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【セ】『怒りの日 -Dies irae』【アマデウス】
1
:
GM
:2016/06/06(月) 23:13:12
狩原市と呼ばれる都市が絶界に包まれる。
海と大地の境が消え、神話(かこ)と現在(いま)が融解する。
混沌這い寄る狩原市、鍵を握るは一人の少女。
これは、怪物と少女を巡る哀れで悲しく愛しい一つの恋話。
では一つ、皆様私の歌劇をご観覧あれ。
神話創世RPGアマデウス『怒りの日 -Dies irae』
――――これは、「神」と「君」が紡ぐ物語。
298
:
GM
:2016/09/27(火) 01:05:58
・・・残り9点!生きてる!アタイ生きてるわ!
「言葉すら交わさんと言うのかこの娘は・・・ッ!!」
次はヴィルヘルミナか!
299
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/27(火) 01:45:09
「道は開いた――――!」
ヴンケルの腹を蹴り、一直線にワイナミョイネン目掛け駆けて行く。
恐れはない。
躊躇いもない。
同情もなければ侮蔑もない。
ヴィルヘルミナの胸中にあるのは、ただひとつの原風景。
雪原を駆ける騎兵隊――――勇気と、愛と、友情と、自由!
彼女はいついかなる時もそれらを高らかに叫び、無垢なる魂で駆けて行く。
それが……それが、乙女騎兵の“デザイン”だ。
彼女は騎兵隊であって騎兵隊ではない。
当然だ。騎兵隊に銅像などいない。
ただ、ある芸術家が作り上げた、騎兵隊の銅像に過ぎない。
――――即ちそれは、夢だ。
芸術家が編み出した、民の夢だ。
勇気と、愛と、友情と、自由!
それらを胸に、雪原を駆ける可憐な乙女!
そのためだけに作られたヴィルヘルミナは、それ故にその行為に疑問を持たない。
勇気と、愛と、友情と、自由!
それこそが、それだけが、乙女騎兵ヴィルヘルミナの存在理由なのだから!
「行くぞ、ヴンケル!」
ヴィルヘルミナの持つサーベルが白熱する。
放つのは剣戟――――ではなく、ヴィルヘルミナの体内で眠る信仰のエネルギー!
スウェーデン騎兵隊は決して負けないという、絶対の確信!
300
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/27(火) 01:54:00
:::::::::!ヽ ! !::: `ーァ' ァ'´ >'´__
:::::::i ヽ i }::::__,ィヘ レ'´/! /,ィー'´ヽヽ
::::::! ! .i !::: ,>イ / '´ r ヽ!
:::::! } ! !::: ,ィ!´ /レ'´ -' ´`ヽi、
.::::::! } i !::: ハ ヽУ ,ィ ' ´ア´ `
:::::! } ! i:::/ >' ,ィ'´/ / / / ! 、
::::::! .} i i::::: / / / /アィチ'´ / } i ヽ
::::i } } !:::: ./ / / /__ノ / /! .} }
::::! ! i !::::: ./ / / / ∠___ ,ィ'´/ / ! .ハ !
::::! } } i::::: { !l { ,イ ヾア=ィミv'´ ,ィ / ! ./ i .! .i
::::! i .i .!:::: ! {i { ! } ヾ! ユキ___ tイノ' ノ! ./ リ } ハ
::::i ! ! i::::::! i { ト{ ヾZタ. `}ヽ_ ノ' ! /ィア=z! / !
::::! } } !::::::ヽ ヽヽ、 ! i `ー レユキリ ノ}/ i ハ
::::! ! ! i:::::: ヽヽ ヽ ! ヽ ヾ ' ./ / レ'
::::i ! i !::::: ヽ!ヽ、ゝ ヽ<´ヽ、 ,  ̄フ'´ /
::::! ! } i:::::: ノ トミ 、_ トr 、__、}--' ´ / 「エクスッ!」
::::::i ! ! i::::::: __/ / ト、 ヽー'< ´---ァ /
::::! i ! !:::::::_ ./ ヽ ! ノ'´T 「カリブル――――ッ!」
::::i ! i !:::::::、 ヽヾア! トt、
::::! .i ! i::::::`ヽ、 ヽト、_ i三リ
::::::! ! ! !:::::: ヽ、 !ミ! ヽ、 !タ !
::::! ! ! i:::::::: ミt、 ! } ヽー'´ /
::::::i ! i !::::::: ト、 ノ ! ヽ フ
【内蔵武器】を武器として扱い、ワイナミョイネン本体を攻撃!
武勇B++で判定!精度1と黒覚醒1で打ち消し!
diceBot : (2D6) → 3[2,1] → 3
ムードダイスに1を選択して黒インガ+1!
アクションダイスに2を選択して、達成値4で命中!
ダメージ決定時に【内蔵武器】起動! 爆弾を破壊してダメージ+3d!
diceBot : (2D6+3D6+3+1) → 9[5,4]+12[6,5,1]+3+1 → 25
25点ダメージ、本体直撃ッ!
