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キラキラダンゲロス ネタバレ感想スレ

1夕二:2019/12/01(日) 21:33:09
いつものネタバレ感想スレです

2黒房 清十郎:2019/12/03(火) 09:49:09
まだ全部読んでないけど


   ゲ   ロ   は   武   器

3どっぺるぬらりひょん:2019/12/04(水) 21:08:41
『謎掛け』さんまで読みました。
〼虚さん良いですね。薄いのが非常に良い。沖名さんが一丸可くんを目的で見てるのに対してこの子はご主人様を徹底的に道具として見てるんですね。
沖名さんはジョジョの7部か8部に出てきそうなホラー。モンスター。この女性をテーマに映画1作ができてしまうのでは。
「」さんは理知的ということなので、〼虚さんと協力?してるような行動にも意味があるんですよね、恐らくは。この人の能力バトルで使われると厄介なんですけど本戦でも戦うのか気になります。
嫉さんは… そんな人はそもそも存在していたのでしょうか。考察をここに書くと本戦の邪魔になりそうなので書きませんが…
一丸可さん。結局ノーバディ・ノウズの全容が明かされないまま盾として参戦?能力の条件も分からないしこの人が正直1番謎。「」さんについては〼虚さんについて分かれば同時に分かることもあるでしょうがこの人は本当に分からない…
しかし〼虚さんの薄さを喜べるその精神性を私は評価しています。仮にぶつかっても悪いようにはしません。

4どっぺるぬらりひょん:2019/12/04(水) 22:41:40
一八八八代目 ジャック・ザ・リッパーまで読みました。以下は一八八八代目さんの雑感。
元祖チラっと映った!竹刀さんが本当に強かったのかどうか分からない、というのも剣道力729倍もあってあっさり負けるからもとの剣道力1未満を疑ってしまいます。
ハサミさんが特徴的なのは家に直接入り込んでくる所ですね。他の皆が基本的に外出中の人を狙ってるのに対して、 1番遭遇タイミングが読めなくて怖いです。

5ポークカレー:2019/12/06(金) 09:55:32
アルティエの殺人鬼辛口評価はーじまーるよー。

Wikkiに私の名前が載った頃また会いましょう、その約束通り帰って来ました。
このレスは無事に本戦参加を果たしてしまったアルティエによる殺人鬼達への評価です。
各キャラへの感想とS〜Dの五段階評価を行います。
この評価はあくまでもアルティエにとってどれだけ驚異に感じたかであり、実際の強さとは必ずしも一致しません。
S=マップ選択ガバッたー!ガメオベラ!
A=できれざアルティエと会う前に消えて欲しかったのですが
B=不利だが環境次第てワンチャン
C=多分俺勝てるわ
D=票の入る勝ち方を考えないとね
大体こんなイメージです。ではイクゾー。

・元祖のジャックさん
紳士とは一体・・・、切り裂きジャック名乗っていない勢もなんか無理矢理こじつけて全力で殺してきそう。警察が背後にいる事もアルティエには刺さりそうな要素ですね。霧化は対策せねば。五段階評価でBです。

・A級のKYおじさん
他の殺人鬼と共倒れになってほしいという刑事さんの意見に私も完全同意です。お客様の中にゲイボルグかフラがラックをお持ちの方はおりませんかー!?五段階評価でAです。

・にゃんにゃん
八つ崎はジャックの一人、はっきりわかんだね。殺人鬼同士で潰しあえばいいなんて考えるなですか、刑事さんかっこいい!私も完全同意です。能力も肉体も完全か初見わからん殺し型。予習しておいてよかった。五段階評価でDです。

・●
切り札は先に出すなですか、私も完全同意です。しかし困りました。向こうの方が純粋に技量が上です。五段階評価でAです。

・ポークカレー
私です。読み返したけれど私が歌舞伎町で会った女の子死んじゃったみたいですね。誰に殺されたか知りませんが怖いわー。五段階評価はS、あり得ない話ですが、私自身とたたかっら私の死亡率ヒャクパーしぇんとですからね。

・語尾が「だっちゃ」じゃない、マイナス114514点
グワー三次元のビッチ!俺はキモオタだから能力関係なく死ぬ!五段階評価?Sに決まってるわ!

・新人殺ラリーマン
まさにフィジカルモンスター。バカに見せかけたクレバーなバカ。今の所有効打を与える方法が思いつきません。五段階評価でAです。

・朔也君
なんでお前が殺人鬼リストにいるの!!
お前は事件解決する側だろ!くそっ、これも東京に巣くう魔の仕業か、いやそれを言ったら俺も...、すみません、取り乱しました。
えーとDで、接客しかしてない小僧に独立開業している私が負ける要素はありません。

・遊戯王やポケモンのカードにいそうな子
無自覚殺人鬼って恐いですね。壁突破に再生に死角からの攻撃。だが五段階評価はCとさせて頂きます。今は言えませんが、このアルティエには彼女への明確な勝ち筋があるのです。

6ポークカレー:2019/12/06(金) 09:59:09
・歩く害悪
おかしい、この男と私は収入において大差ないはず。なんでこいつがモテモテで私は風俗嬢からも白い目で見られるんだ。
体重が?デブだからか?...死にたくなってきた。まあ、生き残る気ですが。五段階評価はBです。

・異名もう少し捻れ
これが通ってしまったのが今大会の恐ろしい所。GKは本当にポテチ食べなから映画見ている気分なのでしょうね。ちくしょう、どうすればいいんだこれ。五段階評価で測定不能です。

・全自動悟りマッシーン
私とこいつのキャラが被っていると思った作者様読者様は正直に挙手。違いますからね?私は三次の女性には必要ない限り手をあげませんから。五段階評価では今のところはD、ただし後半に残したくないですね。

・マジカ//ジェクト
キタコレ!クラスタシアン!クラスタシアン!ふぉぉぉ!甲殻類ヒロインばんじゃぁあいいい!!!!!

