したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | まとめる | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

第2回東方最萌トーナメント 八本目

438 チルノ入場SS 2/3 :2005/01/30(日) 00:05:07 ID:VufVRL5E
興醒めだわ。それなりに楽しみにしてきたのにねぇ。
一介の氷精とはいえ、私の楽しい時間を奪った罪は重いわよ…。

え〜仕方ありませんね。一回戦第4試合は、レミリア・スカーレットの不戦しょ―――

――――――

突如として視界が闇に包まれ、司会の声が途切れた。
まわりがまったく見えない。見えない? これは普通の闇じゃないわね。

ざわめきが小波のように広がっていく。
私だけじゃない。どうやら会場全体が包まれてるみたい。
こんなことができるのは…と。

真っ先に思い浮かぶとぼけた顔の食いしん坊。後でお仕置きしなきゃ。

ざわめきはさらに大きくなり、不審が不安に変わろうとしたその時、ある音楽が会場に流れた。
一度聞いたら忘れられないメロディ。心惑わすその旋律。
会場のざわめきは、潮が引くように治まってゆく。
これは…幻の「ふぉゆふぉゆ」!? まだ…存在していたなんて……。
観客の一人がつぶやいたのを鋭い聴覚が捉えたが、意味はよく分からなかった。

観客席の最上段で淡い輝きが生まれた。
闇の中突如現れたその燐光は、一人の少女の姿を優しく、しかしくっきりと浮かび上がらせた。

真っ白なブラウスに、鮮やかな水色のワンピースドレス。気持ちフリルとふわふわ感の増量中。
頭にのせているのはいつもの帽子ではなく、やはり水色の大きなリボン。
半透明の羽が光を散乱させて、きらきらと明滅する。

紛れも無く、今日のお遊戯のパートナーだった。

少女はゆっくりと片手を頭上に掲げると、それを合図にしたように、上空から白いものが降り注ぎ始める。
それは、雪。
篭った熱をとりはらい、しかし寒さを感じさせることはなく、心地よい清涼な空気を会場に運ぶ。

のみならず、そのまま舞い落ちるかと思いきや途中で進路を変え、少女とステージを結ぶ一直線上に集まり始めた。
その下では、もはや身動き取れないほどに詰め掛けていたはずの人垣が割れてゆく。

少女が掲げた腕を下ろすと、たった今できた空隙に雪が敷き詰められた。まるで絨毯のように。
それは彼女のためだけに用意された、純白のロード。


くすくす。何人いるのか知らないけど、私の前でこんなことをするなんて。
ああ生意気。でも、それくらいじゃないと面白くない。
いいわ。一緒に踊りましょう。楽しませて頂戴。




■ したらば のおすすめアイテム ■

装甲騎兵ボトムズ ウドのコーヒー マグカップ - コスパ(COSPA)

むせる

この欄のアイテムは掲示板管理メニューから自由に変更可能です。


掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板 powered by Seesaa