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各国報道スレッド
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:
沈陽帝国
:2017/06/04(日) 19:01:10
沈陽記 2巻
侯景は激怒した。必ず、かの邪智暴虐のシャンデラを除かなければならぬと決意した。
侯景は沈陽の軍人である。六庫の治安を護り、徘徊するアンデッドへの対処を願いでるために西京へやってきた。
手勢を率いて宮殿に押し入った彼は、たちまちシャンデラ帝の不可思議な力によって捕縛された。
侯景の手から放たれた銃弾は帝の心臓を貫いたものの、心臓は初めから動いておらず、出血すらしなかった。
「沈陽を暴君の手から救うのだ」
侯景は捕らえられ、帝の前に引き摺り出されても悪びれずに言った。
「おなか、すいてるの。おいしい脳みそ、もっといっぱいたべたいの。後頭葉がすきだけど、小さいの」
シャンデラ帝は謀反の理由もなにも聞かなかった。ただ無邪気にこれから侯景をどう"料理"するか宣言した。
このような化け物が玉座にいるのか。
侯景は絶望し、そして命が惜しくなった。
「シャンデラ帝。私を、三日間だけ許して下さい。妹が、私の帰りを待っているのだ。西京に石工がいます。私の無二の友人だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、あの友人を喰い殺して下さい。たのむ、そうして下さい」
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