ω・`)「ま、ドクオも無理に成仏させる必要はないって言ってたしね」
720
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:14:35 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「そうなんだ……でも気になるね」
(´・ω・`)「何が?」
o川*゚ー゚)o「なんでこの子がこうして幽霊としているのか」
(´・ω・`)「うーん、一般論になるけど、成仏できない幽霊……亡者って言うんだけど、こいつらってのは大概は未練を抱えてるもんなんだよ」
o川*゚ー゚)o「未練っていうと、やり残したこととか、後悔みたいな?」
(´・ω・`)「そうそう。それが現世と魂とを繋いでるんだ」
o川*゚ー゚)o「じゃあそれが分かればこの子も成仏できると!」
(´・ω・`)「まぁそうなんだけどいかんせん情報が少なすぎてね……こいつ喋らない上に顔ももうわかんなくなっちゃってるし」
o川*゚ー゚)o「そうだね……なんかもののけ姫のことだまみたいな見た目だし……こわ……」
721
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:15:26 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「これだけ人の形を失ってるってことは、自然消滅が近いのかもしれないな」
o川*゚ー゚)o「自然に消えることなんてあるの?」
(´・ω・`)「未練だとか、あとは怨念だとか…その辺は言ってみれば精神エネルギーみたいなものだからね、年を経れば弱くなるケースが多いよ」
(´・ω・`)「現世と魂の結びつきが弱くなれば、姿や声といった現世へ干渉出来る手段も失われていくんだ」
o川*゚ー゚)o「だからこの子は声も出ないし姿もなんかあやふやなんだ……」
(´・ω・`)「そ。それでいくとこいつはもう消えそうだし、それに無害っぽいから放置してるってワケ」
o川*゚ー゚)o「ほへー……っていつの間にかいなくなってない?」
(´・ω・`)「ほんとだ、気付かなかった」
722
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:16:45 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「疲れちゃったのかな」
(´・ω・`)「どうだかね。何かしらの条件が満たされたのかもね」
o川*゚ー゚)o「う〜ん……」
(´・ω・`)「はいはいこの件はもういいから早く勉強しときな」
o川*゚ー゚)o「ちぇ〜はいはい!!」
バタン
(´・ω・`)「ふぅ〜そういや説明しとくの忘れてたんだったな……いい機会だった」
723
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:18:18 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「さ〜て部屋でゲームの続きをしなきゃな。確かハイスコア更新できそうなとこまで行ってた気がs」ガチャリ
_____________
/|:: ┌──────┐ ::|
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|.... |:: | YOU DEAD| ::| <デロ-ン
|.... |:: | | ::|
|.... |:: └──────┘ ::|
\_| ┌────┐ .|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(´・ω・`)「あ」
(´・ω・`)
(´゜ω。`)
――――――――――――――――――――――――……………………………………
724
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:19:15 ID:uSXkQ3eM0
夜!!!!
('A`)「ふいぃ、ただいまただいま」
o川*゚ー゚)o「あっ、おかえりー!!!」
(ヽ´・ω・`)「おかえり、ご飯の準備できてるよ」
('A`)「おー」
('A`)(無駄な労力をさせられた感じのやつれ方をしている……)
o川*゚ー゚)o「あっ!そうだ!!ねぇどっくん!!!!」
(;'A`)「ヒゲェ!!耳元で叫ばないで!!……鼓膜が……」
o川*゚ー゚)o「えっとね!昼間に幽霊が出たの!」
('A`)「幽霊……あぁ、ショボンが前に言ってたやつか」
725
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:20:01 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「どうにかしてあげられないのかな」
('A`)「んー、現状被害ないみたいだし、無理に成仏させる必要もないんじゃないか?」
o川*゚ー゚)o「でもでも、やっぱりかわいそうじゃない?もうすぐ消えちゃうんでしょ?」
('A`)「俺は直接見たことないから何とも言えないけど、その霊自体が苦しんでる様子はなかったんだろ?」
o川*゚ー゚)o「なんかぽけーってしてた」
('A`)「じゃあ特に問題ないだろ。むしろ余計なことしないほうがいいぞ。互いにとって」
o川*゚ー゚)o「う〜ん、でもなんか寂しそうなんだよね」
726
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:20:43 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「……あんまり入れ込むなよ、命取りになる」
(ヽ´・ω・`)「そうだよ、下手すりゃキュートもそっち側に引きずり込まれる……よいしょっと」ドン
('A`)「お、今日親子丼か」
(ヽ´・ω・`)「卵の賞味期限近かったからね」
(ヽ´・ω・`)「無駄なことばかりに時間を割いた結果…人生の賞味期限が切れかかってる僕にはお似合いの一品、ってわけさ…へへ…」
('A`)(めんどくさい感じの疲れ方をしている……)
o川*゚ー゚)o「……」
727
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:21:35 ID:uSXkQ3eM0
(ヽ´・ω・`)「ほら、二人ともさっさと手を洗ってきな」
('A`)「ほいほい」
o川*゚ー゚)o「……」
(ヽ´・ω・`)「ほら、キュートもさっさとする!」
o川*゚ー゚)o「え、あ!うん!!」タタタ…
('A`)「……」
(ヽ´・ω・`)「大丈夫かな、彼女」
('A`)「うーむ、やっぱり自分が『そっち』の存在だったから、共感しちゃうのかね」
(ヽ´・ω・`)「ま、それも諸々含めて経験だね」
('A`)「……そうだな」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………………
728
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:24:11 ID:uSXkQ3eM0
数日後!!!!!!!
<あぁ…フレッド!
<どうしてあなたは私の前からいなくなってしまったの!
( '〜`)ポリポリ
つ゜Щ
(,,;゚Д゚)「遅れてすいません!近くで事故あったもんで駆り出されちゃってて」
('A`)「あぁ、いいよ。今日は時間余裕あったし」
(,,゚Д゚)「すいません…あ、ここポップコーンも売ってるんですね」
( 'A`) 「結構おいしいんだよな。ここに来るといっつもこれ食ってその後はずっと1人で作業してるよ」
つЩ
729
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:24:55 ID:uSXkQ3eM0
<どうしようもない程!辛い思いをしたの!!
(,,゚Д゚)「えぇ…映画は見ないんですか?映画館なのに……」
('A`)「おばちゃんがどうせ俺は映画見ないだろうって来るたび同じ映画流すもんだからもういいかなって……」
(,;,゚Д゚)「それ映画館としてどうなんですか……」
('A`)「まぁ俺もいつもここを休憩所として使ってたわけだしな……おばちゃんも好きな映画流せて都合いいんだろ」
(,,゚Д゚)「まぁドクオさん恋愛映画を楽しめる程の感性持ち合わせて無さそうですもんね」
('A`)
(,,゚Д゚)「で、今日は何ですか?」
730
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:25:43 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「え、えっとね、昨日頼んどいた資料の件だけど」
(,,゚Д゚)「あぁ、ちゃんと用意しておきましたよ、どうぞ」
つ□
('A`)「どれどれ……」
(,,゚Д゚)「最近この辺で起きた傷害事件で、犯人が捕まってないもの、ですよね?」
('A`)「あぁ……うーん」
(,,゚Д゚)「欲しい情報、ありましたか?」
('A`)「うーん……難しいな……」
(,,゚Д゚)「ちなみに今回はどういう感じで目星付けてるんですか?」
('A`)「いや、最近さ、前に比べて『そっち』の存在の出現のペースが早くなってる気がするんだよ」
(,,゚Д゚)「そうなんですか?」
('A`)「だから、できるだけ危なさそうな奴から対処しておこうと思ったんだけど」
731
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:26:23 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「先手を打つってことですね…それで傷害事件ですか」
('A`)「そ。殺人事件までいくと、仮に犯人が特定されてても退魔局の捜査が入るから俺の出る幕はないし」
(,,゚Д゚)「犯人が分かってるのにわざわざ退魔局が?二度手間じゃないですか?」
('A`)「理由は二つあってな。一つは犯人が『そっち』の存在と関わっていた可能性の調査だ」
(,,゚Д゚)「えっと…『そっち』の力を利用してたり、操られて犯行に及んだり……みたいなケースですか?」
('A`)「そうそう。で、もう一つは被害者側への対処だな」
(,,゚Д゚)「被害者……?殺された人への対処……?」
('A`)「殺人事件の被害者は、多くの場合成仏できず強い未練を抱えた霊になるんだよ」
('A`)「まぁ考えれば当然だよな。自分の意志とは関係なく命を奪われるんだから」
(,,゚Д゚)「で、それをどうにかしないと、ってことですか……」
('A`)「そうだな。強いエネルギーを持った霊は現世に与える影響が強くなるからなぁ」
732
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:27:07 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「じゃあ、殺人事件の被害者はみんな成仏させられてるんですか?」
('A`)「そう上手くはいかないよ。特定の霊を狙って遭遇するのは結構骨が折れるし、出会えても100%成仏させられるわけじゃない」
(,,゚Д゚)「ドクオさんでもですか?」
('A`)「俺は成仏させるってより消滅させちゃうからなぁ……悪霊ならそれでも仕方ないけど、そうじゃないならやっぱり気が引けちゃうよ」
(,,゚Д゚)「色々難儀なんですねぇ」
('A`)「ま、そういう仕事だから仕方ないんだがな」
(,,゚Д゚)「退魔局だけじゃなくて案内所でも霊を成仏させたりするんですか?」
('A`)「職に就きたいって霊だったら頑張って就職させるけど、そうじゃないならそうだな、そうするな」
(,,;゚Д゚)「は、働かざる者すなわち死ねというんですか!」
(;'A`)「いやそうじゃないけどさぁ!成仏させなきゃ悪い霊になっちゃうかもしれないし!!そもそもちゃんと選択権は向こうに委ねてるから!」
733
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:28:08 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「普通だったら働くことを選ばずに成仏選びそうなもんですがねぇ」
('A`)「霊にも色んな奴がいるからなぁ。未完結の漫画を最終回まで見届けるまで死ねない!!みたいなのとか」
(,,゚Д゚)「あー、そういう未練もってたらそりゃ成仏したくないですよね」
('A`)「でも自分の意志だけで現世と繋がり続けるってのはなかなか難しいんだよなコレが」
(,,゚Д゚)「そういうもんなんですか」
('A`)「そ。だから案内所ではそういうやつらに働く、っていう明確なモチベーションを持たせることで現世との繋がりにしてやるんだ」
(,,゚Д゚)「なるほど…」
734
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:29:00 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「それはともかく…この資料、少し借りてもいいか?」
(,,゚Д゚)「何か目ぼしい情報ありましたか?」
('A`)「少しひっかかるけど…今のままだと何とも言えないからな、こっちでも調査するよ」
(,,゚Д゚)「ウス」
('A`)「まぁこの件はあとはこっちで進めとくから」
<どうして!どうしてなんだ!!!
(,,゚Д゚)「じゃあ渡すもの渡したし俺はとりあえず帰りますね」
('A`)「おう」
735
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:30:02 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「ドクオさんはまだここにいるんですか?」
('A`)「ここ外界からシャットダウンされてるし、居心地いいから作業捗るんだよな。もうこの映画も覚えちゃってるからBGMみたいなもんだし」
(,,゚Д゚)「なるほど……」
<そんなの決まってるじゃない!!!!!!
