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56
:
不器用な男 5/7
:2006/08/22(火) 11:24:57 ID:V3t3wlRk
(そう、クラウドは簡単には死なない…。大丈夫だ)
ヴィンセントは心の中で復唱して自分に言い聞かせた。
「ヴィンセント、G-3に洞窟がある。しばらくここで待機しようぜ」
地図を確認したギルガメッシュが再度提案する。
「…ああ。急ごうか…」
心の中に何とも言えないもやもやを溜め込んだまま、ヴィンセントたちは移動を再開した。
「あんちゃん、何で自分が探してる奴のこと聞かなかったんだよ。
聞こうとしたのに話すの止めちゃうし」
草原を疾走するハーディ・デイトナの後部に跨がるパロムはクラウドに訊いた。
「どうしてそんなこと訊くんだ?」
「何でって…。あの二人が探してる奴に会ってたら何処にいるか分かるかもしれないのに。
会ってなくても、おいらの仲間みたいに伝えるだけでもすればいいじゃんか」
「……会っていたらあの二人はもう死んでる」
「へ?」
突然、『死』と言う単語を耳にしてパロムは素っ頓狂な声をあげた。
探し人と会ったらあの二人は死んでる?
つまりそれは探し人は危険な人間。ということは…。
「あんちゃんが探してる人ってもしかして…敵?」
そう聞くと、クラウドは一呼吸おいて話し始めた。
「そうだ。ヴィンセントにそんなことを言えば止められるだろう?
『一人で敵に向かっていってどうするつもりだ』ってな」
「だから言わなかったのか?」
「ああ。ヴィンセントとはそこまで長い付き合いじゃないけど、
仲間なのは変わらない。俺は、仲間を心配させたくないんだ」
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