・あまぁい!
なんでその食生活で太らないんですかね(憤怒)。この子も後半に残したらヤバい。五段階評価でBです。

・ブラコン
駄目だー!設定も能力も相性最悪だー!アルティエにとって最悪の相手と言っていいです。好きなキャラだけどさぁ!五段階は当然Sで。

・自称正義
話通じない子ですね。でも、感覚が麻痺してきてもうあまりおかしいとは思わなくなってきた私がここにいます。性格はともかく単純物理型なので五段階評価はCとします。

・ニューソクデ
殺る気があれば女子供でもスプーン一つで人を殺せる!そうですね。知ってます。少し前読みました。手の内を知った上で強者である事に変わりないやっかい。五段階評価でAです。

・このJKいつ寝てるんだ
親が教育間違えた結果がこれだよ!(朔也君とレッドアイちゃんに続いて三人目)色んな意味で負けられない相手ですね。五段階評価でBです。

・38分探偵
殺人鬼さんの方はさっぱり理解できなかったけど、こちらは何とか理解できた...かなー?色々ややこしいが即死能力みたいなものかと。即死恐い五段階評価でAです。

・ジャックじやない方のジャック
月が綺麗でしたね(震え声)。益良雄さんは頑張ったよ...。間違いなく益良雄さんは私よか強い。ジェーン>益良雄>アルティエ、よって五段階評価でAの驚異と判定します。

7ポークカレー:2019/12/06(金) 10:02:47
・癒し枠
命がかるーい!この人のとこだけノリが違うんですけど?これが『いつものダンゲロス』って奴ですかね?というか、恐怖消す能力めっちゃ欲しい。五段階評価はB、ですが彼女とか朔也君になら殺されてもいいやって気が...イヤイヤイヤ!何言ってるんだ私は!

・長州小力
これはプロの犯行。狙撃とかやめて下さい死んでしまいます。五段階のAで。銃は包丁より強し。

・ロロ雑巾
包丁使い巨人被り、ナカーマ。...仲間じゃなかったわ、正真正銘化け物じゃねえか!
五段階評価でB。なお彼女も残しておくとさらに驚異になるタイプ。

・まだキャラが定まってないマン
俺はこいつより背が高いのに何で女にモテ(以下略)。MPでキャラが決まるってなんだよ(困惑)幸いアルティエは全キャラのおおよそのMPを把握できます。親は恐らく...アウトー!補正込みで五段階評価Aです。

・武器泥棒
ん?今苦楽を共にすると言ったね?(ゲス顔)久し振りの私が有利を取れるキャラ。
とはいえリアルタイムで情報を得られる能力は事前に情報量を得る私の能力の上をいく可能性も。それを考慮して五段階評価はCとします。

・ある時はチーマーある時は学生
恐らく戦闘経験が最も少ない人物。体力も精神力も普通なのでただのカレー屋でもなんとかなりそうです。という訳で五段階評価はDです。ですが彼女の能力は大物食いが可能なので、できれば初戦では当たりたくないです。

・じゃんけん・ザ・リッパー
まずい、こいつ情報先読み勢かつ覚悟きまっている。なんとかしろ初代、お前のせいだぞ。五段階評価はAてす。本当、初代さんなんとかしてよ。


以上で感想&勝手な格付けは終了です。
さて、完走した感想ですが...ウォォォエ!!!
(ただいま嘔吐中しばらくお待ちください)
読むだけで死にかけたわ!全キャラ読んだ読者様は多大な精神ダメージを受けたでしょうが、私はそれ以上です。これかはこいつらと会わなきゃいけないんですよ?ボスケテ。
...ハア、攻略チャート作らないと。
それでは皆さんまた第一夜でお会いウォォォエ!!

8オタク:2019/12/23(月) 02:42:01
宣伝がてら神社or墓地の感想

『非・理想の♂』
神社に行こうとしたが墓地に〜のくだりは、神社or墓地だからかな(僕が神社指定だったから墓地指定だったのかな?)
自家発電しで脱力したあたり、ちゃんとデメリットとして書かれており能力バトルとして得点が高い
エチチのくだりがしっかり書かれていてよかった(満悦)
故郷の秘密や悟りで変質した思考が次への一手になってて、期待が高まる
イカレマザコンが汚く書かれていたのでよかったです

『幸福を〜』は割愛。

登場人物は同じでも解釈がまるきり違っていて作者目線で面白かったです

非・理想の♂⇔理想の夫婦
誰でも股開くわけではない⇔輪姦
妊娠してない⇔堕胎しまくり

イカレマザコンの歯が黄ばんでるのは解釈一致(一致しないことなさそう)

9黒房 清十郎:2019/12/23(月) 20:58:19
投稿ミスった悲しみを胸に、「渋谷」の感想です。一番面白いと思った奴をベタ褒めするだけのレス。

〇渋谷キラキラガールズ〜あなたに夢中♡〜
ゴア、エモさ、死に際の悲惨さと、見どころ多くて楽しいなぁ!個人的には渋谷で1番のSSです。
黒房の小技・小細工を上手く表現してくれていて嬉しい〜!!オーディオのところ、読んでる当人もひっかかりましたからね!
「その先に、ハリウッドはない。」とかも、シンプル・イズ・ベストでゾクッと来ました。言葉が上手いっすわ。

個人的に良かったなぁ〜って思う一番のポイントは、キャラがとにかく哀れ!憐れ!西条ざまぁ!
特にバドーの描写は、「他人に影響されやすい」という彼女の死に様としては、最たる哀れさではないでしょうか?
主人公であるシザーズさえも救われない終わり。単純なクソ殺人鬼ではない分、ここからどうなるのか気になります。あと西条ざまぁ。

いや〜いいSSでした。渋谷に来て良かった!凡ミスして悲しかったけど、吹っ飛んだぞ!

10オタク:2019/12/23(月) 22:15:40
池袋or地下鉄
どっちが勝っても池袋壊滅でアワレ


池袋その1
メイドといえばゲロ

戦いの土俵にあげないことが字数削減になり『格の違い』を表していてよき

……公開SS数&執筆時間を考えると一戦目が1番量多いから絞るのは大事だったかも……?

死者に鞭打つの好き
よくよく考えると夏菜子の存在も糧に強くなるのも死者を鞭打つあり方で笑う

情報を操って髪を変えるくだり、能力を拡張してこんなこともできますっての、好き


池袋その2
DV最高!

