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七資産@五番へたれ雀士さんの麻雀講座

1観鈴ボード:2002/01/21(月) 08:35
七資産@五番へたれ雀士さん解説の麻雀講座スレッドだよ♪

   へヘ      
   /〃⌒⌒ヽ
  〈〈 ノノノハ)))| 
   |ヽ|| ・∀・||∩ ロン!リーチ、一発、三色、ドラ !
  (U( リ ╂l/リノ にはは、あがったよ〜♪
    /___ヽ
    (_)___)

時間がある時にでも講座を開いてくださいね、待ってます。

2偽車NGG隊長さん</b><font color=#FF0000>(NGG/Tst.)</font><b>:2002/01/21(月) 08:39
新スレおめでとうございます。
麻雀この頃やってないけど…
東風で逢えたらいいですね。
 
ちなみに…
http://members9.tsukaeru.net/ha-kagi/other.zip
↑カチュで見ている人にプレゼントもってきましたw
ここのサイトもみえるようにしました。

3七資産@五番へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/01/21(月) 16:22
え〜ては一回目の講義を始めます。まず、
ルールは基本的にアリアリ・ルールで赤無しご祝儀無し。で
いきます。第二東風ルールと思ってくれればいいです。(ウマはあり)

では初めての講義。「麻雀はトップを狙え」
よんだまんまです。まぁ、現代の麻雀は特殊な状況を除いて
トップを狙うべきです。それはなぜか?
オカが入るからです。最近は25000点(27000点)から始まって
いますが、本来は30000点からはじまります。(競技ルール)
じゃあ合計20000点はどこにいったと言えば、オカに
なった訳です。20000点といったら、親パネ以上の収入ですよ!
そこのあなた!
これをとらなくて何をとる?という事になります。
ようは、トップの非常に優遇されている。という事です。

では、次回はどうやってトップをとるか。について講義しましょう。
本日はこれにて終了。

4七資産@五番へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/01/21(月) 16:35
後、私の講義つまんねーよ。へたれの講義なんて聞きたくない。
というあなたは、
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-King/2754/kouza/kouza.htm
を見ていただけると、非常に勉強になります。
私は、技術以外にメンタル的な話もしていくつもりなので、
その辺よろしくおねがいいたします。

5観鈴ボード</b><font color=#FF0000>(wWGRE7wo)</font><b>:2002/01/21(月) 23:14
七資産@五番へたれ雀士さん

ゲーム攻略に麻雀解説コーナーを作りました。
直した方がいい所等がありましたら、ご指摘よろしくお願いします。
少し手を入れちゃったけど、大丈夫かな?
にはは、怒らないで下さいね。

6七資産@五番へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/01/21(月) 23:37
>>5
あー、20000点といったら、親パネ以上の収入ですよ!そこのあなた!
を赤で少し大きめにお願いします。ここが重要なので。これから第二回
講義書きますので。

7七資産@五番へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/01/22(火) 00:01
第二回 「麻雀でトップをとるには?」
よんだままです。前回オカが非常に重要なものだと
話しましたが、実際どうすればいいの?という事になります。
まぁ、色々ありますが、ここでは攻めの項目で話させて
頂きます。ツモやロンを自分がしない限り勝つという事はできませんから。

え〜大切なのは、配牌もらった時に満貫の手を自分で
構成する事でしょう。なぜ、満貫かといわれれば、某雀鬼流が
言っているからではありません。得点計算できる方は分かるかと
思いますが、30符ベースの計算は、
1000→2000→3900→7700→8000→12000
となります。見れば分かりますね。7700以降得点は満貫打ち切り
という事で、倍(厳密な計算の後四捨五入のためにズレはあるが)の
計算ではなくなります。という事で、一番効率がいいのは7700まで
という事になり、最近の雀荘は切り上げ満貫というところがほとんどです。
まぁ、切り上げ満貫知らないという方はいないと思いますが・・・。

それでは次回は「満貫をつくるには?」を講義します。
今回の講義はこれにて終了です。

8観鈴ボード:2002/01/22(火) 01:06
UP〜アーンド手直し終了!
七資産@五番へたれ雀士さん、確認お願いしますねっ!
これで大丈夫なのかな?大丈夫なのかな?

9名無士車</b><font color=#FF0000>(NGG/OHWI)</font><b>:2002/01/22(火) 02:23
え〜早速見に来ました…
拙者、ほんの一部の麻雀ゲーと普通に友人と打つ事しかないので
”オカ”が解らなくて思わず��索してしまいました…
東風ルールって書いてあるのは、
あの有名な東風って奴なのですな…
拙はやった事ないので単なる半チャンより短いものなのかと勘違い…
ま��、それはさておき、あんま強くないんで(点数計算苦手がネック)
ここで勉強させて頂きますよ
 
しかし……試験中なのに妙に打ちたくなってきた〜〜(ぉ
 
……いや、単位やばいからここは我慢しよう(w

10偽車NGG隊長さん</b><font color=#FF0000>(seRiodx2)</font><b>:2002/01/22(火) 10:42
結構為になることが書いてありますね…
いつも大きい手を狙ってましたです…
そうか効率的に言えば満貫止まりが一番イインですね
この時点で目からうろこです…
 
でももっと凄い事を書かれるんでしょうね…
期待してますです…

11七資産@五番へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/01/22(火) 19:07
一応第三回を執筆中ですが、これからは配牌など
を書く予定でいます。まぁ、私の実践譜など交えたい
(東風のやつです。)と思っているので。そこで確認
しておきたい事があります。
マンズは、一二三・・・・九
ピンズは、(1)(2)(3)・・・・(9)
ソウズは、123....9
字牌は、そのままになるかと思います。ちなみに、ピンズの1を①
と表記することもありますが、マックじゃ見えないのでやめておきます。

後、管理人さん。ttp://www.ma-jan.or.jp/int.htm
で、牌画があるので、配牌とか字じゃみずないよ〜。にはは。
とかという場合には使ってください。私からは以上です。

12七資産@五番へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/01/22(火) 19:09
>>8
問題無しです。後、よんだままです。はわざとひらがなに
したのですが、まぁ別にかまいません。

13観鈴ボード:2002/01/23(水) 01:27
内部サーバーエラーで書き込めませんでした・・・が、がお。
とりあえずトップページに避難所を作りましたので、
書き込めない場合はそちらから皆よろしくお願いします。
>>ALL

七資産@五番へたれ雀士さん
少し手直しをしてみました。

14七資産@五番へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/01/23(水) 01:39
ttp://www.ma-jan.or.jp/int.htmこちらに牌画があるので、見てくださいね。
は、カットで。というか、カキコめるのかテストもかねてみよう。

15七資産@五番へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/01/23(水) 01:51
第三回 「満貫をつくるには。その1。メンゼン編」

まず配牌をとったらマンガンの構想をしてください。
マンガンは大きく分けると2つに分けられます。
「面前マンガン」「鳴きマンガン」
面前マンガンは面前で手を進めてリーチをかけます。
裏ドラも一枚くらいなら期待していいので2役を作ればマンガンになります。
タンピンとか平和ドラとかですね。簡単です。 もちろん平和ドラ3などの面前マンガンもあります。
これはリーチをする必要が無いですね。
次に鳴きマンガン。

よく超ラン(もっとも上ランではもっとある)でも3フーロしてカンチャン待ちの1000点をする人を見かけます。
あがりトップの時など除いてはこんな仕掛けをしてはいけません。
リーチがかかったらどうするんでしょうか? 「ツッパルのさ!」と言われそうです。
これはいけません、無謀なツッパリです。 ハイリスクローリタンです。
ツッパリとはハイリスクハイリターンの時に行います。
すなわち自分がマンガンなどを張ってる時(もしくは1シャンテンでもいい)。
マンガンを作れと言ったのは実はこんな理由もあったりします。
話をもとに戻します。 鳴きマンガンの代表的なのはホンイツ役ドラやトイトイ役役などでしょう。
鳴いて5200以上なら鳴きましょう。 最高でも3900という仕掛けはあまりお勧めできませんね。

長くなるので1回区切ります。

16七資産@五番へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/01/23(水) 02:23
ハイリスクローリタンには赤で頼みます。以上です。

17七資産@五番へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/01/23(水) 17:16
第三回講義 「満貫をつくるには。その2。面前マンガンの作り方編」

では、今回から実践譜(とはいってもいい加減だが)をつかいましょうね。
南二局25000点の三着
二三(2)(6)(7)1223799北 ドラ七
まさにマンガン欲しい局面です。 さあ、この配牌からマンガンを考えてください。
まず鳴きマンガンは無理っぽいですね。 と、なると面前マンガンです。
結果的に手なりになるかもしれませんが 役を構想することは雀力の向上になります。
さあ、考えましたか? 私はまずリーピン表裏を考えました。
そして次点に下の三色。遠くにジュンチャンをみました。  
では第1ツモです。第1ツモは北でした。
二三(2)(6)(7)1223799北 ツモ北
当然2切りです。(2)を切ってはダメです。
三色は二ハン。一盃口は一ハン。
待ちうけも、2切りの方が手広く構えられます。
次のツモも北でした。
二三(2)(6)(7)123799北北 ツモ北
チャンタが見えてきましたね。当然イーシャンテンになる7切り。
次のツモは(6)でした。
二三(2)(6)(7)12399北北北 ツモ(6)
ここは、ツモ切りです。(2)切りではリーチのみの手になってしまいます。
ここは、満貫を狙う状況です。そのテーマにそった打ち方をする事が
雀力向上につながります。
次のツモは(3)でした。
二三(2)(6)(7)12399北北北 ツモ(3)
漫画みたいなツモですw当然(6)切り。
次のツモは発でした。
二三(2)(3)(7)12399北北北 ツモ発
当然(7)切りとなっていきます。発は安全牌としての保険です。
で、これ以降4ツモるまでツモ切りでかまいません。4を入れる理由は、
234の三色を残すためです。二とか(3)もいりませんツモ切ってください。
で、数順ツモ切りの後、(1)をツモってくる。
二三(2)(3)12399北北北発 ツモ(1)
発切りですね。で、ここでリーチをかけるかかけないかの問題ですが、
私はリーチをかけます。リーチかけなくても、四より一の方が
でやすいでしょう。四ツモったら悲しいですが、あがって
かまいません。次に親番がありますから。
で数順後、一をツモってリーツモチャンタ三色ハネ満となりました。
まぁ、できすぎの例ですがw

また長くなったな・・・。頑張って見てくれた人感謝。
次回は鳴き満貫の場合を見ていきます。

18観鈴ボード:2002/01/23(水) 18:28
ページ更新しました♪
牌字の色を変えてみましたけど、見にくかったら言って下さいね。

19七資産@五番へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/01/24(木) 15:48
よく見たら、このスレしか最近書き込んでないねw
もしかして、俺のせいかもというより俺のせい。

東南西北は黒。白は白(しろ)。発は緑。中は赤が
みやすいと思うよ。

20七資産@五番へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/01/24(木) 15:53
ん、赤じゃマンズとかぶるか。適当にやっておいてw

21観鈴ボード</b><font color=#FF0000>(wWGRE7wo)</font><b>:2002/01/26(土) 01:08
明日以降、パソコンにつなげない可能性があります。

22名無士車</b><font color=#FF0000>(NGG/OHWI)</font><b>:2002/01/28(月) 12:01
>>19
書き込んでませんが、読んでますのでご安心を。

23後援会の方</b><font color=#FF0000>(AAAAAAAo)</font><b>:2002/01/31(木) 03:56
先生、こういうCGIがあるそうです!
ttp://homepage2.nifty.com/aikonhouse/
ココの牌書き込み隊ってCGIが物凄い勢いで使いやすい!

