[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
【2019】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所
77
:
総評2
:2020/06/06(土) 00:27:25 ID:???0
季節は巡って秋。
修羅の国では増税の衝撃波が涼風程度の拍子抜けに終わり、今が好機と見たハンターたちは温存していた力を解放。
日本開催のラグビーワールドカップと時を同じくして、「ONE TEAM」の精神で反転攻勢に打って出た。
その結果、10月には新旧合わせて一挙6本もの選評が届く。
開幕戦では、新規ブランドSATOR所属の『モウソウスピーカー 〜Hな妄想が聴こえてくるよ〜』と相対した。
本作は、ヒロインのエロ妄想が主人公に筒抜けとなって生じる戸惑いや恥ずかしさを描いていない。
妄想が聴こえるのはプレイヤーだけで主人公には聴こえず、ストーリー展開には何の影響も及ぼさないのである。
そのくせ、やたらと日常会話に挟み込まれたり、主人公とプレイヤーの観点を分離させ感情移入を妨げたりと、しっかり邪魔にはなっている。
内容もおざなりに淫語を並べただけで、ヒロインたちはエロいというより下品。
輪をかけてひどいのが主人公で、Hシーンに入ると変態覚醒し、
『マ○コの匂いだけでメシを食えるぞっ!!』、
『れろっ、れろぉっ!うおお、なんて美味いお尻なんだ!こんなお尻、俺はいまだかつて味わったことがなーい!!』
といった勢いだけの肉穴食レポで芳醇なキモさを解き放つ。
この質でフルプライス、容量は1GB未満でコンプまで数時間である。
妄想を可聴化してみても、プレイヤーが望むものを現実化するには至らなかった。
次いで、「ネコとの心中超絶神回避ADV」を標榜しておいて、実態は「寄生生物殺人計画ADV」であった『ネコ神さまと、ななつぼし -妹の姉-』も調伏。
肩慣らしを終えたハンターたちは、いよいよ泳がせていた調査対象のうち2体と対峙した。
先に激突したのは、納期との戦いに敗れ魔物へと堕ちた年度末よりのシ者。
NanaWindの『白恋サクラ*グラム』である。
合計3回、半年に及ぶ延期を経て年度末に排出されたエリートコース。
本作は、その恐るべき経歴に違わぬ実力を備えている。
フルプライスのファンディスクでありながら、ボリュームはミドル以下。
しかも、本編に該当する『春音アリス*グラム』からHCGを流用する禁忌に手を染めている。
また、パッケージや予告動画で水着をことさら強調しておいて水着Hなし。
新ヒロインの個別シナリオ「永遠の白」は起承転結の起どころか土で終わり、事前公開済みのCGすら一部未収録でHシーンも絶無である。
挙句、発売日の翌日には、発売記念と称して「無料追加アペンド」の順次配布を告知。
そこには、前述した水着Hや新ヒロインの未収録CG及び追加シナリオが含まれていた。
どう考えても、最初から入っているべきコンテンツの後付けである。
しかも配布は1〜2ヶ月に1回のスローペースで少しずつ。
発売から7ヶ月を経た選評到着時点でも、「永遠の白」の追加はわずか2回。
いずれもバッドエンドになってループしただけで進展は少なく、「永遠の白紙」と皮肉られた。
こうなると、ほかのところまで疑わしく思えてくる。
本編『春音』が途中まで収録されているのは、容量の補填とCG枠水増しのため。
ファンディスクにもかかわらずルートロック式な上、ほぼコンプしなければ回想モードが開放されないのは、全容の露呈をできるだけ遅らせ、発売直後に売り抜ける時間を稼ぐため。
アペンドが期間限定なのは、未完成部分の後付けではないと装うため。
そう判断されても仕方がない。
パケ絵がピーク、バグを装わずに未完成を誤魔化そうとする豊富な手法、そのためにプレイヤーに不便を強いる胆力、発売後の長期に渡る継ぎ足し。
本体のみならず事前事後の動きまで含め、幾多の要素が噛み合い、完成度の高い未完成商法として結実している。
まさにネオシュレディンガーを号するにふさわしい、白恋ならぬ黒故意な手口であった。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板