301
:
GM
:2016/09/27(火) 02:04:47
凄まじい神気の奔流。その力に爆炎が舞い――――
「―――――――」
その煙の先で。ゴフッ、とワイナミョイネンは一つ息を吐く。
「あの帽子の小僧や話を聞かない小娘は苛立たしいばかりであったが・・・」
その体は半ばよりはじけ飛び、はらわたなどもうどこにもない。
だというのに、彼の表情はとても晴れやかであった。
「この風は懐かしい香りがした。我が故郷の香り。アレに追い出された、我が麗しき故郷の香りが。」
「我が故郷はどうなっているのか。気がかりであったが・・・お前のような者が産まれるほどか。」
「お前ほどの英雄が創られるほど、まだあの土地は力を持っていたのか。人は、まだ強く生きているのか。」
「血の流れぬ童よ――――あの土地は、今。どうなっているのだ?」
302
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/27(火) 02:19:01
「愚問である。遥か古に天地創造せし翁よ」
サーベルの光が収まり、刀身が黒ずんでいく。
先ほど大蛇より抉り出した神気の塊が、ヴィルヘルミナの体内から抜け出ているのだ。
それでも彼女の表情に一点の汚れなく、誇り高さを思わせる顔で、堂々と答えた。
「我らが故郷はいつの世も変わることなく――――」
二=/ 丶~ }
(´ ( / \冫
\j..:′ `丶 。ヽ
/ \ ヽ x_ | シ
.: i { .|{X^ー=ミ j く ヽ :| ソ 「――――誰もが皆、笑っているとも!」
|.x 、 ト :|-x芹f^7 \ i. \} | ノ::::ー:-:::::  ̄ \
|.爪 \ _ ヘ :| 八tソ ′ } ハ \::::::_:::二ニ=-‐… ¨¨^
|.|{ 、 {x弍、ヾ ¨´ j′:::.. ヾー-=ミ::::::::::::ヾ ̄…:::::::」
j八 ヽ 代tj /Ⅵx 。
\ `圦 ヽ ,:′ }l_\ }
\ \ ー’ / /.厂 _.)ノ=‐-ミ
、 > ∠、_/ーr:.:./:ソ:.:.:.ヽ\.:.:.:.:\
.ハ リ `.マ升="´ ||:./.:.:.:.:.:.:.:.:.\\.:.:.:.:.}
.i .j .{ ミC 彡 リ x.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ヽ.:.:l
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/ / /::// \ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,,
ノ ′ /, x" 、 \, .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
〃”彡 ミ \ ,,⌒ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..\
/ 《 0 、::::::,,x:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/ / ミシ../\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.-= 。
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‘, // / /../ \:.:.:.:.:.:..// ,
゚.\∥/ ” /\ ,√./ >:.:.// / ,
゙廴」斗=彡=0 \_ /../ f- "… / ./
{ || ー-- / ̄~フ...{ \ \ / /
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'. .{|. \ / / .'ハ..{ \ \ /
303
:
GM
:2016/09/27(火) 22:30:57
「そう、か――――」
その笑顔を見て、空を仰ぎ見るように上げるワイナミョイネン。
「――――蒼いな。海に負けないほどに、蒼い空だ。」
「不思議だ。あれほどまでに強く胸を焦がしていた焦りがもはやない。」
「何一つ成し遂げることが出来なかった――――だが、満ち足りている。」
「何かを残せたような、そんな気がする・・・」
304
:
GM
:2016/09/27(火) 22:42:36
そう言ってワイナミョイネンの荒御霊は。
引き起こした騒動の大きさに比べて、あまりにも静かに空へと溶けて行った。
305
:
空忌 知枝
:2016/09/27(火) 22:57:59
「―――ふう、終わった終わった。」
「んじゃ、俺は帰る。さらばだ。」
それだけ言うと、何事もなかったかのようにフラッと去って行く。
実際、彼女は単に迷惑なワイナミョイネンを殴りに来ただけなので、当然と言えば当然である。
殴った後の事だとか、そう言う面倒な事は丸投げする構えだ。
306
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/27(火) 23:13:39
「――――――ああ」
荒御魂の消滅を確認して、腰を下ろす。
拍子に、霊獣たちも影に戻っていく。
「…………」
アマテラスの言葉が蘇る。
力ずくで解決できるものには限界がある。
絆の力で事態を収められることこそ、神子の真の価値なのだと。
