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【SS】始まりの日

1 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 370e-6a6d) :2019/10/21(月) 03:35:05 HGVskZK2Sa
決勝トーナメント決めは他の方が書かれていたので、ちょっと書きたかったものを書きます!

題名通り始まりの日です

キャラの個性はなり垢に寄せております。
さらに、キャラ同士の繋がりですが同族は基本的に見知っているていでいきます。(全てがその限りではありませんが)
わたしの妄想ですので、皆さんの思い描いているキャラの繋がりじゃないかもしれませんが、よろしければ見ていってください!


2 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 370e-6a6d) :2019/10/21(月) 03:35:44 HGVskZK2Sa

2014年、6月某日 とある山小屋

徐々に夏が近づき山の景色も変わっていく頃
修行中の2人のもとへ、ある一通の手紙が届いていた


玄酔楼「レイア、お主にこんなものが来とるんじゃが。」

レイア「え、なんですかこれ
なになに、大乱闘スマッシュブラザーズ招待状?」

玄酔楼「特訓の成果を試すにはちょうどいいんじゃないのか?」

レイア「まぁそうかもしれませんが、なんで俺のとこに…
どんな奴らが来るんですかね?」

玄酔楼「わからん、じゃが力のあるものも集まるじゃろう。
全員倒すつもりで行ってこい。」

レイア「もちろん!
優勝して帰って来ます!」


灼熱のレイアは、届いた手紙を握りしめ
そこに記されていた場所へと走り出した


玄酔楼「そっちは逆じゃ。」

レイア「おっと、この山複雑なんですよ。」


この男がCPUトナメの顔と呼ばれるのはもう少し先の話である


3 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 370e-6a6d) :2019/10/21(月) 03:36:23 HGVskZK2Sa


プププランド


ちょこにゃ「レッくん、なにそれ?」

rekuiemu 「んー、はい。」

ちょこにゃ「大乱闘スマッシュブラザーズ招待状?」

rekuiemu「そう、僕宛に届いてたんだ。」

ちょこにゃ「すごいじゃん!
出てみたら?レッくんならきっといいところまでいけるよ!」

rekuiemu「そうかなー、あんまり戦ったこととかないんだけどなぁ。」

ちょこにゃ「いいなぁ、わたしもそうゆうの憧れちゃうなぁ。」

rekuiemu「でもちょこにゃちゃん、この前スカウトされたんだよね?」

ちょこにゃ「うん、プロデューサーさんにけっこう気に入られちゃって。
今度デビューさせてもらえることになっちゃった。」

rekuiemu「えー!?
そっちの方がすごいよ!
頑張ってね!」

ちょこにゃ「うん、レッくんもね!
見に行けたら行くし、テレビで中継もあるみたいだし、応援するね!」

rekuiemu「ありがとう!
じゃあ行って来る!このワープスター借りるね!」

ちょこにゃ「え、ちょっとレッくん!
あー、行っちゃった…
あれバナくんのだったのに…」


世界のrekuiemu

はやる気持ちを抑えきれずワープスターに乗り会場へと飛んで行く
その手には青色のスプレーが握られていたとか


4 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 370e-6a6d) :2019/10/21(月) 03:36:56 HGVskZK2Sa

ハイラル城

トン「ポイゾネサスくん、やっぱりここにいましたか。」

ポイゾネ「ん、よくわかったね
どうしたの?」

トン「この子の世話はポイゾネサスくんの日課ですしね。
いえ、街の方から少しお菓子を頂いたものですから…
手紙ですか?」

ポイゾネ「うん、そうなの。」

トン「そんな真剣な眼差しで、もしや恋文とか?」

ポイゾネ「まさか…
ほら、これ。」

トン「冗談ですよ。
ふむふむ、大乱闘スマッシュブラザーズ招待状ですか。」

ポイゾネ「なんだろうねこれ。
兄弟で何かやるのかな、俺兄弟いないんだけど…」

トン「たぶん違うと思いますよ…
おそらく戦闘をするんじゃないかと。」

ポイゾネ「銭湯?」

トン「はい。」

ポイゾネ「みんなでお風呂に入るの?
ちょっと楽しそう。」

トン「……
はぁー、地図の場所に行ってみたらわかるんじゃないでしょうか。」

ポイゾネ「うん、そうだね。」

トン「あ、一応いつもの装備で行くことをお勧めします…
なにがあるかわかりませんので。」

ポイゾネ「うん、ありがとう。
ちょっと行って来るね。」


紅きポイゾネサスくん

少し抜けた彼は、紅い衣装を身に纏い
剣と盾を携え、そこへと赴く


トン「ほんとに大丈夫でしょうか…」


5 : はいどうも名無しです (ワッチョイ e3bf-aed9) :2019/10/22(火) 23:44:40 MLXa3uq.00
かなりすこ
支援のドドン


6 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 6422-a264) :2019/10/23(水) 05:52:14 L7pw9U/6Sa
キノコ王国

チェントゥリ「リア・リエー!
あそぼー!」

リア・リエ「……」

チェントゥリ「開けてよー!
いるのわかってるんだよー!」


自室でくつろいでいた彼は、しぶしぶドアを開ける


リア・リエ「お前な、毎週のように暇なのか…」

チェントゥリ「退屈だよー!
昨日まで目一杯仕事してたんだもん!」

リア・リエ「それは俺だって同じだ、じゃあな。」

チェントゥリ「ちょっとー!
召喚士が、新しいやつ見せてくれるって言ってたよー!」

リア・リエ「そんなものに興味はない。」

チェントゥリ「えー!
ポストになんか入ってたよ!」

リア・リエ「人に届いたものを勝手に見るな…」

チェントゥリ「見てないよ!
あ、もしかしてお城でパーティのお誘いだったりして!」

リア・リエ「それならお前らのとこにも来てるだろ。」

チェントゥリ「とりあえず開けてみなよ!」

リア・リエ「お前…
中身が気になるだけだろ…」

チェントゥリ「もー!
わたしが先に見るよ?」

リア・リエ「ん、なんだこれは。」

チェントゥリ「なに?
なにが書いてたのー?」

リア・リエ「お誘いには違いないが、パーティとは程遠いな。」

チェントゥリ「かして!
えーと、大乱闘スマッシュブラザーズ招待状?
なにこれ?」

リア・リエ「詳しくはわからんが、まぁ力試しってところだろうな。
少し、楽しみだ。」

チェントゥリ「へー、珍しい。
出るんなら優勝して来てね!
そんなに遠くなさそうだし、応援行くね!」

リア・リエ「いや、いらん。」

チェントゥリ「なんでー!?」

リア・リエ「とにかく俺はもう行く。
お前は召喚士にでも遊んでもらえ。」

チェントゥリ「えー!
まぁいいや、頑張ってきてね!」

リア・リエ「あぁ。」


絶望のリア・リエ

クールで冷静なこの男は、意外にも高ぶる気持ちを抑えられず、少し笑うとこの場所を後にした


7 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 6422-a264) :2019/10/23(水) 05:55:07 L7pw9U/6Sa
ヤマブキシティ


BJ「この後どうするんダイ?」

殺意「んー、お腹は減ったなぁ。」

BJ「あれだけ動いたしネ。」

殺意「いい刺激になったよ、ありがとう。」

BJ「こちらこそだヨ、美味しいオムライスの店最近見つけたんだけど、どうカナ?」

殺意「おー、じゃあぜひ。」



バル「ブラくーーーん!!」

BJ「ん、バルじゃん、どうしたんダイ?」

バル「うん、えーとねぇ
あ、殺意さんだぁ!
こんにちはぁ!」

殺意「相変わらず元気だな。」

バル「僕はいつも元気いっぱいだよぉ!」

殺意「BJに用があったんじゃないのか?」

バル「あ、そうだったぁ!
ブラくん、これブラくん宛に届いてたんだけど、早く見せないとと思って!」

BJ「わざわざ持ってきてくれたんだネ、ありがとう。」

殺意「大乱闘スマッシュブラザーズ招待状?」

BJ「って書いてあるネ。」

殺意「ポケモンバトルとは、また別なんだろうか?」

BJ「そうじゃないカナ。
なんでもありの大乱闘って書いてあるシ。」

バル「ブラくん戦うの?」

BJ「うん、せっかく誘われたんだシ、出てみるヨ。」

殺意「BJを招待するとはセンスがいい。」

BJ「殺意くんのところにもきてるんじゃないノ?」

殺意「んー、どうだろう。
僕ら種族はやっぱり戦いには向いてないみたいだから。」

バル「えー、でも殺意さんとっても強いよぉ!」

殺意「ありがとう。」


勇者「あ、いたいた殺意さーん。
あれ、みなさんお揃いで」

バル「あ、勇者くんだぁ!」

殺意「どうしたの?」

勇者「いえ、これがですね…」

BJ「お、噂をすればってやつカナ。」

バル「やっぱり殺意さんにも届いてたんだぁ!」

勇者「ヨシオくん宛に…」

殺意「えっ…」

BJ・ブラ「えぇ…」

勇者「ヨシオくんの居場所を知らないかなと。」


8 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 6422-a264) :2019/10/23(水) 05:56:31 L7pw9U/6Sa
BJ「んー、何度見てもヨシオくん宛ダネ。」

殺意「ヨシオくんで大丈夫なのか…
ボコボコにされるんじゃ…」

BJ「まぁ、やってみないとどうなるかはわからないシ、とりあえず僕が探して一緒に行ってくるヨ。」

殺意「あぁ、悪い。」

BJ「バル、この前行ったオムライス屋さん、殺意くんと勇者くんと行っておいで。」

バル「あぁ!あそこだねぇ!
とっても美味しかったんだよぉ!
2人とも行こうー!」

勇者「僕もご一緒していいんですか?」

殺意「もちろん。」

バル「じゃあブラくん、頑張ってねぇ!」

殺意「ヨシオくんのことよろしく…」

勇者「健闘を祈ってます!」

BJ「うん、行ってくるヨ。」



ヨシオくん「こう来たらこうプリ!
そしてこう来たらこうプリ!」

BJ「何してるの…?」

ヨシオくん「あ、遅いプリよ!」

BJ「ダンスなんてやってたっケ?」

ヨシオくん「誰も踊ってなんてないプリ!
予行練習プリ!
BJからの電話で招待されたって聞いてこうやって練習してるプリ!」

BJ「ヨシオくん戦えるノ…?」

ヨシオくん「失礼プリね!
ちゃんとやれるプリ!」

BJ「最下位にならないといいね…」

ヨシオくん「優勝しか見てないプリ!」



黒きblack joker

雷使いのキュートな彼が、この招待を喜び、楽しみにしていることは頬から漏れる電気から明白だが、連れが心配で仕方ないのであった。


ヨシオくん

仲間内からも愛される彼だが、戦闘能力はみんなが心配するほど、しかし当人のやる気だけは誰にも負けないのであった
この大会が始まるまでは


9 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ f27d-6a6d) :2019/10/27(日) 01:11:26 zGYAvfKsSa
惑星コーネリア


依頼の整理をしていたギルティースの部屋のドアが叩かれる


ギル「はーい」

ナザレンコ「よぉ、ギルの姉御。
ちょっといいか。」

ギル「いやな予感しかしないんだけど。」

ナザレンコ「なんだよ、せっかく新しい芸でも見せようと思って来たのに。」

ギル「やっぱり…」

ドドン「ナザレンコ抜け駆けは許さないドン!」

ナザレンコ「おぉ!
来たかドドン!よっしゃあ、2人でギルの姉御に芸披露でもするか!」

ドドン「僕の新しい芸お見せするドン!」

ギル「やめて!
特にドドンはやめて!
この部屋消し飛ぶから!」

ドドン「えー、ギル姐に見せたいドン。」

ナザレンコ「なぁ、見せてぇよなぁ。」

ギル「外で2人でやってくればいいでしょ…」

ナザレンコ「暇なんだろ?」

ギル「あのねぇ、見てわからないの…
私達に来た依頼を整理してるの、ほら
○○○でしょ、□□□でしょ、
それに大乱闘スマッシュブラザーズ招待状でしょ…
え、なにこれ?」

ナザレンコ「それも依頼の一部なのか?」

ギル「いや、これは私個人宛ね。」

ドドン「なんか面白そうなイベントドン!」

ギル「んー、どうしようかしらねぇ。」

ナザレンコ「いい機会だし、行ってくればいいんじゃん。」

ギル「でもねぇ…」

ナザレンコ「なんだよ、俺らと離れたくねぇのか?
ギルの姉御も可愛いとこあんだなぁ。」

ギル「あんたたち残して行くのが不安で仕方ないのよ!」

ドドン「心配ないドン!
ここは俺たちにドンと任せるドン!」

ギル「任せたらとんでもないことになるでしょうが!
はぁ〜、天才くん呼んでくるしかないかぁ。」

ナザレンコ「お、天才がいれば安心だな!
頑張ってこいよ、ギルの姉御!」

ドドン「ギル姐ならやれるドン!」

ギル「ほんと頼むわよあんたたち…
じゃあ行ってくるわ。」

ナザレンコ「あ、そうだ姉御
ほらこれ、姉御のリフレクター。
整備しといたからきっと役に立つぜ!」

ギル「あんたリフレクターの整備や扱いはピカ一だものね。
ありがとう、頑張ってくるわ。」


幻の♀ギルティースMr.II

残して行く2人にただならぬ不安はあるが
彼女は受け取ったリフレクターを握りアーウィンへと乗り込む

このリフレクターが後に大会の珍記録を生むことをまだ誰も知らない


10 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ f27d-6a6d) :2019/10/27(日) 01:14:51 zGYAvfKsSa
ヨッシーアイランド


ねこ「はぁー、大きく育ってねぇー。」


庭の菜園に植えた種に、彼は念を送っていた


インテリ「ねこさん、何してるんですか?」

ねこ「あ、インテリくん!
今ね、トマトの種を植えたんだ!
自分で作ればもっと美味しくなるんだろうなぁって思って!」

インテリ「ほぉ、家庭菜園ですか。
で、この大きさに全部トマトですか…?」

ねこ「そうだよ!
たくさんあったほうがいいでしょ!」

インテリ「これだけのトマト、一人で処理しきれるんですか…?
世話も含めて。」

ねこ「できるよ!
愛情こめて、大きく育てて、ちゃんと自分で食べるよ!
大きくなってねー!」

インテリ「大きく…
ねこさん、それプチトマトですよね?」

ねこ「大きくな…えっ?」

インテリ「その種の袋、プチトマトってしっかり書いてますよ…」

ねこ「……
間違えたぁー…
大きなトマトにかぶりつきたかったのに…」

インテリ「丸呑みでしょうがあなたは…」

ねこ「でもトマトはトマト!
逆から読んでもトマトだし!
しっかり育てるよー!」

インテリ「が、頑張ってくださいね…
あ、そうだこの農場の広さに気圧されて忘れるところでした…
ねこさんへこんな物が届いてたんでした。」

ねこ「ん、なにかなぁ
トマトかな?」

インテリ「こんな薄っぺらいトマト嫌でしょ…
潰れてぐしょぐしょですよ…」

ねこ「ふーむ、なになに
大乱闘スマッシュブラザーズ招待状?」

インテリ「大乱闘ですか…
ねこさん大丈夫そうですか?」

ねこ「んー、とにかく呼ばれたからには頑張りたいけど…」

インテリ「あ、ねこさんここ!
ここみてください!
この大会概要欄のルール!」

ねこ「アイテムなんでもありがどうしたの?」

インテリ「これ!このアイテム!
マキシムトマト!」

ねこ「マキシムトマト!?
ただでさえトマトなのにマキシムなの!?」

インテリ「そうですよ!マキシムなんですよ!」

ねこ「もうこれは出るしかないね!」

インテリ「はい!
ねこさんの豪運も同時に見せつけていきましょう!」

ねこ「まかせろー!
じゃあ僕がいない間このトマトちゃんのお世話任せるよ!」

インテリ「はい!
……えっ…?」

ねこ「じゃあ行ってくるねー!」

インテリ「ちょっ、ねこさん!
ねこさーん!
……アントンくんにでも頼もうかな…」


∮アルティライトねこ

トマトに魅せられ、トマトのために出場を決めたこの恐竜は、その豪運を引っさげ会場へと向かった


11 : はいどうも名無しです (ラクラッペ a951-adcf) :2019/10/27(日) 03:30:20 x33ry2ZgMM
かなりすこ
支援のドドン


12 : はいどうも名無しです (ラクラッペ 7342-72d6) :2019/11/04(月) 04:22:32 6wdUICrgMM
したらば復活記念&支援age


13 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ fbf8-192d) :2019/11/12(火) 15:43:26 QU0uh2R2Sa
オネット


