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ぶれますスレwwww
180
:
名無しさん
:2006/10/07(土) 17:02:51 ID:vNdvObj2
GUOOOOOOOOO――――!!!!
メイオウが断末魔の叫びを上げ、崩れ落ちていく。
―――ここは、遺跡内部。
私達はクエスト『集う魔物』に挑戦しに来て・・・そして今、達成したところだ。
「おつかれ〜」と皆がお互いを労う。
私も皆と同じ輪の中で「おつかれさま」ということができる。
―――共に、戦った仲間として。
もう私は、昔の力の無い私じゃない。
皆の傷を癒すと同時に、危険な前線に出て、敵の魔法を封じるPTの要ともいえる存在だ。
私が皆を守っている。
皆が私を、頼り、求め、必要としてくれている。
ここに―――私の居場所がある。
皆が今回の私の活躍を、褒めてくれる。
確かに今回は私自身、上手く動けたと思っている。
だからこそ、そのことを誰よりも褒めて欲しい相手のもとへ、早く向かいたかった。
私は早々に会話を切り上げると、彼の姿を探した。
「おつかれ。大活躍だったな。」
ポンと私の頭に、大きな手の感触を感じる。
振り返るとそこには、私の求める人がいた。
「おつかれさま。Bladeさんこそ、最後の一撃、見事でしたよ^^」
「お前が封魔してくれなかったら、為しえなかった一撃だがな。」
そういってBladeさんは私の頭を、くしゃっと撫でてくれた。
褒められる。
感謝される。
それは私を認めてくれるということ・・・。
力の無かったとき感じていた心の空白が、暖かい気持ちで満たされていく。
こういうのを『幸せ』というのだろう。
―――だけど、
「なぁ、お前・・・・・・」
―――彼は時々、こんな質問をする。
「今、幸せか?」
欲しかったものは、全てこの手に・・・。
私は皆の仲間として相応しい力を手に入れた。
私は自分の居場所を手に入れた。
あの日・・・『力』を求めた私の選択は、間違ってなんかいない。
「―――もちろん、幸せですよ。」
嘘偽り無い、私の本心からの言葉―――
―――なのに・・・なんで彼はそんな哀しげな顔をするのだろうか。
彼の何か言いたげな、やりきれないといった表情が―――
何故か、私の心を苛立たせた。
【end…?】
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