「ありがとう、ヴィルヘルミナ。」
道を拓くことは出来た。それは胸を張って言える。
けれども、その言葉を彼に届けることは自分には出来なかった。
牙を届かせたのは空枝。そもそも、彼の願いを盗んできたのは五右衛門。
そしてなにより、彼女の堂々たる宣言がなければ、ワイナミョイネンは――――
「どんなゲームの主人公より、かっこよかったよ。」
ゆっくり目を閉じる。
307
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/27(火) 23:28:55
「なんだ、なにを今更!」
烏丸の言葉を、笑い飛ばす。
「小官は誇り高きスウェーデン騎兵隊だからな!」
「愛と、勇気と、友情と、希望と、自由の勝利だ!」
当然のことを当然のようにこなしたまでだ、と。
当然のことが当然のようにおきただけだ、と。
乙女騎兵はそう言って笑い――――
「さぁ友よ、何を目を伏せることがあろうか!」
「勝利の凱旋だ! 胸を張れ!」
「愛と、勇気と、友情と、希望と、自由――――すなわち、我らの勝利である!」
胸を張って、勝鬨をあげた。
308
:
石川 五右衛門
:2016/09/27(火) 23:56:28
荒御魂の消滅を見ると、全身から力を抜き、いつも通りのヨレッとした風体に戻る。
煙管に新しい莨を詰めて火を着け、紫煙をくゆらせる。
「『砂の真砂は尽きるとも 世に英傑の種は尽くまじ』」
「やるもんじゃあねぇか、この時代の千両役者共……」
……しかし、どうしたものだろう?この絶界もどきは。
荒御魂を倒しても、消える様子はないみたいだし、ワイナミョイネンに返すわけにもいかない。
発生の片棒を担いだ形のナイアーラトテップを管理者にするというのも……却下。
「ちと、俺の風呂敷包みにはチト余る気もするが、しょうがねぇな」
「……では、これにて――――お宝頂戴ッ」
『――ブワサッ』
空忌も勝手に帰ったようだし、自分も派手に凱旋するガラじゃない。
勲功を称えあう若い神子たちを後目に、静かに、この異空間から飛び去る。
309
:
GM
:2016/09/28(水) 22:35:32
――――シーンエンド
※ワイナミョイネン(荒御霊)のレベルは3でした。
戦果表を3回お振りください。
310
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/28(水) 22:46:55
では戦果表を振ろう。
diceBot : (1D6) → 5
む、ランダムアイテム表だな。
さらに追加で2d……
diceBot : (2D6) → 8[5,3] → 8
……お香を獲得した。
311
:
石川 五右衛門
:2016/09/28(水) 23:01:49
振っちゃえ振っちゃえ。
diceBot : (1D6) → 6
感情マークのチェックが消えたぞ!もうだいたい終わってるよ!
312
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/28(水) 23:08:11
diceBot : (1D6) → 6 感情マーク消去
313
:
GM
:2016/09/28(水) 23:23:07
エピローグ1
シーンプレイヤー:空忌 知枝
――――――――――――――――――――――――――――――
さて。さっさと屋敷に帰り、またいつもの自堕落な生活に戻ろうとしていた空忌であったが――――
愛野「チエちゃんさん先輩!ここが『あーかむ』と言うところなんですね!」
謎の小動物「うむ、儂も初めてきたようなそうでないような気がするあざとーす。」
「ところで知枝?何故ここに来たのであざとーす?」
君は今、『ワイネミョイネン様の傍に居続けるために私を鍛えてください!』と殊勝にも弟子入りを志願してきた愛野と共にアーカムに来ていた。
本来なら弟子入りなど断る性格であるキミだが、たまたま遊びに来ていたアザトースの目に留まったのが運のつきだったのだろう。
さて、鍛えるという名目でここに来て、あなたが何をするかと言うと・・・
314
:
空忌 知枝
:2016/09/28(水) 23:28:14
「うむ―――ここがウチの聖地、アメリカ合衆国アーカム市だ。」
「お前たちには、ここで1~2ヶ月ほど生活してもらう事になる。」
「多分“なんだ普通に暮らすだけか”とか思っただろうが―――」
言ってる事だけ見るとすごく簡単そうだ。
実際簡単だ。わかりやすい。
ここが普通の都市ならば、だが。
「―――そういう奴から死ぬ。」
315
:
GM
:2016/09/28(水) 23:34:55
「なるほど!・・・ところで私日本語しか喋れないしパスポートとかないんですが!」
「そもそも普通に生活できるんでしょうか!」
びし!と気を付けの姿勢で君のいうことを素直に聞き、質問をしてくる愛野。
「それより私は『お前たち』って言葉が気になるあざとーす。」
「我もパスポートとかないであざとーす?捕まるであざとーす?」
小首を傾げてもきゅ?と聞いてくる小動物もセットだ。
316
:
空忌 知枝
:2016/09/28(水) 23:47:21
「ん? ああ、心配するな。」
「生活に必要な知識とかはなんとかしてやる。」
「そもそもここは1920年代だ。現代のパスポートとかクソ拭く紙にもならんぞ。」
「よかったな、心配の種が一つ片付いたじゃないか。」
なんか無茶苦茶言い出した。
