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おちゃめくらぶ掲示板

2583御茶目菜子:2021/03/13(土) 13:15:11
私がRX100M6を買った理由(ワケ)
またしても新しいデジカメを買ったにょ。
今回買ったのはソニーのCybershot DSC-RX100M6にょ。
https://twitter.com/ochame_nako/status/1368406081873932291
中古で税込7.3万円(税別6.4万円)だったにょ。

コンデジなのに中古で7万円というのは糞高いと感じるかもしれないけど新品だと12万円くらい
する現行機種であるため新品と比べると5万円くらい安いにょ。
最新モデルはM6ではなくM7だけどM7は新品だと14万円くらい、中古でも10万円くらいするにょ。
M7はM6よりもさらにAF性能が向上(M6でも十分爆速)しているし、マイク入力が可能である
ため動画メインの人ならばM7の方がいいかもしれないけど私は静止画メインで動画も撮ると
いうレベルであるためそこまでマイク入力に対する強い拘りがないためコスパを考えてM6の
中古にしたにょ。

私が今までに買ったコンデジは30台以上あるけどその中でソニーのコンデジは全部で9台にょ。
羅列するとP10、T1、TX1、WX100、WX300、WX300、RX100M3、WX350、RX100M6という感じに
なるにょ。
WX300が2つあるのはミスではなく同機種を買い換えたためにょ。
この中でメインコンデジになったのはTX1以降でそれ以降はソニーのコンデジが私の撮影を
支えているにょ。
もちろん、撮影目的で出かける時は別途デジタル一眼を使っているのだけどコンデジを使う
理由は手軽さと小型さを求めているためにょ。


RX100M6を購入に至るまでの流れを理解してもらうためにここで少し私のデジカメ(主に
コンデジ)の変遷を簡単に書いていくにょ。
私のデジカメの原点といえるのが90年代に購入したPDA「パワーザウルス MI-610DC」にょ。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980303/sharp.htm
これはPCカードスロットに装着できるデジカメユニットがセットのモデルで当時は定価で
168000円だったにょ。
静止画は最大でVGA(640x480)で動画撮影機能は無し(ユーザー制作のアプリによって
音無しの160x120くらいの動画は撮影できた)という今となっては貧相な使用だけど当時は
非常に重宝できたにょ。
撮影、編集、テキスト入力、FTP、Web閲覧がすべて1台でできためポケットの中に納まる
小型端末で今のスマホのようなことが20年以上前にはすでにできていたからね。

それから2000年代に入り手に入れたのがeggyにょ。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/cda/article/stapa/3151.html
これはWebに繋がるコミュニケーションツールだったけど私が一番のメインで使っていたのが
動画撮影機能にょ。
QVGA(320x240)ながらMPEG4で撮影できたので非常に重宝したにょ。
当時はようやくコンデジが動画に対応しはじめたという時期であり、動画もMotion JPEGが
主流でファイルサイズの割には画質がダメだったにょ。
eggyを作ったのはシャープであり、シャープはeggyを作る前にインターネットビューカム
というMPEG4動画を撮影できるデジカメを作っていたにょ。
しかし、インターネットビューカムが実売4万円程度だったのに対してeggyは値崩れにより
1万円を切っていたため動画撮影性能は大差ないことを考えると動画目的で買うならば
eggyは非常にコスパの良い端末だったにょ。

2003年に手に入れたのがV601SHにょ。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/cda/article/mobile_catchup/16876.html
これはデジカメではなくケータイ(ガラケー)にょ。
カメラ付き携帯はJ-SH04ですでに実現されていたし、2003年の時点で私は数台のコンデジを
持っていたためたかがケータイのカメラを紹介するまでもないけどケータイのカメラなのに
普通のコンデジに匹敵する画質だったのに非常に驚かされたにょ。
200万画素という画素数も当時の普及型コンデジと同レベルだったからね。
そして、驚いたのが動画機能にょ。
QVGAでeggyよりも滑らかで高画質な動画撮影ができたにょ。
つまり、その時点で私が持っていたデジカメに匹敵する静止画と私が持っていたデジカメを
超える動画を撮影できたというわけにょ。(翌年にSV-AV35を買って動画のなめらかさでは
追い抜かれたけど)
では、コンデジを捨ててV601SHをメインコンデジ代わりに使えるかというとそうではなく
最高画質ではレスポンスが悪すぎて全く実用にならなかったためにょ。
何せ1枚撮影するごとに15秒くらい待たされていたからね。

