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ミッション『国立寄生虫博物館』

1『?』:2006/04/17(月) 22:58:50
場所は『ニューヨーク』。その郊外には学識者や研究者の集う場所がある。
そんな中、今日も研究者達の1日が始まる・・・・。

今日は『休館日』・・・・鍵を締め忘れた係員のドジを発端に、恐ろしい事件は始まる。
(詳細>>2

32『?』:2006/04/28(金) 01:22:48
>>31
『若山』「フフ。驚かせてすみません。
最近は緊急の時でもすぐに血液型が分かるんで
調べてから輸血をしますからそうした事故も減っていますよ。」

『若山』は軽く自分の頭を触り、指先で髪先を弄りながら『栄』と話続ける。
『若山』「『栄』さんはお休みの日は何をなさっているんですか?
こんな『博物館』に来るようなら実は結構暇にしているんじゃあないですか?」

『若山』は『栄』に顔を近づけて話す。
最初に出会ったときよりも幾分表情が柔らかくなってきていることが分かる。

33:2006/04/30(日) 20:30:28
>>32
「『休日』ですか?
 確かに暇は暇ですね。
 過ごし方は……まったく普通ですね、本読んだり音楽聞いたりスポーツしたりとか。
 若山さんみたいに打ち込めるのがあるのは凄くいいと思いますよ」

「若山さんはやっぱり研究一筋ですか?
 好きなことを仕事にできるってのはいいですねぇ」

34『?』:2006/05/01(月) 01:49:44
>>33
『若山』「普段はやはり研究第一ですけどね。」

『若山』は小柄な顔を『栄』に近づけて続ける。
香水をつけているのかシャンプーの香りか分からないが、ほんのりと良い香りがする。

『若山』「休日は『栄』さんと同じですよ。実はのんびり屋なんです、基本的には。
本を読んだり、音楽聴いたり、スポーツしたり。テニスとかやりたいんですけど
近眼でボールが見えないんで、実はボウリングとか結構地味なスポーツ好きですね。
ストライクが続いた日の次って研究もなんだか進むんですよ。」

『若山』「『栄』さんはどんなスポーツをなさっているんですか?
見た目だと水泳とか、トレーニング系とかエクササイズ系じゃあないですか?」

35:2006/05/02(火) 00:29:32
>>34
「ありますねーそういうの。
 いいことがあるとなんでも捗りますよね」

「うわ、大当たりですよ。
 僕は水泳が好きなんで休みになりゃせっせとプール通いですよ。
 でも、どうしてわかったんですか?
 やってるスポーツを一発で当てられたことは滅多にないなぁ」

36『?』:2006/05/03(水) 01:28:35
>>35
『若山』は嬉しそうに『栄』に答える。

『若山』「やっぱり!私、実は『好きになる人』にはなんていうか
凄く勘が働くんです。『栄』さんと出会った時からなんとなく予感が。」

『若山』はメガネを直しながら愛くるしい顔を『栄』に近づける。
そして最後まで言葉を出した時点で我に返ったような表情をして、顔を赤らめる。

『若山』「あ、す、すみません。その・・・・とても恥ずかしいことを。
ご迷惑ですよね、すみません。その、私・・・・やっぱり夢中になってしまう所があって。」

37:2006/05/11(木) 22:31:47
>>36
(こッ、これは……)

「えッ……確かにそういう事はありますよね……
 僕も若山さんにははじめから気が合うような気がしてましたよ。
 実際、話してたら……だんだん……」

(ヒイイイイイイイ
 言ってやるゥゥゥゥ
 俺は最強の男だ!
 受けてやるゥゥゥ
 告白してやるうゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
 『好きです!』 『好きです!』 『好きです!』
 
 好きだと言うぞォォ〜ッ)

「『す……!!」

38『?』:2006/05/11(木) 23:04:35
>>37
『ドドドドドドドドドドドドドドド』

『栄』が言葉を発しようとした瞬間、自分の体が『何か』に『拘束』されたように感じる。
金縛りにでもあったように体が動かない・・・・右手に不思議な感覚を感じる。

『若山』「わ、私その・・・・『栄』さんとは凄く相性が良いと思うんです。
なんていいますか、よろしくお願いします。まだ出会ったばかりなんですけど。」
『若山』は『栄』に顔を近づけながら話す。

