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レノが出てくる小説を皆で作ろう!

1コピーナンバー無し:2004/11/13(土) 20:39
レノ「ふぅ・・任務終了、と」
 赤い髪を揺らし、すぐさまくわえタバコをする。
 返り血をあびて シャツはもう白という白は残っていない。
 9人がグッタリと地面に突っ伏している。
 こんな風景は見飽きていた・・。
 そんな時、着信音が鳴った。
レノ「はい・・、レノです、と」
ツォン「殺ったか?」
レノ「はい、一人残らず始末しましたよ、と」
ツォン「じゃあ、今から本社に戻れ」
 レノは頭を軽くかき・・。
レノ「リョーかい、と」


こっから始めてください、ギャグでも、シリアスでも何でもOKです。
ただし、荒らしだけはやめてください。
レノ好きさん、集まってください!!

244コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 03:38:01
よもやリーブはレノに向けて語っていたということを完全に忘れてしまった様子で、どこか遠くを見ながら只々自分の考えを言葉にしているようだった
普段は人の長話などまともに聞かないレノだったが、リーブの独り言とも取れるその話自体を聞いていることは苦にならなかった
「私は分からなくなった……
アバランチも神羅も、同罪になってしまった今、一体どちらが正しいのか
……いや、大勢の人を殺してしまった以上、どちらも正しくはないのではないか
そんなことをずっと考えていて……ふと思った」
暫しの沈黙が訪れる
「何をですか、と」
レノは痺れを切らして、先を促した。恐らく、自分の声など今のこの人には聞こえていないことを承知の上で
やはりそれは的中したらしく、また暫らく沈黙の時間が流れた後、再びリーブが口を開いた
「彼らは、このことをどう思っとるんやろ……。そら、七番街を潰した件には怒っとるかも……。実際、それを止めようとしに来た、て話は聞いてるんやし……
そっちやのうて、彼ら自身が引き起こした魔晄炉爆破の件……。無関係な人を巻き込んだこと、少しは気に掛けとるんやろか
アバランチ全員に非道な行為を反省してて欲しい、なんて我儘言いたいんとは違う。そら、神羅内かて反省してない者も大勢いるし……」
何やら話し方の雰囲気が変わった上に、完全に独り言モードに入ってしまったらしいリーブの話は、聞き取ることがかなり難しくなってきていた
しかしこれこそが、この人の本音そのものなんだろう、とレノは思った
この目の前の人物も、内容は若干違えど、自分と同じく迷いがあるのだ、と

245コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 12:06:07
「少しでも反省しとるんならまだいい、でも、もしそう思てへんのやったら、また私は彼らを憎む……
自分のこと棚に上げて言うのもアレやけど、それなりの責任ちゅうもんを取って欲しいんや。それはもちろん、自分も同じ……」
そこまで言ったところで、リーブはやっと我に返ったらしい
自分のことを直視しているレノを見るなり、照れ笑いを浮かべる
「いやー、お恥ずかしい。ついつい自分の世界に入ってしまって……。退屈だったでしょう。忘れて下さい」
「いいもの聞かせてもらいましたよ、と」
軽く笑ってレノが答える
またもリーブが窓の外に目を向けた。既にミッドガルは遥か後方で、肉眼ではその姿を捉えることは出来なくなっている
「すっかり雰囲気が暗くなってしまいましたね……。申し訳ありません。ジュノンに着くまではまだ時間がありますから、休んでいて下さい」
そう言うなりリーブは立ち上がると、運転室の方へ入っていった
何か話し声が聞こえるが、ドアを閉められてしまったため、その内容が何なのかレノには分からない
別に知ろうとも思わなかった
リーブが、自分に気を遣って出ていったことくらいは分かっている。ドアの向こうで話されているのは、実に他愛のない話なのだろう
レノは暫らくボーッとそんなことを考えていたが、いつの間にか眠り込んでしまった

246コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 12:32:50
やばい(≧∀≦)
めちゃくちゃおもろい↑
書いてる貴方尊敬!!

247コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 13:59:50
比較的浅い眠りの中で、レノは確かにそのリーブの言葉を聞いた
「えぇ、あなたの部下は元気そうですよ。まだ万全ではないようですが……。それで、彼はまだ七番街の例の話を知らないのですか?」
「……!?」
それはレノの意識を目覚めさせるには充分で、急に目を覚ましたレノを見て、いつの間に戻ってきたのか、小声で電話をしていたリーブはひどく驚いた顔をした
「あー、すみません。一旦切りますね。続きはまた後程ということで……。では」
半ば強引に会話を終了させ、携帯を仕舞うと、リーブはなんとか落ち着きを取り戻してレノに向き直った
「どうしました?」
穏やかな口調のリーブに対し、レノは問い詰めるように言う
「今の話……七番街の例の話って何ですか、と」
それを聞いて、リーブは小さく
「聞いていたんですか……」
と呟いた。そして観念したようにため息をつくと、話し始めた
「ルーファウス新社長が七番街の復興はしないと言ったんですよ」
かなりの早口でそう言ってしまってから、
「その時、少しでも『それはその事件を風化させないためだ』と期待した私は大馬鹿者だ。そんな―――」
すぐに話題を進めてしまおうとしたリーブだったが、レノはそれを許さなかった
「……しない?」
レノの聞き返す声がリーブの話を遮る。が、それでも強引に話を進めようとリーブに、レノは立ち上がり、大声でもう一度聞き返した
「復興しない!?七番街はずっとあのままなんですか!!?」
さすがのリーブもその剣幕に押されて口を閉じる。目線をレノから逸らし、やっと聞こえるような声で
「……そうです」
と返事をした
「それは……一体いつ決まったんですか」
「……もう随分前に」
それを聞いたレノは崩れるように座り込んだ
「何で皆黙ってたんだよ……」
顔を伏せて、呻くように言う。皆が自分に言わなかった理由なんて、考えなくても分かっている
―――それでも、レノはただその言葉を繰り返した

248コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 15:10:33
リーブはひどい罪悪感に駆られていた。自分の軽率な行動の数々を恨めしく思った
(七番街の一件から、私は何も学んでいないではないか
現に今、私は、今まで彼のためを思って行動してきた人達を裏切り、彼にさらなる重荷を背負わせてしまった)
重苦しい空気の中、突然、その空気の蚊帳の外だった運転室の、ヘリを操縦していた兵士が大声を上げた
「リーブさん、もうすぐジュノンです!」
「あぁ、そうか。ありがとう。―――だそうだ」
後半は、先程から黙って下を向いているレノに向けて言う
レノはのろのろと顔を上げ、窓の外を見た
いつの間に夜になり、また夜が明けたのか分からなかったが、眩しいくらいに光を放つ太陽が視界に入る
「……ジュノンに着いたら暫らくは好きに行動できますよ」
レノと同じく照りつける太陽に目をやりながら、リーブが言った
眼下には既に兵士やら報道陣やらで騒がしくなっているジュノンが見える
レノとリーブ、二人の心情とは対照的に、そこは華やかで、活気に満ち溢れていた

249コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 15:12:36
あと少しだ・・・
>>246
㌧クス
書くのが遅くてスマソ

250コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 16:09:59
ヘリがゆっくりと降下し始める
それは数分で終わり、レノとリーブは、式典ムードの騒がしいジュノンに降り立った
「ありがとう」
リーブはヘリを操縦していた兵士に礼を言い、黙ったままふらっとヘリから離れていくレノに、プロペラ音に掻き消されないよう声を張り上げて言った
「君が罪の意識を持つ必要はない。君はタークスとしての職務を全うしただけなんだ」
レノは、振り返りも立ち止まりもせずに、歩き続けた
(他人は助けようとするのに、自分のことになるとさっぱりだな。つくづく、今の俺に似た人だ、と)
「その言葉、そのまま返しますよ、と」
やはり声を張り上げて、レノが言う。リーブには見えなかったが、そう言うレノの顔は笑っていた
理由はレノ自身にも分からない。似たような境遇の人に出会えたことの嬉しさが、示された話の残酷さに勝ったのかもしれない
「色々とありがとうございました」
この気持ちは、空元気からくる嘘なんかではないはずだ、そう思いながら、ヒラヒラと手を振ってリーブに感謝の意を表す
―――決してそれは目上の者に対しての態度ではなかったが
その様子を見たリーブもまた救われたように微笑むと、身を翻してレノとは逆方向の道を歩いていった