ぶっちゃけた話、他人を育てるとか鍛えるとか、そう言うの知らん。
虎がなぜ強いかって元々強いからだよいいかげんにしろを地で行く身だ。
そう言うのは俺以外の全てが共有してればいい。
つまりどういう事かと言うと―――そう。有体に言ってだ。
「まあ、どういう事かはすぐに判る。」
「ああ、そうそう。生活すると言ったが、一つ条件が付く。具体的には―――」
なんか街角で神話災害的な事件が発生してるのを親指で示す。
どういう事件かはGMが適当に決めるといい。
「―――ああいう事件に積極的に首を突っ込みながら、俺が良いというまで生き残れ。OK?」
そう、なんか雑な上にスパルタ方式なのだ。
317
:
GM
:2016/09/29(木) 00:00:33
そう言ってす、と指さした先にあるのは
「ふふふ・・・触手はいいものであるのう。」
「伸びるでー、そして捕まえるでー。どんな味するん?」
なんかバカでっかい黒山羊の角を生やしたセクシーなお姉さんとヒキガエルの着ぐるみを来た子供が。
「なんだか、海産物を見るような眼で見られているかのような・・・いや、実際見られてないか?」
「ああ、なんだかとても眠い・・・もうゴールしてもいい、かな・・・?」
タコみたいな少女を炭火焼しているところであった。
少女は意識が混濁して今にも死にそうに見える。
「――――――――――――これをどうすればよいのでしょうか!?」
318
:
空忌 知枝
:2016/09/29(木) 00:08:18
「安易に先輩に頼るんじゃあないッ!」
「それを考えるのも含めての修行だ!」
なんか無茶苦茶言ってる。
ぶっちゃけ勢いで誤魔化してるだけだが、多分なんとかなるだろう。
「まあぶっちゃけた話、本当にどうしようもないものを見極めるのも修行の内だぞ。」
「ちなみに初回だから教えてやるが、アレはどうしようもないって言うか関わっても誰も得しない奴だ。覚えておけ。」
と言うか多分アザトース的な介入が発生しないと誰にもどうにもできない奴だな。
そしてアザトースが介入したら大参事待ったなしだ。つまり、この場での最適解は―――
「というわけで、直ちに避難するぞ。これからもっとろくでもない事が起きる。」
319
:
GM
:2016/09/29(木) 00:16:07
「なるほど!・・・じゃあ僕に任せるであざとーす!」
そう言って小動物は自信満々にスマッホを見せつけた。
「アッシーにハスターくんを呼んだでアザトース!ヨグくんがこの近くで喫茶店開いてたしそこに避難しよう!」
「クトゥガちゃんに頼んでそこに来てもらえば多分安全だあざとーす!」
ちなみに、ただいまハイパーポリアの方角からこちらに向けて何か竜巻が近づいてくるのが見て取れる。
あと、空からなんか炎の塊っぽい隕石っぽい何かが落下してくるのも確認した。
320
:
空忌 知枝
:2016/09/29(木) 00:23:48
「ほら見ろ、早くもろくでもない事が起きたぞ。」
「と言うかマジで早すぎるぞ馬鹿者。どう収拾付けるんだこれ。」
「と言うわけで、お前にはまず探索者必勝の戦闘法を教えてやる。」
「それはな―――」
愛野の腕をガッと掴む。
もはや趣味じゃないとかそういうこと言っている場合ではない。
「―――逃げるんだよォォォーッ!」
そして素早くその場から走り出すぞ。
321
:
GM
:2016/09/29(木) 00:46:02
そして探索者たちは走り出す。
状況は絶望的で、世界はハチャメチャで、未来はどうなるか分からない。
「――――ハイッ!!」
だが、彼女の足取りは軽く、それでいて力強かった。
――――呪いに囚われていたころとは違う。
たとえこの街でどのような結果になろうとも、彼女はそれを呪うことはないだろう。
人々が生きる、営み。その命の先頭を。今。
彼女は自ずから選んで掴み取っているのだから。
――――シーンエンド
322
:
GM
:2016/09/29(木) 22:40:54
エピローグ2
シーンプレイヤー:ヴィルヘルミナ
――――――――――――――――――――――――――――――
ここはとあるスウェーデンのとある町。
「スウェーデンスウェーデン!」「ストックホールム!ヴァイキーング!」
「HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」
いつも通りの牧歌的な光景が広がるのどかな広場だが・・・最近、この公園では妙な噂がある。
「OH!イーブニング!!」「オバーケ!オバーケコワーイ!」
「ヒエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ・・・!!」
日が沈むころになるとこの広場は猫も近寄らぬ無人地帯になるのだ。
なんでそんなことになっているのかと言うと――――
323
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/29(木) 22:53:28
「どうしたワイナミョイネン! そんなもので騎兵隊に入れると思っているのか!」
「ナイアーラトテップ! 貴官もだ! 自分のポジションをしっかりと意識しろ!」
「シマッテコーゼ!」
――――――――なんでそんなことになっているのかというと、千本ノックである!
……いやまぁ、要するにあの後色々あってワイナミョイネンは北欧神群預かりになったのである。
それで今回の神話災害を解決して、なおかつ暇なヴィルヘルミナに白羽の矢が立ち……
「次行くぞ!」
カキィィン!