39:2006/05/12(金) 00:09:23
>>38
「ぅ……………………………
 ……………………………………………
 ぅぅぅ………………」

(だ、だめだ……恐ろしい……
 声がでない…… ビ、ビビっちまって、こ……声がでな……い!
 体も動かない……ッ! ピククククぅっ)

右手に目を向ける。

40『?』:2006/05/12(金) 00:25:01
>>39
『栄』は目を下に向け、手を見る。

『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
自分の手に、小さな『赤ちゃん』くらいの大きさの手で握られたような『跡』がある。
ほどなくして、その『跡』は消え、体が自由に動くようになる。

『若山』「あの、これ・・・・私の携帯番号なんです。
良かったら『栄』さんの番号も教えて下さいませんか?」
『若山』は、小さなメモ帳に番号を書くと『栄』に差出す。

41:2006/05/12(金) 00:37:23
>>40
(ッ……
 椅子か何かに引っ掛けたのか?
 気分も動揺してたし、相乗効果ってヤツだな)

「あ、どうも。
 僕の電話番号はコレです。
 いつでも電話してください。
 首を長くして待ってますから」

自分も紙に番号を書いて渡す。

「でも……偶然閉館日にきたおかげで若山さんと出会えるなんて……
 すごくツイてましたよ僕は」

ちょっと先の金縛りを気にして座ったまま肩なんかを動かしてみる。

42『?』:2006/05/12(金) 00:46:39
>>41
『栄』と『若山』は携帯の番号を交換する。
『若山』は大切そうに『栄』の携帯のメモを自分の財布にしまう。

『若山』「本来一番科学的でないといけない私が言うのも変なんですけど。
きっと人と人が出会うのって『ツキ』とか『運命』みたいなものなんですよ。
大丈夫ですか?肩こり。肩こりには『ビタミンB1』がいいんですよ。」

『栄』は肩を動かしながら話を聞く。特に変わった点は無い。

『若山』「どうぞ、ビタミン剤。私もデスクワークが多くて肩こりが凄いので。」
『若山』は可愛らしい顔を『栄』に近づけると、ビン入りの錠剤を差出す。

43:2006/05/12(金) 20:21:37
>>42
「人間関係はもう科学とかそういったものを超越してますからね。
 実感しますよ」

ほかにも体に異常がないか確認する。

「ああ、これはどうもありがとうございます。
 でも、大丈夫ですよ。
 ちょっと運動しただけですから、肩凝りじゃなくて。
 でも何となく若山さんみたいに真面目そうな人は肩凝りがひどそうなイメージかありますね」

「ところで、若山さんは医学にも通じてるんですか?
 普通の動物と違って寄生虫は人間と関わりが深いですし」

44『?』:2006/05/13(土) 01:10:58
>>43
『若山』「ええ、肩こりは酷いですね。でも、この『ビタミン剤』・・・・
本当に良く利くんです。是非試してもらいたくて。」

『栄』は、突如口の中に『違和感』を感じる。
ごりごりとした触感のようなものがある。

『若山』「あ、す、すみません。『ビタミン剤』・・・・ご迷惑でした?
何が起きているのか分からないかも知れませんけど。」

『若山』「医学にも多少は知識があります。最も医師ほどじゃあないですけど。
その『ビタミン剤』は水で飲むんです。水を用意しますね。」
『若山』はそう言うと席を立つ。

45:2006/05/14(日) 00:40:47
>>44
「はぁ……ッん?
 いえ、全然迷惑なんかじゃないですけど。
 むしろうれしいくらいですけど……何したんですかねコレ?」

(素早く放り込んだ……?)

若山が無効に行ってから口のなかのモノを吐き出し確認したい。

46『?』:2006/05/14(日) 02:41:37
>>45
『栄』は口の中に感じた違和感を確認する為、中のものを吐き出す。

『ドドドドドドドドドド』
それは『ビタミン剤』の『錠剤』だった。

『ボドボドボドボドボド・・・・!』
空けた口の中から『水』が零れ落ちてくる。

『若山』「あ!だめですよ、折角『ビタミン剤』を飲んでもらおうと思ったのに。
仕方ないですね『栄』さん、ちゃんと飲まないと『肩こり』が治りませんよ?」
『若山』は、手にコップを持ったまま『栄』に5メートルほどの距離から話しかける。