2メロス越えで気合い入っており良き
3倍長いからって3倍満足させないといけないわけじゃないし……

挿入される過去がAメロ現在がBメロ繰り返される鳥が低重音になってちゃんとサビ(美樹彦の発狂)を盛り上げてくれる
発狂台詞でポイント高かったのは「俺はこんなに罪悪感を感じてたんだヨォォォーーー!」と「俺だけは他の殺人鬼と違う!!」です。さすが

ダッシュで挿入される過去の多用と、チカちゃん周りで描写がよく分からなくなるシーンが多少読みにくく感じた

改行が多く読みやすさに気を使っているのは感じた
実際読みやすかった分、目についたという感じ

11ラブ・ファントム:2019/12/23(月) 23:07:23
>>9
フフ、オーディオトリックは私のところじゃないかな?『惨殺するのも惨殺されるのも映えるキャラ』が目標だったからね。
皆様にむごたらしく“調理”いただいて感無量さ。

12ジャック・ザ・リッパ―:2019/12/23(月) 23:48:30
対戦相手のSS感想を一言だけ。

女装してない!!!!!!!!!!

13針鼠:2019/12/24(火) 11:47:19
東京タワーその1ではおでんとビールしか供給されてないのに、対面のその2の私がカニ鍋突いてるの解せないので前半だけ世界線取り替えませんか???

14愛人形:2019/12/24(火) 14:08:13
宣伝されたのでうちも

ずっと、スピリチュアル・バブバブ・オタクの略称がスピバポタキになるのが気になってました。
ポタキがオタク由来なのはわかるのだけれどポタキ……ポタキ?
それはさておき、完全にヤバい人で笑うしかないですね。
序盤の乱交に関しては前評判的に多分他の参加者の方もそういう認識なのかなと思うなど。
うちは純情派です、多分。

絶対この殺人鬼にだけは殺されたくないなという気持ちになるほどにスピリチュアル・バブバブ・オタクは恐ろしい方でした。

15黒房 清十郎:2019/12/24(火) 19:46:47
>>11
失礼!いろいろゴチャゴチャになっとりました!

16オタク:2019/12/25(水) 18:29:52
路地裏感想
どのSSも倫理が足りている◎

その1
ポークカレーの台詞回しがうまい。当人のSSかと思ったくらい
ポークカレー、作者の都合で動かされること自覚しているので、自害ルートでも樹に乗っ取られルートも結局あまりかわりないの可哀想。いいキャラだな……。

宿り木がサイコパスぎみに描かれているのが清涼剤でした。あと二人が善性すぎるので……

二人とも死因が自刃なのかー。直接手を下さない(下せない)なのか偶然なのか……。個人的にはスカッと殺人して欲しいところ

その2
まっとうな倫理……。
パワーアップして樹生える。樹の力があると今後バトルシーンは期待大か?もともと強めな能力だから倒されるのが苦戦しそう。
戦いにはいる前は自分には長く感じ、目が滑りぎみだった。
気合い入っててよいが。

その3
制作者本人だけあってポークカレーの使い方がうまい
メタだけでなくRTA走者らしく最短ルートのために盤外戦術を使ってて良き
失踪するあたりもRTAロールになっていてそこまで減点要素でもないのかな……? -114514点されていそうだけれども……

17黒鬼:2019/12/27(金) 04:37:13
今のところ全然読み切れていないので まず手前の新宿のみ。
週末に他の方のSSの感想も投稿できればと思います。でも一言だけ。皆さん、揃ってゴアいな!

◆MP選定会議(通称パワハラ会議)結果報告◆
一部で出オチを心配されたらしい例のアレですが、何人か候補者が残ったので
最終選考として候補者の方たちに、とあるシーンのアフレコあててもらうことにしました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

無体さま(きゅうさいようじょ)
「私の問いたいのは唯一つ。何故”初戦で負ける”殺人鬼たちはこうまで弱いのか?」

投票者「そんな(システム的な)こと…オレたちに言われても…」

無体 「何が、オレたちに(ry               」

    グシャ        ヒッィ       ゲプゥ

タニさん「…キラキラだなぁ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

―――――以下の経緯を持ちまして
満場一致(ただしタニさん以外全員死亡)で初代MPグランプリの優勝者は『あのお方』に決定しました!
最高得点獲得おめでとう(?)ございます!


■『黒四無双』
冒頭の「吸血の前で懐からの頭取り出して置く」ネタは私も考えていたので
もう手を突っ込んだ段階で、あーという感じでした。
互いのキャラに対して色々と『解釈の一致』が見られたのが嬉しいSS
そして章分けの際のフレーム(?)カッコイイ。
勝ったら、パクりたいと思います。負けたらお見事の拍手喝采の黒シ無双

今回の組み合わせは、ある種『組手』のようなものと捉えているので、見ている人よりも
やっている当人同士の方がより判ってる、見えないところで互いにわかっている感じ
でいられればなーと思いました。
そこ、そうですよねーという感じで。
ネタ潰しというより、互いに見識見せ合って補完しているゾという解釈のほうが好きです。

あと一応、吸血さんは夜魔口組系列の幹部という設定なので、まあそこのバランス取りは…、
もし気になった関係者の方いれば各位ご調整のほどお願いします。


■『 Wedding MAD Road 』

副題:『黒星』嫁入物語
WEDは執着させる、従わせるというニュアンスもあるので
題名に嫁入り道具をもって新宿にやってきた少女のMADな「Weddingroad」物語という意味と
「血塗られた道」を強いられている男の物語という二つの側面持たせてみました。

内容へのコメントは割愛。

ただ地味に豚野郎ぶち殺しているシーンがあるのでそこを見直した後、
アルティエSSに飛ぶとまた新たな趣が発見されるかもしれません

無・問・題(ラスボス立ちをする小姑に果敢に挑む黒星のカットイン)

18黒鬼:2019/12/28(土) 09:36:21
え、これ全部感想とか無理じゃない?完走まであと何メロス?あとハーフメロス以上あるじゃない?

