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「Sammy社立ギルティ専門高等学校5時限目」
159
:
名無しさん@2周年半
:2006/08/11(金) 21:44:38 ID:f.gqshOo
朝、いつもと同じ道を気だるそうに歩く。
何故こう毎日のように学校に行けばならないのか、人間は(以下略
何度目かの欠伸をしたとき、昨日の電話の相手、咲夜の声が背中越しに聞こえてきた。
「おっす聖ー、相変わらず眠そうだなw」
「お前はホント元気だよな、、、こんな朝早くから」
「おう、体質だなwそれよりどういう風の吹きまわしだ?いつも遅刻ギリギリにのんびりと来るお前が」
今の時刻は午前6:00、校門が開いているかどうかも怪しい時刻である。
何故今日に限ってこんなに早く起きることが出来たのか、この俺が知りたいくらいだ。
「知らん、俺が聞きたい」
「それより、昨日の事、考えたか?」
「昨日の事?」
はて、何だったっけ。頭の中には霧が充満していて何も見えない、否、思い出すことが出来ない。
「まだ寝惚けてるな、、、進路のことだよ!進路!」
あぁ、思い出した、ゲームの専門学校だっけ?たしか、、、
「ギブミィ、、、じゃないよな、何も欲しくないし」
「ギルティだよw頭働かせろw」
そう、ゲームをするだけで良いという夢のような学校の話。そしてその学校に一緒に行かないかと誘われたのだ。
「完璧に思い出した、にしても天才のお前が何でそんなところに興味をもったんだよ?」
「うーん、なんだろ、、、人と違うことがやってみたいと思ったからかな」
「はぁ?」
天才には普通の幸せすら退屈ときたか、全くもって贅沢な話だ。
「だからといって一人で受けるのは不安だろ?で、誘える友達もお前くらいしかいないしさ」
本当はよい意味で言ってくれたのだろう、しかし低血圧モードの俺には嫌味にしか聞こえなかった、こんな風にしか考えられない自分に嫌気がする。
「あぁ、で、、、そこは学力とかはどうなの?偏差値50超えだったら俺は無理だぞ」
「いや、試験は学力じゃなくて、、、」
「なくて?」
「実技、ギルティをプレイさせて判断するらしい」
「はぁ?」
本日二度目
「今までそんなものの存在さえ知らなかった俺達がどうするって言うんだよ?」
「どうするって、、、練習するんじゃん」
「練習って、、、」
「塾はやめてきた、親も説得済み」
やりだすとなると耳を貸さない、あまり知られていないこいつの唯一の悪いところだ
「はぁ、わーったよ、ギルティでも何でもやってやるよ!!」
「よし、んじゃ放課後。校門でな。」
その日の授業はいつも以上に頭に入らなかった
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