47:2006/05/14(日) 21:48:20
>>46
「ボゲッ!
 わ、若山さん、こりゃなんですか?
 て、手品?」

尋ねる。

48『?』:2006/05/15(月) 01:19:28
>>47
『若山』は軽く頬を赤らめながら『栄』に答える。

『若山』「『愛情』です。『手品』ではなく私の『愛情』が『栄』さんに伝わったんです。
私からの『贈り物』、全部受け止められる人は今までいませんでしたけど。」

『栄』の口に、再び『ビタミン剤』が現れる。

『若山』「どんなに離れても大丈夫なんです。
私、不思議なチカラを持っているんです。
『栄』さんと私だけの『秘密』にして下さいね。」

49:2006/05/19(金) 20:20:05
>>48
(ちょっ……、どういう事だよッ?!)

「『不思議な力』……?
 そ、それはつまり超能力みたいな……?」

50『?』:2006/05/20(土) 01:43:26
>>49
『若山』は小走りに『栄』のほうまで近づいてくる。
近眼の可愛らしい小さな顔を『栄』に近づけて話す。

『若山』「『超能力』とか『守護霊』みたいなものらしいんです。
知っている人達の間では『立ち向かうもの(スタンド)』って呼ばれています。
さあ『栄』さん・・・・『口を閉じて』下さい。怖いなら目も閉じて下さい。
大丈夫です。私は『寄生虫』は好きですけどあなたに『寄生』なんてしません。

むしろ・・・・『尽くしてあげたい』と思うんです。心からそう思うんです。」
『若山』は頬を軽く赤らめながら『栄』に口を閉じるよう催促する。
手には水の入ったコップを持っている。

51:2006/05/23(火) 19:49:19
>>50
「『スタンド』……?」

(信じられないけど……他にどう理解しろっていうんだ?)

混乱しつつも口だけ閉じる。

52『?』:2006/05/24(水) 00:42:43
>>51
『栄』は言われるままに口を閉じる。

『若山』は小さな顔を『栄』に近づけると小さな声で話す。

『若山』「『スタンド』の意味は『贈り物』なんです。私の場合。
迷惑かもしれませんけど・・・・きっと上手く行く自信があるんです。

ハァ・・・・ハァ・・・・!」
『若山』は顔を少し赤らめ、とろんとした目を閉じると『栄』におもむろに唇を重ねる。
・・・・柔らかい唇の感触とともに『栄』の口の中に『水』が沸いてくる。

53:2006/05/27(土) 22:46:07
>>52
「むッ……!」

(他人にはできないことを平然と以下略。
 ふ、普通なら嬉しいところだが……ここは複雑だぜ……)

水を飲み下しつつ若山の体にそっと腕を回す。

54『?』:2006/05/27(土) 23:13:56
>>53
『栄』は唇を重ね、水を飲み込みながら『若山』の体に腕を回す。
目を閉じた『若山』が触れられたときに一瞬ビクンと体を反応させる。

『若山』「ン!んんムン・・・」

『若山』は『栄』に応えるように『栄』の体へと手を回し
2人はきつく抱き合う・・・・。
現在距離『0メートル』。

55:2006/05/30(火) 20:14:55
>>54
そのまま(一時的なものにしても)幸せな時を楽しむ。

56『?』:2006/05/31(水) 01:07:12
>>55
『栄』は『若山』との抱擁を味わう。
ほのかなシャンプーの香りと『若山』の体温が心地よい。
『若山』の体は柔らかく、そして軽く感じる。
『若山』の顔が赤らんでおり、蒸気している。

『ドドドドドドドドドドドド』

『栄』の口の中に『舌』が入ってくるような感覚がある。
その心地よさからは『若山』の気持ちが伝わってくるようでもある。
甘く、少しさわやかなお茶のような味が口の中に広がり快感となる。
・・・・『栄』は『口を開いていない』。

『若山』が『栄』のシャツの舌から直接、胸へと手を滑らせる。
『栄』の乳首のあたりを『若山』はそのまま愛撫する。

57:2006/06/04(日) 22:49:20
>>56
(ううッ……こりゃマジで『超能力』……『スタンド』だったか?……
 信じられないけど……『体験』したからにはな……)