24七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/02(土) 20:01
第三回講義 「満貫をつくるには。その3。鳴きマンガンの作り方編」

ではかなり間が空きましたが、鳴き満貫編をw
東南戦一局東家原点
一四五七(2)167南北白発発中 ドラ中
もう見てられない。テキトーだよ、テキトー・・・。 と思ってはいけません!
クズ手こそ満貫になるものです。 さあ、レッツシンキングタイム!
考えましたか? 私はマンズのホンイツ、ソウズのホンイツ。
トイトイ役。役ドラドラ。 そして大三元。さらに字一色をみました。
まあ夢はでっかく見ましょうや。 あとオリも考えました。
が、東一局なのでやはり基本は攻めでしょう。

まぁ、第一打は(2)ですね。
一四五七167南北白発発中 南家から発
まぁ、クズ手だし見逃すか・・・なんて思ってはいけません。
ドラ表示に発がでていますよ!当然ポン。
これで、役はつきました。さて、何を切りましょう。
萬子が4枚ソウズが3枚だから、当然1切り。
次のツモは一でした。
一四五七67南北白中 ポン発発発 ツモ一
おー、マンズをツモりましたね。当然ソウズを落とします。
6切り。次のツモは七でした。
一一四五七7南北白中 ポン発発発 ツモ七
素晴らしいツモですw当然7切り。
次のツモは白でした。
一一四五七七南北白中 ポン発発発 ツモ白
大三元が見えてきましたね。まぁここは北打ちとしておきましょう。
南を切っても特に変わりませんが、北家にポンされた時にすぐ
にツモれるので北打ちとしました。
次のツモは九でした。
一一四五七七南白白中 ポン発発発 ツモ九
南切りですね。特に問題ありません。
次のツモは白でした。
一一四五七七九白白中 ポン発発発 ツモ白
おー、これで小三元大三元が見えてきました。九切り
で問題ありません。
他家から一がでました。
一一四五七七白白白中 ポン発発発 南家から一 
ここはポンテンをとりましょう。打ち中。ポンした後で
四五落しは、絶対してはいけません。中はドラですし絶対といっていいほど
でません。テンパイを取りましょう。
四五七七白白白 ポン発発発 ポン一一一
さて、次のツモが四でした。
四五七七白白白 ポン発発発 ポン一一一 ツモ四
はい、ここでトイトイに受ける人。悪手です。わざわざ
待ち牌を悪くしてまで、ハネ満とる必要はありません。
しかも、四七待ちはスジになっていてかなり悪い待ちに入ります。
ということでツモ切り。
そして数順後、南家から三が出てロン。
白発ホンイツで12000点でした。まぁ、これも出来すぎの例ですがw

ようやく第三回講義が終わりましたね。次回は攻めの基本中の
基本、牌効率について勉強しましょう。

25七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/02(土) 22:11
あー、今回の講義出来悪いので、強調するところ特にないです。

26観鈴ボード</b><font color=#FF0000>(wWGRE7wo)</font><b>:2002/02/02(土) 22:48
更新終了しましたよ♪

27七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/03(日) 00:30
あ、名雪車の方に書いてしまった。
誰も答えてくれないのでここで麻雀クイズでもだそう。

さて、問題です。私は役満をテンパイしていましたが、
役満の方でないアガリ牌をツモってきたので、
ツモのみをあがりました。さて、どんな形でしょう。
観鈴ボード分かるかな。分かれば中級レベルだね。

28なゆー</b><font color=#FF0000>(NaYukigg)</font><b>:2002/02/03(日) 05:01
ソーズの22334666888發發で1をつもったのかな?
どうだろ。

29七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/03(日) 12:04
>>28
モロ、ホンイツがはいりますwというか、緑一色だとどんなにあがいても
ホンイツがはいります。
いや、その考えは悪くは無いですが次点ですね。
ツモのみですよ・・・。ヒントはツモリ四暗子変化待ち。

30七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/03(日) 12:35
ちなみになゆーさんの形の発展系だと
23発発 ポン666 ポン888 ポン333
で1ツモ。バカホンのみです。

31観鈴ボード</b><font color=#FF0000>(wWGRE7wo)</font><b>:2002/02/03(日) 21:10
今日はインフルエンザで頭がボーっとしていて、
イメージしても牌がぐるぐると回っています。

明日まで待ってて下さいねっ・・・にはは、いよいよ人生のゴールでしょうか?(w

32七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/04(月) 17:56
ゴールしないでくれ〜。書くからさ。コミペしているのは、カンベソw
第四回 「牌効率 その1 基本編」
1局だけで考えれば麻雀はその局で一番早く四面子一雀頭
をつくったものの勝ちだ。現代麻雀はスピードが命である。
手間のかかる手役作りは二の次だ。
手役なんてなくてもドラがあれば得点はフォローできる。
表ドラが4枚、赤が3枚、裏ドラが4枚、一人あたり2.5枚のドラだ。実際にはドラを全て使い切るのはありえないが、それを考えても赤入リ麻雀では手役なしで5200程度の得点は見込めるのだ。
手役なんて基本的にはピンフ・タンヤオ・飜牌・染め手・七対子
これだけで充分である。麻雀の1飜縛りはリーチで解決する。「手役を無視してテンパイを目指し、ツモれる待ちでリーチ!」が勝ち組の麻雀だ。「いかに早くテンパイまでこぎつけるか?」というのが牌効率の基本理念であり、
具体的には、「もっとも受け入れの広い打牌を選ぶ」のが牌効率打法である。

一二(1)(3)(5)(5)(7)(8)(9)2367 ツモ(2) ドラ3
ここから一般的に二、一と落としていくのが現在の麻雀である。
123の三色ねらいで、67のリャンメンターツを落としているのでは
昭和の麻雀である。三色ドラ1もリーチ平和ツモドラ1も同じ点数である。
しかも、三色は確定していない。もし、67落しで4をツモってきたら、リー
のみである。どっちが得かは一目瞭然だろう。

では、次にこの配牌を見て欲しい。
一二三四五五(7)(8)(8)3789 ツモ4
まぁ、よくあるイーシャンテンの形ですが、皆様何を切るだろうか。
よく平和を確定しようと五か(8)を切る人が多い。が、それは間違いで
ある。仮に八筒を切ったとしよう。
図1 一二三四五五(7)(8)34789
では、ここで(6)(9)か25をツモった時切るのは一である。
つまり一は全くの不要牌ということである。
図2 二三四五五(7)(8)(8)34789
一を切った場合こうなる。受け入れを見てみると、
図1では(6)(9)25の4種16牌
図2では五(6)(8)(9)256種19牌である。
五か(8)ではピンフがなくなり、価値が無いという意見もある。
しかし、それは違う。ドラは設定しなかったが、リーチ一発ツモウラ1
でほぼ満貫であるし、それは決して珍しいことではない。
つまり、「受け入れはあくまで広く。全ての牌に働きを持たせろ」
という事である。

次回の講義は「牌効率 その2 牌効率は万能ではない」

33なゆー</b><font color=#FF0000>(NaYukigg)</font><b>:2002/02/05(火) 00:44
2233344555 ***
1.2.3.4.待ちで
1ならツモのみ
2.4で役満
3でツモイーペーコーetcか・・・。
今度七資産と打ってみたいものですね。
ちなみに私は大抵第一で打ってますんで。
名前はcha*****(一応伏せ気味)です。
現在のレートはやっぱり1760前後をさまよっちゃってます。

34七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/05(火) 07:23
実は第二か第三でしか打ってません。(;´Д`)
クイタン無しが嫌なだけですが・・・。まぁ、第三で
やることはほぼないですが。
第一は結構R維持するのが難しいルールだと思うのですが
どうでしょう。

35七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/05(火) 07:34
強調して欲しいところは、この三つぐらいかな。
麻雀はその局で一番早く四面子一雀頭
をつくったものの勝ちだ。
「もっとも受け入れの広い打牌を選ぶ」
「受け入れはあくまで広く。全ての牌に働きを持たせろ」
インフルエンザ早く治してください。では、よろしく。

36七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/05(火) 07:39
ん〜ちなみに、私の解答は
五五五七七七1112233 ツモ4
でツモのみ。という感じだったんですがね。要は、
イーペー含みの四暗子待ちならこんな事もありえるという
事です。

37なゆー</b><font color=#FF0000>(NaYukigg)</font><b>:2002/02/05(火) 14:45
なるほど、イーペーコーを含む形だとそういうことも起こるんですね。

ちなみに第一はあのオーラスの雰囲気が第二よりも倍楽しめていいですね。
短いからいかに安くても確実にアガるかがポイントですからね。
ちなみに私の場合だと、��負の半分ほどがオリです。
ヤミテンでちょくちょくアガって逃げ切りを図るタイプですかね。
1位175回 2位176回 3位172回 4位140回
ま��なんともいえない成績でしょうか。
常に弱気です(w

