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【ノベール】RED STONE 小説upスレッド 七冊目【SS】

52白猫:2008/05/14(水) 23:00:36 ID:HQcswubo0

①ネリエルvs②ルフィエvs③カリアスvs④アーティvs⑤カリンvs⑥アネット。

厳正な(くじbうわなにをするやめ(ry)審査の結果、以下の対戦表となった。

第一回戦 カリアス vs アネット

第二回戦 ルフィエ vs ネリエル

第三回戦 アーティ vs カリン

準決勝 一回戦勝者 vs 二回戦勝者

決勝戦 準決勝勝者 vs 三回戦勝者

 「……アーティはんと黒騎士、せこないか?」
 「運も実力のうちよ」
 「そういうことだ」


・ルール・
どちらかが気絶するか、負けを認めるか、反則を犯すかするまで続けられる。
反則
  相手(男)の急所(大事なところ)を攻撃する。
  アイテムを使用する。
  その他審判が反則と判断するような行為を行う。


第一回戦

古都の守護神、フランテル最速の冒険者
[白の魔術師]カリアス=ハイローム

vs

ヴァリオルド家長女、[月影団]首領
[紅豹]アネット=ライラ



試合開始。






 「んじゃま――!?」
速攻でヘイストを発動しようとしたカリアスの眼前、

既にアネットは、軽快なステップでカリアスに向けて剣を突き出していた。
 「ッ!?」
術の詠唱を中断し、カリアスはその突きを咄嗟に避ける。
バックステップで距離を取り、再び詠唱しようと息を吸う。
が。
アネットはその合間にもさらに前進、長剣とは思えない速度でその剣を払う。
それを杖で受け止め、カリアスはようやくその場に踏み止まった。
ギリギリと杖越しに感じる、アネットの凄まじい腕力。
この細い腕から、一体どうすればここまで強い力を出せるのだろう。
 「フフ――直接手合わせするのは初めてかしら。だけど、そんな小賢しい杖じゃ私は倒せない」
小賢しい杖、というアネットの言葉に、カリアスの目付きが変わった。
この杖は普段の[通常戦闘用の杖]ではない。正真正銘、[対人外用の杖]である。
つまり、カリアスの最も愛用する杖。
アーティやカリアスのように、一流の冒険者は自らの武器には少なからず愛着がある。
それを侮辱されるということは、自らを侮辱されたに等しい。
 「――小賢しいか、見せたるやんけ……『 フレイム・ストーム 』」
と、カリアスとアネットの間。
僅かに空いていた隙間で、炎の球が凝縮される。
 「!」
それを目ではなく肌で感じたアネットは、咄嗟に足に黒い靄を纏わせ、跳んだ。
一度の跳躍で、しかも前屈という体勢から一瞬で数メートルの高さまで。
一瞬遅れて、カリアスの胸の辺りから凄まじい勢いで炎の塊が吐き出された。
反応が遅れていたら、恐らく火傷では済まない威力。
その炎を見やり、アネットは小さく首を傾げる。
 (……モーションが無い?)


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