エルバン「楽しかったねー。」

無敵「うん、喜んでもらえてよかった。」

エルバン「まさか君がアイドルが好きだったなんて意外だなぁ。」

無敵「そうかな、でもよかったでしょ?」

エルバン「うん、勇気をもらった気がするよ。」

無敵「そうなんだよ、僕もうまくいかないことがあって落ち込んだ時にはいつも勇気をもらってた。」

エルバン「人を元気にするっていうのは難しいよね。僕も何かで元気づけられるようなことしてみたいな。」

無敵「与える方か…
エルバンは戦いの知識もあって強いんだし、その方面の方がいいんじゃない。」

エルバン「その機会があればだけどね。」

無敵「まぁ、それもそうだね。
…っと、やっぱりいろんなとこにポスターあるなぁ。」

エルバン「ポスター?
あぁ、今度デビューするっていう子か。」

無敵「そうそう、ちょこにゃちゃん。
名前も容姿も可愛らしい。」

エルバン「すごく丸いね…
それより、これからどうする?
僕の家で遊ぶ?」

無敵「うん、今日は1日何もないしそうしようかな。」



エルバン「さてと、あれなんか手紙入ってる。」

無敵「ゲイからじゃないの…?」

エルバン「…当たり
まぁこれは後で読むとして、もう1通来てる。」

無敵「それもゲイかもよ。
この前3通も来てたし。」

エルバン「えぇ…
あー、でもこれは違うやつだ。
えーと、大乱闘スマッシュブラザーズ招待状。
なんだろこれ。」

無敵「うんうん、へぇ、来たじゃないかエルバンの力を見せつけられる時が。
中継もあるみたいだし、さっきの勇気を与える側になれるかもよ。」

エルバン「うん、大まかなルールしかまだわかんないけど、この力とヨーヨーがあればなんとかなるかな。」

無敵「あとはその硬い石頭だね。」

エルバン「んー、あんまり使いたくはないんだけどなぁ、けっこう痛いし…」

無敵「しっかり応援しておくよ。」

エルバン「ありがとう。
あ、一緒に遊べなくなっちゃったね。」

無敵「あぁ、それは構わないよ。
とにかく、頑張ってきて。
そして、感想を聞かせてほしい。
僕も少し興味がある。」

エルバン「うん、頑張ってくるよ!」



爆走戦士エルバン

まだ子供だと侮るなかれ
赤い帽子をかぶりなおした少年は
自前のヨーヨーを器用に使いこなす
その指先には溢れ出す闘志のように
炎がちらついていた


14 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 81e5-d093) :2019/11/16(土) 02:10:42 1Joz1d7wSa
脇役「アルザーク姐さん。
少しいいか...む、取り込み中だったか...」

アルザーク「あら脇役ちゃん
どうしたの?」

脇役「訓練を見てほしかったんだが...
相変わらずおしゃれな部屋だな。
それは紅茶か?」」

アルザーク「ええそうよ。
脇役ちゃんも飲む?
って訓練を見てほしいんだったわね。」

脇役「うむ、だがアルザーク姐さんと
この部屋を見ていたらはやる訓練の気持ちも落ち着いた。」

アルザーク「じゃあ脇役ちゃんの分も淹れてくるわね。」

脇役「うむ、すまない。
ん、アルザーク姐さんこれはなんだ
何かの招待状のようだが。」

アルザーク「あー今日帰ってきたら届いてたの。
どうしようかしら。」

脇役「興味深い催しだと思うが。」

アルザーク「脇役ちゃんにとってはね。
はい、どうぞ。」

脇役「ありがとう。
やはりアルザーク姐さんの紅茶はおいしいな。
淹れ方を教わりたいくらいだ。」

アルザーク「あら、喜んで教えるわよ。
それなら私も脇役ちゃんに戦い方を教わりたいわ。」

脇役「もちろん大歓迎だ、だが私よりアルザーク姐さん
のほうが強いと思うんだが。
そういった催しに招待されているわけなのだし。
アルザーク姐さんならよほどの相手でない限り負けないだろう。」

アルザーク「うふふ、そんなにかってくれてるのね。
でも、あなたから学ぶこともとても多いわ。」

脇役「うむ、そう言ってもらえるのはうれしいな。
それで参加するのか?」

アルザーク「そうね、私のことを強いと信じてくれている
あなたのために頑張ってこようかしら。
帰ってきたら感想を聞かせてあげるわね。
紅茶の淹れ方もね」

脇役「ああ、楽しみだ。
頑張ってきてくれ。」

アルザーク「ええ、これを飲み終えたら行ってくるわ。」

脇役「相変わらずのんびりした人だ。」

アルザーク「落ち着いたって言ってくれないかしら。」

脇役「ふふ、そうとも言うな。
私はそこにとても救われている。
アルザーク姐さんらしくな。」



㍍アルザーク

紅茶を飲み終えたのんびり淑女は
後輩からの静かな激励を背に
紅茶とお菓子の匂いの立ち込める
部屋を後にした。


15 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 81e5-d093) :2019/11/16(土) 02:50:08 1Joz1d7wSa
神様「ティーダさん!
どうされましたか!!」

ティーダ「ん、神様どうかしたのか?」

神様「あれ、エロマスさんからティーダさんが
けがをしたと聞いたものですから
急いで駆けつけたのですが、杞憂だったようですな。」

ティーダ「エロマスがそんなことを言っていたのか。」

エロマス「言ってないぞ。」

神様「どこも悪いところはございませんかな?」

ティーダ「そうだなせっかく来てくれたのだし
少し見てもらうとするか。
これからのこともあるしな。」

神様「これから、とは?」

ティーダ「こんなものが届いていてな。」

神様「ふむふむ大乱闘スマッシュブラザーズ招待状ですか。」

ティーダ「ああ、せっかくの機会だしな、出てみようと思う。」

神様「重さを生かして戦う我らは乱闘向きかもしれませんな。」

ティーダ「うむ、他の種族と比べると
こちらは耐久力がかなり長所であると
エロマスも言っていたしな。」

エロマス「言ってないぞ。」

神様「とにかく攻撃を受けることは多くなりそうですな。
今のうちにしっかり診ておきますな。」

ティーダ「すまないな、助かる。」

神様「いえいえこれも仕事ですから。
大会中もどこか悪いところがございましたら
言って下され、医者も募集しているようですので
私もそちらに行けるよう準備しておきます。」

ティーダ「それは心強いな。」

神様「大会に関わる以上公平に診なければなりませんが
しっかりと自分の為すべきことをいたしますので安心してくだされ。」

ティーダ「そこに関しては心配していない。
神様は誰もが認める完璧な医者だからな。」

神様「そこまで褒められると照れくさいですな。
ふむ、特に異常は見られませんな。
体調はばっちりと見ました、頑張ってくだされ。」

ティーダ「いつもすまないな。
では行ってくる。」



操られたティーダ★ミ

異常なしと診断されたゴリラ
彼はバナナを手に取り口へ運ぶ
異常なまでに燃えている彼は
激しいドラミングを終え会場へ向かった


16 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 81e5-d093) :2019/11/16(土) 03:17:45 1Joz1d7wSa

デスエン「ん、なんだこれ。」

吐き気「どうかしたかデスエンペラー。」

デスエン「いや、控室に届いててな。
っていうか顔色凄いぞ、大丈夫か?」

吐き気「いつものに加え、今回はレースの後というのもあってな...」

デスエン「いつも大変だな...」

吐き気「それにしてもいいタイミングだったな。」

デスエン「まあな。
運動がてらちょっとでてくるかな。」

吐き気「機会があれば私も出てみたいものだが。」

デスエン「試合中吐いちゃうだろ...
医者に診せなくていいのか?」

吐き気「どこも"吐き気"としか診断されなくてな。」

デスエン「だろうな...」

吐き気「明日、少し遠方だが優秀な医者に診てもらう予定でな。」

デスエン「そこも同じなんじゃないのか...」

吐き気「どうもかなり優秀らしい、Dr神様という名らしいのだが。」

デスエン「自分で神様って言っちゃう医者ってどうなんだ...」

吐き気「聞いたところ見た目はゴリラらしい。」

デスエン「ほんとに大丈夫なのか...」

吐き気「まぁ行ってみないことにはわからないからな。
デスエンペラーはこっちのことは心配せず頑張ってきてくれ。」

デスエン「神様っていうゴリラの医者ってのが気になりすぎてやばい。」

吐き気「あくまで見た目だからな。
神様と呼ばれる程の手腕を持つゴリラ顔の医者なのだろう。」

デスエン「だったらいいんだが。
まぁそろそろ行ってくるか。」

吐き気「検討を祈っている。」



デスエンペラー

ゴリラ顔の医者が気になる彼は
お気に入りの愛車に乗り込む
が、エンジントラブルにより
結局徒歩で向かうことになる
彼の不幸はここから始まっていた


17 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 81e5-d093) :2019/11/16(土) 03:50:08 1Joz1d7wSa

皆のもとに招待状が届き数時間後
記された場所に集まり始める参加選手達


rekuiemu「ここかぁ。」


一番初めに着いたのはカービィ勢、世界のrekuiemu


リア・リエ「場所はここで合ってるみたいだな。」


それからすぐにマリオ勢である絶望のリア・リエ


リア・リエ「とりあえず中に...ん?」


リア・リエは足に何かが当たる感覚を覚えた
というよりむしろ蹴ったような


rekuiemu「いたっ。」

リア・リエ「す、すまない人がいたとは
というか人、なのか...」

rekuiemu「失礼だな、見たところ君も選手みたいだけど。」

リア・リエ「え、お前も選手なのか...」

rekuiemu「とことん失礼な人だな!」

リア・リエ「すまん...
そうだな、見た目で判断してはいけないか。
とりあえず同じ選手同士よろしくな。」

rekuiemu「まぁ試合でわからせればいいか。
うん、よろしく。
これもう中に入っていいのかな?」

リア・リエ「開いてるみたいだしいいんじゃないか。」


リア・リエとrekuiemuは会場へと入る


リア・リエ「お前浮けるのか。」

rekuiemu「うん、珍しい?」

リア・リエ「俺らにとってはかなりな。」

rekuiemu「そうなんだ、っとこの部屋かな?」

リア・リエ「みたいだな。
俺らが一番か。」

rekuiemu「どんな人たちが来るんだろう。」

リア・リエ「最初にお前に会ってるからな、あとどんなやつが来ようと驚きはしないな。」

rekuiemu「そんなに珍しいかな、僕からしたら君も珍しいよ。
あーでも近い人はいるか。」


二人が会場入りしてすぐ部屋のドアが開く


レイア「頼のもー!」

rekuiemu「お、誰か来た。」

リア・リエ「この声と暑苦しさ...
やっぱりな...」


18 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 9482-d093) :2019/11/18(月) 04:49:25 mEWdMB8wSa


レイア「おぉリア・リエ!!
お前も呼ばれてたのか!!」


勢いよく開いたドアから入ってきたのは
ルイージ勢の灼熱のレイア


リア・リエ「なんとなくお前も来てるような気はしていたが、まさかほんとにきてるとは。」

rekuiemu「知り合い?」

リア・リエ「まぁ昔なじみだ。」

レイア「ん、お前も招待された選手か?」

rekuiemu「うん、そうだよ。
っていうか、なんか似てるね君たち。」

レイア・リア「どこが...」

レイア「俺は灼熱のレイアだ、一応敵同士だが熱いバトルをしたいと思ってる。
よろしくな。」

rekuiemu「僕は世界のrekuiemu、これも何かの縁だしね、よろしく。」

レイア「rekuiemu、か。
なんかすごい名前だな、だがお前の強者って感じのその落ち着き、いいじゃねぇか
試合が楽しみだぜ。」

rekuiemu「君は名前通り熱い男だね。
君は?そういえば名前聞いてなかったけど。」

リア・リエ「そういえば名乗ってなかったな。
俺は絶望のリア・リエだ。
よろしく頼む。」

レイア「リア・リエ、お前にも負けねぇからな!!」

リア・リエ「それはこっちだって同じだ。」

レイア「それにしても、ここで戦うってわけではねぇよな。」


3人のいる場所は、前方に大きなモニターがあるだけで
他は何もないだだっ広い部屋である。


rekuiemu「んー、事前説明みたいなのがあるんじゃない?
詳しいことは何も聞かされてないからね。」

レイア「まぁ、全員そろえば何か始まるかもな。
何人呼ばれてるのか知らねぇけど。」


そんな会話をする彼らの背後でドアが開く


レイア「っと、さっそく来たな。」


19 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 9482-d093) :2019/11/18(月) 05:30:30 mEWdMB8wSa


アルザーク「あら、わたくしたちが一番ではありませんでしたね。」

ギル「見たところあなたと同じような人もいるみたいだけど。」

アルザーク「えぇ、少し安心しましたわ。」

ティーダ「ほんとにいろんな種族がいるんだな。」

ギル「なんか一人生命体なのかわからないのもいるけど...」

アルザーク「可愛らしいですわ。」


入ってきたのはサムス勢の㍍アルザーク
フォックス勢の幻の♀ギルティースMKⅡ
ドンキー勢の操られたティーダ


リア・リエ「キツネにゴリラに人間か...」

rekuiemu「美女と野獣みたい。」

レイア「俺らみたいなのばっかじゃないんだな。
そのほうが未知との戦いって感じで燃えるが。」

ギル「あなたたちも参加者?」

rekuiemu「そうだよ。」

アルザーク「あら、しゃべれるんですのね。」

rekuiemu「え、そりゃあ...」

アルザーク「触ってもよろしくって?」

rekuiemu「いいけど...」

アルザーク「ものすごくポヨポヨしてますわ。」

ギル「え、私も触りたい。
あ、ほんとだ、すごいわねあなた!
なにでできてるの?」

rekuiemu「いや、そんなの僕にも...
ちょっと触りすぎだよ!
形崩れちゃうでしょ!!」

リア・リエ「(大丈夫なのかこいつら...)」

レイア「お前は腕っぷし強そうだな。」

ティーダ「正直女やよくわからないやつもいるからな、油断しているわけではないが
パワーだけなら一番かもしれんな。」

レイア「腕っぷしだけじゃ勝てねぇってことおしえてやるよ。」

ティーダ「ふ、楽しみにしておこう。」



半分の6人が集まり少し騒がしくなってきた会場
しばらくするとまたドアが開く


rekuiemu「ほら、また誰か来たよ!
もう触るのやめて!」


20 : はいどうも名無しです (ワッチョイ ca93-d48e) :2019/12/10(火) 12:42:37 x0hYvl8600
支援age


21 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 1235-4321) :2019/12/16(月) 02:27:22 gmozXoKsSa
会場に入ってきたのは、一匹の恐竜とそれに乗った少年であった。


エルバン「あれ、もうけっこういる。
一番じゃなかったか。」

レイア「おい、ここは子供が来るようなところじゃねぇぜ。」

エルバン「よっと、んー、一応僕も招待されてきたんだけど。
それ言ったらそこの得体のしれない生き物はなに?
っていうか生き物なの?」

rekuiemu「まだ僕いじるの?」

ティーダ「確かにこのような生き物もいるのだ。
人間の子供が来ても驚きはしないな。」

エルバン「(ゴリラがしゃべってる。)」

リア・リエ「ゴリラやキツネに比べたらな。」

レイア「それもそうか。
ま、つえぇやつなら文句はねぇな。」

アルザーク「それでそのかわいい恐竜さんはあなたのペットですの?」

エルバン「ううん、この子も出場者だって。」

rekuiemu「その子はしゃべらないんだね。」

リア・リエ「それが普通だからな...」

エルバン「いや普通にしゃべ、

ギル「あら、なにかくわえてるのかしら。」


口に何かを頬張っている恐竜はそれを吐き出す。


ねこ「ペッ」

デスエン「うおぁ。」


中から一人の男が出てきた。


レイア「おいおい、そんなおっきいのどこにいれてたんだよ...」

アルザーク「す、すごいですわね...」

rekuiemu「え、僕もできるよ。」

リア・リエ「お前もできるのか、ほんとなんなんだお前ら...」

ねこ「も〜動きすぎだよ〜。」

rekuiemu「しゃべるじゃん!」

エルバン「だからしゃべるって言ったじゃん...」

デスエン「しょうがないだろ...
ん、もう着いたのか。」

リア・リエ「お前はまともそうだが、いや口の中に入ってたしまともではないか...」

デスエン「子どももいるし恐竜もいるしでどんなもんかと思ったけど、これ俺まともなほうじゃない?」

レイア「俺らからしたらな。」

ギル「それでどうしてあなたはこの子の口の中いたのよ...」

デスエン「あぁ、いろいろあってな。」


22 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 1f94-4521) :2019/12/16(月) 09:05:57 zbp1bBHYSa

