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第2回東方最萌トーナメント 九本目

823 はね〜〜 :2005/01/30(日) 22:50:19 ID:q7CkkI8g
(3/3)
「わー、格好良い! まるで魔法みたい!!」
「魔法なんだから当たり前だぜ……。さて、これで熱の加速が減速に変わるようになった訳だ。後は……一気に筒自体を加熱してやればOKだぜ!!」
「え? 温度上げても駄目なんじゃないの?」
「説明しただろ? 今、あの空間だけは温度の上昇が下降になるんだよ。いくぜ、マスタースパーク『もどき』!!」
 うわぁ、すっごい名前。
 でも『もどき』ってのは本当みたいで、高熱の光が筒を吹っ飛ばすんじゃなくて、筒の周りに纏わりつくようにして光ってる。
「弾幕ごっこにゃ欠片も役に立たん魔法だが、外側から一気に加熱するならこれで良いんだよな。後はほっときゃ絶対零度まで一直線って寸法だぜ」
 へー。
 そう思ってるうちに、周りがかなり寒くなってくる。
「うぉ。もうちょっと離れるか、マジで寒いぜ」
「そだね。やっぱり危ないかも」
 そうして離れると、綺麗な筒にどんどんヒビが入っていった。
 そして。


 バリィン!


 そんな音を立てて、バラバラになった。
「成功か!?」
 走り寄って行って確かめる魔理沙。もちろん私だってすぐに追っかける!
「上手くいったの?」
「……あー、駄目だ。かなりいい線まで行ったのは分かるんだが、中に置いてあった結界の装置がぶっ壊れちゃいるが残ってやがる。成功してれば少なくともこれは消えてなきゃいけないんだよなあ」
 まあ仕方が無いか、と帽子を取って肩をすくめた魔理沙。
 そっか、だめかぁ……。
「残念だったね……」
「まあいいさ。一発で成功するより、何回か失敗した後のほうが嬉しいだろ?」
 そう言って魔理沙は笑う。
 私も、失敗したのになんだか無性におかしかった。魔理沙と一緒に、何かをやってたのが純粋に楽しかったからかもしんない。


「しかし氷系統のスペル使うのって、レティとお前くらいだからなぁ。チルノがもし、絶対零度まで温度下げるスペルなんか使えたら、多分最強になるぜ?」 
 その魔理沙の言葉に、幻想郷で一番強い私をちょっと想像してみる。
『あははは! このチルノさんに喧嘩を売ろうなんて100万光年速いわよ!!』
 …………格好良いかも…………あ、でも。
「うーんダメじゃない? だってさ……それって使えたら何でも消しちゃえる位冷たいんでしょ」
「おろ、チルノにしては弱気だな。どうしてだ?」
 だってさ。
「魔理沙への熱い気持ちが絶対に消せない私にはむりむり。っていうか、ずーっとむりでいいや」
「………………」
 なんでか、私の言葉に魔理沙はクルンと後ろを向いちゃった。
 え? あれ??
「ねえねえ、どうしたの魔理沙? 魔理沙――?」
「うわ、こっちを見るなチルノ!!」
 回り込んだ時に見た魔理沙の顔は……トマトみたいに真っ赤っ赤だった。

「いやー、今日は暑いな。うん、実に暑いぜ!!」

後編    完!!




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