2005年になるとデジカメはだんたん高画質になってそろそろ銀塩カメラ(普通のフィルム
カメラ)を置き換えようかと思っていたもののデジタル一眼を買うのは資金的に厳しいと
いうことでメイン撮影に据えるために目を付けたのがネオ一眼にょ。
買ったのはLUMIX FZ-5で発売してすぐに買ったにょ。
https://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2005/03/14/1141.html
私が買ってきた他のコンデジよりも優れた高画質だったもののデジタル一眼と比べると
画質の差は歴然で見た目は一眼レフっぽいけど極小センサーの限界を感じ始めたのもこの
時期にょ。
FZ-5を買うことでAPS-Cセンサーを搭載したデジタル一眼への興味がより強くなりその後
ニコンD50、ペンタックスK200D、ニコンD7000を買って現在に至っているけどデジタル
一眼の話をすると長くなるのでまたコンデジの変遷に戻すにょ。

コンデジの性能はどんどんよくなり、L版プリントやWebで公開する写真ならば十分の性能
になってきたけどやはり動画の性能が物足りなくなってきたにょ。
QVGAではなくVGAでキレイに撮れるものを・・・と思い買ったのが、ビクターのEvrio
GZ-MC100にょ。(新品が値崩れをしていたため2万円くらいで購入)
https://av.watch.impress.co.jp/docs/20040914/victor.htm
これはデジカメではなくデジタルビデオカメラだけどポケットサイズでDVDクオリティーの
MPEG2動画が撮影機能なカメラにょ。
記録媒体は標準でマイクロドライブが採用されていてCFカードやSDカードも使用することが
できたにょ。
ただし、電池が持たない、動作がもっさり、ビットレートの割に画質がイマイチですぐに
使わなくなったにょ。

PCのマシンスペックも上がり、モバイルノートでもHD動画(720p)が再生できるように
なったのでHD動画を撮影できるものを・・・ということで買ったのがXacti HD2にょ。
https://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2007/02/07/5537.html
動画用としては非常に素晴らしいカメラだったにょ。
まさにV-LOGに最適なカメラにょ。(広角側が少し弱いため自撮りは厳しいけど)
昨今はYouTubeをはじめ多数の動画共有サイトやSNSで気軽に動画を公開できV-LOGという
言葉も普及してきているけど同時はYouTubeも今ほどは盛り上がっておらず日本においては
ニコニコ動画が大人気の時代であり、Xactiのようなカメラは今だったら当時よりも売れ
そうな気がするにょ。

2010年に入り普通のデジカメにおいても720pが当たり前になっていてそろそろ動画カメラと
静止画カメラを分けるのではなく一本化したいということで買ったのがソニーのTX1にょ。
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/336542.html
今では当たり前だけど当時は世界発の裏面照射CMOSセンサーということでその性能が気に
なって買ったものの静止画はノイズが多すぎて日中でもマルチショットでノイズを低減
しないと使えないレベルだったにょ。

2012年に買ったWX100が私にとっての普及型コンデジの「必要十分」を満たすレベルに
到達したにょ。
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/514930.html
裏面照射センサーもようやく納得できる画質になり、普及型コンデジでありながら
ISO12800で撮影可能だったにょ。
そして、何よりUSB充電が可能になったのは大きいにょ。
TX1は東京旅行に持って行った際には電池切れを起こして撮影ができなくなってしまった
けどUSB充電ができればモバイルバッテリ経由で充電が可能だからね。
WX100の後にWX300を2台とWX350を買ったけどこれは20倍望遠を求めたからではなく
30倍望遠は要らないからコンパクトなボディが欲しかったというだけにょ。

WX100、WX300を使うことで分かってきたのが画質の限界にょ。
実は2000年代の10年間には著しい進化があったコンデジの画質も最近10年間では本当に
微々たる変化にとどまっているにょ。
では、デジカメの進化が止まったのかというとそうではなく主戦力がコンデジからスマホへ
移っただけにょ。
スマホのプロセッサ性能アップやAIの熟成によってここ数年は普及型のコンデジはスマホに
画質で差を付けられているにょ。(ガラケーはプロセッサー性能が低く一部のカメラ重視の
機種以外はコンデジに劣る画質だったけどスマホはガラケーと比べてプロセッサー性能が
圧倒的に高くセンサー性能がコンデジと同レベルであれば得られる画質はコンデジを上回る)
つまり、今となっては1/2.3インチセンサーを搭載のコンデジをあえて買う意義は例えば
「光学30倍ズーム」等の付加価値に十分な価値を見出せるかどうかで決まるというわけにょ。
スマホの画質より上だと思って量販店で3万円の1/2.3インチセンサーのコンデジを買ったり
したら性能にがっかりしてしまうにょ。
普及型コンデジの売り上げが10年前と比べて壊滅的なレベルまで落ち込んでいるのは
当然の結果だと思われるにょ。