数分前


デスエン「まさか、ブルーファルコンが故障するとは…
ここまで走ってきたはいいが、疲れたな。」


そんな彼は、一人の少年と出くわす


エルバン「あ、よかったー、やっと人に会えたよ。」

デスエン「子どもがこんなところで何してんだ?」

エルバン「えっと、ちょっと道がわかんなくなっちゃって。」

デスエン「ったく、迷子かよ。
つっても俺もここは初めて来る場所だから力にはなれんかもしれんが。」

エルバン「あれ、その招待状
君もこの大会の出場者?」

デスエン「ん、お前もなのか?」

エルバン「そうだよ、じゃーん。」

デスエン「こんな子どもと戦わなくちゃいけないのか…?」

エルバン「子ども子どもってあんまり甘く見ないでね。」

デスエン「いや、つっても子どもと大人じゃ力の差はあるだろうからな。
ま、勝負の内容も詳しくはわからんし、とにかくよろしくな。」

エルバン「うん、よろしく。
それで、会場なんだけどどこにあるんだろ。
もうちょっと先だとは思うんだけど。」


そんな2人の前を一匹の恐竜が横切る


エルバン「え、恐竜…?」

デスエン「ちっちゃ!」

ねこ「ちっちゃくないよ!
これでも毎日トマト食べてちょっとずつ大きくなってるんだよ!」

エルバン「しゃべった…」
デスエン「しゃべれんのかよ…」

デスエン「っていうかなんでこんなとこに恐竜が…」

ねこ「大乱闘スマッシュブラザーズに出場するんだよ!
マキシムなトマトがあるらしいからね!」

デスエン「子どもの次は恐竜かよ…」

エルバン「あ、じゃあ会場の場所わかる?
僕らちょっと詳しいとこまでわかんなくて。」

ねこ「わかるよ〜」

エルバン「助かるよ、これも何かの縁だし
一緒に行こうよ。」

ねこ「おっけ〜
じゃあ僕の背中に乗る?
そしたら速いよ〜」

デスエン「乗れんの?」

ねこ「さすがに1人までだけど。」

エルバン「どうする?」

デスエン「ここは、じゃんけんだな。」

エルバン「へぇー、子どもの僕を差し置いて乗ろうとしてるんだ。」

デスエン「同じ大会に出るんだ、子どもも大人も関係ないな。」

エルバン「ふーん、まぁいいよ。
じゃあそうゆうことで。」

「じゃんけん、ポン!」


23 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 1f94-4521) :2019/12/16(月) 09:29:58 zbp1bBHYSa
ギル「で、負けたのね。」

デスエン「あぁ、普通に走ってついていく予定だったんだが、口に放り込まれた。」

リア・リエ「勝ってたらこんな子どもを置いて乗ってたのか、文字通り大人気ないな。」

デスエン「疲れてたんだからしょうがないだろ…」

rekuiemu 「だいぶ集まったけどこれで全員かな?」

レイア「どうだろうな、何かアナウンスがあるのを待つしかねぇだろうな。」


会場の9人が始まりのアナウンスを待つ中
聞こえてきたのは、何か雷のようなものが落ちたような衝撃音だった


アルザーク「なんでしょうか、今の音は…?」

レイア「まさかもうどっかで戦いが始まってんのか!?」

リア・リエ「ワクワクしすぎだ、少しは落ち着け。」

デスエン「いや、落ち着きすぎだろ
だいぶすごい音だったぞ。」

リア・リエ「目の前でこんな光景が繰り広げられてるんだ、多少のことでは驚かん…」

エルバン「わからなくもないのがちょっとすごい…」


それからすぐに会場のドアが開かれる


ポイゾネ「だから、さっきから謝ってるじゃん。
わざとじゃないよ。」

BJ「なんで、しまわずにそんな物騒な剣を持ち歩いてるのカナ。」

ポイゾネ「だから鞘忘れちゃったんだって。」

BJ「どうやったらそんなもの忘れるのサ
ずっとブンブン振り回しながらここまで来たってことデショ?
君の不注意でいろんな人に危害が加わるんだケド。」

ヨシオくん「もうその辺にしとくプリ2人とも、みんな待ってるプリよ。」


現れたのは、1人の青年と一匹のネズミ
そして丸い何かだった


レイア「なんだ、何かあったのか?」

BJ「こいつが、僕を攻撃してきたんダ。」

ポイゾネ「いや、攻撃はしてないよ。
たまたま当たっちゃっただけで。」

リア・リエ「たまたま当たるにしては物騒すぎないかその剣は…」

BJ「そうデショ?
絶対わざとダヨ。」

ポイゾネ「もー、ごめんってば…」

ティーダ「それにしてもさっきの衝撃音は貴殿がやったのか?」

BJ「そうだケド、びっくりさせたならごめん。」

ヨシオくん「BJはすぐ切れるプリよ。
さっきもちょっとしたことで雷が落ちたプリ。」

BJ「あァ?」

ヨシオくん「ほらプリ。」


24 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ f16f-4521) :2019/12/16(月) 10:03:28 WWHobNWESa

BJ「ここカナ?」

ヨシオくん「たぶんそうプリね。
よし、かかってくる敵をバッタバッタとなぎ倒していくプリよ!」

BJ「気合だけはすごいんだけどナァ…」


そんなBJの体に何かが当たる


BJ「いっタァ…」

ポイゾネ「あ、ごめん!」

BJ「ダレ?」

ポイゾネ「えっと、たぶん君達と一緒でこの大会に出場するんだけど…」

BJ「で、先に潰しとこうッテ?」

ポイゾネ「違うよ!
ほんとにわざとじゃないよ。」

BJ「めちゃくちゃ痛かったんだケド。」

ポイゾネ「ごめん、ちっちゃくて
あと、なんか変な生き物が二匹いるなぁぐらいで全然気づいてなかった。」

BJ「ちっちゃくて、変……」

ヨシオくん「あ、やばいプリ。」

BJ「……ピッガァ!!!」



レイア「まぁ、謝ってるんだし今回は許してやったらどうだ。
それに、借りは試合で返せばいいだろ?」

BJ「ふん、お前にだけは絶対まけナイヨ。」

ポイゾネ「そんな目の敵にしなくても…」

アルザーク「まぁまぁ、そんなにイライラしてては、せっかくの可愛い姿が台無しですわよ。」

デスエン「また変…
ギル「ちょっと!あんたさっきの話聞いてたでしょ!」


慌ててギルティースがデスエンペラーの口を塞ぐ


エルバン「君たち2人は初めて見る種族だね。」

ティーダ「聞いたことはあるが、ポケモンと呼ばれる種族ではないか。」

BJ「うん、合ってるヨ。」

アルザーク「こんな可愛い方々と試合をしなくてはならないのですね。」

ヨシオくん「可愛いからって甘く見るなぷり!
全員倒してやるプリよ!」


こうして、12人全員集まった彼らの前のモニターにある1人の男の姿が映し出させれる


P「はーい、どうもP(ピー)です。
全員集まったね。」

レイア「これで全員か。」

rekuiemu 「あなたが主催者さんですか?」

P「そうそう、とりあえずこのモニターに
大会の概要と、トーナメント表とか詳しいことは全部書いてあるから。
試合は明日からね、
で、みんなが泊まる宿泊施設も用意してるから、大会中はそこで過ごしてねー。
何か聞きたいことあったらまた連絡してね。」


そういってモニターは消えた


リア・リエ「なんだ、言うだけ言って帰ってったな。」

デスエン「そこのモニターに詳しい内容は書いてるんだろ。
じゃあいいんじゃないか。」

アルザーク「みんなでチェックした方が良さそうですわね。」


25 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ f16f-4521) :2019/12/16(月) 10:34:54 WWHobNWESa
ピーが半角にできない…


26 : はいどうも名無しです (ワッチョイ afdc-b846) :2019/12/16(月) 20:27:55 .SH/9Qds00
スマホなら半角カナ変換とかで調べたら出てくるサイトで半角カナ化できますよ


27 : はいどうも名無しです (スプー 2cb4-1b71) :2019/12/16(月) 20:35:08 TTUrZZooSd
あと半角アプリ入れるとキーボードにも加えられる


28 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ c73c-99c0) :2020/01/07(火) 00:39:17 Yro7VQ5cSa
モニターには試合概要と、アイテムの説明や使い方が映っていた。


レイア「なになに、試合形式はタイマンのトーナメント制か。」

リア・リエ「知らないアイテムも多数あるな。」

rekuiemu 「みんなのとこのものがいっぱいあるんだね。
僕のところからはスターロッドとマキシムトマトか。」

ねこ「え!?
このトマト君の地方にあるの!?」

rekuiemu 「う、うん…
僕らの街に来たらたくさんあるよ。」

ねこ「大会終わったら絶対遊びに行くね!!」

リア・リエ「トマト一つでそこまで熱を持てるのか…」

ねこ「マキシムトマトだよ!?」

リア・リエ「いや、そう言われてもな…」

rekuiemu 「マキシムトマトすごいんだよ!?」

リア・リエ「お前もか…」

ポイゾネ「マキシムトマトすごいの!?」

リア・リエ「その話はもういい…
で、それらと己の力を組み合わせて相手を場外に出せと。」

レイア「全員力が未知数だからな。
どうなるのか予想もできねぇな。」

ギル「こっちが組み合わせね。」


モニターをスライドさせると、そこにはトーナメント表が映し出される


レイア「お、初戦俺じゃねぇか。
相手は、ヨシオくんか。
ん、どれがヨシオくんだ…」

アルザーク「そういえばみなさんお名前を聞いてませんでしたわね。」

ティーダ「確かにな。
まずは自己紹介でもして、お互いを知ることから始めた方が良さそうだな。」

エルバン「さんせーい。」


皆が自己紹介を始めようとした時、突然モニターが移り変わり、先程の主催者が顔を出す


P「忘れてたー。
みんなの大会用の衣装用意してるんだった。」

デスエン「大会用の衣装?
全然これがいつものスタイルなんだが。」

P「まぁ、こっちにも色々あって、とりあえずこれで試合してもらうから。
って、おーい、そこ3人聞いてるー?」


ポイゾネ「そんなにすごいの?」

rekuiemu 「すごい。」
ねこ「うんうん。」

P「まぁいいや、じゃあはい、
これで試合よろしくねー。」


主催者が合図をすると全員の衣装がデフォルトカラーへと変わる


29 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ c73c-99c0) :2020/01/07(火) 01:06:37 Yro7VQ5cSa

レイア「うぉ、なんだ!?
俺の服が緑になってるだと…
お気に入りの燃えるピンク衣装が…」

ポイゾネ「俺も緑になっちゃった。」

ねこ「トマトのヘタ色だー!」

エルバン「変わってない人もいるね。
ぼくも変わってないけど。」

デスエン「服の色が変わってるだけだし、然程支障はなさそうだな。」

リア・リエ「そうだな。
パフーマンスに変わりはないだろう。」

rekuiemu 「ちょこにゃちゃんやパーくんみたいになっちゃった。」

BJ「僕らも変わってないみたいダネ。」

ヨシオくん「これがしっくりくるプリ!」


みんながデフォルトカラーに変わり、一喜一憂している中、ギルティースが異変に気付く


ギル「ちょっと待って。
ど、どなたかしら…?」

アルザーク「あら、わたくし戦闘はいつもこのスタイルですのよ。」

レイア「な、さっきのあのお淑やかなやつか!?」

ねこ「かっこいいー!」

リア・リエ「まぁ確かになんでもありだからな。」

ギル「私も自前の武器使わせてもらうし。」

デスエン「え、俺生身で武器なんてないんだが…」

ティーダ「私もこの体一つで戦う。
それだけあれば十分だ。」

ヨシオくん「そうプリ!
その為に鍛錬を積んできたプリ!」

レイア「お、みんな熱いじゃねぇか!
じゃあさっきの自己紹介の続き、俺からいくぜ!
俺は……」


こうして、全員の自己紹介が一通り終わった


30 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ c73c-99c0) :2020/01/07(火) 01:31:08 Yro7VQ5cSa

BJ「ふーん、紅きポイゾネサスくん、ネ。」

ポイゾネ「なに?
まだ根に持ってるの?」

BJ「いいヤ、変な名前ダネって。
紅くないシ、それになんで名前に"くん"がついてるワケ?」

ヨシオくん「ほんとプリ、変な名前プリね。」

デスエン「おい、ブーメラン刺さってるぞ。」

ポイゾネ「人の名前バカにしないでくれるかな。
っていうか君だって、黒きblackjokerって
黒くないし、頭痛が痛いみたいになってるし。
ただの黄ばんだネズミじゃん。」

BJ「……」

ギル「その辺にしときなさいあんたたち。
こんなところで争わないの。」



リア・リエ「お前はねこなのか、恐竜なのか…?」

ねこ「ねこだよー。」

リア・リエ「でも恐竜なんだろ…?」

ねこ「うん。」

リア・リエ「…そうか。
まぁ深くは考えないでおこう。」



アルザーク「rekuiemu さんとおっしゃるのですね、初戦のお相手よろしくお願いしますわ。」

rekuiemu 「うん、よろしくアルちゃん!」

アルザーク「あら、とてもフレンドリーな呼び方。
嬉しいですわ。」

rekuiemu 「戦う相手ではあっても、僕らもうみんな友達だよ!」

アルザーク「ええ、そうですわね。
大会がとても楽しみですわ。」



そんな様々な雰囲気を醸し出していた会場にまた雷が落ちた


31 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ c73c-99c0) :2020/01/07(火) 01:53:06 Yro7VQ5cSa
レイア「おい、お前ら落ち着けって。」

BJ「落ち着いてるヨ。
落ち着く為にやったんダヨ。」

レイア「ほんとか…?」



エルバン「面白そうだし、このままでも良さそうだけど。」

ティーダ「うーん、争いの原因が原因だしな。」



BJ「君は、バッタみたいダネ。
緑のバッタくんに変えた方がいいんじゃないカナ。」

ポイゾネ「バッタって…
君さっきから失礼すぎだよね?」

BJ「君も僕の名前をバカにしたダロ。」

ポイゾネ「君が最初に言いだしたんでしょ。」



レイア「あいつがバッタなら俺はなんだ?」

リア・リエ「知るか…」

ねこ「僕は〜?」

rekuiemu 「君はねこでしょ!」

ねこ「そうだった〜」

リア・リエ「なんだこの空気感の違い…」



BJ「前も後もないデショ。
君は僕の名前だけじゃなくて容姿までバカにしたんダヨ。」

ポイゾネ「ほんとのことだもん。
君ネズミでしょ、そして黄ばんでる。」

BJ「……」



そしてまた雷が落ちる

しかし今度の雷はBJのものではなかった


32 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ c73c-99c0) :2020/01/07(火) 02:15:01 Yro7VQ5cSa

BJ「その言い方ダヨ、僕は黄色い…

ギル「いい加減にしなさいよあんたたち!!」


雷が落ちたのはギルティースだった


ギル「子供じゃないんだから、そんなちっちゃいことをいつまでもぐちぐち言ってないで!
あなたたち一族の代表で呼ばれてるんでしょ!?

