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第2回東方最萌トーナメント 12本目

1 名無しさん :2005/01/31(月) 22:39:23 ID:/KhyhKbQ
◇インフォメーション(ルール詳細、トーナメント表、アップローダ等)
http://f39.aaa.livedoor.jp/~nullpopo/toho2/

◇コード発行所(投票は【コード必須】です。詳しくは>>3をご覧ください)
http://giants.s34.xrea.com/code06/code.cgi

○お絵描き板  http://az.ralt.jp/thbbs2/
○アップローダ http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/upload.html
○お絵描き板  http://th-alt.mine.nu/ (エログロ禁止)
○アップローダ http://www110.sakura.ne.jp/~saimoe/upload/ (年齢制限あり)

基本ルール
・投票受付時間は0:00:00〜23:00:59。
・有効票は>>950まで。それ以降の投票は次スレにて。
・1人1票。2重投票すると、ビビンバの具。
・[[コード]]+<<キャラクター名>>の形式で有効票。ただし、1レス内に規定より多い票があると無効に。

・中間票発表、結果速報は禁止。
・○○が劣勢なので…のような票数を題材にした支援、投票は荒れの元なので控えましょう。
・CATVやLAN等IDが重複する可能性がある場合は同一レス内で宣言を。
・不意の二重書き込みはなるべく運営スレッドに報告を。

他スレッドへのリンク、追加ルールは>>2

853 そして495年は終わるか? 1枚目 :2005/02/01(火) 15:24:45 ID:/ehFimtE
 昏い暗いところ。ここに、私はずっといた。ずっと、ずっと長い間。495年間も。
 変わらない、ずっと変わらない日々。でも、それでもよかった。それが普通だったから。
 お姉様にもたまに会えるし、パチュリーも私と遊んでくれる。お世話は、みんなメイドがやってくれる。
 それで、満足だった。それが普通だった。だって、495年間、ずっとそうだったから。
 ……あの日まで。

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フランドール・スカーレット支援SS
『そして495年は終わるか?』

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「妹様、おやつの時間ですよ」
 メイド長の声で、私は目を覚ます。……ああ、そうか。壊し遊びに疲れて、寝ちゃってたんだ。
「またケーキと紅茶?」
 いつものメニュー。495年間ずっと同じメニュー。でも、食べ飽きることなんてない。だって、それが普通だから。
「ねぇ、これってニンゲンの味なんだよね?」
「ええ。人間の血を使わせてもらってますよ」
 カップに真っ赤な紅茶を注ぎながら、咲夜は応える。
「人間の血は、お嫌いですか?」
「ううん、好きだよ。美味しいし」
 少し意地悪っぽく聞いてくる咲夜に私は、ふるふると首を横に振って応え、カップを受け取った。
「……そういえば、咲夜もニンゲンだったっけ?」
「ええ、そうですけど……」
「じゃあ、咲夜も美味しいのかな?」
 私の言葉に、咲夜はにっこりと笑った。
「お戯れを……」
 試してみようかとも思ったけど、やめた。
 私の弾幕ごっこも、いつもこのメイドだけは壊れない。そういえば、お姉様が「咲夜は特別なのよ」って
言っていたような気がする。何年前に言われたのかは、忘れてしまったけれど。
 と、その時。

 ずぅぅぅん……

 上の方から、何かが壊れる音がした。咲夜の目がすいっと細くなる。
「……ネズミが、入り込んだようですね……美鈴、門番なんだからしっかりしなさいよ……」
「ねずみ?」
 咲夜にたずねてみる。時々、壁の裏をとたとたと走っていくあの動物とは違うような気がする。
「ごめんなさい、妹様。私はこれから、少々『お掃除』をしてまいりますので」
 言うなり、咲夜の姿は私の前からぱっと掻き消えた。いつものことだ。でも……いつもと違っていた。焦っていた。
 そして、聞こえる破砕音。どうやら『ねずみ』と咲夜が出会ったのかな?

854 そして495年は終わるか? 2枚目 :2005/02/01(火) 15:25:48 ID:/ehFimtE

 たたたん! すたたんっ!

 見えないけれど、分かる。今、弾幕ごっこをやってる。しかも……ものすごく、派手な。
 私は、胸がどきどきした。だって、咲夜があんなに一生懸命弾幕ごっこをするなんて、初めてのことで。
 相手は、どんなのなんだろう。そいつとなら、もっと楽しい弾幕ごっこができるかもしれない。
「落ちなさいっ!」
「へへっ、まだまだ甘いぜ……!」
 そんなやり取りが聞こえてくるような気がする。時がたてばたつほど、弾幕ごっこは激しくなる。
 そして……

 たたたたたっ!ばしゅぅばしゅぅっ!

