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【2020】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所

134総評5:2021/06/21(月) 00:17:58 ID:???0
廃都市を旅立ったハンターの前に、体中にブーメランを生やした痛々しいオ○ニストが現れた。
その正体こそ、謎の新ブランドJADEの意欲作『LOVE・デスティネーション』である。
開始するやいなや、多種多様な自己満ルビの乱用が目に余る。
「人生(ルート)」「本能(ゴースト)」「現実(そ)の」「草食系(そんなん)」「生き方(キャラ)」「生き方(スタイル)」「教育方針(スタイル)」「全選択(フルオプション)」「自動台車(トラック)」「図★(ずぼし)」等々、挙げていけばきりがない。
要所でのみ効果的に使われているわけでもなく、ルビと本文のどちらがわかりやすいかすら定まっていないため、頻繁に上から読むか下から読むかの判断を迫られる。
しかも、普通に読む漢字にも余すところなくルビが振られているせいで、その中に紛れた特異なルビだけを注視するのも難しい。
その上、ひらがなの指示語にはもれなく傍点が付けられ、引用符も使用過多であり、強調手段を満遍なく使いすぎて強調になっていない。
以上のように文章全体に眼球を躓かせる無用な装飾が跋扈しているため、文字を追うだけで視線の障害物競走を強制され、苛立ちと徒労感が募っていくのである。
筆致も回りくどく抽象的で、簡単なことを難しく書いて悦に入っているだけの悪文と評して差し支えない。
そして肝心の内容には、おまいう主人公本位な胸糞ご都合主義が蔓延っている。
要約すると、「底辺を自認するおっさん主人公が学生時代へとタイムリープし、お偉方を説教風に罵倒している間に、死の運命を回避したパパやママが暗躍してすべてを解決してくれる話」である。
主人公からして、「上級国民サマ」が常套句の卑屈で嫌味なクズ。
得意技は理想論リンチで、相手の事情や心情には寄り添わず、現実的な解決策も提示せず、何もしない自分のことは棚に上げた上で上から一方的にこき下ろす。
黒幕の横暴を耐え忍んでいる大人たちに、「お前は真の限界まで頑張らずに、やらない言い訳してるだけの甘ったれ」という主旨の罵声を浴びせる何様の化身であるが、作中では勇者のごとく持ち上げられる。
一方で黒幕も、完璧独善上級国民フェミ女特殊工作員にして未来の売国独裁総理大臣という偏った盛りすぎ設定に対し、驚異としての具体的な描写に乏しく、口先だけの小者にしか見えない。
そして、その黒幕を処理するのはライターのかんがえたさいきょうの両親たちで、裏で根回しするか武力介入するかして後腐れなく打倒してくれる。
特に痛々しいのは、黒幕に反抗しようと決めた矢先に街中で同時多発爆破テロが発生し、母親から「テロにテロで報復して黒幕一味を全滅させた」と電話がかかってくるオチ。
母親のてへぺろ口調とコント風の頓狂なBGMも相まって、神経をヤスリで逆撫でしてくる。
どのルートでもこの調子で勝手に片が付き、主人公は罵倒を終えたら結果報告を聞くだけである。
しかし主人公はなぜか「俺は……勝ったんだ……」とほざき、事の顛末を父子の武勇伝と自画自賛して、やったった感を心ゆくまで満喫する。
ここまでくると、バカ田大学出身者ですら「これでいいのか?」と零すのではなかろうか。
また、ヒロインたちには期待ごと予想を裏切る隠し設定やシナリオ展開が山盛りで、さながら地雷の見本市。
実は淫紋入りドM、男の娘と思わせて実はふたなり、実は膜だけ残して薬漬け陵辱調教済みの新品性奴隷など、大型属性地雷が居並ぶ。
地雷展開も多く、脅迫して調教、昏睡拉致逆レイプ、ふたなりがヒロインに挿入、ヒロインの一人は実質本番なし、ツンデレがデレる瞬間をカット等々よりどりみどりである。
こうしたやりたい放題を「お気楽コメディ」と定義する公式サイトは結果として嘘まみれになっており、製作者とプレイヤーとの感性の隔たりや、エロゲーのお約束に対する無知を感じさせる。
「型を身につけていない者が型破りを目論むと形無しになる」を地で行く浅薄さであった。


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