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【一期】大航海時代Onlineのちょっといい話【一会】

6名も無き航海者:2005/11/11(金) 04:40:42 ID:MQwyE57k
17 名前: 名も無き航海者 投稿日: 2005/07/04(月) 18:57:53 [ Ek0HyYng ]

902 名前:名無しオンライン 投稿日:2005/07/03(日) 21:04:27 ID:ftE/ct47
まあ、埋めついでに、昔話でも聞いてくれ。

能登鯖大航海時代

第一話:旅のはじまり

オスマントルコがヨーロッパに迫ってくるにつれ、ヨーロッパ諸国は高い関税のかかった交易品を輸入しなければならなくなった。
これとともに交易を中継して暴利を貪っていたジェノヴァ・ヴェネツィアなどのイタリアの海洋都市国家やドイツなどを中心に点在した商業自由都市、ハンザ同盟などが没落を始める。

新たな交易ルートを開拓しなければならなかったヨーロッパは、絹・香料・陶器などの原産地と直接交易を望み、遠洋航海に耐えうるキャラック船やキャラベル船といった大型船舶の開発を急いだ。
それらの船は街の発展と人の成長と共に人々の手に渡り始め、遠隔地との交易が実現可能になっていった。

一方、スペインやポルトガルにおいては、イスラム勢力をイベリア半島から駆逐(レコンキスタ)して、民族主義的高揚が両国を包んで更なる領土拡張に野心を燃え上がらせていた。

イスラム勢力に対する危機感と敵愾心、交易品の確保、領土獲得欲、布教活動の高揚、遠洋航海に耐えうる船舶の出現。中世の閉塞感を打ち破るルネッサンスの息吹の後押しもあって、イベリア半島のポルトガル・イスパニアを中心に海外進出の機運が漲っていた。
そしてその頃、北海の弱小国であったイングランドは着実に北海の地盤を固め、距離の差というアドバンテージを持ちながらも、地中海進出のチャンスをうかがっていた。

ひとたび海外に進出すると次々と新航路が発見され、世界各地からの交易品がヨーロッパに集まって人々に莫大な利益をもたらした。
航海は危険極まりなかったが、各国家はは探検家を雇い入れて一攫千金を夢みた。
ひとつの新発見は大きな冨を生んでさらなる欲望を生み出し一大航海ブームが吹き荒れた。
こうした"早い者勝ち" の状況が人々の競争心をますます煽り立てたのである。

しかし、先のカサブランカの海戦で敗戦したイスパニアは、その敗戦処理のため、この大航海時代の躍進に大きく遅れを取ることになった。
着実に、手広く同盟港を開拓していくポルトガルとただひたすらに雌伏するイングランド、そして瓦礫の下からの再生を目指すイスパニアの壮大なる物語が幕をあけた。


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