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( ´_ゝ`)流石兄弟は探偵ではないようです(´<_`;)

13名も無きAAのようです:2012/08/23(木) 14:46:17 ID:ZblOxX220

安物の琺瑯ポットで適当に入れた茶を持って廊下に戻ると、バイオリンの澄んだ音色が聞こえてきた。

弟者ははたと足を止めた。
その弦の奏でる響きには、不思議と懐かしいものが感じられた。
小さい頃は、屋敷のピアノの部屋で、兄弟二人でよく合奏していたものだ。

曲調は、短調といえなくもない音階だが、西洋的な音階で構成されたものではないようだ。

(´<_` )(聞いたことの無い曲だな。兄者が外国で仕入れてきた曲か?)

弟者は再び歩を進め、事務所のドアを開け、中に入った。


その不思議な曲の謎はすぐに解けた。
兄者はサルを相手に、わけのわからない調子の音を奏でているところだったのだ。

( ´_ゝ`)「南米やアフリカの寄港地ではどこにもバイオリンの弦が売ってなくてね。参ったよ」

ポットからお茶を注ぎながら、弟者は聞いた。

(´<_` )「なあ兄者、サルに音楽がわかるのか?」

( ´_ゝ`)「わかるさ。少なくとも、一般的なニューソク紳士よりはね」


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