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「Sammy社立ギルティ専門高等学校5時限目」

589533:2007/08/25(土) 17:41:55 ID:djespEBM
暴走する弧満を横目で見ながら、わたしはもう一人の面接官、魚螺木と話していた。

「えーと、資格に、斉藤流古武術とありますが?」
「鎌閃撃ぃ!!」

「所属に聖騎士団とありますが?」
「グリードセバー!!」

「……普通にお話してもらってもよろしいですか」
「口で言っても無駄かっ!!」

「……しまいには怒りますよ?」
「すみません」
「構いません」

「あの、それで、私たちは採用ですか?」

「えーとですね。それなんですけど」
「私としては、あなたたちのような面白い人材には是非働いていただきたいのですが……」
ですが?

「私はあくまでも面接官のの補佐としてここにいるだけでして、決定権があるのは私ではなく」
うん。

「あそこで殴られている彼です」
「……やれやれだぜ」
「……へヴィ、ですね」

うわーいなんてこと。ギルティ愛で乗り切ろう作戦、完璧だったはずなのに。
やっぱり弧満にあの格好をさせるのは失敗だったかな?
でも私だってちょっと恥ずかしかったし。楽しかったけど。

しかし困った。弧満があんな態度に出てしまった以上、私達の採用は絶望的だろう。

「とにかく、決定権のある彼の考えを聞いてみないことには」
そういうと、魚螺木は、一通り暴れて肩で息をしている弧満と、床に倒れこんでいる大槻の間に入る。

「えーっと、大丈夫ですか?」
「あ、ああ……」
ふらふらと立ち上がる大槻。なぜか顔が紅潮している。大丈夫だろうか。なんかハァハァいってるし。

「それで面接の結果ですが、どうしますか?」
魚螺木に聞かれ、大槻は、

「……採用です」

すごくいい笑顔で答えた。




「・・・・・・あなたも変態じゃないですか」


あれ?魚螺木さん何か言った?


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