('A`)「こいつら、このあと岬でカーチェイスするよ」
(,,゚Д゚)(どんな映画だよ……)
――――――――――――――――――――――――――…………………………………
736
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:30:46 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「もう…ダメ…覚えられない…」
o川*゚ー゚)o「あたしは…あたしは頑張った…イナフ…十分に…」
o川*゚ー゚)o「というわけでおやつ食べちゃうもんねー!!!でへへ!!……ん?」
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o(またあの子だ…いつからいたのかな…)
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「うーす」
( ∵)
( ∵)ゴエ
o川;゚ー゚)o「うおぉ……反応した……」
737
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:31:37 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「……あなたも、何か未練とかあるの?」
( ∵)
o川*゚ー゚)o(こっちをじっと見つめている……)
( ∵)ゴエ
o川*゚ー゚)o「お、返事してくれたのかな」
( ∵)ゴエェ
o川;゚ー゚)o「うーん、返事なのかいつもの鳴き声なのか分からない……」
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「ゴエェ」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「駄目っすね……」
738
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:32:41 ID:uSXkQ3eM0
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「うーんショボンが言ってたように意思疎通は無理みたいだなぁ」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「ごめんね、あたしじゃ何もしてあげられないよ…」
( ∵)
o川*゚ー゚)o(うーん、やっぱり)
( ∵)
o川*゚ー゚)o「……凄く、寂しそうなんだよね……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
739
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:34:00 ID:uSXkQ3eM0
就職案内所秘書官認定試験まで
残り6日!!!
o川*゚ー゚)o「死にそう……」
(´・ω・`)「今日はまだ始めてから2時間だぞ…」
o川*゚ー゚)o「そうはいっても辛いものは辛い…」
(´・ω・`)「ほんとちゃんとやってくれよもう…僕だって辛いんだから…」
o川*゚ー゚)o「この辛さの原因の2割くらいは目の前で楽しそうにゲームをやってる人がいることにあるから…」
(´・ω・`)「おいおいやめてくれよ責任転嫁は!!!アホ!!ばか!!!!」
o川*゚ー゚)o「えぇ…」
(´・ω・`)「ったく最近のわかもんは人のせいにしてばっかで…」
740
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:35:21 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「くっそぉ…こっちはただでさえ色々不安でもやもやしてるのに…」
(´・ω・`)「不安?」
o川*゚ー゚)o「いやほら、あたし手続とか何もしてないじゃない?普通受験とかってそういうのやるもんじゃないの?」
(´・ω・`)「その辺りは僕がちゃんとやっといたから問題ないよ」
o川*゚ー゚)o「おお!…ん?でも何でどっくんじゃなくてショボン?」
(´・ω・`)「閻魔省の採用はコネ関係に厳しいからそういうのバレちゃうと色々面倒なんだよ」
o川*゚ー゚)o「そうなの?でも秘書とかって自分で指名したりするもんだと思ってたけど」
(´・ω・`)「秘書だったり事務だったりは、こっちが申請したら登録されてる候補者の中から人事が選んでその事務所に派遣されるようになってるんだ」
(´・ω・`)「だから今回の受験に合格ってのはイコール即採用ではなくて、その候補者に登録されるってことなんだよ」
741
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:36:51 ID:uSXkQ3eM0
o川;゚ー゚)o「え、じゃああたし合格してもここに就職できないのかもしれないの!!?」
(´・ω・`)「いや、案内所の秘書は今待機候補者が0人だから、今ドクオが申請して君が今回の受験で合格すれば、ほぼここに来ることになると思うよ」
o川*゚ー゚)o「おお!!」
(´・ω・`)「ただもし今回君以外の合格者が出たら話は変わるけどね」
o川;゚ー゚)o「うぎゃ」
(´・ω・`)「そのときは受験時の成績なり人格その他様々な要因から採用が決まるから、できるだけいい点で合格しておきたいね」
o川;゚ー゚)o「うぐぅ」
(´・ω・`)「あ、この話したついでにはい、これ」
o川*゚ー゚)o「ん?なにこれ」
742
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:37:39 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「受験票だよ」
o川*゚ー゚)o「んん?でもこれ白紙じゃない?」
(´・ω・`)「一見ただの紙に見えるけどね、これ不正防止のためにかなり複雑な呪術が仕込まれてるんだよ」
o川*゚ー゚)o「えっそれやばいやつじゃん…あたしかなりグレーなやつだし…」
(´・ω・`)「まぁそこはこの天才フランケンシュタイン様がもうぱぱっと解析してノープロノープロよ」
o川*゚ー゚)oヒュー
(´・ω・`)「で、これに名前書いといて」
o川*゚ー゚)o「名前だけ?」
(´・ω・`)「その他の情報は紙自体に埋め込んでるからね」
o川*゚ー゚)o「じゃあこれを試験会場にもってけばそれだけでいいの?」
(´・ω・`)「いや、あと推薦状が必要かな」
o川*゚ー゚)o「推薦状?でもコネに厳しいって言ってなかったっけ?」
743
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:38:48 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「そう。だから受ける機関とは別の機関の職員の推薦状だよ」
o川*゚ー゚)o「つまり案内所関係を受けるなら、えっと…退魔局と探知部の推薦がいるってこと?」
(´・ω・`)「そうそう」
o川;゚ー゚)o「ででででもあたしそんなの持ってないよ!」
(´・ω・`)「そこはドクオが…」
('A`)「ただいま」ガチャ
(´・ω・`)「お、噂をすればだ」
('A`)「え…また俺の陰口でも言ってたの…」
('A`)「やめてよ………」
(´・ω・`)「いやいや推薦状の話だよ」
('A`)「あ、あぁ…うん、あ、それね、それ…」
744
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:39:34 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「ほい、これ」ピラッ
□⊂
o川*゚ー゚)o「おお!!どっくんにもそういうこと頼める知り合いがいたんだ!!!」
('A`)「だからなんでいちいち君は俺をこう…さぁ…」
(´・ω・`)「いや僕もドクオの交友関係うといから正直半信半疑だったよ」
('A`)「……」
o川*゚ー゚)o「内藤…雷蔵…さん?」
('A`)「ん?あぁ、そいつは信用できる奴だからな」
o川*゚ー゚)o「ほほぉ!!」
745
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:40:57 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「この借りはそのうちしっかり返さないとな」
o川*゚ー゚)o「そうなんだ!じゃあどっくん返しといて!!」
(;'A`)「なんで俺なんだよ!」
o川*゚ー゚)o「ほら、あたし人見知りするし……」
(;'A`)「そんなん言ってたら試験の面接どうするんだよ……」
o川*゚ー゚)o「え?面接?」
(´・ω・`)「え?面接?」
('A`)「え?今回から導入するって…え?ショボンには言ったはずだけど…」
o川*゚ー゚)o「ショボン…?」
(´・ω・`)「え?…ん…?ショボン…ん…?」
746
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:41:52 ID:uSXkQ3eM0
一週間前!!!
('A`)『ショボン、案内所秘書試験のことだけど』
(´・ω・`)『あーはいはい頑張ってるから大丈夫はいはい』カチャカチャ
('A`)『前回の会議で面接も取り入れることに決まったらしいから』
(´・ω・`)『よっしゃ純粋ゲット!武器強化するぞ〜』カチャカチャ
('A`)『おい、ちゃんと聞いてるか?』
(´・ω・`)『聞いてる聞いてる面接ね!』カチャカチャ
('A`)『ほんとに聞いてんのか?』
(´・ω・`)『面接でしょ〜!大丈夫だから!完璧な練習プログラム作るから!!この天才が!!』カチャカチャ
('A`)『ま、いいけど……』
(´^ω^`)『お、また純粋じゃん!今日はツイてるゥ〜!』
('A`)『……』
――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
747
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:43:19 ID:uSXkQ3eM0
(;´・ω・`)「あ、あー!うん、ちゃんと組んでるよ、プログラム、うん」
(;´^ω^`)「よぅし、これを機に今日からちゃんと頑張ろうな!!!」
o川;゚ー゚)o「ショボンのアホ!!」
('A`)「まぁ頑張ってな…もう日数ないけど…」
o川;゚ー゚)o「うおおおおおおおおおおおん!!!!!」
(;´^ω^`)「よーしよーし、元気がいいのはいいことだ!!ははは!ハッスルマッスルいってきます!ってな!はは!」
o川*゚ー゚)o
('A`)
(´^ω^`)
(´^ω^`)
(´・ω・`)
――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
748
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:44:08 ID:uSXkQ3eM0
就職案内所秘書官認定試験まで
残り2日!!!
o川*゚ー゚)o「ア……ア……」
(´・ω・`)「ほら次これ!!!これも!!!これも覚える!!!!」
o川*゚ー゚)o「エァッ……ウ……ゥ……」
(´・ω・`)「言語能力無くしてる暇なんてないぞ!!コラ!!!」
o川*゚ー゚)o「そんなこと言ったって無理なものは無理だよ……」
(´・ω・`)「お前な……この一ヶ月、僕がどれだけ尽くしてやったと思ってるんだ……」
o川*゚ー゚)o「いやいやかなりゲームしてたような……」
749
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:45:01 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「そういう問題じゃねえんだよ……この僕が!!無償で!!!」
(´・ω・`)「フランケンシュタインだぞ!!!僕は!!!天下の!!!それが!!タダ働きで!!!家庭教師!!!!」
(´゜ω゜`)「ナアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!ンデェ!!!!!!!!!!」
o川*゚ー゚)o(情緒不安定だ……)
(´゜ω゜`)「オオッオオオオオオオオオオオオオッオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
o川*゚ー゚)o「言語能力がなくなってる……」
(´゜ω゜`)「ンお前がァ!!!!言うなアァンンンンンンンンンンン!!!!!
o川*゚ー゚)o「唾めっちゃとんでくる……ん?」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「おや、今日も出てきたのかい」
750
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:46:11 ID:uSXkQ3eM0
( ∵)
(´゜ω゜`)「ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン」
o川*゚ー゚)o「もはや鳴き声だ……」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「キミにショボンの言語能力を分けてあげたいよ…無駄遣いだよほんと……」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「ん?なんか今日は静かだね……」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「元気ないのかな……」
( ∵)
(´・ω・`)「…もしかしたら消滅が近いのかもしれないね」
o川*゚ー゚)o「……そうなの?」
751
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:47:13 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「この前も言ったろ、現世との結びつきが弱くなれば、その分現世への干渉もできなくなっていく」
(´・ω・`)「こいつにギリギリ残されたのは、もうこの姿かたちだけなんだろう」
o川*゚ー゚)o「そうなんだ……そっか……」
(´・ω・`)「…もしこれから先、君が案内所秘書として働くことができるようになれば、こういう霊を成仏させる手伝いをする機会はたくさんあるだろうね」
o川*゚ー゚)o「……」
(´・ω・`)「君がこいつをどう思ってるかは知ったこっちゃないけど…」
(´・ω・`)「これから先の未来には、君が救える魂がたくさんあるはずなんだ。君だから、君がいたから成仏できる魂が、たくさんね」
o川*゚ー゚)o「うん……」
752
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:48:18 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「だから、余計なことを考えるより、何よりまず目の前の試験に打ちこむべきなんだ。今はね」
o川*゚ー゚)o「そう……だね……」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「……うん、頑張るよ」
(´・ω・`)「ん」
(´・ω・`)(そうだ…それでいい…)
(´・ω・`)(目の前で消えかかっている魂をどうにもすることもできない己の無力さを嘆いても、今はどうしようもないんだ)
(´・ω・`)(それは仕方のないことなんだ。君には知識も経験も……まだまだ足りない部分が多すぎる)
753
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:50:20 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)(だけど、君が試験に合格してここの秘書になれば、ドクオと共にたくさんのお化け、物の怪、そして都市伝説を救っていくことになるだろう)
(´・ω・`)(その中で蓄えた知識や経験が、今君が感じている無力感を打ち消してくれる日も来るはずさ)
(´・ω・`)(だから今は……今はとにかく自分にできることを頑張らなくちゃね)
(´・ω・`)(君はきっと合格できる……いや、合格してもらわなくちゃ困るんだ……)
(´・ω・`)(じゃないといつまでも僕の事務所内のカーストが……家事だってめんどくさいし……)
(´・ω・`)(あっそういえば今日僕が当番だったのに洗濯物干してない……)
(´・ω・`)(夕飯の支度もしてない……)
(´・ω・`)(やっべ……)
―――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
754
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:51:34 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「ただいま」
o川*゚ー゚)o「おっかえりー!!オーッス!!!!」
('A`)「毎度やたら元気だな…試験明後日だろ?大丈夫なのかそれで」
o川*゚ー゚)o「あんまり気負うより自信持って試験受けたいじゃん!」
('A`)「自信持って受けられるような勉強してるのか?」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「六割…いや…五公五民って感じかな……」
('A`)「意味わからんけど言いたいことは分かるがそれ全然勉強できてないじゃん……」
o川*゚ー゚)o「いやまぁほら……そこは機転と経験でカバーカバーよ」
('A`)「面接ならともかく暗記系の問題に機転も糞もないしそもそも初受験だろ……」
755
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:53:06 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「正直絶体絶命って感じですな……」
('A`)「ま、駄目だったら駄目だったで別の仕事探してきてやるよ」
o川*;Д;)o「やだああああああ!!!案内所がいいいいいいいいい!!!!」
(;'A`)「じゃあちゃんと勉強すればよかったじゃねぇか……」
o川*゚ー゚)o「(ぐぅ)」
('A`)「……ん?そういえばショボンは?あいつ今日の夕飯担当だろ」
(´・ω・`)「あっはいでへへでへへ」
('A`)「何故物陰から登場を……」
(´・ω・`)「いやー実はちょいと手違いで夕飯準備できなくて……」
('A`)「は?」
756
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:53:48 ID:uSXkQ3eM0
(;´・ω・`)「いやーほら、アレだアレえっとぉ〜あ〜アレだよ〜……あ!!!」
(´・ω・`)「キュートの勉強を見てやってたんだ。そう。だからね。しょうが……ないでしょうが!!!つって!!!」
(´・ω・`)「はは」
('A`)
(´・ω・`)「はは」
('A`)
(´・ω・`)「ごめんなさい、はい、忘れてました」
(;‐A‐)「はぁ……」
(;´・ω・`)(っべー!!怒られる!!!っべー!!!)
(;´・ω・`)(とりあえずドクオに何かされる前にこの前内緒で買ったゲーム隠して……それからそれから……)
('A`)「今から準備するのもめんどくさいし適当に宅配で何か頼むか……」
(;´・ω・`)(あとこの前ドクオの部屋からパクったヘッドホンも隠して…って…ん?)