38七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/05(火) 18:52
暇だから、9時当たり第一に居ようか・・・。
もし、なゆーさん。9時当たり暇でしたら、/Wなどで
検索してみてください。/Talkなどされましたら、その
指示に従いますから。ちなみに、名前はタイムマシンでいきます。

39七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/05(火) 20:43
今ならいますよぃ。私的に使ってスマソ。

40七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/05(火) 22:14
第四回講義 「牌効率 その2 牌効率は万能ではない」
受け入れ枚数が多ければいいとは限らない。
四五八九(2)(3)(4)1123567     ドラ8
これもよくあるイーシャンテンだが、テンパイチャンスが一番多いのは一索切りである。 のどれを引いてもテンパイ、7種24枚のイーシャンテン。八万か九万を切ると5種17枚でかなりの差だ。
しかし、ここは受け入れは狭くなっても八万(九万)を切るのが正しい。
7種24枚といってもそのうちリャンメンテンパイになるのは
八万か九万を引いた時だけで、残りは単騎かペンチャンの愚形だ。1300点のペンチャンリーチなんて寒すぎるし、単騎待ちにしても手変わりを待つのなら結局遅れることになる。その点八万(九万)を切れば何を引いてもピンフテンパイだし、
その後のツモでより広いイーシャンテンへと変化しやすい。
受け入れ枚数だけで牌効率が決まるのではない。
その後の形や手変わりも考えた上で、「もっとも受けの広い形」
を取るのが牌効率である。

では、次の牌配を見てもらいたい。
図1一三(1)(1)(6)(7)(9)112789 ツモ二 ドラ東
当然この手は牌効率なら九筒切りだが、この手で九筒を切る人は馬鹿だ。
六筒切りで純チャンを確定させるのがまともな打ち方である。
手材料があるときはそれなりの打点を叩き出さなければならない。
いつでも牌効率で打つのはナンセンスだ。
図2二二二四(3)(4)(6)(7)34567 ツモ2 ドラ北
図1の例は極端かもしれないが、状況によって牌効率で打つケース
と打たないケースも多々ある。
図2は普通の状況では最も受けの広い四万切りでかまわない。
しかしこれが満貫でトップというオーラスならどうか? 
そのときは当然234の三色を狙って六筒七筒を落とす。
これが私の言う、状況に応じた打ち方であり、上級者ほど
そのテーマからはずれる事はない。

状況によってベストな打牌は変わってくるものだ。
これから学ぶ牌効率も、いつでも正しいとは限らない。
状況によって牌効率か打点かを判断する必要がある。
そのことを踏まえた上で以降の講座を読んで欲しい。

次回は、「牌効率 その3 不要牌の見極め」

41七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/05(火) 22:16
 のどれを引いても
となってしまったので、三四五六七八九のどれも引いてもに修正
してください。

42観鈴ボード</b><font color=#FF0000>(wWGRE7wo)</font><b>:2002/02/06(水) 02:25
更新完了しました♪

七資産@へたれ雀士さんいつもご苦労さまです。それとありがとうございます(ぺこり

43七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/06(水) 18:33
あー、気にしないで、他人のコミペばっかだしw
第四回講義 「牌効率 その3 不要牌を見極めろ」

 序盤における牌効率とは、不要牌の見極めである。
構成はあくまで手広く、あらゆるツモに対応できる形を残したいものだ。
例1.一四七八(1)(6)(6)(7)113白中  ツモ7
配牌だとする。この時点で不要牌は一(1)白中、これは明らかだろう。
このうちどれが最も不要かを考えてみる。まず、中と白は候補から外される。
決していいとは言えないこの手牌だが、中か白を重ねればあがりも見えてくる。
ここで役牌を切る手はない。では第一打は一万と一筒のどちらを切るべきか?
どちらでもいい言える。が、セオリーでは一万切りである。
なぜならこの四万を持っているため、一万を切っても二万・三万引きに対応できる。
一筒を切った場合、二筒・三筒引きに対応できない。一般論として、
一四とあれば一、六九とあれば九は完全不要牌である。
これはセオリーとして知っていてほしい。

一三五(4)(7)(8)(8)3689中中 ツモ(3)
これは簡単だ。九索切りの一手。浮いている三索は不要牌ではない。
二索、四索を引けばリャンメンができ、ソーズの上を外すことができる。
一方九索はすでに六索があるので全く機能していない。
一二四とあれば一、六八九とあれば九、は不要牌である。

例3.六七(2)(3)(3)(3)(7)(8)677 ツモ(9) 
例3になると間違える人が出てくる。
ソーズに手をかける人は基本ができていない。
(2)(3)(3)(3)のような形(両面単騎)は三面張で好形とされているが、
それは一面子一雀頭を求める場合の話である。
この手は雀頭が七索か白ですでにあるから、(2)が不要牌である。

・四面子一雀頭のうち何が足りないかを把握せよ

次回は、結構陥りやすいミス(知らなかったりする)ので、
ちょいと打てる人でも知らなかったりするかもね。
「牌効率 その4 二度受けを嫌え」

44七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/09(土) 22:51
例1.三四六七(6)(7)3477888 ツモ(8)
上の図はいわゆる面子オーバーの状態である。
どの面子を嫌っていくかだが、五万を引くと三面張ができるから
三索四索落としが正しいと思っている人が多い。初心者によくあるミスである。
☆ソーズ落としの場合、有効牌は二五八の3種12枚
☆マンズ落としの場合、有効牌は二五25(または)五八25の4種16枚
テンパイチャンスが1.3倍も違うんだから、当然マンズ落としが正解だ。
この手の場合、ツモ六索で678の三色が狙えるから四万三万を切る。
このように受けがかぶっている場合(このケースでは五万受けがかぶっている)
を「二度受けになっている」といい、二度受けの分受け入れ枚数が減る。
したがって二度受けは嫌っていく、これも牌効率の基本である。

 例2.二二(2)(2)(3)(3)(6)(7)(8)3478ツモ9
一四筒を引けば確かにイーペーコーだが、
☆ソーズ落としの場合、有効牌は二(1)(2)(3)(4)の5種14枚
☆三筒切りの場合、有効牌は二(1)(2)(4)25の6種20枚
受け入れ枚数は大きな差がつく。うまいことピンフイーペーコーを
テンパイしても高目の確率は2分の一だし、リーチのみのシャンポン待ち
になる可能性もある。この形では三筒切りと覚えておこう。

例3 五六八九(3)(4)(5)(7)(9)(9)589ツモ4
ペンチャン同士の比較だが、この場合は七が二度受け
になっているのでマンズのペンチャンを外す。
例4 五五五(3)(4)(6)(8)244588 ツモ(2)
今度はカンチャン同士の比較。
三索の二度受けを嫌い、二索切りが正解である。

45七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/09(土) 22:53
はっ、題名「牌効率 その4 二度受けを嫌え」
次回は、第五回講義 「鳴き編 その1 鳴きの基本」
について講義します。

46七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/10(日) 22:42
第五回講義 「鳴き編 その1 鳴きの基本」

鳴きのメリット・デメリット
初心者が圧倒的に下手なのがこの“鳴き”である。初心者と上級者では雲泥の差だ。鳴くべき手を鳴かず、
メンゼンで仕上げるべき手を鳴く。ワイワイ卓やランキング卓のひどさといったら・・・
鳴きについて勉強しなおそう。それにはまず、鳴きのメリットとデメリットを確認することだ。
1.テンパイが早くなる メリット
鳴くことによりテンパイは確実に早くなるし、あがりも早くなる。
早くあがることにより、他家のチャンス手をつぶすことができるので、
これは非常に大きい。

2.メンゼンでは仕上げにくい手を作れる メリット
メンゼンではホンイツやチャンタ(鳴いてチャンタは決してオススメしないが)
などは作りづらいが、鳴けばそれほど苦にならない。
染め手は基本的に鳴いてつくるものである。
麻雀マンガのようにメンホンがバンバンできたりはしません。

3.ペンチャンなどの急所を解消できる メリット
一二六七(1)(2)(2)(7)(8)(8)発発発 ドラ七
たとえばこの手で、場に三万が二枚見えていたとする。
そして上家から三万が切られた。こういうときは迷わずチーすべきだ。
こういうケースでメンゼンにこだわっては、あがれる可能性は非常に薄い。
場に三万が二枚切れているということを意識していないと、
三万を見送ってあがりを逃すことになるのだ。

4.面子を新しく作ったり待ちを変えたりすることができる メリット
12333789北北 ポン555 ドラ北
満貫をテンパイしているが待ちは三索と
ドラのシャンポンと最悪。こういうとき、
下家から二索が出たらすかさずチー。
23789北北 ポン555 チー123  ドラ北
ずっと待ちが良くなっているのが分かると思う。
こういうテクニックは絶対身につけるべき。

5.手が安くなる デメリット
三色やホンイツは鳴くとやすくなるし、イーペーコーやピンフは消える。また、当然リーチができない。鳴きは一発裏ドラの放棄でもあり、
鳴くことによりかなりの得点ダウンは否めない。これが鳴きの最大の欠点である。

麻雀は安あがりを繰り返すだけでは勝てない。メンゼンで仕上げればリーチがある。
例えノミ手でも、リーチをかければ満貫の可能性は常にあるのだ。
(リーチ一発ツモドラ1) 鳴きたい気持ちを抑え、メンゼン重視で打ってみよう。チャンタやイッツーもメンゼンで仕上げないと意味がないぞ、ラン卓の諸君。

 基本はメンゼン

6.守りが弱くなる デメリット

三つ鳴いて手牌は4枚、ここで相手からリーチがかかったら?
しのぎようがない。メンゼンならまわすことができる。
まぁ常に全ツッパの人はそれでもいいのかもしれないけどね(笑)

麻雀は自分のあがる局よりあがれない局の方が
多いのだから(単純計算で25%ぐらいであろう。)
受けにまわるケースの方が多い。
しかるに、相手からリーチがかかった時のことも
考えて打つのが当然だと思うのですが。
まぁ、安牌の残し方は余裕がないと出来ないとかいろいろあるが。