やさしく、穏やかに若山を体から離そうとする。
しゃべれない状況ならジェスチャーで、しゃべれる状況なら口で

「若山さん……とりあえず……別の所に行きませんか?
 こんな所でするのはまずくないですか?」

と(特に後半)表現したい。

58『?』:2006/06/05(月) 01:30:22
>>57
「ははやまはん……ろりあへず…」
『若山』の口付けを離した『栄』は、口を開き話そうとするが・・・・。
口の中の『舌』が巧みに『栄』の下に絡みつき、上手く喋ることが出来ない。

ふと『栄』の手の平に『柔らかく、なんとも言えない心地よい感覚』を感じられる。


『ドドドドドドドドド』
目を下に下ろすと、そこには『女性の乳房』のみと思われる部位があり
『栄』の手にくっつくように貼りついている。きめこまかく暖かい。
乳首は薄いピック色をしており、硬くなってきている。

『若山』が軽く喘ぎ声を上げる。

『若山』「アッ・・・・ン・・・・!」
『ドドドドドドドドドドドドドドド』

『若山』が軽く開いた口の中には・・・・『舌』が『無くなっている』ように見えた。
一瞬のことの為、錯覚かとも思われたが確かに『舌』が無かった。

『すっ・・・・する・・・・!』
ふと、股間に何かが『滑り込む』ような感触を覚える。『栄』の肉体は快感を感じている。
現在距離『20センチ』。

59:2006/06/09(金) 20:13:45
>>58
(ううッ……!
 体が……バラバラにッ……?
 いや、でもしかし……)

こんな場所でやるのはよくないと思いつつも本能には勝てない。
流れに身を負かす。

60『?』:2006/06/09(金) 23:43:07
>>59
『栄』は、流れに身を任せ『若山』に体を委ねる・・・・。



『○△※×▽★!!・・・・☆◎■▽▲※!!!』

快感の波が押し寄せ、勃起したものを生暖かいものが包み込む感覚がある。
現在距離『マイナス14センチメートル』。

目の前の『若山』の肉体はバラバラ・・・・ところどころ空洞のようにも見える状態となっている。
肉体の部分部分が『栄』と『若山』は『くっついているような状態』。

『・・・・ドッ!・・・・どくどくどく・・・・!』
白い液体が出るとともに『栄』の力が抜け、その場に膝から崩れ落ちる。

61:2006/06/16(金) 21:12:28
>>60
「……ッうっ……!!」


地べたに座り込みながらも若山へのフォローはしっかりする。

「はァ……はァ……」

62『?』:2006/06/17(土) 04:05:15
>>61
『バス!バスバスッ!』

『ドドドドドドドドドドドドド」

『栄』の体に纏わりつくかのように『若山』の肉体が部分部分バラバラになり
『栄』の全身をまさぐっていく。快感に支配され、力が入らない。
『若山』が、口を開く。『栄』の口の中に入り込んでいた異物感がなくなる。

『若山』「『栄』さんなら、全部曝け出しても『受け止めてくれる』と思うんです。
私、軟弱な人ばかり好きになってしまっていつも『押しつぶしてしまう』ところがあって。
『受け止めて』くれますか?初対面でここまで『熱い気持ち』は本当に初めてなんです。」

『栄』は意識が次第に正常に戻ってくる。
『若山』の白衣の胸元にボールペンとピンセットがあることに気付く。
『若山』の太ももが『栄』の足に絡みつく。力はそれほど強いわけでも無い。

『若山』「・・・・『栄』さん、私とお付き合いしてくれませんか?」

63:2006/06/23(金) 22:41:26
>>62
「もちろん。
 こちらこそよろしくお願いします……
 でも……とりあえず服着て落ち着きませんか?」

若山を抱いて一緒に椅子まで行こうとする。

(実験とかするから……ピンセットが常に必要なのかな。
 あんまり見ないけど)

64『?』:2006/06/24(土) 02:37:50
>>63
『栄』は『若山』を抱きかかえ、椅子に移る。

『ドドドドドドドドドドドドドドドドド』
『栄』は、再び体の自由が利かなくなる。

『・・・・ギィ!・・・・ギギギギギィ!』
奇妙な『泣き声』のようなものが聞こえる。
手元を見ると『赤い赤ん坊』のような不気味な映像が見える。
良く見るとその映像は透き通っており、床が確認出来る。

『若山』「喉、乾きませんか?お水を飲みませんか?」

65:2006/06/26(月) 00:21:37
>>64
「え、ええ…… ッ!?」

(また……体がッ?
 しかも……この変な赤ん坊みたいなのは……?)

