したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

マンスリー前科者通信

109ポルシェ万次郎 ◆roLkRBnDjc:2007/03/21(水) 15:07:22
【連載46回目】

「洗濯工場からの情報によると、四工場の今週の"アガリ"は2名」とかいう風説が流布されてはいましたが、今週は私を含めて四工場からの"アガリ"はゼロでした。その作業内容の性質上、洗濯工場の人間は転役や転房の予定を事前に知り得ることができるのですが、私はもう"オヤジ"に直接言われでもしない限り、同囚らからの情報は信用しないことにしました。もう何度も騙されていますからね(笑)。ていうか、3月16日(金)に何故か3度目の本パロ(本面接)が行われました。仮釈放の取り消しや面接のやり直しとはまた違うようですが、追加で二度目が行われたことでも珍しいのに、私だけ異例の3度目の本パロです。「春のソフトボール大会が終わるまでゆっくりしていけや」「ネットでコラムとか書いてるしや」などと同囚らは言いますが、今回は手紙の内容を特に問題だと指摘された訳でもなく、「何故3度も面接を行ったのか?」の説明もない為、こちらとしては相手の意図が全く掴めない状況です。

そもそもの話ですが、彼ら面接官は何の法的根拠があって我々受刑者の信書を盗み見るのでしょう?あえて「盗み見る」と表現したのは、事前に同意書にサインをするなりして応じた覚えはなく、事実上事後報告だったからです。さも当然のように、手紙や封筒のコピーを資料として読み上げていましたが、私は未だに手紙の閲覧を許可した覚えはありません。あまりこのようなことを書き過ぎると仮釈放の請求を却下されそうなのでやめておきますが、とにかく出所できるのはもう少し先の話になりそうな気配です。まだ工場でブルーカラーのルーティンを何週も続けなければいけないのかと考えると、気分は憂鬱になりますよ。塀の中で行う作業は何の成長も達成感もありませんが、マニュアル通りの作業を辛抱強く課せられることで、社会の用意したレールの上を歩いて行ける人、つまりは"常識人"のメンタリティーを我々受刑者に涵養させることが官の目的なのかもしれません(考え過ぎか?)。

2月度の作業報賞金は1383円(七等工)と、どこぞの全体主義国家並の安月給。やっていることはまるでチャップリンの「モダンタイムス」の世界なのに、古株や班長の役得や既得権益(ここでは具体的に書けないが)を狙って、「職業訓練」への申し込みをしない同囚が多いのも私には理解できないです。「だって職訓から帰って来たら、舎房でまた"ケツイチ(ケツから一番目=新入り)"から始めなアカンようになるやん?」というのが理由だそうですが、娑婆へ出てからが"勝負"なのに塀の中で快適に過ごすことばかり考えていて、向上心がまるでないように私には思えます。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板