7.手が固定され、手役の可能性を限定することになる デメリット
三四五六(4)3344556中中 ドラ8
たとえばこの手で中が出たとしてポンするか? 俺は鳴きません。
この手で中を鳴くと1000点にしかならないからだ。
この手は中を2枚落とし、メンタンピンにする。
イーペーコーや三色の可能性があるし、ドラが使えるかもしれない。
俺は二枚目が出たって鳴かないな。

次回は、第五回講義 「鳴き編 その2 鳴きのタブー」
について書きましょう。

47七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/13(水) 21:50
今日は私の試合だけ貼って終わり。ケチつけないことw
私以外の人から是非学んで欲しい。というか、私が一番へたれです。
ttp://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/7975/ita11.txt

48観鈴ボード</b><font color=#FF0000>(wWGRE7wo)</font><b>:2002/02/14(木) 21:24
完了しました〜♪

49七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/15(金) 17:59
第五回講義 「鳴き編 その2 鳴きのタブー」

初心者の打ち方を見ていて、一番目に付くのが鳴きのひどさです。
麻雀で強くなりたいと思うのなら、やってはいけない鳴きが
あることを肝に銘じてください。ちょっときつめに書きます。

1.大明カンは大迷惑
ゲームで麻雀を始めた人にありがちなんだけど、
「カンは必ずすべきもの」という認識があるみたいですね。
それはとんでもない誤解であって、カンはなるべくしない方がよい。
特に大明カンは厳禁です。
一三五(7)(8)(8)3345東東東 南家から東

一三五(7)(8)(8)3345 カン!!東東東東
こういうカンをしてる人はいませんか。はっきり言って病気です。
リーチやメンゼンツモ、裏ドラの可能性を消してまでカンする
必要がどこにあるのかな?
全く理解できない行為です( ̄〜 ̄;)

まぁ、唯一理解できるとしたら、オーラスで1200点差の2位
なら、最低1300確定する状況だけ(まぁ、私でもするのをためらうが)ですね。
まぁ普通はないので、無視してくださいw

自分が鳴いてる場合でも同様で、大明カンなどしてはいけない。
ドラがのるのは自分だけじゃないんだから。相手のリーチがかかって、
裏ドラを献上するハメになるのがオチ。
他人の迷惑も考えず、大明カンをするなんて最悪。

・大明カンなど言語道断

2.加カンもなるべくするな!
加カンについてなんですが、こちらは「百害あって一利なし」
というわけではありません。でも、俺はまず加カンはしません。
こっちは鳴いてて相手はメンゼン。となれば裏ドラの分だけ不利になります。

四四四五(3)(4)(5)345 ポン白白白 ツモ白 ドラ5
ただし、上の図のような手ならカンしてもいいでしょう。
待ちも良いし、リンシャンかカンドラで満貫が見える。まとめると、
・両面以上の待ちでテンパイしていて、
誰からもリーチがかかってないときは加カンをしてもよい。
でも基本的に俺は加カンを勧めません。
相手3人がメンゼンで手を作っている時は特に慎重にしてください。

3.裸単騎は恥と知れ
東風のワイワイ卓でこんな鳴きをしてる人をよく見かけます。
? チー(4)(5)(6) ポン白白白 ポン(8)(8)(8) チー(7)(8)(9)
こういうのを色キチと言うんだよね。ヘタここに極まれり。
リーチがかかって、白をツモってきてカン!
あ〜もうこういう麻雀やめましょう。

? ポン二二二 ポン北北北 ポン777 ポン(8)(8)(8)
もっとすごいのがトイトイのみの裸単騎。いくらなんでもこれはヘタすぎる。
最悪でも二万であがりになってないといけないんだよ。
こんなんだから「東風荘で打ってる奴はレベルが低い」なんて言われるんだぞ(怒)

字一色などの役満なら裸単騎もやむをえないけど…
とにかく、出るポン・見るチーの麻雀からは卒業しよう。

・裸単騎など生き恥もいいとこ

補足、最悪でも鳴きは3フーロまでに止めておくべきです。
役牌鳴きは2フーロとかよくいわれますが、そんなセオリーは
ないし、できるなら1フーロの方が手は読まれにくいです。

次回は、第五回講義 「鳴き編 その3 鳴きの原則」

50七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(K5EiP01M)</font><b>:2002/02/15(金) 18:01
あぶねー。エラーでたからマジでびびった。
コピーしてなかったし・・・・w

51七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(3uoJfB4Y)</font><b>:2002/02/25(月) 21:48
第五回講義 「鳴き編 その3 鳴きの原則」

1.シャンテン数を上げろ
一三五77889西西 ポン中中中
たとえばこの手で七索や八索・西を鳴いても全く意味がない。
鳴いてもイーシャンテンに変わりはない。
鳴くことによりツモ番が1回減ることや、守備が弱くなることを忘れてはいけない。
シャンテン数の変わらない鳴きは基本的にするべきではない。

二二(2)(4)(5)(6)(7)678 チー六七八 ドラ二
ただし上図のような手の場合、八筒や六筒はもちろん五筒をチーしてもよい。
待ちを良くするためのチーは積極的にしていいと思う。

2.悪形を解消し、手の中に好形を残せ
これが鳴きのコツです。この原則を守れば、食いしかけの成功率がぐっとUPする。
例えば、親で配牌でドラ2などだったりすると、アガリに近づけることと
手を進めることを混同する人が多い。例えば
東家 四五五(6)(8)33457 ポン発発発
ここで、北家から三が出たら喜んでチーする人がいたら
問題です。もしチーした場合。
(6)(8)33457 ポン発発発 チー三四五
と残った形がカン(7)と36で、ドラの3を2枚使っているだけに
実質カン6待ちです。決して好形とはいいがたいです。
ここでは、チーせずにマンズの好形を生かすのがアガリへの
最速の道という事になります。カン(7)がでたら当然チー
しましょう。例えば7を切れば
四五五3345 ポン発発発 チー(6)(7)(8)
となり、前の形よりぐっと形は良くなってます。

3.鳴く前に手役を確定させろ
第一東風荘では東風戦を意識してるのかしていないのか、
変なしかけをする人が多い。
五六八八(2)(2)(5)(7)57789 出る6 ドラ八
たとえばこの手で六索をチー。鳴き三色はいいが、
受け入れは六筒と七万限定である。それに四万を引いたらどうするのか?
終盤に形テンでもいいというのなら六索チーもあるが、通常は見送る。
この手はピンフが狙えるし、ドラが暗刻になってもいい。
八索を引けばイーペーコーや七対子も狙える多彩な手だ。

二二六八(2)(3)(7)226778 出る七 ドラ2
食いタンでも同じ。この七万をチーしてはいけない。
とにかく手役が確定してから鳴くこと。
鳴いてからでは受け入れが狭くなり、修正がきかなくなってくる。

次回は 第五回講義 「鳴き編 その4 喰いタン」

52観鈴ボード:2002/02/26(火) 07:36
HP更新完了しました〜☆

53七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(3uoJfB4Y)</font><b>:2002/03/04(月) 21:19
第五回講義 「鳴き編 その4 喰いタン」

.早あがりを目指す
麻雀は全局大物手を狙う必要はない。
点棒があるときは安くても早上がりで
相手のチャンスをつぶすように打つように
心がけるべきだ。早くあがるなら食いタンはもってこいである。

図1 六六七(3)(4)(6)(7)(7)22234 ドラ発
この手はメンゼンでがんばりたくなるが、
例えばあがりトップならリーチは全く不要である。五万・六万・八万・・
・・なんでも鳴いていい。2索のポンも忘れずに。
図2 六六七(3)(4)(6)(7)(7)234 ポン222

図2が2索をポンしたところである。ここでなぜか六万や七筒を
切る人が多い。チーは上家からしかできないが
ポンはどこからでもできる。ポン材を残し、
七万か六筒を切るのが正しい。この手の場合
六筒切りが正解である。二五筒と五八筒で
五筒の受けがかぶっている分、六筒切りの方が広いのだ。

あがりトップに限らず、10巡目すぎても図1のような
リャンシャンテンでは少し遅い。メンゼンで
無理と感じたら食いタンを考える。

2.食いタンでかわす

リーチが入ったり食いしかけが入ったりした場合、
悠長に手を作っていてはだめだ。かわしに出るか
オリるかのどちらかをはっきりさせる。かわしにいく場合、
とにかく相手より早くあがらなければならない。
どんなに素晴らしいイーシャンテンでも相手に先に
上がられては何の意味もない。
食いタンでかわすというのも有力なテクニックだ。

捨て牌
19(9)一九発三南五(5)4 ここでリーチ

四五六六七(2)(2)(4)(5)3588 ドラ7
上家からリーチがかかり手牌が下の手ならチーして二筒を切る。
タンピン三色なんて狙っているヒマはない。
たとえ1000点のあがりでもリーチ棒が手に入るし
何より相手のチャンス手を阻止できたのなら
その価値は単なる1000点の何倍もある。

��回は第五回講義 「鳴き編 その5 トイトイとホンイツのしかけ 」

54観鈴ボード</b><font color=#FF0000>(wWGRE7wo)</font><b>:2002/03/04(月) 23:03
更新完了です〜♪

55なゆー</b><font color=#FF0000>(NaYukigg)</font><b>:2002/03/06(水) 01:06
食いタンアリルールでなんて最近ずっとやってないな��。
第一でも食いタンは無しだしねぇ・・・。

56七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(3uoJfB4Y)</font><b>:2002/03/06(水) 20:17
つーか、最近サンマの超ランで打っている
(新規でやるとやりやすいねー。サンマ下ランはカモばっかだしw)
ですが、ダメだね・・・。25試合やって-88かよ・・・w
第一で全然打ってないなぁ・・・w
流局総流れだと、ベタオリしてりゃ親流れて楽なんだけどねw

第五回講義 「鳴き編 その5 トイトイとホンイツのしかけ」
初心者が特に失敗しやすい、トイトイとホンイツについて。
1.トイトイ
初心者が大好きなトイトイですが、ドヘタな人があまりに多い…
まず、トイツ4組からトイトイをやるのは間違っている。

例として、4巡目に北をポンしたときの形がこう。
三四四九九(7)34779北北 ドラ(8)
トイツ4組からトイトイをやるのは無理。「ポンポンポン」
で簡単にできると思っているのかな? 
トイトイには4つのコーツと一つの雀頭が必要なんだよ。
「一つの雀頭」の存在を忘れてないかい?
トイトイをやるためには、五つのトイツが絶対条件なんだ。
三四四九九344779北北
じゃあ上図ならトイツ5組あるしトイトイにしていいかと言うと、これもダメ。
トイツ5組はチートイツのイーシャンテンだ。
トイトイのみはたったの2600点しかないが、
リーチチートイなら3200点、裏ドラ次第ではハネ満の可能性もある。
ここからトイトイやるってのはわざわざテンパイを遅くして、
(リャンシャンテンになっている)
その上安くしてるんだよ。
それに四万や四ソウ、七ソウは他家に使われやすいから、
なかなかポンできるもんじゃない。
結論:トイツ4組でトイトイやる奴はタコ! 