「ちょ、ちょっとすいません若山さん。
 これ……見えます?」

『赤ん坊』を目で示して尋ねる。
先程と同じように口内に水が出現するのを予想して飲む準備をしておく。

66『?』:2006/06/28(水) 02:40:31
>>65
『若山』は、愛くるしい顔を『栄』に近づけると可愛らしく笑う。
顔は、先ほどの『情事』の余韻を残しているのか、薄く赤らんでいる。

『若山』「ウフフ。やっと『見えてきた』みたいですね。
それが、私の『スタンド』・・・・『レイバー・オブ・ラブ』なんです。
『それ』が見えてきたっていうことは、私と『栄』さんの『愛情』が深まっている証なんです。」

『栄』の口内に、大量の『水』が溢れ出す。
あらかじめ飲み込む準備をしていた為、さほどのショックは無かったが。

『・・・ゴブォ!・・・・ゴボボボボ!・・・・』
飲みきることの出来ないような大量の水が『口』に入り込む。
思わず口から水を吹き零してしまう。

『若山』「ダメなんです。段段・・・・段段『調節』効かなくなってくるんです。」

67:2006/07/03(月) 21:01:42
>>66
「ううッ……
 折角の若山さんの気持ちにすまないですけど……
 もう十分です、失礼!」

ごみ箱の上で口を開けっ広げにし、飲まずに出してしまおうとする。
吐くのではないので苦しく見苦しくもないはず。

68『?』:2006/07/04(火) 03:37:44
>>67
『若山』は、ぽろぽろと大粒の涙を流しながら『栄』を見つめる。

『若山』「『嘘つき』ですね。・・・・私を受け止めてくれるって言ったのに。
『栄』さんになら、全部曝け出してもいいって思ったのに。うっ・・・うっ・・・。」

『ぼじょぼじょぼじょじょじょじょじょじょ!』
『栄』はゴミ箱の上で口を開ける。大きな缶を入れるダストボックスだったが
蛇口で水を入れるようにあっという間に水がそのかさを増していき、半分くらいまで水が溜まる。

『若山』「うっ・・・・うっ・・・・ひっく・・・・ひっく・・・・。」
『若山』は、ぼろぼろと涙を零しながら『栄』に背を向けると小走りにその場から立ち去ろうとする。
『栄』の口に溢れていた『水』はダストボックスをいっぱいにするあたりで止まる。
・・・・『スタンド』と『若山』が呼んでいた『赤ん坊のような像』は『栄』の側に残っている。

69:2006/07/06(木) 22:55:20
>>68
「そ、そんな気はないですよ。
 ただ、さっき『調節』が聞かないって言ってたでしょ?
 僕があなたの代わりに『調節』した……って事ですよ」

やさしく宥めつつ慌てて若山を追う。
そして『スタンド』とやらに軽く触れてみようとする。

70『?』:2006/07/07(金) 01:13:16
>>69
『栄』は『若山』を追う。

『若山』「うえぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜んんんん!!!
『栄』さんが嘘ついたぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!
うぇぇえぇぇ〜〜〜〜〜〜んんん!!!」

『若山』の可愛らしい顔がくしゃくしゃになるほど涙で濡れている。

『若山』「うぇぇぇぇ〜〜〜ヒック・・・えぇぇ〜〜〜〜ん!!!」
『栄』は『スタンド』に触れようとするが、手が素通りしてしまい触れることが出来ない。

『ザックゥ!』
・・・・鋭い痛みが『栄』のふくらはぎのあたりを襲う。
見ると『スタンド』がいつの間にか持っていた『ピンセット』を『栄』に突き立てている。

71:2006/07/13(木) 22:20:43
>>70
「うぐッ!?」

若山を追い掛けつつもなんとかピンセットを払い除けたい。
きっとたいした傷ではないだろう……と思いたい。

(くッ、可愛い顔してるけど……ちょっと『アレ』だな……
 その上こんな超能力あるとすればなァ……)