ポイ・BJ「はい…」


ポイゾネとBJだけでなく、その場全員が気付けば姿勢を正していた


ギル「その闘争心を試合で出しなさいよ!
もしかしたらこの大会が第一歩になるかもしれないのよ!
自覚を持ちなさい!!」

ポイ・BJ「すみませんでした…」

ギル「わかったら、仲直りしなさい!」

BJ「言い過ぎたヨ。
悪かったネ。」

ポイゾネ「こっちこそごめん。
黄色いって言いたかったんだけど、間違えちゃった。」

リア・リエ「(こいつのは、悪口じゃなくて天然か…?)」

ギル「しっかりしなさいよ。」


エルバン「姉御だ。」

デスエン「だな。」

ねこ「怖かった〜」

rekuiemu 「ギル姐だね。」


ギル「はぁ〜、ここでもこんな立ち位置になるつもりなかったんだけど…」



こうして、一悶着あった自己紹介もおわり
みんなは宿泊施設の方へと移動した


33 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ f171-9c4a) :2020/01/14(火) 03:01:34 yHItXTZYSa

移動中


レイア「試合は明日の14時からか。」

rekuiemu 「で、1時間おきに4試合。
明日は一回戦だけやるんだね。」

ポイゾネ「明日は出番なしかぁ。」

ヨシオくん「初っ端から飛ばしていくプリよ!」

レイア「おうよ、ヨシオくん!
初戦から熱い試合で盛り上げてやろうぜ!」


少し歩くと併設された宿泊施設へと到着する


リア・リエ「各個人の部屋はほんとに寝泊まり用の部屋って感じだな。」

ギル「ほんとね。
でも大広間もあってくつろぐスペースもあるし、温泉も食堂もあるし、ちょっとした旅行気分ね。」

エルバン「それ思った。
4日間もあるっていいね。
さっきの食堂のご飯も美味しそうだったし。」

デスエン「あとは、各々自由行動でいいのか?」

リア・リエ「いいんじゃないか?
明日の試合にさえ遅刻しなければ。」

アルザーク「そういえば先ほどの概要欄に試合のステージの下見もオッケーって書いていましたわ。」

BJ「地形とかを見とくのもありダネ。」

レイア「んじゃ、ここで一旦解散ってことで!
みんな、楽しんで盛り上げていこうぜ!」

ねこ「楽しみになってきた〜」


34 : はいどうも名無しです (ワッチョイ 90bf-d115) :2020/01/15(水) 14:57:08 JusjYe6g00
支援


35 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 11c0-41f5) :2020/01/16(木) 02:13:19 CT42LApISa
食堂


いい匂いの立ち込める食堂には、たくさんの美味しそうな料理が並べられていた

そこで、食事をとっていたアルザーク


rekuiemu 「あ、アルちゃん隣いい?」

アルザーク「あら、ええもちろんですわ。」


そこへやってきたのはたくさんの料理を持てるだけ持ってきたrekuiemu だった


アルザーク「そ、そんなに食べますの?」

rekuiemu 「ん、むしろアルちゃんそれだけで足りるの?」

アルザーク「ええ…
それどころか、美味しそうでしたから少し取りすぎてしまったと思ってましたわ…」

rekuiemu 「僕は、これが持てる限界だったからだけど、こんなの一吸いだよ。」

アルザーク「一吸い…?」

rekuiemu 「うん。」


そういってほんとに一吸いでそのたくさんの料理たちを口に頬張り飲み込んだ


アルザーク「その小さな体のどこに入ってるのですか…?」

rekuiemu 「んー、どこなんだろう?
でもアルちゃんくらいなら吸い込めるよ。」

アルザーク「ええ!?」

rekuiemu 「明日の試合楽しみにしててよ。」

アルザーク「まさか吸い込んでそのまま…」

rekuiemu 「大丈夫大丈夫、消化とはできないから。
僕は吸い込んだ相手の能力をコピーできるんだよ。」

アルザーク「私の能力ですか。」

rekuiemu 「まぁ全部ではないけど、僕が思うにさっきのスーツのなにかしらの部分かな。」

アルザーク「それを私に教えていいんですの?」

rekuiemu 「まぁ、敵ではないし。
それに、コピーだけで戦うわけじゃないから。
あとは、まぁこれはいいか。」

アルザーク「ふふ、教えてなお勝てる自信があるということですわね。」

rekuiemu 「決してアルちゃんを甘く見てるわけじゃないよ。」

アルザーク「ええ、わかっていますわ。
ですが、私も同じ気持ちだということをお忘れなく。」

rekuiemu 「そんな簡単に勝てるとは思ってないけどね。
まぁでも僕は楽しめればいいかな。
お祭りみたいなもんだと思ってるから。」

アルザーク「楽しくが1番重要ですものね。」

rekuiemu 「結果を度外視はしないけど、見てる人たちが楽しんでくれれば次もあるかもしれないしね。」

アルザーク「そうですわね。
もっと大規模になればいいですわね。
みなさんにも私の仲間を紹介してあげたいですもの。」

rekuiemu 「それは僕だって同じだよ。」

アルザーク「明日はいい試合にしましょうね。」

rekuiemu 「もちろん!」


36 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 11c0-41f5) :2020/01/16(木) 03:58:26 CT42LApISa

通路


エルバン「お腹減った。」


自室で少しゆっくりした後、空腹を満たすために食堂へと向かうエルバン

そこでばったりとBJと出会う


エルバン「やぁ。」

BJ「えっと、エルバンだったっケ?」

エルバン「そうそう、君はジョーカー君だったよね?」

BJ「うん。」

エルバン「もうご飯食べた?」

BJ「いや、まだだケド。」

エルバン「じゃあ一緒に行こうよ!
もうお腹減っちゃって。」

BJ「いいヨ。
僕も行こうと思ってたところダシ。」

エルバン「そういえば君たちって普通にご飯食べれるの?」

BJ「どうゆうことカナ?」

エルバン「いや、単純な疑問だよ!
深い意味はないよ。」

BJ「まぁいいケド。
食べれるヨ。
これからわかるデショ。」

エルバン「まぁそうだね。」


37 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 11c0-41f5) :2020/01/16(木) 04:00:07 CT42LApISa

食堂


食堂に着いた2人は様々な美味しそうな料理に目を輝かせる


エルバン「すごい、めっちゃ美味しそう!」

BJ「これはテンションあがるネ。」


料理を取った2人は先に食事をとっていたrekuiemu とアルザークの元へ


rekuiemu 「やっほー。
エルバン君にBJ君!」

BJ「えーと、確かrekuiemu とアルザークだヨネ。」

アルザーク「あら、覚えててくださったんですね。」

BJ「せっかく集まった仲間だシネ。」

アルザーク「嬉しいですわ。」

エルバン「一緒に食べて大丈夫?」

rekuiemu 「もちろんだよ!
ここのご飯すごく美味しいよ!」


しばし談笑しながら食事を済ませた4人


エルバン「そういえばrekuiemu 君、君の知り合いにアイドルっている?」

rekuiemu 「アイドル?
ちょこにゃちゃんのこと?」

エルバン「あ、そうそうちょこにゃちゃん。
そんな名前だった。」

rekuiemu 「今度デビューすることになったって言ってたけど、もう知られてるんだね。」

エルバン「うん、僕の知り合いにアイドル好きな子がいてさ。」

rekuiemu 「ちょこにゃちゃん人気出そうだもんなぁ。」

エルバン「ファン第一号になるって言ってたよ。」

rekuiemu 「伝えとくよ。
喜ぶと思う。」

アルザーク「私の仲間にも可愛いものが大好きな方がいらっしゃるので伝えておきますわ。
ですが、私もあってみたいですわね。」

rekuiemu 「(まぁ、見た目今の僕と全く変わんないけど。)
この大会終わったらみんな遊びにおいでよ!」

エルバン「行く行くー!」

BJ「そういえばバルもこの前声をかけられたって言ってたヨウナ。」

アルザーク「あら、あなたのところにもアイドルがいらっしゃるの?」

BJ「声かけられたって話しか聞いてないけどネ。」

rekuiemu 「バルザードちゃん?
この前ちょこにゃちゃんが同じ歳くらいの仲間ができたって話してたけど。」

BJ「そうそう、やっぱりそうゆうことになってたんダネ。」

エルバン「僕らあまり外の世界に出てなかっただけで、意外と接点持ってるのかもね。」


38 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 11c0-41f5) :2020/01/16(木) 10:48:22 CT42LApISa

大浴場


リア・リエ「慣れない奴らとの出会いだったからな、だいぶ疲れた。
疲れを癒すには風呂に限る。」

ティーダ「その考えには同意するが慣れない奴らというのは私らのことか。」

リア・リエ「お前含め全員だ。
ほとんど全員が初めて会う奴らだったんだからな。」

ティーダ「刺激的で私は良い出会いだと思ってるが。」

リア・リエ「誰も悪いだなんて言ってないだろ。」


脱衣所で風呂に入る準備をする2人


リア・リエ「…そのネクタイは外すんだな。」

ティーダ「ん、ネクタイをつけたまま風呂に入る者はいないだろう。」

リア・リエ「それはそうなんだが…」


ドアを開け、浴室へと入るとそこには先客が1人


ポイゾネ「はぁ〜。」


湯船につかりだらけきった声を上げるポイゾネ


ポイゾネ「あ、リア・リエにティーダじゃん。」

リア・リエ「お前も来てたか。」

ポイゾネ「やっぱり良いね〜お風呂。」

リア・リエ「できれば1人でゆっくり浸かりたかったが。」


39 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 11c0-41f5) :2020/01/16(木) 10:49:23 CT42LApISa
それから身体を洗い、念願の湯船へと浸かるリア・リエ


リア・リエ「はぁ〜」

ポイゾネ「やっぱり出ちゃうよね〜」

リア・リエ「こればっかりはな。」


いまだシャワーで頭を洗っていたティーダに一つの疑問が浮かんだポイゾネ


ポイゾネ「そういえば、ティーダって体の毛もシャンプーで洗うの?」

ティーダ「頭だけだ。
体はボディーソープを使うのが普通じゃないのか?」

ポイゾネ「いや、まぁそうなんだけど…
あ、体洗ってもいい?」

ティーダ「ん、洗ってくれるのか?」

ポイゾネ「うん、そのふさふさな毛洗ってみたい。」

ティーダ「では、よろしく頼む。」



リア・リエ「何やってんだお前…」

ポイゾネ「見て見てリア・リエ、ティーダいなくなった。」


泡立ちすぎて全身泡に覆われたティーダがそこにはあった


リア・リエ「それがやりたかったのか…」

ポイゾネ「まさかここまでとは思わなかったけど。」

デスエン「っしゃー!
やっと風呂入れるぜー!」


ドアを勢いよく開け、走って入ってくるデスエンペラーは、


リア・リエ「そこ泡だらけだから気をつけ

デスエン「のわぁ!!」

リア・リエ「言わんこっちゃない…」


足を滑らせ頭を強打し、そのまま壁へ激突した


40 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ a297-0cfe) :2020/01/22(水) 16:09:46 M8.yytfwSa

頭を強打し、壁に激突したデスエンペラーはうずくまっている

積んであった桶なども周りに散乱していた


ポイゾネ「大丈夫?」

リア・リエ「だから言ったろ、滑るって。」

デスエン「ぐおぉぉ…」

ティーダ「何か凄い音がしたがどうしたんだ?」


泡だらけなため見えていなかったティーダだがその凄まじい音に心配してやってくる


ポイゾネ「エンペラーがなんか勝手にすっ転んだ。」

リア・リエ「まぁだいたいあってるがその泡はお前のせいだろ…」

デスエン「テンション上げすぎた…
ってか、誰だこの雪男。」


リア・リエがシャワーをティーダへとかける


ティーダ「私だ。」

デスエン「お前だったのか。」

ティーダ「一応診てもらった方がいいのではないか?」

ポイゾネ「医務室とかあったっけ?」

リア・リエ「ここには無くとも近くにはあるんじゃないか、大きな会場付近だしな。」

ティーダ「恐らくあるはずだ、私の知り合いの医者が大会の怪我などの治療として呼ばれるかもしれないと言っていた。神様ではなくても他の者がいるはずだ。」

ポイゾネ「神様?」

ティーダ「うむ、Dr.神様という名前の医者だ。」

リア・リエ「自分で神様って言っちゃう医者ってどうなんだ…」


その会話を聞いていたデスエンペラーは何か違和感を覚えた


41 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ a297-0cfe) :2020/01/22(水) 16:13:58 M8.yytfwSa

デスエン「ん、その会話どっかで聞いたような。
あ、そうだ吐き気だ。」

リア・リエ「は?」

デスエン「3億ドルの吐き気っていう俺の仲間が年中吐き気に見舞われてるんだが、その医者に診てもらうって言ってたな。」

ポイゾネ「それはもう、名前に呪われてるんじゃないの…」

ティーダ「おぉ、そういえばそんなことを神様も言っていた。」

デスエン「ゴリラ顔の医者っつってたな。」

ティーダ「?」

ポイゾネ「なんかお医者さんって凄い綺麗でスマートなイメージだった。」

リア・リエ「ちょっと待て、その神様ってやつはお前と同じ種族か?」

ティーダ「もちろんそうだが。」


それを聞いたポイゾネとデスエンは心底驚いた顔をしている


デスエン「じゃあ姿形も一緒?」

ティーダ「うむ。」

リア・リエ「要するにゴリラなんだろ?」

ティーダ「あぁ。」

デスエン「ゴリラ顔じゃなくて?」

ティーダ「そうだが。」


デスエンペラーは窓から遠くを見つめる


デスエン「吐き気今頃びっくりしてるだろうな。
見た目どころか、まんまゴリラだぞ。」

ポイゾネ「ゴリラでもお医者さんできるんだね。
㌧くんくらい頭良くないとダメなんだと思ってた。」

ティーダ「評判はかなりいいぞ。
各地方から引っ張りだこなくらいだからな。」

リア・リエ「そんな医者なら忙しくてこんなとこには来てないんじゃないか?」

ティーダ「そうかもしれんな。」

デスエン「なんかびっくりしたら痛みも全部どっか飛んでったわ。」


42 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ a297-0cfe) :2020/01/22(水) 16:40:53 M8.yytfwSa
会場外

他の者より一層燃えているレイアは明日のために試合会場に下見へ来ていた

その道中、何やら戯れていたヨシオくんとアルティライトねこ


レイア「何やってんだお前ら。」

ねこ「あ、レイア〜
今ねヨシオくんを卵にして遊んでたんだぁ〜」

ヨシオくん「そうプリ!
ねこすごいプリよ!
いろんなもの卵にできるプリ!」

レイア「それ大丈夫なのか…?」

ねこ「大丈夫大丈夫、ちゃんと元に戻るから。
レイアもやってみる?」

レイア「いや、俺は遠慮しとく…」

ヨシオくん「楽しいプリよ!」

ねこ「そういえばレイアはなんで外にいるの?」

ヨシオくん「ほんとはやりたいプリよ、ツンデレってやつプリ、BJと一緒プリ。」

レイア「ぶん殴るぞ。」

ヨシオ「どうせ明日殴られるプリ。」

レイア「よくわかってんじゃねぇか。
明日お前をボコボコにする試合会場の下見だよ。
っていうのは冗談として、どうだお前らも一緒に…」

ねこ「あぁぁ〜〜〜!!
そうだった!僕らも試合会場の下見に行くんだったぁ〜〜!!
ヨシオくんこんなことしてる場合じゃないよ!」

ヨシオくん「そうだったプリ!」

ねこ「いそげ〜〜〜!」


レイアの話も聞かずにダッシュでその場を離れるヨシオくんとアルティライトねこ


レイア「ちょおい!おまえら!
まぁいいか、ゆっくり1人で行くとするか。」

ギル「あらレイア君。
なにしてるのこんなところで。」


同じく会場の下見の途中だったギルティース


レイア「おぉ、ギルティースか。
いや、試合会場の下見にな。
さっきまで騒がしい2匹がいたんだが、全力疾走で向かってった。」

ギル「私も下見に行こうと思ってたの、せっかくだし一緒に行きましょうよ。」

レイア「おぉ、いいぜ。」


43 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ a297-0cfe) :2020/01/22(水) 17:11:42 M8.yytfwSa

レイア「ところでよ、お前って仲間たちからはなんて呼ばれてんだ?」

ギル「何急に?」

レイア「いや、みんな口を揃えてお前のこと姉御って言ってたからよ。
俺もそうなんだが。」

ギル「あぁ、なるほど…
まぁ想像の通りだわ。」

レイア「じゃあもうギル姐だな。」

ギル「まさかここでもその呼ばれ方するとはおもわなかったわ。」

レイア「ま、ギル姐みたいな奴は1人は必要だからな。」

ギル「あんたたちをほっといたら絶対好き勝手やりそうなんだもん。」

レイア「今日初めて集められたわけだからな。
しょうがない部分はあるんじゃないか。
でも、悪い奴は1人もいないと思ってるぜ。」

ギル「だからこそよ…
悪い奴と思ってたら最初からこんな役かわないわよ。
まぁ慣れてるからいいけど。」

レイア「そっちにも頭を抱えるような奴がいるんだな。」

ギル「あんたたちを遥かに凌ぐわよ。」

レイア「逆にあってみてぇな…」

ギル「っていうかあなたも例外じゃないのよ。」

レイア「え…?」

ギル「あなた絶対頭に血が上ったら後先考えずに行動するでしょ。」

レイア「まぁ間違ってはないな…」

ギル「それが悪いこととは言わないけど、冷静になる力も必要よ。」

レイア「はい…。」

ギル「あら、こんな説教みたいなことするつもりじゃなかったのに。」

レイア「やっぱ姉御だな。」


44 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ a297-0cfe) :2020/01/22(水) 17:51:01 M8.yytfwSa