 ひときわ大きい破砕音、その後静寂。……ああ、弾幕ごっこは終わっちゃったんだ。
 どうなったんだろう……どっちが勝ったんだろう。

 あの弾幕ごっこからしばしの時をおいて、再び。

 ずぅぅんっ! しぱぱぱぱぱっ!

 先ほどよりもっと上のほうで、弾幕の音が聞こえた。
(……え?)
 つまり、どういうこと? 咲夜、負けたんだ……?
 だって、この弾幕は。この弾幕の音は……お姉様。お姉様の弾幕だって、聞いただけで分かる。
 お姉様と咲夜が弾幕ごっこをするはずがない。それならば、お姉さまは誰と弾幕ごっこをしているのか。
 ……決まっている。咲夜の言っていた『ネズミ』をおいて他にない。
(……ネズミさん……どんなのなんだろう)
 それは、495年間、感じたことがなかった想い。どんな人なのか、見てみたい。こんなことを、想うなんて。
 お姉様が敗れても、私はしばらくその『ネズミ』に想いを馳せていた。

855 そして495年は終わるか? 3枚目 :2005/02/01(火) 15:26:20 ID:/ehFimtE
 ……そして、その件から数週間後。私は、思い切ってパチュリーに言ってみた。あの人間に会いたいと。
 あれからも、件の『ネズミ』こと霧雨魔理沙はこの紅魔館に来ている。図書館で、いろいろと漁っているらしい。
 会ってみたい。会って、弾幕ごっこをしてみたい。きっと、パチュリーや咲夜と弾幕ごっこをするのより、ずっと楽しい。
 でも。
「ダメです」
 にべもなかった。
「……いいよ、勝手に出て行くから」
「それも、ダメです」
 言うなり、パチュリーは魔導書を開いて、何かを唱えた。

 ぽつ……ぽつぽつ……さぁぁぁぁ……

 上のほうで聞こえる、水音。これで分かった。パチュリーは、雨を降らせたんだ。
「あなたに外に出られては困るの。分かって?」
 パチュリーは優しく、なだめすかすように言う。……意地悪な、パチュリー。
「……フラン?」
「……嫌い」
「……はい?」
 聞き返すパチュリーに、私は懐からカードを取り出す。そして、掲げた。
「な、ちょ、ちょっと! 『レーヴァンテイン』!?」
「意地悪なこというパチュリーなんて、嫌い嫌い嫌いっ!!」
 そのまま、打ち出す、打ち出す、打ち出す。
 パチュリーは、何事かを言いながら、私の弾幕をかわしながら、地下室から出て行った。
 私は、肩を振るわせた。
「……だって、初めてなんだもん……どんな人なのか、見てみたいんだもん……」
 ニンゲンって、どんなの? 咲夜と同じカタチをしているの?
 そして、キリサメ マリサってどんな人?
「……よ……たの?」
 遥か彼方で、パチュリーの声がした。
「……たか……仕業……?」
 そして、聞き覚えのない声。……ううん、聞いたことがある。
(……『ネズミ』さんだ)
 また、胸が高鳴る。495年間で、初めての胸の高鳴り。
「それどころじゃないのよー……あんたといい、妹様といい……今日は厄日だわ!」
 パチュリーの悲痛な声とともに、弾幕が展開される音。しかし、それだって長くはもたない。
 ……だって、あの『ネズミ』さんが……キリサメ マリサが相手だから。

 やがて、視界に現れる黒い影。
「どうしちゃったんだ? この館……」
 ぶつぶつと呟きながら、ふらふらと飛んでくる姿。
「今はレミリアは神社に居るはずだぜ……?」
 さわさわと、ブロンドの髪が揺れる……その姿は、私の想像したものよりずっと綺麗で。
「なんで、こんなに館の攻撃が激しいんだ……?」
「なんか、お呼びかしら?」
 私は、キリサメ マリサの前に飛び出した。……それが、私と魔理沙の初めての出会い。
 私の、495年間の終焉。

「一緒に、遊んでくれるかしら?」
「いくら出す?」
「コインいっこ」
「一個じゃ、人命も買えないぜ?」
 私は、ふっと笑う。さぁ……

「あなたが、コンティニューできないのさ!」

 495年間なかった、最高の弾幕ごっこをはじめましょ?


『そして495年は終わるか?』
-Fin-




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