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ダンゲロスSSReunioN マッチング相談スレ
72
:
ホセ・リベラ
:2024/02/15(木) 00:01:38
>>49
プロローグ、下記の因縁を追加予定です。
そちらのプロローグと齟齬が発生する描写があったら言ってください。
ある日、側近たちがホセに頭を下げ、退任してほしいと告げてきた。
そのことにもホセは何も思わなかった。
すんなりと退任を受け入れた。
ただ、気が付いたらずいぶんと長く期待に応えていたなぁとは思った。
明日からは元大統領として、比較的自由に生きていくことが出来る。
そう思った瞬間、ホセの胸にチリリと熱いものが走った。
(…?)
ホセ自身も全く予想をしていなかった熱。
────それは、かつて戦場で対峙した冷徹なる蒼き閃光との記憶。
ホセが、気付いてこなかった未練。
蓋をしたはずの心の残り火。
その閃光は、汎用対全宇宙脅威アンドロイドX────カイノ、と呼ばれていた。
■■■
それは、もう30年も昔の話。
『ホセ!国境沿いの敵性集団を殲滅してくれ!』
『ホセさん!南西の拠点を破壊してください!』
『誰か…誰か助けて!!』
ホセ・リベラ25歳。
肉体のピークと経験が噛み合い、最も戦力が充実していた時代。
毎日毎日、当たり前のように彼を頼る無線が戦場を飛び交う。
それを煩わしいとも大変だとも面倒とも思わない。
何故なら彼には“出来る”のだから。
出来ることはやる。ただそれだけの話だった。
しかし、その日の無線は違った。
彼を頼るものではなかった。
『ホセ…無理だ…こっちに来てはダメだ!!お前でも…こいつには…お前が欠けたら…ギャブ!!』
|来るな《・ ・ ・》と、彼を遠ざけるものであった。
味方がやられているのを無視するのもなぁ、という善性に従いホセはごく普通にそのメッセージの発信地点に向かった。今まではその“普通”で何とかなっていた。
だが、その日は違ったのだ。
“汎用対全宇宙脅威アンドロイドX”、カイノがそこには在った。
何故彼女がそこにいたのかは誰も分からない。
彼女にしか分からない何か大いなる理由があったのかもしれない。
ブン、と機械音を一つ上げて彼女は空へ飛んだ。
荒れ果てた戦場の地を嘲笑うかのように、空を割く一条の蒼き閃光。
美しい、とホセは一瞬呆けた。
カイノは上空からホセを見下ろした。
人を人とも思わない、冷徹極まる表情だった。
ゾクリと、ホセの背に悪寒が走った。
このような感覚は初めてであった。
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