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【ノベール】RED STONE 小説upスレッド 七冊目【SS】
136
:
之神
:2008/05/29(木) 16:49:22 ID:BygKvBUA0
◇―― リレー企画 ――――――――――――――――――Red stone novel[1/5P]
<2人のライト>
―「貴方と私は、つながりが深いの」
―「名前、とても大事よ」
―「それが嫌いな人から呼ばれるあだ名でも、最愛の人から名づけられたものでも」
―「近いうちに会いましょう」
―「いいえ、会いに行くわ」
―「だからそれまで、生きるのを諦めるのは止めて」
「…聞いているのか?」という渋い声が、その声の主の殴り拳と共に俺を我に返らせた。
…ガン!
後頭部を思いっきり柱にぶつけた俺は、痛いが声も出せなかった。
「なぁライト、何でだろうなぁ」
「何がですか」俺はとぼけた。バレているのはよくわかっている。
「うちは代々、武道の名門と世でも有名だ」誇らしげに、俺の叔父が腕を組み反り返る。
「だがな、おかしいんだ」
「あれほどシーフにはなるなと、釘は刺しておいた。言葉でも刺したが、実際にもな」
そういや、そんな事もあったっけなぁ…
俺は右腕にできた最近の傷の位置を思い出す。
「しかし、だ」
傷跡探索をさせるヒマも与えず、叔父はだらだらと長い話を続ける。
「あれだけ釘を刺しておいたにも関わらず……何故そいつの部屋から投げ短剣なんてものが見つかるんだろうなぁ?」
そう叔父は言うと、殴る準備か…拳を鳴らし始めた。
「純粋な武道家以外は、処分だ。我々は武器に頼らない、…お前と違ってなっ!」
バキッ…!という豪快な音が、俺の耳に届いた最後の音だった。
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