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【ノベール】RED STONE 小説upスレッド 七冊目【SS】
749
:
名無しさん
:2009/05/05(火) 13:49:36 ID:STuB303I0
この世界はばかげている。
戦争は絶えないし、私の所持金も少ない。
さらに言えば今私の周りに大量のウルフがいることとか特に。
おかしいなぁ。ちょっと休憩していただけなのになんでこんなことになっているんだろう。
そもそもウルフって夜行性だったっけ?夜の荒野に大量の犬と戯れる一人の女。
うん、この危機感は文にしただけじゃ伝わらないね。
さて、真面目に逃げる方法を考えなきゃ…
とりあえず一角を崩してそこのがけから飛び降りるか?いや、あの高さは死ねるな。
走って逃げるか?足の速さには自信があるがこの数の犬と競争して勝てる自信はないな…
魔術の心得があればよかったんだが残念だが私には縁のないものだし…
ってしまった!手元に槍がなかった。料理の準備をして他の荷物と一緒だ…
これは万事休すか?死ぬときは暖かい場所がよかったんだけどなぁ…
あ、もういちどケーキを食べたかったなぁ。
「…夫?」
そういえば最近町に寄ってないからシャワーも浴びてないし…まてまて、やり残したことがいっぱいあるぞ?これは死ぬに死に切れない。
「大丈夫?」
もし死んだら地縛霊に…ん?人の声?
「あの、大丈夫ですか?」
目の前に男の子が立ってこちらを見ていた。
「おおぅ、あんたどっから出てきた!?てかウルフの群れは?」
周りを見渡すとあれだけいたウルフが一匹もいなくなっていた。
「あ、僕が片付けました。危なそうだったので。」
…こ、こんな見た目人畜無害そうな男の子が!?
「あ、ありがとう…」
「危ないですよ?たとえ料理中でも獲物はちゃんと近くに置いておかないと。」
…
「改めてありがとう。助かったわ。本気で死ぬかと思ったし。」
「いえいえ、周りには気を付けてくださいね。」
「ところで貴方の名前は?」
「アルと言います。」
「アル君ね。私はユリア。あなたはどこかの兵士になりに行くつもりなの?」
そう聞くとアル君は微妙に不機嫌?になった。
「ユリアさんはそうなんですか?」
そんな目で見られるとちょっと傷つきそう…
「いいえ。そんな馬鹿げたことするつもりはないわ。そんなことしなくてもね、生きていけるもの。
まあちょっと寂しい生活だけど…」
そういうとアル君が目を輝かせ?た
「そうですよね!争わなくても生きていけますよね!やっぱりそうだ、間違ってなんかない!」
おおぅ?なんか喜びだしたぞ?本当はやばい人なのか?アル君は。
お、なんかガッツポーズが飛び出した。
ちょっと経ってからアル君が言った。
「ユリアさんありがとうございます。その考えを貫き通してください。
僕は行くところが出来たので失礼します。」
いやいや!展開が急ですよ!?ここは主導権を握らねば
「待った待った!よくわからない部分はとりあえず置いておいて、どこに向かうの?
てかこの道を来たってことはたぶんアリアンだよね?だったら一緒に行かない?」
とりあえずいきなり誘ってみる。この子強いから近くは安全だし旅は人数多いほうがいいしね。
アル君は少し悩んだ後、
「はい、僕もアリアンに向かうのでよろしければご一緒しましょう!」
(あ…別に私はアリアンに行く気なかったんだけどな…まあいいか。)
「うん、アリアンまでよろしくね。アル君!」
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