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【ノベール】RED STONE 小説upスレッド 七冊目【SS】

306 黒頭巾 :2008/07/07(月) 22:06:08 ID:fou9k2gM0

――二時間後。
ぎるどめんばーの皆の手によって、笹はくりすます限定のつりーみたいにお綺麗になった。
反対に、おどりこさんのお手々は傷だらけになってたけど。
ただ、紙を切って折って貼るだけなのに……ここまで不器用だったのは驚いたなぁ。
まっするさんに治して貰ってお手々はすっかりお綺麗だけど、笹のお飾りの一部にある生生しい血の染みからは……皆が目を逸らしてる。
勿論ね、その他のお飾りも沢山!
ごきぶりさんお手製のみにちゅあのお飾りは凄い繊細でそのままお店で売れそうなくらいだし、いけめんさんが仕上げに魔法を掛けたお星様はきらきら輝いてる。
皆で作ったわっかのお飾りも、お星様の川みたいで楽しい。
それでね、それでね……作ってる間に七夕さまのお話を教えて貰ったんだよ!
むかしむかーしの、天上界の天使さんのお話。
神様のお洋服を作る天使さんと神様の乗り物の世話をする天使さんが、らぶらぶになってお仕事をさぼるようになったんだって。
それに困った神様が、そんな自堕落な生活はいかーんって、お二人を離れ離れにしたそうなの。
でも、両方とも天使さんだから……ぱーてぃー組んでこるで会えちゃうのにって思うよね?
お二人もそう思ったみたいで、こっそり会ってはお仕事さぼってたらしいんだけど……やっぱり見付かっちゃってさぁ大変。
追放されるされないまでお話が拗れちゃったんだけど、それは流石に可哀想だってんで、喧嘩両成敗で両方が一年毎に交代で牢屋に入れられて強制的に離れ離れにされた状態でお仕事に専念する事になったんだって。
で、一年我慢したご褒美に、一年に一度の交代する前の晩だけご一緒に会えるようにしてくれたらしい。
そしたら、お二人とも頑張ってお仕事するようになってめでたしめでたし。
で、会えて嬉しいお二人が幸せのお裾分けに小さなお願い事を叶えてくれるってんで、その記念日は皆でどさくさに紛れてお願い事してみよーってのが七夕さまの由来らしい。
一年に一度しか会えないのに皆のお願い事を叶えてばっかりじゃ、お二人でゆっくり出来ないんじゃないかなぁ。
そんな疑問が浮かんだけど、ごしゅじんさまは楽しそうだからお口にちゃっくした……言わぬがお花って言うしね!
僕も含めて一人一枚ずつ短冊を持って、皆それぞれお願いを考える。
一番最初に思いついたのは、ごきぶりさんだった。

「飛虎を拾えますように、と」
「お前、即物的すぎるだろ!」
「ずっと欲しがってたもんねー」
「同期は皆、ロト飛虎とか持ってるんだよ……もうNでいいから欲しい」

半泣きのごきぶりさんのお願いは切実すぎた。

「じゃぁ、俺は……バディのエンチャがいい加減成功しますように、で」

はんらさん、現在13連敗中。

「私は……若くて強い下僕が手に入りますように、かしら」

おねーさまの冗談に聞こえない言葉に、男性陣は必死に目を逸らした。

「今年こそ、探し人が見付かりますように」

おどりこさんは何処か遠くを見詰めるように、呟いた。

「うーん、今年のお願いは何にしよーかなー」

そんな中、おじょうさまはぺんをくるくる回しながら楽しそうに呟く。
そんなおじょうさまに、去年の騒動を思い出したらしい皆が思い出し笑いをする。

「去年は、お花とお菓子でお部屋を一杯にしたい……だっけ?」
「そうそう、本当にお部屋一杯に埋まっててビックリしたわー」
「今年のお願いも叶うといいな」

皆はにやにやと笑いながらいけめんさんを眺めて、いけめんさんはその皆の視線から目を逸らした。
貯金をはたいて可愛い妹のめるへんなお願いをこっそりと叶えた兄と、それを知らずにお願いが叶ったと舞い上がった妹。
そのぷれぜんとを上機嫌でもんすたーに投げつけまくったおじょうさまは……一日の狩りで全部使い切っちゃったと、ぷれぜんとの主のいけめんさんを半泣きにさせたんだよね。

「よし、決ーめた!」

さらさらと羽ぺんを走らせるおじょうさまに、皆の(特にいけめんさんの)目線が飛ぶ。

「おにーちゃんに素敵な彼女が出来ますよーに、と!
 うふふ、ずっと素敵なお姉ちゃんが欲しかったんだよねーv」

満面の笑顔で言うおじょうさまから目を逸らしたいけめんさんは、聞こえないと耳を塞いだ。


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