……ワイナミョイネン(とあとなんかついてきたナイアーラトテップ)を鍛え直す必要があるというので。
――――つまり騎兵隊の新兵訓練だな!
と息巻いた銅像が体育の一環として千本ノックに勤しんでいるのである。
人目につくとよくないので、夜中に。
なんかついてきた邪神も巻き込んで、千本ノックだ。
街灯? ねーよそんなもん。
324
:
GM
:2016/09/29(木) 23:04:03
「な、なんか想像していたのと少し違うと言うか!?」
「ヴィ、ヴィルヘルミナさん!?これ、本当に神子は皆やってる修行なんですか!?」
古代に生きていたワイナミョイネンは今風の修行に恐れおののきながらもノックを受けている。
「・・・・あー、じゃあ僕のポジションは、ここだね。」
「ワイナミョイネン・・・ガンバッテー」
そしてニャルラトテップは女性っぽい体つきになって木陰から君たちを見守っているぞ。
325
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/29(木) 23:12:29
「は? やってるわけがないだろう」
何を言っているんだみたいな顔をした。
「何を言っているんだ」
口にした。
「騎兵隊の新兵向け訓練鉄則!」
「『とにかくシゴけ』だ!」
身もふたもなかった。
「だから別にノックである必要はないのだが、とにかく運動だ!」
「なので遊んでる暇はないぞワイナミョイネン! シマッテコーゼ!」
カキィィィン!
弾丸の如く白球が闇の中を飛んでいくぞ! シマッテコーゼ!
あとナイアーラトテップはそれでいいや。必要なポジションだ。
「貴婦人のために死力を尽くすことは誉れだぞ!」
「さぁ貴婦人の見ている前で情けない所を見せるな! シマッテコーゼ!」
326
:
GM
:2016/09/29(木) 23:22:55
ウルズ「おお、やっているなお前たち。」
そんな特訓だかイジメだかなんだか分からない状況の中、ウルズが君たちのもとにやってきた。
「まあ、一、二年ほどはここで体を鍛えていくといいだろう。」
「神の力を得るにも肉体を鍛えておいて損はない・・・ましてやお前の権能は歌だ。」
「肺活量は大事だし、何より・・・あのフレイヤに稽古を付けてもらうことになるだろうからな。」
「そこのボンクラコーチのノックくらいは受けれるようにしといて損はあるまい。」
「ほら、ヴィルヘルミナ?あと1万本ノックを10セット位だ。コーチが先にへばっては話にならんぞ?」
「休まず打て。回転数が全てだ。」
そしてナチュラルにヴィルヘルミナをシゴキに入りだしたぞ。
327
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/29(木) 23:33:45
「おお、司令殿!」
ズビッと胸の前に手を当てて敬礼だ。
「ええ、少しばかり軟弱ではありますが、筋は悪くありません」
「少女アイノもチエのところで研鑽を積んでいるという話ですし、成長が楽しみでありますなぁ!」
うむ。
無事に双方の新兵が仕上がったら、どちらの新兵がより強くなったか確かめたいものである。
つまり次にチエと会うまでにみっちりシゴいておかなければならないのである!
「おっと、これは失礼致しました!」
「しかしご安心召されよ司令殿。小官、銅像であるからして疲れなど感じたこともありませんとも!」
「金属疲労なら感じますが! ワッハッハ!」
銅像ジョークである。
ともあれ休むなと言われたので、快活な笑顔を向けてノック続行と行こう。
「さぁ訓練を続けるぞワイナミョイネン!」
「司令殿の前だ、シマッテコーゼ!」
「少女アイノと再会した時に、彼女より弱くてはあまりにも情けないぞ!」
「シマッテコーゼ!」
328
:
GM
:2016/09/29(木) 23:49:33
そして数時間後――――
UGOOOOOOOOOOOOOOAAAA!!!!!!
「うむ、見事に理性がトンだな。まあ初めてにしては保った方か。」
「いつどんな状態でもそれを制御できるようにせんとなあ、危なっかしくて神になどなれはしまい。」
そこには極限状態によりアドレナリンが出まくり荒御霊・ハイになったワイネミョイネンの姿が!
「まあ今日の訓練はここまでで切り上げてやれヴィルヘルミナ。」
「なあに一度倒した相手だ、そうそう苦労することもないだろう?」
そしてこの公園の七不思議のひとつになりつつあるこの怪現象の後始末を押し付けてくるウルズであった。
さあ、荒御霊の口から呪歌が今まさにあなたに向けて――――
329
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/29(木) 23:58:53
「まったく、だらしがありませんな!」
「しかし、ええ、了解しました司令殿! すぐさまおとなしくさせてご覧に入れましょう!」
「手を貸せナイアーラトテップ! これはそのポジションの仕事でもあるぞ!」
剣を抜き、ヴンケルを呼び、跨り、高らかに叫ぼう!