次に、トイトイと決めてしまいあがりを逃す奴が多い。
白をポンして、ここから六万や二索を切る人のなんと多いこと… 
素直に東切れよ! ドラはもちろん、
他家に使われやすい七万や三ソウを鳴こうなんて虫が良すぎる。
二二六七七(7)(7)233東 ドラ(7)
それでは、トイトイを狙うのはどんなケースか。

 (1)トイツ・コーツ合わせて5組ある。
 (2)役牌のトイツが1つはある。
 (3)暗刻が一つはある。

(1)は絶対条件です。できれば、(2)(3)も満たしているのが望ましい。
この条件を満たすことは少ないかもしれない。
しかし、トイトイはそんなに狙うべき手役ではない。
トイトイ合戦を始めるランキング卓・ワイワイ卓は、
非常にレベルの低い戦いだと言うことを自覚すべきだと思う。

注)飜牌役やホンイツで、トイトイまでのびることもある。
こういうケースは問題なし。

2.ホンイツのしかけ
染め手のしかけの失敗の多くがまだ手が育ってない段階で鳴くからだ。

例えば東場の南家の仕掛けとしよう。
二三五114456中 ポン西西西 ドラ中
上級ランキング卓だが1巡目の西をポンしている。(ドラは中)
2枚目とはいえ(親の第1打西)この形でオタ風に飛びついているようじゃいけない。
なんども言うけど麻雀は四面子一雀頭を作るゲームなんだ。
視覚的にはホンイツにいけそうだけど、実際は苦しい。こういう絵合わせ麻雀を打ってはいけない。
本当に“上級者”ランキング卓なのか?
(まぁ、俺もそうだがなーw)

二四四五七七八九北北 ポン発発発
例えばこの手、鳴ける牌はたくさんあるが、
何でも鳴けばいいってもんじゃない。手が読まれるばかりか
守りも弱まる。七万のポンやチー、九万のチーはほとんど無意味。

また、三万が出た場合カンチャンでチーする。
★カンチャンでチーした場合 四五七八九北北 チー二三四 ポン発発発
★リャンメンでチーした場合  二四七八九北北 チー三四五 ポン発発発
見比べれば違いは一目瞭然。
鳴きの原則「悪形を解消し好形を残せ」を忘れるな。

次回は第六回講義 「守り編 その1 守りの基本」

57七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(3uoJfB4Y)</font><b>:2002/03/06(水) 20:19
つーか、大間違いしてやがるw
×例えば東場の南家の仕掛けとしよう。
○例えば東場の北家の仕掛けとしよう。
でお願いします。

58観鈴ボード:2002/03/08(金) 00:38
更新完了です〜♪

59なゆー</b><font color=#FF0000>(NaYukigg)</font><b>:2002/03/08(金) 15:34
トイトイドラ3なんてもう勘弁

まだ第3で打ったことないな��。第1にヒッキーです。
食ってたら強くならんぞー

60七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(3uoJfB4Y)</font><b>:2002/03/08(金) 19:21
第六回講義 「守り編 その1 守りの基本」

麻雀における理想の守りとはアタリ牌だけを止め、それ以外は全部切ることだ。
しかし実際にはそんなことは不可能である。
読みによって相手のアタリ牌を絞ることは無論できるが、
この講座では待ち読みについては一切触れない予定である。
待ちが読めなくても十分放銃は回避できる。

当たり前のことだが相手がテンパイしてなければ何を切っても振りこむことはない。
そこで守る場合は相手がテンパイしているかどうかが重要になる。
ダマテンは分かりにくいので、今回はリーチに対する守りをメインにする。
リーチがかかれば相手は99%テンパイだからだ。

1.リーチに対する対処
大きくわけて5つの対処法がある。
(1)ベタオリ 自分のあがりを捨て、ひたすら振らないように打つ。
(2)まわし打ち なるべく危険な牌を切らずにあがりに向かう。
(3)ある牌以外は全部通す 具体的にはドラなど、止める牌を自分で決めてそれ以外の牌は全て勝負する
(4)全ツッパ どんな危険な牌でも全て勝負に行く。
(5)サシコミ わざと振りに行く。

重要なのは(1)(2)(4) 多くの場合この3つを選択することになる。
この3つの判断が難しい。
攻守の判断については別の講義で話すことにして、
この章では(1)と(2)について説明する。


2.ベタオリ
アタリ牌だけを止めることは不可能なので、
アタリ牌を切らないように打つようにすることを考える。
とりあえず通る牌を切って行けば、あがりからは遠のくが振りこむことはない。
自分のあがりは考えず、通る牌だけを切って行く。
これがベタオリである。

ベタオリするのは非常に簡単で、とりあえず絶対通る牌を切って行く。
リーチをかけている者に絶対通る牌とは、
・リーチ者(ベタオリの対象となる者)が捨てている牌
・リーチ後に通った牌
まずこの2つ。いずれも「フリテンでは当たれない」
という麻雀のルールを利用した者である。

ただしリーチをかけてない者に振り込むことはありえる。
絶対にロンされることのない牌とは、
・三人が捨てている牌
・四枚目の字牌(国士無双は除く)
・同巡に上家が切った牌
他にもあるがこれだけ押さえればOK。
いずれにせよベタオリする場合はあがろうとはしないこと。
その局振り込まないことが唯一の目的なのだから。
決して手牌にホレてはならない。
具体的なベタオリの仕方については後で説明する。

3.まわし打ち
ベタオリはやり方を覚えれば非常に簡単で、しかも効果的である。
まわし打つのが難しければ、ベタオリをメインにすればよい。
(1)ベタオリ+(4)全ツッパだけでもそれなりの勝率を残すことができるからだ。
実際ベタオリと全ツッパだけで戦う戦術を主張する人もいる。
しかしまわし打ちも大切なスキルだと思うので、
この講座では詳しめに解説する予定である。
実際ダマでテンパイしているとほぼ予測できる場合も
よくある。(リーチ者に対して危険牌でも何でも全てツモ切っている場合など)
その時にわざわざ危険牌を切る必要は無い。その時にまわし打ち
が役に立つという事はよくある。
 
まわし打ちとは相手の危険牌を押さえながらテンパイに持っていく打ち方。
あがりは捨てたくないけど全ツッパするほどの手では
ない時にはまわし打ちをすることになる。


4.守りを重視せよ

守りと攻めのバランスは非常に難しく、
手作りのように決まった打ち方があるわけでもない。
個性の領域に入るのかもしれない。
が、初心者のほとんどはツッパリすぎである。
振りこみを減らせば勝率ははっきりと上がる。
東風荘で上ランにあがれないという人、仲間内でカモにされているというアナタ。
攻撃型の麻雀で勝とうと思ったら、相当牌効率に長けてなければ難しい。
強くなりたいと思うならまず守備ですよ。

61七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(3uoJfB4Y)</font><b>:2002/03/08(金) 19:22
おっと、書き忘れ。次回は
第六回講義 「守り編 その2 スジ」

62観鈴ボード:2002/03/08(金) 21:14
更新完了です〜、七資産@へたれ雀士さん、いつもご苦労さまです〜♪

63七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(3uoJfB4Y)</font><b>:2002/03/11(月) 22:07
一つ垂れごと。初心者というのは相手の使えなさそうな
牌の見極めが全然出来てないなー。と観戦して思った。
それができれば、全然強くなれるのにとか思ったり。
そのためにも、守りを勉強しましょうやw

第六回講義 「守り編 その2 スジ」

リーチがかかったとき、最も警戒するべきなのはリャンメン待ちである。
カンチャンやペンチャン、シャボなどはあがりにくいため
テンパイしてもリーチに来ないことがあるし、
テンパイする前からリャンメン待ちで張るように打つ。
だからリーチの待ちはリャンメンが多い。
だいたいリーチの7〜8割程度がリャンメン待ちである。
したがって、このリャンメン待ちに振らないことが
守りで重要になってくるわけだ。
その方法の一つがスジである。


1.6つのスジ
実際にそのリャンメン待ちを見てみよう。
23・・・・ 1−4待ち
34・・・・ 2−5待ち
45・・・・ 3−6待ち
56・・・・ 4−7待ち
67・・・・ 5−8待ち
78・・・・ 6−9待ち
この6つの待ちが全てである。この6つは完全に覚えて欲しい。
それぞれの待ちは3つとびになっているからすぐ覚えられるはず。
これはさすがに知ってないとまずい。
2.3つのグループ

上の6つの待ちを眺めると1−4と4−7、2−5と5−8、3−6と6−9で待ちがかぶっていることに気付く。
さらに三面待ちを思い起こすと、

23456・・・ 1−4−7待ち
345678・・・ 2−5−8待ち
45678・・・ 3−6−9待ち
それぞれの待ちが合わさったものが三面待ちだと分かる。
というわけで、6つのスジこの3つにグループ分けできる。
1−4−7(イースーチー) 2−5−8(リャンウーパー) 3−6−9(サブロッチュー)

知らなかったという人は絶絶絶絶絶対に覚えるように。
6つのスジ、3つのグループは思いっきり重要なので。


3.スジから分かること

(1)自分のあがり牌を捨てている場合(=フリテン)、ロンできない
(2)麻雀のリャンメン待ちは6つしかない(1−4、2−5、3−6、4−7、5−8、6−9)
 この2つ!
 このたった2つのことで放銃を減らすことができるのである。

(1)東九三518(1)7八八 ここでリーチ
このリーチに安全な牌を考えてみよう。
まず(1)から、捨てられている牌は全部通る、
つまり切ってもロンされることはない。
完全に通る牌 ・・・・ 三八九(1)1578東
この9種類は100%安全である。
すでに捨ててある牌(このリーチの場合、上の9種類)を現物という。