それと、今更ながら自分がネタバレ感想するの苦手だったことに気づきましたので
深追いは諦め、地形ごとに個人的に見所だった部分を述べていきたいと思います。抱歉。


●中華街
似た者同士は惹かれ合う!? バディ同士対決。

注目点は両方とも明確な『相方』がいること。

今回のダンゲロスSS、作品テーマ上、全員が「殺人鬼」のため、
人的繋がりや情報提供、精神的な支え等が構築しにくい、または
最初から放棄する設定PCが多く予想されました。

これらのPCにアドを取るため、バディ役や組織だった後方支援を設定するという戦略が
選択肢としてあるわけですが、このチョイスが正面からぶつかり合った展開。

その点で「その1」は物凄くよくできていて、いきなり全員で食卓(!)を囲んで四者四相
そこから全員が四者四想。
全員が全員、別ベクトルの方向性=自身の信念や役割に従事して動き、事態を動かしています。

更にプロローグでは後方支援役と思われた人物が、実は…と対戦相手の取るだろうSS演出を
にらみつつ、半歩捻って差別化を図ったラスト、好みは分かれるでしょうが好判断だったと思います。



●立体駐車場
異種「組み立て」能力戦。
作風で空気が違うというのはありますが、匂いまで違って見える良&両作品でした。

注目点は両者が選択した指定先をどう捉え、どう、思考し志向し試行したかでしょうか
「立体駐車場」、一人は戦いの『主戦場』と捉え、一匹は『物語の通過点』として捉え
各々の世界を構築。楽しい。
ツミ重ね、組み立てる人の作品は楽しい

ヤットくんの能力、地味に探知能力備えているのイイ感じですね。
あと題名で「夢」でなく「愛の夢」としたのは榎波の自分語り属性の反映なのでしょうかね。

19黒鬼:2019/12/29(日) 07:31:12
●東京タワー
令和元年入れ替わり戦。
「はぁ、誰が『年号!?年号が!?変わっているゥゥゥ!』という台詞で皐月のハレを飾った
今年の覇権アニメに登場した踏台鬼のような造形の殺人鬼だって!?」


今回、掲示板で誘導して意中の相手を見事に射止めた針鼠さんのほうが注目されがちですが、
この戦略が成立したのは口口さんのプロローグがどちゃくそ出来がよかったという
前提があるので、両者の共同作業であるというのは押さえておいたほうがいい側面かと思います。

『俺を踏み台にした』と叫べるのは踏んだほうと踏まれたほうの力量バランスがとれて出る台詞で

『殺人鬼にアドを取るためにバディ役や組織だった後方支援を設定する』存在を見越して、
初手で敗退、リベンジ動機で始まる物語を作ったのは□□さんのほうなのですね。

そして東京タワーに誘いこんだ鉄鼠さん側、ベストチョイス。

一夜目、一番絵として映える対決となりました。


●姫代学園
姫代の在り方戦。

お互い(と自分)の在り方を各々、定義した上で物理でド突き合うという
森の賢者という名の禅問答ゴリラ。

本当にゴリラ。
こら、ひっちゃか学校の備品を投げない。

魔人能力はアイデンティティなのでそこにも言及。
「過去の取り扱い」や「してはいけないこと」などなど、なるほどという感じでした。

問題を感じたのは魔人能力「ノーフィアー」のほうで
良い解釈が取りづらく、悪(わる)い意味で取り扱いが非常に難しく
描写に苦労しそうな感じでした。
ある意味、今回2番目に戦いたくない相手だったかもしれません


●廃工場
低評価デスり合戦。
似た者同士は惹かれ合うというが、ほかのキャラにはない共通点を持った異色対決

この二人、SSバトルにも拘わらず『キャラの好感度』がやたら低いのです。
無論、悪(い)い意味でなく悪(わる)い意味で

片や、切れやすく横着な老人像で、普通に好感度が低いという。
出だしで、飲酒運転させてから〜、別シーンで事故をひっぱてきて、読み手に
池袋の上級国民のイメージを下敷きとして与えてます。もうコレ完全にわざとです。

片や、空気の人は
口だけ出して自分の手は全く動かさない。常に不平不満を抱え、自己ルールに
関しては非常にうるさいという、ルサンチマンインフルエンサー。
大変、悪い空気を生み出してます。こっちはやや天然交じり君。

そこから、相手を持ち上げるか、こき下ろすかの差はありますが、前提として
いかに相手の股下をくぐっていくかという風に見え、
両者とも読者の虚をつくような独自の作風となっている、なんともキラキラだなぁと思いました。

20黒房 清十郎:2019/12/29(日) 19:24:30
立体駐車場感想。
互いのキャラ描写と戦闘描写がとても良い、初戦にして名試合ではないでしょうか?

〇その1
立体駐車場の長い方。とにかくヤットが可愛く、ママは健気で、おっさんがゲス。
特にヤットがママの姿を見かける所なんか、不覚にもうるっと来てしまいました。それだけに榎波へのヘイトも凄いですね。
猫使いの存在を疑ったり、敏捷性を活かしたり、猫の習性を逆手に取ったりと、猫相手の戦闘であるという点を思うさま表現して
くれているのもいいですねぇ。
ストーリーも、警察の介入が予想され、ヤットはおろかママもどうなるか分からない。勝ち抜けた先の第2夜を期待します。

〇魔性の猫はキルボックスの中で愛の夢を見るか?
立体駐車場の短い方。序盤のけったいな殺人鬼ネーム群に、私の中二心はきゅんきゅんです。
その1のずばりそのままを突いたキャラ造形と異なり、魔性のヤットと疲れ気味の榎波は新鮮な印象でした。カモフラージュに時間を取られる
榎波が現代社会人的で、親近感わいちゃった人も多いのではないでしょうか。
戦闘描写も短め。しかもあくまで銃を使う硬派な展開。最後の哀愁漂う結末は大変好みです。

・総評
戦闘描写は長短の違いがあり、好みで評価が割れそうです。
ヤット側は自身のストーリーで、榎波側はキャラ造形で取りに来た感じ?どちらを見たいかと言われれば…
う〜ん、難しいなぁ。ヤット側を追いたい反面、榎波もまだ何か隠してるんじゃないかという期待があるぞ。