、
ヽ.
| i
_rニ、__ //
r7´ __ >'く
f 7 / `ーヽ
r!/、//, .k 、 、\
〉|./ .'/ / ! .l ト、ヽ ヽj 「いざ!」
>′ l _x/!イ / jz' !l } |
7 イ卞Tヾ'x.' f' リノ!イト! 「自由と!」
_ -ー |ィ /'-t. ー' 、`¨イィノ !
_∠___,-'イ/_.〉ヽ、 r─, ' /|.!| / 「愛と!」
_∠-―‐ニ/ . : . : .`! r !' ̄ヽヽヽ ニ ィ´ ソイ、'ニ、ー 、
/. : . : . : . : . :{ /: . : . : | |: .l: : : /「 ーⅡ-' |/: : : : : :〉|ミ弋 「勇気と!」
_ - ´: : : : : . : . : . : .j二二 ヽ.ー′l: : /、__ /i` ヽ、 :ノ.ノr-、
/. : . : : : : : . : . : .:/: . : . : .ヽ|: . : .|:/ ,r‐' ̄l 、-、 ̄ー--- 「友情と!」
/. : . : . : . : : . : . :./: . . . . . . :/. : ._ノ _/ .}-、 ヽ::\
{. : . : . : . : : . : .:/: : : : : : : : :イヽ- <_ / ノ. : . ヽ_ヽ: : ヽ 「希望のために!」
l: . :., ‐'´ ̄ <: : : : : : : : / l j、 `ヽ,、 _ / ` ー 、 ̄l: : : :!
/ /_ \: : _ - ´ ヾ、 `ー<´ `Y/ ヽ!:: : : |
、, ‐── ': . :/´ `ヽ Y´ ヽ`ー-⊥-‐ ' ´! \:.l
´ . : . : . : . : /´ ̄ヽ o ! l ` ー 、; -- '´\ \
. : . . : . : ../ー 、 o !_ -´ ノ ゚ /: :: :\
_, -'´`ヽ o }_ -´_ - ‐ ' ´ /::: .:: ::::| ` - _
., ヘ ヽ k ´, ‐'´ ∧::: .::: ::! ` - 、
ー<ニヽ' ´/ /:: :::.. :::::. ! ト、_
> ニ '、 /::: ::::... .::::::::..! l::::::
「――――――――――――スウェーデン騎兵隊に、栄光あれ!」
乙女騎兵が高らかに謳えば――――北欧の冷たい風が、公園に吹き込んだ。
330
:
GM
:2016/09/30(金) 22:03:37
――――シーンエンド
331
:
GM
:2016/09/30(金) 23:23:25
エピローグ3&4
シーンプレイヤー:烏丸弥太郎&石川五右衛門
――――――――――――――――――――――――――――――
「はい、とゆーわけでして!!なんとかワイナミョイネンを鎮めることに至りました!」
「ここにいる皆さんのおかげということで・・・・せーの、かんぱーい!!!」
ここは狩原市、新しく出来た絶界――――『高天原』。
そこにて八百万の神々が酒を飲み、つまみをつまんでいる。
今は何回の乾杯か・・・というか今乾杯したのは日本の神なのか。
なんか眼帯してデッカイ槍持ってて肩に鳥がとまっててどこぞの北欧の主神に見える気もするんだが・・・
332
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/30(金) 23:34:06
「……僕、帰っていいですか」
手に持つ盃は、未だ並々と中身が残っているままだ。
デブリーフィングと聞いてきたはずなのだが、何故かパーティが始まっている。
人混み、もとい神混みを見ていると気分が悪くなってくるタイプのあれだぞ。
そして日本神話の祭りというとなんか脱いだり踊ったりする印象があるのだがCERO的には大丈夫なのだろうか。
「五右衛門さんに挨拶しにきただけだし……」
「なんか知らない神様いるし……」
「実況途中だし……」
333
:
石川 五右衛門
:2016/09/30(金) 23:46:47
「はーい、カンパーイ!……ふぅ」
秘密のアジトとして扱うという案も悪くはなかったが、
無貌の神の力を取り込んだワイナミョイネンが生み出した空間ともなれば、
とんでもない落とし穴やトラブルの種が仕込まれてたりするかもしれない。
ひとまず、残された絶界だが自分の手には余るということで、素直に報告したところ、
こうしてヤマト神群の支配下に置かれることになったようだ。
しばらくは自分が仮の管理者として、経過を観察することになるんだろうけど。
「仮ではあるが、これで俺も一国一城の主だな」
「しかし、宴会の準備って絶界の主の仕事かなぁ……あっ、空いてるお皿下げますね」
食器とかを重ねつつ、鳥丸と接触を図ろうか。
「よっ、少年。今日はお前が主役なんだから景気よくいこうぜ」