現物以外で通りそうな牌は他にないだろうか。
はじめに言ったようにリーチの待ちで最も警戒するべきは両面待ちである。
たとえば5巡目に五索が切ってある。
34で2-5待ち
ということは、(1)(2)からこのリーチの待ちに二五索待ちはない。
(あってもフリテンだから、ロンされることはない)
だから二索は五索切りから他の牌(例えば二筒)よりも安全だと分かる

さらに、三万と九万が切ってあることから、
四五 七八 
このどちらの待ちでもフリテンになる。
ということは、六万はどちらのリャンメン待ちもありえない。
よって三万と九万が捨ててあるから他の牌
(例えば六筒)よりも六万は安全と分かる
 
全く同じ理由で四索も通る可能性が高い。一索と七索が現物だからだ。

スジで通る可能性が高い牌 ・・・・六24
以上のことがスジから分かる。(逆を言えば17と切って4待ちにすると
出あがりしやすいという事にもなる。別名中スジ引っ掛け。まぁ、
スジ引っ掛けについては違う講義で話すでしょう。)
次回は
第六回講義 「守り編 その3 カベ」

64七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(3uoJfB4Y)</font><b>:2002/03/11(月) 22:11
そういえば、最近強調して欲しいとかいってなかったなぁ。
23・・・・ 1−4待ち
34・・・・ 2−5待ち
45・・・・ 3−6待ち
56・・・・ 4−7待ち
67・・・・ 5−8待ち
78・・・・ 6−9待ち

23456・・・ 1−4−7待ち
345678・・・ 2−5−8待ち
45678・・・ 3−6−9待ち
これだけは強調しておいてください。

65七資産@へたれ雀士</b><font color=#FF0000>(3uoJfB4Y)</font><b>:2002/03/11(月) 22:12
間違いハケーン
×345678・・・ 2−5−8待ち
○34567・・・ 2−5−8待ち
に訂正。

66名無しボード:2005/11/13(日) 02:15:58

「廃墟か……」
「雨露が凌げるならば充分だ」

俺の名は龍二、しがない私立探偵だ。
横にいるビルはサルベージ会社をやっているらしい。
俺たちはある事件で偶然知り合ったんだが
共に忘れられがちな作品の主役だからか、不思議にウマが合った。
あれ以来、俺の情報で引き上げを頼んだり、ビルの依頼で嗅ぎ回ったりと
まあ上手いことやってる相棒って奴だ。

そんな俺たちだが――ガス欠には勝てなかった。
歩むのを止めた車は棄て、自分達の道で歩き始めた結果
この素晴らしい館を見つけたってわけだ。

67名無しボード:2005/11/13(日) 02:16:21

「見たまえ、龍二。この廃墟の主は中々興味深い」
「ほう、麻雀好きの悪魔でもいるのかい?」
先に潜りこんでいたビルに呼ばれ、俺は奥の部屋に足を踏み入れた。
「さすが龍二、察しがいいな。悪魔はいないが……」
「こいつは……」
その部屋に置かれている机は全て麻雀卓で、奥にはカウンターがあった。
つまり――この廃墟はかつて雀荘だったのだ。
「このノート……前の持ち主は随分と研究熱心だったようだな」
「本当だ、あやかりたいね」
俺たちがウマが合ったもうひとつの理由、それは麻雀だ。
暇と卓があったら麻雀してると言っても過言ではない。
賭けなければ安上がりな時間潰し、賭ければ心を熱くするギャンブル――
麻雀こそ大人の遊戯だと俺たちは考えている。

68名無しボード:2005/11/13(日) 02:17:12

「4人いれば卓を囲みたいところだが、2人ではな」
「それじゃもう2人呼ぶかい?」
俺は懐から携帯電話を取り出すと、かつての宿敵ルミラに連絡する。
「……人が呼べるのならば、最初から呼べばいいのではないか?」
「ガス欠で女を呼ぶのはハードボイルドじゃないさ」
「麻雀するために呼ぶのはハードボイルドかね?」
「いや、ギャンブルだ」
「なるほどな」
なんだかんだ言って、ビルもなるべく綺麗な雀牌を探している。
ルミラも二つ返事で来ると言った。
残りのメンツはルミラが誰か見繕って来るだろう。
そうだ――どいつもこいつも好きなのさ、こいつが。

69名無しボード:2005/11/13(日) 02:17:30

※ルール
・25000スタートの東南戦
・誰かが0点以下になった時点で対局終了
・最終的に1位だった人は4位の人に命令できる
・直撃されたりツモあがりされたら脱衣
・脱ぐものがなくなった時点で直撃ないしツモあがりされたら
 相手の命令に従わなければならない
・妙な特殊能力とかわりとアリ
・その他特殊なシチュの裁量は選択肢に委ねる

「……本気か?」
思わずルールを提示したルミラに聞き返す。
「どうせまたロクでもない仕事掴まされて金欠でしょ?
 どっちにしろ身ぐるみを剥がれるんだったら、ね」
「これは1本獲られたようだな」
くっ、それを言われるときつい。
ルミラは家庭教師として一本立ちしてるらしいし
ビルは基本的にサルベージ会社が順調らしい。
つまりこいつは俺に合わせたルールって事だ。
「ま、命のやり取りをするゲームでも無し……
 気楽に遊べばいいのよ、気楽に遊べばね」
あの日の洋館で見せた妖しい表情を浮かべるルミラ。
「この子もルールは承諾してるわ。さあ、始めましょう」

※残り1名を選択してください

70名無しボード:2005/11/13(日) 03:39:50
無闇やたらとスレ増やしても仕方ないだろうが・・・
嫌だからよそ行きますじゃ何も生まれないだろ?
いい加減にしろよ。

それはそれとして猪名川由宇でお願いします。

71名無しボード:2005/11/13(日) 03:41:44
しまった…ずっと書き込みなかったから
ソポクか春夏さんか迷っていなければ良かったorz

畜生、よかったなコノヤロウ>>70

72名無しボード:2005/11/13(日) 21:08:45
「あんたら……大事な人を忘れとらんか?
 りーぽん発祥の地に生まれた、このウチを!」
「お前は猪名川由宇!?」
 ルミラが連れてきた4人目の打ち手、
 そいつは俺にとっては宿敵と呼ぶべき相手だった。
「顔色が変わったわね、龍二?やっぱりあなたはそうじゃないと」
「ああ、悪いがこの勝負は本気でやらせてもらう……
 何故なら俺は猪名川でいこう!のせいで居場所を奪われたのだからだ!」
 そう、もしもあのファンディスクに収録されていたのが
 例えば『Dora2タイプ雀鬼』だったならば……
 俺は今ごろ普通に主人公格として皆の記憶に残っていたはずだ!
「……それは逆恨みに近いな」
「逆恨み上等や、やるんやったらビシバシいこうやないか」
「こっちはあなたたちの手のうちは分かってるけど
 あなたは私たちの手の内をまるで知らないでしょ?」
 ルミラと由宇は不敵な態度を崩さなかった。

73名無しボード:2005/11/13(日) 21:09:08
 俺たちの手の内とは恐らくイカサマの事を指しているのだろう。
 俺のサマは白龍天武、手元の牌を交換してしまうもんだ。
 ビルのサマはATフィールド、相手のあがりを阻止するもので
 正式名称はAbyss Teacher Field(深遠なる超先生の壁)だとか。
 攻防それぞれの最強技を持つ俺たちのコンビは伊達じゃない。
 だが……言われてみれば向こうの持つサマは分からない。
 こいつは嫌な感じだが、今さら後にも引けない話だ――
 
 そして、賽は投げられた。

 東一局 0本場
 東 ビル(25000) 南 ルミラ(25000) 西 龍二(25000) 北 由宇(25000)

 イカサマ:全員未使用

A よし、俺(龍二)がハネ満あがれる形になったが……
B ビルが2000オールか…出だしとしては悪くない
C ルミラが1000・2000か、きっちり決めてくるぜ
D 由宇が7700直撃を決めた!(振りこんだ人指定)

74名無しボード:2005/11/13(日) 21:43:05
とりあえずCあたりでいってみるか
ていうか、龍二もビルもどんな服装してるのやら

75名無しボード:2005/11/14(月) 00:57:41

「はい、あがり。これで親は私のものね」
「む……親を逃したか」
 まるでポケットから飴玉を出すくらいの気軽さでルミラは手を仕上げる。
 相手が親のときは安手で流す、セオリー通りだが相変わらず容赦ねえ腕前だ。
「ちっ、こっちだって親がビルじゃなきゃ3回はあがってるぜ」
「ま、そういう事にしておくんやな……」
 立ち上がった由宇が勢いよくパーカーのファスナーを下げる。
 ジッ……と小さく金属音がなったかと思うと、由宇は身を翻した。
「っと! こっちもええ感じで気合はいったで!」
 再びこちらを向いた時、すでに由宇は長袖の縞シャツ姿で立っていた。
 脱いだパーカーを肩にかけて、港のマドロス気取りといったところか?
 見事な早変わりだ、宴会芸でも通じそうだぜ。

 東二局 0本場
 東 ルミラ(29000) 南 龍二(24000) 西 由宇(24000)  北 ビル(23000) 

 イカサマ:全員未使用
 
 無論俺もビルも一枚脱がなきゃいけないわけだが、
 ちなみに俺たちの現在の服装は――

A スーツにコートを羽織って、このままオフィス街だって歩けるぜ?
B 探検家ルック、ちょっと面白い話を嗅ぎ付けててな……
C バカンスだったのでアロハシャツに半ズボンに麦わら帽子。いいハンデさ!
D タキシード。男の正装だが、なぜ今そんな格好かは聞くな。

76名無しボード:2005/11/14(月) 01:14:38


77名無しボード:2005/11/14(月) 03:13:05
 タキシード。男の正装だが、なぜ今そんな格好かは聞くな。
「仕方ない、まずは……」
「そうだな……」
 俺はワイルドに、ビルはスタイリッシュに。
 蝶ネクタイに手をかけると同時にヒュッと一息に外す。
 先程の由宇の潔く、そして見栄えのする脱ぎっぷりにも
 優るとも劣らないと――

