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【s01-8】アサーラックに花束を[DM:らぱんどら]

156 らぱんどら :2020/03/31(火) 17:36:18
<つづき>
C.Y.609,準備月[Readying] day5 水の日[Waterday]
吟遊詩人は困惑していた。
どうして自分はここにいるのかと。
先刻までは名誉宮廷楽師としてサンディの王宮にいたはずなのに………
 謎の2人組に乱入され、
護衛の騎士は魔術師に………魔術師とは思えぬ動きの杖の連打で昏倒し、
護衛の魔術師・僧侶は、騎士に無手で打ち負かされ、
彼がお目当てであったのか、
無理やり拉致され、いまここにいるのである。
 彼とて高位の術者であり経験を積んでいる。
おそらくフラネスでもかなり良いレベルだという自負がある。
それをも上回るということは、
「エピック………」
考えうることは一つである。
 混乱がおさまり、冷静さをとりもどし、あらためて観察すると
色々見えてきた。
 騎士は黒い魔剣に緑の盾、盾の紋章は金地に緑の竜に宝冠。
該当する人物は一人しかいない。
そして魔術師は青いローブに、魔術師3点セット、
紋章は紅縁の金地に曲刀。
 詩人のしるかぎり該当する騎士と魔術師は一人(二人)しかいない。
「目が覚めたか、ではいくぞ」
騎士が言い放ち、立ち上がる。
「どこへ?」
「最高の迷宮へ」
「なぜ?」
「そこに迷宮があるからだ」
とは魔術師。
「違うね、おれがいるからだ」
とは戦士。
わけが今一つわからない。
「なぜ私が?」
「お前がリッケンバッカーを持つからだ」
「リッケンバッカーの担い手に悪い奴はいない」
わけはあいかわらずわからないがわかるしかないようだ。
「最高の迷宮とは?」
2人が目配せをする。
「分からんのか?」
「次のダンジョンだ!」

C.Y.610,成長祭[Growfest] day7 解の日[Freeday]
 サンディ南部、ヴァスト湿原境界、骸骨都市。
その中央高台に“恐怖の墓所”はある。
 その頂には小さな墓が3つある。
今そこには白い薔薇が添えられている。

“In the space between beginning and end,
 We made a promise I won’t forget

 I’ll give you a bouquet
 Sweetheart, Lovely,
 No matter what words I line up,
 They won’t be the truth, so
 I’ll give you a tear-colored bouquet today”
(始まりと終わりの狭間で忘れぬ約束した
 花束を君に贈ろう愛しい人 愛しい人
 どんな言葉並べても真実にはならないから
 今日は贈ろう  涙色の花束を君に)

曲が詩人の手によって演奏される。
演奏の終わりと同時に、参列者の一人が持つ
頭蓋骨の宝石の光が消えていく。

「逝ったか、遥かなる彼方に」
「哀れむな。後悔はしていない、か」
「ぼくわこれから行くところで友だちをいっぱいつくるつもりです、か」
「友だちか、我々には遠い言葉だな」
「違うんですか?」
「違うね」
「我々は友だちはない」
「仲間だ」

ついしん
どーかついでがあったらうらにわのアルジャーノンのおはかに
花束をそなえてやてください。
<おしまい>

これで本シナリオは終了です。
ありがとうございました。


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