757
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:54:41 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「キュート何か食べたいものあるか?」
o川*゚ー゚)o「あたし!!ピザ食べたい!!」
('A`)「おー」
(´・ω・`)「え、怒らないの?夕飯の準備忘れてたのに?」
(;'A`)「昨日徹夜だったし今日はもう疲れたんだよ…ゆっくりしたい…」
(´・ω・`)(ラッキー!!!!!!)
(´・ω・`)「あ、そういや洗濯も忘れてたんだけど……」
('A`)「そっか……」
(´・ω・`)「あと掃除とゴミ出しも……」
('A`)「あー……」
(*´・ω・`)「えへっへ、許してくれるんだよね!!やりぃ!!!」
('A`)「じゃあその分来月の当番増やさなきゃな……」
(´・ω・`)「待って」
(´・ω・`)「聞いてないよそんなの」
758
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:55:27 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「怒るかどうかと責任追及はまた別問題だろ…実際今日サボったわけだし…」
(´・ω・`)「(ぐぅ)」
('A`)「とりあえず俺は風呂入るから、キュートは適当にピザ2、3枚頼んどいてくれ」
o川*゚ー゚)o「うっひょーい!」
(´・ω・`)「生きるって難しい」
―――――――――――――――――――――――――――――――………………………
759
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:56:28 ID:uSXkQ3eM0
これで!!半分くらいです!!!!!
続きは!!!また今夜!!!!!!!!
よろしくお願いします!!!!!!!!!!!!
760
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 13:43:19 ID:ICym1Dzs0
やっときたー
後半も楽しみに待ってる!!!
761
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 13:46:37 ID:8TNuqjusO
変わらず面白い 楽しみに待ってる
762
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 13:56:11 ID:VCGSlXd.0
おもしろい乙
楽しみにしてる
763
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 14:03:32 ID:spWcmwoA0
乙乙
764
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 15:14:08 ID:MzuNNbuU0
http://urx.red/rNN6
765
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 16:18:18 ID:8McT/BP60
きたあ!!!!!!!
766
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 17:25:29 ID:/4BtOl5U0
乙!!
767
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 20:28:38 ID:iH2Zi7KY0
乙。
後半楽しみにしてる
768
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 21:36:49 ID:vEuuORFI0
次は何年後かな?
769
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 21:54:25 ID:.uk.ax3w0
確かにいつの今夜とは言ってないからな(?)
770
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 21:58:35 ID:MJ20JBqA0
お前、タイムリー
771
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 22:58:51 ID:JE/22mCg0
はよ!!!!!!!!!!!!
772
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:09:07 ID:lanxDxCs0
就職案内所秘書官認定試験まで
残り1日!!!
o川;゚Д゚)o「ハァ…ハァ…」
(´・ω・`)(うーん、なんとかギリギリって感じだなぁ)
o川;゚ー゚)o「あとはまだやってない妖怪の特性を…」
(´・ω・`)「いや、とりあえず休もう」
o川;゚ー゚)o「え!!?いや無理無理まだできてないとこたくさんあるのに!!」
(´・ω・`)「大分疲れてるみたいだし、あとはご飯食べた後に今までやったとこを1時間くらい見直せばそれで十分だよ」
o川;゚ー゚)o「でっでも」
(´・ω・`)「今更新しい知識を付け焼刃で覚えたって大して意味ないよ。それより、今まで覚えた部分を見直して自信をつけた方がいい」
773
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:09:57 ID:lanxDxCs0
o川;゚ー゚)o「でもまだやってないとこから問題が出たら……」
(´・ω・`)「だから、それを今更やったって意味ないんだよ。解答は記述式だから知ったか知識じゃ点をもらえない」
o川;゚ー゚)o「うぅ……」
(´・ω・`)「案内所秘書の試験は全部の範囲を7割覚えるよりも、半分の範囲を9割覚える方がいい結果を出せる」
(´・ω・`)「そしてその範囲を絞るため、超天才のこの僕が問題を予想し君に覚えさせるためのカリキュラムを組んだんだ」
(´・ω・`)「君が勝手に判断するよりは僕に従う方が何倍も正しいよ」
o川;゚ー゚)o「うー……」
774
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:11:09 ID:lanxDxCs0
(´・ω・`)「まぁゆっくり休んでな。ドクオが帰ってくるまで結構時間あるし風呂でも入って……」
('A`)「ただいま」ガチャ
(´・ω・`)「あれ、今日この時間に帰ってくるんだったけ」
('A`)「いや、公園近くの映画館でギコと情報交換する予定だったんだけど今日はやってなくて」
o川*゚ー゚)o「ん?でも今日お休みの日だっけ?」
('A`)「いや、今日はおばちゃんが機材の点検も含めて好きな映画を一人でゆっくり見るんだってさ」
o川*゚ー゚)o「ふ、フリーダムだ……」
('A`)「まぁ客もどうせ俺以外来ないしな……」
775
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:11:59 ID:lanxDxCs0
('A`)「ん?ていうかキュートあの映画館知ってるのか?」
o川*゚ー゚)o「公園近くのとこでしょ?あたしそこの近く住んでたし!人もあんまりいないからちょくちょく行ってたよ!」
('A`)「あ、そっか、お前の家と近かったのか」
o川*゚ー゚)o「そうそう!いやー鬱屈した日々の中でドガーンとしたアクション映画を見るのはいい息抜きになってたよ!」
('A`)「アクション映画……俺が行くときは一回もやってなかったな……」
o川*゚ー゚)o「どっくん大きい音鳴るたびいちいちビクビクしてそうだもんね」
('A`)「そそ、そそそんなことないって…ほんとだから…」
776
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:12:50 ID:lanxDxCs0
('A`)「あ、あとこれ」ガサガサ
o川*゚ー゚)o「あ!内藤弁当!」
('A`)「どうせショボンもこの時間にはご飯の準備してないだろうからせっかくだし買ってきた」
(´・ω・`)「おぉ……なぜ今日はそんなに気がきくんだ……」
('A`)「いやまぁ明日キュートの試験だし、ご飯もさっさと食べて、ショボンには家事に手間かけるより指導の方ちゃんとやってもらいたいしな」
(´・ω・`)「ヒュー!!できるオトコ!!ヒュー!!やるゥー!」
(*'A`)「よせよせははは」
o川*゚ー゚)o「よーし!じゃあちゃっちゃと食べてお風呂入って最後の復習やってはやく寝る!!」
(´・ω・`)「そうそうそれでいいんだよそれで」
('A`)「前日だからってあんまり無理すんなよ」
o川*゚ー゚)o「おうよ!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………………
777
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:13:41 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「ふぃ〜っと、こんなもんかな……」
(´・ω・`)「よし、じゃあもうさっさと寝る!」
o川*゚ー゚)o「あ、明日朝とか早く起きてやった方がいいかな……」
(´・ω・`)「そこまで気合入れて早起きはしなくていいと思うけど…試験は10時からだし、6時くらいに起きれば十分だよ」
o川;゚ー゚)o「うー、でもなんか緊張して眠れなさそう……」
(´・ω・`)「ま、他の受験者も同じ条件なんだから、それも含めて試験ってとこかな」
o川;゚ー゚)o「うぅ……」
(´・ω・`)「まぁどうしても眠れなさそうなら僕が睡眠導入のお香でも焚いてあげるよ」
o川*゚ー゚)o「めっちゃ怪しいやつだ……」
778
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:14:24 ID:lanxDxCs0
('A`)「おーまだやってたのか」ガチャ
(´・ω・`)「あれ、ドクオまだ寝てなかったの?」
('A`)「いや、ちょっと確認しときたい資料ここにあって…お、あったあった」
o川*゚ー゚)o「明日はどっくんが車で会場まで送ってくれるんだよね」
('A`)「いや、無理だろ」
o川;゚ー゚)o「なんで!!!!!!」
(;'A`)「ンオォウ!夜中に大声出すんじゃありません!!」
o川;゚ー゚)o「だって…あたし電車とか乗れないし…」
('A`)「いや、ギコに送ってもらうから大丈夫だよ。あいつちょうど明日会場近くに用事あるらしいし」
779
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:15:31 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「あの警官の…狼男だっけ?」
('A`)「そうそう。あいつなら大丈夫だろ?」
o川*゚ー゚)o「そうだね!…でも何でどっくんはダメなの?」
(;'A`)「いや普通に俺が送ってるの見つかったら色々問題だろ…案内所の秘書試験なのに元から現職の職員と何らかの関係があったらアウトだって」
o川*゚ー゚)o「た、確かに」
('A`)「あと一応会場から少し離れたところで降りてもらうからな。ギコも一応一部職員に顔が割れてるかもしれないし」
o川*゚ー゚)o「おっけー」
780
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:16:11 ID:lanxDxCs0
('A`)「じゃあ俺はもう戻るからキュートも早く寝ろよ」
o川*゚ー゚)o「ほーい」
('A`)))〜□ ヒラヒラ
o川*゚ー゚)o「ん、どっくん何か落としたよ…」キャッチ
('A`)「え?」
o川*゚ー゚)o「これは……映画の半券?」
('A`)「あ」
o川*゚ー゚)o「なになに…『2人の愛〜岬の記憶〜』…?」
(´;ω;`)「ぶっひゃっひゃ!!!!お前!!!ドクオ!!!恋愛映画を!!!見たのかよ!!!ひひゃひゃひゃ!!!!!」
o川*^∩^)o「どっくんでもこういうの見るんだー!!どっくんでも!!」プークスクス
781
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:17:01 ID:2q2sqf8Y0
キュートファイト!