「若山さん! 誤解ですよ!
 謝りますから落ち着いて話を聞いてください!」

声に荒れた感じを見せないように努めてやさしく引き止めたい。

72『?』:2006/07/14(金) 00:11:43
>>71
『栄』は『若山』の肩を掴み、引き止める。

『若山』「っく・・・ひっく・・・・ひっく・・・・!」
『若山』はいつの間にか取出していた携帯にメールを打ち込んでいる。

『アンドレ、また男の人に裏切られそう。
なんで男ってみんなこうなのー(つДT )
ヤパーリ私ストレート過ぎるから駄目なのかなー(ーー;』

『若山』「・・・・・ごめんなさい。出会ったばっかりなのに。
やっぱり私、少し落ちついたほうが良いと思うんです。
今日はこのへんで終りにしませんか?」
『若山』は俯きながら上目遣いで『栄』に答える。

73:2006/07/30(日) 00:17:01
>>72
(あ、『アンドレ』?
 突っ込みどころ満載だけど……
 ひょっとして『アンドレ』って例の『スタンド』とやらか?)

ちらりと警戒しながら『スタンド』の様子をうかがう。

「そうですね、確かにお互い少し落ち着いたほうがいいですね……
 でも、僕はまだ若山さんといたいんです。
 こんな突然の出会い……それに僕にとっては全く未知の『スタンド』について。
 混乱する要素は多いですけど……
 座ってしばらく静かに、何もせずに休みませんか?」

精一杯やさしさと包容力をアピールするように話す。

74『?』:2006/07/31(月) 21:56:17
>>73
『栄』は『スタンド』と呼ばれる物体の様子を窺う。
すでに『ピンセット』は放り投げており持っていないが
『栄』の足元にぴったりとくっくき、離れていない。

『若山』は、こくりと頭を下げる。
『栄』と『若山』は近くのテーブルに2人で腰掛ける。

『若山』「ごめんなさい『栄』さん。私、恋人として失格ですよね。」

75:2006/08/09(水) 00:23:17
>>74
「いえ、まったくそんなことありませんよ。
 若山さんは……恋人としての資質は満点ですよ。
 まあ僕もそんなエラソーな事言えませんけど
 熱い想いに思いやり、その一途さ。
 まったくすばらしいですよ、尊敬します」


『スタンド』を気にしつつも思いやり深く話し掛ける。


「ただ……ちょっぴり使い場を間違えちゃってるだけなんですよ、多分
 その……加減ってヤツですか?
 どう思いますか?」

76『?』:2006/08/09(水) 01:41:53
>>75
『若山』は上目遣いで『栄』を見る。

『若山』「間違っていても、治せないんです。
それを『受け止めてくれる』・・・・『栄』さんならそれが出来ると感じたんです。
でも、男の人ってみんな『嘘吐き』なんです。

『スタンド』を離した瞬間に、きっと『栄』さんは私から離れてしまうんでしょう?」

『若山』の手に『ボールペン』が握られる。

77:2006/08/15(火) 22:04:49
>>76
「ちょっ、落ち着いて話しましょうよ若山さん。
 恋人の間柄として重要な事の一つは『互いを高めあうこと』ですよ。
 『できない』って切り捨てちゃダメなんです。
 もちろん僕だって若山さん以上にあなたを受けとめれるように頑張りますし」

若山の両手をそっとやさしく握って話す。

78『?』:2006/08/16(水) 01:32:24
>>77
『若山』「はっ!・・・・・すみません、私、また興奮してしまって。

おっしゃる通りだと思います。でも、今日はもう駄目なんです。
1度帰って頭を冷やしたいと思います。ゆっくりと冷静に考えたいんです。」

『若山』の表情に、ようやく冷静さが戻ってくる。

79『?』:2006/08/31(木) 01:33:33
『栄』の『遺体』が見つかったのは、事件から『7日目』のこととなった。
彼に何があり、どんな事態に巻き込まれたのか?
・・・・・・目撃者も無く『事件』は迷宮入りする。

彼の干からびた最後の表情は、恐怖に歪んでいたらしい。

『栄』→『死亡』

80『?』:2006/08/31(木) 01:35:48
ミッション『国立寄生虫博物館』→『The End』

81『国立寄生虫博物館』:2006/08/31(木) 01:41:29
『栄』

『若山』「ごめんなさい『栄』さん。私、恋人として失格ですよね。
途中で私から逃げ出すチャンスがあったのに逃げ出さずに慎重すぎました。
女性の心理を掴むのは『優しさ』だけじゃあ物足りなかったんです。」
(『クイーン』サイドからの総評。『no name』は関連無し。)


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