21黒鬼:2020/01/01(水) 07:07:03
新年あけましておめでとうございます。
感想済の前半部分、投票終了しました、そして魔窟極まる後半戦感想。


●墓地
「非理想」のどこかしんみりした感じが墓地にあっているよね感からの

「近未来」の出だしから滲み出るエエェェェェェェェェ感  

そしてラスト――――映画「LALALAND」のラスト3分に。怒涛の映像ラッシュがあるんですが
ソレを思わず彷彿とさせるような

   圧巻のオラオラスタンド走馬燈ラッシュ  見事でした。見事でしたがオーマイブッタ。


●池袋
池袋・サイコ〼ジカル編
JOJOでいうと3部近接パワー型VS7部以降の遠隔タイプという全く真っ向でない真向対決

引き算。
頭数を減らすは常道。
足し算
頭数を増やすは邪道。増やして減らして以下ご破算。

年末年始に「すごろくゲーム」や「ポチ袋(墜トシ魂)」を用意するのは両者なかなか粋な計らいですが、
とばっちりをくらった池袋は本当に可哀そう。
両者とも最適解に近い解を出した戦いだと思うのであとは票を得るための「ロジック」が読者側にどれだけ効いてくるかが分かれ道になりそうです。


●路地裏
必然という名の半強制によって「アルティエ三天王の頂点を決める戦い」の土俵に上げられる対戦者たち

――からの、その3の展開が卑怯すぎる。
笑いすぎて、頭の中で考えていたこと纏めてふっとんでしまったので本当にもう止めてほしい。

いや、もう組に勧誘したいレベル(いいぞもっとやれの意)。

22黒鬼:2020/01/01(水) 07:36:27
ラスト。ここ脳の消費カロリーが凄まじく
休日じゃなければ無理でした、甲乙つけがたいものが多く点数付ける作業を考えると泣きたくなる


●ショッピングモール
”ショッピングモールで三つ巴なんて面白いって読む前から分かってるんだからね、もう鉄板のお約束だよ”戦


一言。

最後のキメ台詞を飾るために

狙ってSSの順番最後に来るよう調整しました?



●渋谷
奇跡の五巴戦
5点でなく50点満点にしてほしいゾーン。500点でも可


「殺人鬼がいっぱい」を読んだ後、よしほかの人に悪いけどこのひとを褒めちぎろうと思ったんですよ。

それで「見るものなし」
読んだら、グワーですよ。グワーですよ。この作者シリカルキラーかよ。
とヘロヘロになったところに
『キラキラガールズ』が、キラキラヒカル夜空の狂気かましてトドメサシにキテるんですよ。一体どうすればいいんですかこんなん。


>煽りガール
話が冒頭に元に戻る展開大好き。
時計回りに話が進行する中、ガールズトークだけ反時計回りにちゃっかり省エネで動いてるような動き、大好き


>見るものなし
ゴアい。ゴアい。ゴアいワ。


>キラキラ
はっぴーばーすでぃ〜しおりちゃん〜♪
ふっと全ての生命の火を吹き消し、殺人鬼(ウラハラシザーズ)爆誕(バース)☆


>蟲毒&SSSS
きちんと完成&投稿されていたら、総熱量で読者が死んでいたレベルだと思います。残念無念

23オタク:2020/01/02(木) 16:22:09
ショッピングモール感想
戦闘描写ヨシッ!

その1
警備以外に常時劣勢だった空がいい味出してる
やる気だしたときにもうすべて終わっててどうしようもなく死ぬしかないのいいよね……
猫をユリちゃんと呼んでるのもいい。脆弱系狂人なのかな?
ペイン飴の変異体が使われたのはその1だけかな?
気取っている波佐見の所作も上手いなー

その2
空目線でのみかかれて字数が抑え目なのがヨシッ!
戦闘も空が上を取って勝ち上がるスタイルで、共倒れとか漁夫の利でなく、ちゃんと二人に土つけたのも好感度高い
死者に鞭打つスタイルなら最後の飴は「まっず」で吐き出すかな?

その3
舌先三寸に傍点がふってあることで、相手のネタを拾い上げていこうという意思を感じた
ユリや小指で披露しているような推理は、「相手から出汁をとれるだけとって捨てる最高の戦略」のひとつではある

その1,2は手じゃんけんだけだったから、ここで足じゃんけんを切ってくるのは択勝ち
(ネタ潰しになるから言えないけれどスピバポタキであのじゃんけんしてぇ〜〜)

24ジャック・ザ・リッパ―:2020/01/06(月) 00:28:46
勝ち残りましたので喜びの声と感謝の言葉をば。
投票してくださった読者の皆様、並びに素敵な対戦者の方、ありがとうございます。
感想もすべて目を通させていただきました。本当に、本当にありがとうございます……!

ひとつだけ言い訳をさせてもらいますと、オチに関しては自分でも「これは流石にダメじゃない?」と思ってはいたものの
マジカニさんの能力なら自キャラを最高のかたちで死なせられる!という考えを重視した結果ああいう形になりました。
さすがに禁じ手だったと自分でも反省しているので、次回はその反省を活かしつつさらに良いSSが書けるよう精進したいと思います!

25ジャック・ザ・リッパ―:2020/01/06(月) 00:41:14
えっ四つ巴!!?(今気づいた)
締切が一週間でよつどもえ……が、がんばります!!!!

26黒房 清十郎:2020/01/06(月) 06:09:51
>>25
頑張って!チート1人とキャラ性能高いの2人いるけど、超がんばって!

27黒房 清十郎:2020/01/13(月) 14:22:04
第2夜の感想。

【山】
共に舞台が山荘、プロローグ以前の関係性がある事、乱入者の存在など、共通点が多いのが面白い。
〇Golden slumber
文字数の半分以上を使い行われたタイムリープが、波佐見の能力表現のみならず、過去を「繰り返す」女と「思い返す」女の
表現であるのが面白い。繰り返す時間軸の雰囲気が挿入される過去描写を違和感なく溶け込ませており、文章力が高いなぁと
思いました。

〇穏やかで、優しい父だった
対面とほぼ真逆の割合で、戦闘描写に多くの文字数を割いた方。ただ、相手が針鼠という「精神的に不安定であろうキャラの、
不安定な心の部分」をしっかりドラマに組み込んでいるので、こちらのドラマ性はやや淡泊な印象があります。
戦闘のわちゃついた雰囲気は好み。ただ、波佐見vs針鼠自体の戦闘シーンが少ないのは賛否あるかも?

【秋葉原or姫代学園】
〇イかすキ
純粋な戦闘と、皮肉めいたオチが良いですね。殺る王の老害描写が完璧で、技も本家の逆輸入が有り得そうな出来栄え。
殺る気避けって何だよ!

