[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
【ノベール】RED STONE 小説upスレッド 七冊目【SS】
140
:
之神
:2008/05/29(木) 17:30:53 ID:BygKvBUA0
◇―― リレー企画 ――――――――――――――――――Red stone novel[4/5P]
「お前、いい加減にしろ」
数分前まで自分に向けていたダートを、空中に向けた。
―「いい加減じゃ無いわ。可能な事よ」
「親にどんなしつけされたか知らねえが、もう関わるな」
―「…親。…まぁいいわ、貴方が死にたくてしょうがないなら、私も諦める」
「そういうことだ、もう俺は疲れたからな」
―「そうね、そのままこの人生を送れば、とても疲れるわね」
―「ここにポータルを開けておいてあげる」
突然、白いモヤモヤが現れ、そこから外の景色が見えた。
「出ねえよ、外なんて…」内心不思議だったが、表に出さないように俺は言った。
―「この部屋を、この星の時間尺度で30秒後に爆破させるから、貴方、死ねるわよ」
―「そこのポータルに入れば安全よ。そのまま外だから」
「何勝手に進行してんだよ」
―「死にたいんでしょ?それなら、私が作った縁だから、私が葬ってあげる」
―「待ってるわ……、最後に」
「最後だろうな」もうどうにでもなれ、だ。
―「人生を諦めちゃ、ダメよ」
声がするのはようやく無くなり、また静寂な牢屋へと戻った。ただ、白いポータルとカウントされる数字を残して。
「…どうせ嘘だろ、爆破なんて…」
と口では言ってみたが、実際に俺はというと…これまでを振り返ったりしていたのだが。
カウントも残り少ない。
「なんか…この家にさえ生まれなければ、好きな事できたのにな…」
5
「まぁ6年経った今更、どうでもいいことだけど…」
4
「……。」
3
「…。」
2
「やっぱり…俺は…!」
1
町中に響き渡る爆音と共に、そのとき小さな牢屋は吹き飛んだ。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板