試合会場


ねこ「ついた〜〜!」


だいぶ遅れてヨシオくんがやってくる


ねこ「遅いよ〜ヨシオくん。」

ヨシオくん「ねこが速すぎプリよ…」

ねこ「バテすぎじゃない…?」

ヨシオくん「こんなに全力疾走したの久しぶりプリ…」

ねこ「しかもだいぶ走り方独特だったよ。」

ヨシオくん「そんなことはどうでもいいプリよ!
さぁ早く会場見にいくプリよ!」

ねこ「おぉ、そうだったぁ〜。
よ〜し、じゃあ開け〜ごま!」


タイミングよくねこがそういうと、自動ドアが開いた


ヨシオくん「すげぇプリ!
ねこそんなことまでできるプリか!?」

ねこ「え、あぁ、うん…」


ヨシオくんの純粋さ、もといバカさにねこですら若干引いていた


ヨシオくん「中はこんなになってるプリね。」

ねこ「きれいだね。
えっと、ここ2階に上がると観客席で、こっちが選手の控え室、奥に抜けると試合のステージかな。」

ヨシオくん「ちょっと行ってみるプリ。」

ねこ「あれ、何もないね。」

ヨシオくん「っていうか何プリか、この空間。
なんか怖いプリ。」

ねこ「入ってみたら?」

ヨシオくん「ちょっとさらっとひどいこと言うなプリ…」



レイア「ん、なんだこれ。
プププランド?」

ギル「ちょっと、あんまり勝手に触んない方がいいわよ。」


少し遅れてついた2人はなにやらスイッチを発見する

それを押すと先ほどまで何もなかった空間にみるみるステージが形成されていく


45 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ a297-0cfe) :2020/01/22(水) 17:53:12 M8.yytfwSa

レイア「何も起こらねぇな。」


ねこ「ふぉぉ〜〜!!
すごい、何これ!!」

ヨシオくん「すげぇプリ!!」

ギル「どうしたのよ?」

ヨシオくん「あ、レイアにギル姐来てたプリか!
みてみるプリ!」

レイア「普通に試合会場しか見えねぇけど。」

ねこ「ここ今まで何もなかったんだよ!
なんか急にこのステージができはじめて!」

レイア「あぁ、そうゆうことか。」

ギル「これね。」


今度はギルティースが違うボタンを押すと、またみるみるうちに別のステージへと変化した


ねこ「ふぉぉ〜〜!!
なに、どうやってるの!?」

レイア「おそらくだが、このボタンでステージを選ぶんだろな。
ステージはランダムって言ってたからな。」

ギル「でもなんでそんな大事なものがこんなとこにあるのよ。」


すると会場内に設置されたモニターが急に付きはじめ、びっくりする4人


P「あー、ごめんごめん。
そんなところにあったのか。」

ヨシオくん「これ主催者さんのプリか?」

P「そうそう、明日のステージ決めで使わなきゃいけないから、探してたんだよねぇ。
そこに置いといて、明日取りに行くから。」

ねこ「わかりました〜」

ギル「あんな感じで大丈夫なのかしら…」

ヨシオくん「意外とバカプリね。」

ねこ「いや、ヨシオくんほどじゃないと思うよ…」


46 : はいどうも名無しです (ワッチョイ 8f76-9b07) :2020/01/23(木) 02:54:04 VTaMynyg00
見てるぞ
一生楽しいSSすこ
二回勢のも勢いで書いてほしい(強欲)


47 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 6191-0cfe) :2020/01/25(土) 02:52:07 Szkm0SeASa

それから4人は各ステージの特徴や、地形、ギミックなどを念入りに確認する

眠そうにしていたねことヨシオくんにたびたびギルティースからの喝が入りながら

一通り確認し終えた4人は試合会場を後にした


ヨシオくん「あれだけ見たら明日どこのステージが来ようが大丈夫プリ!」

ギル「あんたほとんど見てなかったでしょうが…」

ヨシオくん「見てたプリよ!
ちょっと眠かったプリけど。」

ねこ「がっつり寝てたよヨシオくん。」

ギル「あんたもよ!」

ヨシオくん「それにしてもギル姐はもうちょっと優しく起こして欲しいプリ!」

ねこ「そうだそうだ!
ものすごく痛い!」

ギル「寝てる自覚があるんならもうちょっと頑張って起きなさいよ…」

ヨシオくん「なんで毎回顔面叩くプリか!」

レイア「いやお前全部顔面だろ…」

ねこ「僕は鼻ばっかり!」

ギル「叩きやすいんだからしょうがないでしょ!」



レイア「明日試合なんだから早く寝ろよお前ら。」

ヨシオくん「ちょっと寝たからあんまり眠くないプリ。」

ねこ「僕も〜」

ギル「ねこ君は明日試合ないからいいとしてあんたは早く寝なさいよ。」

レイア「まぁ、どうなっても手加減はしねぇぜ。」

ヨシオくん「当たり前プリ!
初戦、めちゃくちゃ熱い試合にするプリよ!」

レイア「そうだな!
改めて明日よろしくな!」


48 : curimia ◆1ol9efWRHA (ワッチョイ ad5b-0cfe) :2020/02/02(日) 00:41:09 cTgB09q200

次の日

選手たちは、試合会場へと到着していた

第一試合のレイアとヨシオくんは控え室へ
他の者は観客席へと


rekuiemu 「ちらほらとだけど、お客さんいるんだね。」

リア・リエ「ほんとにちらほらだがな。」

ポイゾネ「全くいないよりはいいんじゃない?」


会場には数名だが観客の姿もあった


ギル「そういえばレイア君と知り合いなのよね?」

リア・リエ「あぁ。」

ギル「実際どうなの、やっぱり強いのかしら。」

リア・リエ「最近はあまりみていなかったからわからんが、以前までも相当な実力の持ち主だった。」

エルバン「さらに成長してると?」

リア・リエ「修行大好き人間だからな。
それに、相手が強ければ強いほど燃える男だ。」

ティーダ「それは楽しみだな。
ん、そろそろ始まるか。」


大会のはじめとして、主催者からの挨拶と大会の説明が始まる

ステージがプププランドに決まり第一試合の2名の入場

少ない観客だったが、初開催のこの大会への期待の声は大きく、会場は少なからず熱気に包まれていた

観客席にいた出場者も例外ではなく、期待に満ちた顔で試合が始まるのを今か今かと待ちわびる


しかし、そんな中BJだけは一人浮かない顔をしていた


49 : curimia ◆1ol9efWRHA (ワッチョイ ad5b-0cfe) :2020/02/02(日) 01:22:48 cTgB09q200

アルザーク「どうしたんですの、BJさん。」

BJ「いや、レイア大丈夫カナと思っテ。」


主催者からの2名の選手の紹介で、各界からの勝利予想も発表されていた

レイア39.1% ヨシオくん60.9%


BJ「実力差に絶望しないといいケド…」

デスエン「そんなに強いのか、あいつ。」

エルバン「見た目で判断しちゃダメってことだね。」

リア・リエ「だがあくまで予想だ。
あいつがここで負ける想像ができん。」

BJ「僕もできないヨ…」


P「はい、それでは一回戦第一試合、灼熱のレイア対ヨシオくん
れでぃとぅふぁいとー。」


ギル「そうよね、あなたもヨシオくんとは同じ種族で一緒の地方で過ごしてきたんだものね。
負けるところなんて想像できないはずよ。」

BJ「え、いや…」


試合序盤は全くの互角

お互いに%をためていたが、レイア優勢へと変わっていく


エルバン「うまい。
的確に技を当ててる。」


そして、下スマで一ストックを奪う


ポイゾネ「レイアが一歩リード。
でもヨシオくんも動きはいいね、互角って感じ。」


ヨシオくんも徐々に%をためていきレイアを場外へ押し出し、復帰距離が足りずにストック2で並ぶ


リア・リエ「ヨシオくんもやるな。
だがレイアもまだまだこんなもんじゃない。」

ティーダ「二人ともまだ探り合いって感じだな。」


しかし中央台の上で、ヨシオくんの回避の隙をつき上B直当てでバーストさせる

それに巻き込まれ動き出すアイテムの赤甲羅


P「転がりの隙をしっかりみていた!」

rekuiemu 「うわぁ、あんなワザがあるんだ。
あれはくらったらひとたまりもないね。」

リア・リエ「あいつの必殺技だ。
あれでやられていくやつを何度見たことか。」

P「さぁ、赤甲羅が激しく動いている。」

BJ「ヨシオくんもあんなもんじゃないヨ。」

ポイゾネ「まだ何か隠してるってこと?」


中央台へ降りたヨシオくんはレイアの攻撃と赤甲羅からシールドで身を守る

徐々に減っていくシールド


BJ「いや…」

P「割れちゃうよそれ!?」

BJ「致命的に頭が悪くて、何で呼ばれたのかわからないくらい弱いんダヨ…」

P「ばかすぎぃー!!」

ヨシオくん「プリーー!!」

「えぇ…」


50 : はいどうも名無しです (アウアウ 61bb-ff1d) :2020/02/11(火) 12:43:02 8NbqZt8ASa
支援
BJの心境察するわw


51 : curimia ◆Ts9AYyeE3Y (アウアウ f57c-5c89) :2020/03/04(水) 00:38:18 jA8CXbs.Sa

P「えー、ヨシオくんばかですね。
あっさりと灼熱のレイアが勝利ー、おめでとうございまーす。」


レイアとヨシオくんはお互いに握手を交わす


レイア「まぁ、なんだ…
手ぇ抜いてたわけじゃなさそうだな…」

ヨシオくん「僕はいつだって全力プリよ。
レイア相当強いプリな!」

レイア「勝ちは勝ちだし素直に喜んどくか…」

ヨシオくん「僕に勝ったんだからこのまま優勝しちゃえプリ!」

レイア「おうよ!
しっかり応援頼むぜ!」



ねこ「おかえり〜」

ポイゾネ「二人ともお疲れ様ー」

レイア「どうだ、俺達の熱いバトルちゃんと見てたか!?」

rekuiemu 「みてたけど…」

アルザーク「ええ…」

レイア「まぁ、そうだよな…」

ギル「ヨシオくんが全部持っていっちゃったものね。」

ヨシオくん「僕は真面目に戦ってたプリ!」

BJ「そうなんだよネェ、ヨシオくんやる気はあるんだけどネ。」

リア・リエ「この上なく厄介だな。」

ヨシオくん「でもほんとレイア強かったプリ。
みんなもこのくらいだと思うとこれから観戦に回っても楽しみプリ!」

レイア「確かにな!
次、エルバンとデスエンの試合楽しみにしとくぜ!」

エルバン「一方的な試合になったらごめんねー。」

デスエン「そうだな。
いくら子供相手だからって手加減はできんな。」

ヨシオくん「2人とも頑張るプリ!」

ねこ「いってらっしゃ〜い!」


52 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ f57c-5c89) :2020/03/04(水) 00:46:05 jA8CXbs.Sa
2日目の最後まで書いているのですが
パソコンの不調で投稿できないので明日携帯から間に合えばそこまでを投稿します!


53 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:15:21 l6vq/BoISa



アナウンスとともに☆爆走戦士エルバンとφデスエンペラーの入場が始まる

各界の勝利予想は

デスエン55.8% エルバン44.2%


デスエン「やっぱ俺の方が高いか。」

エルバン「ふーん、でもさっきの試合でわかったでしょ?」

デスエン「ヨシオくんが弱かったことくらいしかわからん。」

エルバン「うん、びっくりするくらい弱かった。
初めはそんなことなかったんだけど見ててとんでもなく弱いことがわかったよね。」

デスエン「頭が悪いんだろうな。」


ヨシオくん「言い過ぎプリよ!」

ポイゾネ「まぁまぁ、っていうかこの距離聞こえないよね普通。」

リア・リエ「そうだぞ、聞こえないフリしとけ。」


エルバン「だからその逆も言えるってことだよ。」

デスエン「お前を軽く見て結果とんでもなく強かったですってか。
目の前に立ってわかったがお前から放たれるオーラが尋常じゃねぇよ。
油断なんてできるか。」

エルバン「ふふ、それは嬉しいね。」


ポイゾネ「オーラって見えるの?」

リア・リエ「いやお前…」


P「それでは一回戦第2試合
☆爆走戦士エルバンvsφデスエンペラー
れでぃとぅふぁいとぉー」


54 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:16:15 l6vq/BoISa
序盤、お互いの猛攻で互角の状況


レイア「指から炎か、ずるいやつだな。」

rekuiemu 「いや君も手から出してたでしょ。」

レイア「まぁそうだけど、あいつのは拘束までしちまうだろ。」

ねこ「どうやって出してるんだろう。」

ティーダ「PSIと呼ばれる超能力だな。」

ねこ「超能力!?」

ティーダ「あぁ、おそらく炎だけではないだろうな。」

ポイゾネ「デスエンもすごいね。
武器とかはないけど、スピードとパワーで互角に持ち込んでる。」


エルバンの後ろ蹴りとデスエンの後の浦安が相討ち

デスエンは復帰でき、一歩リード

しかしエルバンも弱パン投げですぐに取り返す


ギル「弱投げ…
あんな流れるように決めれるワザじゃないわよ。」

アルザーク「なんてハイレベルな試合なんでしょうか。」


55 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:16:43 l6vq/BoISa
ティーダの予想は当たり、エルバンはサンダーも駆使しながら攻めていく

PKサンダー体当たりを一度はいなすも2回目に直撃

今度はエルバンがリードする

そこからエルバンの怒涛の攻めが始まるがデスエンもボム兵の奇襲でストック1どうしに持ち込む


BJ「あんなのくらったらひとたまりもないネ。」

レイア「ヨーヨーの使い方もすげぇ。」

rekuiemu 「デスエンくんも食らいついてるね。
あのパンチを当てれればいけるかも。」


お互いスターロードをもち、当事者も観客も緊迫した攻防

最後は上に逃げるデスエンにエルバンのヘッドバットが炸裂

主の実況とともに、この熱いバトルはエルバンに軍配が上がった


56 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:17:12 l6vq/BoISa
デスエン「油断はしなかったんだがな。」

エルバン「じゃあ純粋に僕の方が強かったってことだね。」

デスエン「あぁ、完璧に俺の負けだ。
でも見てろよ、いつかリベンジしてやる。」

エルバン「いつになるかなぁ。」

デスエン「次当たったときには完封してやるよ。」

エルバン「楽しみにしとくよ。」


二人は固い握手を交わし、互いの健闘を称え合う


ねこ「おかえり〜」

ヨシオくん「2人ともすごかったプリ!」

BJ「次ヨロシクネ。」

エルバン「うん、よろしく。」

レイア「デスエンも惜しかったな。」

デスエン「ま、でも負けは負けだよ。
あとは観客として楽しませてもらうぜ。」

リア・リエ「さてやっと出番か。」

ギル「あんな熱い試合見せられたら嫌でもやる気出るわよ。」

ポイゾネ「前の試合が酷かったもんね。」


ギル「よろしくね。」

リア・リエ「全力でいかせてもらう。」


試合前の勝利予想

絶望のリア・リエ50.9% ♀幻のギルティースMKII49.1%


P「それでは一回戦第3試合
絶望のリア・リエvs♀幻のギルティースMKII
れでぃとぅふぁいとぉ。」


57 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:17:57 l6vq/BoISa
リア・リエはファイアーボール、ギルティースはブラスターを駆使し互いに牽制していく

相手の力量が分かったのか肉弾戦へ移行


ねこ「ギル姐早いね〜」

レイア「速さはデスエンと同じくらいなんじゃないか?」

アルザーク「それに加えてあのブラスターでの牽制もありますわ。
厄介そうですわね。」

ポイゾネ「リア・リエのファイアーボールはレイアのとは違うんだね。」

レイア「あぁ、正直あいつのの方が相手はやりづらいだろうな。」



リア・リエ「ギル姐やるな。
ん、なんだ力を貯めてるのか?」


ギルティースがファイアーフォックスの構えに入る


リア・リエ「しっかりガードしておけば防げるはずだ。
くっ、思ったより衝撃が強いな。
だがこの威力、硬直も長いはずだ、そこをつく。」


反撃に転じようとしたリア・リエだったがギルティースを見失ってしまう


リア・リエ「なに!?
どこへ行った、上か!?
違う、だがどこへ、いくら速いといっても見失うほどでは…」

P「ばかすぎてぇ、めすぅ!」

ギル「やっちゃったー。」

リア・リエ「は?」


ギルティースが華麗にアフォックスを決めたことでリア・リエがリード

ギルティースもビームソードですぐに取り返す

お互いアイテムをうまく使った攻めで試合を運ぶ


58 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:18:28 l6vq/BoISa
ティーダ「どちらもアイテムの使い方が秀逸だな。
それにギル姐のあのリフレクター、厄介だろうな。」

レイア「リフレクター?
あの飛び道具跳ね返すやつか。
確かに厄介だな。」

エルバン「うかつに飛び道具やアイテム使えないもんね。」

BJ「リフレクターっていうよりミラーコートってかんじダネ。」


リア・リエが緑甲羅をうまく使いリードする

ギルティースも負けじと追いすがるが

リア・リエの仕掛けたバンパーと起動させた赤甲羅のコンボで場外へ出され、そのままバーストしてしまう

アイテム対決を制したリア・リエの2ストック残し勝利となった


59 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:18:55 l6vq/BoISa
ギル「たまにやっちゃうのよねー。」

