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【ノベール】RED STONE 小説upスレッド 七冊目【SS】

340自称支援BIS:2008/07/12(土) 01:26:33 ID:FF6L/MaE0
〜守護者〜

洞窟を抜けた先は、前までと変わらない藪森でした
敵が少し強くなったような感じはしましたが、ブルーノさんも一緒に戦ってくれているので、
今まで以上に早く進んで行きました
そして、目的地の場所「ドーナツ」と呼ばれている場所まであと少しの所で、
いけめんさんが僕達を呼び止めた

「あ・・・ちょっと待って下さい・・・」
「ん、何だ?」
「地図上ではこの先に何か居るみたいなんです」
「何かって、何々?」
「少し古い言葉で書いてあって・・・えっと・・・ガー・・・ディア・・・ン?」
「ガーディアン・・・って、守護者って意味だったような・・・」
「そうですね、大体は何かを守るために存在している物に使われる言葉ですね」

もしかして・・・私達が取りに行こうとしてる剣を?
皆を見渡すと、同じ事を考えているみたいでした

「守護者、ってついてる以上強いんだろうなぁ・・・」
「でしょうねぇ・・・どうしましょうか・・・」

私、武道家さん、いけめんさんが悩んでいると、ブルーノさんが不思議そうな顔をしました

「どうする、って倒せばいいんじゃ?」
「倒す・・・って、そりゃそうかもしれないが、どんだけ強いかも分からないんだぞ?」
「えぇ、出来るだけ安全な方法を・・・」
「そうです、いけ・・・WIZさんはあんまり運動が得意じゃないんですから」
「・・・はっきりと言われるとは思って無かったよ、サマナーさん・・・orz」
「あ、えと・・・その・・・すみません」
「否定はしないのな、サマナー」

結局いい案も出なかったので、ブルーノさんと武道家さんが先に進んで、
私と落ち込んでるいけめんさんが後ろからついて行く、という事になりました
つまりは今までと一緒、という事だったりもします


〜突撃〜

「この辺り・・・でしたよね?」
「・・・えぇ・・・そうです・・・」
「元気出しなよー、WIZー」
「大丈夫で・・・うわっ」ドサッ
「・・・言ってるそばから転んでるし」
「フフ・・・私は・・・運動神経が・・・悪いわけじゃない・・・」
「WIZ・・・さん?」
「私はっ・・・!」

いけめんさんはそう言うと、テレポーテーションで一気に進んでいってしまいました
私の言葉、そんなに気にしてたのかな・・・

「ちょ、WIZさん待ったー!」
「ガーディアンが居るんだぞーー!」
「いけめ・・・WIZさ〜ん!」
「・・・サマナー、さっきからWIZさん呼ぶ時に別の名前言おうとしてないか?」
「え・・・そ、そンな事ないデスよ?」
「声が裏返ってるのは気にしないでおくとして・・・早く行かないと!」
「そうだな、行こう!」

いけめんさんを追いかけるために、私と武道家さんはケルビーに乗せてもらって、
ブルーノさんは「俺は走るよ!」と言って走っていきました
ブルーノさん、元気だなぁ・・・いけめんさんとは正反対みたい
でもやっぱり武道家さんの方が・・・
・・・あ、いけないいけない、また自分の世界に入っちゃう所だった・・・


〜石像〜

「WIZさーん?」
「どこまで行ったんでしょう・・・」
「ってか、ガーディアンは?」
「そう言えば居ませんね・・・」
「まさかWIZさんが倒したとか?」
「流石にそれは無い気がするけどなぁ」
「ブルーノさんも何気に酷い事言いますね・・・」
「いやー、だって事実だし」

そんなやり取りをしながら進んでいくと、突然目の前に鎧霊が現れました
・・・ですが、何故か刀を振り上げた形で石化しています

「これ・・・石像とか?」
「こんな場所に石像は無いと思いますが・・・」
「って事は、これガーディアンなんじゃ?」
「もしそうだとしても・・・何で石化してるんだ?」
「もしかして、いけ・・・WIZさんが石化させたんじゃないでしょうか?」
「そういえば、ストーンタッチってスキルあったよなー」
「でも、あのスキル効果時間短くなかったか?」
「「「・・・・・・」」」

・・・悪い予感は良く当たる物、という事を改めて実感しました
って、そんな事言ってる場合じゃないんですよ!

「ウインディ!スウェルファー!ゴメン、お願い!!」


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