「次のこみパでな、こうばっと脱ぐと下が変身後ってのを考えててな」
「へえ、そっちの業界もいろいろと大変なのね。こっちも今度の生徒が」
「くそっ、まったく見てないじゃないか!」

 ビルに目をやるが、向こうも張り合いがないって顔をしている。
 ――まあいい。
 今のでビルとの呼吸がきっちりと合っている事が確認出来た。
 油断していると痛い目に遭うってのを教えてやらないとな。

 東二局 0本場
 東 ルミラ(29000) 南 龍二(24000) 西 由宇(24000) 北 ビル(23000) 

 イカサマ:全員未使用

A ルミラが龍二から 12000
B 龍二がツモ 1000・2000
C 由宇がツモ 2000・3900
D ビルが龍二から 1300
E 少し早いが、主導権を掴むためにイカサマ使用!(使用者選択)

78名無しボード:2005/11/14(月) 03:22:59


79名無しボード:2005/11/14(月) 23:56:56

――表現は違うが、だいたいの麻雀打ちは運の偏りを信じていると言う。
ツイてる時は牌のほうから寄って来るんじゃないかってくらい手が入り続けるが
ツイてない時はどれだけ鳴こうがテンパイしようが結局上がれない。
それが学者が机の上で計算するだけでは分からない経験則のようだ。 

「ツモ! リーチに三色の……はい、裏も乗ったから満貫に届いたわ」
「チッ、こっちを切るべきだったか」

そう、その理屈で行けば今のルミラはツキに恵まれていた。
イカサマを使うまでも鳴く手が入り、勝負どころでは相手が当たり牌を切ってくれる。
捨て牌の選択ミスに悪態をつきながら龍二はタキシードの上着を脱いでルミラに渡した。

「ほらよ、このままじゃ終わらないからな」
「あら? 意外といい生地使ってるじゃない」
「なんや、てっきりヘロヘロの安物かと思っとったけど」
「……私が紹介した店だからな。それなりの仕立てになっているはずだよ」
「そんなところだ、大事な一張羅だから買って取り戻すまで大事にしてくれよ?」

 東二局 一本場
 東 ルミラ(41000) 南 龍二(12000) 西 由宇(24000) 北 ビル(23000) 

 イカサマ:全員未使用

A ルミラ止まらず 2100オール
B 龍二がビルから 8300
C 由宇がルミラから 2900
D ビルがツモあがり 500・800
E イカサマ発動!(人物指定)

80名無しボード:2005/11/15(火) 00:39:05
c

81名無しボード:2005/11/15(火) 01:54:30

「ふふふ、今日は我ながら調子が良いわね」
ご機嫌でルミラが牌を切ると、待ち構えていた由宇が牌を倒した。
「ロン!、まあ安手やけどな」
「……サシコミか」
「1人だけ点数抜けてたら逆転の面白みがないでしょ?
 それに折角呼んだゲストには花を持たせてあげないとね」
「やれやれ、そりゃお前の呼んだゲストだからだろ?」
サシコミとはコンビ打ちの時にわざとパートナーに振り込む事。
ここまでルミラが集めた点棒を由宇にも分けることで
コンビ両方の点数を高い状態にして生き残りを図る作戦である。
これで、元々そんな構図は透けて見えていたとはいえ
この勝負が龍二・ビルVSルミラ・由宇の構図なのがはっきりしたわけだ。
「はい、まずはあなたへのプレゼントね」
「毎度おおきにー♪」
ルミラは点棒を数えると由宇の前に置いた。

82名無しボード:2005/11/15(火) 01:54:51

「そしてこれは……男性陣へのプレゼント」
ルミラの両手がジャケットにかかる。
ゆっくりと左右にはだけていくと、その下には
大きく胸元が開いたセクシャルなスーツが隠れていた。
「どうかしら、これくらいのご褒美はあってもいいわよね?」
露出した胸に手を当てる仕草は、健全な男性であればいやでも意識を奪われるだろう。
「相変わらずいい身体をしているな……だが、あの時の戦いを忘れたか?
 俺は目の前で全裸で痴態を晒されようが、勝負に徹している間は余計な事は考えな…」
「どうすればいいんだ」
「…落ち着くんだ、ビル。まだどうにもなりはしないぞ」
「あら、これ以上どうにかしてあげるつもりはないんだけど」
「ま、相変わらずうちらのチャンスってところやな」

 東三局 0本場
 東 龍二(12000) 南 由宇(26900) 西 ビル(23000) 北 ルミラ(38100) 

 イカサマ:全員未使用

A 龍二がルミラから 5800
B 由宇がビルから 8000
C ビルが龍二から 3900
D ルミラがツモ 2000・4000
E イカサマで勝負!(人物指定)

83名無しボード:2005/11/15(火) 01:58:00
Aいってみっか

84名無しボード:2005/11/16(水) 01:54:04

「なあルミラ、お前はひとつ失敗をした」
「…………」
手牌に集中するルミラはこちらに目線すら向けないが
俺はそんな事には構わずに言葉を続ける。
「運命の女神ってのは気まぐれな奴でな……
 他人に点棒譲るような事すると、すぐそっぽを向くのさ」
半分は相手を揺さぶるために叩くワイズクラック。
だがもう半分は、思いのほか悪くない俺の手にかける言葉だ。
「……悪いけど、私は神の助けを期待した事はないわよ」
そう言いながら牌を切るルミラだが、捨て牌を見る限り手の入りは悪い。
つまり彼女は運命の女神を引き止めてないわけで、それなら俺のこの手は
そこらをうろついてる女神様を捕まえて確実に上がれるはずだ。
精神論? ジンクス? オカルト? ――呼び方なんてどうでもいい。
要するにこの一手を上がりきる集中力さえ生めれば結果は自ずと現われるのさ――

85名無しボード:2005/11/16(水) 01:54:29

「ロン、メンゼンピンフの……ドラは2つ止まりか」
自然に仕上がった手は、自然と振り込むべき相手から取れる。
そう考えるとやっぱり確率も馬鹿には出来ないかもな。
「調子があがって来たようだな、龍二」
「……くっ、まったく……油断出来ない相手ね」
ここまで平然としていたルミラの表情に、初めて苛立ちが浮かんだ。
「ルミラはん、その、ウチに振りこんだせいで……」
「気にしなくていいわ。いいえ、気にしないでちょうだい。
 別に一枚脱ぐくらい何てことないけど、あなたが萎縮して
 腕前が鈍る事のほうがよっぽどこっちに不利になるもの」
由宇の言葉を遮ると、意を決したようにルミラは立ち上がった。

「そうよ、服の一枚くらい何てことないわ……」
そう言いながらミニスカートに手をかけるルミラだが
その仕草は上着を脱いだ時に比べて明らかに気後れしている。
さっきは狙って振りこんだから予め脱ぐ心構えだったが
今度は負けるつもりでなくきっちり勝負していた、その差ってところか。
腰の辺りでモゾモゾと動いていた手が止まった直後に
「ん……」
ルミラの小さな吐息と共に、ミニスカートが足元へと落ちてゆく。
露になった滑らかな太腿の白さに紫のパンティが映える。
思わず息を呑む3人の姿に、しばし時間が止まったようだった。
「ちょっと……特に文句がないなら続き行くわよ?」

 東三局 1本場
 東 龍二(17800) 南 由宇(26900) 西 ビル(23000) 北 ルミラ(32300) 

 イカサマ:全員未使用

A 龍二がビルから 4200
B 由宇が龍二から 6700
C ビルがツモ 2100・4000
D ルミラが由宇から 2900
E イカサマの時間だ!(人物指定)

86名無しボード:2005/11/16(水) 07:36:18
脱衣も捨てがたいが…
もうちょっと親やってみれ。A

87名無しボード:2005/11/16(水) 19:29:50

そこまでの流れから、今後の展開を考えるのも麻雀では重要だ。

ルミラと由宇の作戦は両方とも持ち点を高くしておくことで
最下位に沈むのを防ごうとする、いわば守り重視の発想のようだ。
そしてそこからチャンスが回ればどちらかが一気にトップを狙う――
ゲームとしては手堅いが、ギャンブルとしてはいささかつまらない話だな。

俺とビルの作戦はその反対だ。
はっきり言って、トップが最下位に命令出来るんだから
自分のパートナーがトップになれば最下位でも無茶な命令はこない。
俺が勝って相手がビルなら、命令は美味いものでも食わせろとかその程度のつもりだ。
――それなら最下位を避けるより、常にトップを目指すほうがいい。

例えば今は俺が親だから、あがれる限りはあがり続ける。
親のあがりは点数1.5倍で、しかもゲーム自体の回数も増える事になる。
ただ1回の大物手で大きく戦況が変わる麻雀においては
『自分が親の状態で勝負出来る』というのは何よりも有利な事だ。
ギャンブルの持ち味を引き出すための、攻めの発想――

「ロン、悪いなビル」
「私が親でも今のはロンするさ」

ビルの上着を足元に放り投げ、俺は再び親として賽を振る。

 東三局 2本場
 東 龍二(22000) 南 由宇(26900) 西 ビル(18800) 北 ルミラ(32300) 

 イカサマ:全員未使用

A 龍二がツモ 4200オール
B 由宇がビルから 1600
C ビルがルミラから 8300
D ルミラが龍二から 1900
E イカサマで一気に(人物指定)

88名無しボード:2005/11/16(水) 19:55:09
b

89名無しボード:2005/11/17(木) 00:57:09
「親の連荘で引き離そうって魂胆やろ?…そうはさせんで、ポン!」
初順龍二の切った中に対して、由宇がいきなり鳴きをいれる。
「おいおい、そいつはいくらなんでも……」
麻雀のセオリーとしては、はっきりいって悪手だ。
役が確定するとは言え、すでに手の内に中が2枚あるのならば
最後の1枚が不要牌として切られる可能性は高くなる。
メンゼンを捨ててまで鳴くくらいならばひとまず待って、あわよくば
手が揃ったところで出てきた中であがるのが得策のは明白だが――
「ウチは関西式やからな、勝負手が入らんからサクっと流すんや」

役を抱え、3枚1セットを4組組み立て、雀頭に同じ牌を2つ並べる。
麻雀の一番根底にあるルールのみを目指して、その後も由宇は鳴き続ける。
――点数を犠牲にした、頭に超が付く速攻だ。
最早絵合わせと化した由宇の攻めは誰よりも早く、気がつけば
ほんの6順でビルからロン上がりするに至ったのだ。

「点数はともかく、このままでは脱ぐものがなくなって負けかねないか……」
ビルの上半身が、ランニングシャツ姿となった。

 東四局 0本場
 東 由宇(28500) 南 ビル(17200) 西 ルミラ(32300) 北 龍二(22000) 

 イカサマ:全員未使用


A 由宇がツモ 2600オール
B ビルが由宇から 16000
C ルミラが龍二から 8000
D 龍二がルミラから 5200
E 東場の最後はイカサマだ!(人物指定)

90名無しボード:2005/11/17(木) 01:25:47
Eで龍二。さて、どうなるか。

91名無しボード:2005/11/17(木) 02:02:09

安手でもあがりはあがり、今流れは由宇に傾いている。
さっき俺が狙ったように由宇も連荘を狙いに来るとしたら
あの早あがりに徹する打ち筋は脅威だ。
このあたりが仕掛けどころか――

  白 龍 天 武 !!