リア・リエ「一瞬で消えたからびっくりしたぞ。」

ギル「でもそれを抜きにしても強かったわ。
またやりましょう。」

リア・リエ「あぁ、こちらこそ楽しかった。」



ねこ「2人ともおかえり〜」

BJ「ギル姐ドジダネ。」

ギル「あれ途中で止まれないのよ。」

アルザーク「ですがあのブラスターとリフレクターを巧みに使いこなす姿かっこよかったですわ。」

ギル「あらありがとう。
あなたも次がんばってね。」

アルザーク「ええもちろんですわ。
rekuiemu さん、よろしくお願いしますわ。」

rekuiemu 「えん、よろしくアルちゃん!」



アルザーク「やはりこの格好が1番しっくりきますわ。」


パワードスーツを身につけたアルザーク


rekuiemu 「んー、やっぱりすごい装備だなー。」

アルザーク「痛かったらごめんなさいね。」

rekuiemu 「それはこっちのセリフだよー!」


勝利予想は

世界のrekuiemu 51.7% ㍍アルザーク48.3%


P「それでは一回戦最終試合
世界のrekuiemu vs㍍アルザーク
れでぃとぅふぁいとぉ。」


60 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:19:34 l6vq/BoISa
開幕rekuiemu の吸い込みでアルザークをコピーする

チャージショットの撃ち合いが始まるがそれを先に制したのはアルザーク

しかしrekuiemu もハンマーで取り返す


ギル「あれがコピーってやつね。」

レイア「チャージショットの撃ち合い、やっぱり本家の方が上なのか、とりあえずはアルザーク有利だな。」

デスエン「触った感触もそうだったがあいつかなりポヨポヨしてるな。」

リア・リエ「浮けるくらいだからな。」

エルバン「外見はヨシオくんとあんまり変わらないんだけどね。
どこが違うんだろう。」

ヨシオくん「僕の方がかわいいプリ。」

ポイゾネ「それに比べてアルザークの完全武装よ。」

ヨシオくん「僕の方がかわいいプリよ。」

エルバン「それにしてもあのチャージショット、最大まで溜めたのをくらったら大変だね。」

ヨシオくん「なんで無視するプリか。」

エルバン「一人ごとだと思ってた。」

ヨシオくん「あれ、おかしいプリね。
僕ら昨日初めて会ったような気がするプリけど。
なんでこんな…」

ポイゾネ「ヨシオくんのこれって角?」

ヨシオくん「耳プリよ…
角なんて生えてないプリ。」

ポイゾネ「なーんだ、角なら取ったら綺麗な丸になると思ったんだけど耳じゃ取ったらかわいそうだね。」

ヨシオくん「角でも取んなプリ!」

リア・リエ「お前ら試合見ろよ…」


61 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:19:55 l6vq/BoISa
ファイナルカッターや、ストーンで立ち向かうrekuiemu だったが

アルザークの得意のチャージショットに苦戦しリードを許す形に

しかしモーションの事故もありストック1どうしに持ち込む

再びコピーに成功し、またもチャージショットの撃ち合いが始まる

お互いに一撃を決めれば勝てる状況、最後はアイテムに釣られたところを

アルザークのチャージショットが直撃

アルザークの勝利で本日の最終試合は幕を閉じた


62 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:20:20 l6vq/BoISa
rekuiemu 「悔しいけど楽しかったよ、アルちゃん!」

アルザーク「私もですわ。
rekuiemu さん、ありがとうございました。」


最後まで緊迫した試合だったからか、いまだ観客先からは2人を激励する声が聞こえる

本日の試合が終了した旨がアナウンスされると

徐々に観客は腰を上げ、それぞれ会場を後にする


ねこ「おかえり〜
2人ともすごかったね〜
最後までドキドキしてたよ〜」

レイア「やっぱその格好だと迫力あるな。」

rekuiemu 「そうなんだよ、それにこれのせいでおも…」

アルザーク「あら、rekuiemu さん何か言いまして?」

rekuiemu 「い、いえなんでも…
アルちゃん怖いから銃口向かないで…」

レイア「とりあえず今日の試合は終わりだな。
みんなお疲れ様、じゃあ俺らも帰るか!」


みんなが帰る準備をしていると近くのモニターがつき、アナウンスが入る


P「ごめんごめん、概要に書くの忘れてたんだけど、今日負けた4人は最終日に最弱決定戦やるから準備しといてねー。」

デスエン「なんだと、じゃあそこでビリになったらこの中で最弱ってことか!」

rekuiemu 「これは負けられないね…」

ギル「まぁでも…

「ヨシオくんいるから大丈夫か。」

ヨシオくん「???」


63 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:21:09 l6vq/BoISa

宿泊施設へ帰ってきた選手たちは疲れた身体を癒すため大浴場へ来ていた


ポイゾネ「7本、いや8かな。」

リア・リエ「いや、さすがに10本全部だと思うがな。」

ポイゾネ「でもそれる可能性もあるでしょ。」

リア・リエ「直撃だと思うがな。」

BJ「何かの賭けカイ?」

ポイゾネ「そう、ここのペットボトル何本倒れるかなって。」

リア・リエ「ここに置こう。」


ボーリングのピンのようにポイゾネがペットボトルを並べ、リア・リエが石鹸をセットする


rekuiemu 「その石鹸でやるの?」

リア・リエ「まぁ近いな。」

ポイゾネ「1番予想離れてた人がコーヒー牛乳奢りね。」

BJ「3本くらいじゃないカナ?」

rekuiemu 「じゃあ僕は4本で。」

レイア「面白そうなことやってんな。
俺は2本に賭けるぜ。」

ねこ「ラッキーセブンの7!!」

エルバン「5本くらいだと思うけど、この時点で負けないよね。」

リア・リエ「確かに面白みに欠けるな。
じゃあピタリ賞も設けるか。
一番公平なのは金か。
ならみんなから500円でどうだ?」

ヨシオくん「いいプリね!
僕は6本に賭けるプリ!」

ポイゾネ「ティーダは?」

ティーダ「お前たちのやりたいことは大体想像つくからな。
9本としておこう。」


64 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:21:43 l6vq/BoISa
レイア「で、誰が投げるんだ。」

リア・リエ「いや、もうすぐ始まる。」

「え?」


そこへやってきたのは持ち前の俊敏さで勢いよく飛び込んできたデスエンペラー


デスエン「っしゃあー風呂だー!
今日は負けちまったけどまだ最弱…
っておわぁーー!!」


見事にリア・リエの仕掛けたモーション、もとい石鹸を踏み

昨日に引き続きすごい勢いで壁に激突する

しかしそんな不憫な彼には目もくれずみんなの注目はピンに注がれていた

そこにはデスエンペラーのタックルの直撃を免れた3本のピンがあった


ねこ「いぇーい!」

rekuiemu 「ねこくん、やるねぇ。」

ポイゾネ「また盛大にこけたけど大丈夫?」

デスエン「お、おぅ。
またはしゃぎすぎたな。」

レイア「っていうか1番遠いの俺かよ。
ま、仕方ない、おごってやるか。」


65 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:22:06 l6vq/BoISa
デスエン「え、何、賭けしてたの?」


みんなの盛り上がりをひと通り見たデスエンペラーはそう尋ねる


BJ「ウン。」

デスエン「俺がボールで?」

ポイゾネ「うん。」

rekuiemu 「でもまさかデスエンくんがボールとは思ってなかったけどね。」

リア・リエ「ヨシオくんがやろうって。」

ヨシオくん「え!?」

ポイゾネ「俺ら止めたんだけど、どうしてもやろうって。」

ヨシオくん「ちょっ、え!?」

デスエン「そうか、ヨシオくん
次はお前がボールな。」


デスエンペラーの渾身のファルコンパンチがヨシオくんを襲った


ポイゾネ「ヨシオくん、ごめん…」

ヨシオくん「プリー!!」


ギル「騒がしいわねぇー。」

アルザーク「賑やかで楽しそうですわ。」


66 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:22:57 l6vq/BoISa

ねこ「みんなからもらった500円でコーヒー牛乳を買ってあげよう。」

レイア「え、いいのか?」

ねこ「うん、使い道もあんまりないしね〜
ギル姐とアルザークもはい!」

アルザーク「あら、ありがとうございます。」

エルバン「デスエンのおかげだね。」

デスエン「ん、俺はヨシオくんを吹っ飛ばしただけだが。」

ヨシオくん「ほんとプリよ…」

レイア「っぷはぁー!
やっぱ風呂上がりのコーヒー牛乳は格別だな!」

BJ「いいヨネ、いっきに飲んじゃったヨ。」

ポイゾネ「あー、今日試合してないから体力ありあまってるなぁ。」

ねこ「ほんとほんと、はやくした〜い!」

ティーダ「それには同感だ。
レイア殿明日はよろしく頼む。」

レイア「おう、いいバトルにしようぜ!」

BJ「エルバン、ヨロシク。」

エルバン「うん、負けないよ。」

リア・リエ「賭けには負けたが試合まで負けるつもりはないぞ。」

ねこ「僕だって負けないよ〜」

アルザーク「ポイゾネサスさん。」

ポイゾネ「うん、アルザークよろし…」

アルザーク「コーヒー牛乳口から垂れてますわよ…」

ポイゾネ「うわ、ほんとだ。
ありがとう。」

アルザーク「ふふ、そのそそっかしさが試合に出ないことを祈りますわ。」

rekuiemu 「僕らは明後日最弱決定戦か。」

ギル「絶対負けられないわね。」

デスエン「ヨシオくんにだけは負けるわけにはいかねぇからな。」

ヨシオくん「絶対1位になってやるプリ!」

レイア「よし、じゃあみんな明日もがんばろうぜ!」



それぞれの決意を胸に

始まりの日、2日目が終わりを迎えた


67 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:23:35 l6vq/BoISa
早朝、試合が午後からということもあり

選手たちはそれぞれ朝の支度を進めていた

朝の鍛錬を終え、汗を流しに来ていたレイアと顔を洗いに来ていたBJ


BJ「朝からよくやるネ。」

レイア「師匠との特訓でいつもやってるからな。
もう習慣になっちまってる。」


そこへ、デスエンペラーがやってくる


レイア「おう、デスエンおはよう。
ってどうしたそんな泣きそうな顔して…」

BJ「なんかあったノ?」

デスエン「いや、やけにリアルな夢を見てよ。」

BJ「ドンナ?」

デスエン「この大会がよ、四回とか五回とかまで続いててよ。」

レイア「おぉ、そこまで人気が出てたか。」

デスエン「やっとエルバンにリベンジの機会が来たんだ。」

BJ「ウンウン。」

デスエン「4たてされてた。」

BJ「うわぁ、正夢にならないといいネ…」


68 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ ee02-5c89) :2020/03/04(水) 23:23:58 l6vq/BoISa

それから数十分後、リア・リエとエルバンも顔を洗いにやってきていた


リア・リエ「おはようエルバン。
って寝癖すごいぞ。」

エルバン「君もだよ。」

リア・リエ「いつもここだけ跳ねるんだよな。」

エルバン「燃やしてあげようか?」

リア・リエ「真顔で言うな。」

rekuiemu 「おはよー。」


そこへやってきたrekuiemu


エルバン「おはよう。」

リア・リエ「お前は楽そうでいいな。」

rekuiemu 「?」


そこへ


rekuiemu 「おは…

リア・リエ「お前、なんだそれ…」

ポイゾネ「いつもこうなるんだよね。」

エルバン「どんな寝方したらそうなるの…」


髪が全て逆だったポイゾネがやってきた


ポイゾネ「直すの大変なんだよね。」

リア・リエ「寝方を見直せ。」

ポイゾネ「rekuiemu みたいに髪のない人が羨ましいよ。」

rekuiemu 「誰がハゲだ。」


69 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 7c52-cf3a) :2020/04/06(月) 23:37:19 d94GeOOYSa

それぞれ支度を済ませた選手たちは、待ち合わせ場所の施設のロビーは集まる


レイア「全員揃ったな。
じゃあ行くか。」

「おー!」


会場に着いた選手たちは、昨日とは違う雰囲気に圧倒される


rekuiemu 「え、何この数。」

ティーダ「かなり増えてるな。」


会場内には昨日とは比べられないほどの観客が熱いバトルを今か今かと待ちわびている

空席を数えた方が早いほど、人が集まっていた


エルバン「口コミで広がったのかな。」

デスエン「テレビ中継もあったらしいからな。
その効果もあるんじゃないか。」

レイア「まぁなんにせよ、観客が多いってのはやる気出てくるな。
んじゃ、行ってくるぜ!」

ポイゾネ「ティーダも頑張ってねー。」

ティーダ「あぁ、もちろんだ。」



それから試合時間になりアナウンスとともに2人の入場が始まる

ステージに選ばれたのは惑星ゼーベス


P「それでは、2回戦第1試合
灼熱のレイアvs操られたティーダ
れでぃとぅふぁいとぉ。」


70 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 7c52-cf3a) :2020/04/06(月) 23:38:58 d94GeOOYSa
どちらも落ち着いたたちあがり

先手を取ったのは耐久力を生かし、モーションで道連れにしたティーダだった


リア・リエ「レイアから先に1スト奪うとはな。
やるな。」

rekuiemu 「あの重さ。
このステージと相性良いんじゃないかな。」

アルザーク「レイアさんはあまり体重があるようには思いませんし、あの酸は厄介そうですわね。」

ポイゾネ「あれ酸なんだ…
マグマとかだと思ってた…」

ギル「酸って溶けそうなイメージだものね。」


ストックは先行されたものの、レイアも調子が上がってきたのかあまりダメージを受けずに後ろ蹴りで奪っていく


その後軽さもたたり、レイアは酸でバーストしてしまうが
得意の昇竜で並ぶ


エルバン「あれほんと凄いよね。」

BJ「実況でも言われてるし、当てるの難しいんだろうね。」

デスエン「さて、ストックは並んだがここから巻き返せるのか。
重さの分ティーダの方が有利そうだが。」


しかし、完全にあったまったレイアの猛攻と酸で%を貯めていき、最後は場外へ押し出し酸でバースト

粘り強さを見せ、レイアの勝利となった



ティーダ「うむ、押し切れると思ったんだが。」

レイア「そう簡単にはやらせねぇよ。
だがあの酸、不規則に上がってくるんで少々苦戦したぜ。」

ティーダ「最後はあの酸にやられてしまった。
レイア殿ももちろん強かったが。」

レイア「まぁなにはともあれ、ありがとな!
またやろうぜ!」

ティーダ「あぁもちろんだ。」


71 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 7c52-cf3a) :2020/04/06(月) 23:39:32 d94GeOOYSa
ねこ「おかえり〜」

ヨシオくん「レイアよくやったプリ!
このまま優勝プリ!」

レイア「おうよ!
だがちょっと危なかったぜ、やっぱりステージ把握は大事だな。」

ギル「下見してて正解だったわね。」


リア・リエ「ティーダも惜しかったな。」

ティーダ「あぁ、いけると思ったんだがな。
やはりレイア殿は強かった。」

rekuiemu 「でも良い試合だったよ!」


ヨシオくん「BJ頑張るプリよ!」

BJ「ウン、まかせテ。」

エルバン「先行って待っとくよ。」

ポイゾネ「エルバンもがんばれー。」


アナウンスとともに両者の入場が始まる

ステージに選ばれたのはまたしても惑星ゼーベス


リア・リエ「またここか。」

レイア「そういやヨシオくん、BJは強いのか?」

ヨシオくん「強いプリよ、悔しいけど僕より強いプリ。」

デスエン「まぁヨシオくんよりは強いだろうな。」

ねこ「基準がヨシオくんだからよくわかんないね。」


エルバン「ここかぁ、酸に気を付けないと。」

BJ「酸をうまく使わないトネ。」


P「それでは2回戦第2試合
爆走戦士エルバンvs黒きBlack Joker
れでぃとうふぁいとー。」


72 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 7c52-cf3a) :2020/04/06(月) 23:40:12 d94GeOOYSa

