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マンスリー前科者通信

146ポルシェ万次郎:2007/06/24(日) 10:32:56
【連載58回目(最終回)】

少々名残惜しくもありますが、今回配信分で連載を最終回とさせていただきます。
この連載コラムの収録を含めた監獄系ポータルサイト『前科者通信〜世界初の刑務所ブログ〜』は、8月中の公開を目標に制作を進める予定でいます。
コンテンツの内容といたしましては、私が塀の中で毎日欠かさず書き記した日記や判例(求刑、量刑)のデータバンクの公開、各行刑施設(刑務所、拘置所)ごとの話題を扱った情報掲示板の設置などを考えています。
公開した際にはこの掲示板のスレッドでも告知させていただきますので、全国の拘禁生活経験者各位やその関係者はもとより、犯罪とは無縁だけれども塀の中の世界には興味があるという方も、どうぞ新サイトの公開をご期待ください。

私の場合は刑務所へ収監される他の多くの受刑者とは違い、「連れ(友達)が現役の窃盗犯でそいつの兄貴はシャブで服役中。(地元の)先輩は強盗団を組織していて最近パクられたようで、後輩は振り込め詐欺の容疑で今も指名手配中」みたいな、犯罪属性だらけの人間関係を構築していた訳ではありません。
日常に犯罪があるコミュニティに普段から属していればまだマシだったのでしょうが、私の周りのような刑事事件への免疫などが全くない人達の中にあると、「あいつ逮捕されよったで。人生終わりやな」「刑務所で何年も臭いメシを食わなアカンらしい」「こんなことになってもおまえは友達やからな(涙)」などと過剰に反応されるので困ります。
まあ、実際それだけのことをしてしまったのには違いないですが、本当は「おっ、やっと出て来か。あまり過去のことは気にせんと、またイチから頑張ってやれや。とりあえずメシでも食いに行こか」みたいな軽いノリで接してもらえるのが一番だったりですかね。
事件の捜査を担当した京都府警本部や向町署の刑事らなどは、当たり前の話ですが私のような人間とのコミュニケーションに慣れていますので、気軽に電話してくれたり私の在監中はうちの会社の事務員だった人間らの再就職を心配してくれたりと、接し方が重たいだなんてことはなくありがたいと感じています。

娑婆での食生活にもだいぶ慣れ、やっと以前のような量を食べられるようになりました。
ただ、とりあえずのところは経済的な余裕がそれ程ないため、外食であまり贅沢な食事を取る訳にも行かないです。
かといって、自炊などは殆ど一度もしたことがないどころか、一人暮らしをしていてヤカンのお湯を沸かした経験すらないので非常に困ってはいます。
毎日の食事はミネラルウォーターに果物(主にバナナ)、外食の際は前菜に必ず野菜を頼むなど、健康に気を遣いながら死なない程度に頑張っている感じでしょうか。
ちなみに近所のいかりスーパーにはフィリピン産のバナナと台湾産のバナナとが売られているのですが、最近の訪日がまだ記憶に新しい親日家で有名な李登輝元総統に敬意を表し、私は台湾産のバナナを買うようにしています。
逮捕前の生活のように、夜中に肉ばかり食べてはPCの前から殆ど動かないという環境に比べると、今の生活の方がいくらか健康的かもしれません。


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