「それ、カメラ回ってる……?宴会実況はヤバくないか。産屋並みに燃えちゃうよ?」
334
:
GM
:2016/09/30(金) 23:56:24
CEROを避けるんだったらアメノウズメとトヨタマヒメの方は避けた方がいいかもしれない。
なんか服とか衣とか舞ってるから。宙を。
「も〜なによ弥太郎!」
「いいから言う事聞きなさい!私は偉いのよ!?」
そんな弥太郎の頭の上には柔らかい感触が圧し掛かってきた。
「みんなが一度に集まったの何て久しぶりなんだから!」
「あなたには一度見せたかったのよう、『私たち』をー!!」
烏丸からは見えず、五右衛門の方からは見えるが・・・
この太陽神もCEROに引っかかる有り様になっているようだ。
335
:
烏丸 弥太郎
:2016/10/01(土) 00:14:43
「権威ってのは服の上から着るもんみたいですよ」
冷静に、ひざを曲げて屈み、乳圧を回避。
親戚に紹介し回される子供の気分がよくわかる。
「……まあ、壮観ではありますけど」
乳が、ということではない。
「八百万っていうのは、比喩表現だと思ってました」
「まさか、こんなに……あっ気分が」
「……五右衛門さんがそう言うのなら、少しは付き合いますけど」
「レンタル岩戸のお礼もあるし」
ポチポチとスマホをいじり、SNSで実況延期の告知を出しているぞ。
336
:
石川 五右衛門
:2016/10/01(土) 00:28:07
「ちょっとオオォ!いい眺めだけど今日は外向けの宴会だって言ってるでしょ!?」
流石に今日は他所の神様たちも来てるんで、
こぼれたり露わになっちゃってる部分を隠すように服を被せて回る。
適当な服がないな。とりあえず狐でも巻いておけばいいか。
「ここまでなるほど飲むことはねぇぞ」
「まぁ、フリだけでも俺から一杯。お疲れさまだ」
中身を水と入れ替えた銚子を用意して、乾杯だ。
337
:
GM
:2016/10/01(土) 00:36:02
「ゴエちゃん!?ちょっとアタシの扱いぞんざいじゃないかだよ!?」
アマテラスの首に巻かれてウケモチは二柱でくんずほぐれつ状態となってしまった。
――――とまあ、そんな感じで宴会は続くのだが。少しあなたたちの周りは静かになったようだ。
338
:
烏丸 弥太郎
:2016/10/02(日) 23:09:12
「五右衛門さんは」
静かになった頃合いを見て切り出す。
間違っても、親神の前では口にできないことだ。
「本当は、どう思っていますか。今回の神話災害について」
ずっと迷っていたこと。
悲劇の老英雄、ワイナミョイネンの話は、本来ならば悲劇でもって幕を閉じる。
「僕たちは――――ハッピーエンドを、押し付けた形になります」
「彼の正当な怒りや嘆きを、理解も共感も出来たのに、
神殿(こっち)側の都合で、否定して、踏みにじって……」
「望まないハッピーエンドを押し付けて、彼の影霊を打倒しました。
ヴィルがいたから、彼女の言葉が届いたから、最期は少しだけ報われたかもしれない。
けれど……、そういう『都合の良い正義』で、今後も誰かを否定していくのだと思うと……」
一つ一つ、言葉を慎重に紡ぐのは、その結果手に入れたものにも価値があると知っているからだ。
無理やりにでも救ったことを否定してしまっては、救われた相手が立つ瀬がない。
けれど、道理だけで回る世界ではないだろう。
いかに正義が正しくとも、やりきれない思いだってあるはずだ。
そうして生まれた影霊の叫びを否定し、存在しないもののように扱って、その上に打ち立てた平穏は、果たして本当に良いものだといえるのだろうか。
「五右衛門さんは、今回の結果に、胸を張って『最善だ』って言えますか……?」
恐る恐る、けれどもしっかりと、目を見て尋ねる。
339
:
石川 五右衛門
:2016/10/02(日) 23:58:41
「それ、聞くか〜?身勝手な正義代表張ってた、義賊・五右衛門様によ」
「……少なくとも、あの荒御霊は完全に消えたわけじゃねぇ」
倒された〈影霊〉の記憶と力は、基本的に『本体』の元に取り込まれることになる。
今回の場合は、主導権を握っているワイナミョイネン――ヴィルが引き取っていった方に戻っているはず。
「今のところアレが、暴れ出する様子がないってんなら、『とりあえずの納得』はしているってことだろ」
まぁ、単にブン殴られて不満を抱きながらも、黙ってるだけかもしれない。
心の底から納得いかなければ、いずれまた噴出してくることだろう。
分離・信仰の力をほとんど使い果たしたろうから、小規模の怪物を発生させるのが限界だろうけど。
「あ〜、本音の怒り・悲しみなんてものは……。
例えるとアレだな。『スシのワサビ』みたいなもんだ」
若干おどけつつも、後輩神子の真剣な目を見て、
ちょっと普段使わない脳の部分を働かせて言葉を探してみる。
「無視はできないが、山盛りにもできない……っていうか。
『はっぴーえんど』っていうのは、大勢に受け入れられる結末って事だろ?
