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【2023】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所

235総評2:2024/06/04(火) 01:31:46 ID:???0
締切間際、貪欲に記録更新を狙うアトリエさくらが食後の下剤を務めた。
『妻・倉崎桜菜の浮気調査 〜寝取られ妻の淫らな下半身事情〜』では、マンネリが囁かれ始めたのを察してか、新たな暴挙に打って出る。
過去のエントリー作で見た爬虫類顔を想起させるばかりか、ママⅡ風味すら薫る絵を採用。
最終防衛ラインの「絵はそれなり」も崩壊させ、「もうBGMで抜くしかない」と選評者を絶望させた。

最後に、ヒロインが主人公への恋慕の情や罪悪感を有さぬただのビッチでしかない『略奪された婚約者(フィアンセ)〜恋人・真澄(ますみ)と弟の秘密』をもって、新記録となる同年9本のエントリーを達成したのである。

かような記録を生んだ一因として、プレイヤーとメーカーの哀しいすれ違いが考えられる。
ある選評者は、NTRの本質を「アリストテレスが『詩学』において定義した悲劇」と述べた。
それは、不幸に陥る登場人物を鑑賞して哀れみや畏れを募らせ、その感情から悲劇の終わりとともに解き放たれる際の心の浄化を目指す様式を指す。
そしてその実現には、満たすべき重要な要素が複数ある。
十分な感情移入・倫理的な共感・登場人物の感情と行動の一貫性・無理のない展開・適度な予測不能性・有意義な結末である。
こうして並べてみると、アトリエさくら作品に欠けている要素のいかに多いことか。
ただ、月1本の販売ペースとロープライスゆえの制約を考慮するに、先の要素を網羅したNTR作品の制作は至難であろう。
「他人棒がヒロインに挿入されればNTR」と広く定義したNTR風作品の量産がアトリエさくらの生存戦略ならば、NTRの真髄を求める者たちとの溝は永劫埋まるまい。
本格NTRとNTR風の間には、蟹とカニカマ程度の齟齬がある。
蟹と偽ってカニカマを売るのは悪行なれど、カニカマとして提供されたものに対し本物の蟹になれと促すのは理不尽といえよう。
提供者は品質向上と正確な告知に努め、客は情報や価格を踏まえて過大な要求を慎み、双方から期待値のズレを解消していくことが望まれる。


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