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音楽指定で即興するけどお題ある?

260保冷剤 ◆xl4B3i0CLs:2006/07/09(日) 21:23:12 ID:T8QZhQM6
名を、荻野 健三郎(オギノ ケンザブロウ)

渡瀬がらみで、彼に突っかかるようになった、人事課に勤める出世頭である。
仕組みは単純にして明快。

渡瀬は臼井に恋心を抱いているという事実。
荻野が渡瀬を気にかけているという事実。
臼井は萎びた中年で既婚であると言う事実。
渡瀬は若く、将来もあり狙うものは多い事実。
荻野は以前から臼井を嫌っていたという事実。
渡瀬はなお怯まずアピールを続けている事実。

以上から導かれる、現状の解釈は一つ。

…………………
しかし、臼井はそれで渡瀬をも邪険にする男ではなかった。
それゆえか、日に日にエスカレートしてゆき。

ある日は。

「先輩、今晩はお暇ですかー?よろしければ焼き鳥の美味い店がぁあああ!!?」
どさどさどさ。
「臼井さん明日までこの図面仕上げておいてくださいお願いしますねもし出来なかったら左遷。」
「………都市計画の担当は俺じゃないだろ……」
「水道局で一番詳しいのはあなたです。やらないなら左遷。」
「わかった……」
「あの、手伝いましょうかぁああああああああ!!?」

帰り支度の済んだ渡瀬を引っぱって強引に出入り口に向う荻野。

「あなたは今週残業してはいけません。労働基準法最近うるさいですからね。」
「せんぱーい!すいませーーーちょっひっぱんないでよっ!?」
「いいから帰る。電車でちゃいますよ。僕も一緒の方向ですから痴漢避けに同乗しましょう。」


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