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マンスリー前科者通信
285
:
ポルシェ万次郎
:2007/12/29(土) 08:35:37
その後に執筆した『武漢作戦』では、そのときの南京の風景をべースにしたこんな下りもある。
野口伍長が一等兵に声をかける。
「ちんばをひいとるな。全快したのか」
「もう二、三日すれば全快します」
「今までどこの病院にいたのだ」
「南京にいました」
「南京は賑やかになっとるか」
「はあ、もうカフェでも何でもあります。ネオンサインがついております」
その南京でガイドについたのが中国共産党の下部機関、南京大虐殺研究会のメンバー・戴国偉で、彼はそ
の目で見てきたように日本軍の「虐殺の模様」を日本語で語り続ける。
話している彼もその荒唐無稽さに気づいているようで、その辺を指摘すると、彼は唖然とした顔つきでこ
ちらを見た。
それはあの米国人の表情と同じだった。
戴某は開き直る。「私はここを訪れた日本の立派なジャーナリストのガイドも務めました。みんな納得し
ています。疑う声はないのです」。
どんな連中かと聞くと、「朝日新聞の本多勝一」に「筑紫哲也」に「久米宏」……。
「日本人の観光客にも話します。話をすると日本人はみな申し訳ないといいます。泣いて謝る人もいます」
米国人の言葉に見せる日本人の反応とこれもそっくりだ。
ただ問題は立派かどうかはともかく本多にしろ、筑紫や久米にしろ、少なくともジャーナリストの端くれ
にある者が中国人の言い分を検証もしない、調査もしないで、あたかも真実のように流してきたことだ。
彼らだけではない。
東京裁判でウェブというオーストラリア人が「日本は侵略国家だ」といった。それを受けて『朝日新聞』
や『読売新聞』は確かめもしないで、日本を侵略国家ということにしてしまった。『朝日新聞』などは
戦後60年以上過ぎた今でも、ウェブの言葉について一切の検証なしに日本は侵略国家だったとして社説
を書き続けている。
人々はそうとも知らずに新聞を読み、テレビを見て、そうか日本は侵略国家だったのか、南京ではそんな
ひどいことをしたのかと思い込んでしまう。
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