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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

96964:2005/06/21(火) 19:33:54 ID:mscgI15s
3時限目に一票

>>899


目を覚ますとまず目に入ったのは夥しい量のビールの空き缶。床に散乱していて踏み場も無い。
そして何故か知らんが顔面がやけに腫れている。あきらかに外傷がある。
そう言えば昨日は変な夢を見た。カエルになって誰かに拳で潰される、そんな意味不明な夢だった。

(頭がガンガンする……2日酔いか…)

時計を見る。14:34。折角のハワイだってのに半日寝て過ごしてしまったらしい。

「やっと起きたか…」

永園が面倒くさそうに呟いた。紙野も顔色が悪い。郁瀬はまだ眠っている。
どうやら4人とも2日酔いになってるらしい。

「……今日はどうする?」
「………」

朝っぱらから空気が悪い。でも、正直言って俺も気分が悪い。あんまり動きたくない。
今日は部屋でのんびり過ごそうか……

「チッ…酒買ってくる」
「お、おい!マジかよ!!余計酷くなるんじゃ…」
「バカ。迎え酒だ」
「迎え酒?」
「2日酔いを紛らす為に酒を飲むんだよ」
「それって悪循環って言うんじゃ…」
「うるせェな…頭痛くてやってらんねェんだよ」

永園が立ち上がろうとしたその時

―――コンコン

「あれ?誰か来たみたい」

紙野がドアを開ける。

「っておい!待て紙野!中には缶ビールが…」

遅かった。紙野がドアを全開してしまった。

「お前たち…何やってんだ…飲酒か?」

ドアの影から現れたのは―――紙野 蘇留。助かった。教師じゃなければ誰だっていい。

「郁瀬に用か?今起こすから…」
「いや………待て…これは好機…」
「なんだ?何ぶつぶつ言ってんだ?」
「用があるのはおまえら3人だ」
「なんだよ?」

・・・

「弓太起きろ」
「あれ?蘇留さん…?」

目を覚ますと蘇留さんが目の前に立っていた。

「兄貴たちは…」
「さぁな。私が来た時は誰もいなかったぞ」

なんと言う事だ。今日こそは兄貴とあんなことしたり、こんなことしたりしたかったのに。
寝過ごしたと言うのか。郁瀬 弓太、一生の不覚。

「だから今日は私と付き合ってくれ」
「たしか昨日も…」
「良し、そうと決まれば早速行くか」

例によって強引に話を展開していく。

「どこ行くんスか?」
「海」
「泳ぐんですか?」
「ああ。実は私泳げないんだ。泳ぎ方を教えてもらおうと思って」


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