〇秋葉原or姫代学園その1
……だが、流石に本家。殺る王を完全に使いこなしています。老害、戦闘狂、だけでない謎の清々しさ。殺人鬼殺しでもなく、
悲劇めいた過去だとか一切ないのに、この爽快感。この好印象。こ、これが僕らの殺る王だ!
投票時のコメントに長々と書いたのですが、殺人犯のおっかけファンっているじゃないですか?あれも同じ心理なのかなぁ〜。糞が!

【新宿or図書館】
〇廓然大悟ー新宿誰何パスティシュー
そ、そっち側のSSかよおおおおおおおおっ!?と後半で驚愕したSS。完全に本人だと騙された。10かつ00とか、箱人間の
新宿大行進とか、あの「」さんも〼虚迷言さんも、全部がパスティシュですか?って、裏で繋がってんじゃないのレベル。
一丸可君にとどめが刺されるまで、「次の勝負は覚醒した一丸可君でいくのか〜」と思っていました。

そして、筆致のトレースだけではなく、その内容も面白い。個々の戦闘シーンは少なく、重要な場面は一丸可君に占められて
いたので、正直言うと黒星SSとして読むと主役の影は薄かった。しかし箱人間の軍勢が同盟と市街戦を不気味に彩り、また
毒物めいた淫魔人さえも題名に繋げる要素に変える手腕はお見事。
第1夜までは能力バトルに全振りのキャラと思っていたけど、作者がどっちも行ける人だったのね…勝って欲しいなぁ〜。次が読みたいなぁ〜。

〇女の子は誰でも
で、謎も謎解きも興味ねぇ!という一貫したエロ・スタイル。3者共通で処女認定された黒星ちゃんを、唯一最後まで犯したのはここだけ。
ある意味、『謎掛』に近いキャラですよね。「それは『18禁』ですよ、ご主人様、一丸可詰丸様。」全ては18禁に放り込まれる。

不満は1つ、どうして「」さんと〼虚迷言さんにはスケベしなかったのか。あんたピカチュウごっこしてる場合じゃないんじゃねーの!?
正直、相手の能力などエロスで封じるそんな淫魔人の誇り嘘です女4人のくんずほぐれずを魅せられてムラムラする一丸可くんが見たいんです。
お願い書いて下さい。

〇無体のみぞ知るーnobody knowsー
こちらも問題…第1夜でA級殺人鬼相手に、花丸満点の能力バトルを描き切った人が、何が本当か分からん白昼夢みたいなSSを書いてきた。
謎は全て謎のままに、というキャラの妄言を地で行くスタイル。えーと、実は〼虚迷言さんはフィジカルモンスターで、黒星の後輩で、
一丸可くんは「」さんに見えていたけど他の人には迷言さんに見ていて、でもそのどっちでもなくて、あー?分からん!

28黒房 清十郎:2020/01/13(月) 17:11:13
第2夜の感想続き。

【遊園地】
霧殺し、不死身殺し、初見殺しと3拍子揃った激戦区。殺し方や対処法がそれぞれ微妙に違うのが味わい深い。
特に深紅眼は悩ませたのでは?A級殺人鬼に匹敵し得るチートだぞう。

〇遊園地その1
あ ん た だ よ な 。
もう途中から「あ、これ『元祖』だ。」と分かるSS。戦闘も実質、女装と魔法少女で3人仕留めた様なもんだ。どういう事だ。
頭悩ませたって上で書いたけど、これだけ例外な気がする!
これ、芦屋だけが不気味な雰囲気を醸していて、半分ギャグの本編と比べて奇妙である。彼に何かあるのかな〜?

〇遊園地その2
あ ん た だ よ な 2 。
深紅眼の殺し方は一番スマート。ただ、殺す際のママの台詞が作者に言わされてる感すごくて、そこだけ残念。
「悩めるヤットと健気なママ」という好感度が一転、2人共に怪物化したので、ここからどう転ぶのかがまた分からなくなってしまった。
この落差をどう利用するのか、第3夜で作者の技量が試されますね。

〇Beyond Death
独善的な悪がヒーローになる、ってオリジンになっていて良いですね。正統派。最初の好感度が最低値に等しいので、ここからどう
過去の自分とけりを付けるのか(あるいは付けないのか)がとても気になります。
第1夜の『元祖』同様、芦屋が他プレイヤーにとどめ刺してるのは評価分かれそう。芦屋の殺し方は満点なんだけどな〜。

〇すべての悲しい夜のために
西条家の狂った事情、良いですねぇ。最後の芦屋も、いいですねぇ〜。
第1夜では対戦相手4人の矜持を見せてくれましたが、第2夜ではほろ苦い結末が中心に。個人的には、こっちの方が好み。
”ラブ・ファントム”もまた、最後が気になるキャラなんですよね。

29しらなみ@黒鬼:2020/01/14(火) 22:54:53
感想。今回は地形一か所ごと読んで感想していきたいと思います。

●山
  『山』です。よりにもよって『山』を選んでます。この二人
この場所、もし料理バトル漫画なら、解説役たちによる寸劇が、確実に入る場所です。

=======================================

オーナ「…あのはねっ返りどもめ。よりによってトンデモない題材選びおって。
  (訝しむ周囲に)いいか、唯の『山』じゃない。『都内』で『冬』の山だ。
    そこにまずもって偶発性はない。」

料理長「なるほど。つまりギミックに加え”待ち受ける側”と”待ち受けられる側”の構図が
   どこかで必ず発生する、と。その”解釈”とさばき方が勝負の決め手となるというのですね。」

オーナ「少なくとも一つの要素にはなるだろう。そしてそれを一週間という短い期間でどこまで仕上げられるか」

料理長「たしかにこれは見物ですね。」

オーナ「ちなみに料理長、お前ならこの題材どう料理する?」

料理長「そうですね。私なら―――
             舞台を―【喫茶『マウ●テン』】にしますね。」

========================================

いや、都内に『マウンテン』ないだろ。では、その点、注目しながら読んでいきたいと思います。


●”Golden slumber” 
待ち受ける側の立場。

「冬の山」の描写は最小限。隔離された空間で繰り返される、
行き止まりワープ行き止まりワープ。シュート!シュート!シュート(落とし穴)

