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【ノベール】RED STONE 小説upスレッド 七冊目【SS】

212ESCADA a.k.a. DIWALI:2008/06/17(火) 17:13:09 ID:OhTl4zsk0
――――・・・さて、シュトラセラトへと続く道路へ抜けるために森の中を歩くミリアたち。木漏れ日が差し込み、植物の爽やかな香りが
森の中を包んでいる。もちろん楽しげな会話を繰り広げながら一行は談笑と共に歩を進める・・・・・
「・・・んでだ、長老さんが言うには『道中で色んなアイテムを混ぜながらテストさせてもいい』んだってよ、この黒箱!!」
「ふみゅっ、とっても面白そうなの〜!!ねぇねぇお兄ちゃん、ミリアも異次元でアイテムまぜまぜしてみたいのよ〜!」
「あ、それおいらもやってみたいさ〜」「ずるいよファミィっ!!ボクだってやってみたいんだからさ?」
黒く艶光りする、不思議な雰囲気を漂わす箱を3人と1匹はまじまじと見つめていた・・・すると一行の耳に何やら木を叩く音が。
茂みを掻き分けて進んでみると、エルフ戦士十二傑の一人はジャファイマ・・・彼女が大木に正拳付きをしているのが目に入った。
「おっ、久しぶり〜!!元気してっかジャファイマおばさん!?」「おろ!?ミカエル君じゃねぇな、何しつんづよ〜?」
ジャファイマの姿を見るや否や、ミカエルが嬉しそうに彼女の元へと歩いていった。彼女もまた嬉しそうに微笑んでいた。
「ふゃ、ジャファイマさんとお兄ちゃんって知り合いなの?」キョトンとしながらミリアが二人に問いかける・・・
「んだよ〜、ミカエル君ね、数年前にわんどの村さ来てらったのよ。そん時ミカエル君にファイアースキンば教えたのんもわだのよ。」
「あぁ〜、そういえばそうだったな〜。おばさんのおかげでオレもここまで強くなれたからな〜・・・いやホントありがとうな!!」
「あ、ジャファイマさん。そういえばさっきから木を叩いて何してるんですか?」「おぉ、木の実ば落どしてらんだして。んめぇど〜」
ジャファイマから採取した木の実をお裾分けしてもらい、談笑する一行。だが、そんな彼らをマークする影が茂みの中にあった・・・

「クヒヒヒヒ、あれがザッカルさんの言ってた今回の標的か〜・・・"炎の豹(フレイム・パンサー)"ミカエルがいるのは予想外っちゃ予想外だが、
 梃子摺りはしそうもないなァ・・・クヒヒヒヒ!!!」笑い声をあげるのは、小柄で太った火鬼系統のモンスター。
「でも殺す標的とはいえ、あんな幼女だとかわいそ・・・よ、幼女・・・幼女可愛いよミリアたんハァハァハァハァハァハァ/////////」
一人勝手に興奮しているのは、先ほどの火鬼の相方と思われる一体のレイス。鼻息の荒い彼に火鬼はゲンコツをお見舞いする。
「てめっ、ダリオ!!いい加減そのロリコン癖を治せって何回言わすんだゴルァ!?いつ見ても気持ち悪いんだよそのハァハァ言うのよぉ!!」
「え〜、別にいいじゃないっすか先輩〜!!でもね、やっぱりああいう可愛い娘ってもうっ・・・あぁミリアたんハァハァ、テイムして下さい〜」
「ウゼ〜!!!ウゼェんだよこのド変態のロリコンレイスっ!!目ぇ潰すぞコラ!?」「ヒィっ、ごご・・・ごめんなさい〜!!?!」
デコボココンビの天然漫才が茂みの中で静かに展開されていた・・・

to be continued...


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