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「Sammy社立ギルティ専門高等学校5時限目」
547
:
名無しさん@2周年半
:2007/06/22(金) 22:31:45 ID:DlKrHdo.
「ところでさ、弧満」
時間を忘れて対戦した帰り道、他愛のない会話の中で、突然詩帆がなにかを思い出したように言う。
しかしそのしぐさはどこか白々しくて、どうやら何か私に言いたいことがあるらしかった。
「なぁに?」
気づかない振りをして聞き返す。
「君は、進路とか決まっちゃったりしてるのかなー? ……なんて」
「今は……特には決まってないけど」
「ふーん、そうなんだ」
私は、黙って詩帆の次の言葉を待つ。
長い付き合いだ。詩帆は、私が詩帆の演技に気づいていることに気づいている。
それでも気のない素振りをやめようとしないのは、何か言いにくい事でもあるのだろうか。
「わたしね、考えたんだけど……」
歯切れが悪い。こういうのは詩帆らしくない。調子が狂う。
仕方ないので相槌を打ってみる
「ん、何を?」
「……ギル高のこと、なんだけど」
「……」
ギル高。正式名称『Sammy社立ギルティ専門高等学校』。
過去、私たちが入学を願い、そして断念した高校である。
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