序盤からエルバンの猛攻が光る

BJも辛うじて技を当ててはいるが酸でバーストしてしまう

しかし、カプセルの爆発に巻き込まれエルバンもバースト、ストックが並ぶ


rekuiemu 「ほんとに当て方がうまいな、エルバン君。」

リア・リエ「動きを拘束するあのファイアーとヨーヨーをうまく使ってるな。」

ポイゾネ「BJもなんとか食らいついてるけどだいぶ軽いから酸には気を付けたいね。」


その後はお互いに譲らない攻防

しかしどうゆうわけか、互いに接近してガードで固まる


エルバン「やるね、BJ君。」

BJ「エルバンこそ、初めは流れに押されてたけどここからはそうはいかないヨ。」

エルバン「いいね、最高に楽しいよ。」


BJの言葉通り、慣れてきたのかエルバンの動きにうまく技を当てていく

しっぽで酸へと押し出し、ストックを奪う


ヨシオくん「さすがBJプリ!」

アルザーク「BJさんも動きが良くなってきましたわね。」

レイア「どっちも譲らねぇな。
さてどっちが上がってくるか。」


攻撃に気を取られ、BJも酸でバーストしてしまう

ストックが並ぶが、酸に翻弄されエルバンの%が徐々に溜まっていく

PKサンダー復帰でうまく酸から逃れるもののついには当たってしまいバースト

BJが準決勝へと駒を進めた


73 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 7c52-cf3a) :2020/04/06(月) 23:40:59 d94GeOOYSa

BJ「エルバンありがとウ。」

エルバン「ちぇ、BJ君強かったし、もっと戦ってたんだけど。
悔しいなぁ。」

BJ「エルバンも強かったヨ
もう一回やったらどうなるカナ…」


両者の健闘を讃え、盛大な拍手が巻き起こる


BJ「やっぱ人が多いと歓声もすごいネ。」

エルバン「よっと。」

BJ「え、ちょっ。」


エルバンがBJを持ち上げ頭の上へ乗せる

観客へと手を振り応援への感謝を示すエルバン

戸惑っていたが、BJもそれに合わせて笑顔で手を振り観客に応える

より一層会場は賞賛の声に包まれた


リア・リエ「なんだあいつら。」

ポイゾネ「めっちゃかっこいい、俺もやりたい。」



ねこ「おかえり〜」

ヨシオくん「BJやったプリね!」

BJ「なんとか勝てたヨ。」

レイア「次はBJとになったか!
よろしくな!」

BJ「ウン、よろしくネ。」

ギル「いい試合だったわよ。」

エルバン「できれば勝ちたかったけどなぁ。
ま、しょうがないか。」


74 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 7c52-cf3a) :2020/04/06(月) 23:41:50 d94GeOOYSa
ねこ「やっと出番だよ〜〜
もう待ちくたびれた〜」

rekuiemu 「がんばれー。」

リア・リエ「さて、そろそろ行くか。」

ねこ「リア・リエ乗ってく?
ウォーミングアップがてら乗せてくよ〜」

リア・リエ「いいのか、じゃあお言葉に甘えて。
おぉ?なんだこの、初めてなのに初めてじゃない感じ。」

ねこ「うん、僕も初めて乗せるのに初めてじゃない感じ。」

デスエン「なんかすごい絵になってるな。」

ねこ「じゃあ行ってくるね〜」


アナウンスとともにねこがリア・リエを乗せ入場が始まる


レイア「乗せたままかよ!」

アルザーク「観客ももうひと方来ないことに不思議そうな顔をしてますわ。」


ステージに古の王国が選ばれる


リア・リエ「いい乗り心地だったぞ。
だが試合は別だ、いい試合にしよう。」

ねこ「うん!
久しぶりだからはしゃぐぞ〜」


P「それでは2回戦第3試合
アルティライトねこvs絶望のリア・リエ
れでぃとぅふぁいとぉ。」


75 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 7c52-cf3a) :2020/04/06(月) 23:42:19 d94GeOOYSa

試合が始まって早々、ねこはふんふんとはしゃぎ出す

それにペースを乱されたのかしばらくねこペースで試合が進む


ポイゾネ「なにやってんのねこ…」

ティーダ「動きが謎だな。
だが、なぜか押している。」


リア・リエも徐々にペースを掴んでいき、先にストックを奪う


リア・リエ「ん、ここは地続きになってるのか?
ねこが消えたがどこへ…」

P「なんで!?」


しかし、ねこを探しに行ったリア・リエもバーストラインを超えてしまいバースト


レイア「リア・リエもなにやってんだ…」

エルバン「何かあるのかな、あのステージ…」


その後もお互いにいい動きはしているが

ねこがリア・リエをバーストさせた後、今度はねこが様子を見に行きバースト

さらに最後はお互い高%までダメージが蓄積し最後くらいはと、熱いバトルをいくらかの観客は期待していたがリア・リエがガードをしながらリフトで落下しバースト

謎の珍試合はねこの勝利で幕を閉じた


76 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 7c52-cf3a) :2020/04/06(月) 23:43:16 d94GeOOYSa

rekuiemu 「何この試合…」

ギル「なんかひどかったわね。」


笑い声にも似た歓声が会場に響き渡る


リア・リエ「気づいたら負けていた…
なんだこのステージは…」

ねこ「でもすごい楽しかったよ!
ありがと〜」

リア・リエ「まぁ、観客もいろんな意味で楽しんでくれたようだしな…」


入場と同じようにねこがリア・リエを乗せ、観客へと手を振り退場する

笑い声も多かったが、両者の健闘を讃えた拍手が会場を包んだ

ポイゾネ「やっぱああゆうのかっこいい。」



「……」

ねこ「…おかえり〜」

BJ「自分で言っちゃうんダ…」

ねこ「いやなんか、僕のセリフみたいなとこあったから。」

レイア「っていうかなんだあの試合…」

リア・リエ「あれはステージが悪い。
ねこが消えたから少し様子を見に行って手を伸ばしたらバーストしていた。」

ねこ「あそこなんか特殊なんだよ〜」

レイア「お前下見しただろ…」

ギル「その時しっかり寝てたわよ。」

デスエン「俺的には最高に笑わせてもらった。」

エルバン「まぁ面白かったけど。」

ねこ「そんなことより次が今日最後の試合だよ!」

ポイゾネ「やっとかぁ。」

レイア「俺ら最後の1人の登場だな。」

ポイゾネ「ヒーローは遅れてやってくるっていうからね。」

ヨシオくん「ポイゾネヒーロープリか!?」

ポイゾネ「うん!世界救っちゃう!」

rekuiemu 「アルちゃんも頑張ってよ!」

アルザーク「ええ、もちろんですわ。」

ポイゾネ「じゃあ行ってきまーす。」


両者の入場が終わり
コンゴジャングルがステージとして選ばれる


ポイゾネ「よろしくね。」

アルザーク「手加減はしませんわ。」


P「それでは2回戦最終試合
㍍アルザークvs紅きポイゾネサスくん
れでぃとぅふぁいとぉ。」


77 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 7c52-cf3a) :2020/04/06(月) 23:44:06 d94GeOOYSa

試合開始早々、下突きをしたままポイゾネが落ちてしまいバースト


デスエン「あいつもなんかおかしいぞ…」

rekuiemu 「ポイちゃん…
これはもうアルちゃんの勝ちかな。」


観客の方からも笑い声や、落胆のような声も聞こえてくる

しかし、そこから一度もダメージを受けずにアルザークのストックを奪うポイゾネ

その後も勢いは止まらず復帰を合わせて2ストック目も奪っていく

開始早々の自滅で勝負は決まったかという観客の期待を裏切り、ポイゾネの猛攻に次第に静かになっていく

決してアルザークの動きが悪いわけではなかったが、ポイゾネの猛攻は止まらず

最初の自滅以外はストックを落とさず、実質3タテの勝利となった


78 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 7c52-cf3a) :2020/04/06(月) 23:44:48 d94GeOOYSa
アルザーク「…あなた強すぎますわ。」

ポイゾネ「手は抜いてないからね。
全力でいかせてもらったよ。」

アルザーク「純粋に力が足りませんでしたわね。」

ポイゾネ「でも今日は随分と調子良かったみたいだし、そのせいかも。」

アルザーク「あんな派手な自滅をしてですの?」

ポイゾネ「あっ…」

アルザーク「ふふ、気を遣ってくださったんですわね。
心配いりませんわ、次は必ず勝ちますから。」

ポイゾネ「うん、またやろう。」



BJ「ポイゾネあんなに強かったのカ。」

レイア「完全に圧倒してたな。」

rekuiemu 「アルちゃんもかなりいい選手なのに、完璧に上をいってた。」

エルバン「最初はどうなることかと思ったけどね。」



ポイゾネ「あ、そうだ。」


ポイゾネがアルザークに背を向けしゃがむ


アルザーク「何してますの?」

ポイゾネ「いや、エルバンたちがやってたやつやりたいなって思って。」

アルザーク「え…
私が乗るんですの…?」

ポイゾネ「あ、こっちの方がいい?」


今度は肩車を促す


アルザーク「いえ、そうゆうことではなく…」

ポイゾネ「じゃあ乗せて!」

アルザーク「お断りしますわ…」



こうして、2回戦全ての試合が終了した


79 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 7c52-cf3a) :2020/04/06(月) 23:46:38 d94GeOOYSa

ねこ「おかえり〜」

リア・リエ「お前、試合中別人みたいだったぞ。」

ポイゾネ「そうかな、いつもどおりのつもりだったんだけど。」

アルザーク「全く手がつけられませんでしたわ。」

rekuiemu 「アルちゃんもお疲れ様!
ポイちゃん強すぎたね。」

アルザーク「ええ、しかし反省点はたくさん見つかりましたもの、次は負けませんわ。」

ねこ「ポイゾネか〜
よろしく〜」

ポイゾネ「よろしく〜」



レイア「明日は朝から試合なんだな。」

ティーダ「なにやら、試合の日程が早まって明日決勝までやるようだな。」

エルバン「じゃあ明日で最後なんだね。」

リア・リエ「今日負けた俺たちはもう出番がないし、むしろ良かったかもな。」

エルバン「まぁ、2日間なにもしないのもあれだしね。」

ギル「午前中に準決勝、午後から最弱決定戦を挟んで3位決定戦、それから決勝みたいね。」

デスエン「俺ら完全に前座だな。」

rekuiemu 「仕方ないよ。」

レイア「よしじゃあみんなお疲れさん!
とりあえず腹減ったし、そろそろ帰ろうぜ!」

rekuiemu 「賛成ー
お腹すいたー!」

ねこ「ごは〜ん」


80 : はいどうも名無しです (アウアウ 1b0a-7f05) :2020/04/07(火) 12:23:08 YiM2b57wSa
選手目線のいにしえが分かりやすくて面白い


81 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ e90d-6349) :2020/04/18(土) 13:50:35 RE394LsoSa

試合を終えた選手たちは各々行動を取っていた


rekuiemu 「ごはん、ごはん〜♪」


お腹を空かせたrekuiemu は食堂でおぼんにこれでもかと食べ物を乗せていた


レイア「ほんとにめちゃくちゃ食うんだな。」

rekuiemu 「だってもうお腹ペコペコだよー。」

リア・リエ「(お腹…?)」

レイア「そんなちっちゃい体のどこにはいんだよ。」

エルバン「(からだ…?
手と足生えてるしからだではあるのか。)」


そんな一行が目にしたのは明らかに体調の悪そうなデスエンペラーだった

夕食を前にしてぐったりしていた


レイア「どうしたんだよデスエン、くわねぇのか?」

エルバン「元気無いね。」

デスエン「いや、どうもよ
今日の最終戦のステージあっただろ
あそこ見たときから頭痛が。
なんつうか、語りかけてくるみたいな。」

rekuiemu 「語りかけてくる?」

デスエン「あぁ、ソンソンって。」

リア・リエ「は?」


82 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ e90d-6349) :2020/04/18(土) 13:52:39 RE394LsoSa
ポイゾネ「やっちゃった…」