あらかじめ大物手を確保、しかも振り込む牌を好きな相手に押し付ける。
これが選択スレにより強化された俺のイカサマ・白龍天武だ。
例えば今回なら一瞬にしてホンイツ、サンアンコ、風牌にドラが並んで倍満確定、
リーチして裏でも乗れば三倍満も見えてくる手が入ってくれた。
ここで派手に叫んだり牌が光ったりすると絵としては映えるんだろうが
勝負に徹しているからそんな演出はない、期待した奴は残念だったな。

さて、あとはこれを誰に上がってもらうかだが……

 東四局 0本場
 東 由宇(28500) 南 ビル(17200) 西 ルミラ(32300) 北 龍二(22000) 

 イカサマ:龍二使用

A 由宇とルミラの両方にダメージを与えるツモあがりだ 4000・8000
B とられたら取り返す、由宇から頂こう 16000
C とりあえず俺が1位になっておけば安全だからビルから貰おう 16000
D リーチで裏ドラ、最高の形で宿敵ルミラから貰う! 24000
E 何……イカサマ阻止のイカサマだと!?(龍二以外で人物指定)

92名無しボード:2005/11/17(木) 02:35:08
D

93名無しボード:2005/11/17(木) 21:01:22

当然、点数の一番高い奴から頂くとしよう。
当たり牌をルミラに仕込んで……チッ、地和はないか。
「ダブルリーチ、ツキの巡りなんてこんなもんだ」
「へっ? ちょっと、やっとウチの親番やってのに!?」
「ツキって……あなた、やったでしょ」
「さあな」
イカサマなんてのは、現場を押さえて初めて文句言えるもんだ。
ましてやルミラは俺もビルもそういった技が使える事を承知で挑んでいる。
そこでイカサマが通って、何を恥じる事があるんだか。
「参ったなぁ、ほい」
「…………」
「まったく………………」
由宇の牌を切る速さは増し、ルミラが牌を切る速さは遅くなる。
ダブルリーチは第一ツモでリーチがかかった状態だから
場に捨てられた牌は当然ひとつしかなく、そこから待ちの予想なんて出来っこない。
腹を括って、振りこんだら事故と思って由宇のように打つか
少しでも振りこむ確率を下げるためにルミラのように慎重にオリるかだ。

94名無しボード:2005/11/17(木) 21:01:52

「それだな、ロン。……裏が乗って三倍満だ」
だが――ルミラの用心は役に立たなかった。
「くっ……」
一気に点棒を失ったルミラはさすがに平然とはしてられないようだ。
「いいわ、飛ばないで白龍天武を使わせただけ上出来よ!
 これでそっちにはビルのイカサマしかないでしょ?
 しかも防御にしか使えない技だから、もうこんな負け方はしないわ」
怒った口調でまくしたてながらスーツを脱ごうとするが
その顔の紅潮は怒りから来るものだけじゃないように見える。
もぞもぞとスーツを脱ぎ捨てると――
「それでこっちは私と由宇のイカサマが残ってるのよ?
 しかもそっちにはどんな技だか知られてない技よ?
 どうやって勝負を仕掛けられるか分からない恐怖に脅えるといいわ!」
こちらを指差すが、その動きに合わせて紫のブラジャーに下から支えられた
ルミラの胸が左右に弾んでその豊満さを自己主張してくる。
――もしかして、分かってやってるのか?
「相変わらず悪くない身体だ」
「美しい、人外の美とでも言うべきか」
「……落ち着けウチ、ルミラはんは味方、ルミラはんは味方」
「うるさいわね、黙って勝負の続きに移りなさい!」

95名無しボード:2005/11/17(木) 21:02:25

さて、ようやく南入りしたところで状況を振り返ろう。
服装は俺がジャケットを脱いだだけ、ビルは上半身ランニングだ。
……なんでランニングシャツなのかを突っ込むべきか迷うが
由宇が突っ込まない以上はスルーしたほうがいいだろう。
ルミラはすでに下着のみ、由宇は上がストライプの長袖シャツ。
点数でも俺が1位で順調に来ている――だが、勝負はここからだ。
ルミラの指摘通り、こちらは1回しか防御出来ないのに向こうは2回チャンスがある。
どうにかしてイカサマ1回分をチャラにしないと勝てる態勢になったとは言えないが
そのイカサマの中身が分からない以上はでたとこ勝負だ。
――まあいい、でたとこ勝負こそギャンブルの醍醐味だからな!

 南一局 0本場
 東 ビル(17200) 南 ルミラ(8300) 西 龍二(46000) 北 由宇(28500) 

 イカサマ:龍二使用

A ビルが由宇から 3900
B ルミラがツモ 2000・3900
C 龍二がツモ 500・1000
D 由宇がルミラから 5200
E 龍二の次はこいつがイカサマだ!(龍二以外で人物指定)

96名無しボード:2005/11/17(木) 22:23:03
いい具合に場が荒れてきました。A。

97名無しボード:2005/11/18(金) 00:03:23

「……確かに私のイカサマは防御一辺倒かもしれない。
 だが、こうして牌を握る以上は普通の局面で勝利する事は出来る」
由宇が切った牌を確認すると、ビルは手牌を倒す。
「ダ、ダマテンやて!?」
「リーチを宣言すれば、手が仕上がったのがバレバレだからな。
 現に君はこうして私の仕上がりに気がつかず振りこんだ……」
リーチの1役がつかず裏ドラも発生しないため点数は安い。
だが、一度逃せば2度とやってこない南場の親を逃さず
強引なツモではなく、守備を意識して手なりに徹してのダマテンだ。
ビルの守備センスを生かした攻めに、由宇の最期がまた一歩近付いた。

「くそ、そろそろ本気であかんって……」
床に座り込んだ由宇が、足をあげて半ズボンを脱ぐ。
こうして卓について見下ろしていると、膝まであがったズボンの奥に
淡い色合いのパンティが、こう、丸みを帯びた大切な部分を
ぴったりと覆っているのがチラリと見え隠れする。
「ええか、ウチは土壇場に強いんや!」
縞シャツの裾を思い切り引き下げ、賢明に下半身を隠そうとしながら
それでも顔を赤らめつつ強がる由宇。
「なるほど、これが『萌え』って奴なのね」
「寝ぼけるのは早いぞ、ルミラ」

 南一局 1本場
 東 ビル(21100) 南 ルミラ(8300) 西 龍二(46000) 北 由宇(24600) 

 イカサマ:龍二使用

A ビルがツモ 4000オール
B ルミラが龍二から 16300
C 龍二がルミラから 12300
D 由宇がツモ 600・1100
E そろそろ向こうもイカサマ仕掛けてくるか?(龍二以外で人物指定)

98名無しボード:2005/11/18(金) 00:07:57


99名無しボード:2005/11/18(金) 00:40:28

ビルは俺の相棒といっていい存在だが、その正体は俺でも掴みかねる。
なにせ昔沈没船の中で放った名文句が「どうすればいいんだ」だそうだ。
普通、窮地に陥ったらもう少し具体的な意見を出すか
いっそ吹っ切れてヒロイックな台詞でも飛ばしてみるもんだってのに。
――ま、そういう良く分からない部分が対局相手には怖いらしい。
「………」
「………」
「………」
今も見ての通り、卓は硬直し始めている。
捨て牌のバラバラさを見ると、ルミラも由宇も連荘を止める事を意識するあまり
真っ直ぐ伸ばせばいい手を難しく考えて、選択ミスが続いているってところか。
俺はこの局はじっくりと一発大物手を狙っている。
相棒の親を飛ばすんだ、それなりの成果がなければ申し訳ないからな。
もっとも、こういう硬直状態になった場合は――
「……ツモだ」
――ほら見ろ、乗ってる奴が順当にあがってくれる。

「やれやれ、この調子じゃビルに全部持ってかれちまうな」
少し悩んで、俺はカッターシャツを脱いでビルに手渡す。
肌着だけだと少し寒いが、この程度は麻雀熱で補えるさ。
それよりも――

100名無しボード:2005/11/18(金) 00:40:57


「もう、なんでこんな事になったんやろ……」
由宇が縞シャツをたくし上げると、白い肌には淡いブラジャー。
スタイルは決していいとは言えないが、勢いのある言動とは異なり
その裸は全体的に細い体躯が繊細な印象に映った。
このギャップ、なかなか悪くない。

「焦りは禁物だわ、勝負手が入るのを待って確実にKOするのよ」
ルミラが背中に手を回すと、胸元の緊張がふわっと解ける。
片腕で胸を押さえつけ隠すようにしてブラジャーを抜き取るが
豊満な胸は片腕から零れんばかりにその双丘を覗かせている。
これはストレートに悪くない。

「KO寸前なのはお前のほうだろ」
「形の上はね。でも、こっちはまだ切り札が残っているわ」
ムッとした表情のまま、それでもルミラの目は諦めていない――

 南一局 2本場
 東 ビル(23100) 南 ルミラ(4300) 西 龍二(42000) 北 由宇(20600) 

 イカサマ:龍二使用

A ビルが龍二から 12200
B ルミラが龍二から 8600
C 龍二がツモ 700・1200
D 由宇がビルから 12600
E 切り札はイカサマだ!(龍二以外で人物指定)


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