「ツォンさんもイリーナも、俺をほったらかして酒飲んでるなんてひどいぞ、と」
「レノ!思ったより早かったな」
「先輩!」
予感めいたものを感じて入ったバー。そこにいたのは上司と後輩
「ルードは?」
「ルード先輩は、何か用があるみたいで、私達とは別行動です」
「……そうか。じゃあ、あいつには後で言うとして……。ツォンさん、イリーナ、ちょっと言っときたいことがある」
「?」
怪訝そうな顔をした二人を見ながら、レノはニヤリと笑って言う
「俺に気を遣うな」
顔を見合わせる上司と後輩の反応に満足気な表情を浮かべ、レノも椅子に座って酒を注文する
「まだ怪我人なんだ、あまり飲みすぎるなよ」
「酔っ払っても助けてあげませんからね」
「はいよ、と」
「……って、先輩!」
「レノ……」
久々に飲む酒を、忠告も聞かずに一気に飲み干して、レノは悪戯っぽく舌を出した
もう、人に心配を掛けさせたくはなかったから

251コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 16:19:56
長々と一人で書いててスマソ
ひとまず俺の書きたかったとこはここまで
リーブがスパイ活動をどう思って始めようとしたのかを書きたかった、つぅのもある
が、一番の理由は、Ωを見てたら式典シーンにレノがいるじゃねーかと気付いたからで・・・(バーみたいなとこでツォン、イリーナと一緒に酒飲んでる)
リーブに誘われて病室脱走という運びに・・・(実は>>223以降の小説は皆俺が書いてた)


このスレ見てる皆に迷惑掛けて悪かったぞ、と
(エスケプ発動)

252コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 16:31:33
でもかなりよかった!
自分はΩ買ってないからなんか新しいストーリーを知れた。
これからも書いてくださいね!

253コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 16:41:02
>>252
Ωには、
「このときバーに行くとタークスがいる」
ってことしか書いとらんよ

254コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 16:45:05
>>252
㌧クス
でも今回ので疲れたから暫し潜伏・・・

255コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 17:41:34
あー、連投スマソ
自分で書いたのを読み返してみたが、最後のあたりの展開とかが悲惨だ・・・
(なんでいきなり明るくなるんだよ!)

駄文を夜中からズラズラと続けてて申し訳なかった
ちと宝条にサンプルにされてくる

256コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 22:18:42
  ∧∧
≦○=○ |
≦℃´∀`)‖
⊂■◆■⊃
■▲■
∪ ∪

書いてる奴ら皆頑張れよ、と

257コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 22:19:50
携帯から見るとズレてるorz

258コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 22:25:31
PCから見てもズレてるorz

259コピーナンバー無し:2005/10/16(日) 23:58:25
せっかくなんで保守age
もし迷惑だったらごめんなさい

260コピーナンバー無し:2005/10/17(月) 11:20:24
>>255
255さん、おつかれ〜
素晴らしかったよ!
リレーにあるまじきレベルの高さだ。
続き、期待して待ってる!

サンプルにされても戻ってきてねv

261コピーナンバー無し:2005/10/17(月) 13:05:10
あの、今、書こうと思ってるんですけど、
ルードはどうして別行動かわかります?
ルードを登場させていいのかよくわかんなくて・・・

262コピーナンバー無し:2005/10/17(月) 14:05:14
>>261
ルードはこの時、神羅のハゲ仲間(幹部もいるっぽいけど)と別のバーで飲んでたはず
詳しくは本編をやり直さないと‥‥‥何とも

263コピーナンバー無し:2005/10/17(月) 14:07:27
確か、ルードが宴会長(盛り上げ役だっけ)っぽいのでしたね。

264コピーナンバー無し:2005/10/17(月) 14:11:14
でも何も喋ってなかったような・・・

265コピーナンバー無し:2005/10/17(月) 14:43:34
さすがに飲み過ぎた俺は馬鹿だった。少し気分が悪い。
だがそれを気付かれないようにしなきゃな、と。