782
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:17:35 ID:lanxDxCs0
(;'A`)「えぇいやめろ!!別に俺はその映画を見に行ったわけじゃない!!打ち合わせしただけなの!!!」
(´;ω;`)「2人の!!!2人の愛!!!!ヒーッ!!!!!ヒーッ!!!!ヒッッ!!!!!」
(;'A`)「だから!!あそこの映画館平日あんまり人来ないから!!それで都合がいいだけだから!!」
(´;ω;`)「ヒーッヒーッヒーッウゥッゲホッゲホゲホッオ゛ォ゛エ゛ッ゛ゲホッ」
(;'A`)「笑いすぎだろ」
(´;ω;`)「ウゲッ、ゲホッ、ゲホッ、オ゛エ゛ェ゛エ゛ッ゛、ゲボォ゛オ゛エ゛ェ゛エ゛゛ェ゛ェ゛ェ゛」
(;'A`)「もはやえずいてんじゃねーか」
783
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:18:28 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「うーん、でもあたし、あそこの映画館でこんなタイトルの映画やってるなんて知らなかったよ」
('A`)「その映画俺が来たときしか流さないからな…何でも超絶糞作品として有名なタイトルらしくて…」
o川*゚ー゚)o「ってことはどっくんそういう系の映画マニアなの?」
('A`)「いや、俺はあそこの映画館行っても映画見るわけじゃないからなぁ…昨日だってギコと会うために使ったわけだたし」
o川*゚ー゚)o「えー!!せっかくお金払ったのに見ないとかもったいな!!!」
(;'A`)「だから、俺が映画館行く目的が人の目につかないところで誰かと逢うためだったり、集中して作業するためだったりだからそれでいいの!」
o川*゚ー゚)o「ぶー!無駄遣い!!財政圧迫!!」
784
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:19:20 ID:lanxDxCs0
(;'A`)「必要経費です!それにおばちゃんだって俺みたいな奴のおかげで普段流せない映画流せてるんだからいいの!」
o川*゚ー゚)o「それにしたってどっくんに恋愛映画は…ププッ」
o川*^∩^)oプークスクス
('A`)(もうどうでもいいや……)
(´;ω;`)「ゥ゛ヴォエッ゛、オ゛ェエ゛エ゛ェェッ゛ウ゛ッ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
785
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:20:19 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「眠れん」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「やばい」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「うおぉ……」
786
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:21:22 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「とりあえず一回水でも飲んで落ち着こう」ガチャ
o川*゚ー゚)o「えーとコップは……」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「……あれ?」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「こんな時間にどうしたんだろ……」
787
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:22:11 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「ん?そういやどっくん家にいるのに出てくるのってもしかして初めて?」
( ∵)ゴ
( ∵)ゴエェ…
o川*゚ー゚)o「うお、鳴いた」
( ∵)ゴェ…
o川*゚ー゚)o「でもショボンの話だともう喋れないみたいなこと言ってたような……」
( ∵)ゴエ…
o川*゚ー゚)o「……最後の力を振り絞ってるのかな」
( ∵)
788
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:22:54 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「……やっぱりあたしには何もできないや」
( ∵)ゴェ
o川*゚ー゚)o「幽霊のことは勉強したって、結局自分じゃ何もできることがない」
o川*゚ー゚)o「……」
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「……あたしね、すっごく嬉しかったんだ」
o川*゚ー゚)o「ずっと自分で、自分のことを諦めてたの」
o川*゚ー゚)o「どうしようもないって、これは、口裂け女でいることはしょうがないことなんだって」
o川*゚ー゚)o「きっとこれが自分なんだ、口裂け女であることがあたしなんだって」
( ∵)
789
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:23:35 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「でもね、それが全部じゃなかったの」
o川*゚ー゚)o「あたしが諦めてたあたしを、助けてくれる人たちがいたんだ」
o川*゚ー゚)o「自分じゃどうしようもできなかったことを、魔法みたいにあっさり、かなえてくれて」
o川*゚ー゚)o「それがね、すっごく、すっごく嬉しくて」
o川*゚ー゚)o「それでね、あたしにも目標ができたんだ」
o川*゚ー゚)o「あたしも、どっくんやショボンみたいに、色んな人とか、人じゃない存在とか、そういうのの力になりたいって」
o川*゚ー゚)o「だからね、ショボンが案内所の秘書にならないかって言ってくれて、もうこれだ!!って思って」
o川*゚ー゚)o「だからね、絶対なりたいって」
o川*゚ー゚)o「だからね、勉強とか大変で、泣きたくなる時もあるけど、でも、目標に近付いてる感じがして……」
o川*^ー^)o「……だからね、今すっごく楽しいんだ」
( ∵)
790
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:24:57 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「……でも、やっぱり今のあたしじゃ何にもできないんだ、やっぱり」
o川*゚ー゚)o「すごく、悔しいな……」
( ∵)ゴェ
o川*゚ー゚)o「……どっくんだったら、何とかしてあげられるのかな…」
( ∵)
o川;゚ー゚)o「……あ!そうだった!どっくん!どっくんを呼ぼう!」
o川*゚ー゚)o「今まで手を打てなかったのもどっくんがいなかったからだし、どっくんに任せればなんと…か…」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「いや、そもそも」
o川*゚ー゚)o「なんでどっくんが家にいるのに、この子は出てこれたんだろ」
791
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:25:38 ID:lanxDxCs0
( ∵)ゴエェ…
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「あ」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「そうだ……」
o川*゚ー゚)o「そうか……」
o川*゚ー゚)o「そうだ!!!!」
( ∵)ゴェ
792
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:26:19 ID:lanxDxCs0
o川;゚ー゚)o「そうだよし、よし、えっと、たしか台所に……」ゴソゴソ
o川*゚ー゚)o「あった!!鍋つかみ!!!もとい幽霊つかみ!!!」
つ∋∋
o川*゚ー゚)o「これを使って……!」
o川*゚ー゚)o
∋( ∵)∈ガシッ
o川*゚ー゚)o「おおっ!!本当につかめた!ショボンやるぅ!!!」
三o川*゚ー゚)o「うおおおお!!このまま移動を……!」ダッダッ
三 ∋( ∵)∈
o川*゚ー゚)o「……ん?」
:o川;゚ー゚)o:
::∋( ∵)∈:: ググググ…
o川;゚ー゚)o「う、動かない…この部屋から出れないのかな…」
793
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:27:18 ID:lanxDxCs0
o川;゚ー゚)o「地縛霊…そうだよね…ここに縛られてるんだ…」
o川;゚ー゚)o「……いや」
o川;゚ー゚)o「存在が消えかかってる今、現世とのつながりは弱くなってるはず」
o川;゚ー゚)o「だったら!この場所という繋がりも!弱くなってるかもしれない!!」
o川;゚ー゚)o「あとは…そう…」
o川*゚ー゚)o「根性!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
:o川;゚Д゚)o:「ぬわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
::∋( ∵)∈:: ググググ…
794
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:28:15 ID:lanxDxCs0
o川;゚ー゚)o「……ショボンがね!言ってたんだ!!」グググ…
( ∵)ゴェ
o川;゚ー゚)o「意志の強い霊は、自分の力で出てきたりできるんだって!!!」
( ∵)
o川;゚ー゚)o「きっと強い思いが、霊としての決まりごとに勝つことだってあるんだよ!!!」
( ∵)
o川;゚ー゚)o「だからあなたも!!!自分の意志で!!」
o川;゚ー゚)o「ここから出ようって!強く思ってみて!!!」
( ∵)
o川;゚ー゚)o「後はあたしが!!連れてってあげる!!!!!」
( ∵)
( ∵)
( ∵)ゴェ
795
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:29:13 ID:lanxDxCs0
:o川;゚ぺ)o:「ふぬううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!」
::∋( ∵)∈:: ググググ…
:o川;゚Д゚)o:「ぐうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!」
::∋( ∵)∈:: ググググ…
:o川;>皿<)o:「ぬわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
::∋( ∵)∈:: ググググ…
三三:o川;゚Д゚)o:「どおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
三三 ∋( ∵)∈ブチィ!!!!
o川;゚ー゚)o「い」
o川*゚ー゚)o「いけたああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
( ∵)ゴエェ…
796
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:30:18 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「なんか凄い音聞こえたけど…なんかブチィ!ってヤバそうな音聞こえたけど…」
o川*゚ー゚)o「まぁいっか」
( ∵)エェ…
o川*゚ー゚)o「とにかく急ごう!!もうすぐ消えちゃうかもしれないし!」
o川*゚ー゚)o「だからあなたも、最後の力を振り絞って出てきたんでしょ!」
( ∵)ゴエ
o川*゚ー゚)o「よし!じゃあ……」
(´・ω・`)「…キュート」
797
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:31:18 ID:lanxDxCs0
o川;゚ー゚)o「うおぉ!しょ、ショボンいつの間に後ろに……」
(´・ω・`)「どうしたんだいこんな時間に、玄関に立って」
o川;゚ー゚)o「いやぁこれには深い事情が……」
(´・ω・`)「深い事情ってのは、今君が抱えてるそいつに関したことかな?」
o川;゚ー゚)o「ギ、ギックー!!」
∋( ∵)∈
(´・ω・`)「……まさかとは思うけど、試験の前日のこの夜に、今からどこかに行こうとしているわけではあるまいね?」
o川;゚ー゚)o「う」
(´・ω・`)「この前も言ったけど、君の未来にはこれから救えるたくさんの……」
三o川;゚ー゚)o「ごめんショボン!!!!」ガチャダダダ
(;´・ω・`)「あ!ちょ!!こら!!!」
798
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:32:27 ID:lanxDxCs0
o川;゚ー゚)o「うおおおおおおおおおおおお!!!!」ダダダダダ
<僕の自由がああああああああ逃げていくううううううううううううううううううぅぅぅぅぅぅ……
三o川;゚ー゚)o「なんか聞こえてくるけど無視だ無視!!!」ダダダ
三o川;゚ー゚)o「……」ダダダダ
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「あたしね、ずっと分からなかったんだ」
三o川;゚ー゚)o「あなたが何でどっくんがいない時だけ出てこれるのか!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「でも、やっと分かったの」
三o川;゚ー゚)o「今日、あなたが出てきたから!!!!」
( ∵)
799
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:34:27 ID:lanxDxCs0
三o川;゚ー゚)o「ショボンが言ってたんだ、死ぬ前にどっくんと関わりのなかった霊は、どっくんが出現条件になることはないって!!」
三o川;゚ー゚)o「でもね、でも、そうじゃないって!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「どっくん自体が条件じゃなくても、どっくんが間接的に『きっかけ』になってる場合があるんじゃないかって!!!」
三o川;゚ー゚)o「そう、例えば……『映画』!!!」
( ∵)
o川;゚ー゚)o「『特定の人物』が来たときにしか『その場所』で流されない、映画!!!」
o川;゚ー゚)o「つまり、『とある映画館』で『とある映画』が流されるとき……その幽霊は姿を現す!!!」
o川;゚ー゚)o「どっくんはその条件を満たすきっかけだったんだ!!!」
( ∵)
800
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:35:10 ID:MzuNNbuU0
http://urx.red/rNLl
801
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:35:34 ID:lanxDxCs0
三o川;゚ー゚)o「どっくん言ってたもん!2人の愛…えっと…なんちゃらは、どっくんが来たときだけしか流されないって!!」
三o川;゚ー゚)o「そう、今日まではずっとそうだった!!どっくんが来たときしか、流してなかったんだ!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「そう考えると分かるんだ!あなたが出てきたときに、どっくんに電話がつながらなかった理由!」
三o川;゚ー゚)o「どっくん、携帯の電源切ってたんだよ!!!映画館だから!!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「そして!!何より!!今あなたが出てきてる!!!」
三o川;゚ー゚)o「どっくんによると、今日はお客さんを入れずに、おばちゃんが自分の好きな映画を流してるらしいんだ!」
( ∵)
802
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:36:32 ID:lanxDxCs0
三o川;゚ー゚)o「きっと今、映画館では、2人の……えっと……その映画が流れてる!!!」
三o川;゚ー゚)o「だからあなたはこうやって、出てこられてる!!どっくんが家にいても!!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「だから!!分かったの!!!」
三o川;゚ー゚)o「あなたが、あの映画館で2人の……が流れてる時にだけ、姿を現すことができる霊だってこと!!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「きっと、大切な思い出なんだよね!!その映画も、そして、それが流れてる…映画館も!!!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「だからあたしが連れて行くんだ!!!」
( ∵)ゴェ
三o川;゚ー゚)o「あなたにあなたを、諦めてほしくなんてないから!!!!!!」
( ∵)ゴェ
803
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:37:06 ID:.uk.ax3w0
あー、ビコの正体はそういうことか
804
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:37:26 ID:lanxDxCs0
三o川;゚ー゚)o「タイムリミットは映画が終わるまで……それまでに…絶対!!!!!!!!!」
( ∵)ゴエ
三o川;゚ー゚)o「絶対、連れて行くから!!!!!!!!!!」
( ∵)ゴエ
三o川;゚Д゚)o「ぬううううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ダダダダダダダダ……………
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
805
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:38:06 ID:lanxDxCs0
〜映画館〜
o川;゚ー゚)o「はぁ、はぁ……着いた……」
o川;゚ー゚)o「あれ、もしかして入り口……鍵かかってない?」
o川*゚ー゚)o「ええい!入っちゃえ!」キィ…
o川*゚ー゚)o「おじゃましまーす……」
o川*゚ー゚)o「とりあえず、どしよっか……ん?」
o川;゚ー゚)o「あれ……?」
∋ ∈
o川;゚ー゚)o「いつの間にかいなくなってる……」
o川;゚ー゚)o「もしかして映画終わっちゃったとか……」
o川;゚ー゚)o「うぅ……」
o川;゚ー゚)o「間に合わなかったのかな……」
806
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:39:12 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「……結局、何もできなかったんだな、あたし……」
o川*゚ー゚)o
o川*´〇`)oフワァ
o川*うー゚)o「う……気が抜けちゃったら、なんか急に眠気が……」
o川*´〇`)o「あ、ソファー……」
o川*´〇`)o「ちょっとだけ、ちょっとだけ仮眠してすぐ戻ろ……」
o川*´ー`)o「おやすみなさい……」ムニャァ
o川*´ー`)o「……ごめんね……」
――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
807
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:39:53 ID:lanxDxCs0
<あぁ…フレッド!
<どうしてあなたは私の前からいなくなってしまったの!
リハ´∀`ノゝ「ほんとうに、どうしてなのかしらね」
リハ´∀`ノゝ「どうしてあなたは、いなくなっちゃったのかしら」
リハ´∀`ノゝ「子供が自立したら、私たち2人で、あなたのご両親が残してくれた、この映画館を」
リハ´∀`ノゝ「…一緒に…一緒にやっていこうって、ずっと楽しそうに話してたのに」
リハ´∀`ノゝ「売店でどういう食べ物を出したいか、凄くこだわってたくせに料理はからっきしで」
リハ´∀`ノゝ「だからあたしは作ったことも無いポップコーンの味付けを必死に研究して」
リハ´∀`ノゝ「でも、二人で納得した味ができたときは、凄く嬉しくて」
808
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:40:53 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「どういう映画を流したいかも、毎日のように私に、凄く嬉しそうに話してきて」
リハ´∀`ノゝ「春には目の覚める出会いの物語を流して」
リハ´∀`ノゝ「夏にはスクリーンいっぱいの海の前でかき氷を食べて」
リハ´∀`ノゝ「秋には張り裂けそうな恋物語で胸を切なくして」
リハ´∀`ノゝ「冬には下半身が温まるようなエッチな映画を流して」
リハ´∀`ノゝ「そんな風に、楽しそうにずっと話してて」
リハ´∀`ノゝ「…いやバカじゃねぇのか!」
リハ´∀`ノゝ「お前は!両親から継いだ映画館を!ポルノに染めるのか!!!」
リハ´∀`ノゝ「そう言ったらあなたは捨てられた子犬みたいな顔をして」
リハ´∀`ノゝ「それを見たあたしは」
リハ´∀`ノゝ(あぁ…コイツ本気で言ってたんだ…)
リハ´∀`ノゝ「って察してこいつやっぱりバカじゃねぇのって確信して…」
809
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:42:19 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「実際映画館を運営するようになってからも、上映時間は間違えるわ、別のフィルムを流すわ、もう散々で」
リハ´∀`ノゝ「あたしもそのたんびに走り回って…もう大変で…」
リハ´∀`ノゝ「…でも、凄く楽しかったな…」
リハ´∀`ノゝ「もちろん、今も楽しいけど、やっぱり……」
<どうしようもない程!辛い思いをしたの!!
