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【ノベール】RED STONE 小説upスレッド 七冊目【SS】

162 黒頭巾 :2008/06/03(火) 21:17:10 ID:fou9k2gM0
◇―― リレー企画 ――――――――――――――――――Red stone novel[4/6P]

が、ネルはふと、何時までも鳴り止まない呼び子に疑問を覚える。
胸騒ぎに耳を澄ますと、遠く何かの破壊音と誰かの悲鳴が聞こえた。

「ルフィエ!」
「あっち、だね」

一転、真剣な顔でルフィエの名を呼ぶ。
胸の十字架に両手を添えたルフィエも、噴水の方角を示した。
意見が一意したのだろう、一つ頷いたネルはルフィエの示す方に駆け出した。
その後ろを併走するのは、ルフィエと成り行きでついて来たプリナスの二人。
プリナスにしてみれば、別にそのまま別れてしまってもよかったのだが――この二人に興味
が沸いたのでついていく事にしたらしい。
そのプリナス、ヘイストを使った気配もなく――普通に“走って”いる。
割と本気で走っているというのに顔色一つ変えずについて来るプリナスに、ネルは内心舌を
巻く。

(この速さ、やはり普通の人間ではありませんね……)

同時に、遠い昔――先の大戦で、速さをウリにしていた仲間を思い出し、懐かしさを覚える。
彼の場合は特殊なヘイストを使っていた訳ではあるが。

「そろそろ見えますよ」

思考を切り替えたネルの声に、同じくあの[白の魔術師]を思い出していたルフィエも前を
向き直す。

「「え?」」

二人の口から思わず漏れた言葉が、綺麗にハモる。
目線の先には、本来街中に――いや、モンスターの蔓延るフィールドでも滅多に見ない姿が。
周りには、わらわら逃げ惑う警備兵達の姿。
成る程、先程の呼び子はこれの事だったのか。

「ちょっと、何で街中にバフォ沸いてるんですか」
「凄いね、バフォって初めて見たよ」
「まぁまぁ……このカマキリさん、バフォって言うの?」

実際は呆然としているのだが、如何見てものんびりと眺めている風にしか見えない三人に、
警備員の悲鳴が飛ぶ。

「そんな事より、如何にかして下さい!」

今まで必死に戦っていた(という名目だが実際は逃げ回っていたのだが)警備兵は涙目だ。
ネルに必死な目線を送るその他力本願な姿から……如何やら、ネルの実力を知っているらしい。

「仕方ないですね、さっさと片付けましょうか」

前に出たネルが、後ろに立つルフィエに声をかける。

「ルフィエ、[唄]を」
「無茶しないでね、ネルくん」


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