「そぉいえばツォンさん。
どうしてわざわざ俺をジュノンまで来させたんですか、と」
ツォンは少し酔っ払い気味だがいつも通り事務的な口調で話した。
「新社長の大切な式典だしな。
やはりおまえがいてこそタークスが成り立つ。
それに休暇に入るだろ?それについての話もしたかったしな。
だが…休暇は少し先の話になるかも知れない。
それでも…いいか?」
レノはフッと笑い
「全然いいですよ、と。
第一俺は十分休んでたからな、と。
にゃん太のためには出来るだけ早い方がいいけど。」

それを聞いたイリーナは
「じゃあ〜それまではレノ先輩、にゃん太をお願いしますねぇ。」
━━━レノとツォンは驚いてイリーナを見た。
「お、おまえ人に言ったわりにはかなり
酔っ払ってるみたいだぞ、と━━
俺がニャン太を?なんでだ?・・・っておい!イリーナ寝るな!」
それを見てたツォンはケラケラと笑っていた。
(俺はたまにこんなバカやるのもいいな。
なんて思ってた。仲間っていいなって。どうしたんだろ俺。
こんなこと思ったの初めてだな。)
レノはそれと同時にあの記憶が蘇った。
(・・・仲間。これからは大切にするぞ、と。
そして…いい加減忘れなきゃな、と【>>114-118参照】)
レノはいきなり、
「ツォンさん。こういうときくらい、
普通の口調でいいですよ、と!」
そう言われたツォンはちょっと照れたように、
「すまないな・・・。つい癖になっててな」
と笑いながら言った。

その頃ちょうどルードがここのバーにやってきた。
大分よっているようだ。
「お〜ルード、どこ行ってたんだ、と?」
「…もう一つの会員制の方に…いつもの奴らが待っててくれてな…」
酔っ払うといつもよりお喋りになるらしい。
「へぇ〜 おまえ相当酔ってるな。笑
せっかく病院から抜け出して着たのに
ルードが居なくて寂しかったぞ-と(笑)」
からかい気味に言うと、二人は顔を見合わせて笑った。
入院やあのことで俺は変わったな、なんて思っていた。

266265:2005/10/17(月) 14:46:44
微妙な展開すまん。

267コピーナンバー無し:2005/10/17(月) 19:37:38
いい感じですね。
頑張れ!

268コピーナンバー無し:2005/10/23(日) 23:14:25
「さぁて、そろそろお開きか」
「そうだな」
「・・・俺は仲間達ともう一軒いってくる」
「おう!いってこいよ、と」
「すまない、私もこれから仕事があるんだ。悪いがイリーナを・・・」
「病院から抜け出してきていきなりよっぱらいの担ぎかよw」
「すまないな・・・部屋はとってあるこれがキーだ」
「したないな、と。行くぞ!イリーナ!」
「ふぁい?」

「ったくこいつホントに酔っ払いやがって・・・」
「レノせんぱ〜い?」
「・・・なんだよ、と」
「だ〜いしゅき〜」
「Σ('Д' )」
「むにゃむにゃ・・・」
「よってるんだよ・・・な?」

「ふぅついたぞ、と・・・」
「そういえば・・・俺の部屋は?!ツォンさんに電話してみっか・・・」

「ツォンさ〜ん?」
「なんだ?」
「俺の部屋ってどうなってるんですかね?」
「・・・すまない・・・実はとれてないんだ・・・・」
「えぇ?!!!!!!!」
「というわけで、君はイリーナの部屋にとまってくれ」
「ちょ!ツォンさん!!!!」
「安心しろベッドは二つある。じゃぁな」
「いや!そういう意味じゃなくて・・・きられちまった・・・」

なんとかイリーナを部屋まで運んだレノ
「くそ・・・このイリーナの奴・・・」
「せ〜んぱぁ〜い!」
「げっ!おきてたのかよ!」
「いっしょにねましょ〜?」
「へ?」
「うわ〜い!」
といってイリーナは沈没しちまった
「ど、どーすればいいんだよ、と・・・」