往年の悪名高き名作RPG「Wizardry4」をイメージさせる

「一方通行な通路」「過去の亡霊」

徹頭徹尾、嵌め殺すために用意した舞台装置としての「山」(トラップ)。

決め手のソースは前回に引き続き『因果・相関の混同』。

拍手。素晴らしい着想だと思います。あと選曲がいい。とてもいい。


●「穏やかで、優しい父だった」

待ち受けられる側とそうでない立場とその他。

『冬』の山の描写あり。
向かう山の「小屋」を開かれた空間として捉え、展開される情報戦に
長けた人物らしい策と蠢動。

  鮮やかなタップ。
貴方は山に? ええ皆と踊りに来たのですよ。タップ、タップ、ターン。
艶やかな舞台装置としての「山」

そして同じくこちらも「過去の亡霊」を視る。
やはり、山には魔物が住んでいる。

期せずして――――――――人はそれを見て、死ぬ。すごく悪(よ)い終わりでした。

30しらなみ@黒鬼:2020/01/17(金) 04:18:42
●秋葉原or姫代学園

このゾーンは山とは一転、互いの行動選択の意図とは反した「対局」となってますね。

「姫代学園」を選択した「殺る王」の目当ては、当然バリバリ戦闘系のゴリ―
もとい少女たちだったと思われますし、
対する「秋葉原」を選択した「強欲の寄り樹」の目当ては、秋葉原の選択を
表明していた「黒鬼」。又はその標的の「謎掛」を含めた『三つ巴』の状況の
どちらかだったと思われます。

だが賽の目は、ヤドリキであっても、殺る気ゼロベースの少女と、
殺る気はあふれても、ロマンスの薫りは全くしない暴走老人を引き合わせる結果に

全くの更地状態どころかマイナスベクトルからの出発。そこからそれを1週間で立て直し
実際にかかる負荷は他の選択地に劣るものではないはずです
ここの部分。どう修正を加えるかあるいは己のスタイルを貫くのか、その点注目していき見ていきたいと思います。


>イかすキ
スタイル貫きました。
拒絶からの殺意と、そこから転じての結末。善意の結露が彼女の血路。

第2夜目にしてというよりも1夜目を経ることによって
そのキャラコンセプトが『より明確』になった回だったとも思います。

殺る王の攻撃レパートリーを上手くいなしつつ、カットカットカットの末…
―『泥試合』を仕掛ける―
彼女のスタイルに在った戦い方です。根っこの部分が、植物だけに。

うん全然、読めていませんでした。これは確かに『なるほど』という感じ。
確かに黒鬼との戦いがどうなるか脳内再生してみると…噛み合うというか
見事に絡み合う…さまになりますね。

個人的には、生命(他、人間や植物でもなんでもいいのですが)の「メタファー」とか
文脈に組み込んでみるとより映える存在になるのかなーと思いました(個人の感想です)。


>その1
スタイル貫きました。
殺る気を出させて殺す。このコンセプトのまま『殺る気』を出させて殺してます。

ただし1夜目と同様にきちんと対戦相手の心情を読み解き、読者に提示しています。

誤魔化して奇手に走るようなことせず、自己の解釈をコツコツと積み重ねる姿勢は
非常に好感をもてるところです。
その上で割と優しいとこみせるのはこの書き手さんの特徴でしょうか。
「家族はまあ速攻で〇〇するよねー、いやー解釈一致しちゃったかー」と思ったら全然そんなことなかった。

もっともその点に関して「殺る王」さんに関しても同様で
本人に自覚のないところは宿り木さんとどっこどっこいですぜとツッコミの入る小憎いキャラでもあります。

あとこの人、どっちのSSもなんですが技がどんどん格闘キャラのコマンド入力ぽくなってませんか?

31しらなみ@黒鬼:2020/01/18(土) 06:48:56
●新宿or図書館
ここは「黒星の新宿」、「愛人形の図書館」はほぼ確定でいいとして
「謎掛」さんの選択肢が実に『謎』。
無選択でないなら「新宿を選択した」という手を打ってきたと考えるのが妥当ですが―果たして?

あと言っておいたほうがいいような気がするので言及しますが
黒鬼PLが想定していた黒鬼の『親』のパターンは大きく分けて3種類あります。

タイプA;”参加者の一人”である黒鬼自身の内部に”潜り込んでいる”パターン(能力「無精者の収納棚」使用)
タイプB:他の殺人鬼や関係者に憑依しているパターン
タイプC:参加している殺人鬼本人が『親』のパターン(黒鬼はほぼここ1択)

理由は『解釈違い』を起こすためですかね。架神さんと似た感じで、ほかの人がどういう選択を
するのか見てみたかったというのがあります。これなら単純に割っても被る可能性は「参加者分の1」です。

なので、誰がどのような選択をしてもそれはそれで『アリ』だと思います。
キャラ説に書いた通りに何でも歓迎です、黒鬼は割と何でも受け入れる変わり者(strange shelf)なので


>廓然大悟―新宿誰何パスティシュ—

「謎掛」さん関係のSSを書いていて困ったことがありまして、語り部役のご主人様の名前がですね。
こう全く頭に入ってこないのですよね
その悩みにイの一番、最初に解説をして答えてくれてたのは「このSS」で非常に助かりました。
ああ、こういう覚え方で、こういう意味で『脳が処理すれば』いいのかと。真っ先に『教えて』くれました。

後は怒涛のくり返しです。つまりは
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
散らかっていたものを片端からを収納しはじめたということ。

能力に準えれば黒星の”本領発揮”というところでしょうか?
一つ一つのことを理解し、自分なりの解釈で、つなげ、説明する。基本中の基本。

ただ、これが人間なかなかできない。
料理は面倒なもの、調理は手間暇かかるもの。故にこその累計『2万字』超え。

基本にして必中。選びうる『最適解』の一つだと思います。


>女の子は誰でも

舞台に図書館を選択。政略謀略なんのその我が道を突っ走ります。

こういう情緒的で自分を曲げない人、正直、割と好きなのですが、
前回の対戦相手があまりにアレだったため、
いつ、スピリチュアル・バブバブ・オタクのトレースが始まるかと
内心びくびく警戒していて1回目は、全く気が気でなかったのでした。
全て
あのオタク野郎が悪い。