では、ある程度の画質が欲しいという場合にはどうしたら良いかというと大型センサーを
搭載のデジカメを買うしかないにょ。
1インチセンサーを搭載のデジカメならば1/2.3センサーの約4倍の面積、APS-Cセンサーを
搭載のデジカメならばさらに3倍の面積、フルサイズセンサーならばさらにその2倍以上の
面積になるにょ。
センサーの面積が大きければ受ける光の量が増えるため性能に直結するにょ。
スマホのカメラの性能が上がっても約4倍の1インチセンサーを搭載のデジカメならば画質で
十分に対抗したり場合によっては上回ることが可能になるにょ。
ただし、センサーサイズが大きくなればなるほど筐体やレンズが大きくなったり、高価に
なるという弊害があるにょ。
普通のコンデジのサイズを保ちつつ画質をそれなりに求めるならば1インチセンサー搭載
機種を選ぶのがベターにょ。
ソニーならばRX100シリーズ、PanasonicならばTXシリーズ、キヤノンならばG7Xシリーズが
これに該当するにょ。

というわけで、私が昨年中古でRX100M3を買ったという話に繋がるわけにょ。
このRX100M3は24-70mm相当の2.9倍ズームとなっているにょ。
この焦点距離では普段使いでも物足りない場合もありし、接写性能も物足りなかったため
WX300やWX350を併用していたにょ。
このRX100M3は画質面では満足できたもののAF性能は不満があったにょ。
これが普及型のコンデジならば「こんなものだろう」で済ませられるけど普及型コンデジの
数倍の価格である高級コンデジに該当する製品なのでより不満が高まっていったにょ。

というわけで、まずは購入候補を絞ることにしたにょ。

 ◎購入条件(絶対条件は1インチ以上の大型センサーを搭載)
 (1)サイズはRX100M3と比べて大きすぎない
 (2)AF性能がM3を上回る
 (3)ズームレンジはM3と同等以上
 (4)レンズは暗すぎない
 (5)接写性能はM3より上
 (6)EVFを搭載
 (7)チルト(自撮り対応)もしくはバリアングル機能を搭載
 (8)USB充電可能
 (9)予算の上限は7万円程度

補足すると(1)はコンデジとして考えると私にとっては大きく重くなって高性能になっても
無意味だからにょ。
(2)はM3で感じている不満点だからこれが解消できないと買う意味がないにょ。
(3)は広角側は24?もしくはそれよりも広角に対応、望遠側は70?もしくはそれよりも
望遠に対応ということにょ。
(4)レンズはM3がF1.8-2.8のかなり明るいレンズを搭載しているためこれと同等以上となると
選択肢がほとんどなくなるからある程度は許容としたにょ。
ただし、広角側がF2.8より暗かったり、望遠側がF5.6より暗かったらその時点で対象外にょ。
(5)も実はM3での不満点だったからせめてM3より接写性能が上回って欲しいにょ。
(6)EVFはM3では144万ドットだったからやはりそれと同等以上のものは欲しいにょ。
(7)M3のチルト機能は上方向が180度、下方向が45度まで対応しているのでそれくらいは
最低でも欲しいにょ。
(8)これは上記のように2012年の段階で必要性を痛感しそれ以降のコンデジは絶対条件と
して挙げているけど2012年当時はUSB充電が可能な機種は少なかったけど今となっては大半の
機種が対応しているので特に問題はなさそうにょ。
(9)さすがにいくら高性能でもコンデジに10万円はちょっと・・・と考えてしまうので予算は
7万円程度にしたにょ。(良い製品ならば多少の予算オーバーは可)

以上の条件を満たす製品を絞り込むと次のようになるにょ。

       レンズ   マクロ  サイズ     重量 中古価格相場
RX100M4  24-70mm F1.8-2.8 5? 101x58.1x41mm   298g 4万円台
RX100M5  24-70mm F1.8-2.8 5? 101x58.1x41mm   298g 5万円台
RX100M5A  24-70mm F1.8-2.8 5? 101x58.1x41mm   299g 6万円台
RX100M6  24-70mm F2.8-4.5 8? 101.6x58.1x42.8mm 301g 7万円台
G5X MarkII 24-120mm F1.4-2.8 5? 110x60.9x46mm   340g 7万円台