駄文&腐女子ネタマジスマン・・・こっからどうつなげるかは次の人の自由だ・・・

269コピーナンバー無し:2005/10/24(月) 13:51:01
>>268
とりあえず>>186を100回くらい読め

270コピーナンバー無し:2005/10/24(月) 19:41:26
「ん?」
一通り部屋を見渡して、レノはあることに気付いた
それは、ベッドの数。ツォンは二つあると言っていたが、実際部屋にそれは一つしかない
(………そんなこと、どうでもいいけどな、と)
レノはベッドの上のイリーナを見やった。当の本人は気持ち良さそうに眠っている
(……ま、ほっといても死なねぇよな)
幸いジュノンの気候は比較的温暖で、間違っても凍死する危険性はない
「さて……」
開けっ放しだったのドアを乱暴に閉めて、レノは部屋を出ていった

「合格だ」
「!?」
神羅カンパニー御用達のそのホテルを出たところで、いきなり掛けられた声にレノは立ち止まった
「何が合格なんですか、ツォンさん」
不機嫌そうな声でレノが声の主―――ツォンに言った
「お前が私達と合流する前に、リーブさんから連絡が入ってな」
レノは、ヘリ内で電話を切った際のリーブの台詞を思い出した
『続きはまた後程』
何も、俺が視界から消えた瞬間くらいの勢いで掛け直さなくてもいいんじゃないか、と思う
「リーブさんは、ヘリから私に電話するよりも先に、病棟の医者にお前を連れ出したことを連絡したそうだ
そしたら、だ。向こうも職業柄だろうが、ミッドガルに戻ってきたらすぐに再入院させる、と煩かったらしい
が、実は、お前達三人の休暇を申請した関係もあって、上層部から『休暇分は今のうちに働いてもらう』と言われてな、これからしばらくは任務が今まで以上に多くなるはめになった」
言いながら、ツォンは苦笑した
「こうなると、お前を再入院させている暇などない。まだ以前のように戦闘できるまでは回復していないだろうが、私はできる限りの範囲で復帰してほしいと思った
しかし、一体お前の体力はどれくらい戻っているのか定かではなかった。無理をさせて任務中に倒れられても困る
それで、調べるために、リーブさんの考案で一芝居打ってみたわけだ。まぁ、イリーナは調子に乗って本当に酔っ払ってしまったが……
……結果、少なくともお前はひと一人は担げるらしいことが分かった。それくらい回復しているなら、再入院の件も断れるだろう」
「……だから、『合格』なんですか、と」
話を聞いてさらに不機嫌になったレノは、ツォンを軽く睨み付けた
「そうなるな」
その視線を受け流して、ツォンはレノに鍵を渡す
「お前の部屋の鍵だ。……試すようなことをして悪かったな」
レノが何か言い返すよりもはやく、ツォンは足早に去っていってしまった
あとには、鍵を持ったままつっ立ったレノが残される
日の光に夕日の赤が混ざりが始め、飲みっぱなしですっかり参加し忘れていた式典はもう終わっていて、その主役であるルーファウスは、すでに海上の船の上だった

271255=270:2005/10/24(月) 19:43:56
ひそかに自分で張っちまった伏線を一つ回収した
長すぎでスマソ

272265:2005/10/24(月) 20:00:19
>>270
自分で文書いて微妙な展開で、中々次書きようがなかったのに、
かなりいい感じでまじすごいっす!

273コピーナンバー無し:2005/10/24(月) 23:24:04
>>272
㌧!
しかし俺が話書くと台詞ばっかでストーリー進行が遅くなるなwww
しかも暗いし・・・orz
皆スマソ

274コピーナンバー無し:2005/10/29(土) 00:23:44
ヒト(´・ω・`)イナス・・・

275コピーナンバー無し:2005/11/01(火) 00:25:17
書いてる人減ったのか?
なかなか続かないな。
皆ガンガレ!

276コピーナンバー無し:2005/11/03(木) 21:27:08
もう、書く人いないん?

