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【ノベール】RED STONE 小説upスレッド 七冊目【SS】

216 黒頭巾 :2008/06/23(月) 22:53:14 ID:fou9k2gM0
それよりも、向こうからやってくる巨大な守護鎧の方が強敵だ。
俺達の視線の先を見遣ったのか、更に動揺が激しくなる馬鹿1号。
最早、気配はガン漏れだ。
戦闘中に邪魔されたらたまったもんじゃない。
逆方向を顎で示すと、慌てて示された方向へと気配が遠ざかっていった。
うん、もう帰ってくんな。
暫くの後、遠くで「ぎゃー、大量にいるー! MPK乙!!!!1」って悲鳴が聞こえた気がするけど……気の所為だな、うん。
てか、1って何だ、1って。

「大きい……」

近付いてきた守護鎧の姿に、少女が思わず呟いた。
殺人スコーピオンやゴーレムよりでかいんだから、その気持ちはわからないでもない。

「まぁ、倒すしかないからな。
 さっきのあのでっかい水場、頼むわ」

俺の言葉に答えた少女が笛を使って神獣に指示を出し、再び敷かれる水の布陣。
守護鎧の足を貫こうとした筍は、しかし硬い鎧と重量に阻まれ、折れた。
おいおい、反則だろ。
初めての事態なのか、一瞬固まった少女を庇う様に俺は守護鎧の前に躍り出た。
この手のデカブツは攻速が遅いから回避しやすいとの油断もあった。
案の定、大きく振りかぶったヤツの攻撃を回避しようとした俺の足元には、折れた筍がまだ散乱していたのに気付くのが遅れた。
このままでは回避出来ずに転倒すると判断し、防御体制に切り替える。
が、その判断は間違っていた様だ。
ゴーレムとは比べ物にならないくらい重い一撃を受け止めきれず、俺の身体は大きく跳ね飛ばされた。
まずい、この方向だと後ろにいる少女に激突する。
このままぶつかる訳にはいかない。
瞬時に判断した俺は、宙を舞ったまま無理に身体を捻って地を蹴り、軌道を逸らす。
お蔭で少女に当たる事はなかったが、バランスを崩した俺は受身も取れないまま壁に叩きつけられた。
骨が軋み、折れる鈍い音が俺の耳に響く。

「……くっ」

思わず小さな苦悶の声が漏れた。
頭も打ったのだろう、世界がぐるぐると回る。
トドメの一撃を食らわせようと歩み寄る巨大な守護鎧と俺の間に、泣きそうな顔の少女が両手を広げて立ちはだかったのが見えた。
馬鹿、逃げろ!
ぐらぐら揺れる視界と強烈な吐き気の中、叫びたくとも声が出ない。
風の神獣と水の神獣が少女を護る様に、守護鎧に向かっていく。
しかし、守護鎧の一撃一撃は重く、見る見るうちに治療が間に合わない程のペースで神獣達の体力が削られていった。

「ウィンディ! スウェルファー!」

少女の悲鳴が冷たい地下の空気に響く。
やばい、彼女を護らないと。
神獣が倒れたら、恐らく次は彼女が狙われる。
……でも、動かない身体で如何やって?
諦めるな、動かない筈はない、動く筈だ。
むしろ、動かすんだ。
俺は武道家だ、心だけは折らない。
神獣がもうすぐ倒されるというこんな時でも、心配そうに俺を振り返って「逃げて」と呟く彼女と目が合う。
何とか動く左手を振って否定の意を示すと、「如何して!」と叫ぶ声。


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