リハ´∀`ノゝ「そうね、どうしようもなく辛くなる時があるの…」
リハ´∀`ノゝ「あなたが、いなくなっちゃってからずっと…」
リハ´∀`ノゝ「……」
「いるよ」
リハ´∀`ノゝ「……え?」
810
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:43:05 ID:lanxDxCs0
「ここに、いるよ」
リハ´∀`ノゝ
リハ´∀`ノゝ「その、声……」
リハ´∀`ノゝ「……」
リハ´∀`ノゝ「……あなた?あなたなの?」
「そうだよ」
リハ´∀`ノゝ「そんな……でも、なんで……だって……」
<どうして!どうしてなんだ!!!
リハ´∀`ノゝ「どうして……」
「結婚記念日だからね、今日は僕たちの」
811
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:43:46 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「で、でも……そんな……だって……」
<そんなの決まってるじゃない!!!!!!
「だって、約束したじゃないか」
リハ´∀`ノゝ「……」
「いつか2人だけの金婚式を、ここでやろうって」
リハ´∀`ノゝ「……覚えててくれたのね」
「忘れるわけないよ」
リハ´∀`ノゝ「……いつか結婚して50年経ったら……2人で思い出の映画を見よう」
「2人が出会うきっかけになった、あの映画を」
リハ´∀`ノゝ「そしてまた出会った時のように」
「もう一度、恋に落ちよう」
812
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:44:34 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「……約束、だったものね」
「あぁ、約束だった」
リハ´∀`ノゝ「……覚えてる?私たちが出会った時のこと」
「覚えてるとも」
リハ´∀`ノゝ「この映画をここで見たとき、お客さんは私たち2人だけで」
「そう…ちょうどこのカーチェイスのシーンだったね」
リハ´∀`ノゝ「あまりの突拍子の無さに、2人とも思わず吹き出しちゃって」
「そして2人は出会ったんだ」
リハ´∀`ノゝ「……そうね……よく覚えてるわ」
813
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:45:32 ID:lanxDxCs0
「それからは毎日が楽しかった」
リハ´∀`ノゝ「私もよ」
「結婚して、子供も産まれて……本当に幸せだった」
<僕は君を愛していた…なのに!
「なのに、僕は事故で死んでしまった」
リハ´∀`ノゝ「私と一生を共にしてくれるって、約束したのにね」
<嘘つき!フレッドなんてもう知らない!
リハ´∀`ノゝ「ほんと、嘘つき」
「ははは、手厳しい」
814
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:46:58 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「……でも、こうやって、また言葉を交わせてよかった」
「僕もだよ」
リハ´∀`ノゝ「……どうして、ずっと会いに来てくれなかったの?」
「色々、事情があってね」
リハ´∀`ノゝ「ふふ、あなたはいつもそうやってはぐらかしてたわね」
「あぁ、でも……」
<一生君だけを見ていたいんだ…
「ずっと君と一緒にいたかったという気持ちは、忘れなかった」
リハ´∀`ノゝ「私も、あなたのことを忘れた日はなかったわ」
「……そろそろ映画が終わってしまうね」
リハ´∀`ノゝ「……そうね」
815
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:49:05 ID:lanxDxCs0
「僕がこの映画を大好きなのは……」
リハ´∀`ノゝ「すべてが終わった後のこのやりとりが、冒頭の出会った時のやりとりと同じところなんだ…でしょ?」
「その通り…って、何度も話したんだっけ」
リハ´∀`ノゝ「そうね…何度も、繰り返すように、この映画のように」
「2人の物語は繰り返していく、ずっと2人は一緒にいられる、そういうところが」
リハ´∀`ノゝ「大好きだったのよね」
「……でも、僕はもうここを離れなくちゃいけない」
816
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:51:03 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「いなくなってしまうの?」
「……いや、最後にどうしても見届けなくちゃいけないものがあってね」
リハ´∀`ノゝ「あら?浮気かしら?」
「そうじゃないさ…ただ」
「僕らをこうやって出会わせてくれた、かわいいキューピッドをね」
リハ´∀`ノゝ「そう……ふふ、妬けちゃうわ」
817
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:51:19 ID:2q2sqf8Y0
泣かせにきやがって……!
涙が止まらないぞ!
818
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:54:11 ID:lanxDxCs0
「安心して……いつか」
「いつか、必ず会いに来る」
リハ´∀`ノゝ「……そうね」
<愛してるよジーナ……
「愛してるよ」
<フレッド……
「私もよ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
819
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:00:11 ID:.wFzZtMU0
o川*-。-)o「むにゃ……んぅ……」
o川*゚ー゚)o「はッ!!!!!!!!!!」
o川*゚ー゚)o「起きた……あれ……」
o川*゚ー゚)o「ここどこ……?……何で映画館に……」
o川*゚ー゚)o「……あっ、そうかあたし昨日ここに来て……」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「……外…明るい……」
o川*゚ー゚)o「……時計……」チラッ
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「く、九時……」
820
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:01:15 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「たしか会場までは車で1時間とちょっと……試験開始は10時……」
o川*゚ー゚)o「事務所に戻るまで20分弱……」
o川*゚ー゚)o「そして準備もろとも……」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「終わった……」
o川*゚ー゚)o「この世の終わりだ……」
821
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:01:59 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「終焉……」
o川*゚ー゚)o「the end……」
「ぁぁぁ……」
o川*゚ー゚)o「ふふ……心の断末魔が聞こえる……」
「ぁぁぁぁああぁあぁぁぁああ…」
o川*゚ー゚)o「あたしの心が死んでいく声が……」
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ」
o川*゚ー゚)o「なんか心なしか大きくなってるような……」
「あああああああああああああああああああ!!!」
o川;゚ー゚)o「って幻聴じゃないじゃん!これ外から聞こえてきてるって!!」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
o川;゚ー゚)o「なんだなんだ」ガチャッ
822
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:02:52 ID:.wFzZtMU0
n .
... ⊆ ⊇
 ̄U ̄
キ ィ _, ========、.==== 、.、
イ ィ イィ _/ // ヽヽ____<姐さああああああああああああああああああん!!!!!!
イ___/_( ;^ν^)//|/二) |ヽヽ__/ノ
,-=,~ ̄ , -- , _ ̄ ̄ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ  ̄ヽ (´⌒(´⌒;;;
/ - ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ― ´ /;;;;;;ヽ o .| イ ィ ノ ,-‐-、 0.| (´⌒(´⌒(´⌒;;;
( ニ |゚ ゚̄| ニフ //  ̄ヽ| _ | イ / / ,.- .、.、_ ) (´´(´⌒;; イ ィ
・;’.、 .>ヽ 二二二フ エニフ_|;:I ノ |└┴―――― ´ _|::( ◎) |_/ イ ィ⌒(´⌒;;;イイ イ イ イ イ
・;’.、)\)\人 ̄ ̄ゞゝ;;;;ノ ̄ ̄ ̄ゞ_ゝ ー,ノ ̄ゞゝ ̄ノ ̄ ̄ ̄ゞ_ゝ ーノ人/(・;’(´イ イ;;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「へ」
o川;゚Д゚)o「変態がきたあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
823
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:04:35 ID:.wFzZtMU0
(;^ν^)「いた!姐さん!!!早くこの車に乗ってください!!!」ガチャ
o川;゚ー゚)o「何だ姐さんって!何かキャラ変わりすぎでしょ!!!!」
o川;゚ー゚)o「しかも!!服着てるし!!!」
(;^ν^)「そんなのどうでもいいからとりあえず乗ってくだせぇ!!」
o川;゚ー゚)o「何で!!?正直今のあんたへの信頼度マイナス999億万ポイントくらいなんだけど!!」
(;^ν^)「ドクオの兄貴に頼まれたんです!!姐さんを会場まで送ってくれって!!!」
o川*゚ー゚)o「…どっくんが!?」
(;^ν^)「必要なものは全部車に積んであります!!だから早く!!」
o川*゚ー゚)o「……わかった!!!ありがと!!!!」ガチャ
ブロロロロロロロロロロ…………………
――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
824
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:04:44 ID:KrU1jPAg0
変態のニュッくんだ!!!存在忘れてた!!!
825
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:05:26 ID:.wFzZtMU0
ブロロロ………
o川*゚ー゚)o「でもよくあたしがあそこにいるって分かったね」
( ^ν^)「ドクオの兄貴に映画館付近に行ってくれって言われたもんで!」
o川*゚ー゚)o「あれ?あたし事務所出る時ショボンに行き先伝えたっけ……」
( ^ν^)「あ、そうだ!後ろのカバンにスーツと筆記用具、受験票、推薦状、その他諸々必要なものは入れてあるので!」
o川*゚ー゚)o「おぉ……本当だ……」
( ^ν^)「近くのネカフェで降ろしますんでそこで着替えなり化粧なりはやっちゃってくだせぇ!!」
o川*゚ー゚)o「で、でもそんな時間は……」
826
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:06:06 ID:.wFzZtMU0
( ^ν^)「大丈夫でさぁ!!俺は天才的なドライビングテクを持ってるんです!!」
( ^ν^)「人間の腕は2本…生物的な限界がある…しかし!!!」
( ^ν^)「俺には!!腕に加えこの舌がある!!!!つまり!!!」
( ^ν^)「手でハンドルを細かく動かしながら!!!舌でギアを華麗にさばく!!!」
( ^ν^)「通常の運転をはるかに上回るドライビング!!テク!!!」
( ^ν^)「必ず間に合うように送り届けて見せまさぁ!!!」
o川*゚ー゚)o「おぉ……」
o川*゚ー゚)o「ん?……そういやどっくんが言ってたけど、あかなめは今レンタカーやってるんだよね?」
( ^ν^)「はい!!」
827
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:06:44 ID:39CifzlM0
まさかのニュッw
828
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:07:36 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「……一応聞いとくけど、その、舌を使って運転した車をレンタルに出してたりしないよね?」
( ^ν^)「もちろん!これは社用車ですから!!」
o川*゚ー゚)o「よかった……」
( ^ν^)「……こんな俺でも、思うようになったんです」
( ^ν^)「仕事をやるからには、全力でやりたい!!!お客様に出す車は、最高の状態であるようにしたい!」
( ^ν^)「だから、レンタルに出す車には、お客様を不快にする要素は絶対に与えないようにしたいんです!!」
o川*゚ー゚)o「おぉ……!」
o川*゚ー゚)o「なんか、ほんとに変わったね…こう、言葉遣いとかだけじゃなく……」
( ^ν^)「それはやっぱり……鈴木の兄ィと……ドクオの兄貴のおかげです」
829
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:08:15 ID:ve5NfrLY0
最近ぶっきらぼうなニュッ君しか見てなかったからすげー新鮮
830
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:08:23 ID:.wFzZtMU0
( ^ν^)「最初こそきつくてきつくて辛かったけど、でも」
( ^ν^)「今は凄く充実してるんです……!こんな自分が、誰かの為に、誰かの笑顔の為に働くことができてるんだって…!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ…!」
( ^ν^)「それに、給料でブラジャーやパンツを通販で山ほど買うこともできますし!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ……」
( ^ν^)「とはいっても限度ってものを知りましたからね!自分の欲望はある程度コントロールできるようになりました!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ…!」
( ^ν^)「まぁパンツ買っても月200枚が限度ってとこですよ!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ……」
831
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:09:43 ID:.wFzZtMU0
( ^ν^)「…そんな風に自分が変われたのは、さっきも言ったようにドクオの兄貴との出会いがあったからなんです」
( ^ν^)「そして姐さんも、その仕事を手伝いたいって、そう思ってるんですよね」
o川*゚ー゚)o「…うん!」
( ^ν^)「だったら!!俺は全力で力になりますよ!!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ…!」
( ^ν^)「だから試験に合格して、俺みたいなのを、たくさん助けてあげてください!!!!」
o川*゚ー゚)o「…任せて!」
( ^ν^)「じゃあしっかり間に合わせるために……ちょいとトばしますよ!!!」
o川*゚ー゚)o「おっけー!!!!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………
――――――――――――――――――――――――――………………………
832
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:10:09 ID:uwgs4KQs0
あかなめwww
833
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:10:32 ID:.wFzZtMU0
会場!!!
( `,_´)「そろそろ10時か……まだ一人来てないみたいだけど、そろそろ問題を配って……」
「まってぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええ」
( `,_´)「…ん?」
o川;゚ー゚)o「ぬおおおお!!セーフ!!!」ガチャリコ!!
( `,_´)
o川;゚ー゚)o「……あ」
シ――ン……
o川;゚ー゚)o(う…受験者の視線が痛い……)
( `,_´)「……席に着きなさい」
o川;゚ー゚)o「あ、はい」
834
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:11:28 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o(まぁなんにせよ間に合ってよかった…!)
o川*゚ー゚)o(結構人いるな……30人くらい……?)
o川;゚ー゚)o(うぅ、緊張する……)
( `,_´)「試験は120分で……問題用紙に不備が……落し物をしたら……」
o川*゚ー゚)o(大丈夫、大丈夫だよ!正直もう今日イチの山場は超えた感あるし!!サンキューあかなめ!!)