277コピーナンバー無し:2005/11/08(火) 12:49:50
続き読みたいです。書いてる方は大変だと思いますが、
是非続き書いて下さい。

278コピーナンバー無し:2005/11/08(火) 18:01:22
それからしばらくは、負担の軽い任務をいくつかこなし、リハビリがてら
現場復帰をしていった。
急逝したプレジデント神羅から、息子のルーファウスに代替わりしたところで、
タークスの任務に変わりはない。新社長の采配で、着々と新しい経営の建て直し、
見直しが図られている。
各地に点在する魔光炉の調査に、統括幹部自ら出向くことになり、タークスも
護衛のため各地へ散ることとなった。それというのも、魔光炉建設にあたっては、
地域住民とのトラブルが、少なからずあったためだ。火種はいまだにくすぶり続
けている。
「俺たちの任地は」
ルードが地図に目を落とす。
「コンガガだな、と」
ひゅっと、口笛を吹いてレノが応じた。
森の奥にひっそりとある過疎の村だ。
「やわな任務ばかりだから、余計に体がなまる。
そろそろひとあばれしたいぞ、と」
「またあのアバランチが現われれば、好都合だな」
ルードが、淡々と笑った。




279コピーナンバー無し:2005/11/08(火) 18:11:20
初カキコ〜
場面飛ばしましたが、もれたエピソードが
あるかも。誰か続けてくだちい。

280コピーナンバー無し:2005/11/11(金) 18:53:50
保守あげ
ちゃっていい?

281コピーナンバー無し:2006/01/27(金) 20:06:13
書いて欲しいので上げます

282コピーナンバー無し:2006/02/14(火) 22:42:51
マターリ進行中…か?(´・ω・`)
続きキボンヌ

283コピーナンバー無し:2006/02/25(土) 00:06:38
「今更、メルトダウンした魔光炉になんの用があるのかね、あの女は」
レノは、やれやれと伸びをしてみせる。
「さすがに、大騒ぎやらかしたコレル村にはそうそう近づけないんだろうが、コンガガにしたところで
ここの爆破の偽装にも手間がかかったはずだ」
レノは表情を変えずにいった。
「ジャングル探検でもするってか。旅行ならてめぇ、ひとりでいけよ、と」
「これは、仕事だ」
「はいよ、お仕事、お仕事」
兵器開発部門統括のスカーレットは、300メートル先からでも聞き取れ
そうな甲高い笑い声をあげて、ヘリの操縦士をあごで使い、出発した。
無口なルードと同じくらい無口になったレノを乗せたヘリは、難なく
鬱蒼としたコンガガに到着した。キャハハ女は、タークス二人に魔光炉へ
続く道の封鎖を命じて、奥へ進んでいった。
「さて。おいでなすったか」
そこに現れたのは、見慣れた大剣をかついだつんつん黄色頭と、へそだし
ロン毛の姉ちゃん、以下同文。
「お前は、タークス!」
黄色い頭が叫んだ。

284コピーナンバー無し:2006/02/25(土) 10:02:53
あげちゃっていいかな〜

285コピーナンバー無し:2006/02/25(土) 18:24:31
「先輩たち!来ました!あの人たち、ホントに来ましたよ!」
間の抜けたタイミングでイリーナがやってきた。
「あぁ、うるさいぞ、っと。あっちで見てろ。・・・おい、ルード
分ってると思うが・・・。」
「・・・ああ、仕事は仕事だ。」
ルードを気にするかのようにレノは語りかけたが、無論と言わんばかりにルードは答えた。
何せルードは、へそだしロン毛の姉ちゃんに好意をもっていると
ついさっきほのめかしたばかりである。しかしながらさすがタークスと言ったところであろうか。
ふたりを見たクラウドは、大剣を構え唸るように言った。
「邪魔だ。通してもらおうか!」
「そりゃ聞けない注文だ、っと!」

「ふぅ〜。いやぁ、・・・逃げるばかりというのも気が引けるが、足止めにはなったはずだぞ、っと。」
「・・・・むぅ。」
何かを気にかけるようにルードは唸った。
おそらくへそ出しロン毛の姉ちゃん。もとい、ティファの事であろう。その事に気付いたレノが・・・。
「ん?なぁんだ?相棒。あの女がまぁだ気になるのか、っと?ん?」
「・・・仕事だ。仕方が無い。」
ルードは首をうなだれガッカリしたように俯いた。
レノは励ますつもりか、そうではないのか分らぬ態度で言った。
「俺たちはタークスで奴らはアバランチだもんなぁ・・・。確かに仕方ないと思うぞ、っと。
しかぁし!恋愛にボーダーラインなんて無いんだぞ、っと!!・・・でもまぁ、無理かもしれんな。」
「レノ!調査終了だ!本社に戻るぞ。」
何事も無かったかのようにメルトダウンした魔晄炉からツォンがやって来た。
スカーレットも一緒だ。
レノとルードは軽くスカーレットにお辞儀をするとツォンに耳打ちした。
「??あり?ツォンさん、アバランチの奴らはどうしたんです?」
「アバランチ?何の事だ。確かにイリーナから報告は受けたがこちらには来なかったが?
・・・まさか、レノ。また逃げてきたのか?」
「!い、いえいえ、ちゃんと撃退しましたよ、っと。んなぁ?相棒?」
「・・・・」
ルードはさっきのことをまだ気にしていたようだ。
「・・・はぁ・・・」
レノは小さくため息をついた。

