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【ノベール】RED STONE 小説upスレッド 七冊目【SS】

309 復讐の女神 :2008/07/08(火) 02:30:53 ID:Raw2JgF20
 古都ブルネンシュティングの街中において、冒険者を手っ取り早く雇う方法がある。
 掲示板への張り紙だ。
 政府直下の掲示板があり、そこにはランク別に冒険者への依頼が張り出されている。
 多くの冒険者は、この掲示板の紙をとって契約し、依頼を果たすことで報酬を稼いでいる。
 そんな掲示板に、新たな紙が張り出された。
 滅多に出ない、賞金首の依頼だ。
 賞金首には2種類あり、政府が危険人物と判断し金をかけるものと、公募によってかかるものがある。
 もっとも、公募の賞金首の多くは人探しであり、普通は賞金首とは言われない。
 政府が出す賞金首は、危険が大きく難度も高いのだが、そのぶん金額が公募より1桁2桁も高い。
 金が無限にあるわけでないため、賞金首は厳選に厳選を極め、よって賞金首の数はあまり出てこないのが普通だ。 
 張り紙がされたときの現場の色めきあいは、非常に高いものとなる。
 ゆえに
「久々の賞金首ね」
「だな」
 ジェシとラディルもまた、周りの雰囲気に飲み込まれるように興奮していた。
 二人はお金に対する欲求が少ない。
 つまり、強敵の出現が、二人を高ぶらせているのだ。
「ジェシは賞金首レース、参加するの?」
 テルは、あまり乗り気でない様子。
 彼女にとっては、人間よりも珍しいモンスターのほうが価値が高いらしい。
 3人は、掲示板のすぐ近くにある店のテーブルについていた。
 ちょうど昼食が終わったところへの、騒ぎだったのだ。
「しないわ。興味はあるし、戦ってみたいけど、お金に困ってるわけでもないしね」
 この世界は広い。
 しかし、政府と協会の力はそれらをほぼ全て包み込んでいる。
 賞金首の張り紙は、あらゆるネットワークを使用して全ての街や村に届けられ、張り出される。
 相手はそれに気づくだろうし、それなりの対策はしているはずだ。
 一人を探し出すだけで、どれだけの時間と費用を必要とするのか、考えるだけでもばかばかしいのだ。
 全ては運。
「そもそも、賞金首っていっても…顔絵がないじゃない、探しようがないわ。今回たまたま生存者が…ううん"元生存者"
が証言したからこそ、小さなヒントが得られたくらいよ」
 そう、今回の賞金首の張り紙には、特徴が書かれているだけで一番重要な"顔"が描かれていないのだ。
 特徴とて「女・弓使い(氷系統魔道使用)・泣き声」の3つだけだ。
 もっとも、ジェシも含めて冒険者のほぼ全員が、それ以上の情報を自分の中で付け加えていた。

”炎系統魔道使用”

 すでに2つの村が炎で焼かたという情報は、冒険者全てに知れ渡っていた。「けちな政府が、やっと重い腰を上げた」というのが
共通認識なのである。


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