( `,_´)「こちらの時計で……ちょうどから……」
o川*゚ー゚)o(後はもう全力で!!!落ちてくだけ!!!)
o川*゚ー゚)o(ん……?落ちてくのはアカンのでは……?)
( `,_´)「では……はじめ!!」
ザザッ!!
カリカリカリ…
カタカタッ!
o川*゚ー゚)o(ええい!!!ままよ!!!!!)ザッ!!
――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………
835
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:12:08 ID:.wFzZtMU0
('A`)「おーす」
( ^ω^)「お!ドクオかお」
('A`)「あれ?この時間なのに今日はお前の父ちゃんがレジやってないのか」
( ^ω^)「父ちゃん昨日転んでちょっと怪我しちゃって……」
('A`)「あー……」
( ^ω^)「まぁ大事じゃないみたいだし2日もすれば大丈夫みたいだお」
('A`)「そりゃ何よりだ」
( ^ω^)「ドクオは父ちゃんに用でもあったのかお?」
('A`)「いや、どうせお前を呼んでもらうつもりだったしむしろ手間が省けたよ」
836
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:13:00 ID:.wFzZtMU0
( ^ω^)「あー、件の」
('A`)「…今朝は早くからすまんかったな」
( ^ω^)「まぁ普段からあの時間には僕も起きてるから気にするなお」
('A`)「おう」
( ^ω^)「それにしても何があったんだお?突然『前に俺の家にあった小さい方の反応が今どこにあるか探してくれ!』だなんて」
('A`)「まぁ色々あってな……」
( ^ω^)「かなり反応が小さくなってたから探すの結構苦労したお……」
('A`)「しかしこっちで色々手を加えて都市伝説としてのほぼ名残りは消したはずなんだがな、やっぱりお前の能力はすごいよ」
( ^ω^)「でへへ」
('A`)「まぁ実際そのおかげで助かったわけだしな」
837
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:13:52 ID:39CifzlM0
良くも悪くもメリハリがついたなあかなめwww
838
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:13:55 ID:.wFzZtMU0
( ^ω^)「で、なんでそれを追ってたんだお?」
('A`)「いやぁ、この前お前に推薦状もらった時、元口裂け女に使わせてもらうって言ったじゃん?」
( ^ω^)「あー、そうだったおね」
('A`)「そいつがウチに居候して勉強してたんだけど、受験前日の昨日の夜に急にウチを飛び出してさ……」
( ^ω^)「お、おぉ……」
('A`)「まぁてんやわんやでお前の力を貸してもらったってわけだ」
( ^ω^)「なるほど…で、ちゃんと受験には間に合ったのかお?」
('A`)「おう、車で送った奴が連絡くれたよ。結構ギリギリだったみたいだけど」
( ^ω^)「それはよかったお」
('A`)「あぁ…今回は本当に助かったよ。この借りはちゃんと返すから、なんか困ったことでもあったら相談してくれよ」
839
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:14:42 ID:.wFzZtMU0
( ^ω^)「お!多少は頼りにしてるお!」
('A`)「ん!……あ、から揚げ弁当1つ頼むわ」
( ^ω^)「お!5分くらいで出せるからちょっと待っててお」ガサ…
('A`)「おっけ」
ジュワァ〜
('A`)「ふぅ…っと、もうこんな時間か」
('A`)「筆記試験が正午までだから…そろそろ休憩か」
('A`)「……頑張れよ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………
840
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:15:39 ID:.wFzZtMU0
o川;゚ー゚)o(もう時間がない!最後の見直し!!)
o川;゚ー゚)o(あっ、この文字ちょっと潰れて読みにくい!!書き直さないと……)
ジリリリリリリ
o川;゚ー゚)o(あ)
( `,_´)「ペンを机に置いてください」
o川* Д )o「んあぁああぁぁぁぁ……」
( `,_´)「解答用紙は通路側に……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――………………………
841
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:17:00 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o(あぁ……もう不安しかない……)
o川*゚ー゚)o(……でも、ベストは尽くせた!うん!ショボンの予想も的中してたし……ショボンのくせにやるもんだね……)
o川*゚ー゚)o(あとは……一時からの面接!!)
o川*゚ー゚)o(面接はあんまり練習できなかったけど、もう腹くくるしかないよね……)
o川*゚ー゚)o(あ、お腹といえば……)ゴソゴソ
o川*゚ー゚)o(よし!ちゃんと貼れてる!対探知部プロテクト!ショボン特性『都市伝説の反応を消すシール!』)
842
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:17:48 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o(しゅじゅちゅ…手術後も微妙に残ってるあたしの口裂け女としての反応を、これでシャットダウン!!)
o川*゚ー゚)o(車の中にいたときに貼ったけどはがれたりしてないみたいだし……)
o川*゚ー゚)o(よしよし!!!安心して面接に臨めますな!!!!)
o川*゚ー゚)o(ようしあと一息……頑張るぞ!!!!)
o川*゚ー゚)o(……お!コンビニのサンドウィッチまで用意してくれてたんだ!!やるぅー!)
――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
843
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:18:33 ID:.wFzZtMU0
('A`)「ただいまー」
(´・ω・`)「おかえり」
('A`)「ほい昼飯」ガサッ
(´・ω・`)「おーありがと」
(´・ω・`)「あれ、1つしかないよ」
('A`)「あー、俺はまたこれから出かけるから」
::(´;ω;`)::「プ…ドクオお前…また…ププッ…2人の…愛の…プププププッツ……」プルプル
(;'A`)「あぁもうそうだよ!!」
(´;ω;`)「ブヒィイイイ!!!ブワハハハハハハ!!!!ッヒィーッ!!!ヒィーッ!!!ン゛ッ゛!!!!」
(;'A`)「あぁもううるせぇな……しかし今回はお前にも迷惑かけたしな……」
844
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:19:14 ID:.wFzZtMU0
(´;ω;`)「ンフッ…ヴォェッ…迷惑?なんかあったっけ……ププッ……」
('A`)「ほら、面接のときの探知部対策、最初対三重プロテクトって言ってたけど、急遽四重に変更してもらったろ?」
(´;ω;`)「ププ…ン…四重……?」
('A`)「まぁ今回はお疲れさん」
(´;ω;`)「ン……ン……?」
('A`)「じゃあ俺は出かけてくるから、ちゃんと当番の仕事やっといてくれよ」
ガチャ
(´;ω;`)「ン……?」
(´・ω・`)「……ん?」
845
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:20:03 ID:KrU1jPAg0
またショボンか……
846
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:20:21 ID:.wFzZtMU0
3日前!!!
('A`)『ショボン、試験のプロテクトのことだけど』
(´・ω・`)『あぁ、それならちゃんとやってるから大丈夫だよ』
('A`)『……今回は面接の話の時みたいにならないよう、ちゃんと聞いてほしいんだが』
(´・ω・`)『わかったわかった、で、どうした?』
('A`)『対探知部プロテクトは三重で、って話だったじゃん』
(´・ω・`)『あぁ、そうだったね』
('A`)『ただ今回から面接時により精密な探知部の検査があるみたいで、それが今までのより厳しくなってるみたいなんだわ』
(´・ω・`)『あー』
847
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:21:08 ID:.wFzZtMU0
('A`)『とはいってもさすがに高岡さんクラスは来ないから、せめて四重くらいにしておいて欲しくて』
(´・ω・`)『了解』
('A`)『……ほんとに了解してる?』
(´・ω・`)『大丈夫だよ。今回の話はヘマったらもしかすると僕にまで危害が及ぶかもしれない話だからね』
('A`)『まぁバレたら俺らもろとも終わりだろうからな』
(´・ω・`)『だからドクオは安心してていいよ』
('A`)『なんか妙に説得力あるな…まぁ取りあえず任せたから』
(´・ω・`)『ん』
――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
848
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:22:01 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)「おかしい……回想だとちゃんと了解している……」
(´・ω・`)「なのになぜ僕は忘れていた……」
(´・ω・`)「ハッ!」
(´・ω・`)「そうか……この直後……」
849
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:22:23 ID:39CifzlM0
あちゃー……
850
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:22:45 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)『よーしプロテクトいじるか……』
(´・ω・`)『っとその前に、頑張る自分へのご褒美にガチャをまわそう』
(´・ω・`)『それ』ポチ
(´・ω・`)『……ん?』
(´゜ω゜`)『おおおお!!??!トップレアきたああああああああ!!!!えっ!!!まじかよ!!!!!!!』
(´゜ω゜`)『え!?マジ!!?!?え!!?!』
(´゜ω゜`)『っぉおおおぉ……』
(´゜ω゜`)『やべぇ……めっちゃ興奮してる……』
(´・ω・`)『…よし、取りあえず早速運用してみよう……』
(´・ω・`)『プロテクトは…明日でいっか……』
(´^ω^`)『……ようぅし、遊び倒すぞぉー!!!おー!!!ヒュー!!!!!』
――――――――――――――――――――――――――――…………………………
851
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:23:26 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)「…そっかー」
(´・ω・`)「そのまま忘れちゃってたかー」
(´・ω・`)「あー……」
(´・ω・`)「んー……」
(´・ω・`)「……」
(´・ω・`)「いや、よく考えろ」
(´・ω・`)「僕に悪い点あったか?」
852
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:24:18 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)「どう考えてもガチャが悪くない??」
(#´・ω・`)「いや絶対そうだよ!!!ガチャが悪いって!!!!」
(#´・ω・`)「あんなタイミングでトップレアを……わざとかな!?!わざとでしょ!!?!?!」
(#´・ω・`)「くっそ……絶対ガチャ許せん……!」
(´・ω・`)「ドクオもきっとそう思ってくれるだろう」
(#´・ω・`)「もうガチャ絶対許さんからな……覚えてろよ……!!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
853
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:26:39 ID:.wFzZtMU0
( `,_´)「えー、1時になりました。ただいまより番号順に面接をしていきます」
o川*゚ー゚)o(きた…!)
( `,_´)「えー、本年度より面接を採用した理由としましては、合格者の中に人格的な問題が酷すぎる人間が多々いたことが問題となり…」
( `,_´)「上司のサケフレークを勝手に食べる者や、女性に会うだけで悲鳴をあげてのうたちまわる者…」
o川*゚ー゚)o(後半の人絶対どっくんだ……)
( `,_´)「これからはそういうことがないよう、しっかり見極めていきますので、どうぞよろしく」
o川;゚ー゚)o(……)
854
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:27:23 ID:.wFzZtMU0
( `,_´)「それでは1番の方から……」
o川;゚ー゚)o(あたしは……3番か……結構早いな……)
o川;゚ー゚)o(でも大丈夫!!シールもちゃんと貼れてる!恐れるものはない!!)
o川;゚ー゚)o(ファイト!ファイトだ!)
「それでは2番の方…」
――――――――――――――――――――――――――………………………
855
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:28:11 ID:.wFzZtMU0
o川;゚ー゚)o(うぅ、そろそろだ……)
「それでは3番の方」
o川;゚ー゚)o「!はい!」
「こちらへどうぞ」
o川;゚ー゚)o「はい」テクテク
「では奥の部屋で」
o川;゚ー゚)o(大丈夫、きっとできる!!)
o川;゚ー゚)o(まずノックの回数は、3回!3といえば口裂け女の大好物!)
o川;゚ー゚)o(そう!絶対できる!!落ち着け…落ち着け…)
o川;゚ー゚)o∂コンコンコン
<どうぞ
o川*゚ー゚)o「……失礼します!」キィ……
856
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:30:00 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o(あれ……面接官がいない……?)
o川*゚ー゚)o(部屋の真ん中に椅子が1つあるだけ……)
o川*゚ー゚)o(……まぁそりゃ普通の面接とは違うよね)
o川*゚ー゚)o(なんたってこれは…閻魔省の面接なんだもん!!ビビったら負けだぞ!!あたし!!!)
o川*゚ー゚)o(とりあえず椅子の隣に立って……)
<では、名前と受験番号をお願いします
o川;゚ー゚)o「…はい!受験番号3003番!素直弓十です!!」
<わかりました……どうぞ、座ってください
o川;゚ー゚)o「失礼します!!」ガタッ
<はい、では、さっそく質問を始めていきますね……
―――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
857
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:30:56 ID:.wFzZtMU0
( '〜`)ポリポリ
つ゜Щ
(,,゚Д゚)「どもっす」
( 'A`)「悪いな、日曜に呼びだして」
つ゜Щ
(,,゚Д゚)「いえ、俺もこれから出かける予定だったんで」
('A`)「そっか…ほい」
(,,゚Д゚)「お、あの資料すっか…どうでした?」
('A`)「やっぱり気になる点がいくつかあってな……近いうちにお前の手を借りることになりそうだ」
(,,゚Д゚)「言っときますけど俺はもう空を飛びませんからね……」
('A`)「うん……ほんとごめんね……ほんと……ほんとね……」
858
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:32:19 ID:ULo4QvZU0
これバレたら洒落にならねえな
859
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:32:37 ID:.wFzZtMU0
(,,゚Д゚)「そういや今日があの口裂け女の子の試験の日なんですよね」
('A`)「おう。車出してくれる約束までしてたのになんか悪いな」
(,,゚Д゚)「いや俺としては時間ができて嬉しいですしし気にはしてないですよ」
(,,゚Д゚)「で、どうっすか?いけそうっすか?」
('A`)「どうだろ……半々…いや…五公五民ってとこかな」
(,,゚Д゚)「意味は分かんないっすけど言いたいことはわかりますがそれって微妙なんじゃ……」
('A`)「まぁ、今日の頑張り次第ってとこだろ……」
860
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:33:19 ID:.wFzZtMU0
(,,゚Д゚)「まぁ、俺としても自分がかかわった案件だし、応援してますからね」
('A`)「おう、結果でたらお前にも知らせるよ」
<ギャギャギャギャギャ!!!