そう嘆くポイゾネの目には自身のケータイが握られていた

指し示していた時間は11時10分


ポイゾネ「寝てた…
みんなとご飯とかお風呂とか楽しみにしてたのに…」


4時間前


レイア「じゃあこっからは自由って事で、明日試合のやつらがほとんどだし、早く寝ろよ!」

ポイゾネ「はーい。」

rekuiemu 「さすがにお腹すいたよー。」

リア・リエ「じゃあまず飯にするか」

エルバン「さんせーい。」

レイア「お、じゃあ俺も一緒に行くぜ!」

エルバン「ポイゾネたちは?」

ポイゾネ「一旦部屋で休んでから行くよ。」

ティーダ「そうだな。
私もそうさせてもらおう。」



ポイゾネ「ちょっと休むつもりだったのに、かなり休んでた。」


ひとまず入浴を済ませたポイゾネは涼みにバルコニーへとでていた

それを室内から見ていたBJとギルティース




ギル「ポイゾネくんが星空を見上げて黄昏てるわね。」

BJ「なんか絵になるナァ。」

ギル「どうしたのかしらね。」

ねこ「どうしたの2人とも〜?」

ギル「いやね、ポイゾネくんがあそこで黄昏てるから。」

ねこ「ほんとだ〜
故郷に想いでも馳せてるのかな〜」

BJ「故郷に置いてきた姫様がーとかカナ。」

ギル「いろいろあるのかもね。」




ポイゾネ「(食堂閉まってた。どうしよう…)」


83 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:31:45 bDi8/ZY2Sa

レイア「ん、おぉ、ポイゾネ。
まだ寝てなかったのか?」


ロビーでポイゾネを見かけたレイア


ポイゾネ「あ、レイア。
寝ちゃっててさ、夜ご飯食べそびれちゃって。」

レイア「は?
何してんだよ……」

ポイゾネ「レイアこそどうしたの?」

レイア「いや俺は飲み物買いにな。
こんなもんしかねぇけど食うか?」

ポイゾネ「え、いいの!?」


ポケットから取り出したお菓子を手渡すレイア


レイア「倒れられても困るしな。」

ポイゾネ「ありがとう。」

ねこ「あれ、2人とも何してるの〜?」

BJ「やぁポイゾネにレイア。」

レイア「お前らも起きてたのか。」

ポイゾネ「やっほー。」

ねこ「BJくんとギル姐とおしゃべりしてた〜」

BJ「ギル姐はねちゃったけどネ。」

ポイゾネ「みんな明日がんばろうね。」

レイア「そういや、みんなベスト4か。」

BJ「ほんとダネ。」

レイア「誰が優勝しても文句なしだな!
さて、そろそろ俺も明日に備えて寝るかな。」

ねこ「そうだね〜」

BJ「じゃあみんなまた明日ネ。」

ポイゾネ「おやすみー。」


84 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:32:19 bDi8/ZY2Sa
次の日

試合会場は昨日よりも人が多く、ほぼ満席状態となっていた


エルバン「いよいよ、準決勝か。」

デスエン「どっちが勝つだろうな。」

ヨシオくん「もちろんBJプリよ!!」

リア・リエ「お前レイアにも優勝しろって言ってただろ……」



アナウンスが入り2人の入場が始まる


レイア「よろしくなBJ!」

BJ「負けないヨ。」


P「それでは準決勝第一試合
灼熱のレイアvs黒きblack joker
れでぃとぅふぁいとぉ。」



序盤からコンボでダメージを稼ぐレイア

BJも負けじとアイテムを駆使して反撃

しかし致死圏内にあったBJをレイアがサイクロンでバースト
一歩リードする

BJもハンマーでストックを並べるも
その後はお互い互角


ギル「互角ね、2人ともばちばちだわ。」

ポイゾネ「攻撃全振りって感じ。」


しかし、BJの攻撃の隙を逃さず
レイアが反確昇龍を決める


rekuiemu 「うわぁ、ほんとにあれすごいなぁ。
ちゃんと見てる。」

アルザーク「勝負感が凄まじいですわ。」


その後モーションでストックは並ぶが
今度はレイアがハンマーを取りBJがバースト

決勝に駒を進めたのは、レイアとなった


85 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:32:43 bDi8/ZY2Sa


レイア「よっしゃー!」

BJ「……負けたヨ。」

レイア「だけど、BJも強かったぜ!
熱い試合だった!」

BJ「次は負けないからネ。」

レイア「おう!またやろうぜ!!」



ねこ「おかえり〜」

ヨシオ「BJ惜しかったプリ!」

BJ「せめて3位にはなりたいネ。」


ギル「やるじゃないレイア君。」

レイア「おう、ここまできたらもう優勝しか見てねぇよ!!」

エルバン「レイアと決勝で当たるのはどっちだろうね。」

ポイゾネ「じゃあ行ってくるねー。」

ねこ「あ、僕もいく〜〜」

リア・リエ「……どっちもゆるいな。」



両者の入場も終わり


ポイゾネ「楽しもうねー」

ねこ「うん、できれば勝ちたいからね〜」



rekuiemu 「なんか、戦場なのにほんわかムードが漂ってるんだけど……」

レイア「ねこに関しては前の試合があれだったから実力がわかんねぇもんな。」


P「それでは準決勝第二試合
アルティライトねこvs紅きポイゾネサスくん
れでぃとぅふぁいとぉ。」


86 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:33:11 bDi8/ZY2Sa

試合が始まり

早速ポイゾネが落ちていく


リア・リエ「なんだ、あいつはあれやらないと死ぬ呪いにでもかかってるのか?」

アルザーク「恒例行事なんでしょうかね……」


起き攻めでダメージを重ねていくポイゾネだったがボム兵によりまたも自滅

あまりの不憫さに実況までもポイゾネ贔屓になる

下突きでなんとかストックを奪うも最後はねこの投げた箱に当たりバースト

特に何もせずねこが決勝に進んだ



ねこ「なんか勝った気がしない……
前の試合もそうだった気がする……」

ポイゾネ「んー、真面目にやってはいるんだけど……」




ねこ「ただいま〜」

ポイゾネ「ただいま〜」

ティーダ「不思議な試合だったな……」

ギル「実況にも不憫に思われてたわね、ポイゾネ君……」

リア・リエ「俺が言えたことじゃないが、なんだこれは。」

ポイゾネ「いや、真面目にはやってるんだよ。
周りが見えなくなっちゃって。」

rekuiemu 「致命的だよそれは……」

アルザーク「実力は凄まじいものがありますのにもったいないですわ。」

ねこ「でも勝ちは勝ちだからこのまま優勝しちゃうよ〜〜」

レイア「お、決勝戦よろしくな!!」

ねこ「よろしく〜〜」

デスエン「だがその前に最弱決定戦か……」

ギル「まけられないわね…」

ヨシオ「頑張るプリ!!」


87 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:33:49 bDi8/ZY2Sa

三位決定戦と決勝戦の前座として
最弱決定戦が行われる


レイア「乱闘が初だもんな、どうなるかわかんねぇな。」

BJ「でもさすがにヨシオくんカナァ……」

リア・リエ「見届けるしかないな。」

エルバン「地味に一番負けられない戦いだよね。」



アナウンスが入り、4人が入場する


ポイゾネ「あれ、なんかみんな衣装チェンジしてる。」

アルザーク「あら、皆さんおしゃれですわね。」

BJ「あれ借りてきたのカナ……」


P「それでは最弱決定戦
れでぃとうふぁいとぉ。」


いつものステージに4人もいるため
序盤から激しい攻防

デスエンが風船2人をファルコンパンチで飛ばしたり
ごちゃごちゃしていたが

先にストックを落としたのは世界のrekuiemu

その後出てきた緑甲羅を投げるギルティース

それをデスエンがオーバーヘッドでギルティースへパス

さらにそれをギルティースがヨシオくんへリフレクターでシュートした


徐々にカオスな展開になってきたプププランド

ステージ端からデスエンの投げた緑甲羅がヨシオくんに当たってバーストしたりギルティースが自滅したり、最後だからか皆やりたい放題


ポイゾネ「なんかすごいね……」

エルバン「見てる分にはすごい楽しいんだけどね。」

リア・リエ「当の本人たちは必死なんだろうな。」


その後上に投げられた緑甲羅

ヨシオくんが復帰直後の無敵で重なったところにギルティースがリフレクターを合わせヨシオくん退場

これには実況も困惑

最弱が決まったため消化試合だが後の3人は互角の勝負を繰り広げる

最後はrekuiemu が吹き飛ばされている間にギルティースとデスエンペラーがボム兵でバーストで最弱決定戦は締めくくられた


88 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:34:45 bDi8/ZY2Sa


ヨシオくん「………」

デスエン「まぁ元気出せよヨシオくん。」

ヨシオくん「あんなの事故プリよ。」

rekuiemu 「まぁ、さすがにかわいそうではあったかな……」

ギル「とりあえず、ほとんどあたしが倒しちゃったみたいなもんよね……」

ヨシオくん「めちゃくちゃ痛かったプリ。」

rekuiemu 「僕も一応一位だったけど、なんか消化不良……」

デスエン「まぁ、一旦戻るか。」

ギル「そうね……」



ねこ「おかえり〜〜」

BJ「ヨシオくん、ドンマイ……」

レイア「まぁ、その、なんだ。
惜しかったな……?」

ヨシオくん「全然惜しくなかったプリよ。」

ポイゾネ「次があるよ次が!」

ヨシオくん「そうプリね!
次があるプリ!
まだまだこんなもんじゃないプリ!」

リア・リエ「単純だな……」

rekuiemu 「とりあえず最弱にならなくてよかったよ……」

ギル「ほんとよね……」

エルバン「っていゆうかなんでみんな衣装変わってるの?」

デスエン「控室でいつも着てる衣装でもいいって言われたからな。」

ギル「ええ、そうなの。
やっぱりこれがしっくりくるわ。」


レイア「んでついに三位決定戦か。
頑張れよお前ら。」

BJ「ウン、メダルは欲しいネ。」

ポイゾネ「負けたくはないなぁ。
唯一2回負けちゃうことになるからね。」

BJ「じゃあ行ってくるヨ。」



BJ「まさか三位決定戦で当たるとはネ。」

ポイゾネ「出会いは最悪だったもんねぇ。
あのときはごめんね。」

BJ「いや僕こそ申し訳なかったネ。
君と触れ合ってみてそれがわかったヨ。」

ポイゾネ「それはよかった。
いい試合にしようね。」

BJ「モチロン、負けないヨ!」


P「それでは三位決定戦
黒きblack joker vs 紅きポイゾネサスくん
れでぃとぅふぁいとぉ。」


89 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:35:28 bDi8/ZY2Sa

エルバン「あれ、4ストックなんだ。」

ギル「三位決定戦と決勝はそうみたいね。」



試合開始早々の猛攻でポイゾネがストックを奪う

その後もハンマーで続け様に奪い、得意の自滅も披露

一矢報いたいBJだが反撃を許してもらえず
そのままポイゾネに押し切られ

ついには自力で1ストックも奪えず

三位はポイゾネのものになった


BJ「強すぎでショ……」

ポイゾネ「相性も、あるのかな。
BJは攻撃型っぽかったから、俺も防御を捨てて全力で攻めに転じたから。」

BJ「なんかもう、逆にすがすがしいヨ。
ありがとウ。
次は負けないケド。」

ポイゾネ「うん、またやろう。」



デスエン「お前どうやってあれに勝ったんだ?」

ねこ「なんかポイゾネが勝手に落ちてた。」



ねこ「おかえり〜」

rekuiemu 「三位おめでとうポイちゃん!」

アルザーク「それにしても本当に鬼神じみた強さですわね……」

BJ「ほんとダヨ、もう鬼だっタ。」

エルバン「優勝でもいいくらいって言われてたね。」

レイア「まぁたしかにあんな強さ見せつけられたら反論できねぇが、俺らの試合を見てからにしてくれ、なぁねこ。」

ねこ「そうだよ〜〜
運でここまで来たけど、決勝も豪運全開で行くよ〜〜〜」

リア・リエ「ほんとに運で勝ってきたようなもんだもんな……
いや、強いは強いんだが……」

ギル「ついに最後ね、頑張りなさいよ2人とも!」

レイア「おう、みんなに熱い試合見せてやるぜ!」

ねこ「楽しむよ〜〜」


90 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:36:25 bDi8/ZY2Sa

アナウンスが入り、ついに決勝が始まろうとしていた

観客のボルテージも最高潮に達し

始まる前から歓声に満ちている


rekuiemu 「決勝は二本先取か。」

エルバン「どっちが勝つだろうね。」


P「それでは第一回64スマブラCPUトナメ決勝戦
灼熱のレイアvsアルティライトねこ
れでぃとぅふぁいとぉ!!」


序盤からお互いに攻撃を当て合うが
ねこが自滅をしてしまい、レイアがリード

しかし、ねこも追い上げストックを奪い
さらにトマトで回復、完全に五分

その後レイアがヒップドロップの隙を見逃さずジャンプを狩り、バースト

ねこも負けじと横スマでバーストさせまたも五分に

モーションでねこだけバーストしてしまうが
スターを取得したことでダメージを稼いでいき
ヒップドロップでバースト

ストックが1で並ぶ

お互いに激しい攻防の末

レイアの時間差緑甲羅がねこにあたりバースト

レイアが優勝に王手をかける


ポイゾネ「1セット目から熱いね。」

リア・リエ「レイアが王手か。
このまま決められるか。」

エルバン「でもお互い実力差はあまりないみたいだね。」


91 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:37:40 bDi8/ZY2Sa
2セット目


初戦の勢いのままレイアが攻撃を当てていき
回復も取りつつストックを奪う

その後も勢いは止まらないが
ボム兵に巻き込まれてレイアだけバースト

ストックが並ぶがレイアがすぐさま
ジャンプ狩りでストックを奪う

しかしここでねこの豪運が発動

スターの無敵中にダメージを稼いでいき
回復を2個取り、1ストック分の差をつめ
完全に並ぶ

だがレイアもこの一戦で決めたいのか
猛撃からの昇龍で
優勝へ後1ストックまで追い込む

負けていられないねこはさらに回復を2個取り
ヒップドロップでストックを奪い
またも完全に並ぶ

お互い100%を超え
観客も息を飲む展開

最後はねこが尻尾でバーストさせ
振り出しに戻した


アルザーク「……はぁ、息がつまりますわ。」

rekuiemu 「ほんと、でもこれでイーブンか。」

ティーダ「正真正銘、最後だな。」



レイア「やるじゃねぇか!ねこ!
いけるとおもったんだけどな!」

ねこ「あぶなかったよ〜〜」

レイア「泣いても笑っても次で最後だ!
ぜってぇ勝つ!」



3セット目

どちらも1ストック目は互角

その後ねこのジャンプの弱点をことごとくつき
レイアがリードする

反撃に出たいねこだがお互いモーションに巻き込まれ
1ストックまるまるレイアがリードする展開

試合を決定付けるトマトをレイアがとり

最後はドリルからのトルネードで試合終了


P「第一回64スマブラCPUトナメ
優勝は灼熱のレイア!!!」


大歓声の中
第一回大会はレイアの優勝で幕を閉じた


92 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:38:55 bDi8/ZY2Sa


その後

閉会式が行われる


一位から三位までメダルが贈呈され

最弱のヨシオくんにも不名誉な贈り物が贈られた


そして


レイア「いやー、感無量だぜ。」

ギル「優勝おめでとう。」

ねこ「悔しいけど、銀メダルもいいね〜」

レイア「すげぇ重み感じるぜ。」

ポイゾネ「え、だいぶ軽いよこれ。」

リア・リエ「お前な……」

エルバン「またやりたいね、みんなで!」

BJ「そうダネ、戦ってみたい人もいるし。
何より楽しかったヨ。」

ティーダ「修行を積んで、今度はぜひリベンジしたいものだな。」

デスエン「今度は一勝はしときたいな。」

ギル「地味にあなた、最弱一歩手前だものね。」

rekuiemu 「みんなでもっと楽しいことしたいね!」

ポイゾネ「意外とすぐ会えるとこってわかったし、頻繁に遊びたいね。」

アルザーク「ここでこうして一緒にいるのも何かの縁。
あなた方は最高のお友達ですわ。」

ヨシオくん「そうプリ!
今度あったらみんなボッコボコにしてやるプリ!」

レイア「できるもんならやってみやがれ!」



そして


レイア「じゃあみんな、気をつけて帰れよ!」

ねこ「帰るまでが遠足だよ〜〜」

リア・リエ「遊びに来てたのかお前は…」

エルバン「でもほんと、お祭りみたいで
遊びに来たみたいだったよ。」

リア・リエ「そうだな。
また集まりたいもんだな。」

ポイゾネ「また会おうねみんな。」

rekuiemu 「あ、そうだ!
最後にみんなで写真撮ろうよ!!
思い出思い出!」

アルザーク「いいですわね。」

BJ「誰か撮ってくれそうな人いるカナ?」

ギル「あ、あの人に頼みましょう?」

レイア「そうだな、すいません!
写真撮ってもらえますか?」



P「はーい、じゃあ撮るよー
はい、チーズ。」


93 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:39:59 bDi8/ZY2Sa

そして現在


レイア「いやー、懐かしいなこの写真。
それに第一回のビデオも。」

リア・リエ「今はブルーレイっていうんだぞ。」

ポイゾネ「みんな年取ったねー。」

rekuiemu 「ほんとだねー。」

レイア「あれからもう何年経ったんだっつー話だよ。」

エルバン「もう第十回まで終わっちゃったもんね。」

アルザーク「ここまで続くとは思いもしませんでしたわ。」

ギル「応援してくれる人が多いってことよね。
ありがたいことだわ。」

ティーダ「私とギルティースはあまり出番は無さそうだがな。」

ギル「もう、そんなこと言わなくていいじゃない。」

レイア「でも俺ら今じゃみんな人気選手だぜ。
ギル姐も人気はあるし、ティーダはヨシオくんに唯一負けた選手っつーな。」

ティーダ「人気とは関係ないだろう……」

ねこ「ヨシオくんって個人戦は一回しか勝ったことないんだね〜」

ヨシオくん「うるさいプリよ!
みんなが強すぎるんだプリ!」

rekuiemu 「まぁでもほんと、僕ら最古参はみんな強いよ。
レートの上位10人の半分が僕らでしょ?」

ポイゾネ「平均も俺らが1番なんだってね。」

デスエン「ヨシオくんいるのにな。」

BJ「ほんとダネ……」

ヨシオくん「次のタッグ戦で頑張るプリ!」

ねこ「僕は今回出番なしだよ〜〜
久しぶりだな〜〜
みんなの応援に回るね〜〜」

rekuiemu 「僕も久しぶりに大会お休みだし、楽しませてもらうよ。」

レイア「そういや、今回俺らで出場すんのは
俺と、エルバン、ポイゾネ、BJ、ヨシオくんだけか。」

BJ「僕はほんとギリギリだったヨ。」

アルザーク「みなさん頑張ってくださいね。」


94 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:41:21 bDi8/ZY2Sa
レイア「まぁでも、あの時のみんなでこうして集まんのはもう当たり前になってきたな。」

エルバン「なに感慨深いこと言ってんの。
レイアには似合わないよ。」

レイア「んだと……」

ポイゾネ「でもそういう感じわからなくはないかなぁ。」

アルザーク「ええ、とても居心地がいいですわ。」

リア・リエ「随分長い付き合いになったな。」

rekuiemu 「これからもこうして集まりたいねー。
それこそ何年年をとっても!」

デスエン「この大会が続く限りは大丈夫だろ。」

エルバン「デスエンの不運もまだまだ続くねー。」

デスエン「お前が言うと不吉だわ……」

ポイゾネ「みんなで盛り上げていかないとね。」

ねこ「それにしてもあの頃は12人だけだったのにね〜〜」

rekuiemu 「今じゃ後輩も増えて。」

BJ「1番先輩なんだよネ。」

ヨシオくん「そうプリよ!」

エルバン「ヨシオくんが先輩って感じはしないだろうねー。」

リア・リエ「たしかにな。
殺意あたりは疑問を持ってるだろうな。」

ヨシオくん「そんなことないプリ!
みんな僕の後輩プリ!」

デスエン「まぁある種のレジェンドだもんな。
誰も真似できねぇ。」

アルザーク「真似をしたいとも思いませんわね……」

ヨシオくん「相変わらずみんなひどいプリ!」




レイア「よし!
じゃあそろそろいい時間だし、お開きにするか!」

エルバン「今度はいつ集ろっか。」

レイア「んー、次の大会が始まる前に一回集まるか。」

rekuiemu 「さんせーい!」

ポイゾネ「じゃあみんなまたねー。」

ヨシオくん「気をつけて帰るプリよー!」





始まりの日からここまで
長きにわたるCPUトナメ

それを支える最古参のメンバーたち

彼らの強固な絆は
並大抵のことで崩れることはないだろう


95 : curimia ◆1ol9efWRHA (アウアウ 894d-eec3) :2020/04/29(水) 01:43:18 bDi8/ZY2Sa
終わりですー!!

読んでくださった方はありがとうございました!

あとは、少し後日談を挟めれば挟もうかなと思っております!

不定期な投稿になってお待たせした方もいるかもしれませんが、これからはいつもよりもペースを上げてみなさんを楽しませられればなと思ってます!

とりあえず一旦は終わりです!
ではまた次回作で!


96 : はいどうも名無しです (ワッチョイ 143b-eec3) :2020/04/29(水) 04:58:15 gVBpPnYM00
お疲れ様でした!


97 : はいどうも名無しです (アウアウ eb1e-7e4e) :2020/04/29(水) 10:50:26 sgoazBQgSa
乙でした❗


98 : はいどうも名無しです (ワッチョイ 3977-8d68) :2020/04/29(水) 12:56:36 zjPLUzfE00
乙!


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