ヤル気はあっても殺る気がないように見え、殺し方が凄く
きっちりしているのが、とても好印象。
あと好きな人いるか確認して謝るところは、羊子らしい所業ですね。

冒頭の出だしが、悟りの影響が随所に残っている(気がする)のもポイント高いですね。


>無体のみぞ知る—nobody knows—

『迷宮入り』新宿店オープン☆おめでとうございます。ご注文は殺人鬼ですか?
散らかす側の論理、開幕。

状況的には襲撃の予告を受け、逆に相手の拠点(新宿)の壊滅を図るという
アグレッシブな選択を取ったように見えたのですが、どうなのでしょうか。

無体さま一人歩き。
うーん、何か怒っている?『一夜目』の楽しそうな嬉々とした印象とは
また違った感情の揺れを感じておおうと思いました。これで哀・楽と続いたら完敗ですが

大陸系はエグイのが多いので、某所の描写は個人的にはあーという感じなのですが
一般的に受け入れられにくいのがつらいところ。とまれ色々と引き出しがあるなーと感心しました。

私は脳と身体の体力がないので休み休み、読ませて頂きましたが
工程やルビ振りだけでも大変な作業かと思います。
もしこれ。おひとりの作業でやられているのだとしたら本当に敬服いたします。

32しらなみ@黒鬼:2020/01/18(土) 20:20:41
【遊園地】
そして、ついにここ
一週間で四つ巴という地獄のとしまえん。開園です。

●遊園地その1
これは…。
出来うる限り丁寧にという意識で書いているのはわかるのですが…。

創作の世界でよく言われる言葉に『嘘はひとつまで』というのがあります。
いいかえると「許容要領」ですね。
リアリティのない設定でも軸足がぶれないでいられるのは物語自体に復元力があるからで
前回の対戦相手の設定を組み込むという形とはいえ、ここまで『新しい嘘』を
重ねて、盛り込みすぎてしまうと流石に頭が追いついていけなくなるかなーと思いました。


●遊園地その2
―堕天使が抱く純蒼。ルシファーブルー―

冒頭で厨二ポエムを爆裂させる黒猫物語…あまりにも新機軸すぎる。

今回は”scene5”から”scene8”ということで全夜通して”一つの物語”。
一夜は物語の一編というスタンスですね。いいスタンスです。

そしてヤット。きちんと律動(リズム)をもってストーリーを制する。いい能力です
そして、ここで来ました”破滅のBeat!!”

物語も転機を迎え、怒涛の展開を向かえそうです。


●Beyond Death
お約束の! 正義敢行 !

からの、まさかの展開。今回、全員に共通しているのは「蘆屋道満はくせもの」と
いう意識ですが、その「記憶刷り込み」と自身の「過去書き換え」に
因果関係をもたせ自PCとの繋がりを持たせてきました。

これは相当に意外な展開。
この技術はいかにスピーディーにかつ違和感を気づかせることなくできるか、
もしくは開き直って外連味バリバリでいくかのどちらかなので、
その点と使いどころのタイミングをどう評価されるかがポイントになりそうです。


●すべての悲しい夜のために
脱帽。

完璧です。第2夜において押さえなければいけない点を完璧に押さえている。

対戦傾向を分析した結果なのか
元々の資質なのか、ともかく見事なオールラウンダーぶりでした。


個人的には2夜目ぶっちぎりの出来です。

幽霊ゆえには出向く足がないのが悲しいレベル。
たらればは、いってはいけないことですけど【第3夜】でお会いすること
敵わないこと本当に残念に思います。

33黒房 清十郎:2020/02/02(日) 11:33:10
キラキラダンゲロス最終夜!
いや〜、ハイレベルな決勝でした。誰に投票すればいいのか分からない。
各キャラの結末は概ね予想通りなんだけど、そこに至るまでの過程でもうね、泣きたくなるね。
全てを失いたった1つを得た針鼠、愚直に目的を達成した宿り木、悲願を果たして尚満たされないラブファン、人間らしさを得た黒星。
実は、プロローグの段階で好感度高いキャラってこの中には全く居ないんだけど、今はラブファン以外愛おしい。ラブファンは罪。

〇幸せな朝食、退屈な夕食
 映像面で、一番インパクトがあったSS。緑の巨人の登場シーンと2大巨人の戦闘シーン、緑の巨人が絡みついた後もいい。
 同時に各キャラも上手く動いていて、4編中一番じゃないかな?前半ののんびりしたシーンは正直ちょっと違和感あったけれど、
 腹の内ではもの凄い考えていたのが良かったです。
 エンディングもほっこり×2連続。徹頭徹尾、相手設定をどこまでも巻き込んだ戦い方は本当にすごいと思います。

〇このちにうえた花たちよ
 予想通りのエンディングが、一番印象的なSS。大会プロローグと繋がる事で、今キャンペーン自体の締めくくりがなされた気になる。
 今回、各キャラは様々な物を喪失し、無為に終わる結末ばかりなんだけれど、その中でも飛び切りの無常感がある。この雰囲気がいいですねぇ。
 後、ありがとう…!リッパーズを出してくれてありがとう…!そうか、君たちはあの夜で死んでなかったから…!まぁ死ぬけどさ。

〇こんなにも青い夜の下で
 ラブ・ファントムを一番上手く書けるのは私だ!と言っている作者が後ろに見える。その通りです!
 集団戦と情報戦、演技力、そして結末に至るまで、ラブファンの魅力が詰まったとても嫌な感じのSSでした。褒めてますよ?
 ドウマン君の描写がちょっと分かりにくかったかなぁ。でも、あのエンドは成る程!と唸りました。上2つでは散々だったので、
 その対比もあって余計に。これは3話目に来て正解でしたね。
 
〇キラキラヒカル
 集団戦と情報戦を書かせたら俺が一番だ!と言っている作者が後ろに見える。その通りです!
 警察を味方につけた強みをきっちり描いていてワクワクしました。『謎掛』の時もそうだったけれど、この作者さんこういった描写が
 本当に面白いなぁ!戦闘シーンが映像となって脳裏に浮かぶもの。
 他人のシーンを取り込んだり、言葉遊びめいた要素も秀逸。まさかラブファンの死に様が本家と被るとはな!

さぁ〜て、誰にどう点数を付けようかしら…贅沢な悩みだなぁ〜。


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