<甘いわフレッド!コーナリングが甘い!!!!
(,,゚Д゚)「……カーチェイス……ほんとに始まりましたね……」
('A`)「ほんと意味わからんよな……この映画……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
861
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:34:24 ID:.wFzZtMU0
<それでは最後の質問です
o川*゚ー゚)o「はい!」
o川*゚ー゚)o(よし、今のとこ特に大きな失敗はない!!)
<……とその前に面接官、私からよろしいですか?
o川*゚ー゚)o(…ん?)
<探知部の……ええ、どうぞ
o川;゚ー゚)o(た、探知部!!!?!?)
o川;゚ー゚)o(なんで?え!?だって……)
<はい、単刀直入に申します……
<素直さんから……『そちら側』の反応を感知しました
o川;゚ー゚)o「!!?」
862
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:35:56 ID:.wFzZtMU0
o川;゚ー゚)o(そんな!!だってシールもちゃんと…!!)
<……素直さん
o川;゚ー゚)o「ち、違います!私は!!!」
<異議を唱えることは許可されていません
o川;゚ー゚)o「…そ、んな……」
<今すぐその場に伏し、両手を頭の後ろ組んで
o川;゚ー゚)o
( ∵)
<待機……を
( ∵)ゴエェ
o川;゚ー゚)o「!?」
<!?
863
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:37:45 ID:.wFzZtMU0
( ∵)ゴエェ
<……霊!?
o川;゚ー゚)o(な、何で…!?!?)
<じゃ、じゃあこの反応は……
<……モナモナモナ、素直さんはどうやら『憑かれて』いたようですモナ
( ∵)ゴエェ
<しょ、所長……!
<おそらくその反応も、その霊によるものじゃないかモナ?
<た、確かに反応を見る限り、その子と霊は結びついている……
<モナモナ、それにその霊……悪いものではないようだし……特に問題はないんじゃないかモナ?
<悪性反応は!?
<出てません……それに反応を見るに、おそらくもう消失寸前の霊かと……
o川;゚ー゚)o「…!」
864
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:39:02 ID:.wFzZtMU0
<モナ、このくらいの反応なら、すぐになくなるモナね
<……というわけで
<このまま試験を続けてもいいモナ?
<しかし局長…!どんな小さな反応であっても、規則では…!
<形式ばっかりを気にして今まで散々失敗してきた結果、今回のように面接を導入することにしたんだモナ
<せっかくだし、僕はこれを機に現場を変えていきたいモナ
<…どうモナ?
<そう……ですね……
865
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:40:20 ID:.wFzZtMU0
<……わかりました。ではこのまま試験を続行します
o川*゚ー゚)o「!!はい!!!」
( ∵)ゴエ
o川*゚ー゚)o(……ありがとね!)
( ∵)ゴエェ
<……では素直さん、改めて……最後の質問です
o川*゚ー゚)o「はい!」
<あなたはなぜ、就職案内所の職員になりたいと考えたのですか
o川*゚ー゚)o「はい!それは―――――――――――――」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
866
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:41:13 ID:.wFzZtMU0
o川*´ー`)o「ふぃいいいいいいい!!!おわったああああああああ!!!!」
o川*´ー`)o「この解放感…やばい…うおおおぉ…」
o川*゚ー゚)o「まぁ不安もいろいろあるけど…気にしたってしょうがないもんね!!」
o川*゚ー゚)o「……でもあの時、もしあの子が出てきてくれなかったら……」
o川*゚ー゚)o「……ほんとに、ありがとね」
o川*゚ー゚)o「……よし!切り替え切り替え!前向いてなくちゃ!!」
o川*゚ー゚)o「……えーと、確かこの辺で……」
( ^ν^)ノシ「姐さああああああああああん!!!!」
o川*゚ー゚)oノシ「お!いたいた」
867
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:41:53 ID:.wFzZtMU0
( ^ν^)「迎えに参りやした!」
o川*^ー^)o「ウス!!ありがと!!」
ガチャ バン
ブロロロロ……
( ∵)
( ∵)
( ∵....;:.
( ;::: .:.;:
::;::: .:.;:;:
――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
868
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:43:24 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「あ、この辺で降ろしてもいいよ!」
( ^ν^)「まだちょっとありますぜ?」
o川*゚ー゚)o「なんかちょっと歩きたい気分だから」
( ^ν^)「わかりやした!」ヴゥン…キッ…
o川*゚ー゚)o「ブレーキ上手いね……」
( ^ν^)「へへ!当然でさぁ!」
o川*゚ー゚)o(欲望のブレーキもこのくらい上手ければ……)
( ^ν^)「では!お疲れ様でした!!」
o川*゚ー゚)o「うん!今日はありがとね!」バタン
869
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:44:40 ID:.wFzZtMU0
ブロロロロロ……
o川*゚ー゚)o「さて、歩きますか」
('A`)「……あれ、キュートか?」
o川*゚ー゚)o「ん…あれ!どっくん!ヒュー!偶然!」
('A`)「ちょうど帰ってきたところか?」
o川*゚ー゚)o「うん!あかなめの車に乗せてもらったの!」
('A`)「そうだなぁ…今度あいつにもちゃんと礼に行かないとな」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「……どっくんは凄いね」
(*'A`)「え、ちょ、な、なんだよ急に…もう…なんなの!」
870
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:46:30 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「だって、あのあかなめが……あのあかなめだよ!?」
o川*゚ー゚)o「あんなパンツ被るわ全裸で走るわ仕事したくないって騒いでたあのスカポンタンのあかなめが」
o川*゚ー゚)o「あんな風になるなんて」
('A`)「ボロクソ言うな…」
o川*゚ー゚)o「あかなめも言ってたもん、どっくんのおかげなんだって」
(;'A`)「まぁどっちかって言うとあいつの場合雇ってる奴…鈴木の影響がでかいんだけどな」
o川*゚ー゚)o「でも、言ってたよ。どっくんとの出会いがあったからだって」
('A`)「でも頑張ったのはあいつだからな。俺はそのための機会を提供しただけだ」
o川*゚ー゚)o「……そっか」
871
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:47:17 ID:.wFzZtMU0
('A`)「キュートもそうだろ?俺はほんとに何にもしてないし、頑張ったのはキュート自身なんだし」
o川*゚ー゚)o「でも、やっぱりどっくん達がいなかったら、どうしようもなかったよ」
('A`)「まぁなんでもいいや。キュートも就職案内所で働くようになればわかるさ」
o川*゚ー゚)o「まぁ正直なれるかどうかはあやしいけど……」
('A`)「まぁその時はその時だ。また考えればいい」
o川*゚ー゚)o「……うん」
('A`)「ほら、着いたぞ」ガチャ
(#´゜ω゜`)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!死ね!!!死ね!!!!ガチャ死ね!!!!!」
(#´゜ω゜`)「ガチャ皆殺しじゃコラ!!!!ギャッ!!!ギャッ!!!!!!
o川;゚ー゚)o「うおぉ!?」
872
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:48:02 ID:.wFzZtMU0
(#´゜ω゜`)「キル!!!!!キル!!!!!キル!!!!ガチャ!!!!!!マンマミーア!!!!!
(;'A`)「どうしたどうした」
(´・ω・`)「おや、ドクオ、いいところに」
(;'A`)「いやどうしたんだよお前……」
(´・ω・`)「いやさ、僕は全く悪くないんだ。1ミリも、ほんとに全然僕のせいじゃないんだ」
(´・ω・`)「全部ガチャが悪いんだ。僕じゃなくてガチャが」
(;'A`)「だから何の話してるんだよ……」
(´・ω・`)「いやぁ実はキュートのプロテクト四重にするの忘れてて」
(;'A`)「いやいや!!!おいウソだろ!!!!!」
873
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:48:49 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)「いやでもね、僕が悪いんじゃないの、悪いのはガチャなの」
(´・ω・`)「マジ許せん…ガチャ殺すしかない…」
(´・ω・`)「ね?ドクオもそう思うでしょ」
('A`)「おい」
(´・ω・`)「はい」
('A`)
(´・ω・`)
('A`)
(´・ω・`)「正直マジでやばいと思ってる」
874
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:49:48 ID:.wFzZtMU0
(;'A`)「キュート!!今日の面接の時なんか変なこと言われなかったか!!?」
(´・ω・`)「死ぬかもわからん」
o川*゚ー゚)o「変なこと?…あ」
o川*゚ー゚)o「なんか、探知部の人があたしから『そちら側』の反応があるって言われて」
(;´゜ω゜`)「ほぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!」
(;゜A゜)「ぶぎゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
(;´゜ω゜`)「やべぇよ…やべぇよ…死んだって…やべぇって…おい…おい…」
(;゜A゜)「ピギャ…ピ…ピギャ…ア…ァア…」
o川*゚ー゚)o「でもね、あの子が助けてくれたの」
(;゜A゜)「プギャ……ん?あの子……?」
875
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:50:41 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「うん、どっくんは知らないだろうけど……」
o川*゚ー゚)o「あたしね、昨日の夜ここにいた地縛霊を連れて映画館まで行ってきたんだ」
o川*゚ー゚)o「その子が、きっと行きたがってたから……」
o川*゚ー゚)o「でも、だめだった、あたしは何もしてあげられなかった」
o川*゚ー゚)o「でもね、その子はあたしを助けてくれたの」
o川*゚ー゚)o「探知部の人にバレたとき、あたしの反応を上書きするように憑りついてくれて」
o川*゚ー゚)o「それでね、なんかモナモナ言ってる人がこれは霊の反応だからセーフ!(意訳)って言ってくれたの」
(;'A`)「しょ、所長か……助かった……」
876
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:51:23 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「…昨日、ほんとに消えかけだったんだ、だから」
o川*゚ー゚)o「最期の力を、振り絞ってくれたんだと思う」
('A`)「そんなことが……」
o川*゚ー゚)o「……あたしはあの子に、何にもしてあげられなかったのに」
(´・ω・`)「……前にも話したよね。霊の性質について」
o川*゚ー゚)o「……え?」
(´・ω・`)「幽霊になってから、それまで関わったことのないはずの人間に憑りつくって話」
o川*゚ー゚)o「あの家族が殺されて、ってやつ?」
(´・ω・`)「そう。その時言ったはずだ」
(´・ω・`)「憑りついたりとかそういうのは特別な思念があってからこそ起こるもんだって」
o川*゚ー゚)o「……」
(´・ω・`)「きっとあいつも、君になんらかの強い感情を抱いてたんだと思うよ。僕はそれが……君への感謝だったんだと思うけどね」
o川*゚ー゚)o「……でも」
877
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:54:07 ID:.wFzZtMU0
('A`)「……そういや、今日も映画館に行ってきたんだがな、おばちゃんから妙な話を聞いたよ」
o川*゚ー゚)o「え…?」
('A`)「昨日の夜、何年も前に死んだはずの夫と一緒に、思い出の映画を見ることができたんだってさ」
o川*゚ー゚)o「それって……」
('A`)「で、朝フロントに行ったらソファーで眠りこけてる女の子がいたんだってよ」
o川*゚ー゚)o「……」
( 'A`)「ほら、これ」スッ
つ□
o川*゚ー゚)o「?手紙……?」
('A`)「俺がそいつの知り合いだって言ったら、渡してくれって」
o川*゚ー゚)o「……」
('A`)「読んじゃえよ」
o川*゚ー゚)o「……うん」ピリピリ
878
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:56:14 ID:.wFzZtMU0
こんにちは、そしてお久しぶりです
昨日は、本当にありがとうございました
貴女が、あの人を連れてきてくれたのでしょう?
あの人が、そう言っていたから
何年も前に、あの人が事故で亡くなってしまった時、私は心から辛い思いをしました
そしてよりにもよってその場所が、よく事故が起こる場所だったから
私はその場所に巣食うおぞましい何かに、あの人が連れて行かれてしまったんだと、そう思っていました
だから、そんな場所があるこの街が憎いと、恨んでやるとさえ、思っていました
……でもね、できなかったの
あの人が愛した街だもの
私はそれから、ずっとこの映画館をあの人の形見として大切にしてきました
そうすれば、いつかあの人がふらっと帰ってくるような気がして
でもそんなことは起こりようもなく、数十年間、ずるずると
だから諦めていたの
何もかも
879
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:57:31 ID:.wFzZtMU0
でも!そうじゃなかったの
あの人は逢いに来てくれた!