魚人になりかけてた市民は解放された。泣いてる女の子を助けることができた」
「……みんなウニやトロが好きでいいじゃねぇか。
客に山盛りワサビの乗ったシャリを出す寿司屋なんていねーよ」
「ま、ちと後からツーンとキいてくるかもしれないがな」
340
:
GM
:2016/10/03(月) 21:56:33
そんな風に二人で語り合っていると・・・
「うびゃあああああ〜〜〜五右衛門〜〜〜〜!!!」
「ツクヨミさんが酷いんだよー!せくしゃるはらすめんとなんだよー!!」
ウケモチが五右衛門の胸に向けてダイブしてきた。
宴の真ん中ではスサノヲが草薙剣を呑みこむ芸を披露していたり、
一言主が超饒舌に演説かましたりし始めている。
なお、もれなく全員脱いでいる。割とアルコールが回ってしまっているみたいだ。
『幸せ』が、そこには在った。
そこに在れ、そこに在れと全面の信幅により預けられる親愛の情。
八百万の神全てがこの土地を愛し、人を愛し。護れたことを心の底から言祝いでいる。
君達の目の前に、泣いて喚いて逃げ出しても逃げられない『ハッピーエンド』が酒の匂いを撒き散らして呑みこもうとしているかのように。
逃がさねえぞ。お前たちは私たちが幸せにし続けるんだと今日も世界を楽しんでいる。
341
:
烏丸 弥太郎
:2016/10/05(水) 22:00:58
一言も発さずに、五右衛門の言葉を聞いていたが――――
ツクヨミのセクハラで中断されてしまったようだ。
大きく息を一つ吸って、吐く。
「……僕にはまだ、飲み込めません」
「けど、飲み込む努力はしてみます」
喉元を過ぎれば、というものだ。
誰からも支持を受ける最高の結末はないのだろう。
義賊の在り方が例えばそうだ。多くの市民のために、権力者を敵に回した。
けれども、最善ではなくとも、より多くのものを救うことは出来た。
一先ずは、それで。
「……さておき、どうしましょうこれ」
342
:
石川 五右衛門
:2016/10/06(木) 00:01:04
「英雄ってのは大勢に向けた筋書きを演じなきゃいけない役者だ」
「そいつが一番容易い、受け入れられやすい……」
「――とはいえ」
「『しばりぷれい』の『はーどもーど』。
厳しい道を乗り越えたときの方が、ウケが良いのも事実」
ジッキョウプレイヤー
「悩めや若人。この時代の舞台に上がった新人役者。
俺たちの仕事には『こんてにゅー』はない。
取りこぼしたくなきゃ腕を磨いて準備しておくんだな」
>ウケモチが五右衛門の胸に向けてダイブしてきた。
「おふぅっ!?ウケモチ様もだいぶ酔ってるでしょ!?」
「……よし、弥太郎!さっそく険しい道を選ぶぞ!
ヤマトの主神たちの不興を買わずに、この場を収める方法を考えるんだ!」
343
:
GM
:2016/10/06(木) 22:36:55
見渡す限りの八百万。
とりあえず彼らは何かやる気になっている君達の前に杯構えて突撃の構え。
君たちはここから生きて帰れるのか、すべては次の瞬間にかかっている――――!!
344
:
烏丸 弥太郎
:2016/10/07(金) 23:04:51
「止めろ止めろ! こんなところにいられるか、僕は自分の部屋に戻って実況する!」
「五右衛門さんが出るまでもありません。まずは僕が様子を見てきましょう」
345
:
石川 五右衛門
:2016/10/07(金) 23:09:34
「それ口にする役どころは、早々に退場するヤツからね!?
なんで二つも重ねた!あっ、なんかもう黒っぽいムードが這いよって――――」
346
:
GM
:2016/10/07(金) 23:25:51
酒の海に呑まれて溺れる神子二人。
かくして事件は終わりをつげ、新しい日常がやってくる。
やることは変わらない。いずれまた新たなる災いが起こり、君達に襲い掛かるだろう。
潰しても潰しても尽きることなき、人々に降りかかる争いの種。
だけど、それでも――――
どうにかなるんじゃないかって、『私たち』は思うんだ。
〜FIN〜
347
:
GM
:2016/10/10(月) 00:36:20
それでは君たちに最新の経験値をお送りしよう。
・戦闘にてレベル2のヤマタノオロチ(偽)、レベル3のワイネミョイネン(荒)を倒したので
5×10で50点獲得!
・想いはゴエモンだけワイナミョイネンへの想いを+2で持っています!
ゴエモンだけ20点獲得!
・親子は文句なし!全員親孝行をしてくれたため
それぞれ10点獲得!
・琴線はそれぞれ一人ずつよりの評価を得たため
それぞれ10点獲得!
・全員任務達成!
それぞれ20点獲得!
・冒険は、少女愛野を全員助けてグッドエンドに迎えてくれました!
全員50点獲得!
ゴエモンは160点、他三人は140点の経験値を獲得しました!
ありがとうございました!
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