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第2回東方最萌トーナメント 32本目

287 ↑エピローグ :2005/02/16(水) 02:30:16 ID:YoC/f/7E


「行ってきまーす!」
 勢いよく扉を開けて、紅月ふらんは家の外へと飛び出した。背後からかけられる「気を付けてね〜」という声が
届いているのかと疑わしくなるほどのスピードで道路を走る。
 ちょっと冷めたトーストを口にくわえながら、少女は腕時計を覗いた。そして確信する。この時間なら、全力で
走ればギリギリ間に合う!
 手櫛で髪を整えながらトーストをかじっていると、やはり物凄い勢いで角を曲がってきた伊吹萃香と鉢合わせる。
彼女はそのままフランと併走すると、口にくわえていた瓢箪を離して、
「おはよう!」
「おはよう!」
「相変わらず遅刻ギリギリ?」
「あなただって同じじゃない。でもこのペースなら間に合う!」
 と、その時。ふらんが腰から下げていた巾着袋が、いきなりばたばたと暴れ出した。それを見たふらんはうっと
困り顔を作って、それから急ブレーキをかけた。ふらんの異変に気付いた萃香も、合わせて立ち止まる。
 ふらんが巾着袋の口を開くと、中から白い帽子をかぶったピンク色のまんじゅうのようなものが飛び出してきた。
「ξ・∀・)めるぽ! ξ・∀・)めるぽ! ξ・∀・)めるぽ! ξ・∀・)めるぽ! ξ・∀・)めるぽ!」
 どうやら生き物らしいそれは、盛んに飛び跳ねながら「ξ・∀・)めるぽ!」と繰り返す。
「弾幕怪人?」
「うん」
 萃香の問いにうなずくふらん。この生き物はめるぽりんと言って、弾幕怪人が近付くとこうして騒ぎ出すのだ。
ちなみにどうやって近付いたのを感知しているのかは、まったくもって謎。
「……あ、そうみたい。こっちも騒ぎ出した」
 萃香が手に持っていた瓢箪、その栓に結わえてある3本の鎖が、チャラチャラと音を立てる。萃香はこの鎖で
弾幕怪人の接近を察知するのである。
「……遅刻決定ね」
 はあ、とため息をつくふらん。またたっぷりと宿題を出されるかと思うと憂鬱になる。
 と、猫みたいに丸まった背中を、萃香の手がぽんと叩いた。
「でも、それが私たちの使命だから」
「そうね。私たちにしか出来ないことだもんね」
 二人の少女はお互いの顔を見つめて、うん、とうなずきあう。
「行くわよ、萃香!」
「うん!」

 少女達の戦いに、まだ終わりは来ない。
 だが、守るべき世界がある限り、護るべき人たちがいるかぎり。少女達は戦い続ける。
「みんなの力をここに萃めて! インマテリアル!」
 皆の笑顔と平和な日常をその小さな肩に乗せて、少女達は今日もスペルカードを掲げる!
 負けるな、鬼童少女ミッシングスイカ! 戦え、弾幕天使フランドール・スカーレット!
 幻想郷の明日は、君たちにかかっているのだから!

「スカーレット・メタモルフォーーーーーーゼ!!」




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