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【2023】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所

232総評2:2024/06/04(火) 01:28:46 ID:???0
師走に入ると、一年を憂いなく終えんと冬の戦いが開幕。
縮地法を駆使して急速前進してきたのは、TinkerBellの『せをはやみ。』である。
独特なシステム設定の説明が不足しており、「アクメーター」や「むんむんほかほか効果」という、なんとなく予想はつくが不明瞭な項目を複数搭載して首を傾げられた。
一方、固有名詞にはルビを振る親切さも見て取れる。
しかし、テキストの1行目が枠の上端に表示されるため、ルビがはみ出して見づらい。
そうして凝視を促したところで、本作の真骨頂たるサプライズ顔面ドアップが炸裂する。
会話しているヒロインが、脈絡も予備動作もなく、専用に書き込まれた高解像度の顔面で視界を覆い尽くす技である。
しかも日常の茶飯事として連発してくるため、プレイ中は常に戦々恐々とさせられ、否応なくストレスが積み上がっていく。
いつ仕掛けてくるかわからないヒロインたちへの警戒心は、次第に嫌悪に変わり、瀬をはやみの和歌に詠まれた慕情とはかけ離れてゆくのであった。

続いてcalciteの『AI(愛)妻と娘への調教性活』が、流行りに浅く便乗した。
特色は、亡き妻の人格を投影したAIヒロインである。
しかし実体を持たないため、Hシーンはスマホに表示される痴態を見ながらのオ◯ニーでしかない。
スマホ内に主人公のアバターを生成して行為に及ぶパターンもあるが、本人はやはり見ているだけである。
そしてタイトルに反し、AI妻への調教要素はまったくない。
義娘ルートには、なぜか妻の部屋から出てきたSMグッズを「俺たちに遺してくれたのかも」と使う無理やりな展開が1シーンだけ存在するものの、「調教性活」を冠するにはあまりに弱い。
また、整然とした連続性に欠けた不条理な展開も散見される。
とりわけ、義娘に初めて手を出す場面で義娘が開口一番、
「……そういえば、手でしたことってあったっけ」
と話すのは理解に苦しむ。
「すでに幾度となく性的な行為に及んでいるが、手でしたことがあるかは記憶が定かでない」としか解釈できず、「手を出そうとした直後の暗転時に、さんざん手を出した後の未来へとワープした」説が提唱されたほどである。
安易な題材すら腐らせるのは毎度のこと。
たゆんだ努力で整合性のなさにも磨きをかけ、常連の貫禄を見せつけたのであった。


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