1インチセンサー搭載コンデジは多数発売されているものの絞り込みによって残ったのは
この5機種だけにょ。
この中には残らなかったもののオススメできる機種としてはレンズが暗いため選考外に
なったけどLUMIX TX1は10倍ズーム搭載でありながら中古で3万円台なので1インチセンサー
搭載で安価な高倍率モデルが欲しい人にオススメにょ。
あとLUMIX LX9はEVF非搭載であるため選考外になったけど24-72mm F1.4-2.8という非常に
明るいレンズを搭載しているため暗所性能広角のボケを重視している人にはオススメにょ。
何気にマクロも3?だし、中古相場は4万円台と安価にょ。


上記5機種の中で私が選んだのは冒頭に書いたようにRX100M6にょ。
M3はAF性能は普及クラスのコンデジと同レベルと弱かったのがM5では1インチセンサー
としてはの初の像面位相差検出センサーを作りRX100M5に搭載されたにょ。
これによって、AF性能(特に動体に対する性能)は飛躍的に高まったにょ。
M6にはこれをさらに進化させた爆速AFが搭載されているにょ。

しかし、私が今回買ったのはM5ではなくM6にょ。
M6がM3〜M5Aと比べて大きく変わった部分といえば24-70mmF1.8-2.8の2.9倍ズームから
24-200mmF2.8-F4.5の8.3倍ズームになったことにょ。
ズーム倍率が高くなり様々な被写体にも対応できるようになった反面でレンズが1段半も暗く
なっているので暗所性能では劣り、M6はM3よりも3世代新しい後継機とはいえM6の方が
すべての面でM3より優れているわけではないにょ。
そのためM5〜M5のレンズを搭載の新機種を望んでいる人もいてM5をM6相当のAFや画像処理
エンジンを搭載した(ただし、レンズや筐体はM5のまま)にしたM5Aが発売されたにょ。
RX100シリーズはすべてが現行製品という中でM5だけがM5Aの登場によって生産終了したにょ。

確かにRX100M6はM3と比べてレンズが1段半暗いにょ。
そのため暗所性能においてはM3の方がM6を上回るにょ。(ただし、M6はM3と比べて画像
処理エンジンの改良があるため単純にM3が1段半分画質で上回るわけではない)
おまけにマクロにおいてもM3は最短5?、M6が最短8?でスペック上ではこれも暗所性能と
同じくM3の方がM6より優れているように見えるにょ。
しかし、暗所性能とは異なり、実は接写性能はM6の方が上にょ。
それはM3は広角端(24?)のみ5?に対してM6は50?付近まで8?まで寄れるためにょ。
https://twitter.com/ochame_nako/status/1368408925926682624
これを見てのように24?の広角端で撮影する場合を除きM6の方が接写性能で上回っているのが
分かるにょ。

私はこれまでコンデジはWX350とRX100M3との2台体制だったけどあえてM5(M5A)を買わずに
M6にしたのはM5を選択したらM3が不要になるためにょ。(G5X MarkIIにしなかったのも
この理由に加えてわずかなサイズ、重量アップが結構気になってしまったため)
しかし、M6を購入することでM3を活かすことができ、これにより1インチセンサーで24-200mm
F1.8-4.5という素晴らしい環境が手に入ったにょ。
やはり、1台ですべてを任せるから「レンズが暗い」「望遠が足りない」等の不満が出てくる
わけであり、複数台用いてお互いの弱点を補完しあうのが解決策だと言えるにょ。
どうしても、1台だけで済ませたい場合もM6を使えば大抵の被写体にとか対応できるにょ。

M6はAFスピードが爆速(私がメインで使っているデジタル一眼D7000より速い)だし、
24〜200?をカバーしていて普段の撮影には困らないし普通のコンデジよりも高画質なので
持ち物を減らしたいけど画質はそれなりに確保したいという場合には最適にょ。
旅行ならばこれ1台で済ませることも可能にょ。
200?では少し物足りないという人でもさらに2倍の400?の超解像ズームでも普通のコンデジ
レベルの画質は確保できるため1000?クラスの超望遠が必要という人以外は十分満足でき
そうな感じにょ。
そして、M6からようやくタッチに対応したためタッチフォーカスによって画面上の任意の
場所に簡単にピント合わせが可能になったのもすごく便利にょ。
とりあえず、現時点では私の中での最適解だと追われるにょ。




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