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DNG47_02 関東陣営応援スレ

15エゴ:2018/06/02(土) 12:18:55
拙い文章ですが、DNG47_02応援SSを書かせていただきました。



【応援SS 決戦前夜】





来るべく第二次東西統一戦。
その決戦の舞台となる富士の樹海近辺には、東西から集まった魔人達が続々と集結していた。

己が県の誇りの為に戦う者。
舎弟としての誇りを胸に参戦した者。
倒すべき相手と戦う為に来た者。
作り上げた作品のデータの収集の為に戦わせる者達。
唯一にして絶対の祭りの素晴らしさを知らしめる為にやって来た者。
己と言う場所を守る為に戦う事を決めた存在。
何故か紛れ込んで草食ってる牛。
その心境は、皆違うと言って良い。
しかし、それぞれが強い思惑や信念を抱き、ここに来たことは間違いないだろう。※約一匹は除く

そんな東西統一戦、何も血で血を洗うだけの戦いではない。
古今東西、国の行く末を決める戦いが、単純な殺し合いだった事がない様に、決戦当日に向けて東西各国は、己が国の威信を掛けた前準備に努めていた。

『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』と言う言葉が示すように、情報は力であり、それの優劣を決める情報戦はこの戦いの優劣を決めると言っても過言ではない。
その戦いに勝利するべく、東側は先の戦いから今日にかけての4年の月日と莫大な予算を掛け作り上げた、東京全土と植民地である埼玉栃木にかけて乱立された百を超えるスカイツリーによる『広域情報戦術線スカイツリーライン』によって、自らの戦力は隠匿しつつ相手の戦力を解明する事に成功。
情報戦は東側に軍配が上がった。

だが、関西側は情報戦を捨てたとばかりに、戦いの優劣を左右する優劣の1つ、『士気』を高める為、大量の物資を送る事の出来る補給線の確保に全力を投じていた。
将軍のお膝元であり天下の台所でもある商人の街大阪を中心に、老舗店舗の京都、港街として名を馳せた神戸、世界一の科学技術でお馴染みメガロポリス岡山、世界最大の対外国貿易都市として生まれ変わったネオ出島等から日夜送られる応援物資が、西側の士気を最高の物に高めていた。

情報と士気、お互いに油断できない状態となれば、最も影響力のある『戦略』を両陣営心血を注ぎ練り上げていた。
かつて先人が『戦いとは始まる前に決まっている』と言う言葉を残した通り、優れた戦略は戦いの優劣を決める最も重要な要素であり、それを悟られる事は自らの首を絞める事に他ならない。
故にこの戦略会議は敵国のスパイすら立ち入れぬよう、両陣営共に最も難攻不落と呼ばれ、一度入った者は2度と出られぬと語り継がれる場所『不夜城シンジュクエキ』と『ウメダアンダーグラウンド』と呼ばれる場所で練り上げられていた。

その場所が選ばれたのは、偶然だったかも知れない。
シンジュクエキは天を、ウメダアンダーグラウンドは地を目指し、今もなおその姿を変えている。
まるでそれは、大きな戦いを決める3つの要素『天の理』と『地の理』を示している様であった。
だが、これが偶然ではないのだとしたら、残る『人の理』こそがこの戦いを決める最後のピースと言うことだろう。

有利な情報も、豊富な物資も、非の打ち所のない戦略も、全て人が使うものである。
その『人』に恵まれた者がどちらなのか、それはまだ分からない。
だが、それが判明する時は近い。
それぞれ、産まれた生い立ちも、歩んできた人生も、信じるものも違う魔人達。
それが何の因果か、こうして決戦の地『富士樹海』に集結した。

決戦の地を見つめ、魔人達は何を思うのか?
戦いの果てに何が残るのか?
生きて故郷に帰る事が出来るのは果たして何人なのか?

最後の夜が明けた時、全ての答えが出る。

第二次東西統一戦『ダンゲロス』、その幕が今開かれる。


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