あの人は覚えていてくれた!
私たちの約束を、私たちの思い出を
そして、そう、貴女なのよね?あの人を、うちまで送ってくれたのは
あの人は言っていたわ、貴女を見届けたいと
私にはその意味が解らなかったけど、きっと大切なことなんでしょう?
だから私も、心から祈っています
貴女に、最高の祝福があらんことを
私たちの、キューピッドへ
追伸 ぜひまたうちにアクション映画を見に来てくださいね
とびきりおいしいポップコーンをサービスしちゃうから!
880
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:58:13 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「……」
('A`)「中身は読んじゃいないが大体察しはついたよ」
('A`)「……よくやったんじゃないか」
o川*゚ー゚)o「……そう、かな」
(´・ω・`)「少なくとも、君にしかできない事だったんじゃないかな」
o川*゚ー゚)o「……うん」
('A`)「……よし!!じゃあ今日は受験終了祝いってことでパーッとやるぞパーッと!!!!」
(´・ω・`)「お、いいじゃんいいじゃん!!!太っ腹ァ!!」
('A`)「完全に俺のおごり前提だなお前……」
881
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:59:22 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「えーでも言い出しっぺのどっくんがおごってくれるんでしょ!!」
('A`)「またそういう……」
o川*゚ー゚)o「あたし、ピザが食べたい!!!」
(;'A`)「またかよ!!2日前もだったろ!!」
(´・ω・`)「いいじゃん、ドクオもちゃんと太れるような食事しないと、じきに骨と皮だけになっちゃうよ」
(;'A`)「余計なお世話だ!!」
o川*゚ー゚)o「よーしじゃあもう勝手に頼んじゃうもんねー!!!」
(;'A`)「あっこら!!」
o川*^ー^)o「ふふーん!!!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………
882
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:01:34 ID:.wFzZtMU0
2日後!!!
o川;゚ー゚)o「発表やっぱり早すぎるよね……2日て……」
('A`)「まぁ人数が人数だしな…」
o川;゚ー゚)o「うぅ……やっぱり緊張してきた!!」
('A`)「ほら、もうそろそろだぞ」
o川;゚ー゚)o「しかしインターネットで発表とはやけにオープンだよね……」
('A`)「まぁセキュリティはちゃんとしてるから問題ないよ」
(´・ω・`)「あ、番号出た!!」
o川;゚ー゚)o「う、うわ」
('A`)「えっと、キュートは3003番で……」
883
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:03:59 ID:.wFzZtMU0
合格者番号
3003
3016
計2名
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「う」
o川*゚ー゚)o「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「よっしゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
o川*゚ー゚)o「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「ひゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
o川*^ー^)o「やった!!!やったよどっくん!!!!」ギュッ
(゜A゜)「グエッ」
884
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:04:58 ID:pkkET.Ac0
2名か…
885
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:05:23 ID:.wFzZtMU0
o川*^ー^)o「やったやった!!」グググ…
(´゜ω゜`)「ひひひひひひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!」
(゜A゜)「キュート…なぜ俺の首を……グエ…ェ…」グググ…
o川*゚ー゚)o「はっ!ごめんなんかつい……」パッ
(;'A`)「ゲホッ、オエェ…しかし、今回は合格者2人出たのか」
(´・ω・`)「となるともしかするとここには3016番の人の方が来るかも……」
o川;゚ー゚)o「う゛」
プルルルルル
('A`)「あ」
(´・ω・`)「……人事部からかな……」
o川;゚ー゚)o「うぅ……」
('A`)「もしもし……」ガチャ
886
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:10:28 ID:.wFzZtMU0
('A`)「はい、はい……」
o川;゚ー゚)o
('A`)「はい、あーはい」
(;´・ω・`)
('A`)「はい、わかりました、はい、それでは」ガチャッ
o川;゚ー゚)o「どっくん!!!」
(;´・ω・`)「ドクオ!!!!!」
('A`)
('A`)b
o川*゚ー゚)o「うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「ッシャ!!!!ッシャ!!!!!ッシャ!!!!ッシャあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
887
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:11:22 ID:.wFzZtMU0
('A`)「ん゛っ、ん゛っ、コホン」
('A`)「えー、というわけで」
('A`)「素直弓十さん」
o川*゚ー゚)o「はい!!!!」
('A`)「本日より、よろしくお願いします!」
o川*゚ー゚)o「はい!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「うほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「ッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
888
:
<^ω^;削除>
:<^ω^;削除>
<^ω^;削除>
889
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:13:48 ID:.wFzZtMU0
「本当に彼の方に素直さんをやってよかったのですか?彼は確か女性が……」
「モナモナ、これを機に克服してもらいたいモナね」
「ですが今回は長岡の方も秘書申請をしていますし、そちらに……」
「似てたんだモナ」
「は?」
「彼女の瞳と、どっくんの瞳が」
「それはどういう……」
「だからきっと彼らは、うまくやっていけるモナ」
「はぁ、またそうやって勝手に…」
「モナモナモナ……」
「はぁ……」
――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
890
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:14:07 ID:39CifzlM0
二人目は誰じゃろな
891
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:15:06 ID:.wFzZtMU0
リハ´∀`ノゝ「とてもいい天気ね……」
リハ´∀`ノゝ「きっとどこかで、何かとても幸せなことが起きてるような。そんないい天気」
リハ´∀`ノゝ「……」
リハ´∀`ノゝ「私も幸せに生きなきゃね」
リハ´∀`ノゝ「もうちょっとだけこの映画館、続けてみようかしら」
リハ´∀`ノゝ「……あの人がきっと、逢いに来るから」
ゴエェ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………
892
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:16:43 ID:.wFzZtMU0
死!!!!!!!!!!!!!!
誰しもが味わう平等な未来!!!!!公平!!!!!!人生の終着点!!!!!!!!!!!
しかし!!!!!!それは!時にあまりに耐えがたく!!!!!受け入れがたく!!!!!!!!理解しがたい!!!!!!!
怨念がおんねん!!!!そう!!!!それがまさしくそうなのだ!!!!!!
しかしそこは!!!生けるものにとってアンタッチャブルな領域!!!!!!!
想いを巡らせ!!!!!巡り巡らせ!!!!!!!されど届かず!!!!!!!!
しかし!!!
時には!!!!
届き想いの花が咲く!!!!!!
恋!!!!!それはまさしく恋そのもの!!!!!!!!
だから何だというのか!!!!!何でもないのだ!!!!!!!!!!!!
893
:
<^ω^;削除>
:<^ω^;削除>
<^ω^;削除>
894
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:17:32 ID:.wFzZtMU0
・第4話〜地縛霊( ∵)〜
おわり
895
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:18:05 ID:y3L./f420
相変わらずこの突然のテンション好き
896
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:18:52 ID:KrU1jPAg0
おつ、本当面白かった
待った甲斐があったよ
次はいつだろう(チラッ
897
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:19:11 ID:6XfYDxrU0
乙乙
898
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:19:46 ID:.wFzZtMU0
遅くまでお付き合いいただき!!!ありがとうございました!!!!
度重なる延期!!!申し訳ない!!!
しかし!!!必ず!!!
次の投下も!!!頑張ります!!!!!
ではまた!!!!近いうちに!!!!
アディオス!!!!!!!!!!!!!!!
899
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:20:21 ID:pkkET.Ac0
久しぶりにこのノリが見れて最高だった
次も気長に待つおつ
900
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:22:31 ID:39CifzlM0
くっそwww
良い話で良いオチついたのに、突然の怨念がおんねんで吹いたwww
キュートが地縛霊助けなかったら面接もうまくいかなかったわけだし良いことして良かったな!
ショボンは許しちゃいけない
おつ!
901
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:23:13 ID:LGrP91Oo0
乙
久しぶりなんで完全には覚えてなかったがやっぱり面白いものは面白かった
とりあえず全部読み返して次の話も待ってるよ
902
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:24:16 ID:Zpdtlmq20
乙いい話だった
903
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:49:22 ID:q8Uw4yIY0
http://urx.red/rNMm
904
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:55:25 ID:kqLWOkkA0
乙
ショボンは一回痛い目を見ておくべきだと思うの
905
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 02:36:41 ID:50brlKIM0
乙
やっぱおもしろいわ
906
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 02:40:13 ID:IHH5fNHE0
乙
面白かったよ
907
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 06:31:07 ID:vkgjQ1S20
今までの話で断トツに楽しかったよ。乙。
908
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 06:36:15 ID:7k96O1GY0
ガチャ許すまじ
慈悲はない
909
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 10:04:08 ID:q8Uw4yIY0
http://urx.red/rNLl
910
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 11:41:51 ID:PJWcZgzw0
乙 最高だ
911
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 14:42:46 ID:kgo09DtI0
キュートのこれからが楽しみだ
912
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 19:25:54 ID:AqiuXgfYO
乙
あかなめもキューちゃんも良かったなあ
913
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 19:47:27 ID:VQvyIkc20
読み終わった、乙
関係ないけど
>>892
の地の文をジョジョのナレーション役の大川透で再生したらめっちゃしっくりきてワロタ
914
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 20:14:19 ID:KrU1jPAg0
「!!!!」→「……!」
こう変換するとカイジっぽくなる
915
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 20:25:57 ID:kgo09DtI0
俺はいっつも有吉マツコ・デラックスの三大◯◯のナレーションで再生してる
916
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 20:26:44 ID:kgo09DtI0
>>914
カイジは二点リーダだろうが‥‥っ!
917
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 00:14:09 ID:.LCIeGlc0
乙
マイペースで頑張って下さいな
本当に楽しみにしてます
918
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 00:45:12 ID:BADqmNZk0
死‥‥!
誰しもが味わう平等な未来‥‥‥‥公平‥‥‥‥人生の終着点‥‥‥‥っ!
しかし‥‥!それは‥‥時にあまりに耐えがたく‥‥‥‥受け入れがたく‥‥‥‥理解しがたい‥‥‥‥っ!
怨念がおんねん‥‥‥‥!そう‥‥‥‥それがまさしくそうなのだ‥‥‥‥っ!
しかしそこは‥‥‥‥生けるものにとってアンタッチャブルな領域‥‥‥‥っ!
想いを巡らせ‥‥‥‥巡り巡らせ‥‥‥‥されど届かず‥‥‥‥っ!
しかし‥‥‥!
時には‥‥‥!
届き想いの花が咲く‥‥‥‥!
恋‥‥‥‥それはまさしく恋そのもの‥‥‥‥っ!
だから何だというのか‥‥‥‥!何でもないのだ‥‥‥‥っ!
919
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 00:45:52 ID:BADqmNZk0
試しにやってみたら思いの外カイジだった
920
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 00:54:28 ID:OBKk1BJM0
2行目が完璧すぎるwww
921
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 01:10:57 ID:You2.AUw0
http://urx.red/rNMm
922
:
<^ω^;削除>
:<^ω^;削除>
<^ω^;削除>
923
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<^ω^;削除>
:<^ω^;削除>
<^ω^;削除>
924
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名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 02:17:52 ID:C7mW6Kqw0
☆★☆★号 外★☆★☆
この中に昔の過去が見れる。
探してね!
【浜崎あ○み】高校時代の画像GET・・・。
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925
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 15:47:20 ID:7wOCoIyk0
完全に高木文人で再生されたわww
926
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 16:19:20 ID:LPuHYb5U0
もしかして#立木文彦
927
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 21:02:37 ID:rV.EaV1s0
http://i.imgur.com/Avsrz8h.jpg
928
:
名も無きAAのようです
:2016/02/16(火) 03:36:47 ID:8RE80b6Q0
あかなめ……
929
:
名も無きAAのようです
:2016/02/17(水) 23:20:08 ID:lnoYYLg.0
続きまだ?
930
:
名も無きAAのようです
:2016/04/10(日) 05:02:22 ID:oYWD7R4E0
シエーン
931
:
名も無きAAのようです
:2016/04/10(日) 05:03:09 ID:oYWD7R4E0
sage忘れた…すまそ
932
:
名も無きAAのようです
:2016/05/03(火) 21:32:03 ID:Y8ChxPsk0
まだかな・・・
933
:
名も無きAAのようです
:2016/10/22(土) 21:11:42 ID:dCP13.rg0
来てくれよ��
934
:
名も無きAAのようです
:2017/02/01(水) 23:24:46 ID:IlOEP1tM0
続きを・・・
935
:
名も無きAAのようです
:2017/02/02(木) 18:11:04 ID:BAL6RZG20
連載でなくてもいい…生存報告を…
936
:
名も無きAAのようです
:2017/06/07(水) 22:48:08 ID:44HkZbjY0
待ってる…
937
:
名も無きAAのようです
:2019/01/14(月) 04:56:12 ID:aeDLmKHk0
ほ
938
:
名も無きAAのようです
:2021/06/25(金) 00:33:27 ID:1lAm/r.20
作者生きてたのか
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