286コピーナンバー無し:2006/02/25(土) 19:06:41
おぉ!!いつのまにやら面白くなってきたなぁ!

287コピーナンバー無し:2006/02/26(日) 19:49:34
誰か書かねぇかなぁ〜。上げちまおうかなぁ。

288コピーナンバー無し:2006/03/06(月) 19:01:23
「ルード、もう気にするなよ、と。俺はあんたの・・・ん?」
”ダダダダ、ダダダダ”
どうやら、戦闘が始まったようだ。
「ルード、いくぞ、と!」
「・・・。」
ルードは動こうともしない。
「しつこいぞ、と」
「・・・・。」
「わかったよ、あんたはビルに戻ってろ。」
ルードは黙ってビルに戻った。
「うう・・・・センパイ・・・」
イリーナだ。
「深い傷だな。ケアルガで癒しとけ」
レノがそう言うと、イリーナがケアルガをレノにかけて、倒れた。

289コピーナンバー無し:2006/05/06(土) 23:31:30
「っち、自分にかけるケアルガを俺にかけてどうすんだよ、と」

イリーナのかけたケアルガで、細かい傷まで完治するレノ

「あー、ツォンさんイリーナのやつ死にそうなんで手当てお願いしまーす」
「やれやれ・・・」

眉間に皺を寄せながらもイリーナの手当てに取り掛かるツォン
それを確認した後、銃弾が聞こえた方に向かう

「おたくらちょっとしつこいぞ、と」
「しつこいのはどっちだ、タークス」

こう言われちゃ何も言えねぇな
しゃあねぇ、強行手段だぞ、と
「おとなしく倒れなさいな、と」

そう言うと同時に、ロッドを取り出し
クラウドと剣を交える
カィーンと耳に痛い音がが鳴るが、そんなことは気にしない

「少し腕が落ちたか?アバランチ」
「そっちこそ」
「よく言うぞ、と」

ふぅ、と軽くため息をついた所で
電気を流すスイッチに手を伸ばす

「!!!」

「・・・・バレちまったか、と」

クラウドは、スイッチに伸びる指に気付いて
とっさに跳び退いたのだ

「腕が落ちたのはタークスの方じゃないのか?」
「生憎、今は相棒がいないんだぞ、と」
「相棒だよりか・・・」

ピキ

レノの眉間に皺がぐっと寄り、鋭い目つきでクラウドに跳びかかる

「・・・・っ!」
「俺はエースだ、なめてもらっちゃ困るぞ、と」
「・・・興味ないねっ」

そのまま体制をくるりと変えて、回し蹴りをクラウドに飛ばす
これは腕で止められたが、まだロッドが残っている

「戦闘終了だぞ、と」

ロッドをクラウドにあてて、スイッチを入れた


カチ・・・



・・・・

あぁ、スレ主です。この度戻ってくることができましたので
ちょくちょく書き込みにきますー
文才は乏しいですが、宜しくお願いします

290コピーナンバー無し:2006/05/09(火) 10:29:50
久々ですね。続き楽しみにしてます。

291コピーナンバー無し:2006/06/09(金) 17:14:27
このスレおもしろいですね!
私が見つけたのは最近なんですが、もう1ヶ月も
レスがないようですね・・・。
続きが気になります〜!!

292コピーナンバー無し:2006/06/21(水) 23:03:49
保守age
誰か書いてくれるの待ってます^^
わたしは文才ないんでスマソ。。

293コピーナンバー無し:2008/04/17(木) 10:57:53
保守age

うほっ!2年ぶりw


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